JPH11248128A - 焼却機の焼却終了検出方法 - Google Patents

焼却機の焼却終了検出方法

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JPH11248128A
JPH11248128A JP4757998A JP4757998A JPH11248128A JP H11248128 A JPH11248128 A JP H11248128A JP 4757998 A JP4757998 A JP 4757998A JP 4757998 A JP4757998 A JP 4757998A JP H11248128 A JPH11248128 A JP H11248128A
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JP
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incineration
burner
temperature
combustion chamber
time
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JP4757998A
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English (en)
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Mitsuhiko Yamane
満彦 山根
Kiyoshi Kishimoto
清志 岸本
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木屑、紙屑等の一般雑芥や、高分子材料を焼
却する焼却機において、被焼却物の焼却状態を検出して
自動的に焼却運転を終了し、操作性の向上を計る事を目
的とするものである。 【解決手段】 本発明は、上煙道7内の排気温度を検出
し、この温度に応じて焼却バーナ13,14を点滅制御
すると共に、この焼却バーナの消火時間と上煙道内と下
煙道8内の排気温度の差を検出し、消火時間が予め設定
した所定時間で、かつ温度差が予め設定した温度内での
周期が予め設定した所定回数連続した時に焼却終了と判
断する事を特徴とするのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木屑、紙屑等の一
般雑芥や、ポリエチレン、ポリエステル等の高分子材料
を焼却する焼却機の焼却終了検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的小規模の事業所や、病院等に設置
され、一般雑芥や高分子材料等を焼却する焼却機では、
不定期に焼却炉内に被焼却物を投入し、適当なタイミン
グで焼却機を運転して被焼却物を焼却している。
【0003】又、上記比較的小規模の事業所に設置され
る焼却機の多くは、オペレータがタイマーによって燃焼
時間をセットし、このセットされた時間内は焼却用バー
ナやブロワーを連続運転し、運転中にオペレータが被焼
却物の燃焼状態を目視により確認して、運転時間を延長
したり、運転を中断している。
【0004】従って、オペレータの感や経験により焼却
時間を設定している為、被焼却物が燃え尽きているのに
燃焼が継続したり、燃え残っているのに運転が停止して
再運転を行ったりする事があり、運転管理上効率が悪い
という問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、被焼
却物の焼却終了を自動的に検出して運転を終了し、操作
性の向上を計る事を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、被焼却物を投
入して焼却バーナにて焼却する一次燃焼室と、この一次
燃焼室側壁の少なくとも上下に穿孔した一対の排気孔
と、一次燃焼室に隣接して配置され、排気孔より排出さ
れた排気を上下の煙道を介して導入し、無煙化バーナに
て焼却した後排気筒より外部に排気する二次燃焼室とを
備えた焼却機において、上煙道内の排気温度を検出し、
この温度に応じて焼却バーナを点滅制御すると共に、こ
の焼却バーナの消火時間と上煙道内と下煙道内の排気温
度の差を検出し、消火時間が予め設定した所定時間で、
かつ温度差が予め設定した温度内での周期が予め設定し
た所定回数連続した時に焼却終了と判断するものであ
る。
【0007】又本発明は、焼却バーナを、上煙道の排気
温度に応じて点滅制御するものである。
【0008】更に本発明は、焼却バーナを一次燃焼室内
の上下に配置し、焼却開始初期には上部に配置した焼却
バーナを点火して被焼却物を焼却した後、下部に配置し
た焼却バーナのみ点滅して焼却終了処理を行うものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を先ず図1に基づ
き説明すると、1は外壁を耐熱性のステンレス板で形成
した一次燃焼炉で、内部に、上面に投入口2を開口した
有底円筒状の一次燃焼室3を形成し、かつこの一次燃焼
室の側面や底面を耐火繊維や耐火セメント等の耐火材4
で被覆している。
【0010】5は上記一次燃焼室3に隣接して設置した
二次燃焼炉で、外壁を耐熱性ステンレス板で形成し、か
つ内部に、側面や底面を耐火繊維や耐火セメント等の耐
火材4で被覆した二次燃焼室6を形成している。
【0011】又上記一次燃焼室3の側壁上下には上煙道
7及び下煙道8を介して上記二次燃焼室6に連通した一
対の排気孔9,10を開口し、上記上煙道7及び下煙道
8の内部には温度検出用の第1及び第2温度センサ1
1,12を装着している。
【0012】13,14は上記一次燃焼室3内の上下に
各々装着した焼却バーナで、例えば灯油バーナで構成
し、燃焼炎が一次燃焼室3の内部に向かって放射する様
に配置し、各々バーナファン15,16を一体的に組み
込んでおり、かつ上焼却バーナ13は上記上煙道7と略
同じ高さ位置、下焼却バーナ14は下煙道8と略同じ高
さ位置に装着している。
【0013】17は上記一次燃焼室3の投入口2にヒン
ジ18にて開閉自在に装着した蓋で、耐熱性ステンレス
板にて形成し、一次燃焼室3に面する内面に耐火繊維等
の耐火材19を装着している。
【0014】20は上記二次燃焼室6の側壁中間部で、
上記上煙道7の高さ位置より少し下側に装着した無煙化
バーナで、例えば灯油バーナにより構成し、燃焼炎が二
次燃焼室6の内部に向かって放射する様に配置し、バー
ナファン21を一体的に組み込んでいる。
【0015】22は一端に送風用のブロアー23を連結
し、他端24を上記二次燃焼室6の上部に連結した排気
ダクト25内に開口したブロアーダクトで、上記他端2
4を上方に向けて開口し、この開口から吐出する送風に
より上記二次燃焼室6内の排気を排気ダクト25の先端
より外部に誘引して排出するものである。
【0016】26は上記二次燃焼室6内の上部に装着し
た第3温度センサで、この二次燃焼室6内の温度を検出
する。
【0017】図2は制御系のブロック図で、マイクロコ
ンピュータを中心に構成したシーケンサ27の入力ポー
トに上記第1、第2、第3温度センサ11,12,2
6、コントロールボックス28を接続し、出力側に、上
記焼却バーナ13,14、無煙化バーナ20、ブロアー
23を接続している。
【0018】一方、図3は上記シーケンサ27の、自動
運転で、かつ被焼却物の種類が一般雑芥モードに設定さ
れた場合における主な制御を示すフローチャートで、先
ずS1にて上記無煙化バーナ20を点火して二次燃焼室
6内を予熱し、次いでS2に進んで1バッチ目か2バッ
チ目以降かの検出処理を行った後、 S3に進んで上焼
却バーナ13の点火処理を行い、更にS4に進んで被焼
却物への着火による煙発生を検出する煙発生チェック処
理を行う。
【0019】その後、 S5に進んで上記焼却バーナ1
3,14が点火中か否かを検出する為のFLG検出処理
を行った後、S6に進んでバーナファン15,16の制
御を行い、次いでS7に進んで被焼却物への着火を検出
した後、 S8に進んで着火の程度に応じて上焼却バー
ナ13の再点火処理を行い、次いでS9に進んで被焼却
物の投入量を検出するゴミ量チェック処理を行った後、
S10に進んでここでも煙発生チェック処理を行う。
【0020】更に、上記煙発生チェック処理の後、 S
11に進んで下焼却バーナ14の再点火処理を行い、次
いでS12にてバーナファン15,16の回転数制御処
理、S13にて下焼却バーナ14の点火処理、 S14
にて上記S5と同じFLG検出処理、S15にて焼却終
了検出処理を順次行った後、 S16にて後述の終了前
強制運転時間のカウントを開始すると共に下焼却バーナ
の燃焼を開始し、次いでS17に進んで上記終了前強制
運転時間の終了を検出し、終了すれば全ての焼却運転を
終了する。
【0021】又、S9にて被焼却物の残量が多ければS
4に戻って処理を繰り返し、同様にS15にて被焼却物
が未燃焼であれば、上記S10に戻って上記の処理を繰
り返すものである。
【0022】ここで、先ず上記S3の上焼却バーナ点火
処理について図4のフローチャートに基づき説明する
と、上記S2のバッチ検出処理の後、先ずS18にて1
バッチ目と記憶されているか検出し、1バッチ目であれ
ばS19に進んで焼却バーナ強制点火時間を例えば2分
にセットし、かつ後述の一次燃焼室3内に投入された被
焼却物の量を検出する為のゴミ量チェック時間を例えば
13分に設定し、上焼却バーナ13の燃焼時間を例えば
50分に設定し、被焼却物の燃焼の終了を検出する為の
終了前強制運転時間を例えば20分に設定した後S20
に進む。
【0023】一方、上記S18にて2バッチ目以降と記
憶されている場合にはS21に進み、上記焼却バーナ強
制点火時間を例えば50秒、ゴミ量チェック時間を例え
ば10分、上焼却バーナ13の燃焼時間を例えば40
分、終了前強制運転時間を例えば15分、終了前カウン
トを6に各々設定した後S22に進む。
【0024】次いで上記S20にて上・下焼却バーナ1
3,14のバーナファン15,16の回転を停止して二
次燃焼室6内の温度上昇を促進した後、S23に進んで
二次燃焼室6内の温度が設定温度(例えば850℃)以
上か否か検出し、設定温度以上でなければ待機し、設定
温度以上に達するとS24に進んで上・下焼却バーナ1
3,14のバーナファン15,16の回転を開始した
後、 S25に進んで上焼却バーナ13を点火し、かつ
上記S19又はS21にて設定した上焼却バーナ13の
強制点火タイマ及び上焼却バーナ燃焼時間のカウントを
開始し、更に上・下焼却バーナ13,14の強制着火タ
イマ(設定時間を例えば10分に設定)のカウントを開
始してS26に進む。
【0025】尚、上記S21よりS22に進んだ場合に
は、ここで上記S23と同様に二次燃焼室6内の温度が
設定温度(例えば850℃)以上に到達する迄待機し、
到達すれば上記S25に進む。
【0026】そして、S26にて上焼却バーナ強制点火
時間の間待機し、経過するとS27に進んでゴミ量チェ
ック時間のカウントを開始した後、図5のS28に進
み、上記図4のS21で設定した焼却バーナ強制点火時
間経過したか否か検出し、経過すれば上記図3のS4及
びS5、S6の煙発生チェック処理、FLG検出処理、
バーナファン制御処理を行った後、S29に進んで上煙
道7内が第1の所定温度(例えば530℃)以上か否か
検出し、以上であれば被焼却量が多く、S30に進んで
被焼却物に着火したと判断し、所定温度以下であればS
31に進み、ここで下煙道内が第2の所定温度(例えば
350℃)以上か否か検出し、以上であればここで被焼
却量が多く、上記S30に進んで被焼却物に着火したと
判断し、以下であれば被焼却物の投入量が少なく、着火
していないと判断してS8に進み、後述の上焼却バーナ
再点火処理を行う。
【0027】又上記S8の上焼却バーナ再点火処理が終
了すると、 S32に進んでゴミ量チェック時間が終了
したか否か検出し、終了していればS33に進んで上焼
却バーナ13が着火したと判断したか否かを検出し、着
火していなければ被焼却量が少なくて被焼却物に着火し
なかったと判断してS34に進んで上焼却バーナ13を
消火処理し、かつ下焼却バーナ14の点火処理を行うと
共に、下焼却バーナの強制着火時間のカウントを開始し
て上記図3のS10に進み、煙発生チェック処理の後、
後述の上記S11の下焼却バーナ再点火処理を行うもの
である。
【0028】そこで上記S4並びにS10の煙発生チェ
ック処理について、図6のフローチャートに基づき説明
すると、先ずS35にて上記第1温度センサ11の出力
より上煙道7内の温度を、上記シーケンサ27の内部メ
モリ等に記憶した後S36に進んで温度入力が始めてか
否か検出し、初めてであればS37に進んで検出温度を
初期温度のバックデータ(D2)として記憶した後S3
8に進む。
【0029】一方、上記S36で初めての入力でない場
合、及び上記S37でデータを記憶した後はS38に進
み、ここで上煙道7内の現在温度を検出して上記バック
データ(D2)と比較し、この差が予め設定した所定温
度(例えば4℃)以上であればS39に進んで燃焼中の
焼却バーナ13,14を消火すると同時にフラグをリセ
ットしてS40に進み、上記S19でセットした上焼却
バーナの燃焼時間が経過したか検出し、経過していなけ
れば更にS41に進み、上記第1温度センサ11の出力
より上煙道7内の温度が第1の所定温度(例えば450
℃)以上か否か検出し、以下であればS42に進んで上
記S38で温度差が所定温度以上に成ってから予め設定
した所定時間(例えば10分)経過したか否か検出し、
経過していなければS43に進んで上煙道7内の温度が
予め設定した第2の所定温度(例えば350℃)以下に
成ったか否か検出し、以下であればS44に進んで上記
焼却バーナ13,14のバーナファン15,16を全開
運転して被焼却物に燃焼用空気を供給して燃焼を促進す
る。
【0030】尚、上記S40で燃焼時間経過している場
合、並びに上記S42で所定時間経過している場合にも
上記S44に進み、バーナファン15,16を全開運転
して燃焼を促進した後、S45に進んで上煙道7内の現
在温度を検出し、検出温度を上記バックデータ(D2)
に更新保存して処理を終了し、上記S6のバーナファン
制御処理に進み、又上記S38で温度差が所定温度未満
の場合もS46に進んで上煙道7内の現在温度を検出
し、検出温度を上記バックデータ(D2)に更新保存し
てから処理を終了し、上記S6のバーナファン制御処理
に進む。
【0031】図7は、上記S8の上焼却バーナ再点火処
理を示すもので、S47で上記図4のS25でカウント
を開始した焼却バーナ強制着火時間が経過した後か否か
検出し、経過後であればS48に進んで上煙道7内の排
気温度が予め設定した所定温度(例えば350℃)以下
か否か検出し、以下であればS49に進んで上焼却バー
ナ13を点火すると共にフラグをセットして処理を終了
する。
【0032】又、上記S47で焼却バーナ強制着火時間
経過していなかったり、S48で上煙道7内の排気温度
が所定温度以上であれば処理を終了する。
【0033】図8は、上記S11の下焼却バーナ再点火
処理を示すもので、S50で上記図4のS25でカウン
トを開始した焼却バーナ強制着火時間が経過した後か否
か検出し、経過後であればS51に進んで上煙道7内の
排気温度が予め設定した所定温度(例えば350℃)以
下か否か検出し、以下であればS52に進んで下焼却バ
ーナ14を点火すると共にフラグをセットして処理を終
了する。
【0034】又、上記S50で焼却バーナ強制着火時間
経過していなかったり、S52で上煙道7内の排気温度
が所定温度以上であれば処理を終了する。
【0035】上記上又は下焼却バーナの再点火処理によ
り、運転開始から所定時間以内であれば、一次燃焼室内
の燃焼温度が所定温度以下であってもバーナの点火処理
をしないことで、煙の発生を防止している。
【0036】図9は上記S13の下焼却バーナ点火処理
を示すもので、S53にて上記S19で設定した上焼却
バーナ燃焼時間が終了したか否か検出し、終了後であれ
ばS54に進んで下焼却バーナ14を点火し、同時に予
め設定した下焼却バーナ点火タイマ(例えば5分)をス
タートし、かつフラグをセットした後、S55に進み、
上記点火タイマの設定時間経過したか否か検出し、経過
していなければ処理を終了し、経過すればS56に進ん
で下焼却バーナ14を消火して処理を終了する。
【0037】図10は上記S5並びにS14のフラグ検
出処理を示すもので、S57にてフラグがセットされて
いるか否か検出し、セツトされていれば(焼却バーナが
燃焼中)S58に進んで上焼却バーナ13が燃焼中か否
か検出し、燃焼中であればS59に進んで上焼却バーナ
13を消火し、燃焼中でなければS60に進んで下焼却
バーナ14が燃焼中か否か検出し、燃焼中であればS6
1に進んで下焼却バーナ14を消火した後、S62に進
んでフラグをリセットし、処理を終了する。
【0038】図11は上記S15の焼却終了検出処理を
示すもので、S63にて下焼却バーナ14が燃焼中か否
か検出し、消火中ならばS64に進んで焼却バーナ消火
時間のカウントを開始した後、S65に進み、一方上記
S63にて燃焼中であればS66に進んで焼却バーナ消
火時間のカウントをリセットする。
【0039】又上記S65ではフラグがセットされてい
るか否か検出し、セットされていればS67に進んで終
了前カウントに1を加え、セットされていなければS6
8に進んで下焼却バーナ14が消火後予め設定した所定
時間(例えば5分)経過したか否か検出し、経過後であ
ればS69に進んで終了前カウントを0に設定してS7
0に進み、上記S68で所定時間内であればS70に進
む。
【0040】次いで、S70にて上記図9中のS54で
スタートした下焼却バーナ点火タイマの設定時間が経過
したか否か検出し、経過後であればS71に進んで終了
前カウントが1回目か否か検出し、1回目であればS7
2に進んで上煙道7内の現在温度を検出してバックデー
タ(D1)に保存した後S73に進み、S71で1回目
でなければ直接S73に進み、ここで上記バックデータ
(D1)に予め設定した所定温度(例えば50℃)を加
えた数値が上煙道7内の現在温度以下か否か検出し、以
下であればS74に進んで終了前カウントを0に設定し
た後S75に進み、上記S73で現在温度より高ければ
そのままS75に進んで上煙道7内の現在温度を検出し
てバックデータ(D1)に更新保存し、S76に進む。
【0041】又、S76では上記バックデータ(D1)
に予め設定した所定温度(例えば10℃)を加えた数値
が上煙道7内の現在温度以下か否か検出し、以下であれ
ばS77に進んで終了前カウントに1を加えた後S78
に進み、ここで終了前カウントが終了値に成ったか否か
検出し、終了値に達していれば処理を終了して上記S1
6に進み、ここで焼却運転の終了処理を行い、終了値に
達していなければ上記図4のS10に戻り、上記一連の
処理を繰り返すものである。
【0042】上記焼却終了処理の実施例では、下焼却バ
ーナ14の消火時間を所定時間と比較し、消火時間が所
定時間よりも短く、かつ上煙道7内の排気温度の温度変
化が所定温度内で、更に上・下煙道内の排気温度差が所
定温度内の状態の周期が所定回数連続して繰り返される
と、被焼却物の残量が少なくなったと判断し、これによ
りより確実に被焼却物の残量を検出する事が出来るが、
これに限定されることなく、焼却バーナの消火時間と上
下煙道内の温度差が上記の条件を満たした周期が所定回
数連続した時に焼却終了としても良い。
【0043】そして、上記焼却終了処理によって、オペ
レータが目視により一次燃焼室内の被焼却物の燃焼状態
を確認してバーナの点滅操作やタイマの再設定を行うこ
となく、自動的に焼却運転を終了する事が出来るもので
ある。
【0044】尚、上記実施例における時間や温度等はこ
れに限定されるものではなく、各燃焼室の容量やバー
ナ、ブロワ等の仕様により適宜設定するものである。
【0045】
【発明の効果】本発明の方法により、正確に被焼却物の
焼却終了を自動的に検出して全ての焼却運転を停止する
ことができ、従来の様に、オペレータが時々焼却炉内の
被焼却物の燃焼状態を目視により確認してバーナ等の制
御を行う必要がなく、操作性が大幅に向上するものであ
る。
【0046】又本発明の方法により、被焼却物の燃焼状
態を上煙道を通過する排気温度によって検出すること
で、一次燃焼室や二次燃焼室の温度を検出する場合に比
較し、より正確な燃焼温度を検出することが出来、これ
によって、より正確に焼却終了を検出する事が出来るも
のである。
【0047】更に本発明の方法により、一次燃焼室内の
上下に焼却バーナを配置したものにおいて、焼却の進行
により被焼却物の量がある程度減少すると、下焼却バー
ナのみ点滅して焼却終了を検出することで、被焼却物の
燃焼状態をより正確に検出する事が出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼却機の具体例を示す側面縦断面図である。
【図2】制御系の具体例を示すブロック図である。
【図3】制御系の具体例におけるフローチャートであ
る。
【図4】制御系の具体例におけるフローチャートであ
る。
【図5】制御系の具体例におけるフローチャートであ
る。
【図6】制御系の具体例におけるフローチャートであ
る。
【図7】制御系の具体例におけるフローチャートであ
る。
【図8】制御系の具体例におけるフローチャートであ
る。
【図9】制御系の具体例におけるフローチャートであ
る。
【図10】制御系の具体例におけるフローチャートであ
る。
【図11】制御系の具体例におけるフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 一次燃焼室 6 二次燃焼室 7 上煙道 8 下煙道 9 排気孔 10 排気孔 13 上焼却バーナ 14 下焼却バーナ 20 無煙化バーナ 25 排気筒 10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被焼却物を投入して焼却バーナにて焼却
    する一次燃焼室と、この一次燃焼室側壁の少なくとも上
    下に穿孔した一対の排気孔と、上記一次燃焼室に隣接し
    て配置され、上記排気孔より排出された排気を上下の煙
    道を介して導入し、無煙化バーナにて焼却した後排気筒
    より外部に排気する二次燃焼室とを備えた焼却機におい
    て、上記上煙道内の排気温度を検出し、この温度に応じ
    て上記焼却バーナを点滅制御すると共に、この焼却バー
    ナの消火時間と上記上煙道内と下煙道内の排気温度の差
    を検出し、上記消火時間が予め設定した所定時間で、か
    つ上記温度差が予め設定した温度内での周期が予め設定
    した所定回数連続した時に焼却終了と判断する事を特徴
    とする焼却機の焼却終了検出方法。
  2. 【請求項2】 上記焼却バーナを上記上煙道の排気温度
    に応じて点滅制御する事を特徴とする、上記請求項1に
    記載の焼却機の焼却終了検出方法。
  3. 【請求項3】 上記焼却バーナを上記一次燃焼室内の上
    下に配置し、焼却開始初期には上部に配置した焼却バー
    ナを点火して被焼却物を焼却した後、下部に配置した焼
    却バーナのみ点滅して上記焼却終了処理を行う事を特徴
    とする、上記請求項1に記載の焼却機の焼却終了検出方
    法。
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