JP2000301465A - 平面研削用セグメント砥石 - Google Patents

平面研削用セグメント砥石

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JP2000301465A
JP2000301465A JP11112364A JP11236499A JP2000301465A JP 2000301465 A JP2000301465 A JP 2000301465A JP 11112364 A JP11112364 A JP 11112364A JP 11236499 A JP11236499 A JP 11236499A JP 2000301465 A JP2000301465 A JP 2000301465A
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JP
Japan
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grinding wheel
grinding
segment
segments
hardness
Prior art date
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Pending
Application number
JP11112364A
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English (en)
Inventor
Minoru Ikeda
稔 池田
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Daisho Seiki Corp
Original Assignee
Daisho Seiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面研削用のセグメント砥石において、研削
幅を広く確保すると共に、内外の砥石摩耗速度の均一化
を図ることである。 【解決手段】 回転円板1の表面に複数の砥石セグメン
ト2,3を固着してなる平面研削用セグメント砥石にお
いて、回転中心Oを中心とする異なる径の2つの円周C
1,C2上に、それぞれ砥石セグメント2,3を環状に配
列している。また、内周側砥石セグメント3の硬度を、
外周側砥石セグメント2の硬度よりも高くしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は平面研削用のセグ
メント砥石に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の平面研削用セグメント砥石
の一例を示しており、回転円板41の外周端部に、複数
の砥石セグメント42を環状に取り付けてある。このよ
うな平面研削用セグメント砥石は、リング状砥石に比べ
ると、砥石セグメントの製造及び取付が簡単かつ正確に
行え、しかも、焼け、割れ、削り残し等が生じにくい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが1つの円周上
に一列だけ砥石セグメントを配置する構造では、研削幅
が狭く、偏研削になり易く、高い平面精度を長く保つこ
とが困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、回転円板の表面に複数の砥石セグメントを固着して
なる平面研削用セグメント砥石において、回転中心を中
心とする異なる径の2つの円周上に、それぞれ砥石セグ
メントを環状に配列している。これにより、研削幅を広
く保ち、平面精度の維持を図っている。
【0005】請求項2記載の発明は、内周側の円周上に
配置された砥石セグメントの硬度を、外周側の円周上に
配置された砥石セグメントの硬度よりも高くしている。
これにより、砥石摩耗速度の均一性を保ち、長期間、研
削ワークの平面精度を維持できるようにしている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本願発明を適用したセグメ
ント砥石の平面図を示しており、金属製の回転円板1の
表面には、回転中心Oを中心とする異なる径の2つの円
周C1,C2を外周側から順に設定して、外周側の円周C
1上に外周側砥石セグメント2を環状に配置し、内周側
の円周C2上に内周側砥石セグメント3を環状に配列し
ている。
【0007】外周側砥石セグメント2は直円筒状に形成
されており、回転円板1の外周端縁1aに各外周側砥石
セグメント2の回転板径方向の外方端縁P1が接するよ
うに上記外周側円周C1の半径R1が設定されている。ま
た、各外周側砥石セグメント2同士の周方向間には僅か
の隙間が開けられている。
【0008】内周側砥石セグメント3は外周側砥石セグ
メント2と同数配置されると共に直円筒状に形成されて
いるが、内周側砥石セグメント3の外径は外周側砥石セ
グメント2の外径の2/3程度に小さく形成され、各内
周側砥石セグメント3の回転板径方向の外方端縁Q1が
外周側砥石セグメント2の回転板径方向の内方端縁P2
より僅かに径方向内方側に位置するように、上記内周側
円周C2の半径R2が設定されている。また、各内周側砥
石セグメント3の周方向の位置は、外周側砥石セグメン
ト2の周方向間に設定されており、内周側砥石セグメン
ト3同士は周方向の隙間が殆ど無い状態に近接配置され
ている。
【0009】図2は図1のII-II断面拡大図であり、各
砥石セグメント2,3は、直円筒状の周側壁の下端部に
底壁2a、3aが一体に形成されたカップ形となってお
り、各底壁2a,3aには中心部にボルト挿通孔6,7
が形成されている。一方、回転円板1の表面には各砥石
セグメント2,3の下端底部2a,3aが嵌合する凹部
8,9が形成されると共に、上下方向に貫通するめねじ
孔11,12がそれぞれ形成されており、回転円板1の
裏面には各めねじ孔11,12に対応する位置にナット
収納用凹部14,15が形成されている。すなわち、各
砥石セグメント2,3をそれぞれ凹部8,9に嵌め込む
ことにより回転円板1上の位置決めをし、六角穴付ボル
ト17,18をそれぞれ砥石セグメント2,3のボルト
挿通孔6,7に挿通すると共に各めねじ孔11,12に
螺着することにより、各砥石セグメント2,3を固定
し、さらに裏面の凹部14,15に配置した緩止め用ナ
ット20,21を各取付ボルト17,18の下端部に螺
着している。各砥石セグメント2,3の先端使用面2
b,3bは勿論同一高さに揃えられている。内外の砥石
セグメント2,3には硬度差を付けており、内周側砥石
セグメント3の硬度を、外周側砥石セグメント2の硬度
よりも高くしてある。
【0010】図3は図2のIII-III断面を示し、砥石セ
グメント2,3の底部2a,3aの外周面形状は、1対
の平行な平面状切欠き面2d,3dを有する小判形に形
成されており、一方、回転円板1に形成された凹部8,
9も上記砥石セグメント2,3の切欠き面2d、3dに
対応する平面8d,9dを有する小判形に形成され、上
記平面状切欠き面2d,3dと平面8d,9dの係合に
より、砥石セグメント2,3のボルト17,18回りの
回止めとしている。
【0011】上記のように構成されたセグメント砥石
は、図2のように回転軸30の先端部に固定され、両頭
平面研削盤の上下の回転砥石として、あるいは片面用の
平面研削盤の回転砥石として利用される。たとえば、図
2に仮想線で示すようにキャリヤプレート33に保持さ
れたワークWを、回転する上下1対の回転セグメント砥
石間に挿入し、表裏両面を平行に平面研削する。
【0012】内周側砥石セグメント3は、外周側砥石セ
グメント2よりも周速度が遅く、かつ、研削面(使用
面)が狭いが、硬度の高い材料を用いていることによ
り、内外砥石セグメント2,3の砥石摩耗速度が均一化
され、長期間、研削ワーク精度(特に平面精度)が保持
される。
【0013】
【その他の実施の形態】(1)内外の砥石セグメント
2,3の形状は上記のような直円筒状のカップ形には限
定されず、各種形状の砥石セグメントを用いることが可
能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、 (1)砥石セグメント2,3を回転円板1上の内周側と
外周側の2列に配置しているので、研削幅を広くするこ
とができ、従来のように1列に配置する場合に比べ、研
削の偏りが減少し、研削精度が向上する。
【0015】(2)複数の砥石セグメント2,3を回転
円板1の内外の各円周にそれぞれ環状に配列しているの
で、リング状砥石に比べて研削粉が研削面(砥石使用
面)に詰まることはなく、また、広い研削幅を確保しな
がらも、研削液は研削面全体に隈なく行き渡り、焼けを
起こすことなく硬度の高い砥石が使用可能となり、砥石
の寿命も長くなる。さらに、研削液の排出も円滑にな
る。
【0016】(3)複数の砥石セグメント2,3を環状
に配列することによりセグメント砥石を構成するので、
径の異なる各種回転円板に対しても、同じ砥石セグメン
トで対応することができる。
【0017】(4)請求項2記載の発明のように、内周
側砥石セグメント3として、外周側砥石セグメント2よ
りも硬度の高い材料を用いていると、外周側と内周側の
砥石セグメント2,3の砥石摩耗速度が均一化され、長
期間、研削ワーク精度(特に平面精度)を維持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用した平面研削用セグメント砥
石の平面図である。
【図2】 図1のII-II断面拡大図である。
【図3】 図2のIII-III断面図である。
【図4】 従来例の平面図である。
【符号の説明】
1 回転円板 2 外周側砥石セグメント 3 内周側砥石セグメント 11,12 めねじ孔 17,18 六角穴付ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転円板の表面に複数の砥石セグメント
    を固着してなる平面研削用セグメント砥石において、回
    転中心を中心とする異なる径の2つの円周上に、それぞ
    れ砥石セグメントを環状に配列していることを特徴とす
    る平面研削用セグメント砥石。
  2. 【請求項2】 内周側の円周上に配置された砥石セグメ
    ントの硬度を、外周側の円周上に配置された砥石セグメ
    ントの硬度よりも高くしていることを特徴とする請求項
    1記載の平面研削用セグメント砥石。
JP11112364A 1999-04-20 1999-04-20 平面研削用セグメント砥石 Pending JP2000301465A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103100986A (zh) * 2012-05-23 2013-05-15 桂林创源金刚石有限公司 双环复合型杯形砂轮
KR101932701B1 (ko) * 2016-07-21 2018-12-26 한국기계연구원 초음파 진동자를 이용한 표면 처리 장치
CN110815038A (zh) * 2018-08-08 2020-02-21 湖北鼎龙控股股份有限公司 抛光垫及其制备方法、应用
CN110815037A (zh) * 2018-08-08 2020-02-21 湖北鼎龙控股股份有限公司 抛光垫及其制备方法、应用

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