JPH11246647A - シート状光学物品用活性エネルギー線硬化型組成物 - Google Patents

シート状光学物品用活性エネルギー線硬化型組成物

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JPH11246647A
JPH11246647A JP6439998A JP6439998A JPH11246647A JP H11246647 A JPH11246647 A JP H11246647A JP 6439998 A JP6439998 A JP 6439998A JP 6439998 A JP6439998 A JP 6439998A JP H11246647 A JPH11246647 A JP H11246647A
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純江 中川
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一郎 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組成物が低粘度で、硬化収縮が少なく、硬化後
の型からの離型性に優れ、硬化物の反りが少ないシート
状光学物品を製造するのに適した活性エネルギー線硬化
型組成物の提供。 【解決手段】1〜4個のオキセタン環を有する化合物、
エポキシ基を有する化合物及び活性エネルギー線の照射
によりカチオン重合を開始させる化合物からなるシート
状光学物品用活性エネルギー線硬化型組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレネルレンズ、
レンチキュラーレンズ及びプリズムシート等のシート状
光学物品の製造に適した活性エネルギー線硬化型組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フレネルレンズ等のシート状の光
学物品は、熱可塑性樹脂の射出成形や熱プレス成形によ
り製造されるのが一般的であった。しかしながら、これ
らの製造方法では、製造時の加熱及び冷却に長時間を必
要とし、生産性が低いという問題があった。そこで、近
年においては、上記問題を解決するシート状光学物品の
製造方法として、金型又は樹脂型等のレンズ型母材と透
明性樹脂基板又はフィルムとの間に、活性エネルギー線
硬化型組成物を流し込み、これに紫外線等の活性エネル
ギー線を照射して組成物を硬化させて製造する方法が採
用されるようになってきた。当該製造方法に使用される
活性エネルギー線硬化型組成物としては、一般にはウレ
タン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレ
ート及びポリエステル(メタ)アクリレート等のオリゴ
マーからなる、活性エネルギー線開始ラジカル重合によ
り硬化する組成物が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ラ
ジカル硬化型のアクリレート系組成物は、一般に硬化収
縮が大きく、そのため硬化後、シートが反ったり、透明
基材との剥離や割れが生じる場合があった。この硬化収
縮を低減する組成物としては、単官能(メタ)アクリレ
ートをさらに配合した組成物があるが、硬化物が脆くな
るため、型からシートを剥がす際に、割れたり欠けたり
する問題を有するものであった。又、ウレタン(メタ)
アクリレートを配合した組成物は、得られる硬化物が柔
軟性に優れるものであるが、ウレタン(メタ)アクリレ
ートは硬化前のオリゴマー自体の粘度が非常に高いた
め、型に組成物を流し込む際に泡を噛んでしまい、脱泡
が困難であるという欠点を有するものであった。他方、
近年、エポキシ樹脂、ビニルエーテル等からなる光カチ
オン重合性の組成物も検討されてきているが、これらの
多くが厚膜の硬化物を製造する場合の硬化性が不充分で
あるため、組成物が充分硬化しない又は硬化速度が遅い
という欠点を有するものであった。又、硬化性を改善す
るため、過剰に活性エネルギー線を照射する方法もある
が、この場合は、得られる硬化物が硬くて脆く、伸びの
ないものとなってしまい、又型からシートを剥がす際
に、割れたり欠けたりしてしまうものであった。本発明
者らは、組成物が低粘度で、硬化収縮が少なく、硬化後
の型からの離型性に優れ、硬化物の反りが少ないシート
状光学物品を製造するのに適した活性エネルギー線硬化
型組成物を見出すため鋭意検討を行ったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々の検
討の結果、前記課題を解決するためには、オキセタン環
を有する化合物及びエポキシ基を有する化合物からなる
光カチオン重合型の組成物が、低粘度であり、かつ厚膜
での内部硬化性に優れて、その硬化物が、型からの離型
性に優れ及び反りが少ないことを見出し本発明を完成し
た。以下、本発明を詳細に説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】○(A)成分 (A)成分としては、分子中に1〜4個のオキセタン環
を有する化合物であれば、モノマー及びそのオリゴマー
のいずれも使用できる。分子中に1個のオキセタン環を
有する化合物としては、下記一般式(1)で表わされる
化合物等が挙げられる。
【0006】
【化1】
【0007】ここで、式(1)において、R1 は、水素
原子、フッ素原子、メチル基、エチル基、プロピル基及
びブチル基等の炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1
〜6個のフルオロアルキル基、アリル基、アリール基、
フリル基並びにチエニル基である。R2 は、メチル基、
エチル基、プロピル基及びブチル基等の炭素数1〜6個
のアルキル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、
2−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−2−プロ
ペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基及び3−ブ
テニル基等の炭素数2〜6個のアルケニル基、フェニル
基、ベンジル基、フルオロベンジル基、メトキシベンジ
ル基及びフェノキシエチル基等の芳香族環を有する基、
芳香族環を有する基において芳香族環がハロゲン置換さ
れた基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、
ブチルカルボニル基及びペンチルカルボニル基等の炭素
数2〜6個のアルキルカルボニル基、エトキシカルボニ
ル基、プロポキシカルボニル基及びブトキシカルボニル
基等の炭素数2〜6個のアルコキシカルボニル基、並び
にエチルカルバモイル基、プロピルカルバモイル基、ブ
チルカルバモイル基及びペンチルカルバモイル基等の炭
素数2〜6個のアルコキシカルバモイル基等が挙げられ
る。
【0008】次に、2個のオキセタン環を有する化合物
としては下記一般式(2)で示される化合物等が挙げら
れる。
【0009】
【化2】
【0010】式(2)において、R1 は、前記一般式
(1)におけるものと同様の基である。R3 は、例え
ば、エチレン基、プロピレン基及びブチレン基等の線状
又は分枝状アルキレン基、ポリ(エチレンオキシ)基及
びポリ(プロピレンオキシ)基等の線状又は分岐状ポリ
(アルキレンオキシ)基、プロペニレン基、メチルプロ
ペニレン基及びブテニレン基等の線状又は分枝状不飽和
炭化水素基、カルボニル基、カルボキシル基及びカルバ
モイル基等の官能基を含むアルキレン基、並びにカルボ
ニル基等である。又、R3 は、下記式(3)、(4)及
び(5)で示される基から選択される多価基でもある。
【0011】
【化3】
【0012】式(3)において、R4 は、水素原子、メ
チル基、エチル基、プロピル基及びブチル基等の1〜4
個のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基及びブトキシ基等の炭素数1〜4個のアルコキシ基、
塩素原子及び臭素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、シ
アノ基、メルカプト基、低級アルキルカルボニル基、カ
ルボキシル基、並びにカルバモイル基である。又、式
(3)において、その芳香族核がハロゲン置換されたも
のであっても良い。
【0013】
【化4】
【0014】式(4)において、R5 は酸素原子、硫黄
原子、メチレン基、NH、SO、SO2 、C(CF3
2 又はC(CH3 2 である。又、式(4)において、
その芳香族核がハロゲン置換されたものであっても良
い。
【0015】
【化5】
【0016】式(5)において、R6 は、メチル基、エ
チル基、プロピル基及びブチル基等の炭素数1〜4個の
アルキル基、並びにアリール基である。nは0〜200
0の整数である。R7 は、メチル基、エチル基、プロピ
ル基及びブチル基等の炭素数1〜4個のアルキル基、並
びにアリール基である。R7 は下記式(6)で示される
基から選択される基でもある。
【0017】
【化6】
【0018】式(6)において、R8 はメチル基、エチ
ル基、プロピル基及びブチル基等の炭素数1〜4個のア
ルキル基、並びにアリール基である。mは0〜100の
整数である。
【0019】2個のオキセタン環を有する化合物の具体
例としては、下記式(7)及び(8)で示される化合物
等が挙げられる。
【0020】
【化7】
【0021】式(7)で示される化合物は、式(2)に
おいて、R1 がエチル基、R3 がカルボキシル基である
化合物である。
【0022】
【化8】
【0023】式(8)で示される化合物は、式(2)に
おいて、R1 がエチル基、R3 が式(5)でR6 及びR
7 がメチル基、nが1である化合物である。2個のオキ
セタン環を有する化合物において、上記した化合物以外
の好ましい例としては、下記一般式(9)で示される化
合物がある。式(9)において、R1 は前記一般式
(1)におけるものと同様の基である。
【0024】
【化9】
【0025】3〜4個のオキセタン環を有する化合物と
しては、下記一般式(10)で示される化合物が挙げら
れる。
【0026】
【化10】
【0027】式(10)において、R1 は、前記一般式
(1)におけるものと同様の基である。R9 は、例え
ば、下記式(11)〜(13)で示される基等の炭素数
1〜12の分枝状アルキレン基、下記式(14)で示さ
れる基等の分枝状ポリ(アルキレンオキシ)基及び下記
式(15)で示される基等の分枝状ポリシロキシ基等が
挙げられる。jは、3又は4である。
【0028】
【化11】
【0029】式(11)においてR10はメチル基、エチ
ル基及びプロピル基等の低級アルキル基である。
【0030】
【化12】
【0031】
【化13】
【0032】
【化14】
【0033】式(14)において、lは1〜10の整数
である。
【0034】
【化15】
【0035】3〜4個のオキセタン環を有する化合物の
具体例としては、下記式(16)で示される化合物等が
挙げられる。
【0036】
【化16】
【0037】さらに、上記した以外の1〜4個のオキセ
タン環を有する化合物の例としては、下記式(17)で
示される化合物がある。
【0038】
【化17】
【0039】式(17)において、R8 は、式(6)に
おけるものと同様の基である。R11は、メチル基、エチ
ル基、プロピル基及びブチル基等の炭素数1〜4のアル
キル基並びにトリアルキルシリル基であり、rは1〜4
である。本発明で使用するオキセタン化合物の好ましい
具体例としては、以下に示す化合物がある。
【0040】
【化18】
【0041】
【化19】
【0042】
【化20】
【0043】
【化21】
【0044】又、これら以外にも、分子量1000〜5
000程度の高分子量を有する、1〜4個のオキセタン
環を有する化合物も挙げられる。これらの例として例え
ば以下の化合物が挙げられる。
【0045】
【化22】
【0046】ここでpは20〜200である。
【0047】
【化23】
【0048】ここでqは15〜100である。
【0049】
【化24】
【0050】ここでsは20〜200である。
【0051】本発明では、(A)成分の2種類以上を併
用することができる。
【0052】○(B)成分 (B)成分は、分子中に1個以上のエポキシ基を有する
化合物であれば、モノマー、オリゴマー及びポリマーの
いずれも使用可能である。(B)成分の具体例として
は、通常「エポキシ樹脂」として知られているものであ
り、従来公知の芳香族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹
脂及び脂肪族エポキシ樹脂等が挙げられる。尚、以下エ
ポキシ樹脂とは、モノマー、オリゴマー又はポリマーを
意味する。
【0053】芳香族エポキシ樹脂において、分子内に1
個のエポキシ基を有するものとしては、フェノール、ク
レゾール、炭素数2〜12のアルキルフェノール、フェ
ニルフェノール及びパラクミルフェノール又はこれらフ
ェノール類のアルキレンオキサイド付加体のモノグリシ
ジルエーテル、スチレンオキシド並びにこれら化合物の
芳香族核がハロゲン置換された化合物等が挙げられる。
2個以上のエポキシ基を有するものとしては、少なくと
も1個の芳香族核を有する多価フェノール類又はそのア
ルキレンオキサイド付加体とエピクロルヒドリンとの反
応によって製造される、ジ又はポリグリシジルエーテル
等が挙げられる。具体的には、レゾルシノールジグリシ
ジルエーテル;ハイドロキノンジグリシジルエーテル;
ビスフエノールA、ビスフェノールF、ビスフェノール
S、ビスフェノールフルオレン及びこれらフェノール類
のアルキレンオキサイド付加体のジ又はポリグリシジル
エーテル;ノボラック型エポキシ樹脂;クレゾールノボ
ラック樹脂;並びにこれらこれら化合物の芳香族核がハ
ロゲン置換された化合物等が挙げられる。これら以外に
も、グリシジルフタルイミド、テトラフタル酸ジグリシ
ジルエステル及びo−フタル酸ジグリシジルエステル等
が挙げられ、さらにエポキシ樹脂−最近の進歩−(昭晃
堂、1990年発行)の2章や、エポキシ樹脂(「高分
子加工」別冊9・第22巻増刊号、高分子刊行会、昭和
48年発行)の4〜6頁、9〜16頁に記載されている
芳香族エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0054】脂環式エポキシ樹脂としては、少なくとも
1個のシクロへキセン又はシクロペンテン環等のシクロ
アルカン環を有する化合物を、過酸化水素及び過酸等の
適当な酸化剤でエポキシ化することによつて得られる、
シクロヘキセンオキサイド又はシクロペンテンオキサイ
ド含有化合物等が挙げられる。具体例としては、シクロ
ヘキセンオキサイド及び下記式(25)〜(27)で示
される化合物等が挙げられる。
【0055】
【化25】
【0056】
【化26】
【0057】
【化27】
【0058】これら以外にも、UV・EB硬化材料
〔(株)シーエムシー、1992年発行〕の3.1.5
項61頁、前記高分子加工別冊のエポキシ樹脂の7頁、
17〜28頁に記載されているような化合物等が挙げら
れる。又、これらエポキシ樹脂は市販されており、サイ
クロマーM100(ダイセル化学工業)、サイクロマー
A200(ダイセル化学工業)、サイクロマーM101
(ダイセル化学工業)、セロキサイド3000(ダイセ
ル化学工業)、エポリードGT300(ダイセル化学工
業)及びエポリードGT400(ダイセル化学工業)等
がある。
【0059】脂肪族エポキシ樹脂としては、脂肪族アル
コール又はそのアルキレンオキサイド付加体のモノグリ
シジルエーテル、脂肪族多価アルコール又はそのアルキ
レンオキサイド付加体のジ又はポリグリシジルエーテル
等が挙げられる。モノグリシジルエーテルの具体例とし
ては、ブチルグリシジルエーテル及び2−エチルヘキシ
ルグリシジルエーテル等のアルキルグリシジルエーテル
等が挙げられる。ジ又はポリグリシジルエーテルの具体
例としては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル及びそのアルキレンオキサイド付加体等のアルキレン
グリコールのジグリシジルエーテル;ポリエチレングリ
コール及びポリプロピレングリコール等のポリアルキレ
ングリコールのジグリシジルエーテル;ネオペンチルグ
リコール、ジブロモネオペンチルグリコール又はこれら
グリコールのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジ
ルエーテル;水素添加ビスフェノールA又はそのアルキ
レンオキサイド付加体のジ又はポリグリシジルエーテ
ル;トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン及
びグリセリン又はこれら3価アルコールのアルキレンオ
キサイド付加体のジ又はトリグリシジルエーテル;ペン
タエリスリトール又はそのアルキレンオキサイド付加体
のジ、トリ又はテトラグリジジルエーテル等の多価アル
コールのポリグリシジルエーテル等が挙げられる。ここ
でアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド
及びプロピレンオキサイド等が挙げられる。これら以外
にも前記高分子加工別冊エポキシ樹脂の3〜6頁に記載
されている脂肪族エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0060】さらに、これらのエポキシ樹脂の他にも、
トリアジン核を骨格に持つエポキシ樹脂、例えばTEP
IC(日産化学)、デナコールEX−310(ナガセ化
成)等があり、又前記高分子加工別冊のエポキシ樹脂2
89〜296頁に記載されているような化合物等も用い
ることができる。
【0061】厚膜における内部硬化性に優れることか
ら、(B)成分としては、芳香族エポキシ樹脂及び脂環
式エポキシ樹脂が好ましい。本発明では、上記(B)成
分の2種類以上を併用することができる。
【0062】○(C)成分 (C)成分は活性エネルギー線の照射によりカチオン重
合を開始させる化合物である。当該化合物としては、従
来光カチオン重合開始剤として知られている多種多様な
化合物を用いることができる。例えば、前記UV・EB
硬化材料の3.1.5項63〜65頁に記載されている
ような化合物が挙げられる。これらの開始剤のうちで好
ましいものとしては、ジアリールヨードニウム塩及びト
リアリールスルホニウム塩が挙げられる。典型的な光重
合開始剤を下に示す。
【0063】
【化28】
【0064】
【化29】
【0065】
【化30】
【0066】
【化31】
【0067】(式中、R12は水素、炭素数1〜18のア
ルキル基又は炭素数1〜18のアルコキシ基であり、R
13は水素原子、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアル
コキシ基であり、好ましくはヒドロキシエトキシ基であ
る。Mは金属好ましくはアンチモンであり、Xはハロゲ
ン好ましくはフッ素であり、kは金属の価数であり、例
えばアンチモンの場合は5である。)
【0068】○その他の成分 本発明の組成物には、上記必須成分の他、必要に応じ
て、ビニルエーテル化合物のようなカチオン反応性化合
物や、無機充填剤、染料、顔料、粘度調節剤、処理剤及
び紫外線遮断剤のような不活性成分を配合することがで
きる。又、必要に応じて(メタ)アクリロイル基を有す
る化合物及び光ラジカル重合開始剤のような活性エネル
ギー線でラジカル重合可能な成分を配合することができ
る。
【0069】紫外線により本発明の組成物を硬化させる
場合には、硬化性をより一層改良する目的で、(C)成
分に加えて、光増感剤を配合することもできる。本発明
において用いることができる典型的な増感剤は、クリベ
ロがアドバンスド イン ポリマーサイエンス(Adv. i
n Plymer Sci.,62,1(1984)) で開示している化合物を用
いることが可能である。具体的には、ピレン、ペリレ
ン、アクリジンオレンジ、チオキサントン、2−クロロ
チオキサントン及びペンゾフラビン等が挙げられる。
【0070】○組成物の製造方法 本発明の活性エネルギー線硬化型組成物の製造方法とし
ては、上記(A)成分,(B)成分及び(C)成分を常
法に従い混合すればよい。
【0071】ここで、(A)成分は、組成物中の(A)
成分と(B)成分の合計量100重量部に対して10〜
95重量部配合することが好ましい。(A)成分の配合
量が10重量部に満たない場合は、厚膜での内部硬化性
が悪くなり、又95重量部を越える場合には硬化しなく
なる。(A)成分と(B)成分の配合割合は、実際上は
上記範囲内において、要求される組成物の粘度、硬化物
の硬度等を配慮して決定すればよい。又(C)成分の配
合割合は、(A)成分及び(B)成分の合計量に対し
て、0.1〜10重量%の割合で含有することが好まし
く、より好ましくは0.1〜5重量%である。この割合
が0.1重量%に満たない場合は、硬化性が充分な物で
なくなり、一方、10重量%を越える場合は、光透過性
が不良となり、厚膜での内部硬化性が悪くなることがあ
る。
【0072】○シート状光学物品 本発明のシート状光学物品は、前記組成物に活性エネル
ギー線を照射して硬化させた硬化物からなるものであ
る。シート状光学物品としては、フレネルレンズ、レン
チキュラーレンズ及びプリズムシート等が挙げられる。
シート状光学物品の製造方法としては、従来当該物品の
製造で行われている方法に従えばよい。例えば、樹脂又
は金属製型枠と透明基材との間に組成物を流し込み、活
性エネルギー線を照射して硬化させた後、型から剥がし
て製造する方法等が挙げられる。透明基材としては、ガ
ラス、アクリル樹脂及びポリカーボネート樹脂等のプラ
スチック板、並びにポリエステル樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂及びアクリル樹脂等のプラスチックフィルム等が
挙げられる。又、レンズの厚さも使用する目的に応じて
適宣選択すれば良い。活性エネルギー線としては、紫外
線、X線又は電子線等が挙げられる。紫外線を照射する
場合には、様々な光源を使用することができ、例えば低
圧或いは高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノン
ランプ、無電極放電ランプ又はカーボンアークランプ等
が挙げられる。電子線により硬化させる場合には、種々
の照射装置が使用でき、例えばコックロフトワルトシン
型、バンデグラフ型又は共振変圧器型等が挙げられ、電
子線としては50〜1000evのエネルギーを持つも
のが好ましく、より好ましくは100〜300eVであ
る。本発明では、安価な装置を使用できることから、紫
外線を使用することが好ましい。
【0073】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明
をより具体的に説明する。尚、実施例及び比較例の中の
部及び%は、特に断わりの無い限り重量部である。
【0074】○実施例1 (A)成分として下記化合物(32)75部、(B)成
分として下記化合物(33)〔UVR−6110、ユニ
オンカーバイド(株)製、脂環式エポキシ化合物〕25
部を混合し、これに(C)成分としてトリアリルスルホ
ニウムのヘキサフルオロリン酸塩とプロピレンカーボネ
ートの混合物〔UVI−6990、ユニオンカーバイド
(株)製、有効成分50%〕を2部添加、混合して、活
性エネルギー線硬化型組成物を調製した。
【0075】
【化32】
【0076】
【化33】
【0077】得られた組成物を、厚さ400ミクロンの
樹脂製フレネルレンズ型枠に流し込み、上からPETフ
ィルムでラミネートした後、120w/cmのメタルハ
ライドランプを設置したコンベアタイプの紫外線照射装
置(ランプ高さ=10cm、コンベアスピード=10m/
min、照射強度:780mW/cm2 、320mJ/
cm2 )を用いて、3パス(10m/minを1パスと
する)通して組成物を硬化させ、フレネルレンズを製造
した。得られたレンズを、フィルムを型から剥がし、そ
の際の離型性、又得られたレンズについて紫外線照射面
(上部)と内部(下部)の硬化性、反りを評価した。粘
度測定はE型粘度計を用いて、25℃で測定した。それ
らの結果を表1に示す。又、得られたレンズは、レンズ
としての性能上問題のないものであった。
【0078】○実施例2〜4 (A)成分として化合物(32)又は下記化合物(3
4)を表1で示す割合で使用し、(B)成分及び(C)
成分として表1に示す化合物を表1で示す割合で使用
し、実施例1と同様にして組成物を調製した。得られた
組成物について実施例1と同様に評価を行った。それら
の結果を表1に示す。又、得られたレンズは、レンズと
しての性能上問題のないものであった。
【0079】
【化34】
【0080】
【表1】 *:単位はmPa・s/25℃
【0081】表1における略号は、以下の通りである。 ・PhOX:式(32)の化合物(1個のオキセタン環
を有する化合物) ・XDO:式(34)の化合物(2個のオキセタン環を
有する化合物) ・UVR−6110:式(33)の化合物(ユニオンカ
ーバイド製、脂環式エポキシ化合物 ・YD−128:ビスフェノールA型エポキシ化合物
(東都化成製、分子量約380、2官能エポキシ化合
物) ・YDCN−704P:クレゾールノボラック型エポキ
シ化合物(東都化成製、分子量約1900、多官能エポ
キシ化合物) ・YDPN−638P:フェノールノボラック型エポキ
シ化合物(東都化成製、分子量約570、多官能エポキ
シ化合物) ・UVI−6990 :トリアリルスルホニウムのヘキ
サフルオロリン酸塩とプロピレンカーボネートの混合物
(ユニオンカーバイド製)
【0082】○比較例1〜同3 表2に示す様に(A)成分及び(B)成分を使用した以
外は、実施例1と同様にして組成物を調製した。得られ
た組成物を使用して実施例1と同様に評価した。それら
の結果を表2に示す。
【0083】○比較例4 表3に示す様にラジカル硬化型の化合物を使用した以外
は、実施例1と同様ににして組成物を調製した。得られ
た組成物を使用して実施例1と同様に評価した。それら
の結果を表3に示す。
【0084】
【表2】 *:単位はmPa・s/25℃ **:表2における略号は、表1と同様である。
【0085】
【表3】 *:単位はmPa・s/25℃ **:表3における略号は、以下の通りである。 ・M−210:アロニックスM−210、東亞合成製、ビスフェノールAエチレ ンオキサイド変成ジアクリレート ・M−305:アロニックスM−305、東亞合成製、ペンタエリスリトールト リアクリレート ・Irg184:イルガキュア184、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製、 1ーヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
【0086】
【発明の効果】本発明のシート状光学物品用活性エネル
ギー線硬化型組成物は、粘度が低く、厚い膜での内部硬
化性に優れ、又その硬化膜は硬化収縮が低く、反りが少
なく、型からの離型性に優れるものであり、極めて実用
性の高いものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)1〜4個のオキセタン環を有する化
    合物、(B)エポキシ基を有する化合物及び(C)活性
    エネルギー線の照射によりカチオン重合を開始させる化
    合物からなるシート状光学物品用活性エネルギー線硬化
    型組成物。
  2. 【請求項2】(B)成分が、脂環式エポキシ樹脂である
    請求項1記載のシート状光学物品用活性エネルギー線硬
    化型組成物。
  3. 【請求項3】(B)成分が、芳香族エポキシ樹脂である
    請求項1記載のシート状光学物品用活性エネルギー線硬
    化型組成物。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2又は請求項3に記載さ
    れた組成物に活性エネルギー線を照射して硬化させた硬
    化物からなるシート状光学物品。
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