JPH11249248A - ハロゲン化銀乳剤 - Google Patents

ハロゲン化銀乳剤

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JPH11249248A
JPH11249248A JP37312198A JP37312198A JPH11249248A JP H11249248 A JPH11249248 A JP H11249248A JP 37312198 A JP37312198 A JP 37312198A JP 37312198 A JP37312198 A JP 37312198A JP H11249248 A JPH11249248 A JP H11249248A
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mol
silver halide
solution
grains
halide emulsion
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JP37312198A
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Mitsuo Saito
光雄 斎藤
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かぶり濃度が低く、圧力かぶりが少なく、色
増感感度が高く、感度と粒状性に優れるハロゲン化銀乳
剤を提供する。 【解決手段】 全ハロゲン化銀粒子の投影面積の合計の
80%以上が主平面が{100}面の平板状粒子であ
り、その平均アスペクト比が1.3〜7.9であり、塩
化銀含率が50モル%以上であるハロゲン化銀乳剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料の分
野において有用なハロゲン化銀(以後、AgXと記す)
乳剤に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも核形成工程と熟成工程とを経
て、主平面が{100}面で、アスペクト比が1.5〜
7.0の平板状粒子を含有するAgX乳剤は特開昭51
−88017号公報に記載されている。この公報の記載
によると、AgX乳剤は、熟成工程の際にNH3を0.
1〜1.0モル/リットル共存させることを必須として
いる。NH3を共存させて熟成すると、得られる平板状
粒子は低アスペクト比化するが、生成粒子のかぶり濃度
が高くなるという欠点がある。
【0003】一方、特公昭64−8323号公報には、
熟成工程をAgX溶剤の不存在下に実施して、平均アス
ペクト比が8以上の高アスペクト比の平板状粒子を含有
するAgX乳剤を製造する方法が開示されている。平均
アスペクト比8以上の平板状粒子は、感光材料として用
いられた場合、圧力特性が悪く、圧力かぶりを発生する
という欠点を有する。従って、アスペクト比が8より小
で、圧力かぶりが発生せず、かつ、かぶり濃度の低い平
板状粒子を含有するAgX乳剤の開発が望まれている
が、そのような乳剤は知られていない。平板状粒子は、
他の形状のAgX粒子に比べて特に色増感感度が高いと
いう特徴を有する。
【0004】なお、前記公報に記載の製造方法では、い
ずれの粒子も、核形成工程と熟成工程のみで製造されて
いるため、AgX乳剤の収量が低く、粒径を自由に制御
できないという問題も存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、全A
gX粒子の投影面積の合計の35%以上が主平面が{1
00}面の平板状粒子であり、該平板状粒子の平均アス
ペクト比が1.3〜7.9であり、かぶり濃度が低く、
圧力かぶりが少なく、色増感感度が高く、感度・粒状性
に優れたAgX乳剤を高収量で提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記の
ハロゲン化銀乳剤により達成される。 1)全ハロゲン化銀粒子の投影面積の合計の80モル%
以上が主平面が{100}面の平板状粒子であり、その
平均アスペクト比が1.3〜7.9であり、塩化銀含率
が50モル%以上であることを特徴とするハロゲン化銀
乳剤。
【0007】2)全ハロゲン化銀組成の90モル%以上
が塩化銀からなることを特徴とする上記1)に記載のハ
ロゲン化銀乳剤。 3)全ハロゲン化銀組成の95モル%以上が塩化銀から
なることを特徴とする上記2)に記載のハロゲン化銀乳
剤。 4)上記平板状粒子の平均アスペクト比が3〜7.6の
範囲にあることを特徴とする上記1)に記載のハロゲン
化銀乳剤。 5)上記平板状粒子が、単分散の粒子サイズ分布を持
ち、変動係数が30%以下であることを特徴とする上記
1)1もしくは4)に記載のハロゲン化銀乳剤。
【0008】6)上記平板状粒子が、コア層と二層以上
のシェル層を有し、各層間のI-含率差が1〜10モル
%の範囲にあることを特徴とする上記1)、4)もしく
は5)に記載のハロゲン化銀乳剤。 7)上記平板状粒子のシェル層の最外層のI-含率が、
その最外層よりも内側にある層のI-含率よりも低いこ
とを特徴とする上記6)に記載のハロゲン化銀乳剤。 8)上記平板状粒子が粒子成長時に、直径0.006〜
0.15μmのハロゲン化銀微粒子を添加して成長させ
て得た平板状粒子であることを特徴とする上記1)に記
載のハロゲン化銀乳剤。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のハロゲン化銀乳剤は、全
ハロゲン化銀粒子の投影面積換算で全体量の80%以上
が、主平面が{100}面の平板状粒子であり、該平板
状粒子の平均アスペクト比は1.3〜7.9、好ましく
は2〜7.6、より好ましくは3〜7.0である。更に
は該平板状粒子の平均投影粒径は10μm以下であるこ
とが好ましく、0.2〜5μmの範囲にあることがより
好ましい。ここでアスペクト比とは、平板状粒子の(直
径/厚味)を意味し、直径とは、粒子を電子顕微鏡で観
察した時、粒子の投影面積と等しい面積を有する円の直
径を意味するものとする。また厚味は、平板状粒子の主
平面間の距離を意味する。平均アスペクト比とは、全て
の平板状粒子のアスペクト比の平均値を意味する。平均
投影粒径とは、すべての平板状粒子の直径の算術平均値
を意味する。主平面とは、一つの平板状粒子において二
つの平行な最大外表面を意味する。平板状粒子の粒子サ
イズ分布は単分散であることが好ましく、変動係数は4
0%以下であることが好ましく、30%以下であること
がより好ましい。
【0010】本発明のハロゲン化銀乳剤は、少なくとも
核形成工程および熟成工程を経て製造される。まず、核
形成工程から説明する。 (1)核形成工程 分散媒と水とを含む分散媒溶液中に、攪拌しながらAg
NO3 溶液とハロゲン化物塩(以後、X- 塩と記す)溶
液とを同時混合法で添加して核形成させる。核形成時に
形成されるAgX核のBr- 含率が、好ましくは60モ
ル%以上、より好ましくは80モル%以上の場合(これ
を以後、(A)の場合と記す)には、次に記す核形成条
件を利用することが好ましい。
【0011】核形成時における分散媒溶液中のBr-
度は10-2.3モル/リットル以下であることが好まし
く、10-2.6モル/リットル以下がより好ましく、10
-3モル/リットル以下が更に好ましい。Ag+ 濃度は、
10-4〜10-1.6モル/リットルの範囲にあることが好
ましく、10-3.5〜10-2モル/リットルの範囲にある
ことが更に好ましい。また、同時混合添加の前に、該分
散媒溶液中にCl- を、10-5モル/リットル以上、好
ましくは10-4.5〜10-3.2モル/リットル、より好ま
しくは10-4.2〜10-3.5モル/リットルの範囲の量で
含ませることが好ましい。この場合には、Cl- を含ま
ない分散媒溶液中に、攪拌しながらAgNO3 を添加
し、次にCl- 塩を添加した後に、同時混合添加する方
法を利用することが好ましい。ここでCl- を含まない
分散媒溶液とは、通常はCl- 含量が103 ppm以下
である分散媒溶液を意味する。Cl- 含量は、102
pm以下であることがより好ましく、10ppm以下で
あることが更に好ましい。添加するAgNO3 量は10
-4〜10-1.6モル/リットルの範囲にあることが好まし
く、10-3.5〜10-2モル/リットルにあることがより
好ましい。そして次に、添加するCl- 量は10-5モル
/リットル以上となるような量であることが好ましく、
10-4.5〜10-3.2モル/リットルの範囲になるような
量であることがより好ましく、10-4.2〜10-3.5モル
/リットルの範囲になるような量であることが更に好ま
しい。
【0012】核形成時の温度に制限はないが、通常、1
0℃以上が好ましく、20〜75℃が好ましい。核形成
後に物理熟成を行ない、非平板状粒子を消失させ、平板
状粒子を成長させる。核形成温度を高くすると、核形成
時においても熟成が起こり得る。Ag+ 塩の添加速度
は、容器中の溶液1リットルあたり2〜30g/分であ
ることが好ましく、4〜20g/分がより好ましい。核
形成時間は10分間以下が好ましく、5秒〜5分間がよ
り好ましく、10秒〜3分間が更に好ましい。容器中の
溶液のpHには特に制限はないが、通常、pH1〜1
1、好ましくはpH3〜10が用いられる。過剰Ag+
濃度や温度等の組み合わせに応じ、最も好ましいpH値
を選んで用いることができる。
【0013】平板状粒子が形成される為には、核形成時
に、らせん転位のような結晶欠陥が組み込まれ、特定方
向への成長が促進されることが必要である。該結晶欠陥
は、らせん転位であると確定されたわけではないが、本
明細書では以後、該結晶欠陥のことを、らせん転位欠陥
と呼ぶ。
【0014】核形成条件とらせん転位欠陥生成確率との
関係については特願平4−145031号明細書の記載
を参考にすることができる。欠陥生成確率を低くする
と、生成平板状粒子の主平面の形状は正方形に近づく、
これは正方形の対角線方向に該欠陥が1本入った粒子と
考えられる。欠陥形成確率を上げると、{100}面方
向に欠陥が1本入ったと考えられる棒状粒子や、隣接辺
比率1.2以上の粒子や、低アスペクト比の平板状粒子
(x、y、z方向にベクトルを有する欠陥を有する)も
混入する。従って欠陥生成確率を調節し、低アスペクト
比粒子の混入比率を許容範囲内に抑えて、平板状粒子の
生成確率を高くすればよい。ここで隣接辺比率と、一つ
の主平面を構成する4つの辺において、(最大辺長/最
小辺長)を意味する。また、x軸とy軸とは、粒子の
{100}面と平行な面上にあり、z軸は該面に垂直で
あり、それらは互いに直交する。
【0015】この場合、同時混合添加の前に添加するC
- の添加量を増加させる程、欠陥形成確率が増加す
る。この場合には、まずAgCl核、もしくはAgCl
含率の高いAgX核が形成される。次に、Br- 含率の
高いX- 塩溶液(Br- 含率が60モル%以上、好まし
くは80モル%以上)とAg+ 塩溶液とを添加すると、
該核上にBr- 含率の高い層が析出し、その時に格子定
数不斉やハロゲンコンバージョン等により結晶欠陥が形
成されると考えられる。
【0016】核形成時に形成されるAgX核のCl-
率が、好ましくは50モル%以上、より好ましくは80
モル%以上、更に好ましくは90モル%以上の場合(こ
の場合を、以後、(B)の場合と記す)には、核形成時
の分散媒溶液中のCl- 濃度は10-1.5モル/リットル
以下であることが好ましく、Ag+ 濃度は10-2モル/
リットル以下であることが好ましい。pHは2以上が好
ましく、5〜10がより好ましい。ゼラチン濃度は0.
1〜3重量%の範囲にあることが好ましく、さらに0.
2〜2重量%の範囲にあることがより好ましい。温度は
20℃以上が好ましく、30〜85℃がより好ましい。
【0017】核形成時に形成されるAgX核のI- 含率
は、前記のいずれの場合でも10モル%以下が好まし
く、5モル%以下がより好ましい。一方、Cl- の含有
モル比率に制限はなく、0〜100%が許容される。
【0018】(2)熟成工程 核形成時に平板粒子核のみを作り分けることはできな
い。従って、次の熟成過程において、オストワルド熟成
により平板状粒子を成長させ、それ以外の粒子を消滅さ
せる手段が利用される。熟成温度は、核形成温度より1
0℃以上高くすることが好ましく、20℃以上高くする
ことがより好ましい。通常は40℃以上、好ましくは5
0〜90℃、より好ましくは55〜80℃の温度が用い
られる。90℃以上を用いる場合は、大気圧以上、好ま
しくは大気圧の1.2倍以上の加圧下で熟成することが
好ましい。この加圧熟成法の詳細に関しては特願平3−
343180明細書の記載を参考にすることができる。
【0019】前記の(A)の場合には、熟成時のAg+
もしくはBr- の過剰イオン濃度を10-2.3モル/リッ
トル以下とすることが好ましく、10-2.6モル/リット
ル以下とすることがより好ましい。熟成後に得られる平
板状粒子のアスペクト比は、熟成時のAg+ もしくはB
- の該過剰イオン濃度に依存する。従って、熟成終了
時点で本発明のハロゲン化銀乳剤として使用する場合に
は、得られる平板状粒子のアスペクト比が、高すぎず、
低すぎず、前記の規定内に入るように、トライアンドエ
ラー法により過剰イオン濃度を最適に選ぶ必要がある。
最適濃度は、その他の熟成条件(例えば、pHや温度、
あるいはゼラチン濃度)により変化する為、それぞれの
場合に応じて、トライアンドエラー法で実験的に求める
ことが好ましい。
【0020】(B)の場合には、熟成時の過剰Cl-
度を10-1.2〜10-4モル/リットルの範囲の濃度とす
ることが好ましく、10-1.5〜10-3モル/リットルが
より好ましい。
【0021】本発明のハロゲン化銀乳剤の製造に際して
は、熟成工程に実質的にNH3 を共存させないことが好
ましい。ここで実質的にNH3 を共存させないとは、N
3濃度が0.1モル/リットルより低濃度、好ましく
は0.05モル/リットル以下、より好ましくは10-2
モル/リットル以下にあることを意味する。NH3 以外
のAgX溶剤についても実質的に共存させないことを意
味する。ここで実質的にとは、AgX溶剤濃度Z0 が、
好ましくはZ0 ≦0.5モル/リットル、より好ましく
はZ0 <0.1モル/リットル、更に好ましくはZ0
0.02モル/リットルを指す。かぶり濃度が高くなる
為である。熟成中、諸条件を保ちながら、銀塩溶液とX
- 塩溶液を低速度で添加することもできる。ここで低速
度とは、臨界添加速度の、好ましくは30%以下、より
好ましくは20%以下を意味する。
【0022】熟成終了時点で、そのまま本発明のハロゲ
ン化銀乳剤として使用することもできるが、通常は、下
記の要求を考慮して成長過程を設ける。即ち、1)所望
の粒子サイズの乳剤粒子を得る、2)AgXのモル収量
を上げる、3)形成された粒子をコア粒子として、異な
るハロゲン組成のAgX層を積層させ、コア/シェル型
粒子を形成する、もしくはコアと2層以上のシェル層か
らなる多重構造粒子を形成する為である。
【0023】熟成終了時点で本発明のハロゲン化銀乳剤
とする場合は、熟成工程において平板状粒子の投影面積
の合計が前記規定内に入るまで熟成する必要がある。但
し、次に成長過程を設ける場合でも、熟成終了時点で該
平板状粒子の投影面積の合計が前記規定に入ることが好
ましい。
【0024】熟成時のpHは通常は1〜12、好ましく
は2〜8、より好ましくは2〜6である。pHを低くす
る程、かぶり濃度は低下するが、ネガ感度も低下する
為、それぞれの目的に応じて、最も好ましいpHとpA
gとの組み合わせを選ぶことが好ましい。熟成時間は3
〜90分間が好ましく、5〜50分間がより好ましい。
熟成時間が短かすぎることは、熟成が急速に起こること
を意味し、製造再現性が悪くなる。
【0025】(3)成長過程 前記の(A)の場合についてまず説明する。Ag+ およ
びBr- の過剰イオン濃度を10-2.3モル/リットル以
下、好ましくは10-2.6モル/リットル以下の等量点近
傍で結晶成長させると、粒子はエッジ方向に優先的に成
長する。過剰イオン濃度を10-3モル/リットル以下に
すると最も高アスペクト比化し、主平面の形状は直角平
行四辺形となる。最終的に得られるAgX乳剤が前記規
定に入るように、成長条件を選べばよい。等量点からA
+ 濃度を増加させていくと、特に過剰Ag+ 濃度>1
-2.6モル/リットルでは、主平面形状が直角平行四辺
形となり、厚味方向の成長割合が増加する。等量点から
Br- 濃度を増加させていくと、過剰Br- 濃度が10
-4〜10-2.3モル/リットル域で、直角平行四辺形の角
が非対称的に落ち、厚味方向への成長割合が増加する。
結晶成長時のpBrを八面体粒子生成領域(AgBrで
は、例えばpBrが2以下)にすると、平板粒子の4つ
の角がすべて落ち、エッジ面が{111}面に変化し、
厚味方向へ成長し、ついには八面体粒子となる。従っ
て、目的に応じて該条件を選び、前記アスペクト比規定
の平板状粒子を得ることができる。
【0026】該成長時の溶質の添加方法としては、銀
塩溶液とX- 塩溶液との同時混合添加法、予め形成し
たAgX微粒子乳剤を添加する方法、両者の併用、を
あげることができる。これらの内、の方法がより好ま
しい。それは粒子成長時の過飽和濃度が共存する微粒子
の溶解度に均一に精密に制御される為である。平行双晶
面型平板粒子の場合と同様に平板状粒子の(主平面の線
成長速度/エッジ部の線成長速度)=xを制御する為に
は、該過飽和濃度を精密に制御する必要があり、本発明
の目的に合致する。通常、過飽和濃度を上げていくと、
xは増加し、単分散化する。一方、過飽和濃度を下げて
いくと、xは低下し、多分散化する。従って、過飽和濃
度は高すぎず、かつ、低すぎず、最適に均一に調節する
必要があるが、微粒子添加法は、これを可能にする。こ
れにより、得られる平板状粒子の単分散性が従来法に比
べて良化する。
【0027】平板粒子のエッジ部の選択成長は、機構的
には溶質イオンが主平面上で吸着と脱着とをくり返し、
最終的にエッジ部に沈積し、エッジ部が選択成長すると
考えることにより理解できる。即ち、主平面上と溶液相
とエッジ部上の間における溶質イオンの化学平衡をエネ
ルギーダイヤグラムにより考え、Gibbs-Helmholtz 式
と、化学平衡式(ΔG°=−RTlnKp)とから得ら
れるファント−ホッフの定圧平衡式を適用し、その温度
変化を調べることにより理解することができる。通常は
温度を高くする方が、また、熟成が生じない範囲内で過
飽和度を低くする方が、x値は低下する。AgX乳剤中
における増感色素の高温熟成中のJ会合体成長も、同じ
吸脱着機構で理解することができる。
【0028】微粒子直径は0.15μm以下が好まし
く、0.1μm以下がより好ましく、0.006〜0.
06μmが更に好ましい。微粒子乳剤は連続的に添加す
ることもできるし、断続的に添加することもできる。微
粒子乳剤は反応容器の近傍に設けた混合器でAgNO3
溶液とX- 塩溶液とを供給して連続的に調製し、ただち
に反応容器に連続的に添加することもできるし、予め別
の容器でバッチ式に調製した後に、連続的もしくは断続
的に添加することもできる。微粒子乳剤は液状で添加す
ることもできるし、乾燥した粉末として添加することも
できる。微粒子は多重双晶粒子を実質的に含まないこと
が好ましい。ここで多重双晶粒子とは、一粒子あたり、
双晶面を二枚以上有する粒子を指す。実質的に含まない
とは、多重双晶粒子数比率が5%以下、好ましくは1%
以下、より好ましくは0.1%以下であることを意味す
る。更には一重双晶粒子をも実質的に含まないことが好
ましい。また、らせん転位を実質的に含まないことが好
ましい。ここで実質的に含まないとは前記の比率規定に
従う。
【0029】上記の微粒子のハロゲン組成は、AgC
l、AgBr、AgBrI(I- 含率は20モル%以下
が好ましく、10モル%以下がより好ましく、5モル%
以下が更に好ましい)、およびそれらの二種以上の混晶
である。
【0030】上記の粒子成長時の溶液条件は、前記熟成
時の条件と同一である。それはどちらもオストワルド熟
成により平板状粒子を成長させ、それ以外の微粒子を消
滅させる工程であり、機構的に同じだからである。上記
微粒子乳剤添加法の全般の詳細に関しては、特願平2−
142635号明細書、同4−77261号明細書、そ
して特開平1−183417号公報の記載を参考にする
ことができる。実質的に双晶面を含まない微粒子を形成
する為には、過剰X- 濃度もしくは過剰Ag+濃度を、
好ましくは10-2モル/リットル以下とし、Ag+ 塩溶
液とX- 塩溶液とを同時混合添加法で添加して形成すれ
ばよいが、該条件は、らせん転位欠陥の発生しやすい条
件である。該欠陥をも含まない微粒子を形成する為に
は、該条件で、異種ハロゲン不純物を実質的に含まない
条件下で、同時混合添加法で微粒子を形成すればよい。
ここで異種ハロゲン不純物とは、添加するX- 塩とは異
なるX- 塩を意味し、具体的には、Ag+ 塩とBr-
溶液とを添加する場合には、Cl- とI- であり、Ag
+ 塩とCl- 塩溶液とを添加する場合には、Br- とI
- である。即ち、均一組成のAgX核を形成することが
必要である。またここで実質的にとは、分散媒中の不純
物X- 量も含めて、好ましくは10-3モル/リットル以
下、より好ましくは10-4モル/リットル以下を意味す
る。
【0031】微粒子形成温度は50℃以下が好ましく、
5〜40℃がより好ましく、10〜30℃が更に好まし
い。分散媒は好ましくは、分子量2000〜6×1
4 、より好ましくは5000〜4×104 の低分子量
ゼラチンを、好ましくは30重量%以上、より好ましく
は60重量%以上、更に好ましくは80重量%以上含む
ゼラチンが好ましい。分散媒の濃度は0.2重量%以上
が好ましく、0.5〜5重量%がより好ましい。
【0032】上記の微粒子添加法で成長させた粒子は感
度と粒状性に優れた粒子となる。
【0033】らせん転位を含む微粒子の割合は、新核を
発生させずに、高過飽和濃度下で、Ag+ とX- の等イ
オン濃度近傍で、同じAgX組成で該微粒子を更に成長
させることにより求めることができる。即ち、得られた
乳剤粒子のレプリカの透過型電子顕微鏡写真像を観察し
〔(平板状粒子+異常に大きく成長した粒子数)/全粒
子数〕を求めることにより求めることができる。または
微粒子乳剤を前記熟成条件下で、微粒子がほぼ消失し、
ほぼ平板状粒子と異常に大きく成長した粒子のみが残存
する状態にまで熟成し、(熟成前の微粒子の平均体積)
/(平板状粒子と異常に大きく成長した粒子の平均体
積)を測定して、求めることもできる。
【0034】前記の場合には、Ag+ 塩溶液とX-
溶液とを、新核を実質的に発生させない添加速度で同時
混合法添加し、平板状粒子を成長させる。ここで実質的
に発生させないとは、新核の投影面積比率が、好ましく
は10%以下、より好ましくは1%以下、更に好ましく
は0.1%以下であることを意味する。粒子成長時の溶
液のpAg、pH、温度、過飽和濃度等を選ぶことによ
り、平板粒子の厚味方向とエッジ方向の成長割合とを選
ぶことができる。通常、前記の等量点から離れるにつ
れ、また共存させるAgX溶剤濃度が増すにつれ、厚さ
方向の成長割合が増す。一方、前記等量点近傍で、かつ
低過飽和度下で成長させると、エッジ方向に優先的に成
長する。ここで低過飽和度下の成長とは、臨界添加速度
の70%以下、好ましくは5〜50%の添加速度で添加
している状態を意味する。臨界添加速度とは、それ以上
の添加速度で溶質を添加すると、新核が生じ始める添加
速度を意味する。
【0035】粒子成長時の過飽和度を制御する為に、A
+ 塩とX- 塩との添加速度を添加時間に対して増加さ
せることができる。
【0036】その他、微粒子添加法とイオン溶液添加法
の併用方法をあげることができる。これらの添加法の詳
細に関しては特開平2−146033号公報、同3−2
1339号公報、同3−246534号公報、特願平2
−326222号明細書、同3−36582号明細書の
記載を参考にすることができる。
【0037】これらのとの場合の溶液の好ましいp
H、温度等の条件は、前記の場合の条件と同一であ
る。
【0038】(4)その他 核形成、熟成および成長時の分散媒としては、従来公知
の写真用分散媒を用いることができるが、通常はゼラチ
ンが好ましく、アルカリ処理骨ゼラチンがより好まし
い。少なくともCl- イオンを脱イオン化したゼラチン
が好ましく、陰イオンと陽イオンを脱イオン化したエン
プティ(empty)ゼラチンを用いることがより好まし
い。更には酸化処理したエンプティゼラチンを好ましく
用いることができる。酸化処理に関しては、特開昭62
−157024号公報、特開平2−111940号公
報、Research Disclosure、307巻、アイテム307
105、11月、1989年、第IX項の記載を参考にす
ることができる。エンプティゼラチンは、ゼラチンを、
例えば陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂でイオン交
換処理することにより得られる。
【0039】核形成時、熟成時そして成長時における分
散媒溶液中の分散媒の濃度は0.1重量%以上であるこ
とが好ましく、0.2〜10重量%がより好ましく、
0.3〜5重量%が更に好ましい。また、核形成時、成
長時、および前記微粒子形成時に添加するAg+ 塩溶液
および/またはX- 塩溶液中にゼラチンを含有させるこ
とができる。この場合、ゼラチン濃度は0.1〜5重量
%の範囲にあることが好ましく、0.2〜3重量%がよ
り好ましい。特に核形成時に用いると、より均一な核形
成が行なわれるため、好ましい。反応容器中のゼラチン
濃度とほぼ等しい濃度が特に好ましい。ここでほぼとは
(濃度差/反応容器中のゼラチン濃度)が50%以内で
あることを意味し、25%以内であることがより好まし
い。Ag+塩溶液およびX- 塩溶液が容器内の溶液中に
液面下添加された時、添加口近辺におけるゼラチン濃度
の不均一性がなくなる為である。
【0040】上記の平板状粒子および形成法のその他の
詳細に関しては、特願平4−77261号明細書および
同4−145031号明細書の記載を参考にすることが
できる。
【0041】このようにして得られた本発明のAgX乳
剤に、化学増感、分光増感を最適に施すことができる。
【0042】上記の方法で得られる平板状粒子の主平面
の形状としては、次の形状をあげることができる。 (1)直角平行四辺形で隣接辺比率1.2より小の場合
と1.2以上の場合。隣接辺比率は5以下が好ましく、
3以下がより好ましく、2以下が更に好ましい。 (2)直角平行四辺形の4つの角が非対称的に欠落した
形状(四つの角がすべて等価という状態ではないことを
意味する)で、詳細は特願平4−145031号明細書
の記載を参考にすることができる。 (3)直角平行四辺形の4つの角が対称的に欠落した形
状。 これらの内で、(1)と(2)がより好ましい。
【0043】該平板状粒子の粒子内ハロゲン組成構造の
例としては、図1に示したような、均一ハロゲン組成型
(a)、コア層とシェル層とのハロゲン組成が異なる二
重構造型(b)、コア層と2層以上のシェル層を有する
多重構造型(c)などを挙げることができる。(b)型
と(c)型の場合、最外層のI- 含率は、その層より内
側の層より低い態様と高い態様とをあげることができ、
それぞれの目的に応じて使い分けることができる。粒子
表面のI- 含率が高い場合に関しては、特開平3−14
8648号公報、同2−123345号公報、同2−1
2142号公報、同1−284848号公報の記載を参
考にすることができる。
【0044】各層間のハロゲン組成変化は、漸増型、漸
減型でも、急峻型でもよく、それぞれの目的に応じて選
ぶことができる。これに関しては、特開昭63−220
238号公報、同59−45438号公報、同61−2
45151号公報、同60−143331号公報、同6
3−92942号公報の記載を参考にすることができ
る。
【0045】各層間のI- 含率差は、1モル%以上であ
ることが好ましく、2〜10モル%であることがより好
ましい。また、各層間のCl- 含率差は1モル%以上で
あることが好ましく、5〜50モル%がより好ましい。
最外層および中間層の厚さは3格子層以上が好ましく、
12格子層〜0.5μmが更に好ましい。最内層のコア
平板状粒子の厚さは0.04μm以上が好ましく、0.
06〜0.6μmがより好ましい。
【0046】その他、図1に示したように、平板状粒子
の上下の主平面上にのみ選択的に異なるハロゲン組成層
を積層させたサンドイッチ構造型(d)、平板粒子のエ
ッジ方向にのみ異なるハロゲン組成層を積層させた構造
型の(e)と(f)、そして(b)〜(f)の二種以上
の組み合わせ構造型、例えば(g)の構造をあげること
ができる。
【0047】該平板状粒子は、化学増感核の生成場所
と、(数/cm2)が制御されていることが好ましい。
この点に関しては、特開平2−828号公報、同2−1
46033号公報、同1−201651号公報、同3−
121445号公報、特開昭64−74540号公報、
特願平3−73266号、同3−140712号、同3
−115872号の各明細書の記載を参考にすることが
できる。
【0048】特に前記(2)の構造の粒子の場合は、一
つの粒子表面上に少なくとも{100}面と{111}
面とを有している。この場合、その晶癖差を利用して、
{111}面上に優先的に化学増感核を形成した態様を
あげることができる。ここで優先的とは〔({111}
面上の化学増感核の数/cm2)/({100}面上の
化学増感核の数/cm2)〕で定義されるyが、好まし
くは2以上、より好ましくは4以上であることを意味す
る。その他、前記(a)〜(g)の粒子構造、およびこ
れらの詳細に関しては、特願平4−77261号明細
書、及び同4−145031号明細書の記載を参考にす
ることができる。
【0049】本発明では、熟成工程において、実質的に
NH3 を共存させないことが好ましいが、核形成工程に
おいても実質的にNH3 を共存させないことが好まし
い。ここで実質的とは前記規定に従う。また、成長時に
もNH3 を実質的に共存させないことが好ましい。ここ
で実質的とは、NH3 濃度Z1 が、Z1 ≦0.5モル/
リットルを満足することが好ましく、Z1 <0.1モル
がより好ましく、Z1 <0.02モル/リットルが更に
好ましい。核形成および成長過程にNH3 以外のAgX
溶剤も実質的に共存させないことが好ましい。ここで実
質的とは、前記のZ1 濃度規定と同じである。NH3
外のAgX溶剤の例としては、チオエーテル類、チオ尿
素類、チオシアン酸塩、有機アミン系化合物、テトラア
ザインデン化合物等のかぶり防止剤をあげることがで
き、特にチオエーテル類、チオ尿素類、チオシアン酸を
あげることができ、詳細については後述の文献の記載を
参考にすることができる。
【0050】本発明の平板状粒子は、かぶり核が生じや
すい条件下で調製される為に、得られた乳剤のかぶり濃
度が高いことがある。通常、かぶりは、温度が高い程、
またpHが高い程、更にはAg+ 濃度が高い程、高くな
る。ただし、前記粒子形成過程で生じたかぶりは、各工
程後に、もしくは粒子形成の全工程の終了後に銀核を酸
化する処理を施すことにより、除去することができる。
そのためには、処理系の酸化電位を、銀核の酸化電位よ
り大きくすればよい。その詳細に関しては特願平4−1
45031号明細書の記載を参考にすることができる。
また、そのかぶり濃度を低下させる為に、粒子形成中、
粒子形成後にチオスルフォン酸化合物を添加することも
できる。これらに関しては、特開平4−156448号
公報、欧州特許0435355A1公報、同04352
70A1公報、そして同0348934A2公報の記載
を参考にすることができる。
【0051】なお、粒子形成中にハロゲン組成ギャップ
(gap)法、ハロゲンコンバージョン法、エピタキシ
ャル成長法、およびそれらを組合せた方法により、粒子
に転位線を導入することができる。この処理により、圧
力かぶり特性、相反則特性、色増感特性が更に改良され
るため、好ましい。これらの処理に関しては、特開昭6
3−220238号公報、同64−26839号公報、
特開平2−127635号公報、同3−189642号
公報、同3−175440号公報、同2−123346
号公報、欧州特許0460656A1公報、Journal of
Imaging Science、32巻、160〜177(198
8)の記載を参考にすることができる。
【0052】得られた粒子をホスト粒子として用い、エ
ピタキシャル粒子を形成して用いてもよい。また、該粒
子をコアとして用いて、内部に転位線を有する粒子を形
成してもよい。その他、該粒子をサブストレートとし
て、サブストレートと異なるハロゲン組成のAgX層を
積層させ、種々の既知のあらゆる粒子構造の粒子を作る
こともできる。これらに関しては後述の文献の記載を参
考にすることができる。
【0053】また、平板状粒子をコアとして、浅内潜乳
剤を形成して用いてもよい。あるいは、コア/シェル型
粒子を形成することもできる。これについては、特開昭
59−133542号公報、同63−151618号公
報、米国特許第3,206,313号明細書、同3,3
17,322号明細書、同3,761,276号明細
書、同4,269,927号明細書、同3,367,7
78号明細書の記載を参考にすることができる。
【0054】本発明のAgX乳剤を他の一種以上のAg
X乳剤とブレンドして用いることもできるし、粒径が異
なるAgX乳剤を二種以上ブレンドして用いることもで
きる。その場合のブレンド比率(ゲストAgX乳剤モル
/ブレンド後のAgX乳剤モル)は、0.99〜0.0
1の範囲にあることが好ましいが、適宜最適比率を選ん
で用いることができる。これらの乳剤に粒子形成から塗
布工程までの間に添加できる添加剤およびその添加量に
特に制限はなく、従来公知のあらゆる写真用添加剤を最
適添加量で添加することができる。例えば、AgX粒子
へのドープ剤(例えば、第8族貴金属化合物、その他の
金属化合物、カルコゲン化合物、SCN化物等)、分散
媒、かぶり防止剤、増感色素(青、緑、赤、赤外、パン
クロ、オルソ用等)、強色増感剤、化学増感剤(イオ
ウ、セレン、テルル、金および第8族貴金属化合物、リ
ン化合物、ロダン化合物、還元増感剤の単独およびその
2種以上の併用)、かぶらせ剤、乳剤沈降剤、界面活性
剤、硬膜剤、染料、色像形成剤、カラー写真用添加剤、
可溶性銀塩、潜像安定剤、現像剤(ハイドロキノン系化
合物等)、圧力減感防止剤、マット剤、帯電防止剤、寸
度安定剤等をあげることができる。
【0055】本発明のハロゲン化銀乳剤は、従来公知の
あらゆる写真感光材料に用いることができる。例えば、
黒白ハロゲン化銀写真感光材料〔例えば、Xレイ感材、
印刷用感材、印画紙、ネガフィルム、マイクロフィル
ム、直接ポシ感材、超微粒子乾板感材(LSIフォトマ
スク用、シャドーマスク用、液晶マスク用)〕、カラー
写真感光材料(例えば、ネガフィルム、印画紙、反転フ
ィルム、直接ポジカラー感材、銀色素漂白法写真など)
に用いることができる。更に、拡散転写感光材料(例え
ば、カラー拡散転写要素、銀塩拡散転写要素)、熱現像
感光材料(黒白、カラー)、高密度デジタル記録感材、
ホログラフィー用感材などに用いることができる。塗布
銀量は、0.01g/m2以上の好ましい値を選ぶことが
できる。
【0056】ハロゲン化銀乳剤の製造方法(粒子形成、
脱塩、化学増感、分光増感、写真用添加剤の添加方法
等)および装置、AgX粒子構造、支持体、下塗り層、
表面保護層、写真感光材料の構成(例えば、層構成、銀
/発色材モル比、各層間の銀量比等)と製品形態および
保存方法、写真用添加剤の乳化分散、露光、現像方法等
に関しても制限はなく、従来もしくは今後公知となるあ
らゆる技術、態様を用いることができる。これらの詳細
に関しては下記文献の記載を参考にすることができる。
【0057】リサーチ・ディスクロージャー(Reserch
Disclosure) 、176巻(アイテム17643)(12
月、1978年)、同307巻(アイテム30710
5、11月、1989年)、ダフィン(Duffin) 著、写
真乳剤化学(Photographic Emulsion Chemistry)、Foca
l Press, New York (1966年)、ビル著 (E. J.Bir
r)、写真用ハロゲン化銀乳剤の安定化(Stabilization
of Photogrphic SilverHalide Emulsion )、フォーカ
ル・プレス(Focal Press)、ロンドン(1974年)、
ジェームス編(T. H. James)、写真過程の理論(The Th
eory of Photographic Process)第4版、マクラミン
(Macmillan)、ニューヨーク(1977年)
【0058】グラフキデ著(P. Glafkides )、写真の化
学と物理(Chimie et Physique Photographique)、第5
版、エディシオン・デル・ユジーヌ・ヌーベル(Editio
n del, Usine Nouvelle ,パリ(1987年)、同第2
版、ポウル・モンテル、パリ(1957年)、ゼリクマ
ンら(V. L. Zelikman et al.),写真乳剤の調製と塗
布(Making and Coating Photographic Emulsion), Foc
al Press(1964年)、ホリスター(K. R. Holliste
r)、ジャーナル・オブ・イメージング・サイエンス(Jo
urnal of Imaging Science),31巻、P.148〜1
56(1987年)、マスカスキー(J. E. Maskasky)
,同30巻、P.247〜254(1986年)、同
32巻、160〜177(1988年)、同33巻、1
0〜13(1989年)
【0059】フリーザーら編、ハロゲン化銀写真過程の
基礎(Die Grundlagen Der Photogrphischen Prozesse
Mit Silverhalogeniden),アカデミッシェ・フェルラー
クゲゼルシャフト(Akademische Verlaggesellschaf
t),フランクフルト(1968年)。日化協月報19
84年、12月号、P.18〜27、日本写真学会誌、
49巻、7〜12(1986年)、同52巻、144〜
166(1989年)、同52巻、41〜48(198
9年)、特開昭58−113926〜113928号公
報、同59−90841号公報、同58−111936
号公報、同62−99751号公報、同60−1433
31号公報、同60−143332号公報、同61−1
4630号公報、同62−6251号公報
【0060】特開平1−131541号公報、同2−8
38号公報、同2−146033号公報、同3−155
539号公報、同3−200952号公報、同3−24
6534号公報、同4−34544号公報、同2−28
638号公報、同4−109240号公報、同2−73
346号公報、特願平2−326222号明細書、Ag
X写真分野のその他の日本特許、米国特許、欧州特許、
国際特許、ジャーナル・オブ・イメージ・サイエンス
(Journal of Image Science)、ジャーナル・オブ・フ
ォトグラフィック・サイエンス(Journal of Photograp
hic Science )、フォトグラフィック・サイエンス・ア
ンド・エンジニアリング(Photographic Science and E
ngineering )、日本写真学会誌、日本写真学会講演要旨
集、International Congress of Photographic Scienc
e、および The International East-West Symposium on
the Factors Influencing Photographic Sensitivity
の講演要旨集。
【0061】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明の実施態様はこれに限定されるものでは
ない。
【0062】[実施例1]反応容器にゼラチン水溶液
〔H2 Oを1200cc、エンプティゼラチンを24
g、そしてKNO3の1N液5ccを含むpH8.0の
水溶液〕を入れ、40℃にて恒温にし、攪拌しながらA
gNO3 液(AgNO3:0.1g/cc)を10cc
添加した。ここでエンプティゼラチンのCl- 含量は1
0ppm以下であった。5分後にNaCl液(6.3×
10-4g/cc)を16cc添加し、その3分後にAg
−1液(AgNO3:0.2g/cc)とBr−1液
(KBr:0.14g/cc)とを48cc/分で1分
間、同時混合添加した。1分後にBr−2液(KBr:
0.035g/cc)を10cc/分で18cc添加
し、次にHNO3 (1N)液を加えてpH5.2とし
た。次にAgNO3 液とKBr液とを用いて銀電位(対
室温飽和カロメル電極)を165mVに調節した。pH
5.2、銀電位を165mVに保ちつつ、温度を67℃
に昇温した。更に10分間熟成した後、微粒子乳剤−1
(後記)をAgX量で0.06モル添加し、10分間熟
成した。更に、微粒子乳剤−1を0.1モル添加し、1
0分間熟成することを3回くり返した。2分間熟成した
後、温度を45℃に下げ、増感色素1(後ろ記)を飽和
吸着量の65%の量にて添加した。10分間攪拌した
後、沈降剤を加え、温度を27℃に下げ、pH4.0に
し、常法に従って、沈降水洗法で乳剤を水洗した。ゼラ
チン水溶液を加え、40℃にして乳剤のpHを6.4、
pBrを2.8に調節した。AgX乳剤を採取し、粒子
のレプリカの電子顕微鏡写真像(TEM像)を観察し
た。それによると、全AgX粒子の投影面積の90%が
主平面が{100}面の平板状粒子であり、その平均粒
径は1.0μm、平均アスペクト比は6.7であること
が確認された。
【0063】
【化1】
【0064】次に、温度を60℃に昇温させ、トリエチ
ルチオウレア水溶液を6×10-6モル/モルAgXの割
合で添加した。5分後に金増感剤〔塩化金酸:NaSC
N=1:50モル比の水溶液〕を金量で4×10-6モル
/モルAgXだけ添加し、30分後に40℃に降温し
た。かぶり防止剤(TAI:4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a,7−テトラアザインデン)を10-3
モル/モルAgXだけ添加した後に、増粘剤、塗布助剤
を加えて、TAC(トリアセチルセルロース)ベース上
に保護層とともに塗布し、ついで、乾燥して、塗布試料
Aを得た。
【0065】(微粒子乳剤−1の調製)反応容器にゼラ
チン水溶液〔H2 Oを1200cc、平均分子量3万の
ゼラチン(M3)を24g、そしてKBrを0.3g含
む、pH7.0の水溶液〕を加え、温度23℃で、攪拌
しながら、Ag−1液(AgNO3を0.2g/cc、
M3を0.01g/cc、そしてHNO3の1N液を
0.25cc/100ccを含む)とX−1液(KBr
を0.141g/cc、KIを5.9×10-4g/c
c、M3を0.01g/cc、そしてKOHの1N液を
0.25cc/100ccを含む)を90cc/分で、
3分30秒間、同時混合添加した。1分間攪拌したの
ち、pH5.2、銀電位160mVに調節した。調製
後、直ちに実施例に用いた。生成した微粒子の平均直径
は約0.04μmであった。
【0066】[比較例1]実施例1と熟成前まで同じ処
理を行なった。次にKOH液を加えて、pHを7.0と
した後、NH4 NO3(50重量%)液とNH3(7N)
液とを等モル添加し、NH3濃度を0.3Nとした。温
度を50℃に昇温し、10分間熟成した。次にHNO3
液を加えて、pH5.2とし、温度を67℃に上げ、銀
電位を165mVにした。AgNO3 液とKBr液とを
0.006モル/分で10分間、等モル量だけ同時混合
添加した。更に、0.01モル/分で30分間、等モル
量だけ添加した。2分間熟成した後に温度を45℃に下
げ、後は実施例1と同じ処理を行なった後、増感色素1
を添加し、沈降水洗し、再分散した。乳剤を採取し、粒
子のレプリカのTEM像を観察した。それによると、全
AgX粒子の投影面積の80%が、主平面が{100}
面の平板状粒子であり、その平均粒径は0.76μm、
平均アスペクト比は3.0であることが確認された。
【0067】次に温度を60℃に昇温させ、トリエチル
チオウレア水溶液を5×10-6モル/モルAgXの割合
で添加した。5分後に前記の金増感剤を金量で3×10
-6モル/モルAgXだけ添加し、30分後に40℃に降
温した。かぶり防止剤TAIを10-3モル/モルAgX
だけ添加した後に、増粘剤、塗布助剤を加えてTACベ
ース上に保護層とともに塗布し、乾燥して、塗布試料B
とした。
【0068】[実施例2]反応容器にゼラチン水溶液
〔H2 Oを1200cc、エンプティゼラチンを6g、
NaClを0.5gを含む、pH9.0の水溶液〕を入
れ、温度を65℃に上げ、攪拌しながら、Ag−1液
(AgNO3:0.1g/cc)とNaCl−1液(N
aCl:0.0345g/cc)とを15cc/分で1
2分間、同時混合添加した。次いで、ゼラチン溶液〔H
2 Oを100cc、エンプティゼラチンを19g、そし
てNaClを1.3gを含む〕を加え、HNO3の1N
液を加え、pH4.0とした。次に、温度を70℃に上
げ、16分間熟成した後、微粒子乳剤−2(後記)を、
AgX量で0.1モル添加した。15分間熟成した後、
微粒子乳剤−2を0.15モル添加し、15分間熟成す
ることを2回くり返した。2分間熟成した後、温度を4
5℃に下げ、NaOH液を加えて、pH5.2とし、増
感色素1を飽和吸着量の60%添加した。15分間攪拌
した後、KBr液(KBr:1g/100cc)を0.
01モルだけ添加し、5分間攪拌した。
【0069】沈降剤を加え、温度を27℃に下げ、pH
4.0にし、常法に従って、沈降水洗法で乳剤を水洗し
た。ゼラチン水溶液を加え、40℃にし、乳剤のpHを
6.4、pClを2.8に調節した。乳剤を採取し、T
EM像を観察した。それによると全AgX粒子の投影面
積の80%が、主平面が{100}面の平板状粒子であ
り、その平均粒径は1.4μm、平均アスペクト比は
6.5であることが確認された。
【0070】次に温度を55℃に昇温させ、ハイポ水溶
液(0.01重量%)を4×10-6モル/モルAgXの
割合で添加した。5分後に前記金増感剤を金量で1×1
-6モル/モルAgXだけ添加し、30分後に40℃に
降温した。かぶり防止剤TAIを2×10-3モル/モル
AgXだけ添加した後に、増粘剤、塗布助剤を加えてT
ACベース上に保護層とともに塗布した。次に乾燥し
て、塗布試料Cとした。
【0071】(微粒子乳剤−2の調製)反応容器にゼラ
チン水溶液〔H2 Oを1200cc、M3を24g、そ
してNaClを0.5gを含む、pH3.0の水溶液〕
を加え、温度23℃で攪拌しながら、Ag−1液(Ag
NO3を0.2g/cc、M3を0.01g/cc、そ
してHNO3の1N液を0.25cc/100ccの量
で含む)とX−1液(NaClを0.07g/cc、M
3を0.01g/cc、KOHの1N液を0.25cc
/100ccの量で含む)を90cc/分で3分30秒
間、同時混合添加した。1分間攪拌した後、pH4.
0、pClを1.7に調節した。
【0072】[比較例2]実施例2と熟成前まで同様に
処理した。次にNaOH液を加え、pH7.0とした
後、温度を70℃に上げ、NH4 NO3(50重量%)液
とNH3(7N)液とを等モル添加して、NH3 濃度を
0.2Nとした。10分間熟成したのち、AgNO3
を0.01モル/分で10分間、等モル量だけ同時混合
添加した。更に、0.015モル/分で20分間、等モ
ル量だけ同時混合添加した。2分間攪拌した後、HNO
3 液を添加し、pH5.2とした後、温度を45℃に下
げ、増感色素1(前記)を飽和吸着量の60%添加し
た。その後は、実施例2と同じに処理した。得られたハ
ロゲン化銀乳剤粒子のTEM像を観察した結果、全Ag
X粒子の投影面積の75%が、主平面が{100}面の
平板粒子であって、その平均粒径は1.3μm、平均ア
スペクト比は5.5であることが確認された。該乳剤の
塗布試料を塗布試料Dとした。
【0073】[ハロゲン化銀乳剤の評価]塗布試料A〜
Dのそれぞれをウェッジを通して1/100秒間のマイ
ナス青露光をした後、現像処理した。塗布試料AとBに
ついては、MAA−1現像液(「Journal of Photograp
hicScience」,23巻、249〜256、1975年参
照)で、20℃で10分間現像し、停止液、定着液を通
し、水洗し、乾燥した。試料Aのかぶり濃度0.15に
対し、試料Bのかぶり濃度は0.30であり、試料Bに
対する試料Aの低かぶり濃度が確認された。
【0074】塗布試料C、Dについては、MAA−1現
像液のKBrを等モル濃度のNaClに置きかえた現像
液で20℃で5分間現像したのち、停止液、定着液を通
し、水洗し、乾燥した。試料Cのかぶり濃度0.17に
対し、試料Dのかぶり濃度は0.4であり、試料Dに対
する試料Cの低かぶり濃度が確認された。該写真性の結
果は次の通りであった。比較例1(相対感度100、粒
状性100)に対し、実施例1は(相対感度115、粒
状性94)であり、本発明のAgX乳剤の優れた効果が
確認された。
【0075】[比較例3]特公昭64−8323号公報
記載の実施例3に従って〔但し最初の分散媒溶液を(不
活性ゼラチン60g+蒸留水3000mL)とした〕、
平板状AgBr粒子を調製し、その後、前記の実施例1
の処方に従って、塗布試料Eを調製した。該平板状粒子
の平均アスペクト比は12、平均粒径1.2μmであっ
た。
【0076】[ハロゲン化銀乳剤の評価]塗布試料Aと
塗布試料Eのそれぞれを直径6mmのスチール棒に沿っ
て、乳剤面を内側にして定速で折り曲げ、20分後に、
連続ウェッジを介して1/100秒間の青露光を行なっ
た。次にMAA−1現像液で20℃で10分間、停止
液、定着液を通し、水洗し、乾燥した。折り曲げなしの
場合と、折り曲げありの場合について、かぶり濃度を比
較したところ、試料Aの場合は、0.15から0.17
に増加したに過ぎなかったが、試料Eでは0.16から
0.25と大幅に増加していて、試料Eでは圧力かぶり
の増大が大きいことが確認された。従って、アスペクト
比8以上の高アスペクト比の平板状粒子に比べて本発明
の平板状粒子の方が圧力かぶりが低いことが確認され
た。なお、微粒子乳剤−1および2のらせん転位粒子数
割合を前記熟成法で求めた所、0.01%以下であっ
た。
【0077】
【発明の効果】本発明のハロゲン化銀乳剤を用いた写真
感光材料は、かぶり濃度が低く、圧力かぶりが少なく、
色増感感度が高く、さらに感度、粒状性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】7種類の粒子内部のハロゲン組成構造例を示す
模式図である。図において、斜線部と白地部とでハロゲ
ン組成が互いに異なることを表わす。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記の
ハロゲン化銀乳剤により達成される。 1)全ハロゲン化銀粒子の投影面積の合計の80%以上
が主平面が{100}面の平板状粒子であり、その平均
アスペクト比が1.3〜7.9であり、塩化銀含率が5
0モル%以上であることを特徴とするハロゲン化銀乳
剤。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】2)全ハロゲン化銀組成の80モル%以上
が塩化銀からなることを特徴とする上記1)に記載のハ
ロゲン化銀乳剤。 3)全ハロゲン化銀組成の90モル%以上が塩化銀から
なることを特徴とする上記2)に記載のハロゲン化銀乳
剤。 4)上記平板状粒子の平均アスペクト比が3〜7.6の
範囲にあることを特徴とする上記1)に記載のハロゲン
化銀乳剤。 5)上記平板状粒子が、単分散の粒子サイズ分布を持
ち、変動係数が30%以下であることを特徴とする上記
1)1もしくは4)に記載のハロゲン化銀乳剤。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03C 1/015 G03C 1/015

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全ハロゲン化銀粒子の投影面積の合計の
    80モル%以上が主平面が{100}面の平板状粒子で
    あり、その平均アスペクト比が1.3〜7.9であり、
    塩化銀含率が50モル%以上であることを特徴とするハ
    ロゲン化銀乳剤。
  2. 【請求項2】 全ハロゲン化銀組成の90モル%以上が
    塩化銀からなることを特徴とする請求項1に記載のハロ
    ゲン化銀乳剤。
  3. 【請求項3】 全ハロゲン化銀組成の95モル%以上が
    塩化銀からなることを特徴とする請求項2に記載のハロ
    ゲン化銀乳剤。
  4. 【請求項4】 上記平板状粒子の平均アスペクト比が3
    〜7.6の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載
    のハロゲン化銀乳剤。
  5. 【請求項5】 上記平板状粒子が、単分散の粒子サイズ
    分布を持ち、変動係数が30%以下であることを特徴と
    する請求項1もしくは4に記載のハロゲン化銀乳剤。
  6. 【請求項6】 上記平板状粒子が、コア層と二層以上の
    シェル層を有し、各層間のI-含率差が1〜10モル%
    の範囲にあることを特徴とする請求項1、4もしくは5
    に記載のハロゲン化銀乳剤。
  7. 【請求項7】 上記平板状粒子のシェル層の最外層のI
    -含率が、その最外層よりも内側にある層のI-含率より
    も低いことを特徴とする請求項6に記載のハロゲン化銀
    乳剤。
  8. 【請求項8】 上記平板状粒子が粒子成長時に、直径
    0.006〜0.15μmのハロゲン化銀微粒子を添加
    して成長させて得た平板状粒子であることを特徴とする
    請求項1に記載のハロゲン化銀乳剤。
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