JPH11245227A - タイヤ加硫設備およびそれの使用方法 - Google Patents

タイヤ加硫設備およびそれの使用方法

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JPH11245227A
JPH11245227A JP4677198A JP4677198A JPH11245227A JP H11245227 A JPH11245227 A JP H11245227A JP 4677198 A JP4677198 A JP 4677198A JP 4677198 A JP4677198 A JP 4677198A JP H11245227 A JPH11245227 A JP H11245227A
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tire
station
stations
closing
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JP4677198A
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Shigeru Kaneko
茂 金子
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型開閉ステーションおよび金型台車の稼働
率を高めて加硫効率を向上させる。 【解決手段】 軌道1上を運動する複数台の金型台車2
a,2bと、それぞれの金型台車2a,2bの運動経路
の途中で軌道1の側部に設けた複数の金型開閉ステーシ
ョン3a,3bと、軌道1のそれぞれの側部に配設し
た、金型台車2a,2bおよび金型開閉ステーション3
a,3bより多数の加硫ステーション5a〜5c,6a
〜6c,7a,7b,8a〜8dとをユニットとし、各
金型台車2a,2bを、いずれの金型開閉ステーション
3a,3bにも立ち寄り可能としてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のタイヤ加硫ス
テーションに併設される金型開閉ステーションおよび金
型台車の稼働率を高め、結果として、加硫効率を有利に
向上させることができるタイヤ加硫設備およびそれの使
用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金型開閉ステーションおよび金型台車の
稼働率ならびに、タイヤの生産性を高め、また、タイヤ
金型面数を増やすとともに、設備スペースを節減できる
とする従来のこの種の加硫設備としては、たとえば、特
開平7−80846号公報に開示されたものがある。
【0003】これは図4に略線平面図で示すように、直
線軌道111上に、それにて走行を案内される二台の金
型搬送台車112a,112bを配置するとともに、直
線軌道111の各端部に隣接させて金型開閉ステーショ
ン113a,113bを配設し、さらに、直線軌道11
1の端部近傍部分で、それの各側部に三個ずつの加硫ス
テーション114a,114bを設けたものである。な
お図中115は、直線軌道111の長さ方向の中央部
で、それの一方側に配設した金型交換ステーションを示
し、このステーション115は、金型搬送台車112
a,112bによって搬送されるタイヤ金型を、所要の
寸法、形状等のものに変更すべく機能する。
【0004】このような加硫設備では、たとえば、図の
右側に示すそれぞれの加硫ステーション114aのいず
れかにおいてタイヤの加硫が終了した場合には、はじめ
に、そのステーション114aから金型搬送台車112
a上にタイヤ金型を取り出し、次いで、そのタイヤ金型
を、台車112aの作用下で金型開閉ステーション11
3aと対向する位置にもたらすとともに、その金型開閉
ステーション内に取り込み、そこで、タイヤ金型を型開
きして、その金型内の加硫済みタイヤをアンローダによ
って搬出コンベア116a上に取り出す一方で、搬入コ
ンベア117aによって搬送された未加硫タイヤをロー
ダによって金型内へ入れ込んでそのタイヤ金型を型締め
し、その後、金型開閉ステーション113aでのこのよ
うな作業の終了を待機する前記搬送台車112aに、そ
のタイヤ金型を引き渡し、さらに、その金型搬送台車1
12aの再度の作用下で、そこに載置したタイヤ金型
を、元の加硫ステーション114aに復帰させること
で、一の加硫ステーションに対する一連の作業を終了す
る。
【0005】そしてこれらのことは、図の左半部に配設
したそれぞれの加硫ステーション114bについてもま
た、それらのステーションに専用の台車112bおよび
金型開閉ステーション113bの作用下にて同様にして
行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来技術にあっては、それぞれの金型搬送台車112
a,112bの作動領域が明確に区分されており、図の
右側に位置する六個の加硫ステーション114aに対し
ては一方の台車112aだけしか、また、図の左側に位
置する六個の加硫ステーション114bに対しては他方
の台車112bだけしかタイヤ金型の搬入出を行なうこ
とができず、しかも、それぞれの金型開閉ステーション
113a,113bはそれぞれの台車112a,112
bに専用化されていて、たとえば、一方の金型開閉ステ
ーションが休止状態にあっても、専用台車以外の台車
は、そのステーションへタイヤ金型を搬入出することが
できず、その上、いずれの金型搬送台車112a,11
2bも、金型開閉ステーション113a,113bでの
所定の作業の終了に至るまでは他の作業を行なうことが
できず、その間は、金型開閉ステーション113a,1
13bとの対抗姿勢の維持を余儀なくされる状態にあ
り、それ故に、金型搬送台車112a,112bおよび
金型開閉ステーション113a,113bのそれぞれの
稼働率がともに低く、結果として、各金型開閉ステーシ
ョン113a,113bの、一の作動から次の作動まで
の間の休止時間が相当長くなるため、加硫効率、ひいて
は、タイヤの生産性を、十分に満足できるほどには高め
ることができないという不都合があった。
【0007】この発明は、従来技術が抱えるこのような
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、それの目的とするところは、金型開閉ス
テーションおよび金型台車の稼働率を十分に高め、その
結果として、金型開閉ステーションの休止時間を有効に
低減させ、併せて、加硫ステーションからのタイヤ金型
の搬出待ち時間をもまた有効に低減させて、それぞれの
加硫ステーションの稼働率、すなわち加硫効率を大きく
向上させることができるタイヤ加硫設備およびそれの使
用方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のタイヤ加硫設
備は、直線状もしくは曲線状の軌道上をたとえば往復運
動する複数台の金型台車と、それぞれの金型台車の運動
経路の途中で軌道の側部に設けた複数の金型開閉ステー
ションと、軌道のそれぞれの側部に配設した、金型台車
および金型開閉ステーションより多数の加硫ステーショ
ンとをユニットとし、各金型台車を、いずれの金型開閉
ステーションにも立ち寄り可能としたものである。
【0009】ここで、ユニット内の金型開閉ステーショ
ンの数は、金型台車のそれと同数とすることができ、そ
れらの数をともに二個とすることもできる。またここで
は、軌道の各端部分の近傍に配設した加硫ステーション
の少なくとも一個を、一の金型台車だけが立ち寄る専用
ステーションとすることができる。
【0010】そしてさらには、軌道の各端部に最も近接
して位置する各金型開閉ステーションより軌道端側に配
設した加硫ステーションの全てを、一の金型台車だけが
立ち寄る専用ステーションとするとともに、前記両金型
開閉ステーション間に配設した加硫ステーションの全て
を、各個の金型台車が立ち寄り可能な共用ステーション
とすることができる。
【0011】この発明の、タイヤ加硫設備の使用方法
は、加硫ステーションで加硫されたタイヤを、金型台車
をもってタイヤ金型とともに、金型開閉ステーションに
搬送し、そこで、タイヤ金型からの加硫済みタイヤの取
り出しおよび、そこへの未加硫タイヤの入れ込みを行
い、その後、そのタイヤ金型を、金型台車によって元の
加硫ステーションに復帰させるものであって、加硫済み
タイヤを内包するタイヤ金型を金型台車で金型開閉ステ
ーションへ搬入した後、この金型開閉ステーションでの
上記作業の終了前に、その金型台車を、他の加硫ステー
ションにおける加硫情報もしくは、他の金型開閉ステー
ションにおける作業情報に基づいてそれらのいずれか一
方のステーションへ走行させ、他の加硫ステーションへ
走行させた場合は、そこから取り出したタイヤ金型を休
止中の金型開閉ステーションへ搬入し、一方、他の金型
開閉ステーションへ走行させた場合には、そこから取り
出したタイヤ金型を元の加硫ステーションに復帰させ、
以後、その金型台車を、上述したと同様の情報に基づい
て繰り返して走行させるものである。
【0012】ところで、ここにおける「加硫ステーショ
ンにおける加硫情報」は、加硫ステーションそれ自体か
ら出力される場合他の、制御手段への予めの入力に基づ
いてそれから出力される場合もあり、このことは、「金
型開閉ステーションにおける作業情報」についてもまた
同様である。ここで、加硫情報としては、加硫開始信
号、加硫終了信号等の他、加硫開始予定時間、加硫終了
予定時間等の制御信号があり、また、作業情報として
は、同様の開始信号、終了信号の他、同様の各種予定時
間等の制御信号がある。
【0013】また、より具体的な他の使用方法は、三個
所以上の加硫ステーションで加硫されたそれぞれのタイ
ヤを、二台の金型台車のいずれかをもって、タイヤ金型
とともに二個所の金型開閉ステーションのいずれかに搬
送し、そこで、タイヤ金型からの加硫済みタイヤの取り
出しおよびそこへの未加硫タイヤの入れ込みを行い、そ
の後、そのタイヤ金型を、前記金型台車によって元の加
硫ステーションに復帰させるものであり、いずれか一方
の金型台車をもって、いずれか一方の金型開閉ステーシ
ョンから搬出したタイヤ金型を元の加硫ステーションに
復帰させる動作と、他方の金型台車をもって、他の加硫
ステーションから取り出したタイヤ金型を、前記一方の
金型開閉ステーションへ搬入する動作とを重複させて進
行させるものである。
【0014】このタイヤ加硫設備では、各金型台車が、
それの可動範囲内に存在するいずれの加硫ステーション
に対してもタイヤ金型を搬出入できることはもちろん、
各金型台車をいずれの金型開閉ステーションにも立ち寄
らせることができるので、特定の加硫ステーションから
搬出したタイヤ金型を金型開閉ステーションに引き渡し
た後の金型台車を、その金型開閉ステーションでの所定
の作業の継続中に、加硫の終了間際の他の加硫ステーシ
ョンもしくは、所定の作業の終了間際の他の金型開閉ス
テーションへ走行させることで、従来は、金型開閉ステ
ーションへのタイヤ金型の引き渡しから、そこでのタイ
ヤ金型に対する作業の終了に至るまで待機することを余
儀なくされた金型台車の稼働率を有利に向上させること
ができ、また加硫済みタイヤを内包するタイヤ金型を、
加硫ステーションでの待機なしに速やかに搬出すること
ができる。
【0015】またここでは、他の加硫ステーションへ走
行した金型台車をもってそこから搬出したタイヤ金型を
休止中の金型開閉ステーションへ搬入し、そこで、金型
に対する所定の作業を行わせることで、その金型開閉ス
テーションの、一の作動から次の作動までの休止時間を
短縮して、金型開閉ステーションの稼働率をもまた有利
に向上させることができる。
【0016】ところで、他の金型開閉ステーションへ走
行させた金型台車にては、未加硫タイヤを装填したタイ
ヤ金型の、そこからの搬出およびその金型の元位置へ復
帰をもたらすことで、タイヤ金型の取扱いを、時間の損
失なしに迅速に行うことができる。
【0017】またこの発明の方法に従えば、金型台車お
よび金型開閉ステーションの稼働率を大きく高めること
で、加硫ステーションの設置数を、金型台車および金型
開閉ステーションの設置個数に対して、相当多くしてな
お、円滑にして効率的な加硫を行うことができ、生産性
の著しい向上を実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に示すところに基づいて説明する。図1はこの発明の
実施の形態を、単一のユニットについて示す平面図であ
り、図中1は、ここでは直線状に伸びる軌道を示し、図
に示すところでは、一対の平行なレールからなるこの軌
道上に二台の金型台車2a,2bを、図示しない駆動手
段の作用下で移動自在に配設する。
【0019】またここでは、これらの両金型台車2a,
2bの移動経路の途中で、軌道1の一方の側部に、軌道
1に沿って位置する二個の金型開閉ステーション3a,
3bを所定の間隔をおいて、好ましくは軌道中点に対し
て対称に配設するとともに、軌道1を隔ててそれらの金
型開閉ステーション3a,3bと対向して位置する二個
の金型交換ステーション4a,4bを配設する。そして
さらには、両金型開閉ステーション3a,3b間および
金型交換ステーション4a,4b間のそれぞれに三個ず
つの加硫ステーション5a,5b,5cおよび6a,6
b,6cを配設し、また各金型開閉ステーション3a,
3bの配設側で、それより軌道端側に各一個の加硫ステ
ーション7a,7bを、そして、各金型交換ステーショ
ン4a,4bの配設側で、それより軌道端側に各二個の
加硫ステーション8a,8b,8c,8dをそれぞれ配
設する。なおここで、軌道11の端部もしくは途中の少
なくとも一個所に、故障等を生じた金型台車の入れ換え
のための退避スペースを設けることも可能である。
【0020】各手段のこのような配設状態において、こ
こでは、各金型台車2a,2bを、金型開閉ステーショ
ン3a,3bのいずれにも、また、金型開閉ステーショ
ン4a,4bのいずれにも立ち寄り可能とするととも
に、たとえば、それらのステーション3a,4aよりも
軌道端側に位置する三個の加硫ステーション7a,8
a,8bに対しては一方の金型台車2aのみが、また、
ステーション3b,4bよりも軌道端側に位置する三個
の加硫ステーション7b,8b,8cに対しては他方の
金型台車2bのみが立ち寄り可能とする。
【0021】以上のようなタイヤ加硫設備において、加
硫ステーションで加硫されたタイヤを、金型台車をもっ
てタイヤ金型とともに、金型開閉ステーションに搬送
し、そこでタイヤ金型からの加硫済みタイヤの取り出し
およびそこへの未加硫タイヤの入れ込みを行い、その
後、そのタイヤ金型を金型台車によって元の加硫ステー
ションに復帰させるに当たっては、好ましくは、加硫ス
テーションから取り出した、加硫済みタイヤを内包する
タイヤ金型を金型台車で金型開閉ステーションへ搬入し
た後、この金型開閉ステーションでの上記作業の終了前
に、その金型台車を、他の加硫ステーションにおける加
硫情報または他の金型開閉ステーションにおける作業情
報に基づいてそれらのいずれか一方のステーションへ走
行させ、他の加硫ステーションへ走行させた場合には、
そこから取り出したタイヤ金型を休止中の金型開閉ステ
ーションへ搬入し、一方、他の金型開閉ステーションへ
走行させた場合には、そこから搬出したタイヤ金型を元
の加硫ステーションに復帰させ、以後、その金型台車
を、全ての加硫ステーションについてのタイヤ金型の搬
出入が終了するまで、上述したと同様の情報に基づいて
繰り返し走行させる。
【0022】金型台車の走行に関連させて述べたこのよ
うな方法を、図示のような、二台の金型台車2a,2b
と、二個所の金型開閉ステーション3a,3bとを具え
る設備をもって実施する場合に、それを、金型開閉ステ
ーションの作動との関連において、別の観点からより具
体的に述べると、三個所以上の加硫ステーションで加硫
されたそれぞれのタイヤを、二台の金型台車2a,2b
のいずれかをもって、タイヤ金型とともに二個所の金型
開閉ステーション3a,3bのいずれかに搬送し、そこ
で、タイヤ金型からの加硫済みタイヤの取り出しおよび
そこへの未加硫タイヤの入れ込みを行い、その後、その
タイヤ金型を、前記の金型台車2a,2bによって元の
加硫ステーションに復帰させるにあたって、いずれか一
方の金型台車、例えば金型台車2aをもって、いずれか
一方の金型開閉ステーション、例えば、金型開閉ステー
ション3aから搬出したタイヤ金型を元の加硫ステーシ
ョン、たとえば、加硫ステーション7a,8a,8bの
いずれかに復帰させる動作と、他方の金型台車、たとえ
ば金型台車2bをもって、他の加硫ステーション、たと
えば加硫ステーション5a,5b,5c,6a,6b,
6cのいずれかから取り出したタイヤ金型を、前記一方
の金型開閉ステーションへ搬入する動作とを重複させて
進行させることによって行われる。
【0023】かくして、これらの方法によれば、金型台
車2a,2bおよび金型開閉ステーション3a,3bの
作動頻度を高めて、それらの稼働率を有効に向上させる
とともに、加硫ステーションで加硫されたタイヤの、そ
こからの取り出し遅れを有効に防止することができる。
【0024】図2は、図1に示す設備の動作例を示すタ
イムチャートであり、図中時間軸方向に伸びる太線は、
それぞれの金型開閉ステーション3a,3bの動作状態
を、また仮想線は、それぞれの金型台車2a,2bが特
定の信号に基づいて、目的地まで空荷で走行する状態
を、そして実線は、それらの台車2a,2bが仕事を行
う作動状態をそれぞれ示す。またここでは、それぞれの
加硫ステーションでの加硫が (1)〜(12)に示す順番で終
了するものとする他、加硫ステーション7a,8a,8
bを台車2aの、そして加硫ステーション7b,8c,
8dを台車2dの専用ステーションとし、さらに、一連
の作業は図の0分の位置からスタートするものとする。
【0025】この場合には、図1の右側に位置する台車
2bが、加硫ステーション6aから取り出したタイヤ金
型を図1の左側の金型開閉ステーション3aに搬入する
とともに、そこでの、タイヤ金型に対する所定の作業の
間に、図1の右側の金型開閉ステーション3bにおける
作業終了信号に基づいてそこへ走行し、そして、そこか
ら搬出したタイヤ金型を、加硫ステーション8cに復帰
させる。
【0026】なおここでは、この金型台車2bが、金型
開閉ステーション3bからタイヤ金型を搬出し、そして
それを、元の加硫ステーション8cに復帰させる動作と
大部分が重複するタイミングで、他方の台車2aが、加
硫ステーション6bからタイヤ金型を取り出し、そし
て、それを、上記の金型開閉ステーション3b内へ搬入
する動作を行う。
【0027】その後は、一方の台車2bは、他の金型開
閉ステーション3aへ、また他方の台車2aは、加硫ス
テーション7aへそれぞれ走行し、それぞれの位置で、
金型開閉ステーション3aでの作業を終えたタイヤ金型
の、加硫ステーション6aへの復帰および、加硫ステー
ション7aから取り出したタイヤ金型の、金型開閉ステ
ーション3aへの搬入のそれぞれを、ともに大部分が重
複する動作タイミングにて行う。
【0028】続いて、一方の台車2bを加硫ステーショ
ン7bへ、また他方の台車2aを、金型開閉ステーショ
ン3bへそれぞれ走行させ、そこで、加硫ステーション
7bから取り出したタイヤ金型の、金型開閉ステーショ
ン3bへの搬入と、その金型開閉ステーション3bから
搬出したタイヤ金型の加硫ステーション6bへの復帰と
を、大部分が重複する動作タイミングにて行い、さらに
は、一方の台車2bを加硫ステーション5aに、他の台
車2aを金型開閉ステーション3aにそれぞれ走行さ
せ、台車2bによって加硫ステーション5aから取り出
したタイヤ金型の、金型開閉ステーション3aへの搬入
動作と、台車2aにて金型開閉ステーション3aから搬
出したタイヤ金型の、加硫ステーション7aへの復帰動
作とを、大部分が重複するタイミングで行う。
【0029】そしてそれ以後は、それぞれの台車2a,
2bおよびそれぞれの金型開閉ステーション3a,3b
を上述したところとほぼ同様に作動させて、他の全ての
加硫ステーションに対するタイヤ金型の搬出入を行うこ
とで一連の作業を終了する。ここで構成各部を図2に示
すように作動させた場合には、10分の時間をもって全
ての加硫ステーションに対する一連の作業を完了するこ
とができる。
【0030】以上、図2に示すところに基づいて説明し
たが、図1に示すところにおいて金型台車を、それの可
動範囲内に存在するいずれの加硫ステーションにも立ち
寄り可能とすることもでき、また、図1に示すところに
対して加硫ステーションを適宜に増減することもでき
る。
【0031】ちなみに、金型台車、金型開閉ステーショ
ンおよび加硫ステーションのそれぞれを、図1に示すも
のと同様に配設し、各金型台車は、各一方の金型開閉ス
テーションにだけ立ち寄るものとし、併せて、六個ずつ
の加硫ステーションを各台車に専用のステーションと
し、また、六個ずつの加硫ステーションのそれぞれで、
一個ずつが同時に加硫を終了するものとした場合に、従
来技術と同様に、各金型台車が、金型開閉ステーション
での所要の作業が終了するまで、その金型開閉ステーシ
ョンに対する対向姿勢を維持するものとしたときの、タ
イムチャートは図3に示す通りとなり、これによれば、
全ての加硫ステーションに対する一連の作業が終了する
まで要する時間は12分となる。
【0032】上述の例では、加硫ステーションにおける
加硫終了信号及び金型開閉ステーションにおける作業終
了信号に基づいて金型台車を運行させた。運行の方法
は、もちろんこの例に限られない。図2のタイムチャー
トに表れる情報(加硫開始予定時間、加硫終了予定時
間、金型開閉作業開始予定時間、金型開閉作業終了予定
時間、金型台車の走行経路など)を予め制御装置に入力
し、制御装置からの制御信号に基づいて、各金型台車を
運行させてもよい。この場合にはより効率的な運用が可
能となる。この制御信号による運用に加硫ステーション
からの加硫状況情報(開始、終了など)、金型開閉ステ
ーションからの開閉作業状況情報(開始、終了など)を
加えたり、切替えたりするのは、適宜可能である。要
は、金型台車の数、レイアウト、加硫ステーションの
数、金型開閉ステーションの数に応じて最適な制御形態
を採用すればよい。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたところから明らかなよう
に、この発明によれば、複数台の金型台車のそれぞれ
を、複数の金型開閉ステーションのいずれにも立ち寄り
可能とし、また複数の共用加硫ステーションのいずれに
も立ち寄り可能とすることで、金型台車および金型開閉
ステーションの稼働率をともに大きく向上させることが
でき、これがため、加硫ステーションを多くしてなお、
加硫効率を有効に高めて、すぐれた生産性を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を単一ユニットについて
示す平面図である。
【図2】図1に示す設備の作動例を示すタイムチャート
である。
【図3】従来の作動例を示すタイムチャートである。
【図4】従来の設備を示す平面図である。 1 軌道 2a,2b 金型台車 3a,3b 金型開閉ステーション 4a,4b 金型交換ステーション 5a〜5c,6a〜6c,7a,7b,8a〜8d 加
硫ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 30:00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状もしくは曲線状の軌道上を運動す
    る複数台の金型台車と、それぞれの金型台車の運動経路
    の途中で軌道の側部に設けた複数の金型開閉ステーショ
    ンと、軌道のそれぞれの側部に配設した、金型台車およ
    び金型開閉ステーションより多数の加硫ステーションと
    をユニットとし、各金型台車を、いずれの金型開閉ステ
    ーションにも立ち寄り可能としてなるタイヤ加硫設備。
  2. 【請求項2】 金型開閉ステーションの数を金型台車の
    それと同数としてなる請求項1に記載のタイヤ加硫設
    備。
  3. 【請求項3】 金型台車および金型開閉ステーションの
    数をともに二個としてなる請求項2に記載のタイヤ加硫
    設備。
  4. 【請求項4】 軌道の各端部分の近傍に配設した加硫ス
    テーションの少なくとも一個を、一の金型台車だけが立
    ち寄る専用ステーションとしてなる請求項1〜3のいず
    れかに記載のタイヤ加硫設備。
  5. 【請求項5】 軌道の各端部に最も近接して位置する各
    金型開閉ステーションより軌道端側に配設した加硫ステ
    ーションの全てを、一の金型台車だけが立ち寄る専用ス
    テーションとするとともに、前記両金型開閉ステーショ
    ン間に配設した加硫ステーションの全てを、各個の金型
    台車が立ち寄り可能な共用ステーションとしてなる請求
    項1〜4のいずれかに記載のタイヤ加硫設備。
  6. 【請求項6】 加硫ステーションで加硫されたタイヤ
    を、金型台車をもってタイヤ金型とともに金型開閉ステ
    ーションに搬送し、そこで、タイヤ金型からの加硫済み
    タイヤの取り出し、およびそこへの未加硫タイヤの入れ
    込みを行い、その後、そのタイヤ金型を、金型台車によ
    って元の加硫ステーションに復帰させる方法であって、 加硫済みタイヤを内包するタイヤ金型を金型台車で金型
    開閉ステーションへ搬入した後、この金型開閉ステーシ
    ョンでの上記作業の終了前に、その金型台車を、他の加
    硫ステーションにおける加硫情報もしくは、他の金型開
    閉ステーションにおける作業情報に基づいてそれらのい
    ずれか一方のステーションへ走行させ、他の加硫ステー
    ションへ走行させた場合は、そこから取り出したタイヤ
    金型を休止中の金型開閉ステーションへ搬入し、一方、
    他の金型開閉ステーションへ走行させた場合は、そこか
    ら取り出したタイヤ金型を元の加硫ステーションに復帰
    させ、以後、その金型台車を、上述したと同様の情報に
    基づいて繰り返して走行させることを特徴とするタイヤ
    加硫設備の使用方法。
  7. 【請求項7】 三個所以上の加硫ステーションで加硫さ
    れたそれぞれのタイヤを、二台の金型台車のいずれかを
    もって、タイヤ金型とともに二個所の金型開閉ステーシ
    ョンのいずれかに搬送し、そこで、タイヤ金型からの加
    硫済みタイヤの取り出しおよびそこへの未加硫タイヤの
    入れ込みを行い、その後、そのタイヤ金型を、前記金型
    台車によって元の加硫ステーションに復帰させる方法で
    あって、 いずれか一方の金型台車をもって、いずれか一方の金型
    開閉ステーションから搬出したタイヤ金型を元の加硫ス
    テーションに復帰させる動作と、他方の金型台車をもっ
    て、他の加硫ステーションから取り出したタイヤ金型
    を、前記一方の金型開閉ステーションへ搬入する動作と
    を重複させて進行させることを特徴とするタイヤ加硫設
    備の使用方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113829575A (zh) * 2021-11-29 2021-12-24 佛山伊之密精密橡胶机械有限公司 橡胶自动化生产线及控制方法

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