JPH11248939A - 光学材料用ポリスチレン系フィルム - Google Patents

光学材料用ポリスチレン系フィルム

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JPH11248939A
JPH11248939A JP10053581A JP5358198A JPH11248939A JP H11248939 A JPH11248939 A JP H11248939A JP 10053581 A JP10053581 A JP 10053581A JP 5358198 A JP5358198 A JP 5358198A JP H11248939 A JPH11248939 A JP H11248939A
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JP
Japan
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film
polystyrene
poly
styrene
retardation
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JP10053581A
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English (en)
Inventor
Narikazu Hashimoto
斉和 橋本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的等方性に優れるポリスチレン系フィル
ムを提供する。 【解決手段】 正面レターデーションが0nm以上10
0nm以下のポリスチレン系フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相差フィルム、
偏光板フィルム、低反射フィルム等の光学材料用として
好適なポリスチレン系フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来光学材料用フィルムとして、その高
い透明性、光学的等方性からセルロースアセテート(C
A)フィルムが用いられている。しかしながらこのCA
フィルムは、耐薬品性、弾性率、引裂強度等が弱く、そ
の用途は限定されていた。近年特開昭63−8113
8、特開平3−99828、特開平9−19959のよ
うなシンジオタクチック−ポリスチレン(SPS)系フ
ィルムが開示されている。これはCAフィルムの弱点で
ある耐薬品性、弾性率、引裂強度同等の高い力学特性を
有しているが製膜条件が適当でなく、本来有しているは
ずの光学的等方性、全光透過性、耐折強度、耐熱性が不
足していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光学
的等方性に優れるポリスチレン系フィルムを提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は次の各発
明によって達成される。すなわち本発明は (1)正面レターデーションが0nm以上100nm以
下であることを特徴とするポリスチレン系フィルム、
(2)厚み方向レターデーションが0nm以上250n
m以下であることを特徴とする(1)項に記載のポリス
チレン系フィルム、(3)全光透過率が85%以上10
0%以下であることを特徴とする(1)又は(2)項に
記載のポリスチレン系フィルム、(4)耐折強度が30
回以上1000回以下であることを特徴とする(1)、
(2)又は(3)項に記載のポリスチレン系フィルム、
(5)110℃10分の熱収縮率が0%以上1%以下で
あることを特徴とする(1)、(2)、(3)又は
(4)項に記載のポリスチレン系フィルム、(6)該ポ
リスチレン系フィルムがシンジオタクチック構造を有す
ることを特徴とする(1)〜(5)項のいずれか1項に
記載のポリスチレン系フィルム、(7)該ポリスチレン
系フィルムの構成成分中のスチレン成分含有率が70w
t%以上99wt%以下であることを特徴とする(1)
〜(6)項のいずれか1つに記載のフィルム、(8)
(1)〜(7)項のいずれか1項に記載のポリスチレン
系フィルムを用いた位相差フィルム、(9)(1)〜
(7)項のいずれか1項に記載のポリスチレン系フィル
ムを用いた偏光板フィルム、及び(10)(1)〜
(7)項のいずれか1項に記載のポリスチレン系フィル
ムを用いた低反射フィルムを提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のポリスチレン系フィルム
は正面レターデーションが0nm以上100nm以下で
あり、より好ましくは0nm以上80nm以下、さらに
好ましくは0nm以上50nm以下にすることである。
さらに液晶表示素子と組み合わせて使用する位相差フィ
ルム用基板として使用する場合は、厚み方向のレターデ
ーションも制御する必要があり好ましくは0nm以上2
50nm以下、より好ましくは0nm以上200nm以
下、さらに好ましくは0nm以上100nm以下であ
る。さらに全光透過性は85%以上100%以下が好ま
しく、88%以上99%以下がより好ましく、90%以
上98%以下がさらに好ましい。さらに液晶基板へ張り
付ける場合、折り曲げ適性を必要とし、好ましい耐折強
度は30回以上1000回以下、より好ましくは40回
以上700回以下、さらに好ましくは50回以上500
回以下である。また、液晶表示素子として使用される場
合自動車内で使用され、この場合夏期には100℃近い
熱に曝される。従って高い耐熱性を要求され、その目安
となるのが110℃10分の熱収縮率である。この熱収
縮率は好ましくは0%以上1%以下、より好ましくは0
%以上0.8%以下、さらに好ましくは0%以上0.6
%以下である。
【0006】本発明のポリスチレンはシンジオタクチッ
ク構造でも、アイソタクチック構造でも、アタクチック
構造でもかまわない。これらの中でシンジオタクチック
構造が、力学強度が高く、熱収縮率も小さく特に優れて
いる。以下に、シンジオタクチック構造のものを例にと
って説明する。本発明で用いるシンジオタクチック−ポ
リスチレン系重合体とは、炭素−炭素結合から形成され
る主鎖に対して側鎖であるフェニル基やその誘導体が交
互に反対方向に位置する立体構造を有するものであり、
その立体規則性(タクティシティー)は同位炭素による
核磁気共鳴法(13C−NMR法)により定量されるのが
一般的でかつ精度に優れる。この13C−NMR法により
測定される立体規則性は、連続する複数個の構成単位の
存在割合、例えば2個の場合はダイアッド、3個の場合
はトライアッド、5個の場合はペンダッドによって示す
ことができる。本発明に言うシンジオタクチック構造を
有するスチレン系重合体とは、通常はラセミダイアッド
で75%以上、100%以下、好ましくは85%以上、
100%以下、若しくはラセミペンタヘッドで30%以
上、100%以下、好ましくは50%以上、100%以
下の立体規則性を有するものである。具体的には立体規
則性のポリスチレン、ポリ(アルキルスチレン)、ポリ
(ハロゲン化スチレン)、ポリ(ハロゲン化アルキルス
チレン)、ポリ(アルコキシスチレン)、ポリ(ビニル
安息香酸エステル)が挙げられる。ここでポリ(アルキ
ルスチレン)としては、ポリ(メチルスチレン)、ポリ
(エチルスチレン)、ポリ(プロピルスチレン)、ポリ
(ブチルスチレン)、ポリ(フェニルスチレン)、ポリ
(ビニルナフタレン)、ポリ(ビニルスチレン)、ポリ
(アセナフチン)などがある。また、ポリ(ハロゲン化
スチレン)としては、ポリ(クロロスチレン)、ポリ
(ブロモスチレン)、ポリ(フルオロスチレン)などが
ある。また、ポリ(アルコキシスチレン)としては、ポ
リ(メトキシスチレン)、ポリ(エトキシスチレン)な
どがある。これらのなかで、より好ましいものは、ポリ
(スチレン)、ポリ(メチルスチレン)であり、さらに
好ましいのが、ポリ(スチレン)である。
【0007】これらのシンジオタクチック−ポリスチレ
ン系重合体は、上述のようなホモポリマー以外にも、共
重合体であってもよい。共重合体のコモノマー成分とし
ては、上述のスチレン系重合体を構成するモノマーのほ
か、エチレン、プロピレン、ブテン、ヘキセン、オクテ
ン等のオレフィンモノマー、ブタジエン、イソブレン等
のジエンモノマー、環状オレフィンモノマー、環状ジエ
ンモノマーやメタクリル酸メチル、無水マレイン酸、ア
クリロニトリル等の極性ビニルモノマー等を挙げること
ができる。これらの内、スチレンを主成分として、これ
に、アルキルスチレン、水素化スチレン、ハロゲン化ス
チレンを共重合したものが好ましい。これらの中でも、
p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−ターシ
ャリーブチルスチレン、p−クロロスチレン、m−クロ
ロスチレン、p−フルオロスチレン、水素化スチレンで
あり、特に好ましいのがp−メチルスチレンである。こ
れらの添加量は、好ましくは、ポリマー全体の0wt%
以上30wt%以下、より好ましくは1wt%以上20
wt%以下、さらに好ましくは3wt%以上10wt%
以下である。これらの共重合により、結晶化速度を遅く
し球晶の生成を抑制する。この結果透明性が高く、耐折
強度の高いシンジオタクチック−ポリスチレン系フィル
ムを達成することができる。
【0008】また、シンジオタクチック−ポリスチレン
系重合体と他のポリマーをブレンドして使用してもよ
い。好ましいポリマーブレンド成分としては、上述のよ
うなシンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体
や、アタクチック構造を有するスチレン系重合体が相溶
性の観点から好ましい。これらの中でとくに好ましいの
が、シンジオタクチック構造を有するポリスチレンを主
成分とし、これに、p−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、p−ターシャリーブチルスチレン、p−クロロ
スチレン、m−クロロスチレン、p−フルオロスチレ
ン、水素化スチレンなどを構成成分としてなるシンジオ
タクチック構造あるいはアタクチック構造のホモポリマ
ー、あるいは/および、これらのモノマーの少なくとも
一種とスチレンからなるシンジオタクチック構造あるい
はアタクチック構造を有するコポリマーをブレンドする
のが好ましい。特に、シンジオタクチック構造を有する
p−メチルスチレンやシンジオタクチック構造を有する
p−メチルスチレンとスチレンの共重合体をシンジオタ
クチック構造を有するポリスチレンとブレンドしたもの
が好ましい。これらのブレンドするポリマーの添加量は
好ましくは、ポリマーの合計量の0wt%以上30wt
%以下、より好ましくは1wt%20wt%以下、さら
に好ましくは3wt%以上10wt%以下である。ブレ
ンドにより結晶化速度を遅くし球晶の生成を抑制する。
この結果透明性が高く、耐折強度の高いシンジオタクチ
ック−ポリスチレン系フィルムを達成することができ
る。
【0009】このような中で好ましいポリマー組成を下
記に示す。(ここで、synはシンジオタクチック、a
tcはアタクチック、isoはアイソタクチックを示
す。) (1)ホモポリマー P−1:syn−ポリ(スチレン) P−2: 〃 −ポリ(p−メチルスチレン) P−3: 〃 −ポリ(p−クロロスチレン) P−4: 〃 −ポリ(水素化スチレン) P−5:iso−ポリ(スチレン) P−6:ato−ポリ(スチレン) (2)コポリマー wt比 P−7:syn−ポリ(スチレン/p−メチルスチレン) (95/ 5) P−8: 〃 −ポリ(スチレン/p−メチルスチレン) (85/15) P−9: 〃 −ポリ(スチレン/p−クロロスチレン) (95/ 5) P−10: 〃 −ポリ(スチレン/p−クロロスチレン) (85/15) P−11: 〃 −ポリ(スチレン/水素化スチレン) (95/ 5) P−12: 〃 −ポリ(スチレン/水素化スチレン) (85/15) P−13: 〃 −ポリ(スチレン/水素化スチレン/p−メチルスチレン) (95/ 5/ 5)
【0010】 (3)ポリマーブレンド 重量比 P−14:snd−ポリ(スチレン)+syn−ポリ(p−メチルスチレン) (95/5) P−15: 〃 −ポリ(スチレン)+ 〃 (85/15) P−16: 〃 −ポリ(スチレン)+syn−ポリ(p−クロロスチレン) (95/5) P−17: 〃 −ポリ(スチレン)+ 〃 (85/15) P−18: 〃 −ポリ(スチレン)+syn−ポリ(水素化スチレン) (95/5) P−19: 〃 −ポリ(スチレン)+ 〃 (85/15) P−20: 〃 −ポリ(スチレン)+atc−ポリ(スチレン) (95/5) P−21: 〃 −ポリ(スチレン)+ 〃 (85/15) P−22: 〃 −ポリ(スチレン)+iso−ポリ(スチレン) (95/5) P−23: 〃 −ポリ(スチレン)+ 〃 (85/15) P−24: 〃 −ポリ(スチレン)+atc−ポリ(p−メチルスチレン) (95/5) P−25: 〃 −ポリ(スチレン)+ 〃 (85/15) P−26: 〃 −ポリ(スチレン)+atc−ポリ(水素化スチレン) (95/5) P−27: 〃 −ポリ(スチレン)+ 〃 (85/15) P−28: 〃 −ポリ(スチレン)+atc−ポリ(スチレン)+syn−ポ リ(p−メチルスチレン) (95/5/5) P−29:snd−ポリ(スチレン)+syn−ポリ(p−メチルスチレン+ス チレン共重合体(モル 比=10:90) ) (70/30) P−30:snd−ポリ(スチレン)+syn−ポリ(p−メチルスチレン+ス チレン共重合体(モル 比=10:90) ) (50/50) P−31:snd−ポリ(スチレン)+syn−ポリ(p−メチルスチレン+ス チレン共重合体(モル 比=5:95)) (70/30) P−32:snd−ポリ(スチレン)+syn−ポリ(p−メチルスチレン+ス チレン共重合体(モル 比=30:70) ) (90/10)
【0011】これらのスチレン系重合体の分子量は、重
量平均分子量が10万以上80万以下のものが好まし
く、特に好ましくは、20万以上60万以下のものであ
る。さらに分子量分布は、重量平均分子(Mw)/数平均
分子量(Mn)が1.5以上、5以下、さらに好ましくは
2以上4以下が好ましい。このようなシンジオタクチッ
クポリスチレン系重合体は、例えば不活性炭化水素溶媒
中または、溶媒の不存在下に、チタン化合物及び水とト
リアルキルアルミニウムの縮合生成物を触媒として、ス
チレン系単量体(上記スチレン系重合体の構成成分に対
応する単量体)を重合することにより製造することがで
きる(特開昭62−187708号公報)。あるいは、
チタン化合物及びカチオンと複数の基が元素に結合した
アニオンとからなる化合物を触媒として重合することに
より製造することができる(特開平4−24950
4)。
【0012】またさらに本発明の目的を妨げない範囲
で、シリカ、タルク、チタニア、アルミナ、炭酸カルシ
ウム、酸化カルシウム、塩化カルシウム等およびこれら
の混合物等の無機微粒子、架橋ポリスチレン、架橋ポリ
メチルメタクリレート等の有機微粒子、および酸化防止
剤、帯電防止剤、色素等を配合することができる。さら
に本発明において製膜中のモノマー析出防止のために
は、スチレン系重合体あるいはその組成物中の残量スチ
レン単量体が7000ppm以下であることが好まし
い。以上のような本発明のスチレン系重合体あるいは該
重合体を含む組成物を素材として、フィルムを製膜す
る。製膜は熔融製膜、溶液製膜いずれを用いても良い。
本発明の正面、厚み方向のレターデーション、熱収縮
率、全光透過性、耐折強度を達成するためには、以下に
述べる製膜法がポイントとなる。即ち平面内、厚み方向
に均一な、かつ無配向な膜を作ることにある。熔融製膜
を行なう場合は、加熱熔融して押し出し、冷却、固化さ
せて製膜する。熔融押出しは、250℃〜330℃、よ
り好ましくは270℃〜320℃で熔融するが、一軸押
し出し機、二軸押し出し機のいずれを用いても良い。こ
の後に二次凝集粒子を粉砕、除去あるいはゴミ、異物除
去のためにメッシュフィルターを使用することが好まし
い。この後に250℃〜330℃、より好ましくは27
0℃〜320℃に加熱したT−ダイを通して押し出し冷
却ドラム上でフィルムに成形する。本発明の特徴の一つ
は、このT−ダイの上側リップより下側リップの温度を
2℃以上30℃以下、より好ましくは3℃以上20℃以
下だけ高くすることにある。これは下側リップ側は冷却
ドラムに接触し急冷されるのに対し上側リップ側は空気
側のため冷却速度が遅い。このため予め下側リップ側の
温度を高くすることで両面の冷却速度のバランスを取り
厚み方向分布を均一にすることができる。
【0013】さらに、本発明ではT−ダイと冷却ドラム
の間、即ち熔融体が空気中を垂れる距離を20cm以上
60cm以下にするのが好ましく、より好ましくは25
cm以上50cm以下である。この距離が上記範囲未満
では高温の熔融体が冷却ドラム上で急冷され収縮する
が、長手方向(MD)と幅方向(TD)の収縮の異方性
から面内の異方性を生じやすい。一方この範囲を上回る
と冷却ドラムに達する前に熔融体が固化し好ましくな
い。さらに冷却ドラムと熔融体との密着を良化し厚みム
ラを小さくするために、エアナイフ、エアチャンバー、
タッチロール、静電印加等の方法を用いても良い。これ
らのなかで、平面性の観点から静電印加法を用いるのが
好ましい。冷却ドラムの温度は、原反シートのガラス転
移温度(Tg)−70℃〜Tg、より好ましくはTg−
50℃〜Tg−20℃の範囲である。さらに冷却ロール
からの剥取り張力もポイントであり、好ましい張力は1
kg/m幅以上10kg/m幅以下、より好ましくは2kg/m幅以
上8kg/m幅以下である。
【0014】正面、厚み方向の両方のレターデーション
を本発面の範囲に入れる必要のある場合(例えば位相差
膜用支持体)、この未延伸シートを用いるのが好まし
い。但し未延伸シートはT−ダイのリップの凹凸の影響
を受け易いため、表面を100℃から230℃に加熱し
た加熱ローラーを通すことでカレンダリングすることも
好ましい。さらに厚み方向のレターデーションが300
nm以上でも良い偏光板、低反射坂用支持体等の場合、
この未延伸シートを延伸しても良い。延伸は縦、横の同
時2軸延伸でも逐次2軸延伸でも良いが、縦、横の逐次
延伸が好ましい。延伸方法としては、テンターによる方
法、ロール間で延伸する方法、圧延による方法などがあ
り、これらを組み合わせて適用すればよいが、好ましい
のは、テンターによる方法、ロール間で延伸する方法で
ある。より具体的には、ロール間延伸で縦延伸後、テン
ターで横延伸を行うのがさらに好ましい。延伸温度は、
縦、横とも、100℃〜150℃、より好ましくは10
5℃〜T135℃、さらに好ましくは110℃〜130
℃に設定すれば良い。延伸速度は、縦、横とも1000
〜8000%/分、好ましくは2000〜6000%/
分、さらに好ましくは、2500〜4000%/分であ
る。面積延伸倍率は10〜16倍、好ましくは11〜1
5倍、さらに好ましくは12〜14.5倍である。この
とき縦、横の屈折率が一致するように縦、横の延伸倍率
を調整する。
【0015】上述の条件で延伸して得られた延伸フィル
ムに、さらに熱固定を行う。熱固定は緊張状態あるいは
弛緩状態あるいは制限収縮状態で200℃から250℃
の間で1秒から90秒実施するのが好ましい。より好ま
しくは1%〜10%の制限収縮状態で210℃から24
0の間で10秒から60秒行うものである。さらに本発
明の正面レターデーションを達成するには、熱固定後、
テンター内のチャックを外した状態で150℃〜200
℃で3秒以上20秒以下熱処理することが好ましい。こ
れによりフィルム中の延伸歪みを完全に抜くことがで
き、正面レターデーションをより小さくすることができ
る。さらにこの時の巻き取り張力を1kg/m幅以上10kg
/m幅以下、より好ましくは2kg/m幅以上8kg/m幅以下に
するのが好ましい。このようにして製膜したフィルムの
厚みは20〜200μm、より好ましくは、30〜10
0μm、さらに好ましくは、40〜80μmである。
【0016】さらに本発明では溶液製膜でも実施でき
る。シンジオタクチック−ポリスチレン系ポリマーを溶
解する溶媒として芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等)、脂環式炭化水素(シクロヘキサン、
シクロヘキセン等)、ハロゲン化炭化水素(ジクロロメ
タン、ジクロロエタン等)、環状アミド(N- メチルピ
ロリドン、N- エチルピロリドン等)、環状エーテル
(ジオキサン等)が挙げられる。これらの溶剤は単独で
用いても良く混合して用いても良い。これに3wt%〜
30wt%、より好ましくは5wt%〜20wt%とな
るように上記シンジオタクチック−ポリスチレン系ポリ
マーを溶解する。この時シリカ、アルミナ、タルク、酸
化チタン等の無機微粒子や架橋ポリスチレン、架橋ポリ
アクリレート等の有機微粒子を0.001%〜1%添加
しても良い。これらの微粒子は球形でも針状でも不定形
でも良く、0.01〜20μm が好ましく、0.1〜3
μm がさらに好ましい。また、リン酸エステルやフタル
酸エステルのような可塑剤を1〜25wt%、より好ま
しくは3〜20wt%添加するのも好ましい。このポリ
マーの溶解液(ドープ)をフィルターで濾過後、バン
ド、あるいはドラムの上に流延、乾燥した後剥取り、さ
らに後乾燥し製膜する。この時本発明の正面、厚み方向
レターデーションを達成する上でのポイントは乾燥速度
であり、1分〜10分、より好ましくは2分〜8分で乾
燥するようにするのが好ましい。溶剤の乾燥によりドー
プは収縮するが、乾燥速度が速すぎると縦、横方向の収
縮がドラムやベルトとの摩擦で厚み方向の収縮に追いつ
かず、厚み方向レターデーションの大きな膜となる。さ
らに乾燥後の剥取り時の残留溶剤量をポリマーの固形分
量に対し10%以上50%以下、より好ましくは15%
以上40%以下にするのが好ましい。この範囲に溶剤が
残留していると、剥取り時の張力で配向した分子を後乾
燥中に不均一化することで正面、厚み方向のレターデー
ションを小さくすることができる。
【0017】このようにして得たポリスチレン系フィル
ムに表面処理を行なうことも好ましい。これにより液晶
基板、偏光基板との密着を改良できる。好ましい表面処
理はグロー放電処理、コロナ処理、紫外線照射処理、火
炎処理が挙げられる。この中で最も好ましいのがグロー
放電処理である。さらに密着性改良のために表面処理し
た支持体上に下塗り層を設けても良い。例えば、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、ブタジエン、酢酸ビニル、スチ
レン、アクリロニトリル、メタクリル酸エステル、メタ
クリル酸、アクリル酸、イタコン酸、無水マレイン酸な
どの単独又は共重合体の他、水溶性ポリエステル、ポリ
ウレタン、エポキシ樹脂、ゼラチン、ニトロセルロー
ス、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ニトロセ
ルロースなどが用いられる。さらに必要に応じて帯電防
止剤を添加し、表面抵抗率を1012以下に低下させても
よい。表面抵抗率を低下させる手段に特に制限はない。
例えばSn、Zn、Ti、In、V等の酸化物の微粉末
を添加する方法、導電性ポリマーを添加する方法、界面
活性剤を添加する方法などがある。これらの方法のうち
好ましいものはSnO2 等の金属酸化物を添加する方法
である。
【0018】このようにして実施したポリスチレン系フ
ィルムを支持体に、特開昭59−49501,同59−
50401、同60−59250記載の低反射層を付与
することができる。また特開昭55−35325、同6
0−191204、特開平6−59122記載の偏光層
を付与することができる。さらに特開平8−5837、
同7−287120、同9−197397記載の位相差
膜を付与することもできる。以下に本発明で用いた測定
法について記載する。 (1)正面レターデーション エリプソメーター(偏光解析計AEP−100;島津製
作所(株)製)を用いて、波長632.8nmにおける
フィルム面に垂直方向から測定した値を正面レターデー
ションとした。 正面レターデーション(nm)=(nx −ny )×フィルム厚
み(nm) 但し:nx =MD方向屈折率、ny =TD方向屈折率 (2)厚み方向レターデーション エリプソメーター(偏光解析計AEP−100;島津製
作所(株)製)を用い透過モードでレターデーションの
角度依存性を測定し、求めたMD方向屈折率(nx )、
TD方向屈折率(ny )、厚み方向屈折率(nz )から
下記式に従って得た。 厚み方向レターデーション(nm)={(nx +ny )/2
−nz }×フィルム厚み(nm) (3)耐折強度 120mm長×10mm幅に切り出したサンプルを25
℃60%rhにおいてISO1184−1983に従っ
てMD、TD方向測定し、その平均値を示した。 (4)熱収縮 50mm幅×250mm長に裁断したサンプルに20c
m間隔の孔をあけ、25℃60%RH(相対湿度)下で
3時間調湿後、孔の間隔を測長する(L0 )。これを無
張力下110℃30分間空気恒温槽中で熱処理する。こ
れを25℃60%RH下で3時間調湿後、孔の間隔を測
長する(L1 )。100×(L0 −L1)/L0 (%)
に従いMD、TDの熱収縮を測定しその平均値とした。 (5)全光透過性 80μm 厚で製膜した支持体に対しJIS−K6714
に従って求めた。 (6)ヘイズ ヘイズ計(1001DP型 日本電色工業(株)製)を
用いて測定した。
【0019】
【実施例】以下に実施例をあげて、本発明を詳細に説明
するが、本発明は、これに限定されるものではない。 実施例1 (1)ポリマーの重合 シンジオタクチック−ポリスチレン系樹脂(SPS) 反応容器に下記比率で仕込み、50℃において3時間重
合反応を実施した。 反応溶媒;トルエン 6リットル 反応触媒;テトラエトキシチタン 5ミリモル メチルアルミノキサン アルミニウム原子として500
ミリモル モノマー;スチレン44.5:p−メチルスチレン5.
5(重量比) 反応終了後、生成物を塩酸とメタノールとの混合液で洗
浄して、触媒成分を分解除去後、乾燥することによりこ
の共重合体の重量平均分子量(Mw)が44万であり、
数平均分子量(Mn)が24万であった。この共重合体
中のp−メチルスチレン単位の含有割合は5wt%、残
部はスチレン単位であった。また、この共重合体は12C
−NMRによる分析から、145.11ppm、14
5.22ppm、142.09ppmに吸収が認めら
れ、そのピーク面積から算出したスチレン単位のラセミ
ペンタッドでのシンジオタクティシティーは72%であ
った。またp−メチルスチレンの含率は5wt%であっ
た。このポリマーのガラス転移温度(Tg)、融点(T
m)はそれぞれ97℃、250℃であった。このポリマ
−をSPS−1としする。同様にして、スチレン/p−
メチルスチレンの仕込み比(重量比)を49.5/0.
5、36.5/13.5とし重合を行い、p−メチルス
チレン含率が1wt%(残部はスチレン単位)、29w
t%(残部はスチレン単位)のSPS系ポリマーを得
た。これらをおのおのSPS−2及び3とした。これら
のMwはそれぞれ40万、42万、Mnはそれぞれ22
万、23万、シンジオタクティシティーはそれぞれ7
4、71、Tgはそれぞれ100℃、95℃、Tmはそ
れぞれ257、248であった。 アイソタクチック−ポリスチレン系樹脂(IPS) 特開昭62−104818実施例1の比較例2に記載の
方法に従って重合した。これをIPSとした。 アタクチック−ポリスチレン系樹脂(APS) 特開昭62−104818実施例1の比較例1に記載の
方法に従って重合した。これをAPSとした。
【0020】(2)支持体の熔融製膜 SPS−1,2,3とAPS及びIPSのペレットを1
50℃にて減圧、乾燥後130℃の熱風中攪拌しながら
結晶化させた。この結晶化ペレット中のモノマー含有量
はそれぞれ、300、450、500、300、300
ppmであった。この後、SPS−1、2、3、AP
S、IPSをベント付単軸押出機を用いて、300℃で
熔融し、2μm の焼結金属フィルターで濾過した後、T
−ダイから押出した。この時、T−ダイの下側のリップ
の温度を表1に示すように上側リップより高くした。こ
れを60℃のキャスティングドラム上で冷却固化した。
この時T−ダイと冷却ドラムの距離を表1に示す値に設
定した。さらに冷却ドラムには静電印加法を用いて密着
性を確保した。冷却固化後の未延伸シートを表1に示す
張力で剥取った後、150℃の熱ロールを用いて表面の
ダイ筋を消した。このようにして、80μm の未延伸シ
ートを得た。さらに表1の本発明−4及び5は、上記方
法と同様の方法で得た900μm の未延伸シートをさら
に縦方向に120℃で3.2倍、次いで横方向125℃
で3.4倍に逐次2軸延伸を行った。この後テンター内
のチャックを外し表1に示した温度で15秒熱処理を行
った。このようにして、80μm の延伸シートを得た。
【0021】
【表1】
【0022】(3)支持体の溶液製膜 SPS−3のペレットとジクロロメタンを20:80
(重量比)で溶解したドープを2μm のフィルターで濾
過した後、鏡面仕上げしたステンレス板上にキャスティ
ングした。この後、5分で残留溶剤が20%になるよう
に乾燥した後剥取り、さらに150℃のオーブン中で残
留溶剤が1%以下になるまで乾燥し、80μm の溶液製
膜フィルムを得た。 (4)評価試験 このようにして得たスチレン系フィルムの正面、厚み方
向レターデーション、全光透過性、耐折強度、熱収縮を
上記方法で測定し、表2に示した。本発明を実施するこ
とで良好な物性を達成した。さらに50cm角に裁断した
これらのSPS系フィルムを、直交方向に設置した2枚
の偏光板の間に置き、透過光を用い目視で光学的均一性
を評価し、色ムラの発生していない面積比を測定した。
比較例として特開平9−19959、実施例1記載方法
に準じて作成した80μm のSPS系フィルムを評価し
た。本発明を実施することでこれらに対し良好な光学的
均一性を達成している。
【0023】
【表2】
【0024】(5)低反射膜、偏光膜、位相差膜の作成 本発明- 1〜7の溶融製膜および本発明の溶液製膜のポ
リスチレン系フィルムを支持体に、特開昭60−592
50記載の低反射層を付与し低反射膜を作成した。同様
に特開昭55−35325記載の偏光層を付与し偏光板
を作成した。さらに本発明- 1〜3,6,7,8,9の
溶融製膜のシンジオタクチック−、アタクチック−、ア
イソタクチック−ポリスチレン系フィルムを支持体に、
特開平8−5837記載の位相差膜を付与することで位
相差フィルムを作成した。いずれも良好な光学特性を示
した。
【0025】
【発明の効果】本発明は光学特性に優れるポリスチレン
系フィルムを提供した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 1/04 G02B 1/04 G02F 1/1335 510 G02F 1/1335 510 // B29K 25:00 B29L 7:00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面レターデーションが0nm以上10
    0nm以下であることを特徴とするポリスチレン系フィ
    ルム。
  2. 【請求項2】 厚み方向レターデーションが0nm以上
    250nm以下であることを特徴とする請求項1に記載
    のポリスチレン系フィルム。
  3. 【請求項3】 全光透過率が85%以上100%以下で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリスチ
    レン系フィルム。
  4. 【請求項4】 耐折強度が30回以上1000回以下で
    あることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のポリ
    スチレン系フィルム。
  5. 【請求項5】 110℃10分の熱収縮率が0%以上1
    %以下であることを特徴とする請求項1、2、3又は4
    に記載のポリスチレン系フィルム。
  6. 【請求項6】 該ポリスチレン系フィルムがシンジオタ
    クチック構造を有することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1つに記載のポリスチレン系フィルム。
  7. 【請求項7】 該ポリスチレン系フィルムの構成成分中
    のスチレン成分含有率が70wt%以上99wt%以下
    であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに
    記載のフィルム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1つに記載のポ
    リスチレン系フィルムを用いた位相差フィルム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか1つに記載のポ
    リスチレン系フィルムを用いた偏光板フィルム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜7のいずれか1つに記載の
    ポリスチレン系フィルムを用いた低反射フィルム。
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