JPH11247379A - 軒 樋 - Google Patents

軒 樋

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JPH11247379A
JPH11247379A JP10045394A JP4539498A JPH11247379A JP H11247379 A JPH11247379 A JP H11247379A JP 10045394 A JP10045394 A JP 10045394A JP 4539498 A JP4539498 A JP 4539498A JP H11247379 A JPH11247379 A JP H11247379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves gutter
eaves
wall
joint
gutter
Prior art date
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Pending
Application number
JP10045394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Moto
隆明 元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水切り機能を損なうことなく、止水性にすぐ
れた接続部を得ることができる軒樋を提供すること。 【解決手段】 軒先に配設される際、屋外側に位置する
屋外側壁2の下部に水切り段差部23が設けられている
軒樋において、水切り段差部23はその外面が上方に屈
曲した円弧状の屈曲面231とされ、この屈曲面231
が底壁1と屋外側壁2の交差部Cを中心とする仮想円周
B上に位置している軒樋A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の軒先に配設さ
れる軒樋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の軒樋として、たとえば実開平3−
76933号公報において、軒樋本体の前面部2aの下
端に水切り片21aが垂設された軒樋A1が記載されて
いる(図3参照)。また、実開平3−76934号公報
において、軒樋本体の底面部の前側2aコーナーを鋭角
となし、この前側コーナーから後上方へ底面部23aを
傾斜させた軒樋A2が記載されている(図4参照)。
【0003】この両軒樋においては、軒樋本体の前面部
の下端に水切り片や鋭角状のコーナーが存在することに
より、軒樋自体を伝わって雨水が軒樋の屋内側に滴下す
るのを防止することができる。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】ところで、上記図3に示す従来の軒樋を建
物の軒先に配設する場合、隣接する軒樋A1同士を、軒
樋の外面形状にほぼ符合した内面形状を有する軒樋継手
F1にて接続する際、軒樋継手F1の前面部61aの下
端63a内面が、図5に示すように、軒樋A1の水切り
片21aの下端に当接することになる。同様に、図4に
示す従来の軒樋A2においても、図6に示すように、軒
樋継手F2の前側61aコーナー63aの底面部の内縁
が軒樋A2の前側2aコーナー23aの底面部外面に当
接することになる。
【0005】このため、軒樋A1(A2)と軒樋継手F
1(F2)を接着剤7を使用して接続する場合、軒樋継
手の端部内周面に塗布された接着剤の一部が、軒樋の水
切り片21aの下端や前側コーナーの底面部23a外面
にて掻き落とされることになる。このため、接続部の止
水性が低下するという問題があった。
【0006】一方、図7(a)および図8(a)に示す
ように、軒樋継手F3(F4)の形状を部分的に変更し
た場合、上記接着剤7の掻き落としは防止できる。しか
しながら、軒樋A3(A4)と軒樋継手F3(F4)を
嵌合接着した後、図7(b)および図8(b)に示すよ
うに、軒樋A3(A4)と軒樋継手F3(F4)との間
に部分的に隙間Sが生じることになる。このため、上記
と同様に接続部の止水性が低下するという問題があっ
た。
【0007】本発明の目的は、水切り機能を損なうこと
なく、止水性にすぐれた接続部を得ることができる軒樋
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、軒先に配設される際、屋外側に位置する屋外側壁の
下部に水切り段差部が設けられている軒樋において、前
記水切り段差部はその外面が上方に屈曲した円弧状の屈
曲面とされ、この屈曲面が底壁と屋外側壁の交差部を中
心とする仮想円周上に位置しているものである。
【0009】本発明における軒樋の材質は、塩化ビニル
樹脂などの合成樹脂材料のほかステンレスなどの金属材
料が使用できる。
【0010】(作用)請求項1記載の本発明の軒樋にお
いては、屋外側壁の下部に設けられた水切り段差部の外
面が上方に屈曲した円弧状の屈曲面とされ、この屈曲面
が底壁と屋外側壁の交差部を中心とする仮想円周上に位
置しているので、軒樋と軒樋継手を嵌合接着する場合、
軒樋継手の端部内周面に塗布された接着剤が、水切り段
差部の外面にて掻き落とされることがない。また、接続
部に隙間が生じない。このため、接続部の止水性は良好
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の軒樋の第1実施例
を示す断面図である。図2は図1の軒樋と継手との接続
方法を示す説明図であり、(a)は接続前の状態を示す
説明図、(b)は接続後の状態を示す説明図である。
【0012】図1において、Aは塩化ビニル樹脂製の角
形軒樋であり、底壁1の両側に前側壁2および後側壁3
が上方に立設されて構成されている。前側壁2は、軒樋
Aが軒先に配設される際、屋外側に位置する屋外側壁に
対応しており、上側壁21と、下側壁22と、この両側
壁間を連結する連結壁23とから形成されている。この
連結壁23は水切り段差部に対応するものであり、この
連結壁23の外面は、図1に示すように、上向きに屈曲
した円弧状の屈曲面231とされている。つまり、底壁
1と下側壁22の交差部Cを中心とする半径Rの仮想円
周B上に位置している。なお、上側壁21と下側壁22
はほぼ平行になっている。また、前側壁2のほうが後側
壁3より高くされている。
【0013】連結壁23の上方には、水平リブ241と
垂直リブ242とからなる補強リブ24が一体に延設さ
れており、この補強リブ24と連結壁23とで中空部が
形成されている。補強リブ24は軒樋Aの長手方向に沿
って連続して設けられている。前側壁2および後側壁3
の上端にはそれぞれ中空状の耳部4および5が設けられ
ている。この両耳部4,5はともに外耳タイプのもので
ある。
【0014】つぎに、図2に基づいて上記軒樋A同士を
軒樋継手Fにて嵌合接着する方法について説明する。軒
樋継手Fは軒樋Aの外面形状とほぼ符合した内面形状を
有している。図2において、軒樋継手Fの前側壁6は、
上側壁61と、下側壁62と、この両側壁間を連結する
連結壁63とから形成されている。この連結壁63の内
面は、上記軒樋Aの連結壁23の外面に符合・対応し
て、上向きに屈曲した円弧状の屈曲面631とされてい
る。
【0015】建物の軒先に支持具(図示せず)にて取付
施工された左右両側の軒樋A,A端部の屋内側の耳部
5,5に、端部内周面に接着剤7を塗布した軒樋継手F
の後側壁の耳部嵌合部(図示せず)を嵌合させ、軒樋継
手Fの前側壁6を時計廻りに下方から上方に回動させ、
押し上げるようにして両軒樋A,A端部の屋外側の耳部
4,4に、軒樋継手Fの前側壁6の耳部嵌合部(図示せ
ず)を嵌合させ、養生硬化して両軒樋A同士の接続施工
を完了する。
【0016】この際、図2(a)に示すように、軒樋A
の連結壁23の外面は上向きに屈曲した円弧状の屈曲面
231とされており、一方、軒樋継手Fの連結壁63の
内面も、軒樋Aの連結壁23に符合・対応して、上向き
に屈曲した円弧状の屈曲面631とされているので、前
側壁6の耳部嵌合部を軒樋Aの屋外側耳部4に嵌合する
際、内周面に塗布した接着剤7は掻き落とされない。こ
の結果、図2(b)に示すように、軒樋Aの端部外面
と、軒樋継手Fの端部内面とは、接着剤7を介在して隙
間なく接着されるので、接続部の止水性は良好である。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、水切り
段差部の外面が上方に屈曲した円弧状の屈曲面とされ、
この屈曲面が底壁と屋外側壁の交差部を中心とする仮想
円周上に位置しているので、軒樋と軒樋継手を嵌合接着
する場合、軒樋継手の端部内周面に塗布された接着剤が
水切り段差部の外面にて掻き落とされず、、嵌合接着方
式にて、軒樋同士を軒樋継手にて良好に接続できる。ま
た、この接続部に何ら隙間は生じないので、接続部の止
水性は良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における軒樋の第1実施例を示す断面図
である。
【図2】図1の軒樋と継手との接続方法を示す説明図で
あり、(a)は接続前の状態を示す説明図、(b)は接
続後の状態を示す説明図である。
【図3】従来公知の軒樋を示す要部断面図である。
【図4】従来公知の他の軒樋を示す要部断面図である。
【図5】図3の軒樋と継手との接続方法を示す説明図で
ある。
【図6】図4の軒樋と継手との接続方法を示す説明図で
ある。
【図7】図3の軒樋と他の継手との接続方法を示す説明
図であり、(a)は接続前の状態を示す説明図、(b)
は接続後の状態を示す説明図である。
【図8】図4の軒樋と他の継手との接続方法を示す説明
図であり、(a)は接続前の状態を示す説明図、(b)
は接続後の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 角形軒樋 B 仮想円周 C 交差部 1 底壁 2,6 前側壁 21,61 上側壁 22,62下側壁 23,63 連結壁 231,631 円弧状の屈曲面 3 後側壁 4,5 耳部 F 軒樋継手 7 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒先に配設される際、屋外側に位置する
    屋外側壁の下部に水切り段差部が設けられている軒樋に
    おいて、前記水切り段差部はその外面が上方に屈曲した
    円弧状の屈曲面とされ、この屈曲面が底壁と屋外側壁の
    交差部を中心とする仮想円周上に位置していることを特
    徴とする軒樋。
JP10045394A 1998-02-26 1998-02-26 軒 樋 Pending JPH11247379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10045394A JPH11247379A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 軒 樋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10045394A JPH11247379A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 軒 樋

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Publication Number Publication Date
JPH11247379A true JPH11247379A (ja) 1999-09-14

Family

ID=12718057

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JP10045394A Pending JPH11247379A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 軒 樋

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A02 Decision of refusal

Effective date: 20040511

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