JPH11248781A - 集積回路の端子浮き検査方法および回路基板検査装置 - Google Patents

集積回路の端子浮き検査方法および回路基板検査装置

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JPH11248781A
JPH11248781A JP10067878A JP6787898A JPH11248781A JP H11248781 A JPH11248781 A JP H11248781A JP 10067878 A JP10067878 A JP 10067878A JP 6787898 A JP6787898 A JP 6787898A JP H11248781 A JPH11248781 A JP H11248781A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積回路の端子浮きについての検査コストを
低減可能な集積回路の端子浮き検査方法を提供する。 【解決手段】 検査対象の集積回路2における信号用端
子3並びに電源端子3pおよびグランド端子3gのいず
れか一方の端子がそれそれ接続されるべき各回路パター
ン4,4gに検査用プローブ5,5gを各々接触させ、
集積回路2内の内部ダイオード52に両検査用プローブ
5,5gを介して所定電流を供給し、内部ダイオード5
2の導通状態を示す電気的パラメータを測定し、測定し
た電気的パラメータに基づいて回路パターン4,4gに
対する集積回路2についての端子浮き検査を実行する集
積回路の端子浮き検査方法において、少なくとも交流成
分を含む電流を所定電流として供給し、内部ダイオード
52を導通した所定電流に含まれている交流成分に基づ
く電気的パラメータを測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板やI
Cパッケージ、ハイブリッド用基板およびMCM(Mult
i Chip Module )などの回路基板における集積回路の端
子浮きを検査する集積回路の端子浮き検査方法、およ
び、この集積回路の端子浮き検査方法を実行可能に構成
された回路基板検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路基板に実装された集積回路の端子が
接続されるべき回路パターンに対して確実に半田付けさ
れているか否かを検査する端子浮き検査方法として、集
積回路内の寄生ダイオードを導通状態にし、その導通状
態を示す電気的パラメータに基づいて集積回路の端子浮
きを判別する検査方法が用いられている。
【0003】この検査方法では、図6に示すように、集
積回路2の信号用端子151が半田付けされるべき回路
パターン161に電流導通用プローブ171を接触させ
ると共に、集積回路2のグランド端子152が半田付け
されるべき回路パターン162に電流導通用プローブ1
72を接触させ、その状態において、両プローブ17
1,172間に電流計181を介して接続した定電圧源
182によって、例えば0.9Vの定電圧を印加する。
一方、集積回路2のグランド端子152と内部主要回路
51のグランド部位51aとの間には、いわゆるサブス
トレート抵抗155が存在し、かつ内部主要回路51の
グランド部位51aと信号用端子151,153との
間、および信号用端子151,153と電源端子154
との間には、寄生ダイオード52,52・・がそれぞれ
存在する。したがって、定電圧源182、電流計18
1、電流導通用プローブ172、サブストレート抵抗1
55、寄生ダイオード52、電流導通用プローブ171
および定電圧源182からなる電流経路が形成される。
ここで、電流計181を用いて、この電流経路を導通す
る電流i22の電流値を測定する。この場合、定電圧源1
82によって印加されている電圧が、寄生ダイオード5
2の作動電圧よりも高電圧であるため、電流i22が導通
することにより、寄生ダイオード52の順方向電圧およ
びサブストレート抵抗155の両端電圧は、それぞれ約
0.7Vおよび約0.2Vになると予測される。
【0004】次に、同図においてスイッチ191をオン
することにより、他の信号用端子153が半田付けされ
るべき回路パターン163および回路パターン162に
それぞれ接触させられている電流導通用プローブ17
3,174の間に、定電圧源183によって1.2V程
度の電圧を印加する。この状態では、他の信号用端子1
53およびグランド端子152間における寄生ダイオー
ド52の順方向電圧が約0.7Vになるため、サブスト
レート抵抗155の両端電圧は、約0.5Vになる。し
たがって、信号用端子151に接続されている寄生ダイ
オード52は、その両端電圧が作動電圧よりも低電圧の
約0.4Vになって遮断状態にさせられる結果、電流i
22の電流値が低減する。この場合、検査対象の信号用端
子151が回路パターン161から浮いているときに
は、電流i22の電流値が変化しないため、信号用端子1
51に他の集積回路の信号用端子が共通接続されている
場合であっても、検査対象の信号用端子151について
の端子浮きを検査することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の端子
浮き検査方法には、以下の問題点がある。すなわち、回
路パターン161,162間には、実際には、バイパス
コンデンサや浮遊容量などが存在する。このため、図6
に示すように、回路パターン161,162間には、I
C2の寄生ダイオード52およびサブストレート抵抗1
55以外にも、抵抗201および容量202からなる直
列回路203が等価的に存在する。したがって、電流計
181を導通する電流i21には、IC2内のサブストレ
ート抵抗155および寄生ダイオード52を流れる電流
i22以外に、直列回路203を導通する電流i23も含ま
れる。この場合、電流i23は、図7に示すように、定電
圧源182による電流供給開始時t1の時に最大とな
り、その後、直列回路203の時定数に応じて徐々に減
少する。この場合、電流i21は、電流i22およびi23の
合計値であるため、電流供給開始時t1の時に最大とな
り、電流i23が流れ終わる時間t2の時以降に初めて寄
生ダイオード52のみを流れる電流値となる。したがっ
て、電流i22の真の電流値を測定するためには、直列回
路203による過渡現象が整定するのに十分な時間(t
2−t1)を経過した後でなければならない。このた
め、この検査方法には、電流i22の測定にある程度の時
間を必要とするため、特に、回路基板上に数多くの集積
回路が実装されている場合には、その分電流i22の測定
回数が増える結果、検査に要する時間が長時間化して検
査コストが高騰しているという問題がある。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、集積回路の端子浮きについての検査コスト
を低減可能な集積回路の端子浮き検査方法および回路基
板検査装置を提供することを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の集積回路の端子浮き検査方法は、検査対象
の集積回路における信号用端子並びに集積回路における
電源端子およびグランド端子のいずれか一方の端子がそ
れそれ接続されるべき各回路パターンに検査用プローブ
を各々接触させ、信号用端子および一方の端子の間に介
在する集積回路内の内部ダイオードに両検査用プローブ
を介して所定電流を供給し、内部ダイオードの導通状態
を示す電気的パラメータを測定し、測定した電気的パラ
メータに基づいて回路パターンに対する集積回路につい
ての端子浮き検査を実行する集積回路の端子浮き検査方
法において、少なくとも交流成分を含む電流を所定電流
として供給し、内部ダイオードを導通した所定電流に含
まれている交流成分に基づく電気的パラメータを測定す
ることを特徴とする。なお、本発明において内部ダイオ
ードの導通状態を示す電気的パラメータとは、内部ダイ
オードの導通電流、順方向電圧および等価抵抗を含むの
は勿論、導通電流波形の歪率などを含む概念である。
【0008】上記したように、内部ダイオードの導通電
流や順方向電圧などを電気的パラメータとして測定する
ことができるが、以下、導通電流を測定する場合を例に
挙げて説明する。この集積回路の端子浮き検査方法で
は、例えば、集積回路の信号用端子とグランド端子との
間に介在する集積回路内の内部ダイオードが導通するの
に十分な電流(所定周波数の交流成分を含んだ電流)を
検査用プローブを介して供給し、導通電流に含まれる交
流成分の電流値(例えば、実効値)を測定する。この場
合、集積回路の信号用端子が接続されるべき回路パター
ンと集積回路のグランド端子が接続されるべき回路パタ
ーンとの間に上記した直列回路203が等価的に接続さ
れているときには、この検査用プローブを介して供給さ
れる電流の一部は、この直列回路203にも流れる。こ
こで、直列回路203を流れる直流電流は過渡現象を伴
って時間と共に変化するが、交流成分の周期が直列回路
203の時定数にくらべて十分小さい場合には、直列回
路203を流れる交流成分の電流値は、時間の経過に対
して一定値の状態で推移する。このため、内部ダイオー
ドを導通した所定電流に含まれている交流成分について
の電流値を電気的パラメータとして測定する際に、直列
回路203における過渡現象が整定するまで待つ必要が
なく、電流を供給すると同時に測定できる結果、端子浮
きの検査時間を短縮することが可能となる。
【0009】請求項2記載の集積回路の端子浮き検査方
法は、請求項1記載の集積回路の端子浮き検査方法にお
いて、内部ダイオードを導通した所定電流に含まれてい
る交流成分の電流値を電気的パラメータとして測定する
ことを特徴とする。
【0010】交流成分について内部ダイオードの導通状
態を示す電気的パラメータとして、内部ダイオードの交
流抵抗値などを測定することもできるが、交流抵抗値を
求めるためには、交流電流値や交流電圧値を測定し、か
つ除算などの演算を行う必要がある。一方、この集積回
路の端子浮き検査方法では、内部ダイオードを導通した
所定電流に含まれている交流成分の電流値を電気的パラ
メータとして測定する。この場合、交流成分の電流値
は、演算などを行うことなく、交流電流計を用いて直ち
に測定することができる。したがって、集積回路の端子
浮きを簡易かつ迅速に検査することが可能となる。
【0011】請求項3記載の集積回路の端子浮き検査方
法は、請求項1または2記載の集積回路の端子浮き検査
方法において、集積回路を加熱または冷却することによ
り集積回路の内部温度を所定温度に変化させ、その温度
変化後に電気的パラメータを測定し、測定した電気的パ
ラメータに基づいて端子浮き検査を実行することを特徴
とする。
【0012】この集積回路の端子浮き検査方法では、例
えば、集積回路を加熱することにより集積回路の内部温
度を変化させた後に、集積回路の内部ダイオードが導通
するのに十分な電流(所定周波数の交流成分を含んだ電
流)を検査用プローブを介して供給し、導通電流に含ま
れる交流成分の電流値(例えば、実効値)を測定する。
この場合、図6に示した直列回路203を流れる電流の
交流成分の電流値は、上記したように、過渡現象の前後
で常に一定である。このため、測定した導通電流の交流
成分の電流値は、内部ダイオードの温度条件のみに依存
して変化する。つまり、交流成分の電流値は、集積回路
の内部温度が上昇すればその温度変化に対して単調に増
加し、内部温度が低下すればその温度変化に対して単調
に低下する。
【0013】したがって、信号用端子が回路パターンに
半田付けされていないときには、集積回路の内部温度が
変化したとしても、測定した導通電流の交流成分の電流
値は、温度変化前の導通電流の交流成分の電流値とほぼ
同じ値になる。一方、信号用端子が半田付けされている
ときには、温度変化後に測定した導通電流の交流成分の
電流値は、温度変化前の導通電流の交流成分の電流値と
は明らかに相違する。したがって、温度変化後における
導通電流の交流成分の電流値に基づいて、信号用端子の
端子浮きを確実に検査することが可能となる。
【0014】請求項4記載の集積回路の端子浮き検査方
法は、請求項1から3のいずれかに記載の集積回路の端
子浮き検査方法において、温度変化前に測定した電気的
パラメータと温度変化後に測定した電気的パラメータと
の差異値に基づいて信号用端子についての端子浮き検査
を実行することを特徴とする。
【0015】回路基板を設計する段階において予測され
る導通電流に含まれる交流成分の電流値と、検査時に測
定した交流成分の電流値とを比較することによって端子
浮きの判定を行ってもよい。しかし、設計段階における
回路基板と検査時に測定される検査対象の回路基板とで
は、内部ダイオードの特性のばらつきなどにより温度変
化後における導通電流の交流成分の電流値が若干異なる
場合もある。この集積回路の端子浮き検査方法では、集
積回路の内部温度の変化前と変化後において、内部ダイ
オードを流れた交流成分の電流値をそれぞれ測定する。
この場合、信号用端子が回路パターンに半田付けされて
いないときには、温度変化の前後において、交流成分の
電流値が変化しないのに対して、信号用端子が半田付け
されているときには、交流成分の電流値が確実に変化す
る。したがって、温度変化前後における交流成分に対す
る電流値の差異値に基づいて、信号用端子の端子浮きを
確実に検査することが可能となる。
【0016】請求項5記載の回路基板検査装置は、検査
対象の集積回路における信号用端子並びに集積回路にお
ける電源端子およびグランド端子のいずれか一方の端子
がそれぞれ接続されるべき各回路パターンに接触可能な
複数の検査用プローブと、信号用端子および一方の端子
の間に介在する集積回路内の内部ダイオードに検査用プ
ローブを介して所定電流を供給する電源部と、内部ダイ
オードの導通状態を示す電気的パラメータを測定するパ
ラメータ測定部と、測定された電気的パラメータに基づ
いて回路パターンに対する集積回路についての端子浮き
を判別する判別部とを備えて構成されている回路基板検
査装置において、電源部は、少なくとも交流成分を含む
電流を所定電流として供給し、パラメータ測定部は、内
部ダイオードを導通した所定電流に含まれている交流成
分に基づく電気的パラメータを測定することを特徴とす
る。
【0017】請求項6記載の回路基板検査装置は、請求
項5記載の回路基板検査装置において、パラメータ測定
部は、内部ダイオードを導通した所定電流に含まれてい
る交流成分の電流値を電気的パラメータとして測定する
ことを特徴とする。
【0018】請求項7記載の回路基板検査装置は、請求
項5または6記載の回路基板検査装置において、加熱ま
たは冷却することにより集積回路の内部温度を所定温度
に制御する温度制御手段を備え、判別部は、集積回路の
内部温度が温度制御手段によって所定温度に制御された
後にパラメータ測定部によって測定された電気的パラメ
ータに基づいて端子浮きを判別することを特徴とする。
【0019】請求項8記載の回路基板検査装置は、請求
項5から7のいずれかに記載の回路基板検査装置におい
て、判別部は、温度変化前に測定された電気的パラメー
タと所定温度に制御された後に測定された電気的パラメ
ータとの差異値に基づいて信号用端子についての端子浮
きを判別することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る集積回路の端子浮き検査方法および回路基板検
査装置の好適な実施の形態について説明する。
【0021】図2は、本発明に係る回路基板検査装置に
相当するピンボード方式のインサーキットテスタ1にお
ける主要部の斜視図である。同図に示すように、インサ
ーキットテスタ1は、検査対象の回路基板P上に搭載さ
れた集積回路(以下、「IC」ともいう)2における信
号用端子3,3・・、グランド端子3g、および電源端
子3pに接続されるべき回路パターン4,4・・,4
g,4p(以下、他の回路パターンを含めて総称して、
「回路パターン4」ともいう)にそれぞれ接触可能な検
査用プローブ5,5・・,5g,5p(以下、他の検査
用プローブを含めて総称して、「検査用プローブ5」と
もいう)と、各IC2に対して上下動可能に構成された
接触式のヒータ部6とを備えている。
【0022】また、インサーキットテスタ1は、上下動
可能なピンボード11と、所定距離分上方に離間させら
れてピンボード11に固定された図外のヒータ部固定用
ボードとを備えており、ピンボード11には検査用プロ
ーブ5,5・・のすべてがそれぞれ固定され、ヒータ部
固定用ボードには、ヒータ部6に連結されヒータ部6を
上下動させるためのエアシリンダ12が固定されてい
る。ヒータ部6は、本発明における温度制御手段に相当
し、その内部には、温度に応じて抵抗値が変化するPT
C型やNTC型のサーミスタまたは白金抵抗体などの発
熱体(図示せず)が備えられている。この発熱体には、
後述する電力供給部41から電源供給ピン13a,13
bを介して加熱用電流が供給され、これにより、発熱体
が発熱してIC2を加熱する。
【0023】なお、このインサーキットテスタ1では、
独立した各回路パターン4には1つの検査用プローブ5
が接触するように対応配置させられており、検査時にピ
ンボード11が同図の矢印A方向に下動させられると、
各検査用プローブ5,5・・は、一点鎖線で示すよう
に、対応する各回路パターン4,4・・にそれぞれ接触
させられる。なお、同図では、1つの信号用端子3およ
び電源端子3pのみを一点鎖線で示している。また、各
IC2には1つヒータ部6が接触可能に対応配置させら
れており、ヒータ部6は、ピンボード11が下動させら
れた際には、ピンボード11の下面と回路基板Pの上面
との中間位置に位置させられ、その状態においてエアシ
リンダ12にエアが供給されると下動させられ、一点鎖
線で示すように、IC2のパッケージの表面Fに接触す
る。これにより、IC2の内部温度は所定温度まで上昇
させられる。
【0024】次に、インサーキットテスタ1の電気的な
構成について、図3を参照して説明する。
【0025】同図に示すように、インサーキットテスタ
1は、CPU31、スキャナ部32、計測部36、RA
M37、ROM38、電力供給部39、エア供給部40
および電磁弁41,41・・,42を備えている。
【0026】CPU31は、本発明における判別部に相
当し、計測部36による検査処理を制御したり計測値か
ら端子浮きの有無を判別したりする。スキャナ部32
は、CPU31の制御に従って、複数の検査用プローブ
5,5・・から1対の検査用プローブ5,5を選択す
る。計測部36は、本発明における電源部に相当し例え
ば0.7ボルトの直流電圧を出力する定電圧源33およ
び振幅が例えば0.1ボルトで周波数が1kHzの交流
電圧を出力する交流電圧源34と、本発明におけるパラ
メータ測定部に相当し検査用プローブ5,5間を導通す
る電流に含まれる1kHzの交流成分の実効値を測定す
る電流測定回路35とを備えている。なお、定電圧源3
3、交流電圧源34および電流測定回路35は、CPU
31の制御に従い、それぞれ電圧を出力し、または測定
をする。RAM37は、IC2の端子浮きを判別する際
の基準データおよび測定値に基づく演算結果などを一時
的に記憶し、ROM38は、CPU31の動作プログラ
ムなどを記憶する。電力供給部39は、CPU31の制
御に従って前述したようにヒータ部6の発熱体に電力を
供給する。
【0027】エア供給部40は、各電磁弁41,41・
・,42に圧縮エアを供給する。電磁弁41は、各エア
シリンダ12とエア供給部40との間にそれぞれ接続さ
れており、CPU31の開閉信号に従って開閉すること
により、エア供給用パイプ43を介しての圧縮エアの各
エアシリンダ12への供給および供給停止を制御する。
この場合、電磁弁41が作動して圧縮エアを供給するこ
とにより、エアシリンダ12は、ヒータ部6をIC2の
表面Fに接触させる。一方、電磁弁42は、エア供給部
40とピンボード11を上下動させるためのエアシリン
ダ(図示せず)との間に接続されており、CPU31の
開閉信号に従って開閉することにより、エア供給パイプ
44を介しての圧縮エアのエアシリンダへの供給および
供給停止を制御する。この場合、電磁弁42が作動して
圧縮エアを供給することにより、エアシリンダは、ピン
ボード11を下動させる。
【0028】次いで、IC2における信号用端子3の端
子浮き検査の検査原理について、図1,4を参照して説
明する。なお、検査対象の回路基板P上には、実際に
は、複数のIC2,2・・が実装され、かつ同一回路パ
ターン4に複数のIC2,2・・の各々の信号用端子
3,3・・が共通接続されているが、理解を容易にする
ため、ここでは、回路基板P上に2つの検査対象のIC
2a,2bが実装されている場合を想定して説明する。
【0029】図1に示すように、両IC2a,2bの信
号用端子3とグランド端子3gとの間、および信号用端
子3と電源端子3pとの間には、本発明における内部ダ
イオードに相当する寄生ダイオード52,52・・がそ
れぞれ存在する。また、回路パターン4,4g間には、
バイパスコンデンサや浮遊容量などが存在するため、抵
抗111と容量112とからなる直列回路113が等価
的に存在する。このインサーキットテスタ1では、信号
用端子3の端子浮きを検査する際に、まず、IC2aに
おける信号用端子3とグランド端子3gとの間に介在す
る寄生ダイオード52、およびIC2bにおける信号用
端子3とグランド端子3gとの間に介在する寄生ダイオ
ード52が導通するのに十分な電圧を検査用プローブ
5,5gを介して定電圧源33および交流電圧源34か
ら供給する。この場合、この電圧の波形は、0.7ボル
トの直流に振幅0.1ボルト、周波数1kHzの交流電
圧が重畳された脈流状の波形となる。このため、検査用
プローブ5,5g間を導通する電流I1 の波形も、直流
に1kHzの交流成分が重畳した脈流状の波形となる。
また、電流I1 は、IC2a内の寄生ダイオード52を
導通する電流I2 、IC2b内の寄生ダイオード52を
導通する電流I3 、および直列回路113を導通する電
流I4 の合計値となる。次に、この状態において、電流
測定回路35が、電流I1 に含まれる1kHzの交流成
分の実効値I11を測定する。
【0030】次いで、ヒータ部6を下動させてIC2a
の表面Fに接触させることにより、IC2aの内部温度
を所定温度まで上昇させる。続いて、内部温度が所定温
度に達した後に、電流測定回路35が、電流I1 に含ま
れる1kHzの交流成分の実効値I12を再度測定する。
ここで、加熱後における寄生ダイオード52の順方向電
圧に対する導通直流電流特性は、図4に示すように、加
熱前の特性CH1から特性CH2に変化する。この場
合、加熱前の特性CH1においては、交流電圧源34か
ら出力される交流成分の電圧波形をWINとすれば、寄生
ダイオード52から出力される電流波形W1 は、加熱後
よりも振幅値が小さく、かつ、順方向電圧が低電圧とな
る低レベル側の波形部位で歪むため、全体として歪率が
悪化している。逆に、加熱後の特性CH2においては、
寄生ダイオード52から出力される電流波形W2は、寄
生ダイオード52の順方向電圧に対して導通電流が、よ
り流れる傾向になるため、加熱前よりも振幅値が大き
く、かつ全体として歪率が向上している。
【0031】一方、直列回路113を導通する電流に含
まれる1kHzの交流成分の実効値は、直列回路113
の時定数よりも1kHzの交流成分の周期の方が極めて
小さいため、直列回路113を導通する直流電流が過渡
状態であったとしても常に一定となる。このため、この
温度変化させた前後における電流I1 に含まれる1kH
zの交流成分の実効値I11,I12は、寄生ダイオード5
2の周囲温度に応じて変化し、周囲温度が所定温度に設
定されると、電流I1 に含まれる交流成分の実効値I1
1,I12もほぼ所定値に定まる。したがって、所定温度
に温度変化させた後の交流成分の実効値I12と、良品の
回路基板Pにおける同一の信号用端子3について予め測
定した温度変化後の交流成分の実効値である基準実効値
とを比較すれば、IC2aにおける検査対象信号用端子
3の端子浮きを判別することができる。これは、信号用
端子3が回路パターン4に半田付けされていないときに
は、IC2aの内部温度が所定温度に変化したとして
も、交流成分の実効値I12は、交流成分の実効値I11と
ほぼ同じで変化しないのに対し、信号用端子3が半田付
けされているときには、実効値I12は、温度変化前にお
ける交流成分の実効値I11とは明らかに相違するからで
ある。
【0032】同様にして、IC2bについても温度変化
前における電流I1 に含まれる交流成分の実効値および
温度変化後における交流成分の実効値を測定することに
より、IC2bにおける検査対象信号用端子3の端子浮
きを検出する。これにより、回路パターン4に接続され
るべき各信号用端子3における端子浮きを検査すること
ができる。
【0033】次に、実際の端子浮き検査方法の具体的な
手順について、IC2の端子浮きを検査する際の基準デ
ータを作成する基準データ作成処理、および実際の端子
浮きを検査する検査処理について、図5を参照して説明
する。
【0034】図5(a)に示す基準データ作成処理で
は、最初に、良品回路基板Pの回路パターン4,4gに
検査用プローブ5,5gを介して交流電圧源34および
電流測定回路35をそれぞれ接続させ、その状態で、検
査用プローブ5,5gを介して脈流電圧を供給させると
共に、電流測定回路35に対して、その際の導通電流に
含まれる交流成分の実効値I01を測定させる(ステップ
71)。次いで、そのIC2を所定温度まで加熱し(ス
テップ72)、導通電流に含まれる交流成分の実効値I
02を測定する(ステップ73)。次に、実効値I02から
実効値I01を減算することにより正常データΔIを演算
する(ステップ74)。
【0035】この場合、両実効値I02,I01の差異値を
正常データΔIとするのは、以下の理由からである。す
なわち、図1において、データ作成対象がIC2aとす
れば、測定した交流成分の実効値I01は、電流I2 にお
ける交流成分の実効値I2R,電流I3 における交流成分
の実効値I3R、および電流I4 における交流成分の実効
値I4Rの合計であって、下記の式で表される。 I01=I2R+I3R+I4R・・・・・・・式 一方、温度上昇後における実効値I02は、温度上昇後に
おける実効値I2Rの増加分をΔiとすれば、下記の式
で表される。 I02=(I2R+Δi)+I3R+I4R・・式 したがって、実効値I02と実効値I01との差異値である
正常データΔIは、下記の式で表される。この式によ
れば、他のIC2内の寄生ダイオード52の導通電流の
ばらつきおよび直列回路113の導通電流のばらつきが
相殺されるため、IC2aにおけるデータ作成対象の信
号用端子3に接続されている寄生ダイオード52を導通
する交流成分のみについての温度上昇前後における差異
値を求めることができる。 ΔI=I02−I01 =Δi・・・・・・・・・・・・・式
【0036】次いで、CPU31は、演算した正常デー
タΔIをRAM39に記憶させる(ステップ75)。こ
の後、CPU31は、他のすべての信号用端子3,3・
・についても同様にして正常データΔIを測定すると共
に、その正常データΔIをRAM39に記憶させる。す
べての信号用端子3について正常データΔIを測定した
と判別したときに(ステップ76)、CPU31は、各
正常データΔIに対してそれぞれ所定の範囲を定めるこ
とにより基準データを作成する(ステップ77)。この
作成した基準データが基準電流範囲となる。以上によ
り、この処理を終了する。
【0037】次に、実際の検査処理について、図5
(b)を参照して説明する。
【0038】同図に示すように、CPU31は、検査す
べき信号端子3に応じてスキャナ部32を設定する(ス
テップ91)。次に、CPU31は、スキャナ部32に
よって選択された検査用プローブ5,5gを介して検査
対象の信号用端子3およびグランド端子3gに脈流電圧
を供給させ、その状態で導通電流に含まれる1kHzの
交流成分の実効値I11を測定する(ステップ92)。次
いで、CPU31は、電磁弁41を制御することによ
り、ヒータ部6を下動させて検査対象のIC2に接触さ
せる。これにより、検査対象のIC2は所定温度まで加
熱される(ステップ93)。所定時間が経過して所定温
度まで達したと判別したときに、CPU31は、導通電
流に含まれる1kHzの交流成分の実効値I12を測定す
る(ステップ94)。
【0039】続いて、CPU31は、実効値I12から実
効値I11を減算することにより、温度上昇の前後におけ
る実効値I12,I11の差異値を演算し、その信号用端子
3が端子浮きしているか否かを判別する(ステップ9
6)。この場合、CPU31は、差異値が基準電流範囲
内にある場合には、その信号用端子3が端子浮きしてい
ないと判別し、基準電流範囲を外れているときには、端
子浮きと判別する。次いで、すべての信号用端子3につ
いて端子浮きを検査したか否かを判別し(ステップ9
7)、検査していないときには、ステップ91〜ステッ
プ97を繰り返し実行し、すべてを検査したと判別した
ときには、この検査処理を終了する。
【0040】このように、このインサーキットテスタ1
では、定電圧源33および交流電圧源34が検査用プロ
ーブ5,5を介して所定の1対の回路パターン4,4g
に対して交流電圧を重畳させた脈流電圧を供給し、その
際に電流測定回路35が検査用プローブ5,5間を導通
する電流に含まれる交流成分の実効値を測定し、CPU
31が温度上昇の前後における交流成分の実効値の差異
値に基づいて端子浮きを判別する。このため、このイン
サーキットテスタ1では、その実効値の差異値からバイ
パスコンデンサや浮遊容量を含めた回路基板P上の周辺
回路の影響を排除することができる結果、集積回路の端
子浮きを正確に検査することができる。加えて、その実
効値の測定に際して、周辺回路における過渡現象の整定
を待つ必要がないため、短時間で端子浮きを検査するこ
とができる。
【0041】なお、本発明は、上記した実施形態に限定
されない。例えば、導通電流に含まれる交流成分波形の
歪率に基づいて端子浮きを検査してもよい。この場合、
上記したように、図4に示す加熱後の電流波形W2の歪
率が加熱前における電流波形W1の歪率よりも向上する
ため、加熱前後における歪率の変化に基づいて端子浮き
を判別することができる。また、導通電流に含まれる交
流成分の振幅値に基づいて端子浮きを検査することがで
きるのも勿論である。
【0042】また、本発明の実施の形態では、基準デー
タを良品回路基板Pから測定することによって作成して
いるが、基準データとして、回路基板Pの設計時に想定
される計算値を用いることもできる。
【0043】さらに、本発明の実施の形態では、温度制
御手段としてのヒータ部6によって検査対象IC2を所
定温度まで加熱することにより端子浮きを検査している
が、温度制御手段としてペルチェ素子などの冷却装置を
用いてIC2を所定温度まで冷却することにより端子浮
きを検査することもできる。また、加熱装置として、例
えば、ペルチェ素子や、電力をジュール熱に変換する抵
抗発熱体などを用いることが可能である。
【0044】また、本実施形態では、定電圧源としての
定電圧源33および交流電圧源34を用いることによっ
て導通電流に含まれる交流成分の変化量に基づいて端子
浮きを検査する例について説明したが、信号用端子3お
よびグランド端子3g(または電源端子3p)間に直流
定電流源、交流定電流源および電圧測定回路を接続する
ことにより、加熱または冷却の前後における寄生ダイオ
ード52の電圧に含まれる交流成分を測定した後、両測
定値の差異値に基づいて端子浮きを検査してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の集積回路
の端子浮き検査方法および請求項5記載の回路基板検査
装置によれば、交流成分を含む所定電流を両検査用プロ
ーブを介して集積回路の内部ダイオードに供給し、その
内部ダイオードを導通した所定電流に含まれている交流
成分に基づく電気的パラメータを測定することにより、
周辺回路の影響を受けることなく、集積回路の端子浮き
検査を短時間に行うことができる結果、端子浮き検査コ
ストを低減することができると共に正確に検査すること
ができる。
【0046】また、請求項2記載の集積回路の端子浮き
検査方法および請求項6記載の回路基板検査装置によれ
ば、電気的パラメータとして内部ダイオードを導通した
所定電流に含まれている交流成分の電流値を測定するこ
とにより、交流抵抗値などを測定する場合と異なり、端
子浮きを簡易かつ迅速に検査することができる。
【0047】さらに、請求項3記載の集積回路の端子浮
き検査方法および請求項7記載の回路基板検査装置によ
れば、集積回路の内部温度を所定温度に変化させ、その
温度変化後に測定した電気的パラメータに基づく端子浮
き検査を実行することにより、信号用端子の端子浮きを
確実に検査することができる。
【0048】また、請求項4記載の集積回路の端子浮き
検査方法および請求項8記載の回路基板検査装置によれ
ば、信号用端子について温度変化前に測定した電気的パ
ラメータと温度変化後に測定した信号用端子についての
電気的パラメータとの差異値に基づいて検査することに
より、信号用端子の端子浮きを、より確実に検査するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検査対象集積回路の等価回路を含めた測定系の
概略を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るインサーキットテス
タの主要部の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るインサーキットテス
タの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】加熱前と加熱後における集積回路内の寄生ダイ
オードの順方向電圧に対する導通直流電流および導通交
流電流の特性図である。
【図5】(a)は基準データ作成処理のフローチャー
ト、(b)は検査処理のフローチャートである。
【図6】従来の集積回路の端子浮き検査方法を実施する
際における検査対象集積回路の等価回路を含めた測定系
の概略を示す回路図である。
【図7】検査対象集積回路の等価回路を含めた従来の測
定系における各部の電流の過渡的な推移を示す過渡特性
図である。
【符号の説明】
1 インサーキットテスタ 2 集積回路 3 信号用端子 3g グランド端子 3p 電源端子 4 回路パターン 5 検査用プローブ 6 ヒータ部 31 CPU 33 定電圧源 34 交流電圧源 35 電流測定回路 36 計測部 52 寄生ダイオード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象の集積回路における信号用端子
    並びに当該集積回路における電源端子およびグランド端
    子のいずれか一方の端子がそれそれ接続されるべき各回
    路パターンに検査用プローブを各々接触させ、前記信号
    用端子および前記一方の端子の間に介在する前記集積回
    路内の内部ダイオードに前記両検査用プローブを介して
    所定電流を供給し、前記内部ダイオードの導通状態を示
    す電気的パラメータを測定し、当該測定した電気的パラ
    メータに基づいて前記回路パターンに対する前記集積回
    路についての端子浮き検査を実行する集積回路の端子浮
    き検査方法において、 少なくとも交流成分を含む電流を前記所定電流として供
    給し、前記内部ダイオードを導通した前記所定電流に含
    まれている前記交流成分に基づく前記電気的パラメータ
    を測定することを特徴とする集積回路の端子浮き検査方
    法。
  2. 【請求項2】 前記内部ダイオードを導通した前記所定
    電流に含まれている前記交流成分の電流値を前記電気的
    パラメータとして測定することを特徴とする請求項1記
    載の集積回路の端子浮き検査方法。
  3. 【請求項3】 前記集積回路を加熱または冷却すること
    により当該集積回路の内部温度を所定温度に変化させ、
    その温度変化後に前記電気的パラメータを測定し、当該
    測定した電気的パラメータに基づいて前記端子浮き検査
    を実行することを特徴とする請求項1または2記載の集
    積回路の端子浮き検査方法。
  4. 【請求項4】 温度変化前に測定した前記電気的パラメ
    ータと温度変化後に測定した前記電気的パラメータとの
    差異値に基づいて前記信号用端子についての前記端子浮
    き検査を実行することを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の集積回路の端子浮き検査方法。
  5. 【請求項5】 検査対象の集積回路における信号用端子
    並びに当該集積回路における電源端子およびグランド端
    子のいずれか一方の端子がそれぞれ接続されるべき各回
    路パターンに接触可能な複数の検査用プローブと、前記
    信号用端子および前記一方の端子の間に介在する前記集
    積回路内の内部ダイオードに前記検査用プローブを介し
    て所定電流を供給する電源部と、前記内部ダイオードの
    導通状態を示す電気的パラメータを測定するパラメータ
    測定部と、当該測定された電気的パラメータに基づいて
    前記回路パターンに対する前記集積回路についての端子
    浮きを判別する判別部とを備えて構成されている回路基
    板検査装置において、 前記電源部は、少なくとも交流成分を含む電流を前記所
    定電流として供給し、前記パラメータ測定部は、前記内
    部ダイオードを導通した前記所定電流に含まれている前
    記交流成分に基づく前記電気的パラメータを測定するこ
    とを特徴とする回路基板検査装置。
  6. 【請求項6】 前記パラメータ測定部は、前記内部ダイ
    オードを導通した前記所定電流に含まれている前記交流
    成分の電流値を前記電気的パラメータとして測定するこ
    とを特徴とする請求項5記載の回路基板検査装置。
  7. 【請求項7】 加熱または冷却することにより前記集積
    回路の内部温度を所定温度に制御する温度制御手段を備
    え、前記判別部は、前記集積回路の内部温度が前記温度
    制御手段によって所定温度に制御された後に前記パラメ
    ータ測定部によって測定された前記電気的パラメータに
    基づいて前記端子浮きを判別することを特徴とする請求
    項5または6記載の回路基板検査装置。
  8. 【請求項8】 前記判別部は、温度変化前に測定された
    前記電気的パラメータと前記所定温度に制御された後に
    測定された前記電気的パラメータとの差異値に基づいて
    前記信号用端子についての前記端子浮きを判別すること
    を特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の回路基
    板検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200973A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Hioki Ee Corp 回路基板検査方法およびその装置
JP2006343103A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Hioki Ee Corp 回路基板検査装置
JP2013007650A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Hioki Ee Corp 回路基板実装部品の検査装置および回路基板実装部品の検査方法

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