JPH11248275A - 蓄冷材およびこの蓄冷材を用いた蓄冷冷凍機 - Google Patents

蓄冷材およびこの蓄冷材を用いた蓄冷冷凍機

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JPH11248275A
JPH11248275A JP10045591A JP4559198A JPH11248275A JP H11248275 A JPH11248275 A JP H11248275A JP 10045591 A JP10045591 A JP 10045591A JP 4559198 A JP4559198 A JP 4559198A JP H11248275 A JPH11248275 A JP H11248275A
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JP
Japan
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cold storage
heat exchange
lead
displacer
storage material
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Pending
Application number
JP10045591A
Other languages
English (en)
Inventor
Okinao Sadayama
起尚 完山
Hirotoshi Torii
宏年 鳥居
Hiroyuki Morishita
弘之 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11248275A publication Critical patent/JPH11248275A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛球より大きな熱交換効率を得る。 【解決手段】 蓄冷材21を構成する鉛毛22は、鉛を
例えは0.5mm厚みに展延した鉛シートを例えば0.5mm
の幅で裁断して形成する。こうすることによって、蓄冷
材21の体積当たりの表面積が大きくなって熱交換効率
が高められる。上記構成の蓄冷材21は、蓄冷冷凍機の
ディスプレーサに充填されて冷媒ガスとの熱交換効率を
高める。その結果、従来と同じ容積のディスプレーサに
充填した場合には熱交換容量(蓄冷熱量)を大きでき、従
来と同じ熱交換容量(蓄冷熱量)を得る場合にはディスプ
レーサを小型にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蓄冷材、およ
び、この蓄冷材を用いた蓄冷冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、蓄冷冷凍機としてギフォード
マクマホン冷凍機やスターリング冷凍機等がある。以
下、ギフォードマクマホン冷凍機について、図2に示す
ような2段ギフォードマクマホン冷凍機を例に簡単に説
明する。この冷凍機では、圧縮機1からの高圧ヘリウム
ガスを第1膨張シリンダ2および第2膨張シリンダ3内
に導入排出するためのバルブディスク4を有している。
そして、吸気時には、バルブディスク4を図2(a)に示
すように位置させて、ヘリウムガスの吸入口5と第1膨
張シリンダ2とを連通させる。そうすると、第1膨張シ
リンダ2に供給されたヘリウムガスは第1ディスプレー
サ6内の蓄冷材7によって冷却されながら第2膨張シリ
ンダ3に供給され、第2ディスプレーサ8内の蓄冷材9
によって冷却されながら先端部の膨張室10に至る。そ
の場合、中間圧力に保持されている中間圧室11側の圧
力と高圧の膨張室10側の圧力との圧力差によって、両
ディスプレーサ6,8がバルブディスク4側に移動し、
膨張室10の体積が増加する。
【0003】一方、排気時においては、上記バルブディ
スク4を図2(b)に示すように位置させて、ヘリウムガ
スの排気口12と第1膨張シリンダ2とを連通させる。
そうすると、膨張室10内が一気に減圧され、発生した
冷熱で冷却されたヘリウムガスが両蓄冷材9,7を冷却
しながら排気口12より排気される。その場合、中間圧
力に保持されている中間圧室11の圧力と低圧の膨張室
10の圧力との圧力差によって、両ディスプレーサ6,
8が膨張室10側に移動し、膨張室10の体積が減少す
る。
【0004】こうして、上記バルブモータ13によって
バルブディスク4を回転駆動することによって第1ヒー
トステーション14および第2ヒートステーション15
が極低温に冷却される。また、得られた冷熱が蓄冷材
7,9に蓄えられて、吸入口5から吸気されたヘリウム
ガスを冷却する。尚、通常、第1ディスプレーサ6内の
蓄冷材は銅やステンレスの金属メッシュ7および鉛球
(図示せず)で構成される一方、第2ディスプレーサ8内
の蓄冷材は鉛球9で構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、上記従
来のギフォードマクマホン冷凍機においては、ディスプ
レーサ用の蓄冷材として鉛球が使用されている。こうし
て、ディスプレーサへの蓄冷材の充填率を大きくして熱
交換効率を高めるようにしている。ところが、同じ体積
を有する物体であれば球は最も表面積が小さく、鉛球の
蓄冷材は同体積の他の形状の鉛よりも冷媒との熱交換面
積が小さいことになる。したがって、ディスプレーサに
充填される蓄冷材の体積が同じであれば鉛球の蓄冷材の
熱交換効率は低いという問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、鉛球より大き
な熱交換効率を得ることができる蓄冷材、および、この
蓄冷材を用いた蓄冷冷凍機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の蓄冷材は、鉛を糸状に形成し
て成る鉛毛で構成したことを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、鉛を糸状に形成した鉛
毛を蓄冷材としている。そのため、同体積、つまりは同
重量の鉛球に比べて上記蓄冷材の表面積が大きくなる。
したがって、従来の鉛球の蓄冷材よりも大きな熱交換面
積が得られ、蓄冷材の熱交換効率が高められる。
【0009】また、請求項2に係る発明の蓄冷冷凍機
は、請求項1に係る発明の蓄冷材をディスプレーサ内に
充填したことを特徴としている。
【0010】上記構成によれば、ディスプレーサ内に充
填された鉛毛で成る蓄冷材は大きな熱交換面積を有して
いる。したがって、従来の鉛球の蓄冷材を充填した場合
に比較して、冷媒ガスとの熱交換効率が高められる。そ
の結果、上記ディスプレーサの容積が従来と同じ容積で
ある場合には、熱交換容量(蓄冷熱量)が大きくなる。ま
た、従来と同じ熱交換容量(蓄冷熱量)を得る場合には、
上記ディスプレーサの容積が小さくなる。
【0011】また、請求項3に係る発明の蓄冷冷凍機
は、請求項1に係る発明の蓄冷材を螺旋状に積層してデ
ィスプレーサ内に充填したことを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、ディスプレーサ内に螺
旋状に積層して充填された鉛毛で成る蓄冷材は、大きな
充填率と大きな熱交換面積を有している。したがって、
従来の鉛球の蓄冷材を充填した場合に比較して、冷媒ガ
スとの熱交換効率が高められる。その結果、上記ディス
プレーサの容積が従来と同じである場合には、熱交換容
量(蓄冷熱量)が大きくなる。また、従来と同じ熱交換容
量(蓄冷熱量)を得る場合には、上記蓄冷材の容積が小さ
くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の蓄冷
材における拡大外観を示す模式図である。この蓄冷材2
1は、細い糸状に形成された鉛毛22で構成することに
よって、蓄冷材の体積当たりの表面積を大きくして、熱
交換効率をより高めたものである。
【0014】ここで、上述のような鉛毛22の形成は、
例えば、鉛の展延性を利用して次のようにして行う。す
なわち、鉛を例えば略0.5mm厚みのシート状に展延す
る。そして、この鉛シートを例えば0.5mmの幅で裁断
して糸状の鉛毛22を形成するのである。尚、その場合
の鉛毛22の長さは、1mm〜3mm,10mm,100mm等で
あるが特に限定するものではなく、長短混合しても差し
支えない。また、鉛毛22の形成方法は、上述の方法に
限定するものではない。
【0015】上記構成を有する蓄冷材21は、例えば、
図2に示すようなギフォードマクマホン冷凍機やスター
リング冷凍機等のフエノール樹脂等で円筒形に形成され
たディスプレーサ内に充填される。そして、このディス
プレーサ内を通過するヘリウムガス等の冷媒ガスとの熱
交換によって上記冷媒ガスを冷却したり、上記冷媒ガス
から受けた冷熱を蓄積する。その場合に、蓄冷材21を
構成する鉛毛22は、細い糸状に形成されているために
同じ体積(つまり、重量)の鉛球よりも表面積が大きく、
大きな熱交換面積を得ることができる。したがって、従
来の鉛球に代えて鉛毛22をディスプレーサ内に充填す
ることによって、蓄冷材の冷媒ガスとの熱交換効率を高
めることができる。その結果、従来と同じ容積のディス
プレーサに充填した場合には熱交換容量(蓄冷熱量)を大
きくできる。また、従来と同じ熱交換容量(蓄冷熱量)を
得る場合にはディスプレーサを小型にでき、コストダウ
ンを図ることができるのである。
【0016】尚、上記蓄冷冷凍機のディスプレーサに対
する鉛毛22の充填は、鉛毛22を単独で充填してもよ
いし、鉛や希土類金属の金属球と組み合わせて充填して
も差し支えない。要は、従来使用していた鉛球の部分に
代えて同じ重量(体積)の鉛毛22を使用することによっ
て熱交換効率を向上できるのである。また、鉛毛22を
ディスプレーサ内に螺旋状に配列し、且つ、積層して充
填率の向上を図ってもよい。また、上記実施の形態にお
いては、この発明の蓄冷材をギフォードマクマホン冷凍
機に用いているが、スターリング冷凍機等の他の蓄冷冷
凍機に用いることができることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の蓄冷材は、鉛を糸状に形成した鉛毛で構成した
ので、同体積(同重量)の鉛球に比べて表面積を大きくで
きる。したがって、従来の鉛球の蓄冷材よりも大きな熱
交換面積を得ることができ、蓄冷材の熱交換効率を高め
ることができる。
【0018】また、請求項2に係る発明の蓄冷冷凍機
は、請求項1に係る発明の蓄冷材をディスプレーサ内に
充填したので、上記ディスプレーサ内に充填されている
蓄冷材は大きな熱交換面積を有している。したがって、
従来の鉛球の蓄冷材を充填した場合に比べて、冷媒ガス
との熱交換効率を高めることができる。その結果、上記
ディスプレーサの容積が従来と同じ容積である場合に
は、熱交換容量(蓄冷熱量)を大きくできる。また、従来
と同じ熱交換容量(蓄冷熱量)を得る場合には、上記ディ
スプレーサを小型にしてコストダンを図ることができ
る。
【0019】また、請求項3に係る発明の蓄冷冷凍機
は、請求項1に係る発明の蓄冷材を螺旋状に積層してデ
ィスプレーサ内に充填したので、上記ディスプレーサに
充填されている蓄冷材は大きな充填率と大きな熱交換面
積を有している。したがって、従来の鉛球の蓄冷材を充
填した場合に比べて冷媒ガスとの熱交換効率を更に高め
ることができる。その結果、上記ディスプレーサの容積
が従来と同じである場合には、熱交換容量(蓄冷熱量)を
大きくできる。また、従来と同じ熱交換容量(蓄冷熱量)
を得る場合には、上記ディスプレーサを小型にしてコス
トダンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の蓄冷材における拡大外観を示す模式
図である。
【図2】2段ギフォードマクマホン冷凍機の動作説明図
である。
【符号の説明】
21…蓄冷材、 22…鉛毛。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛を糸状に形成して成る鉛毛で構成した
    ことを特徴とする蓄冷材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の蓄冷材をディスプレー
    サ内に充填したことを特徴とする蓄冷冷凍機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の蓄冷材を螺旋状に積層
    してディスプレーサ内に充填したことを特徴とする蓄冷
    冷凍機。
JP10045591A 1998-02-26 1998-02-26 蓄冷材およびこの蓄冷材を用いた蓄冷冷凍機 Pending JPH11248275A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001336845A (ja) * 2000-03-24 2001-12-07 Toshiba Corp 蓄冷器およびそれを使用した蓄冷式冷凍機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001336845A (ja) * 2000-03-24 2001-12-07 Toshiba Corp 蓄冷器およびそれを使用した蓄冷式冷凍機

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