JPH11245078A - テーパコラム材の開先加工装置 - Google Patents

テーパコラム材の開先加工装置

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JPH11245078A
JPH11245078A JP10069485A JP6948598A JPH11245078A JP H11245078 A JPH11245078 A JP H11245078A JP 10069485 A JP10069485 A JP 10069485A JP 6948598 A JP6948598 A JP 6948598A JP H11245078 A JPH11245078 A JP H11245078A
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JP
Japan
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cutter
work
groove processing
column material
copying roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP10069485A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tanaka
武 田中
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Shinx Ltd
Original Assignee
Shinx Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テーパコラム材の開先加工を自動的に行うこ
とができる開先加工装置を提供すること。 【構成】 ワークWの外周面に当接して転動する倣いロ
ーラRによってカッターTの位置を規制し、このカッタ
ーTにより開先加工を行う場合、カッターTに対する倣
いローラRの位置を当接方向において調整する設定制御
手段Cを設け、ワークWにおける外周面の勾配度に応じ
て上記の設定位置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、いわゆる先細り
状に形成したコラム材に対して開先加工を行うテーパコ
ラム材の開先加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高層建築などにおいて、鉄骨コラム柱に
鉄骨梁を接合するには、図11および図12のように、
仕口部としてコラム材60の上下端にダイヤフラム6
1、61を溶接した部材(ジョイントパーツ)を用い
る。そしてこのジョイントパーツに、側方から持ち出し
梁62を突き合わせて溶接する一方、上下方向からコラ
ム柱63、64を突き合わせて溶接する。このようなコ
ラム材60の上下両端には、図12のようなレ形開先加
工を行うが、この加工装置として、従来本出願人の提案
に係る特開平4−122510号の発明が公知である。
【0003】この従来の加工装置は、コラム材の外周面
に当接して転動する倣いローラと、この倣いローラによ
って切削位置を規制されるカッターとを備え、両者を同
一軸線上に固定の関係をもって配置したものである。そ
して、倣いローラをコラム材の中心に向けて押圧しなが
ら転動し、コラム材を全周にわたって切削加工したもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高層建築に
おける最上階近くなどでは、上層のコラム柱が下層のも
のより細くなっており、このため、その接合部としての
ジョイントパーツには図5〜図7のような先細状のコラ
ム材(テーパコラム)W1〜W3が用いられる。このテ
ーパコラム材は、四側面のうち2面以上が勾配面mとな
っているので、従来の開先加工装置では加工することが
できず、その作業は依然として人手に委ねられている。
【0005】本発明は、上記した従来技術の問題点に着
目してなされたものであり、外周面が勾配面であっても
開先加工を自動的に行うことができるテーパコラム材の
開先加工装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係るテーパコラム材の開先加工装置は
次のように構成したものである。
【0007】すなわち、その要旨とするところは、ワー
クの外周面に当接して転動する倣いローラにより、カッ
ターの切削位置を規制し、このカッターによりワーク端
部に開先加工を行う加工装置において、倣いローラの当
接位置とカッターの切削位置とを当接方向において相対
的に調整する設定制御手段を設け、少なくとも外周面の
勾配度に応じて上記の設定制御を行うようにしたことに
ある。
【0008】例えば図3のように、ワークWの外側面が
垂直面nの場合において、倣いローラRの回転中心とカ
ッターTの回転中心とが一致したときに所定の開先加工
が行われるように、ワークWへの倣いローラRの当接位
置とカッターTの切削位置を設定する。
【0009】図4のように、ワークWの外側面が既知の
勾配面mのときは、倣いローラRの当接方向において寸
法Pだけ倣いローラRとカッターTとを変位して設定す
ることにより、所定の開先加工を行うことができる。こ
の変位量(寸法P)は、外周面の勾配度、カッターTと
倣いローラRの取付高さ寸法差、ワークWの厚さ寸法、
カッターTの角度などによって計算(演算)することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るテーパコラム材の開
先加工装置を一実施例について説明する。図1におい
て、1はベース 2はベース1の一側(左側)に設けた
水平テーブルこの水平テーブル2は、シリンダ3によっ
て昇降作動され、ワークWのセット位置と退避位置に設
定される。4は水平テーブル2の中央空所から突出する
ようにしてベース1に設けた支柱状の回動体である。
【0011】この回動体4は、サーボモータ5とエンコ
ーダ5aによって回動位置を確認しながら駆動される。
6は回動体4の上部に設けたワークWのクランプ手段
このクランプ手段6は、回動体4に取りつけた水平方向
のシリンダ7と、このシリンダ7によって動作するクラ
ンプ片8によって構成する。このクランプ片8はワーク
Wの内周面に接合してクランプ動作する。
【0012】9はベース1の他側(右側)に設けた水平
ガイド 10は水平ガイド9に配設した移動台 11は
移動台10を移動操作するシリンダ このシリンダ11
は、ピストンロッドを伸長作動するとき移動台10をワ
ークWに接近し、収縮作動するときワークWから離反す
る。12は移動台10の端部に設けた主軸ヘッド この
主軸ヘッド12は、上向きに設けたスピンドル13と、
このスピンドル13の端部に固定したカッターTと、ス
ピンドル13を回転する駆動モータ(図示省略)によっ
て構成する。
【0013】上記のカッターTは截頭円錐形状の切刃を
有しており、ワークWの外周端部に所定角度のレ形開先
を切削加工する。このカッターTが切削位置(図1参
照)にあるとき、水平テーブル2は下降位置に退避して
干渉を防止する。
【0014】14は移動台10の上部に設けた水平ガイ
ド 15は水平ガイド14に移動自在に設けた取付台
Rは取付台15の端部に垂直支軸によって取りつけた円
盤状の倣いローラ この倣いローラRは、前記したカッ
ターTと所定の高さ間隔をもって上方位置に配置する。
この倣いローラRとカッターTの移動方向は一致して設
定する。
【0015】Aは取付台15を移動制御して倣いローラ
Rの位置を設定する設定制御手段この設定制御手段A
は、サーボモータ16、サーボモータ16の出力軸に設
けた送りねじ軸17、送りねじ軸17に螺合する取付台
15の受動ナット18によって構成する。上記のサーボ
モータ16にはエンコーダ16aを備え、倣いローラR
の位置を監視する。上記の設定制御手段Aは、サーボモ
ータ16に接続した制御装置Cによって所定のプログラ
ムで回転駆動される。
【0016】図2は制御装置Cの全体構成を示し、30
はCPU このCPU30は、データ記憶のためのレジ
スタ部31、データ演算のための演算部32、CPU内
部と他の部分のデータ転送のための制御部33によって
構成する。34はキーボード35、操作スイッチ盤36
からの出力信号をCPU30に伝達する入力手段 40
はCPU30からの出力信号をサーボモータ5および1
6に出力する出力手段41は入力手段34と出力手段4
0の間にあって信号レベルの調整を行うインタフェース
である。
【0017】42はCPU30の動作プログラムを記憶
するメモリ部 このメモリ部42は、次の3つのメモリ
手段から構成する。すなわち43は加工対象に対応する
動作パターンを記憶するパターンメモリ手段 このパタ
ーンメモリ手段43によるパターンは、図8〜図10の
ようにワークW(W1〜W3)の形態に対応して与えら
れる。44は演算データであるワークW1〜W3の寸
法、すなわち図5に示す高さ寸法H、先端幅寸法M1、
後端幅寸法M2、厚さ寸法t、カッターTの角度などの
数値情報を変数として記憶する数値メモリ手段である。
【0018】45は上記のパターン情報と数値情報の組
み合わせによって得られる動作プログラムをコード記号
化して記憶するコードメモリ手段 46は上記のコード
記号、パターン情報、数値情報を表示するCRTなどの
表示部 表示部46に表示されたコード記号のもつ数値
情報などは、キーボード35または操作スイッチ盤36
の操作スイッチによる呼出しと実行指令によってCPU
30の演算部32に取り込まれる。そして、演算結果が
制御部33、出力手段40を介してサーボモータ5、1
6に与えられる。
【0019】上記の操作スイッチ盤36は図1に示して
あり、この操作スイッチ盤36には電源スイッチ51の
他パターンメモリ手段43に接続したセレクトスイッチ
52、数値メモリ手段44に接続したセレクトスイッチ
53などを配設する。
【0020】一実施例に係るテーパコラム材の開先加工
装置の構成は上記の通りであり、次のようにして開先加
工を行う。それには、水平テーブル2上にワークWを供
給し、このワークWをクランプ手段6によって回動体4
に固定する。固定後においては図1の実線のように、水
平テーブル2をカッターTの干渉範囲から退避操作す
る。一方においては、主軸ヘッド12のスピンドル13
に所望のカッターTを取りつける。上記のワークWとし
ては、例えば図5の形状のもの(W1)をセットする。
【0021】上記のワークセットが終了したならば、セ
レクトスイッチ52またはキーボード35によりワーク
W1の形状に応じたパターン情報と数値情報を与えて、
コードメモリ手段45から動作プログラムを引き出し、
CPU30に出力する。上記の入力操作は、CRTに表
示される数値情報などを見て確認しながら行うことがで
きる。確認後はCPU30に実行指令を与えて、出力手
段40を介しサーボモータ5および16を回転制御す
る。
【0022】上記のサーボモータ5の回転制御によっ
て、ワークWは周面速度を一定として回動駆動される。
また他方のサーボモータ16の回転制御によって、倣い
ローラRはカッターTとの変位量Pを設定制御される。
この制御により、ワークW1の側面部が垂直面nのとき
には、倣いローラRが図3のように設定され、また側面
部が勾配面mのときには、図4のように設定される。
【0023】カッターTによるワークW1の切削加工
は、シリンダ11により倣いローラRをワークWの外周
面に押圧した状態で転動しながら行われるので順調であ
る。なお、ワークWにおけるコーナー部においては急激
に切削方向が変わるので、この付近における回動速度は
低く設定することが好ましい。
【0024】なお上記の一実施例では、ワークWの回動
により切削位置を変えたが、ワークWを固定し、カッタ
ーT側を移動して切削加工を行うようにしても良い。ま
た移動台10に対して倣いローラR側を移動制御した
が、倣いローラR側を固定し、カッターT側を移動制御
するように変更することもできる。
【0025】また一実施例では、ワークW(W1〜W
3)を垂直軸線回りに回動したが、装置の構成形態はこ
れに限られるものばはなく、例えばワークWを水平軸線
回りに回動し、倣いローラおよびカッターを上下あるい
は左右方向から対応するように変更することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明に係るテーパコラム
材の開先加工装置によれば、人為作業を要することなく
開先加工を自動的に効率良く行うことができるという優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテーパコラム材の開先加工装置の
構成を示す説明図である。
【図2】制御装置の構成を示すブロック回路図である。
【図3】切削加工状態の説明図である。
【図4】同じく、切削加工状態の説明図である。
【図5】テーパコラム材の説明図である。
【図6】同じく、テーパコラム材の説明図である。
【図7】同じく、テーパコラム材の説明図である。
【図8】切削加工パターンの説明図である。
【図9】同じく、切削加工パターンの説明図である。
【図10】同じく、切削加工パターンの説明図である。
【図11】従来の鉄骨仕口部の構成を示す説明図であ
る。
【図12】同じく、鉄骨仕口部の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
W(W1〜W3) 加工材 R 倣いローラ T カッター m 勾配面 n 垂直面 2 水平テーブル 4 回動体 5 サーボモータ 6 クランプ手段 10 移動台 15 取付台 A 設定制御手段 16 サーボモータ C 制御装置 51 電源スイッチ 52 セレクトスイッチ 53 セレクトスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの外周面に当接して転動する倣い
    ローラにより、カッターの切削位置を規制し、このカッ
    ターによりワーク端部に開先加工を行う加工装置におい
    て、 倣いローラの当接位置とカッターの切削位置とを当接方
    向において相対的に調整する設定制御手段を設け、少な
    くとも外周面の勾配度に応じて上記の設定制御を行うよ
    うにしたことを特徴とするテーパコラム材の開先加工装
    置。
JP10069485A 1998-03-04 1998-03-04 テーパコラム材の開先加工装置 Pending JPH11245078A (ja)

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JP10069485A JPH11245078A (ja) 1998-03-04 1998-03-04 テーパコラム材の開先加工装置

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JPH11245078A true JPH11245078A (ja) 1999-09-14

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ID=13404062

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JP10069485A Pending JPH11245078A (ja) 1998-03-04 1998-03-04 テーパコラム材の開先加工装置

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JP (1) JPH11245078A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012056008A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Daito Seiki Kk パイプ材の開先加工装置
KR101548967B1 (ko) * 2015-06-19 2015-09-02 주식회사 티에스시 고무제품용 모따기장치
JP2016060036A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 シンクス株式会社 短尺ワークの開先加工装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012056008A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Daito Seiki Kk パイプ材の開先加工装置
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