JPH11247729A - 燃料蒸気減少型燃料システム - Google Patents

燃料蒸気減少型燃料システム

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JPH11247729A
JPH11247729A JP10335694A JP33569498A JPH11247729A JP H11247729 A JPH11247729 A JP H11247729A JP 10335694 A JP10335694 A JP 10335694A JP 33569498 A JP33569498 A JP 33569498A JP H11247729 A JPH11247729 A JP H11247729A
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steam
vapor
fuel tank
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エッチ・タッキー チャールズ
Billy R Blackwell
アール・ブラックウェル ビリー
Lawrence E Egle
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    • Y10T137/86372—Inlet internally extending

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料システムにおいて、そのシステム内の燃
料蒸気を凝縮して、そのシステム内の燃料蒸気の量を減
らす。 【解決手段】 給油管を具備し、該給油管は、その一端
が燃料タンクの入口に通じ、その他端に該燃料タンクか
ら離間した入口を有する。該燃料タンクための蒸気通気
弁と、該蒸気通気弁を該給油管にその入口近くに通じる
蒸気導管とが設けられて、燃料が該給油管を通って該タ
ンクに供給される時に、該燃料タンク内の蒸気が該蒸気
導管を通って該給油管内に引かれて、該燃料蒸気の少な
くとも一部が凝縮する。該蒸気通気弁にはダイヤフラム
駆動弁を使用することもある。更に、液体・蒸気セパレ
ータを具備する場合もあり、燃料蒸気が該液体・蒸気セ
パレータを介して、該蒸気導管を通って該給油管内に引
かれ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】発明の分野 この発明は自動車の燃料（供給用）システムに関し、よ
り詳しくは、自動車燃料タンクへの給油中において、燃
料蒸気の発生を調整する燃料システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】発明の背景 環境保全への関心が高まり、揮発性炭化水素蒸気が大気
に逃げるのを防ぐ規則が政府当局より公布されつつあ
る。この炭化水素蒸気の源の一つは、ガソリンまたは他
の高揮発性炭化水素燃料を使用する、自動車の燃料タン
クである。最近の自動車の燃料タンクの設計では、燃料
蒸気が、タンクの給油中に、そして一般的にはタンクが
満たされた後でも、逃げ得る構造となっている。
【０００３】燃料タンクからの過剰燃料蒸気を除くため
に、蒸気貯留容器を車体に搭載することは、この問題の
一つの解決策である。これに関連する機器では、大容量
のまたは大流量の弁を使用して、燃料タンクから蒸気貯
留キャニスタに至る蒸気の流れを調整している。その貯
留キャニスタから、蒸気はエンジンの吸気マニホールド
に流れて、エンジンで消費される。
【０００４】最近の車上搭載蒸気回収システムは、燃料
タンクから移送される燃料蒸気の殆ど全てを蒸気キャニ
スタに送る。この場合、大流量の燃料蒸気が蒸気キャニ
スタに送られ、大容量の蒸気キャニスタを必要とし、そ
の蒸気回収システムのコストを増加する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明で
は、燃料（供給用）システムにおいて、そのシステム内
の燃料蒸気を凝縮して、そのシステム内の燃料蒸気の量
を減らすことを目的の一つにしている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】発明の要約 この発明は、燃料タンクからの炭化水素燃料蒸気を集め
て調整するシステムであって、蒸気キャニスタは、燃料
蒸気を燃料タンクの頂部に搭載された調整ユニットを通
じて収容し、そして、エンジンの運転中に、キャニスタ
から自動車エンジンの吸気マニホールドに燃料蒸気を排
出する。燃料タンクの給油管は、燃料蒸気を調整ユニッ
トを通じて受け入れて、液体燃料が給油管を通って給油
される時に、給油管と調整ユニットとの連結部付近で生
じる負圧によって、蒸気が調整ユニットから給油管に引
かれ、それにより蒸気を液体燃料と合流させて燃料タン
クに送られる。
【０００７】典型的には、燃料タンクに給油される液体
燃料は、地下の貯蔵容器から引かれ、燃料タンク内の蒸
気より温度が低い。この温度差は、液体燃料と混ざると
きに、燃料蒸気を凝縮させ、燃料システム内の蒸気のい
くらかを除く。そのシステム内のこの燃料蒸気の凝縮に
より、より小型の蒸気キャニスタを使用することがで
き、従って、その燃料システムのコストを下げることが
できる。
【０００８】別の実施例では、燃料システムには、給油
管に連結した内部蒸気流路に関係するダイヤフラム駆動
弁が設けられている。そのダイヤフラム駆動弁は、液体
燃料が給油管を通って燃料タンクに給油される時に、燃
料蒸気を燃料タンクからその内部蒸気流路を通って、燃
料タンクの給油管内に引くことができる。第一実施例に
示すように、これにより、蒸気は、より冷たい液体燃料
と混ざり、少なくとも蒸気の幾分かは、液体燃料内で凝
縮される。
【０００９】この発明の目的・特徴・優位性の一つは、
燃料システムを提供することであり、その燃料システム
内の燃料蒸気の少なくとも一部を、そのシステムの燃料
タンクに給油される液体燃料と合流させて、そのシステ
ム内の燃料蒸気の少なくとも一部を凝縮して、そのシス
テム内の燃料蒸気の量を減らす。従って、そのシステム
では、より小型の蒸気キャニスタを使用することができ
て、燃料蒸気が大気中に逃げるのを防止する。また、こ
の燃料システムは、堅固で、耐久性・信頼性があり、比
較的簡明なデザインであり、経済的に製作・組立がで
き、使用有効寿命が長い。
【００１０】この発明のこれらのそして他の目的・特徴
・優位性は、以下の好適または最適実施例の詳細な記
載、請求項の記載、添付図により明瞭に理解される。
【００１１】
【発明の実施の形態】好適実施例の詳細な説明 図１は、この発明の自動車用燃料システムの実施例の模
式図である。この燃料システム１０は、入口１４を有す
る燃料タンク１２と、その燃料タンク１２の入口１４に
通じる出口１８、および燃料給油ノズルを収容するよう
に開く入口２０を有する給油管１６と、燃料タンク１２
の頂部に搭載された蒸気調整ユニット２２と、調整ユニ
ット２２を給油管１６の入口２０に通じる蒸気導管２４
とを備えている。好ましくは、逆止弁２６が燃料タンク
入口１４に組み込まれて、液体燃料を給油管１６からタ
ンク１２内に流し、一方、燃料タンク１２内の液体燃料
が給油管内に逆流するのを防ぐ。タンク１２は給油管１
６からの液体燃料で満たされ、好ましくは、隆起領域が
タンクの頂壁に設けられて、適切な形状の蒸気ドーム２
８を成している。
【００１２】蒸気調整ユニット２２は、周縁フランジ３
２を有する一般的には円筒のハウジング３０を備えてい
て、そのフランジ３２は、組立時に、燃料タンク１２の
頂部に被ぶさってそこをシールする。燃料蒸気を燃料タ
ンク蒸気ドーム２８から調整ユニット２２内に流し得る
ように、調整ユニット２２には、燃料タンク１２の頂部
に近接して下方に位置する側壁３５に、開口３４または
内部蒸気流路が設けられる。燃料蒸気が、調整ユニット
２２から給油管１６の入口２０に流れ得るように、調整
ユニット２２は、蒸気導管２４を介して、入口２０付近
で、給油管１６の上端に通じる出口３６を有する。調整
ユニット２２は、弁組立体３８を有し、弁組立体３８
は、燃料タンク１２からの燃料蒸気の流れを調整する。
好ましくは、弁組立体３８はフロート３７を有し、その
フロート３７は調整ユニット２２内の液体燃料に浮い
て、蒸気通気弁４１を閉じて、液体燃料が調整ユニット
２２を通って燃料タンク１２から出るのを防ぐ。また、
好ましくは、弁組立体３８は、スプリングで押される構
造であって、自動車が仰向け状態になっても、液体燃料
が調整ユニット２２から逃げるのを防ぐ。弁組立体３８
における調整ユニット弁である蒸気通気弁４１が開いて
いる時、燃料タンク１２内の燃料蒸気は、調整ユニット
２２と蒸気導管２４とを通って、その燃料システムの給
油管１６内に流れる。現在において、好ましい調整ユニ
ット２２と弁組立体３８とが米国特許第５，５７９，８
０２号に開示されている。その開示は、ここで参考資料
として組み入れることにし、従って、調整ユニット２２
についてはこれ以上詳細には説明しない。
【００１３】給油管１６の入口２０は、好ましくは、タ
ンク１２の頂部より上に配置され、自動車の手入れポケ
ット３９内の収容される。給油管１６の入口２０は、取
り外し可能なガスキャップ(図示せず)により閉止されシ
ールされる。燃料がタンク１２から給油管１６を通って
逆流するのを防ぐために、逆止弁２６が給油管１６の出
口２０の近くに配置される。逆止弁２６は、ボール式、
フラッパー、ディスク、カモノハシ型、または他の適切
な型の逆止弁でも良く、燃料が給油管１６を通ってタン
ク１２内に自由に迅速に流れ得て、タンク１２の燃料が
給油管１６を通って逆流するのを防ぐ。
【００１４】典型的には、少なくとも部分的に空所のあ
る燃料タンク１２をガソリンまたはディーゼル燃料油の
ような、液体燃料で満たすために、給油所燃料ポンプの
ポンプ自動遮断機構を備えた給油ノズルが、給油管１６
の入口２０に挿入される。給油ノズル弁は手動で開かれ
て、液体燃料を、給油管１６と逆止弁２６とを通って、
一般的には、約２５〜３０ｐｓｉの圧力と１０〜１２ガ
ロン／分の流量で、タンク１２内に放出する。
【００１５】タンク１２内に流れ込む燃料は、タンク１
２内に大気圧以上の圧力を生じて、燃料蒸気を調整ユニ
ット２２と蒸気導管２４を通って、給油管１６内に押し
込む傾向にある。加えて、給油管１６を通る燃料流は、
蒸気導管２４の近くで、大気圧より低い圧力を生じて、
蒸気を燃料タンク１２から給油管１６内に引いて、蒸気
が燃料タンク１２に送られる液体燃料に合流する。典型
的には、タンク１２に給油される液体燃料は、地下の貯
留タンクから引かれるので、燃料タンク１２からの燃料
蒸気より低い温度である。この燃料蒸気をより冷たい液
体燃料に合流させると、この燃料蒸気の一部は凝縮する
傾向にあり、燃料システム内の少なくとも一部の燃料蒸
気が減少する。
【００１６】好ましくは、流れ調整部材４０が燃料タン
ク１２の入口１４および逆止弁２６の近くに配置され
る。好ましくは、流れ調整部材４０は延設され、一般的
には、円筒の側壁を有し、その側壁には複数の孔があ
り、それらの孔は燃料タンク１２内に流れ入る燃料流を
調整できるような小さいものであるが、燃料が給油管１
６から燃料タンク１２内にほぼ自由に流れ得る大きさで
ある。流れ調整部材４０は、一端が燃料タンク１２の入
口１４を囲むように構成されて、給油管１６から燃料タ
ンク１２内への燃料の放出を調整する。これにより、燃
料タンク１２への給油中に生じる燃料蒸気の量を減ら
す。流れ調整部材４０はまた、給油管と反対側の端部が
開口していても、閉じられいても良い。もし開いていれ
ば、その端部は燃料タンクに固定される。置換例とし
て、流れ調整部材４０は、複数の縦長の、一般的には、
撚り糸、馬の毛等からなり、または、一対の一般的には
平らな相対する側壁を有する縦長チューブでも良い。ど
の形でも、流れ調整部材４０は、燃料が燃料タンク１２
に放出さるる時に、燃料の乱れと飛びはねを減らすよう
に作用して、燃料システム内の燃料蒸気量を減らす。好
ましくは流れ調整部材４０はナイロン製の編み目布から
なり、その編み目の開口寸法は、平均が約３０〜７０ミ
クロン、最大で約１００ミクロンである。
【００１７】この発明の第二実施例の燃料システム５０
が図２に図示されている。この燃料システム５０は、入
口１４を有する燃料タンク１２と、逆止弁２６と、調整
部材４０と、給油管１６とを具備している。給油管１６
は燃料タンク１２の入口１４に通じる出口１８と、燃料
給油ノズルを受け入れる他端の入口２０とを有する。シ
ステム５０は、弁組立体５１を具備し、その弁組立体５
１の出口蒸気流路５２は、一般的にはタンク１２の頂部
近くでタンク１２の内部に通じるように構成されてい
る。システム５０はまた、蒸気流路５２に関する弁５４
を有し、その弁は、ダイヤフラムにより駆動されて流路
５２を開閉する。システム５０はまた蒸気導管５８を有
し、蒸気導管５８は出口蒸気流路５２を、給油管１６に
その入口２０付近で通じる。燃料タンク１２と給油管１
６と逆止弁２６と調整部材４０とは、第一実施例のもの
とほぼ同じ構造・機能を有するので、再度の説明は省
く。
【００１８】図３に示すように、弁５４とダイヤフラム
５６と逆止弁２６とは、タンク１２の側壁に隣接して搭
載されシールされたハウジング６０内に保持される。ハ
ウジング６０は、好ましくは、一般的には、タンク１２
の頂部近くにフランジ６２で被せて取り付けられる。出
口蒸気流路５２と燃料タンク入口１４は、好ましくはハ
ウジング６０に形成された円形流路であり、燃料タンク
１２の外側に延びている。弁５４は、好ましくは、出口
蒸気流路５２内に配置された、円形弁頭６４と弁棒６６
とを有する。弁頭６４は、出口蒸気流路５２に形成され
た環状弁座６８と係合するように構成されて、弁５４が
閉じると、蒸気流路５２を通る流れを止める。好ましく
は、ダイヤフラム５６は、一般的には円形であり、その
周縁がハウジング６０の肩部７０で保持されてシールさ
れ、その外面７４と、ハウジング６０に取り付けられた
キャップ７６との間に、蒸気チャンバ７２を形成する。
ダイヤフラム５６は、ダイヤフラム５６の一端に取付ら
れた弁棒６６により、弁５４に連動するように連結され
る。弁棒６６の他端は弁頭６４に連結されている。コイ
ルスプリング７８が、ハウジング６０とダイヤフラム５
６との間に収容されて、ダイヤフラム５６を付勢して、
弁５４を弁座６８上で閉じる。
【００１９】ハウジング６０は、チューブ８１を介し
て、燃料タンク１２の頂部付近で、蒸気ドーム２８に通
じる内部蒸気流路８０を有する。蒸気流路８０は、弁５
４が開いた時に、出口蒸気流路５２と通じる。蒸気導管
５８が出口蒸気流路５２を給油管１６にその入口２０で
通じる。ハウジング６０はまた、ダイヤフラム５６とハ
ウジング６０とにより形成されたチャンバ７２に通じる
調整流路８２を有する。調整流路８２は燃料入口１４に
通じている。好ましくは、調整流路８２の開口の直ぐ下
流に、燃料入口１４内に延びる分流部材８４が、ハウジ
ング６０に付加されている。または、好ましくは、蒸気
流路５２は、その外側に円環状リブまたはフランジ８６
が形成されていて、そして、フレキシブルな蒸気導管が
蒸気流路５２上に、図３に示すように、プレスばめされ
る。
【００２０】少なくとも部分的に空の燃料タンク１２
を、給油所燃料ポンプの燃料給油ノズルで、給油管１６
を通じてタンク１２内に給油する時に、調整流路８２を
過ぎて分流部材８４の付近の流れが、調整流路８２とチ
ャンバ７２内に大気圧より高い圧力を生じて、ダイヤフ
ラム５６を動かして、弁５４をその弁座６８から離して
弁５４を開く。給油管１６を通る燃料流は、蒸気導管５
８を過ぎるところで、蒸気導管５８内に大気圧以下の圧
力を生じて、この負圧が弁５４に作用して弁５４を開
く。また、弁５４が開いている時は、ダイヤフラム５６
を動かして、弁５４を更に開位置の方に押す。弁５４が
開いている時は、タンクからの燃料蒸気が、入口チュー
ブ８１、入口８０、出口５２、導管５８を通って、給油
管１６の上端に流れて、そこで、蒸気は液体燃料内に混
入されて、燃料タンクに送られる。これにより、この蒸
気の少なくとも一部は、液体燃料に凝縮して、その燃料
システム内の燃料蒸気量を減らす。
【００２１】図４は、この発明の第三実施例の燃料シス
テム１００を図示していて、前述の燃料実施例と同じ構
成の部分は同じ符号を付けている。このシステム１００
は蒸気キャニスタ１０２を具備し、蒸気キャニスタ１０
２は、燃料蒸気を受け入れる入口１０４と、内燃エンジ
ンの吸気マニホールドに通じて、エンジンに、運転中に
燃えるように蒸気を通気する出口１０６とを有する。シ
ステム１００はまた、液体・蒸気セパレータ１０８を具
備し、その液体・蒸気セパレータ１０８は出口蒸気流路
５２と、調整ユニット２２と、蒸気キャニスタ１０２
と、給油管１６に至る入口２０とに通じる。燃料タンク
１２、給油管１６、調整ユニット２２、逆止弁２６、調
整部材４０、弁組立体５１は、前述したものと、基本的
には同じ構造・機能・作用であり、従って同じ説明は省
略する。
【００２２】典型的には、蒸気キャニスタ１０２は、活
性炭で満たされていて(好ましくは等級１５)、キャニス
タ１０２の入口から受け入れた炭化水素蒸気を吸収す
る。キャニスタ１０２はまた、その吸収された蒸気をキ
ャニスタ１０２から運転中の自動車エンジンの吸気マニ
ホールドに放出する。
【００２３】液体・蒸気セパレータ１０８の第一出口１
１０は、適切なフレキシブルホース１１２を介して、蒸
気キャニスタ１０２の入口１０４に通じる。液体・蒸気
セパレータ１０８の第二出口１１４は、フレキシブルホ
ース１１８により、給油管１６にその入口２０で通じ
る。好ましくは、出口１１４の下端は、液体・蒸気セパ
レータ１０８の底の近くに配置される。セパレータ１０
８の第一入口１２０は、燃料蒸気を調整ユニット２２か
ら適切なフレキシブルホース１２２を介して、受け入れ
る。燃料蒸気を出口蒸気流路５２から受け入れるため
に、セパレータ１０８の第二入口１２４が、別のフレキ
シブルホース１２６を通って出口蒸気流路５２に通じ
る。
【００２４】上記システムの作用に言及すると、液体燃
料が燃料タンク１２に給油されている時に、大気圧より
高い圧力が燃料タンク１２に生じて、蒸気を調整ユニッ
ト２２とそれから導管１２２を通じて液体・蒸気セパレ
ータ１０８内に押し込む。セパレータ１０８から、燃料
蒸気の少なくとも一部が、セパレータ１０８の第一出口
１１０を通って、蒸気キャニスタ１０２の入口１０４に
流れて、そこで、蒸気のその部分は、キャニスタ１０２
内の活性炭に吸収されるか、またはエンジンに通気され
て運転中のエンジンで消費される。
【００２５】一般的には同時に、出口蒸気流路５２内の
弁５４は、第二実施例で述べたように、開いていて、燃
料蒸気が燃料タンク１２から外側蒸気流路５２を通っ
て、液体・蒸気セパレータ１０８に流れ得る。また、一
般的には同時に、給油管１６の入口２０を通る液体燃料
の流れは、液体・蒸気セパレータ１０８を給油管１６の
入口２０に連結する蒸気導管１１８の近傍で、圧力降下
を生じる。蒸気導管１１８内における圧力降下は、液体
・蒸気セパレータ１０８の底近くの内容物を、導管１１
８を介して給油管１６の入口２０に引いて、このシステ
ムに給油される液体燃料に合流する。こうして、液体・
蒸気セパレータ１０８内の蒸気の少なくとも一部は、給
油管１６に連結した導管ホース１１８に引かれ燃料タン
ク１２に送られる燃料に混ざる。これにより、燃料蒸気
の少なくとも一部は凝縮する傾向にあり、その燃料シス
テム内の全蒸気量を減らす。
【００２６】この発明の各実施例の燃料システム１０、
５０、１００は、その作用において、その燃料システム
内の燃料蒸気の全量を減らす。更に、蒸気キャニスタ１
０２が燃料システムに使用される場合に、そのシステム
内の燃料蒸気が減ったので、より小型の蒸気キャニスタ
１０２を使用できる。従って、燃料システムの全コスト
は減少し、しかも、システム内の燃料蒸気を効果的に調
整できて、危険な燃料蒸気が環境に放出されるのを防
ぐ。
【００２７】
【発明の効果】この発明の燃料システムでは、その燃料
システム内の燃料蒸気の少なくとも一部を、そのシステ
ムの燃料タンクの給油される液体燃料と合流させて、そ
のシステム内の燃料蒸気の少なくとも一部を凝縮して、
そのシステム内の燃料蒸気の量を減らす。従って、その
システムでは、より小型の蒸気キャニスタを使用するこ
とができて、また、燃料蒸気が大気中に逃げるのを防止
する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例である燃料システムの模式
図である。
【図２】ダイヤフラム駆動弁を有する、この発明の第二
実施例の燃料システムを示す模式図である。
【図３】そのダイヤフラム駆動弁の拡大断面図である。
【図４】この発明の第三実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
１０、５０、１００ 燃料システム １２ 燃料タンク １６ 給油管 ２２ 蒸気調整ユニット ２４ 蒸気導管 ２６ 逆止弁 ２８ 蒸気ドーム ３０ ハウジング ３２ 周縁フランジ ３７ フロート ３８ 弁組立体 ４０ 流れ調整部材 ４１ 蒸気通気弁 ５１ 弁組立体 ５２ 出口蒸気流路 ５４ 弁 ５８ 蒸気導管 ５６ ダイヤフラム ６０ ハウジング ６４ 弁頭 ６６ 弁棒 ６８ 弁座 ７２ チャンバ ７６ キャップ ７８ コイルスプリング ８０ 蒸気流路 ８１ チューブ ８２ 調整流路 １０２ 蒸気キャニスタ １０８ 液体・蒸気セパレータ １２２ 導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビリー アール・ブラックウェル アメリカ合衆国 ミシガン 48632、レイ ク、ワイルドウッド トレイル 10248 (72)発明者 ローレンス イー・イーグル アメリカ合衆国 フロリダ 34231、サラ ソタ、リヴァー パイン ウェイ 2821

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 燃料システムであって、 燃料タンクと、 該燃料タンクの入口と、給油管であって、その一端が該
    燃料タンクの該入口に通じ、該燃料タンクから離間した
    給油管入口を有する該給油管と、該燃料タンクための蒸
    気通気弁と、 該蒸気通気弁を該給油管に該給油管入口近くで通じる蒸
    気導管とを具備し、燃料が該給油管を通して該燃料タン
    クに供給される時に、該燃料タンク内の蒸気が該蒸気導
    管を通って該給油管内に引かれて、該燃料蒸気の少なく
    とも一部が凝縮する、上記燃料システム。
  2. 【請求項２】 前記燃料システムは、前記燃料タンクの
    近くに、前記給油管に関する逆止弁を具備して、液体が
    前記給油管から前記燃料タンクへ流れるの許容し、液体
    が前記燃料タンクから前記給油管を通って流れ出るのを
    防ぐように構成された、請求項１記載の燃料システム。
  3. 【請求項３】 前記蒸気導管は、前記給油管の給油ネッ
    クより断面寸法が小さくて、液体燃料が該給油ネックを
    通って送られた時に、前記蒸気導管の近くで圧力降下が
    生じて、蒸気が前記蒸気導管を通って前記給油管内に引
    かれて、前記タンクに送られる液体燃料に合流し得る、
    請求項１記載の燃料システム。
  4. 【請求項４】 前記燃料システムは、前記燃料タンクの
    該入口の近くに配置された流れ調整部材を有して、前記
    タンク内への燃料放出を調整して、前記燃料タンクの給
    油中に生じる燃料蒸気量を減らし得る、請求項１記載の
    燃料システム。
  5. 【請求項５】 燃料システムであって、 燃料タンクと、 該燃料タンクの入口と、 給油管であって、その一端が該燃料タンクの該入口に通
    じ、その他端が燃料入口を有する、該給油管と、 該燃料タンクの頂部近くで、該燃料タンクの内部に通じ
    る出口蒸気流路と、 該出口蒸気流路を該給油管の該燃料入口付近に通じる蒸
    気導管と、 該出口蒸気流路を開閉する弁と、 該弁と連動するダイヤフラムと、 該ダイヤフラムにより、少なくとも部分的に形成される
    チャンバと、 該チャンバを該燃料タンクの該入口に通じる調整流路と
    を具備し、 液体燃料が該燃料タンクに供給される時に、該チャンバ
    内に圧力が生じ、該圧力が該ダイヤフラムを移動して該
    弁を動かすことにより該出口蒸気流路を開いて、蒸気が
    該タンクから該出口蒸気流路と蒸気導管とを通って、該
    燃料タンクに送られる該液体燃料内に引かれ得る、上記
    燃料システム。
  6. 【請求項６】 前記燃料システムは、前記調整流路と前
    記燃料タンクの前記入口との近くに配置された分流部材
    を具備し、該分流部材は前記調整流路の近くで、液体燃
    料の流れを乱して、前記調整流路に正圧力を生じるよう
    に構成された、請求項５記載の燃料システム。
  7. 【請求項７】 前記出口蒸気流路と前記燃料タンクの前
    記入口と前記弁と前記ダイヤフラムとは、ハウジングに
    保持されていて、該ハウジングは、前記燃料タンクに被
    さるフランジで取り付けてシールされる構造である、請
    求項５記載の燃料システム。
  8. 【請求項８】 前記チャンバは、前記ハウジングと前記
    ダイヤフラムにより形成された、請求項７記載の燃料シ
    ステム。
  9. 【請求項９】 燃料システムであって、 燃料タンクと該燃料タンクの入口と、 給油管であって、その一端が該燃料タンクの該入口に通
    じ、その他端が燃料入口を有する、該給油管と、 該燃料タンクの頂部近くで、該燃料タンクの内部に通じ
    る出口蒸気流路と、 該給油管の該燃料入口付近に通じる蒸気導管と、 該出口蒸気流路を開閉する弁と、 該弁と連動するダイヤフラムと、 該ダイヤフラムにより、少なくとも部分的に形成される
    チャンバと、 該チャンバを該燃料タンクの入口に通じる調整流路と、 該燃料タンクの外側に向いた出口を有する蒸気調整ユニ
    ットと、 燃料蒸気を受け入れる入口と、エンジンのマニホールド
    に通じる出口とを有する蒸気キャニスタと、 液体・蒸気セパレータであって、該蒸気調整ユニットの
    該出口に通じる第一入口と、該出口蒸気流路に通じる第
    二入口と、該蒸気キャニスタの該入口に通じる第一出口
    と、該蒸気導管に通じる第二出口とを有する該液体・蒸
    気セパレータとを具備し、 該燃料タンクの給油中に、燃料蒸気が該出口蒸気流路お
    よび該蒸気調整ユニットの少なくとも一つを通って該液
    体・蒸気セパレータ内に引かれて、燃料蒸気が該蒸気キ
    ャニスタおよび該給油管の少なくとも一つに流れて、該
    燃料タンクに送られる液体燃料に合流し得る、上記燃料
    システム。
  10. 【請求項１０】前記燃料システムは、前記調整流路と前
    記燃料タンクの前記燃料入口との近くの配置された分流
    部材を具備し、該分流部材は前記調整流路の近くで、液
    体燃料の流れを乱して、前記調整流路に正圧力を生じる
    ように構成された、請求項９記載の燃料システム。
  11. 【請求項１１】 前記チャンバが、前記ハウジングと前
    記ダイヤフラムにより形成された、請求項９記載の燃料
    システム。
  12. 【請求項１２】 前記液体・蒸気セパレータの前記第一
    出口が、前記第二入口および前記第二出口より上に位置
    して、前記セパレータ内の液体が前記蒸気キャニスタ内
    に引かれるのを防止した、請求項９記載の燃料システ
    ム。
  13. 【請求項１３】 前記液体・蒸気セパレータの前記第二
    出口が、一般的には、前記セパレータの底近くに位置し
    て、前記セパレータ内の液体が前記給油管に引かれ得
    る、請求項９記載の燃料システム。
JP10335694A 1997-12-19 1998-11-26 燃料蒸気減少型燃料システム Withdrawn JPH11247729A (ja)

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