JPH11245766A - シートベルト装置、プリテンショナ及び車両 - Google Patents
シートベルト装置、プリテンショナ及び車両Info
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- JPH11245766A JPH11245766A JP10052157A JP5215798A JPH11245766A JP H11245766 A JPH11245766 A JP H11245766A JP 10052157 A JP10052157 A JP 10052157A JP 5215798 A JP5215798 A JP 5215798A JP H11245766 A JPH11245766 A JP H11245766A
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 乗員の体重に応じてプリテンショナのシート
ベルト巻き取り強さ又は長さを調節可能とする。 【解決手段】ガス発生器Ａ及び／又はＢが作動すると、
導通路２９、２９ａ、２９ｂを介してガス圧がスチール
製テープ２６の一方のサイドにのみ加えられ、テープ２
６が反時計方向に押圧される。これにより、リング２５
が回転し、クラッチ機構を介して被動軸２４及びリール
がシートベルト巻取方向に回転する。ガス発生器Ａ，Ｂ
の一方又は双方を作動させることによりシートベルトの
巻き取り強さ又は長さが調節される。
ベルト巻き取り強さ又は長さを調節可能とする。 【解決手段】ガス発生器Ａ及び／又はＢが作動すると、
導通路２９、２９ａ、２９ｂを介してガス圧がスチール
製テープ２６の一方のサイドにのみ加えられ、テープ２
６が反時計方向に押圧される。これにより、リング２５
が回転し、クラッチ機構を介して被動軸２４及びリール
がシートベルト巻取方向に回転する。ガス発生器Ａ，Ｂ
の一方又は双方を作動させることによりシートベルトの
巻き取り強さ又は長さが調節される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車両に設けられ、乗
員を保護するためのシートベルト装置に関する。詳しく
は、本発明は、乗員がシートベルトを装着しているとき
にはシートベルトが乗員にソフトに接触し、車両が緊急
事態に遭遇したときにはシートベルトが引き取られるよ
うに構成されたプリテンショナ機構を有するシートベル
ト装置に関する。また、本発明はこのシートベルト装置
を備えた車両及びこのシートベルト装置のためのプリテ
ンショナに関する。
員を保護するためのシートベルト装置に関する。詳しく
は、本発明は、乗員がシートベルトを装着しているとき
にはシートベルトが乗員にソフトに接触し、車両が緊急
事態に遭遇したときにはシートベルトが引き取られるよ
うに構成されたプリテンショナ機構を有するシートベル
ト装置に関する。また、本発明はこのシートベルト装置
を備えた車両及びこのシートベルト装置のためのプリテ
ンショナに関する。
【０００２】
【従来の技術】プリテンショナ付きのシートベルトリト
ラクタにおいては、車両の衝突が検知された時にプリテ
ンショナによってシートベルトを所定長さだけ急速に巻
き取ってシートベルトで乗員を強く拘束する。
ラクタにおいては、車両の衝突が検知された時にプリテ
ンショナによってシートベルトを所定長さだけ急速に巻
き取ってシートベルトで乗員を強く拘束する。
【０００３】このプリテンショナは、シートベルトリト
ラクタのリールから突設された被動軸を駆動装置によっ
て回転駆動することにより該リールをシートベルト巻取
方向に回転させる。
ラクタのリールから突設された被動軸を駆動装置によっ
て回転駆動することにより該リールをシートベルト巻取
方向に回転させる。
【０００４】このプリテンショナは、車両が平常時にあ
るときにはリールの自在な回転を阻止しないものである
ことが必要であり、上記の被動軸とプリテンショナ駆動
装置との間には車両衝突検知時にのみ駆動力を駆動装置
から被動軸へ伝達するためのクラッチ機構が設けられて
いる。
るときにはリールの自在な回転を阻止しないものである
ことが必要であり、上記の被動軸とプリテンショナ駆動
装置との間には車両衝突検知時にのみ駆動力を駆動装置
から被動軸へ伝達するためのクラッチ機構が設けられて
いる。
【０００５】上記の駆動装置としては、衝突発生を検知
して火薬を点火し、発生したガス圧によって回転トルク
を発生させるようにしたものがある（例えば米国特許第
５，４５１，００８号、ドイツ特許公開公報第４，４４
４，７７５号、実開平７−５９９２号）。
して火薬を点火し、発生したガス圧によって回転トルク
を発生させるようにしたものがある（例えば米国特許第
５，４５１，００８号、ドイツ特許公開公報第４，４４
４，７７５号、実開平７−５９９２号）。
【０００６】また、スパイラルスプリングを動力源とし
た駆動装置も公知である（特開昭５９−１６８８６０号
公報）。
た駆動装置も公知である（特開昭５９−１６８８６０号
公報）。
【０００７】第７〜９図は、上記の火薬点火駆動式のプ
リテンショナの従来例（西独特許公開公報第４４４４７
７５号）を示すものである。
リテンショナの従来例（西独特許公開公報第４４４４７
７５号）を示すものである。
【０００８】シートベルトリトラクタ２０のフレーム側
壁２０ａの外側に緊急時のリールロック機構２１が設け
られ、側壁２０ｂの外側にリターンスプリングユニット
２２及びプリテンショナ２３が設けられている。
壁２０ａの外側に緊急時のリールロック機構２１が設け
られ、側壁２０ｂの外側にリターンスプリングユニット
２２及びプリテンショナ２３が設けられている。
【０００９】このプリテンショナ２３は、リールから一
体的に突設された被動軸２４と、この被動軸２４と同軸
配置された回転リング２５と、この回転リング２５の周
囲に形成されたスチール製テープ２６の収容室２７と、
この収容室２７内にガスを供給するガス発生器２８等を
備えている。
体的に突設された被動軸２４と、この被動軸２４と同軸
配置された回転リング２５と、この回転リング２５の周
囲に形成されたスチール製テープ２６の収容室２７と、
この収容室２７内にガスを供給するガス発生器２８等を
備えている。
【００１０】テープ２６は、その長手方向の両端がハウ
ジング２９に固定され、途中部分がリング２５に巻き付
けられている。
ジング２９に固定され、途中部分がリング２５に巻き付
けられている。
【００１１】ガス発生器２８が点火作動されると、導通
路２９、２９ａ、２９ｂを介してガス圧がスチール製テ
ープ２６の一方のサイドにのみ加えられ、第９図の如く
テープ２６が反時計方向に押圧される。これにより、リ
ング２５が回転し、クラッチ機構（図示略）を介して被
動軸２４及びリールがシートベルト３５の巻取方向に回
転する。
路２９、２９ａ、２９ｂを介してガス圧がスチール製テ
ープ２６の一方のサイドにのみ加えられ、第９図の如く
テープ２６が反時計方向に押圧される。これにより、リ
ング２５が回転し、クラッチ機構（図示略）を介して被
動軸２４及びリールがシートベルト３５の巻取方向に回
転する。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】従来のシートベルト装
置は、プリテンショナが作動したときのシートベルトの
巻き取り強さ又は長さを調節しうるようには構成されて
いない。
置は、プリテンショナが作動したときのシートベルトの
巻き取り強さ又は長さを調節しうるようには構成されて
いない。
【００１３】本発明はこのプリテンショナによるシート
ベルトの引き取り強さ又は長さを調節しうるシートベル
ト装置を提供することを目的とする。
ベルトの引き取り強さ又は長さを調節しうるシートベル
ト装置を提供することを目的とする。
【００１４】また、本発明はこのシートベルト装置を備
えた車両及びこのシートベルト装置に用いられるプリテ
ンショナを提供することを目的とする。
えた車両及びこのシートベルト装置に用いられるプリテ
ンショナを提供することを目的とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明のシートベルト装
置は、車両の座席に座った乗員を保護するためのシート
ベルト装置であって、シートベルトと、該シートベルト
を巻き取るためのリトラクタと、車両緊急時に該シート
ベルトを所定長さだけ引き取るプリテンショナ機構とを
備えてなるシートベルト装置において、前記プリテンシ
ョナの引き取り強さ又は長さを調節可能としたことを特
徴とするものである。
置は、車両の座席に座った乗員を保護するためのシート
ベルト装置であって、シートベルトと、該シートベルト
を巻き取るためのリトラクタと、車両緊急時に該シート
ベルトを所定長さだけ引き取るプリテンショナ機構とを
備えてなるシートベルト装置において、前記プリテンシ
ョナの引き取り強さ又は長さを調節可能としたことを特
徴とするものである。
【００１６】このプリテンショナがガス発生手段を駆動
動力源とするものであるときには、そのガス発生量を調
節することによりプリテンショナの巻き取り強さ又は長
さを調節できる。この場合、ガス発生器を複数個設置
し、作動するガス発生器の数又は各ガス発生器の作動タ
イミングを異ならせることにより、ガス発生量を調節で
きる。さらに、この場合、各ガス発生器のガス発生量を
異ならせておくことにより、ガス発生量を多段階にわた
って調節できる。
動力源とするものであるときには、そのガス発生量を調
節することによりプリテンショナの巻き取り強さ又は長
さを調節できる。この場合、ガス発生器を複数個設置
し、作動するガス発生器の数又は各ガス発生器の作動タ
イミングを異ならせることにより、ガス発生量を調節で
きる。さらに、この場合、各ガス発生器のガス発生量を
異ならせておくことにより、ガス発生量を多段階にわた
って調節できる。
【００１７】ガス発生量は車両の座席に座った乗員の体
重に応じて調節されても良い。プリテンショナのシート
ベルトの引き取り強さ又は長さを大きくとると、車両の
衝突時に乗員の上半身を座席のシートバッグに強く引き
付けることができる。
重に応じて調節されても良い。プリテンショナのシート
ベルトの引き取り強さ又は長さを大きくとると、車両の
衝突時に乗員の上半身を座席のシートバッグに強く引き
付けることができる。
【００１８】車両が衝突した場合、乗員の上半身は前方
へ投げ出されようとする。シートベルトを装着している
と、この上半身の前方への移動が制限される。シートベ
ルト装置が衝撃吸収機構を備えているときには、シート
ベルトは所定の張力を保ったまま所定長さ引き出され、
乗員に加えられる衝撃が緩和される。
へ投げ出されようとする。シートベルトを装着している
と、この上半身の前方への移動が制限される。シートベ
ルト装置が衝撃吸収機構を備えているときには、シート
ベルトは所定の張力を保ったまま所定長さ引き出され、
乗員に加えられる衝撃が緩和される。
【００１９】体重が多い乗員の場合、体重が少ない乗員
に比べ車両の衝突速度が等しいときでも、上半身の前方
へ向かう慣性力が大きく、それだけ上半身が前方へ大き
く移動する。そこで、体重が多い乗員の場合にプリテン
ショナの引き取り強さ又は長さを体重が少ない乗員の場
合に比べて大きくすることにより、衝突事故時における
上半身の前方への移動量を制限することができる。
に比べ車両の衝突速度が等しいときでも、上半身の前方
へ向かう慣性力が大きく、それだけ上半身が前方へ大き
く移動する。そこで、体重が多い乗員の場合にプリテン
ショナの引き取り強さ又は長さを体重が少ない乗員の場
合に比べて大きくすることにより、衝突事故時における
上半身の前方への移動量を制限することができる。
【００２０】なお、体重センサの検出体重値が０又は所
定値以下のときにはプリテンショナを作動させないよう
にしても良い。
定値以下のときにはプリテンショナを作動させないよう
にしても良い。
【００２１】乗員の体重データが体重検出手段から得ら
れる場合には、この体重データに基づいてエアバッグ装
置のガス発生量を制御するようにしても良い。
れる場合には、この体重データに基づいてエアバッグ装
置のガス発生量を制御するようにしても良い。
【００２２】本発明では、車両の衝突時の衝撃規模（ク
ラッシュシビアリティ）に応じてプリテンショナによる
シートベルトの引き取り強さ又は長さを調節しても良
い。
ラッシュシビアリティ）に応じてプリテンショナによる
シートベルトの引き取り強さ又は長さを調節しても良
い。
【００２３】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。第１図は実施の形態に係るシートベ
ルトリトラクタ２０'の斜視図であり、前記第７図と同
一部分の構成を示している。第２図はこのシートベルト
リトラクタのプリテンショナのガス発生器部分の構成を
示す斜視図、第３図は第２図のIII−III線に沿う断面
図、第４図はこのシートベルト装置を備えた車両の車室
内部の概略的な構成図、第５図はこのシートベルト装置
の制御システムを示すブロック図である。
について説明する。第１図は実施の形態に係るシートベ
ルトリトラクタ２０'の斜視図であり、前記第７図と同
一部分の構成を示している。第２図はこのシートベルト
リトラクタのプリテンショナのガス発生器部分の構成を
示す斜視図、第３図は第２図のIII−III線に沿う断面
図、第４図はこのシートベルト装置を備えた車両の車室
内部の概略的な構成図、第５図はこのシートベルト装置
の制御システムを示すブロック図である。
【００２４】このシートベルトリトラクタ２０'にあっ
ては、ガス発生器として小容量の（ガス発生量の少な
い）ガス発生器Ａと大容量の（ガス発生量の多い）ガス
発生器Ｂとが設けられている。このシートベルトリトラ
クタ２０'のその他の構成は第７〜９図のリトラクタ２
０と同一である。
ては、ガス発生器として小容量の（ガス発生量の少な
い）ガス発生器Ａと大容量の（ガス発生量の多い）ガス
発生器Ｂとが設けられている。このシートベルトリトラ
クタ２０'のその他の構成は第７〜９図のリトラクタ２
０と同一である。
【００２５】このリトラクタ２０'を備えた車両１の車
室内の座席２のシートクッションには体重センサ３が設
けられており、この体重センサ３の検出信号が制御回路
４に入力されている。制御回路４には衝突センサ５の検
出信号も入力されている。この衝突センサ５は加速度セ
ンサよりなる。この制御回路４はガス発生器Ａ，Ｂに作
動信号を出力可能としている。
室内の座席２のシートクッションには体重センサ３が設
けられており、この体重センサ３の検出信号が制御回路
４に入力されている。制御回路４には衝突センサ５の検
出信号も入力されている。この衝突センサ５は加速度セ
ンサよりなる。この制御回路４はガス発生器Ａ，Ｂに作
動信号を出力可能としている。
【００２６】このガス発生器Ａ，Ｂのガス発生量が異な
るところから、このプリテンショナは次の３段階にわた
ってガス発生量を調節可能である。
るところから、このプリテンショナは次の３段階にわた
ってガス発生量を調節可能である。
【００２７】ガス発生量 少…ガス発生器Ａのみ作動 ガス発生量 中…ガス発生器Ｂのみ作動 ガス発生量 多…ガス発生器Ａ及びＢが作動 車両１の衝突がセンサ５からの信号により検知された場
合、体重センサ３の検出体重に応じて次のようにガス発
生器Ａ及び／又はＢが作動される。
合、体重センサ３の検出体重に応じて次のようにガス発
生器Ａ及び／又はＢが作動される。
【００２８】体重が検出されない又はきわめて小さいと
き…ガス発生器Ａ，Ｂのいずれをも作動させない 体重が少ないとき…ガス発生器Ａのみ作動 体重が中位のとき…ガス発生器Ｂのみ作動 体重が多いとき …ガス発生器Ａ及びＢを作動 このようにガス発生器Ａ及び／又はＢを制御することに
より、体重に応じてプリテンショナの巻き取り強さ及び
量を調節することができる。即ち、体重が少ないときの
巻き取り強さは小さく長さは短く、体重が中位のときの
巻き取り強さ及び長さは中位であり、体重が多いときの
巻き取り強さは大きく長さは長いものとなる。
き…ガス発生器Ａ，Ｂのいずれをも作動させない 体重が少ないとき…ガス発生器Ａのみ作動 体重が中位のとき…ガス発生器Ｂのみ作動 体重が多いとき …ガス発生器Ａ及びＢを作動 このようにガス発生器Ａ及び／又はＢを制御することに
より、体重に応じてプリテンショナの巻き取り強さ及び
量を調節することができる。即ち、体重が少ないときの
巻き取り強さは小さく長さは短く、体重が中位のときの
巻き取り強さ及び長さは中位であり、体重が多いときの
巻き取り強さは大きく長さは長いものとなる。
【００２９】なお、例えば体重が少ないときと体重が中
位のときとの境界値は３０kg、体重が中位のときと体重
が多いときとの境界値は９０kgに設定されるが、この３
０kg、９０kgはあくまでも一例であり、他の値であって
も良いことは明らかである。
位のときとの境界値は３０kg、体重が中位のときと体重
が多いときとの境界値は９０kgに設定されるが、この３
０kg、９０kgはあくまでも一例であり、他の値であって
も良いことは明らかである。
【００３０】上記体重センサ３はシートクッションに設
けられているので、乗員の下脚部の重量は除外されてい
るが、車両のフロアにも荷重センサを配置し、下脚部の
重量も計測体重に加えるようにしても良い。体重センサ
はシートクッションに設けられるものに限られず、座席
を車体に取り付けるレール部材等に設けられても良い。
けられているので、乗員の下脚部の重量は除外されてい
るが、車両のフロアにも荷重センサを配置し、下脚部の
重量も計測体重に加えるようにしても良い。体重センサ
はシートクッションに設けられるものに限られず、座席
を車体に取り付けるレール部材等に設けられても良い。
【００３１】上記実施の形態ではガス発生器はＡ，Ｂ２
個設けられているが、３個以上設けられても良い。この
場合も各ガス発生器のガス発生量を異ならせることによ
り、ガス発生量を多段階にわたってきめ細かく調節する
ことができる。
個設けられているが、３個以上設けられても良い。この
場合も各ガス発生器のガス発生量を異ならせることによ
り、ガス発生量を多段階にわたってきめ細かく調節する
ことができる。
【００３２】上記実施の形態のプリテンショナはガス発
生器の作動する数を異ならせることによりプリテンショ
ナの巻き取り強さ又は長さを調節しているが、ガス発生
器の作動タイミングを異ならせることによりこの調節を
行うようにしても良い。
生器の作動する数を異ならせることによりプリテンショ
ナの巻き取り強さ又は長さを調節しているが、ガス発生
器の作動タイミングを異ならせることによりこの調節を
行うようにしても良い。
【００３３】本発明では、バネ、ソレノイドなど他の動
力源を用いても良い。
力源を用いても良い。
【００３４】上記実施の形態では、プリテンショナの巻
き取り強さを大きくし、この結果として巻き取り長さを
大きくしているが、巻き取り強さは一定とし巻き取り長
さを変えるようにしても良い。
き取り強さを大きくし、この結果として巻き取り長さを
大きくしているが、巻き取り強さは一定とし巻き取り長
さを変えるようにしても良い。
【００３５】第４，５図ではシートベルト装置は運転席
に設けられているが、助手席や後席のシートベルト装置
にも適用可能である。
に設けられているが、助手席や後席のシートベルト装置
にも適用可能である。
【００３６】第６図は別の実施の形態に係るシートベル
ト及びエアバッグシステムのブロック図である。この実
施の形態では、体重センサ３の検出体重データを利用し
てエアバッグ装置７のガス発生器（インフレータ）８の
ガス発生量を制御している。即ち、検出体重が少ないと
きにはインフレータのガス発生量を少なくし、エアバッ
グ内圧（ガス圧）を低くし、体重が多くなるほどエアバ
ッグ内圧を高めるようにインフレータ８を作動させる。
ト及びエアバッグシステムのブロック図である。この実
施の形態では、体重センサ３の検出体重データを利用し
てエアバッグ装置７のガス発生器（インフレータ）８の
ガス発生量を制御している。即ち、検出体重が少ないと
きにはインフレータのガス発生量を少なくし、エアバッ
グ内圧（ガス圧）を低くし、体重が多くなるほどエアバ
ッグ内圧を高めるようにインフレータ８を作動させる。
【００３７】このエアバッグ装置７はステアリング９に
設けられた運転席用のものであるが、インストルメント
パネル１０に設けられる助手席用あるいはシートバック
に設けられる後席用のエアバッグ装置のインフレータも
助手席や後席の乗員の体重に応じて制御されても良い。
設けられた運転席用のものであるが、インストルメント
パネル１０に設けられる助手席用あるいはシートバック
に設けられる後席用のエアバッグ装置のインフレータも
助手席や後席の乗員の体重に応じて制御されても良い。
【００３８】本発明では乗員の体重に応じて衝撃吸収機
構の衝撃吸収性能を調節するようにしても良い。
構の衝撃吸収性能を調節するようにしても良い。
【００３９】本発明では、衝突時の衝撃の大きさが大き
くなるほどプリテンショナの引き取り強さ又は長さを大
きくするように制御しても良い。この衝撃規模は加速度
センサ５の検出加速度、波形から検出することができ
る。
くなるほどプリテンショナの引き取り強さ又は長さを大
きくするように制御しても良い。この衝撃規模は加速度
センサ５の検出加速度、波形から検出することができ
る。
【００４０】
【発明の効果】以上の通り、本発明のシートベルト装
置、車両及びプリテンショナによると、プリテンショナ
のシートベルト引き取り強さ又は引き取り長さが調節可
能であるため、例えば乗員の体重やクラッシュシビアリ
ティに応じて車両衝突時の乗員の座席への拘束度合いを
調節することが可能となる。
置、車両及びプリテンショナによると、プリテンショナ
のシートベルト引き取り強さ又は引き取り長さが調節可
能であるため、例えば乗員の体重やクラッシュシビアリ
ティに応じて車両衝突時の乗員の座席への拘束度合いを
調節することが可能となる。
【図１】実施の形態に係るシートベルト装置の斜視図で
ある。
ある。
【図２】図１のシートベルト装置のガス発生器部分の斜
視図である。
視図である。
【図３】図２のIII−III線に沿う断面図である。
【図４】シートベルト装置を備えた車両内部の側面図で
ある。
ある。
【図５】実施の形態に係るシートベルトシステムのブロ
ック図である。
ック図である。
【図６】実施の形態に係るシートベルトシステムのブロ
ック図である。
ック図である。
【図７】従来のプリテンショナ付きシートベルトリトラ
クタの斜視図である。
クタの斜視図である。
【図８】図７の内部構成図である。
【図９】プリテンショナ作動時の内部構成図である。
Ａ，Ｂ ガス発生器 １ 車両 ２ 座席 ３ 体重センサ ４ 制御回路 ５ 衝突センサ ７ エアバッグ装置 ８ インフレータ ２０，２０' シートベルトリトラクタ ２１ リールロック機構 ２２ リターンスプリングユニット ２３ プリテンショナ ２４ 被動軸 ２５ 回転リング ２６ スチール製テープ ３５ シートベルト
Claims (9)
- 【請求項１】 車両の座席に座った乗員を保護するため
のシートベルト装置であって、シートベルトと、該シー
トベルトを巻き取るためのリトラクタと、車両緊急時に
該シートベルトを所定長さだけ引き取るプリテンショナ
機構とを備えてなるシートベルト装置において、前記プ
リテンショナの引き取り強さ又は長さを調節可能とした
ことを特徴とするシートベルト装置。 - 【請求項２】 請求項１において、前記座席に座った乗
員の体重を検知する体重検知手段が設けられており、前
記プリテンショナは該手段によって検知された体重に応
じて前記引き取り強さ又は長さを調節するものであるこ
とを特徴とするシートベルト装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２において、前記プリテン
ショナはガス発生手段を駆動動力源とするものであり、
該ガス発生手段がガス発生量調節可能とされ、これによ
りプリテンショナの引き取り強さ又は長さが調節可能と
なっていることを特徴とするシートベルト装置。 - 【請求項４】 請求項３において、前記ガス発生手段は
複数のガス発生器を備えており、作動するガス発生器の
数又は各ガス発生器の作動タイミングを異ならせること
によりガス発生量が調節可能となっていることを特徴と
するシートベルト装置。 - 【請求項５】 請求項４において、各発生器のガス発生
量が互いに異なることを特徴とするシートベルト装置。 - 【請求項６】 請求項１ないし５のいずれか１項に記載
のシートベルト装置を備えた車両。 - 【請求項７】 請求項２に記載のシートベルト装置を備
えた車両であって、前記体重検知手段で検知された体重
に応じてガス発生量が制御されるエアバッグ装置を備え
ていることを特徴とする車両。 - 【請求項８】 請求項１に記載のシートベルト装置を備
えた車両であって、車両の衝突時の衝撃規模を検知する
手段が設けられており、前記プリテンショナは該手段に
よって検知される衝撃規模に応じてシートベルトの引き
取り強さ又は長さを調節するものであることを特徴とす
る車両。 - 【請求項９】 シートベルト装置のシートベルトを引き
取るためのプリテンショナにおいて、この引取力又は引
取長さを調節可能としたことを特徴とするプリテンショ
ナ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10052157A JPH11245766A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | シートベルト装置、プリテンショナ及び車両 |
| EP99102869A EP0940307A3 (en) | 1998-03-04 | 1999-03-03 | Seatbelt device, pre-tensioner, and vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10052157A JPH11245766A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | シートベルト装置、プリテンショナ及び車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11245766A true JPH11245766A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12907026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10052157A Pending JPH11245766A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | シートベルト装置、プリテンショナ及び車両 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0940307A3 (ja) |
| JP (1) | JPH11245766A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001206196A (ja) * | 1999-12-01 | 2001-07-31 | Trw Occupant Restraint Syst Gmbh & Co Kg | 車両乗員拘束装置 |
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-
1998
- 1998-03-04 JP JP10052157A patent/JPH11245766A/ja active Pending
-
1999
- 1999-03-03 EP EP99102869A patent/EP0940307A3/en not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001206196A (ja) * | 1999-12-01 | 2001-07-31 | Trw Occupant Restraint Syst Gmbh & Co Kg | 車両乗員拘束装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0940307A2 (en) | 1999-09-08 |
| EP0940307A3 (en) | 2002-01-09 |
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