JPH11245167A - 砥石車用ドレッシングロ―ル - Google Patents

砥石車用ドレッシングロ―ル

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Publication number
JPH11245167A
JPH11245167A JP10368496A JP36849698A JPH11245167A JP H11245167 A JPH11245167 A JP H11245167A JP 10368496 A JP10368496 A JP 10368496A JP 36849698 A JP36849698 A JP 36849698A JP H11245167 A JPH11245167 A JP H11245167A
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JP
Japan
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disk
dressing roll
slot
conical
roll according
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Application number
JP10368496A
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English (en)
Inventor
Walter Peters
ヴォルター・ペータース
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Saint Gobain Diamantwerkzeuge GmbH and Co KG
Original Assignee
Ernst Winter and Sohn Diamantwekzeuge GmbH and Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Ernst Winter and Sohn Diamantwekzeuge GmbH and Co filed Critical Ernst Winter and Sohn Diamantwekzeuge GmbH and Co
Publication of JPH11245167A publication Critical patent/JPH11245167A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B53/00Devices or means for dressing or conditioning abrasive surfaces
    • B24B53/12Dressing tools; Holders therefor
    • B24B53/14Dressing tools equipped with rotary rollers or cutters; Holders therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D18/00Manufacture of grinding tools or other grinding devices, e.g. wheels, not otherwise provided for

Abstract

(57)【要約】 【課題】 砥石を加工研磨するドレッシングロールであ
って、摩耗が少なく、適切なドレッシングができ、寸法
精度の優れたものを提供する。 【解決手段】 砥石車用ドレッシングロールであって、
弾性材料からなり、周部に周方向に間隔をあけて形成す
る放射状の保持スロットを有する円形のディスク部材
と、前記保持スロットへ実質的に適合して受け入れられ
るほぼ同じ寸法の複数のダイヤモンドと、前記ディスク
部材の一側に設ける撓み抵抗性の材料から形成される少
なくとも1枚のサポートディスクであって、前記ディス
ク部材の外側半径とほぼ同様の半径を有するサポートデ
ィスクからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は砥石車用のドレッシ
ングロールに関する。
【0002】
【従来の技術】既知の通り、「ドレッシング」と謂う用
語は、回転する研磨部材についての精密加工を意味す
る。ドレッシングを行う目的は、研磨部材もしくは研磨
具(研磨ツール)のコーティングについて、幾何学的形
状及び・または研磨特性を形成もしくは再形成すること
である。硬質材料製の砥粒やCBN砥粒(立方晶窒化ホ
ウ素砥粒、ボロンニトリット砥粒)をコーティングした
研磨具は一般に、ダイヤモンドコーティングしたドレッ
シングロールにより加工されるが、最近では、ダイヤモ
ンド砥粒をコーティングした型出しダイヤモンドドレッ
シングロールや、成形ダイヤモンドドレッシングロール
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらのドレッシング
ロールの欠点のひとつは、得られる最小半径が比較的大
きめであることであり、従って、半径の小さい砥石車プ
ロファイルを満足にドレッシングすることが困難であ
る。但し基本的には、そのようなドレッシングを行うこ
とは単一のダイヤモンドを使用すれば可能ではあるが、
単一のダイヤモンドは比較的早く摩耗するし、ダイヤモ
ンド保持部材からそのダイヤモンドを取り替えるために
多くの時間を必要としている。
【0004】また、例えばギヤ部材を、形状寸法が精確
にドレッシングされていない砥石車で研磨した場合、歯
体プロファイルの所望の寸法形状が得られないし、ま
た、これにより、余計な振動が生じてギヤ機構に不要な
ノイズが発生したり、歯体の破損にもつながる。研磨で
得られる精確さは、研磨面の精密性に依拠しており、研
磨面の精密性は、ドレッシングツールの形状の精確さに
左右される。
【0005】而して本発明の目的は、ダイヤモンドを用
いたドレッシングロールであって、特に、CBN砥石車
をドレッシングするためのものであり、有効寿命が長
く、最小半径のドレッシングが可能で、且つ、コーティ
ング面に対する精確な加工が可能なドレッシングロール
を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の砥石車用ドレッシングロールは、弾性材料から成り周
部に所定間隔に設ける放射状の保持スロットを持つ円形
のディスク部材と、前記保持スロットへほぼ適合して受
け入れられる実質的に同一寸法の複数のダイヤモンド
と、撓み抵抗性の材料で形成し前記ディスク部材の一側
に配置される少なくとも1枚のサポートディスクであっ
て前記ディスク部材の外側半径とほぼ同様の外側半径を
有するものとから構成される。
【0007】本発明ドレッシングロールには、少なくと
も3つのパーツ、即ち、周部に放射状の保持スロットを
持つ円形のディスク部材と、前記保持スロットに挿入す
る細長く形成したダイヤモンドと、ディスク部材の少な
くとも一側に配置する少なくとも1枚のサポートディス
クとを含んでいる。
【0008】ダイヤモンドは単結晶質ダイヤモンド(M
KD)か多結晶質ダイヤモンド(PKD)で良く、これ
を、保持スロットの挿入する。ダイヤモンドの寸法は、
保持スロットへ緊締状に受け入れられる寸法とすること
が好ましく、また、ダイヤモンドの寸法は所定の許容限
度内の寸法である。また、ダイヤモンドの選択により、
保持スロットへの緊締状の挿入が確保される。更に、ダ
イヤモンドの寸法許容限度の補償は、ディスク部材周部
における隣接する保持スロット間に所定の周方向間隔を
開けて放射状の補償スロットを設けることにより可能と
なる。ダイヤモンド寸法が過剰な場合、この補償スロッ
トにより、各補償スロット間のセグメントが変形、変位
し得る。また、補償スロットは、細長形状としたダイヤ
モンドの許容限度を補償することができる。補償スロッ
トの所定エリアには、補償スロットに隣接するセグメン
ト間を多少拡げて、保持スロットへ挿入されたダイヤモ
ンドに締付力を働かせるためのネジなどの締付手段を受
け入れるための穴を形成することが好ましい。
【0009】ダイヤモンドは、外側端部を研磨し、所定
の形状寸法、即ち、半径を持たせる。小さな半径を利用
可能とするためには、軸方向でダイヤモンドに隣接する
サポートディスクに小さな寸法を持たせるか、もしく
は、好ましくは、極めて鋭角的な角度をもたらす円錐形
状で形成する。これにより、ドレッシングロールが研磨
用ツールに所定半径を与えることが可能となる。
【0010】また、本発明のドレッシングロールにより
大きな利点が得られる。即ち、ダイヤモンドが機械的に
固定されるので、必要に応じて交換が可能である。ま
た、ドレッシングロール周部に個別のダイヤモンドを多
数使用することにより、従来の単一ダイヤモンドの場合
と比較して、実質的に有効寿命が延びる。更に、ドレッ
シングロールの寿命も頻繁な研磨操作により延びる。
【0011】また、本発明ドレッシングロールの構造
(個々のパーツのモジュラー構造)により、ドレッシン
グロールを精確に繰り返すことが可能な方法で製造し得
る。尚、単体のパーツについては予め製造しておいても
良い。
【0012】先に説明したように、個々のダイヤモンド
は機械的に保持スロット内へ緊締して良いが、ダイヤモ
ンドの均一な締付を促進するためには、前記保持スロッ
トに、保持スロットより細幅で半径方向内方へ延びる部
分を持たせることにより保持スロット間に前記ディスク
部材の平面内で撓むセグメントを形成することが好まし
い。このセグメントの形状は、ダイヤモンドを緊締する
保持スロット表面部分どうしがセグメント変形の結果互
いにほぼ平行に変位して実質的に同一平面上での緊締が
確保される形状とすることが好ましい。また、セグメン
トの撓み特性を改善するために、保持スロット延長部の
内方端に穴を形成するようにしても良い。また、拡大ス
ロットエリアを保持スロット延長部に設けても良い。例
えば、ねじ回し先端をこの拡大スロットエリアに挿入す
ることにより隣接するセグメント間を拡げることができ
るので、ダイヤモンドを外して新しいものと交換するこ
とができる。
【0013】サポートディスクは、周部に円錐形状を持
つことが好ましく、また、周部の角度を極めて小さな角
度にすることが好ましい。また、サポートディスクは、
ダイヤモンドと共に研磨し得る硬質材料により形成する
ことが好ましい。スチール製のサポートホイルを使用す
る場合、ダイヤモンドの研磨には、スチールを汚す特別
な研磨用コーティングを必要とする。尚、サーメットや
セラミック等の硬質材料を用いる場合はこの限りでは無
い。また、本発明では硬質金属、サーメット、セラミッ
ク、硬質材料コーティングしたスチールを用いることが
好ましい。これらの材料は、ダイヤモンドに負荷が掛か
った場合の曲げに対し抵抗し得る点でも効果的である。
【0014】前述のディスク部材と少なくとも1枚のサ
ポートディスクは、好ましくはネジ手段によって、軸方
向で一体的に緊締されるが、ダイヤモンドの厚みが許容
度内で変化するので、ディスク部材とサポートディスク
の間に補償層を設けることが好ましい。補償層はプラス
チック、成形合金、はんだ合金、セルロース、電気分解
金属などで形成して良い。ほぼ同様の一対のサポートデ
ィスクの間に2枚以上のデイスク部材を挟み込む場合
は、補償層を、ディスク部材間にも配置することが好ま
しい。また、互いに同一の周方向間隔で保持スロットを
形成している2枚以上のディスク部材を用いる場合に
は、各ディスク部材のダイヤモンドどうしを軸方向で一
致させるか、互いに周方向にずらせても良い。
【0015】更に、本発明ドレッシングロールを、円錐
状のロールとして形成する場合は、ディスク部材の形状
を、半径方向外側エリアにおいて円錐状ディスクの形に
し、ディスク部材の一方側を、対応の形状で形成したサ
ポートディスクによって支持するようにして良い。この
円錐状ドレッシングロールにより、CBNディスク等の
平面コーティングの精確な加工が可能である。この構成
において、ダイヤモンドの厚みは、ディスク部材の円錐
状部の厚みより幾分厚い厚みとし、円錐表面部の平面内
で有効となるようにすることが好ましい。
【0016】また、2個乃至それ以上のダイヤモンドを
半径方向において互い違いに配列しても良い。この場合
ダイヤモンドは、すべて同様の各保持スロットに配置し
ても良いしまた互いに異なる保持スロットに配置しても
良い。互いに異なる保持スロットを用いる場合、ダイヤ
モンドを互いにずらせる。また、異なるピッチ円に添っ
て配置するダイヤモンドは円錐角度を変えて配置して良
い。
【0017】この円錐状ドレッシングロールは各種の方
法で形成できる。その方法の1つとして、好ましくは回
転操作により、一対の回転上対称な成形部材を形成する
ことが挙げられる。この一対の成形部材の一方は、円錐
状の凹部を有し、好ましくは、筒状の周部を持つ。前記
成形部材の他方は、前記の円錐状凹部へ適合して受け入
れられる軸方向に延びる円錐状部を持つ。前記した他方
の成形部材も、筒状の形態を持たせ、好ましくは、直径
も前記した一方の成形部材の直径と同一として良い。更
に、前記他方の成形部材に軸方向に延びるランドを形成
し、これを前記一方の成形部材の中心穴に適合させて挿
入する。これら2つの成形部材を、一体的に緊締し、そ
の後、接続ボルトを受け入れる穴を設ける。更に、前記
一方の成形部材の前記他方の成形部材とは逆の側を(回
転操作により)加工して、半径方向外側エリアに円錐状
ディスク部を形成する。そして、前記一方の成形部材を
他方の成形部材から外し、円錐状ディスクエリアを加工
して保持スロットと、必要に応じ補償スロットを形成す
る。この加工は例えば、打ち抜き、腐食、レーザー操作
などの方法で行える。それから、前記各成形部材を再
度、一体的に緊締し、この時点で、もしくはそれ以前
に、ダイヤモンドを保持スロットに挿入する。ダイヤモ
ンドを固定する際に、前記他方の成形部材の前記一方の
成形部材とは逆の側を加工して、(前記一方の成形部材
がその円錐状凹部に受け入れる)円錐状のディスクを形
成する。この円錐状ディスクの外周部分から、ダイヤモ
ンドがわずかに突出する。その後、ダイヤモンドを研磨
して、例えば、丸みをつけた形状などの所望の寸法形状
を形成する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付の図面に示し
た実施の形態に従って更に詳述する。図1に示した平坦
で環状のディスク部材(10)は、例えば、0.8〜1
ミリの厚みのスチールから形成する。ディスク部材(1
0)の外周部には、周方向に所定の間隔を持たせて保持
スロット(12)を列設する。保持スロット(12)の
詳細は図2に示した通りである。図から判るように、保
持スロット(12)は、保持部(14)を有しており、
前記保持部(14)は、保持スロット(12)へ突出す
る突起(16)により遮断されている。突起(16)の
奥には、保持部(14)より広幅としたスロット部(1
8)が形成されており、更に、スロット部(18)後方
には円弧状で狭いスロット部(20)が形成されて、円
形の穴(22)に接続されている。以上の構成により、
列設された前記各保持スロット(12)の間に、ディス
ク部材の半径方向に延びるセグメント(24)が形成さ
れる。セグメント(24)は、前記各スロットの形状に
従い、弾性的に変形可能であって、ディスク部材(1
0)の平面内で変形する。このセグメント(24)の変
形時、前記保持部(14)における互いに対向する面ど
うしが、互いにほぼ平行状態を保ちながら変位する。
【0019】図2には、ディスク部材の半径方向に延び
る補償スロット(26)を示している。この補償スロッ
ト(26)は、互いに隣接する各保持スロット(12)
間のほぼ中央部位で前記セグメント(24)を分割する
ものであって、補償スロット(26)の長さ方向におけ
るほぼ中心部に円形の穴(28)を有している。尚、前
記穴(28)には、ボルト、ネジ、もしくはその他の締
付手段(図示せず)等を受け入れるための切欠部(図示
せず)を設けても良く、このボルト、ネジ、もしくは締
付手段により、(前記補償スロット(26)により形成
される)分割セグメント間を多少拡げることが可能であ
る。
【0020】細長く形成した、もしくは、棒状のダイヤ
モンド(32)を前記スロットの保持部(14)に挿入
する。ダイヤモンドの長さは例えば4ミリとし、形状に
ついては、例えば、0.8×0.8ミリ程度のほぼ正方
形の断面を持たせて良い。また、保持スロット部(1
4)の幅についても、図2に示したように許容限度内で
変化し得る0.8ミリ程度で良い。ダイヤモンドの各寸
法も、実質的な許容限度内で可変とする。ダイヤモンド
(32)の幅が保持スロット部(14)の幅と同一の場
合、ダイヤモンドは保持スロット部(14)にきっちり
と納まる。また、ダイヤモンド(32)を保持スロット
(12)に挿入するよう構成する場合、下記の手順を行
うことが好ましい。即ち、例えば、大きめの寸法設定の
ダイヤモンドの保持スロットへの挿入に際し、この保持
スロットに隣接する保持スロットと更にそれに続く保持
スロットには小さめの寸法設定のダイヤモンドを入れる
ようにして、隣り合う補償スロットの間に存在する各保
持スロットへ挿入されるダイヤモンドについては、すべ
てが締付状態でそれら保持スロットへ受け入れられるよ
うにする。その上、更に、大きめの寸法設定が必要な場
合については、その場合の補償は、補償スロット(2
8)により行う。一方、隣り合う補償スロットの間に、
小さめの寸法設定が必要な場合、その補償は、前述した
ネジもしくはボルトにより補償スロット(26)を拡げ
ることにより行える。尚、保持スロット部(14)もし
くはダイヤモンド(32)の長さは、ダイヤモンド(3
2)がスロット(12)へ所定の配置具合で受け入れら
れる長さである。
【0021】図3は、ダイヤモンド(32)を含んだ前
記ディスク部材(10)と同様の、一対のディスク部材
(10a)(10b)の側面図である。このディスク部
材(10a)(10b)は、例えば、互いのダイヤモン
ド(32)を軸方向で一致させたり、周方向でずらすな
どの各種の方法により、互いに相対的に配置し得る。更
に、ディスク部材(10a)と(10b)における各保
持スロット間の周方向間隔をそれぞれ別の間隔を選択し
ても良い。また、これらディスク部材によるダイヤモン
ド保持を一様の形態で行い、軸方向においてダイヤモン
ドをオーバーラップさせるようにしても良い。
【0022】図3において更に、一対のサポートディス
ク(34)(36)を示している。サポートディスク
(34)(36)は、ディスク部材(10a)(10
b)とは逆の側において、環状のランド(38)(4
0)を備えると共に、半径方向外方端部を例えば12〜
23°の極めて小さい円錐角度とした円錐状のディスク
部(42)(44)を有している。図3において更に、
取付スリーブ(46)を示している。取付スリーブ(4
6)は、サポートディスク(34)(36)及びディス
ク部材(10a)(10b)の開口穴にきっちり嵌って
貫通するスリーブ部(48)と、フランジ部(50)と
を備えている。この取付スリーブ(46)は、図示した
各パーツの組立を補助するとともに、必要に応じて、図
4及び図5のドレッシングロールのドレッシング機への
締付固定を補助することを目的として設けられる。尚、
図3に示したように、図示した各パーツは、ネジもしく
はボルト(符号52で表示)により一体的に緊締され
る。また、サポートディスク(34)(36)の開口穴
は、予め形成しておいても良いし、もしくは全パーツを
組付けておいて、(サポートディスク同様にボルト(5
2)用の貫通孔を備えた)ディスク部材(10a)(1
0b)共々、穴を形成するようにしても良い。
【0023】図4において、(前記取付スリーブを省略
して)図3の各パーツの組立後の状態を示している。但
しこの場合、サポートディスク(34)(36)の間に
はディスク部材(10)を1枚だけ挟んでいる。図から
判るように、この組立体における周部の角度αは、例え
ば25°という小さな角度である。当然ながら、この周
部角度αを、大きめの角度に設定しても良い。このパー
ツ組立の後に、ダイヤモンド(32)を研磨して、半径
を0.05〜0.5ミリ程度まで小さくする。尚、サポ
ートディスク(42)(44)の形成材料は、ダイヤモ
ンド(32)とともに研磨され得るもの、例えば、硬質
金属、サーメット、セラミック、硬質材料でコーティン
グしたスチール等である。
【0024】また、ダイヤモンドの厚みの許容度を補償
するために、補償材をディスク部材(10、もしくは、
10a、10b)とサポートディスク(34、36)の
間に挟み込んでもよい。この補償材としては、例えば、
プラスチック、成形合金、はんだ合金、セルロース、電
気分解金属などが挙げられる。
【0025】図6aに示した2つの部材(54)(5
6)のうち、部材(54)は筒状を呈し、中央部に開口
穴を持つとともに、一方の側に点線で示したように円錐
状の凹部(58)を有している。凹部(58)は、この
成形部材(54)の外周部まで延びている。他方の成形
部材(56)も、前記成形部材(54)と等しい直径の
筒状部(60)を持つとともに、前記凹部(58)に対
応する円錐状部(62)を有している。前記円錐状部
(62)には、軸方向に延びるハブ部(64)が一体形
成されており、このハブ部(64)は、成形部材(5
4)の開口穴に適合して受け入れられる。また、成形部
材(56)は点線で示したように貫通孔を有している。
【0026】図6bは、成形部材(54、56)が一体
的に緊締された状態を示している。また、各穴のうち1
つ(65)を点線で示している。また、図6cから判る
ように、成形部材(54)は、軸方向に延びるランド
(68)を持つ円錐状ディスク(66)を備えるように
機械加工される。円錐状ディスク(66)自体は(成形
部材(56)を外した状態を)一部切欠して図6dに示
している。
【0027】前記円錐状ディスク(66)における円錐
状部には、例えば、腐食により、図2の保持スロット
(12)とほぼ似た保持スロット(12a)を形成して
も良い。図2の保持スロットと同様であるので保持スロ
ット(12a)の形状についてはここで詳細には説明し
ない。前記円錐状部には更に、補償スロット(26a)
を設ける。また、前記保持スロット(12a)が棒状の
ダイヤモンド(32a)を受け入れる。そして、図7か
ら判るように、ダイヤモンド(32a)は円錐状部外面
から突出しており、その結果、この円錐状部における底
面と、前記円錐状部外表面との角度は約20°となる。
【0028】ディスク(66)を製造後、図6eに示す
ように再度、成形部材(56)に組み付け、その後、成
形部材(56)に孔(70)(72)を、ディスク(6
6)の円錐状部に対しほぼ垂直に開ける。そして、図6
fに従ってダイヤモンド(32)を取り付けた時点で、
成形部材(56)に取り付けたディスク(66)に更に
ボルト(74)による固定をも行っても良い。下側のボ
ルトは、貫通孔(76)(図8、図9)へ挿通されるも
のであり、一方、上側のボルト(74)は切欠穴(28
a)に挿通され、ダイヤモンド(32)をディスク(6
6)に緊締して保持する。
【0029】最後のステップにおいて、成形部材(5
6)を機械加工することにより、図7に示した円錐状デ
ィスク(78)を形成する。このディスク(78)は前
記円錐状ディスク(66)に完全に納まる。
【0030】以上により、円錐状のドレッシングロール
が形成されるので、その後、ダイヤモンド(32)を研
磨して、全体に丸みを帯びた形状に形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明ドレッシングロールにおけるディスク
部材の正面図である。
【図2】 図1のディスク部材の詳細を示す拡大説明図
である。
【図3】 一対の(図1の)ディスク部材と、一対のサ
ポートロールとから成るドレッシングロールの分解説明
図である。
【図4】 図3に基づく本発明ドレッシングロールの組
立状態を示す説明図である。尚、この場合ディスク部材
は1枚のみ用いている。
【図5】 図4における矢印5.方向から見た図4のドレ
ッシングロールの説明図である。
【図6】 本発明円錐状ドレッシングロールの形成方法
を成す6つのステップを示す説明図である。
【図7】 最終的な円錐状ドレッシングロールの部分断
面側面図である。
【図8】 図7の円錐状ドレッシングロールを、矢印8.
方向から見た側面図である。
【図9】 図8のドレッシングロールの詳細を示す拡大
説明図である。
【符号の説明】
10 ディスク部材 12 保持スロット 14 保持部 16 突起 18 スロット部 20 円弧状細幅スロット部 22 円形穴 24 放射状セグメント 26 補償スロット 28 円形穴 32 棒状ダイヤモンド 34、36 サポートディスク 38、40 環状ランド 46 取り付けスリーブ 48 スリーブ部 50 フランジ 52 ボルト 54、56 成形部材 58 凹部 65 穴 66 円錐状ディスク 70、72 穴 74 ボルト 76 貫通孔 78 円錐状ディスク

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石車用ドレッシングロールであって、 弾性材料から成り、周部に周方向に間隔をあけて形成す
    る放射状の保持スロットを有する円形のディスク部材
    と、 前記保持スロットへ実質的に適合して受け入れられるほ
    ぼ同じ寸法の複数のダイヤモンドと、 前記ディスク部材の一側に設ける撓み抵抗性の材料から
    形成される少なくとも1枚のサポートディスクであっ
    て、前記ディスク部材の外側半径とほぼ同様の外側半径
    を有するサポートディスクとから成るもの。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドレッシングロールであ
    って、前記保持スロットが、前記保持スロットの幅より
    狭い幅の半径方向内方に延長した部分を有し、これによ
    り、前記保持スロット間に、前記ディスク部材の平面内
    で偏位するセグメントを形成したもの。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のドレッシングロールで
    あって、前記延長スロット部の形状を、前記保持スロッ
    トの壁どうしが互いにほぼ平行な状態のままで前記セグ
    メントの変形が可能である形状としたもの。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のドレッシングロールであ
    って、前記延長スロット部の内方端部が穴につながるよ
    う形成されたもの。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のドレッシングロールであ
    って、前記延長スロット部が拡大スロットエリアを含ん
    でいるもの。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のドレッシングロールであ
    って、前記ディスク部材が周部に放射状の補償スロット
    を有し、前記補償スロットが、隣接する保持スロット間
    において互いに周方向の所定間隔をあけた状態で配設さ
    れているもの。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のドレッシングロールであ
    って、前記補償スロットが、ネジもしくは締付要素を受
    け入れて前記補償スロットの幅を選択的に変更可能とす
    るための開口部を有するもの。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のドレッシングロールであ
    って、前記サポートディスクが周部に所定のプロファイ
    ルを持つ輪郭形成ディスクとして形成されているもの。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のドレッシングロールであ
    って、前記ダイヤモンドが細長い形状を持ち、外側端部
    が研磨されて所定の寸法形状を有するごとくしたもの。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のドレッシングロールで
    あって、前記サポートディスクが、ダイヤモンドと一緒
    に研磨される硬質材料から成るもの。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のドレッシングロール
    であって、前記サポートディスクが、硬質金属、サーメ
    ット、セラミック、もしくは、硬質材料コーティングし
    た材料により形成されるもの。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のドレッシングロールで
    あって、前記ディスク部材が一対の同様のサポートディ
    スクの間に緊締され、成形用ロールを形成するごとくし
    たもの。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のドレッシングロール
    であって、2枚乃至それ以上のディスク部材が互いに隣
    接して配置されるもの。
  14. 【請求項14】 請求項12記載のドレッシングロール
    であって、前記ディスク部材の間、もしくは、前記ディ
    スク部材それぞれと前記サポートディスクとの間に補償
    材を配置するもの。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のドレッシングロール
    であって、前記補償材が、プラスチック、成形合金、は
    んだ合金、セルロース、もしくは、電気分解金属である
    もの。
  16. 【請求項16】 請求項1記載のドレッシングロールで
    あって、前記ディスク部材の半径方向外方エリアが円錐
    状ディスク形状であり、一側を、対応の形状のサポート
    ディスクにより支持されて、円錐状ドレッシングロール
    を形成するもの。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の円錐状ドレッシング
    ロールを形成するための方法であって、以下の各ステッ
    プからなるもの。 − それぞれ回転上対称な形状を持つ第1及び第2成形
    部材を備えること。(前記第1成形部材は円錐状の凹部
    を持ち、前記第2成形部材は前記凹部に対応する形状の
    軸方向に延びる部分を持つ。) − 前記第1及び第2成形部材を一体的に緊締し、前記
    第1成形部材の前記第2成形部材とは逆の側を加工し
    て、円錐状のディスクを形成すること。 − 前記第2成形部材から離して前記円錐状ディスクに
    保持スロットを形成すること。 − 前記円錐状ディスクと前記第2成形部材を一体に緊
    締し、この円錐状ディスクと第2成形部材をネジ手段で
    接続するための孔を形成すること。 − 前記第2成形部材の前記円錐状ディスクとは逆の側
    を加工し、円錐状のサポートディスクを得ること。 − この時点で、もしくは、予めの時点で、前記ダイヤ
    モンドを前記保持スロットに挿入し、保持スロット内に
    固定すること。 − 前記ダイヤモンドの内方(又は外方)端部を研磨
    し、所望の半径を与えること。
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