JP2803970B2 - 焼却炉 - Google Patents
焼却炉Info
- Publication number
- JP2803970B2 JP2803970B2 JP12767093A JP12767093A JP2803970B2 JP 2803970 B2 JP2803970 B2 JP 2803970B2 JP 12767093 A JP12767093 A JP 12767093A JP 12767093 A JP12767093 A JP 12767093A JP 2803970 B2 JP2803970 B2 JP 2803970B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary furnace
- combustion
- furnace
- incinerator
- pyrolysis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Incineration Of Waste (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱分解燃焼域を形成す
る回転炉と、主燃焼域および後燃焼域を形成するストー
カ炉とを備え、ごみや産業廃棄物を焼却する焼却炉に関
する。
る回転炉と、主燃焼域および後燃焼域を形成するストー
カ炉とを備え、ごみや産業廃棄物を焼却する焼却炉に関
する。
【０００２】
【従来の技術】回転炉とストーカ炉とが並設されたごみ
焼却炉は、図２に示すように、回転駆動手段（図示せ
ず）により下流側が下方に傾斜する横軸心Ｏ回りに回転
されて熱分解燃焼域Ａを形成する円筒状の回転炉１と、
下流側が下方に傾斜して配置された上流側火格子２Ａお
よび下流側火格子２Ｂを備え、上流側火格子２Ａで主燃
焼域Ｂを、下流側火格子２Ｂで後燃焼域Ｃをそれぞれ形
成するストーカ炉２とが配置されている。そして、回転
炉１の上流端の入口部１ａにごみ投入ホッパー３と１次
燃焼用空気管４が設けられ、また主火格子２Ａと後火格
子２Ｂには２次燃焼用空気管５がそれぞれウインドボッ
クス６Ａ，６Ｂを介して接続されている。７はこれら燃
焼用空気を供給する給気ファンである。
焼却炉は、図２に示すように、回転駆動手段（図示せ
ず）により下流側が下方に傾斜する横軸心Ｏ回りに回転
されて熱分解燃焼域Ａを形成する円筒状の回転炉１と、
下流側が下方に傾斜して配置された上流側火格子２Ａお
よび下流側火格子２Ｂを備え、上流側火格子２Ａで主燃
焼域Ｂを、下流側火格子２Ｂで後燃焼域Ｃをそれぞれ形
成するストーカ炉２とが配置されている。そして、回転
炉１の上流端の入口部１ａにごみ投入ホッパー３と１次
燃焼用空気管４が設けられ、また主火格子２Ａと後火格
子２Ｂには２次燃焼用空気管５がそれぞれウインドボッ
クス６Ａ，６Ｂを介して接続されている。７はこれら燃
焼用空気を供給する給気ファンである。
【０００３】そして、ごみ投入ホッパー３から回転炉１
に投入された焼却物は、回転炉１で、空気不足の状態で
加熱されて低カロリーの熱分解ガスが発生され、前燃焼
（１次燃焼）される。つぎに焼却物は、回転炉１の出口
１ｂからストーカ炉２の上流火格子２Ａ上に送り出さ
れ、上流火格子２Ａ上で２次燃焼空気が供給されて２次
燃焼室８を勢いよく主燃焼（２次燃焼）された後、さら
に下流側火格子２Ｂ上に送り出されて後燃焼するように
構成されている。
に投入された焼却物は、回転炉１で、空気不足の状態で
加熱されて低カロリーの熱分解ガスが発生され、前燃焼
（１次燃焼）される。つぎに焼却物は、回転炉１の出口
１ｂからストーカ炉２の上流火格子２Ａ上に送り出さ
れ、上流火格子２Ａ上で２次燃焼空気が供給されて２次
燃焼室８を勢いよく主燃焼（２次燃焼）された後、さら
に下流側火格子２Ｂ上に送り出されて後燃焼するように
構成されている。
【０００４】上記焼却炉によれば、回転炉１の温度が全
体に低く、低ＮＯX であることやクリンカーの発生がな
いなど、優れた長所がある。
体に低く、低ＮＯX であることやクリンカーの発生がな
いなど、優れた長所がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、回転炉１にお
ける熱分解ガスの着火は、回転炉１内のほぼ中央で起き
てその位置が定まらず、回転炉１内での燃焼が、主燃焼
域Ｂの燃焼に大きな影響を及ぼして、焼却炉全体の燃焼
が不安定になるという問題があった。
ける熱分解ガスの着火は、回転炉１内のほぼ中央で起き
てその位置が定まらず、回転炉１内での燃焼が、主燃焼
域Ｂの燃焼に大きな影響を及ぼして、焼却炉全体の燃焼
が不安定になるという問題があった。
【０００６】本発明は、上記問題点を解決して、回転炉
内における燃焼を一定位置で生じさせて焼却炉全体の燃
焼を安定させることができる焼却炉を提供することを目
的とする。
内における燃焼を一定位置で生じさせて焼却炉全体の燃
焼を安定させることができる焼却炉を提供することを目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、熱分解燃焼域を形成する回転炉と、主燃
焼域および後燃焼域を形成するストーカ炉とを備えた焼
却炉において、回転炉の出口に熱分解ガスを取り出すガ
ス取出管を設け、回転炉の入口に前記ガス取出管が接続
されて熱分解ガスを燃焼させる低カロリーバーナーを設
けたものである。
めに本発明は、熱分解燃焼域を形成する回転炉と、主燃
焼域および後燃焼域を形成するストーカ炉とを備えた焼
却炉において、回転炉の出口に熱分解ガスを取り出すガ
ス取出管を設け、回転炉の入口に前記ガス取出管が接続
されて熱分解ガスを燃焼させる低カロリーバーナーを設
けたものである。
【０００８】
【作用】上記構成において、回転炉の入口から投入され
た焼却物は、加熱されて低カロリーの熱分解ガスを発生
させるとともに、回転炉の出口から取り出された熱分解
ガスを低カロリーバーナーで燃焼させることにより、低
カロリーバーナーの火炎で焼却物から発生する熱分解ガ
スが着火されて燃焼するので、低カロリーバーナーの燃
焼位置付近が回転炉の着火燃焼位置となり、熱分解燃焼
位置を一定位置で安定して燃焼させることができる。し
たがって、回転炉からストーカ炉に焼却物が移動されて
も、火格子上で安定した状態で主燃焼および後燃焼を行
うことができ、安定した燃焼が実現できる。
た焼却物は、加熱されて低カロリーの熱分解ガスを発生
させるとともに、回転炉の出口から取り出された熱分解
ガスを低カロリーバーナーで燃焼させることにより、低
カロリーバーナーの火炎で焼却物から発生する熱分解ガ
スが着火されて燃焼するので、低カロリーバーナーの燃
焼位置付近が回転炉の着火燃焼位置となり、熱分解燃焼
位置を一定位置で安定して燃焼させることができる。し
たがって、回転炉からストーカ炉に焼却物が移動されて
も、火格子上で安定した状態で主燃焼および後燃焼を行
うことができ、安定した燃焼が実現できる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明に係る焼却炉の一実施例を図１
に基づいて説明する。なお、従来と同一の部材は同一符
号を付し、説明は省略する。
に基づいて説明する。なお、従来と同一の部材は同一符
号を付し、説明は省略する。
【００１０】１１は回転炉１の入口１ａでカバーに貫設
された低カロリーバーナーで、回転炉１で発生した熱分
解ガスを着火して燃焼させ、回転炉１内における熱分解
燃焼位置Ａを一定に保持するものである。この低カロリ
ーバーナー１１に熱分解ガスを供給するガス取出管１２
は、基端部が回転炉１の出口上部に開口されて２次燃焼
室８の炉壁を貫通しガス吸引ファン１３の吸引口に接続
され、さらにガス吸引ファン１３の吐出口から低カロリ
ーバーナー１１に接続されており、吸引ファン１３によ
り回転炉１から２次燃焼室８に排出される熱分解ガスの
一部をガス取出管１２を介して取り出し、低カロリーバ
ーナー１１で燃焼させることができる。
された低カロリーバーナーで、回転炉１で発生した熱分
解ガスを着火して燃焼させ、回転炉１内における熱分解
燃焼位置Ａを一定に保持するものである。この低カロリ
ーバーナー１１に熱分解ガスを供給するガス取出管１２
は、基端部が回転炉１の出口上部に開口されて２次燃焼
室８の炉壁を貫通しガス吸引ファン１３の吸引口に接続
され、さらにガス吸引ファン１３の吐出口から低カロリ
ーバーナー１１に接続されており、吸引ファン１３によ
り回転炉１から２次燃焼室８に排出される熱分解ガスの
一部をガス取出管１２を介して取り出し、低カロリーバ
ーナー１１で燃焼させることができる。
【００１１】上記構成によれば、回転炉１内で発生する
熱分解ガスを回転炉１の出口１ｂでガス取出管１３を介
して抜き出し、回転炉１の入口１ａに設けた低カロリー
バーナー１１で燃焼させるので、低カロリーバーナー１
１の火炎が着火炎となって、回転炉１内で発生する熱分
解ガスを一定位置で安定して燃焼させることができ、回
転炉１内の着火燃焼位置を一定位置に保持することで、
焼却炉全体の燃焼を安定させることができる。
熱分解ガスを回転炉１の出口１ｂでガス取出管１３を介
して抜き出し、回転炉１の入口１ａに設けた低カロリー
バーナー１１で燃焼させるので、低カロリーバーナー１
１の火炎が着火炎となって、回転炉１内で発生する熱分
解ガスを一定位置で安定して燃焼させることができ、回
転炉１内の着火燃焼位置を一定位置に保持することで、
焼却炉全体の燃焼を安定させることができる。
【００１２】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、回
転炉で発生した熱分解ガスを、回転炉の出口からガス取
出管を介して取り出し、この熱分解ガスを回転炉の入口
に設けた低カロリーバーナーで燃焼させて、低カロリー
バーナーの火炎で焼却物から発生する熱分解ガスを着火
することができる。したがって、低カロリーバーナーの
燃焼位置付近を回転炉の熱分解燃焼位置として一定位置
に保持することができて安定した燃焼を行うことがで
き、回転炉からストーカ炉に焼却物が移動されても、火
格子上で安定した状態で主燃焼および後燃焼を行うこと
ができて焼却炉全体を安定して燃焼させることができ
る。
転炉で発生した熱分解ガスを、回転炉の出口からガス取
出管を介して取り出し、この熱分解ガスを回転炉の入口
に設けた低カロリーバーナーで燃焼させて、低カロリー
バーナーの火炎で焼却物から発生する熱分解ガスを着火
することができる。したがって、低カロリーバーナーの
燃焼位置付近を回転炉の熱分解燃焼位置として一定位置
に保持することができて安定した燃焼を行うことがで
き、回転炉からストーカ炉に焼却物が移動されても、火
格子上で安定した状態で主燃焼および後燃焼を行うこと
ができて焼却炉全体を安定して燃焼させることができ
る。
【図１】本発明に係る焼却炉の一実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図２】従来の焼却炉を示す焼却炉の構成図である。
Ａ 前燃焼域 Ｂ 主燃焼域 Ｃ 後燃焼域 １ 回転炉 １ａ 入口 １ｂ 出口 ２ ストーカ炉 ２Ａ 上流側火格子 ２Ｂ 下流側火格子 ３ ごみ投入ホッパー ８ ２次燃焼室 11 低カロリーバーナー 12 ガス取出管 13 ガス吸引ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F23G 5/027 F23G 5/00 109 F23G 5/20
Claims (1)
- 【請求項１】 熱分解燃焼域を形成する回転炉と、主燃
焼域および後燃焼域を形成するストーカ炉とを備えた焼
却炉において、回転炉の出口に回転炉内で発生した熱分
解ガスを取り出すガス取出管を設け、回転炉の入口に前
記ガス取出管が接続されて熱分解ガスを燃焼させる低カ
ロリーバーナーを設けたことを特徴とする焼却炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12767093A JP2803970B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12767093A JP2803970B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 焼却炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06341621A JPH06341621A (ja) | 1994-12-13 |
| JP2803970B2 true JP2803970B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=14965817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12767093A Expired - Lifetime JP2803970B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 焼却炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2803970B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR940000129B1 (ko) * | 1988-07-29 | 1994-01-07 | 마쯔다 가부시기가이샤 | V형엔진의 흡기장치 |
| US5056472A (en) * | 1989-06-06 | 1991-10-15 | Mazda Motor Corporation | 4-cycle 12-cylinder engine |
| JP2017146085A (ja) * | 2016-02-20 | 2017-08-24 | 株式会社エム・アイ・エス | 燃焼装置 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP12767093A patent/JP2803970B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06341621A (ja) | 1994-12-13 |
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