JPH11243592A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JPH11243592A
JPH11243592A JP4358398A JP4358398A JPH11243592A JP H11243592 A JPH11243592 A JP H11243592A JP 4358398 A JP4358398 A JP 4358398A JP 4358398 A JP4358398 A JP 4358398A JP H11243592 A JPH11243592 A JP H11243592A
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JP
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speaker
duct
box
sound
speaker box
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Application number
JP4358398A
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English (en)
Inventor
Masao Fujihira
正男 藤平
Akira Yamagishi
亮 山岸
Ikuo Shinohara
幾夫 篠原
Akihiro Akiyama
明広 秋山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低域再生帯域の拡大を可能とし、音質が改善
されるスピーカ装置を得る。 【解決手段】 スピーカボックス2の前面バッフル板3
にスピーカユニット4とダクト21を配設したスピーカ
装置本体1を、後方に所要角度で傾斜する載置面23を
形成したスピーカ置台22に載置してバッフル板3を後
方へ傾斜した状態で保持する。これによりスピーカユニ
ット4の音放射によるスピーカユニット4側に発生する
反作用の力及びダクト21側に発生する反作用の力にそ
れぞれ下方方向への分力が発生されて、スピーカボック
ス2を下方に押さえ付ける力となり、スピーカボックス
2の底面部をスピーカ置台22の載置面23に圧接させ
てスピーカボックス2の揺動が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に小形軽量のス
ピーカ装置に適用して好適なスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からスピーカ装置の低域再生限界を
伸ばすための有効な手段として例えば、スピーカを設け
たバッフル板に開口及びダクトを設け、スピーカの振動
板の背面から出た音の位相を反転して、ダクトを介して
開口から外部に放射させて、スピーカの振動板から前面
に出る音波を強め、低音域を歪まない様にしたバスレフ
レックス型(位相反転型)のスピーカ装置は良く知られ
ている。
【0003】この様な位相反転型スピーカ装置は図12
(A)に示す様にスピーカボックス71の前面に設けた
バッフル板72に穿ったスピーカ放音孔72aに対向し
てスピーカユニット73を固定する。
【0004】このスピーカユニット73は例えば、図1
2(A)に示す如く、リング状マグネット74と、この
リング状マグネット74を挟むように取付けられたプレ
ート75及びヨーク76とを設け、プレート75の内周
側とヨーク76のセンターポール76aとの間に磁気空
隙77を形成する。またプレート75にはスピーカユニ
ット73のフレーム78が取付けられ、フレーム78の
外周部にはエッジ79が設けられ、このエッジ79によ
ってコーン型の振動板80の外周部が保持されている。
【0005】一方、振動板80の内周部にボイスコイル
ボビン81が取付けられており、このボイスコイルボビ
ン81にはボイスコイル82が巻装され、ボイスコイル
82はプレート75及びヨーク76のセンターポール7
6aによって形成された磁気空隙77内に挿入する様に
なされている。83はこのボイスコイル82をこの磁気
空隙77内に保持するためのダンパーである。
【0006】また、スピーカボックス71の外部の所定
位置に設けられた入力端子84よりの音響信号を接続線
85を介してスピーカユニット73の端子86に供給
し、端子86よりの音響信号を錦糸線87を介してボイ
スコイル82に供給している。
【0007】また、バッフル板72のスピーカ放音孔7
2aと同一面に開口88aを有するダクト88を設け、
スピーカユニット73の振動板80の背面から出た音の
位相を反転して、このダクト88からスピーカボックス
71の外に放射し、この振動板80の前面からでる音の
低音域を広げている。
【0008】前述の如き、位相反転型のスピーカ装置で
の電気的な等価回路は図12(B)の様に表わすことが
出来る。
【0009】図12(A)及び(B)で、S0 はスピー
カユニット73の支持系のスチフネス、M0 はスピーカ
ユニット73の支持系の等価質量、Rms0 はスピーカユ
ニット73の支持系の機械抵抗、Rm0はスピーカユニッ
ト73の空気負荷の機械抵抗、R0 はスピーカユニット
73の等価機械抵抗でRm0+Rms0 =R0 で表せる。S
C はスピーカボックス71内のスチフネス、RD はダク
ト88部分の放射抵抗、MBDはダクト88部分の等価質
量、MD はダクト88部分の放射質量である。
【0010】前述の様に位相反転型のスピーカ装置とす
ることで、密閉型に比べて低音再生限界を低くすること
が出来て、スピーカユニット73の低音共振周波数f0
の約80%程度まで低域再生範囲を拡げることが出来る
とされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】然し、この様なスピー
カ装置ではスピーカボックス71が小型軽量であるため
図12(A)でのスピーカユニット73の振動板80の
振動による音放射力F1はスピーカユニット73の等価
質量M0 にスピーカの振動板80に動く加速度α0
ち、F1 =M0 α0 で表せるが、この様な音放射力F1
に対し、振動板80の背面側からスピーカボックス1内
に向かう反作用力−F1 も、スピーカボックス71の容
積が小さくなれば顕著になり、振動板80の振動によっ
てスピーカボックス71内の空気は圧縮及び膨張を繰返
し、この空気は振動板80を元の位置に戻そうとする力
となって働くためスピーカボックス71を揺動させ、低
音再生が阻害される問題があった。
【0012】また、スピーカボックス71は小型である
ため、スピーカユニット73及びダクト88の開口88
aは聴取者の耳の方向には向かず音質が損なわれる不具
合があった。
【0013】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、前述した作用及び反作用の力によるスピーカボック
スの揺動を阻止し、低音放射の力が弱まるのを防止する
と共に音質の改善を図ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のスピーカ装置は、スピーカボックスの一の面
である前面のバッフル板に音放射用のスピーカユニット
が取付けられたスピーカ装置本体をスピーカ置台にバッ
フル板が後方へ所要角度で傾斜するように載置し、スピ
ーカボックス内に発生する反作用の力に下方向、すなわ
ち、スピーカ置台方向の分力が生じるように構成したも
のである。
【0015】このようにスピーカ装置を構成することに
より、スピーカボックスは、反作用の力の下方方向の分
力によりスピーカ受台に押さえ付けるように保持されて
揺動が阻止され、低音の強力放射が可能となると共に、
スピーカユニットは聴取者の耳の方向に向くことになっ
て音質が改善される。
【0016】また、前述の構成において、バッフル板に
スピーカユニットと共に低音放射用のダクトを形成する
ことにより、反作用の力の下方方向の分力は加算されて
大となり、スピーカボックスはスピーカ受台に大きな力
で押さえ付けられることになって、揺動が確実に阻止さ
れる。
【0017】また、本発明によるスピーカ装置は、スピ
ーカ装置本体を載置するスピーカ置台を中空状に形成
し、この中空部に増幅器を内蔵する構成とすることによ
り、スピーカ装置はコンパクト化される。
【0018】また、スピーカ置台を中空状に形成し、こ
の中空部とスピーカボックスとを低音放射用のダクトを
介して連通すると共に、中空部に開口を形成した構成と
することにより、ダクトは太くしかも長く構成されるこ
とになって、ダクトの放射効率を上げることができ、低
域再生帯域の拡大が可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図11を参照して説明する。
【0020】この実施の形態は、本発明に係るスピーカ
装置を、スピーカ装置本体のスピーカボックスとスピー
カ置台を組合せて構成したものである。
【0021】先ず、図1及び図2を参照して本発明スピ
ーカ装置の実施の第1の形態例について説明する。この
第1の形態例においては、スピーカ装置本体1は、スピ
ーカボックス2の一の面としての前面にバッフル板3を
設け、このバッフル板3の上半部側にスピーカ放音孔3
aを形成し、このバッフル板3にスピーカ放音孔3aの
内側においてスピーカユニット4を固定する。
【0022】このスピーカユニット4としては例えば図
1に示す如く構成されている。すなわち、リング状マグ
ネット5とこのリング状マグネット5を挟むように取付
けられたプレート6及びヨーク7とを設けて磁気回路を
構成してこのプレート6の内周側とヨーク7のセンター
ポール7aとの間に磁気空隙8を形成している。プレー
ト6の表面側には鋼製等の漏斗状のフレーム9が取付け
られ、このフレーム9の外周部にはエッジ10が設けら
れ、このエッジ10によってコーン型の振動板11の外
周部が保持されている。
【0023】この振動板11の内周部にボイスコイルボ
ビン12が取付けられて、このボイスコイルボビン12
は後半部側にボイスコイル13が巻装され、このボイス
コイル13を前述した磁気空隙8内に挿入して保持する
ようにフレーム9に対してダンパー14により支持して
いる。また、ヨーク7の裏面側には、リング状のキャン
セルマグネット15を、マグネット5の極性と逆になる
ように取付け、このキャンセルマグネット15を含む磁
気回路をシールドケース16により被覆することにより
スピーカユニット4を構成している。
【0024】このスピーカユニット4を前述したバッフ
ル板3のスピーカ放音孔3aの内側に緩衝枠体17を介
してフレーム9の外周縁部において固定してある。
【0025】また、スピーカボックス2の所定位置、図
示例では、スピーカボックス2の後面板18に配設され
た入力端子19よりの音声信号を接続線20、スピーカ
ユニット4の端子及び錦糸線を介してボイスコイル13
に供給するように構成している。
【0026】また、この第1の形態例においては、スピ
ーカボックス2のバッフル板3の下半部側にダクト開口
3bを形成して、このダクト開口3bから内方にバッフ
ル板3に対して略直角方向に所要長さのダクト21が形
成されている。このダクト21からスピーカユニット4
の振動板11の背面から出た音の位相を反転して、スピ
ーカボックス2の外方に放射し、振動板11の前面から
の音の低音域を広げる如くしている。すなわち、このダ
クト21は低音増強用のバフレフのダクトであってスピ
ーカボックス2内の空気を外方に放射する。
【0027】そして、このように構成されるスピーカ装
置本体1は、この実施の第1の形態例においては、スピ
ーカ置台22にスピーカボックス2をバッフル板3が後
方へ所要角度θで傾斜するように載置してスピーカ装置
を構成している。すなわち、スピーカ置台22は、スピ
ーカ装置本体1のスピーカボックス2の載置面23を後
方へ所要角度θで低く傾斜して形成し、この載置面23
の後端部にスピーカボックス2の後面側を支持する支持
面24が立上げ形成されて、この載置面23と支持面に
より保持部が形成される。このスピーカ置台22はテー
ブル、棚等の台面25上に載置保持する。
【0028】次に、このように台面25上にスピーカ置
台22の傾斜する載置面23と支持面24に載置保持さ
れるスピーカ装置本体1の動作を説明する。
【0029】スピーカユニット4の振動板11が動く加
速度をα0 、スピーカユニット4の振動系の実効質量を
0 とすればスピーカユニット4の駆動の力F1 は加速
度α0 と実効質量m0 の積となる。
【0030】すなわち、F1 =m0 α0 になる。
【0031】これがスピーカの作用の力であって、この
作用の力F1 と逆向きに同じ大きさの力、すなわち、反
作用の力−F1 が発生する。
【0032】更に低音増強用のバスレフのダクト21か
らの空気の放射による作用の力をFD1とすれば、この作
用の力FD1と逆向きに同じ大きさの力、すなわち、反作
用の力−FD1として発生する。
【0033】このように、スピーカボックス2のバッフ
ル板3に配設されたスピーカユニット4及びダクト21
からスピーカボックス2内に反作用の力−F1 及び−F
D1が発生するが、この反作用の力−F1 及び−FD1は、
スピーカボックス2が後方に所要角度θで傾斜してスピ
ーカ置台22に載置されているので、下側に向くことに
なり、このため、図1に示すように反作用の力−F1
び−FD1は後方への水平の力と下方への垂直の力に分か
れて作用することになる。すなわち、スピーカユニット
4の反作用の力−F1 は、水平の分力−F1 sinθと
垂直の分力−F1 cosθに分力され、またダクト21
の反作用の力−FD1は、水平の分力−FD1sinθと垂
直の分力−FD1cosθに分力される。
【0034】そして、スピーカボックス2、スピーカユ
ニット4及びダクト21の重量の和であるスピーカ装置
本体1の自重をm1 とし、スピーカ置台22の自重をm
2 とし、更に、スピーカ置台22と台面25との間の摩
擦抵抗をRとすると次式が成立する。
【0035】F1 +FD1≒(m1 +m2 +F1 cosθ
+FD1cosθ)R+(F1 sinθ+FD1sinθ)
【0036】この式からスピーカ装置本体1の自重m1
が大きく、しかもスピーカボックス2の底面側と台面2
5との間の摩擦抵抗Rが大きい場合には、スピーカユニ
ット4の駆動による反作用の力を支えることができて、
スピーカボックス2が不動状態で保持されることがわか
る。
【0037】また、小形軽量のスピーカ装置ではスピー
カ装置本体1、すなわち、スピーカボックス2等の重量
1 を大きくすることは困難であるが、スピーカ装置本
体1側と台面25との間の摩擦抵抗Rを大きくすること
は前記重量m1 を大きくするよりも容易である。
【0038】このようにスピーカユニット4の駆動によ
る反作用の力を支えることによって、スピーカユニット
4の低音の放射の力は減少することがなくなるので非常
に強力な低音を放射できるようになり、大きな音質の改
良になる。
【0039】また、断面積の大きな長いダクトを備える
ことにより、ダクトの放射効率を上げ低音の増強を計り
低域の拡大ができるようになる。
【0040】このように、この実施の第1の形態例で
は、スピーカボックス2はバッフル板3が後方へ所要角
度θで傾斜して保持されているため、このバッフル板3
に設置されるスピーカユニット4及びダクト21の音放
射により発生する反作用の力が後方方向と下方方向に分
けられることになるので、下方方向の力がスピーカ装置
本体1の自重に加算され、この加算された下方方向の全
ての力とスピーカボックス2の底面とスピーカ置台22
の間及びスピーカ置台22の底面部と台面25の間の摩
擦抵抗の積による力で音放射の反作用の力を支えること
になって、スピーカボックス2は不動状態、すなわち、
固定状態で保持される。
【0041】このように、スピーカボックス2が不動状
態で保持されることにより、スピーカユニット4の音放
射の力の損失がなくなるので、低域の音は非常に良好で
強力になり音質の改善ができる。
【0042】また、スピーカボックス2のバッフル板3
が後方へ所要角度で傾斜していることにより、音を聴取
する場合に耳の方向にスピーカユニット4及びダクト2
1の放射方向が耳の方向に向くことになり、音質が改良
される。
【0043】以上のように構成される実施の第1の形態
例において、スピーカユニット4の駆動用の磁気回路の
構造及び大きさは、任意であることは云うまでもなく、
スピーカボックス2には複数個のスピーカユニット及び
ダクトを設置してもよく、この場合は、それぞれの放射
の力による反作用の力の下方方向の分力が加算されてス
ピーカボックス2を支える力が一層強力になる。
【0044】このようにスピーカボックス2に複数個、
例えば2個のスピーカユニットを設置する場合は、一方
を全帯域スピーカとし、他方を低音用スピーカとするこ
とができる。
【0045】また、スピーカ置台22は、スピーカボッ
クス2を両側面側からも支持できるように構成すること
ができ、この場合は、スピーカボックス2の不動保持、
すなわち固定が一層確実に行えることになる。
【0046】次に、図3及び図4を参照して本発明スピ
ーカ装置の実施の第2の形態例について説明する。第2
の形態例においては、スピーカ装置本体1は、前述した
実施の第1の形態例のスピーカ装置本体1と同様に構成
されるので対応する各部材には同一の符号を付してその
説明は省略し、スピーカ置台について説明する。
【0047】この実施の第2の形態例におけるスピーカ
置台31も、スピーカボックス2を、スピーカユニット
4及びダクト21が設置されたバッフル板3が後方へ所
要角度θで傾斜するように保持するもので、スピーカボ
ックス2の載置面32を後方へ所要角度θで低く傾斜し
て形成し、この載置面32の後端部にスピーカボックス
2の後面側を支持する支持面33が立上げ形成されて、
この載置面32と支持面33により保持部が形成され
る。
【0048】そして、この実施の第2の形態例における
スピーカ置台31は、中空状に形成されており、この中
空部34に増幅器35が内蔵されてこの増幅器35の操
作つまみ36を前面37に配設してある。
【0049】このように構成されるスピーカ置台31に
スピーカ装置本体1を載置することにより、この第2の
形態例のスピーカ装置が構成される。このスピーカ装置
においても、スピーカ装置本体1のスピーカボックス2
は、スピーカユニット4及びダクト21が設置されたバ
ッフル板3が後方へ所要角度θで傾斜してスピーカ置台
31に載置し保持されているため、前述した第1の形態
例と同様に、スピーカユニット4及びダクト21の音放
射により発生する反作用の力が後方方向と下方方向に分
けられることになって、この下方方向の分力がスピーカ
装置本体1の自重に加算される。
【0050】この下方方向の全ての力とスピーカボック
ス2の底面とスピーカ置台31の間及びスピーカ置台3
1の底面部と台面25の間の摩擦抵抗の積による音放射
の反作用の力を支えることになって、スピーカボックス
2は不動状態、すなわち固定状態で保持される。
【0051】このスピーカボックス2の不動状態での保
持により、スピーカユニット4の音放射の力の損失が低
減され、低域の音が非常に良好で強力になり、音質が改
善される。
【0052】また、この実施の第2の形態例において
も、スピーカボックス2のバッフル板3が後方へ所要角
度で傾斜していることにより、音を聴取する場合に耳の
方向にスピーカユニット4及びダクト21の放射方向が
耳の方向に向くことになり、音質が改良される。
【0053】図5及び図6は実施の第3の形態例を示
し、この第3の形態例においては、スピーカ装置本体4
1は、スピーカボックス42の前面バッフル板43にス
ピーカ放音孔43aを形成して、例えば、前述した第
1、第2の形態例において用いられているスピーカユニ
ットと同様に構成されるスピーカユニット4を取付けて
ある。また、後面板44の下半部側にはダクト開口44
aを形成してこのダクト開口44aの内面側にダクト4
5が形成されている。このダクト45からスピーカユニ
ット4の振動板11の背面から出た音の位相を反転して
スピーカボックス42の後方に放射するように構成され
ている。
【0054】また、スピーカユニット4には、前述した
第1、第2の形態例と同様に、後面板44に配設された
入力端子19よりの音声信号を接続線20、スピーカユ
ニット4の端子及び錦糸線を介してボイスコイル13に
供給するように構成されている。
【0055】このように構成されるスピーカ装置本体4
1は、前述した第2の形態例と同様に中空状のスピーカ
置台46に載置保持される。すなわち、このスピーカ置
台46も前述したスピーカ置台22,31と同様に、ス
ピーカボックス42の載置面47を後方へ所要角度θで
低く傾斜して形成し、この載置面47の後端部にスピー
カボックス42の後面側を支持する支持面48が立上げ
形成されて、この載置面47と支持面48により保持部
が形成されている。
【0056】そして、この中空状のスピーカ置台46の
支持面48には前述したスピーカボックス42の後面板
44に形成されたダクト開口44aに対応して通気開口
48aを形成して、中空部46aとダクト45を導通す
るようになされている。また、このスピーカ置台46の
前面49は、スピーカボックス42の前面、すなわち、
バッフル板43の傾斜角度θとほぼ等しい角度で傾斜し
て形成されて、この前面49には開口49aが形成され
ている。
【0057】このように構成される第3の形態例におい
ても、スピーカ装置本体41は、前述した第1及び第2
の形態例と同様にスピーカボックス42がスピーカ置台
46と共に台面25に対して不動状態、すなわち、固定
状態で保持される。
【0058】すなわち、この第3の形態例においては、
スピーカボックス42のダクト45とスピーカ置台46
の中空部46aと導通されて、このスピーカ置台46の
傾斜前面49には開口49aが形成されていることによ
り、中空部46aは中音道となり、スピーカボックス4
2のダクト45が延長されることになって、ダクト45
からの低音の放射はスピーカ置台46の中空部46aを
通して前面開口49aから前方に放射される。これによ
りダクト45の放射効率が向上され、低音の放射が一層
強力に改良される。
【0059】このスピーカ置台46には、開口49aか
らの音の放射による作用の力と逆向きに反作用の力が発
生する。この反作用の力は、スピーカ置台46の開口4
9aは傾斜前面49に形成されていることにより、下側
に向くことになり、前述した第1の形態例で説明したよ
うに、後方への水平の力と下方への垂直の力に分かれて
作用する。
【0060】そして、この反作用の力による下方への垂
直の分力は、スピーカ装置本体41の自重に、スピーカ
ユニット4側において生じる反作用の力の下方への垂直
の分力及びスピーカ置台46の自重と共に加算されてス
ピーカ置台46が載置される台面25に加わり、この下
方への全ての力とスピーカ置台46の底面部と台面25
の間の摩擦抵抗の力によってスピーカボックス42は音
放射の反作用の力が支えられて台面25に対して不動状
態で保持、すなわち、固定される。
【0061】このように、この第3の形態例において
も、スピーカボックス42は不動状態で保持されること
により、スピーカユニット4の音放射の力の損失が減少
されるので、低域の音は非常に良好で強力になり、音質
が改善される。また、スピーカボックス42のバッフル
板43が後方へ所要角度で傾斜し、また、スピーカ置台
46の開口49aが形成された前面49も後方へ傾斜し
ていることにより、スピーカユニット4及びダクト45
の放射方向が聴取者の耳の方向に向くことになり、音質
が改良される。
【0062】この第3の形態例において、スピーカ置台
46の傾斜前面49の開口49aには、内面側に、図5
に二点鎖線で示すように、傾斜前面49に対して略直角
方向にダクト49bを形成することにより、低音放射が
更に強力に行われ、低域の音は一層良好で強力になる。
【0063】このようにスピーカ置台46の前面49の
開口49aにダクト49bを形成した場合のスピーカ装
置での電気的な等価回路は、図7のように表わすことが
できる。
【0064】この図7において、スピーカ装置本体41
側においては、S0 はスピーカユニット4の支持系のス
チフネス、MD はスピーカユニット4の支持系の等価質
量、R0 はスピーカユニット4の等価機械抵抗、SC
スピーカボックス42内のスチフネス、MBDはスピーカ
ボックス42内のダクト45部分の等価質量である。そ
して、SSCはスピーカ置台46の中空部46a内のスチ
フネス、MSDはスピーカ置台46内のダクト49b部分
の等価質量であり、MD はダクト放射質量、RD はダク
ト放射抵抗である。
【0065】このように、スピーカ置台46を中空状に
形成し、この中空部46aに開口49aを形成してこの
開口49aにダクト49bを形成すると共に、中空状部
46aにスピーカボックス42内のダクト45を連通す
ることにより、ダクトが太く、しかも長く延長されるこ
とになって、低域の帯域拡大及び放射効率が向上し、低
音放射が強力に行われる。
【0066】また、スピーカボックス42側にはダクト
を形成せず、ダクト開口44aのみを形成し、一方、ス
ピーカ置台46の支持面48の開口48aの外面側にダ
クト45を突出形成してこのダクト45をスピーカボッ
クス42内にダクト開口44aから挿入してスピーカボ
ックス42内に配置してもよく、この場合はスピーカボ
ックス42とスピーカ置台46との接合が一層確実に行
えることになる。
【0067】図8及び図9は実施の第4の形態例を示
し、この第4の形態例においては、スピーカ装置本体5
1は、スピーカボックス52の前面バッフル板53にス
ピーカ放音孔53aを形成して、例えば、前述した第1
〜第3の形態例において用いられているスピーカユニッ
トと同様に構成されるスピーカユニット4を取付けてあ
り、底面部54にダクト開口54aを形成してこのダク
ト開口54aの内面側にダクト55が底面部54に対し
てほぼ垂直に立上げ形成されている。このダクト55か
らスピーカユニット4の振動板11の背面から出た音の
位相を反転してスピーカボックス52の下方に放射する
ように構成されている。
【0068】また、スピーカユニット4には、前述した
第1〜第3の形態例と同様に、後面板56に配設された
入力端子19よりの音声信号を接続線20、スピーカユ
ニット4の端子及び錦糸線を介してボイスコイル13に
供給するように構成されている。
【0069】このように構成されるスピーカ装置本体5
1は、前述した第2及び第3の形態例と同様に中空状の
スピーカ置台57に載置保持される。このため、このス
ピーカ置台57も、前述したスピーカ置台と同様に、ス
ピーカボックス52の載置面58を後方へ所要角度θで
低く傾斜して形成し、この載置面58の後端部にスピー
カボックス52の後面側を支持する支持面59が立上げ
形成されて、この載置面58と支持面59により保持部
が形成されている。
【0070】そして、この中空状のスピーカ置台57の
載置面58には、前述したスピーカボックス52の底面
部54に形成されたダクト開口54aに対応して通気開
口58aを形成し、中空部57aとダクト55を導通す
るようになされている。また、このスピーカ置台57の
前面60は、スピーカボックス52の前面、すなわち、
バッフル板53の傾斜角度θとほぼ等しい角度で傾斜し
て形成されて、この前面60には開口60aが形成され
ている。
【0071】このように構成される第4の形態例におい
ても、スピーカ装置本体51は、前述した第1〜第3の
形態例と同様にスピーカボックス52がスピーカ置台5
7と共に台面25に対して不動状態で保持される。
【0072】すなわち、この第4の形態例においても、
スピーカボックス52のダクト55とスピーカ置台57
の中空部57aと導通されて、このスピーカ置台57の
傾斜前面60には開口60aが形成されていることによ
り中空部57aは中音道となり、スピーカボックス52
のダクト55が延長されることになって、ダクト55か
らの低音の放射は、スピーカ置台57の中空部57aを
通して前面開口60aから前方に放射される。これによ
りダクト55の放射効率が向上され、低音の放射が一層
強力に改良される。
【0073】このスピーカ置台57には、開口60aか
らの音の放射による作用の力と逆向きに反作用の力が発
生する。この反作用の力は、スピーカ置台57の開口6
0aは傾斜前面60に形成されていることにより、下側
に向くことになり、前述した第1の形態例で説明したよ
うに、後方への水平の力と下方への垂直の力に分かれて
作用する。
【0074】そして、この反作用の力による下方への垂
直の分力は、スピーカ装置本体51の自重に、スピーカ
ユニット4側において生じる反作用の力の下方への垂直
の分力及びスピーカ置台57の自重と共に加算されてス
ピーカ置台57が載置される台面25に加わり、この下
方への全ての力とスピーカ置台57の底面部と台面25
の間の摩擦抵抗の力によってスピーカボックス52は音
放射の反作用の力が支えられて台面25に対して不動状
態で保持、すなわち、固定される。
【0075】このように、この第4の形態例において
も、スピーカボックス52は不動状態で保持されること
により、スピーカユニット4の音放射の力の損失が減少
され、また、この第4の形態例の構成では、ダクト55
はスピーカボックス52内に上下方向に形成するので全
長を長く形成できて、低域の音を非常に良好で強力に放
射できると共に音質が改善される。
【0076】また、スピーカボックス52のバッフル板
53が後方へ所要角度で傾斜し、また、スピーカ置台5
7の開口60aが形成された前面60もバッフル板53
と同様に後方へ傾斜していることにより、スピーカユニ
ット4及びダクト55の放射方向が聴取者の耳の方向に
向くことになり、音質が改良される。
【0077】また、この第4の形態例においても、前述
した第3の形態例の場合と同様に、スピーカ置台57の
傾斜前面60の開口60aには、内面側に、図8に二点
鎖線で示すように、傾斜前面60に対して略直角方向に
ダクト60bを形成することにより、低音放射が更に強
力に行われ、低域の音は一層良好で強力になる。
【0078】また、スピーカボックス52側には、ダク
トを形成せず、ダクト開口54aのみを形成し、一方、
スピーカ置台57の載置面58の開口58aの上面側に
ダクト55を植立形成し、このダクト55をスピーカボ
ックス52内にダクト開口54aから挿入してスピーカ
ボックス52内に配置してもよく、この場合は、スピー
カボックス52とスピーカ置台57との接合が一層確実
に行えることになる。更に、図10及び図11は実施の
第5の形態例を示し、この第5の形態例のスピーカ装置
は全帯域スピーカとしての第1のスピーカユニットとス
ーパーウーファ用のスピーカとしての第2のスピーカユ
ニットを備えて構成したものである。
【0079】すなわち、この第5の形態例におけるスピ
ーカ装置本体61は、スピーカボックス62の前面バッ
フル板63の上半部側にスピーカ放音孔63aを形成し
て全帯域スピーカとしての第1のスピーカユニット64
が取付けられており、一方、後面板65の上半部側に
は、前面バッフル板63側のスピーカ放音孔63aと対
向する位置に、大径のスピーカ放音孔65aを形成して
スーパーウーファ用のスピーカとしての第2のスピーカ
ユニット66が取付けられている。そして、前面バッフ
ル板63の下半部側にダクト開口63aを形成して、こ
の内側にダクト67が形成されている。このダクト67
は、前面バッフル板63の内面側にダクト開口63aに
連通してほぼ直角方向に形成されるインナーダクト67
aとこのインナーダクト67aを所定長さ内でオーバラ
ップし、後面板65の内面側にほぼ直角方向に形成され
るアウターダクト67bとにより形成されて、ダクト長
さ、すなわち、ダクト開口63bに導通する音道が長く
形成され、ダクト開口63bに放射する空気の等価質量
及び等価抵抗を大きくするように構成されている。
【0080】なお、第1及び第2のスピーカユニット6
4及び66は磁気シールド形ではない通常のスピーカで
あって、前述した第1〜第4の形態例に用いられるスピ
ーカユニット4からキャンセルマグネット15とシール
ドケース16を除いた構成に相当するので前述したスピ
ーカユニット4の対応する部材と同様の部材には、同一
符号を付して説明は省略する。
【0081】このように構成されるスピーカ装置本体6
1も、スピーカ置台68にスピーカボックス62が前面
バッフル板63側を後方に所要角度θで傾斜して載置保
持される。このため、このスピーカ置台68も、前述し
た第1〜第4の形態例のスピーカ置台と同様に、スピー
カボックス62の載置面69を後方へ所要角度θで低く
傾斜して形成し、この載置面69の後端部にスピーカボ
ックス62の後面側を支持する支持面70が立上げ形成
されて、この載置面69と支持面70により保持部が形
成されている。
【0082】この第5の形態例におけるスピーカ置台6
8も中空状に形成されており、この中空部68aに増幅
器等を内蔵できるものである。
【0083】このように構成されるスピーカ置台68に
スピーカ装置本体61を載置することにより、第5の形
態例のスピーカ装置が構成される。このスピーカ装置に
おいてもスピーカ装置本体61のスピーカボックス62
は、第1のスピーカユニット64及びダクト開口63b
が設置された前面バッフル板63が後方へ所要角度θで
傾斜してスピーカ置台68に載置し支持されているた
め、前述した第1の形態例と同様に、第1のスピーカユ
ニット64及びダクト開口63bからの音放射により発
生する反作用の力が後方方向と下方方向に分けられるこ
とになって、この下方方向の力がスピーカ装置本体61
の自重に加算される。
【0084】この下方方向の全ての力とスピーカボック
ス62の底面とスピーカ置台68の間及びスピーカ置台
68の底面部と台面25の間の摩擦抵抗の積による力で
音放射の反作用の力を支えることになって、スピーカボ
ックス62は不動状態、すなわち、固定状態で保持され
る。
【0085】このスピーカボックス62の不動状態での
保持により、スピーカユニット64,66の音放射の力
の損失が低減され、低域の音が非常に良好で強力になり
音質が改善される。
【0086】また、この第5の形態例においても、スピ
ーカボックス62のバッフル板63が後方へ所要角度で
傾斜していることにより、音を聴取する場合に耳の方向
に全帯域スピーカとしての第1のスピーカユニット64
及びダクト開口63bからの音放射方向が耳の方向に向
くことになるので音質が改良される。
【0087】以上、本発明の実施の各形態例について説
明したが、本発明はこれ等の実施の形態例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱することなく、その
他種々の構成が採り得るものである。
【0088】例えば、スピーカユニットとしては、図示
の構成のものに限ることなく、他の構成のスピーカユニ
ットを適用てのるものであり、また、スピーカボック
ス、スピーカ置台は合成樹脂材により成形できるもの
で、この場合、ダクトも一体成形できるが、このダクト
を別体に作製し、スピーカボックス、スピーカ置台の成
形後、取付けることもできる。なお、スピーカボック
ス、スピーカ置台の形成材料としては合成樹脂材に限る
ことなく、木板等も使用できることは勿論である。
【0089】また、スピーカボックスのダクト開口は、
前面バッフル板、後面板ではなく、スピーカボックスの
左右側面板に形成して、スピーカボックスの左右側板か
ら低音を放射させるようにしてもよい。この場合、スピ
ーカボックスをスピーカ置台に対して左側又は右側方向
に傾斜して載置保持させることにより、放音による反作
用の力は下方方向に分力されて前述した作用及び効果を
奏することになる。
【0090】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スピーカ
ユニットと共に低音放射用のダクトを備えたスピーカボ
ックスをスピーカ置台に、スピーカユニットを取付けた
バッフル板を後方に傾斜して載置保持し、スピーカボッ
クス内に発生する反作用の力にスピーカ置台方向の分力
が生じるように構成したので、スピーカボックスは、ス
ピーカ置台に対して押さえ付けられるように保持されて
揺動が阻止される。従ってスピーカユニットの音放射の
力の損失が低減されて、小形軽量のスピーカ装置であっ
ても、音質が大幅に改良され、特に音の放射の力が増大
されて強力な低音を放射できて、強力な低音放射と高音
質のものを得ることができる。
【0091】また、スピーカボックスのスピーカユニッ
トが取付けられたバッフル板は、後方へ傾斜されて、聴
取者の耳の方向に向くことになるので音質が一層改善さ
れる。
【0092】また、本発明においては、スピーカ置台を
中空状に形成することにより増幅器を内蔵できて、コン
パクトなスピーカ装置を構成できる。
【0093】また、スピーカ置台を開口を有する中空状
に形成し、スピーカボックスとダクトを介して連通する
ことにより、ダクトが太く、しかも長く構成されること
になるので、ダクトの放射効率を向上させることができ
て低域再生帯域の拡大ができ、更に強力な低音放射がで
きて音質が大きく改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカ装置の第1の形態例の側断面
図である。
【図2】図1に示すスピーカ装置のスピーカ置台の斜視
図である。
【図3】本発明のスピーカ装置の第2の形態例の側断面
図である。
【図4】図3に示すスピーカ装置のスピーカ置台の斜視
図である。
【図5】本発明のスピーカ装置の第3の形態例の側断面
図である。
【図6】図5に示すスピーカ装置のスピーカ置台の斜視
図である。
【図7】図5に示すスピーカ装置の電気的等価回路図で
ある。
【図8】本発明のスピーカ装置の第4の形態例の側断面
図である。
【図9】図8に示すスピーカ装置のスピーカ置台の斜視
図である。
【図10】本発明のスピーカ装置の第5の形態例の側断
面図である。
【図11】図10に示すスピーカ装置のスピーカ置台の
斜視図である。
【図12】従来のスピーカ装置の側断面図及びその電気
的等価回路である。
【符号の説明】
1,41,51,61‥‥スピーカ装置本体、2,4
2,52,62‥‥スピーカボックス、3,43,5
3,63‥‥バッフル板、4,64,66‥‥スピーカ
ユニット、21,45,55,67‥‥ダクト、22,
31,46,57,68‥‥スピーカ置台、23,3
2,47,58,69‥‥載置面、25‥‥台面、3
4,46a,57a,68a‥‥中空部、49a,60
a‥‥開口、49b,60b‥‥ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 明広 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカボックスの一の面のバッフル板
    に音放射用のスピーカユニットが取付けられたスピーカ
    装置本体を、スピーカ置台に前記バッフル板が後方へ所
    要角度で傾斜するように載置し、 上記スピーカボックス内に発生する反作用の力に前記ス
    ピーカ置台方向の分力が生じるようにしたことを特徴と
    するスピーカ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスピーカ装置におい
    て、 前記スピーカ装置本体の前記バッフル板に前記スピーカ
    ユニットと共に低音放射用のダクトを設け、前記スピー
    カユニットの反作用の力と前記ダクトの反作用の力にそ
    れぞれ前記スピーカ置台方向の分力を生じるようにした
    ことを特徴とするスピーカ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のスピーカ装置におい
    て、 前記スピーカ置台を中空状に形成したことを特徴とする
    スピーカ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のスピーカ装置におい
    て、 前記スピーカ置台の中空内部と前記スピーカ装置本体の
    前記スピーカボックスの内部とを低音放射用のダクトを
    介して連通すると共に前記スピーカ置台に外方へ開放す
    る開口を設けたことを特徴とするスピーカ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のスピーカ装置におい
    て、 前記スピーカ置台の中空内部に前記スピーカユニットの
    増幅器を内蔵し、操作部材を表面側に配設したことを特
    徴とするスピーカ装置。
JP4358398A 1998-02-25 1998-02-25 スピーカ装置 Pending JPH11243592A (ja)

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