JPH11241387A - 浴槽用排水栓装置の取付け構造及びその取付け方法 - Google Patents

浴槽用排水栓装置の取付け構造及びその取付け方法

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JPH11241387A
JPH11241387A JP4387098A JP4387098A JPH11241387A JP H11241387 A JPH11241387 A JP H11241387A JP 4387098 A JP4387098 A JP 4387098A JP 4387098 A JP4387098 A JP 4387098A JP H11241387 A JPH11241387 A JP H11241387A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽載置型の床パンの排水口と浴槽の排水口
とを連結する可撓性を有する排水継手を備えた浴槽にお
いても、前記排水口間の水漏れを確実に防止できる浴槽
用排水栓装置の取付け構造を提供する。 【解決手段】 排水継手4にレリース挿通孔45を開孔す
る。そしてそのレリース挿通孔45にレリース11を水密状
に嵌挿させてレリース11とレリース挿通孔45との水密性
を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽の排水部の開
閉栓を遠隔操作する排水栓装置の取付け構造及びその取
付け方法に関する。
【0002】
【従来背景】従来から、浴槽載置型床パンに浴槽、便
器、洗面器等が載置された衛生設備室等では、浴槽から
の排水が便器及び洗面器側の床面に排水されると汚れた
排水で床面が水浸しになって便器及び洗面器使用時に非
常に不快であるし、また不衛生であるため、床パンに浴
槽専用のパン排水口を設け、そのパン排水口とその床パ
ンに載置される浴槽の浴槽排水口とを、ゴム等を用いて
外周をジャバラ状等に形成した弾性を有する排水継手で
連結しているものがある。上記した排水継手で連結する
ことで、浴槽からの排水は便器及び洗面器側の床面に排
水されないし、しかも床パンの排水口と浴槽の排水口の
芯のずれ及び浴槽と床パンとの高さに排水継手の弾性変
形によって対応可能であり、浴槽及び床パンにおける排
水口の芯出しの成型誤差がある場合や、脚部の高さの異
なる浴槽を載置して浴槽の底と床パンとの高さが変わっ
た場合でも排水継手の弾性変形により水密が妨げられる
ことなく確実に連結されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、浴槽の排水
口の開閉をその排水口から離間した場所から遠隔操作す
るようにした排水栓装置があり、操作部の操作のみで確
実に排水口の開閉栓を行うことができるため非常に便利
なものである。上記排水栓装置は多種に亘って存在する
が、浴槽排水口に取付けられる排水部と、その排水口か
ら離間した部位(例えば浴槽の上縁部)に取付けられた操
作部とを、浴槽の裏側から、両端に前記排水部及び操作
部に着脱可能に連結する連結部を有したレリースで連結
するようにした構造のものが一般的に使用されている。
しかしながら、上記した排水装置を、上述した浴槽載置
型床パンに載置されて弾性を有する排水継手を介して連
結される浴槽に配設したものは、現在のところ未だ開発
されていない。
【0004】本発明は上記した従来の実情からみてなさ
れたもので、その目的とするところは、浴槽載置型床パ
ンのパン排水口と浴槽の浴槽排水口とを弾性を有する排
水継手を介して連結する浴槽に、浴槽排水口の開閉を遠
隔操作する排水栓装置を水密を保持して取付ける取付け
構造を提供することにある。また、上記浴槽に取付けら
れる排水栓装置の取付け方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明は下記の技術的手段を講じた。 (請求項1) 浴槽載置型の床パンのパン排水口と浴槽
排水口とを、弾性を有する排水継手を介して接続した浴
槽への排水栓装置の取付け構造であって、その排水栓装
置が、浴槽排水口内に配設され上下動して同排水口を開
閉する排水部と、浴槽の所望個所に配設した操作部と、
一端に前記排水部との連結部を備え操作部の操作力を排
水部に伝達して浴槽排水口を開閉するレリースとで構成
され、前記排水継手の所望個所にレリース挿通孔を開孔
し、該挿通孔に前記レリースを挿通し、且つ、そのレリ
ースとレリース挿通孔との間を水密状にした。上記、レ
リースとレリース挿通孔間の水密を保持する具体的な構
造としては、以下の請求項2乃至請求項4の技術的手段
により達成できる。 (請求項2) 上記レリース挿通孔をレリースの径より
も小径にした。 (請求項3) 上記排水継手をその所望個所に肉厚な非
変形部を形成すると共に、その非変形部に上記レリース
挿通孔を開孔して構成し、該挿通孔をレリースにおける
連結部の径に対して同等径、若しくは、大径とし、前記
レリースに被覆膜を被覆し、その被覆膜をレリース挿通
孔に水密状に嵌挿した。 (請求項4) 上記連結部の径に対して同等径、若しく
は、大径としたレース挿通孔に代えて、連結部の径に対
して同等径、若しくは、大径とした凹部を底部の肉厚を
薄肉にして凹設すると共に、その凹部の底部に該凹部よ
りも小径な孔を同芯状に開孔してレリース挿通孔を構成
した。上記した取付け構造の取り付け方法として請求項
5及び請求項6の技術的手段により達成できる。 (請求項5) 浴槽載置型の床パンのパン排水口と浴槽
排水口とを、弾性を有する排水継手を介して接続する浴
槽への排水栓装置の取付け方法であって、浴槽の所望個
所に配設される操作部と浴槽の排水口内に着脱可能に配
設されて上下動して同排水口を開閉する排水部とを連絡
する操作力伝達用のレリースよりも長尺とする線状体の
後端に、前記レリースの先端に備えられて排水部を連結
する連結部に連結する被連結部を有した連結具を用意
し、その線状体の先端を浴槽に配設されて操作部を貫通
保持する取付け部と、排水継手に開孔した挿通孔に挿通
して排水継手内に位置させた後、浴槽を床パンに載置し
て排水継手と浴槽排水口を接続し、その後、浴槽内に臨
む線状体の先端を摘まんで被連結部が浴槽内に突出する
まで引き出し、その後、前記連結部に対する被連結部の
連結を解き、その連結部に排水部を取付けてその操作部
を浴槽排水口にセットし、且つ、レリースの後端に接続
されている操作部を前記取付け部にセットする。 (請求項6) 上記連結具における線状体の先端に折り
曲げ可能な引き出し片を備えた。
【0006】上記請求項1の技術的手段によると、排水
栓装置は、レリースが排水継手に開孔されたレリース挿
通孔に水密状に挿通される嵌挿されて浴槽にセットされ
る。上記請求項2の技術的手段によると、レリースの径
よりも小径にしたレリース挿通孔は、弾性を有する排水
継手の伸縮作用により弾性収縮してレリースに密着して
水密を保持する。また、レリースにおける連結部の径が
レリースの径よりも大径である場合、連結部がレリース
挿通孔を広げながら排水継手内に挿通する。上記請求項
3の技術的手段によると、排水継手は、変形部とその変
形部の肉厚よりも厚肉とする非変形部とで構成され、床
パンの排水口と浴槽の排水口の芯のずれ及び浴槽と床パ
ンとの高さには変形部の弾性変形によって対応する。レ
リースは、排水部を排水口に取付けた状態でレリースに
おける被覆膜が上記非変形部に開孔された挿通孔に水密
状に嵌挿される。レリース挿通孔は、上記被覆膜の外径
に対して同等径、若しくは、大径であるため、連結部か
ら連続する被覆膜の貫通時にほとんど抵抗が生じない。
また、請求項4の技術的手段によると、上記挿通孔にレ
リースにおける被覆膜が貫通することで広がる小径の孔
の弾性収縮によって、孔の縁部が被覆膜に密着して被覆
膜と挿通孔との水密性が更に向上する。上記排水栓装置
を請求項5の取付け方法を用いて取付けることによれ
ば、浴槽を床パンに載置した状態で容易に、しかも迅速
に排水栓装置の取付けができる。また、請求項6に記載
の連結具を用いて排水栓装置の取付けを行うことによれ
ば、引き出し片を折り曲げて浴槽の上縁部などに引っ掛
けて排水栓装置の取付けを行う。
【0007】
【発明の効果】上記した構成によれば本発明は、浴槽載
置型床パンのパン排水口と浴槽の浴槽排水口とを弾性を
有する排水継手を介して連結する浴槽においても、排水
口の開閉を遠隔操作する排水栓装置を、前記両排水口間
の水密を保持して取付けできる取付け構造である。ま
た、請求項2のようにレリース挿通孔がレリースの径よ
りも小径であれば、レリースが貫通することで広がるレ
リース挿通孔がその弾性収縮によって、レリースに密着
して水密性が保持される。その上、排水継手の変形がレ
リース挿通孔をつぶして広げるように作用しても、該挿
通孔は前記したように弾性収縮するから確実に水漏れを
防止することができる。しかも、レリースにおける連結
部の径がレリースよりも大径であっても、レリース挿通
孔が連結部で押し広げられるから十分に挿通可能であ
る。そして、請求項3のような取付け構造であれば、床
パンの排水口と浴槽の排水口の芯のずれ及び浴槽と床パ
ンとの高さの誤差には変形部の変形で対応し、レリース
は変形しない非変形部に開孔されたレリース挿通孔に嵌
挿され、レリースに被覆した被覆膜がレリース挿通孔に
水密状に嵌挿されているから、排水口間の水漏れを確実
に防止する上で非常に高い効果を有する。しかも、レリ
ースの取付けのときに連結部や被覆膜が挿通孔に引っか
かることなくスムースに貫通するから、レリースの取付
けを排水継手やレリースの破損等の心配がなく行える
し、その作業を迅速に行う上で非常に有効である。更
に、レリース挿通孔を請求項4のようにすれば、該挿通
孔にレリースにおける被覆膜が貫通することで広がる小
径な孔の弾性収縮によって、孔の縁部が被覆膜に密着し
て被覆膜と挿通孔との水密性が更に向上するから、より
確実に水漏れを防止することができる。上記排水栓装置
の取付けを請求項5の方法を用いて行うことで、浴槽を
床パンに載置したままで、しかも浴槽自体に何ら手を加
えずに排水栓装置の取付けが可能であるから、排水栓装
置の取付けが非常に容易であるし、浴槽や排水継手の破
損等の危険性の心配をすることなく迅速且つ確実に行え
るし、排水栓装置のメンテナンスを行うときでも浴槽を
載置した状態で排水栓装置を着脱できる。また、請求項
6の方法であれば、引き出し片を折り曲げて浴槽の上縁
部などに引っ掛けて排水栓装置の取付けを行うことによ
って、線状体を誤って排水口に落下させてしまうなどの
心配がなく行えるから、排水栓装置の取付けを確実に行
う上で非常に有効である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明すると、図1乃至図3は排水栓装置の取
付け構造を示し、図4乃至図9は排水栓装置の取付け方
法を示している。図中1は排水栓装置、2は浴槽、3は
浴槽載置型の床パン、4は排水継手である。
【0009】排水栓装置1は、レリース11の一端に浴槽
2の排水口21の開閉をする排水部12が、他端に前記排水
部12の開閉を遠隔操作する操作部13が夫々連結されてお
り、操作部13の押動毎に排水部12におけるメカボックス
121 に内蔵したスラストロック機構122 が作動すること
で栓蓋123 の上昇・下降が行われて交互に開閉栓をする
ようにした今日周知のものである。上記レリース11の両
端には、メカボックス121及び操作部13における支持筒1
31とに螺合連結する連結部111,112が設けられており、
この螺合を解除することでレリース11と排水部12及び操
作部13とが分離されるようになっている。上記連結部11
1には、レリース11内をスライドするワイヤ113の先端に
設けられたプランジャ114の上下動を案内するプランジ
ャガイド115が一体に設けられている。また、上記レリ
ース11には、その外側に連結部111と連続状にその連結
部111の最大径と同径の被覆膜5が配設され、その被覆
膜5は、ゴム等の弾性材を用いて上記排水部12が浴槽2
の排水口21に取付けられた状態において、後述する排水
継手4におけるレリース挿通孔45に貫通支持される長さ
以上、且つ、後述する排水栓装置1の取付け方法の説明
において、排水部12を取付け得る程度に連結部111を浴
槽2内に引っ張り上げたときに貫通支持される長さ以上
の長さを有している。
【0010】このように構成された排水栓装置1は、床
パン3に載置された浴槽2の排水口21と上縁部22との間
に亘って、浴槽2の外側からその浴槽排水口21と床パン
3のパン排水口31とを連結する排水継手4を貫通して配
設されている。上記排水部12は、浴槽2の浴槽排水口21
に貫通され、該排水口21の縁部を上記排水継手4と挟持
するように固定された排水筒211 の内周面と、排水部12
におけるメカボックス121 の外周面との間に設けられた
係止手段6によって弾性的に係止され、工具を使用する
ことなく着脱可能となっている。上記操作部13は、浴槽
2の上縁部22における取付け部221 に貫通され、該取付
け部221 の縁部を締め付け金具222 と挟持するように固
定された操作筒223 の内周面と、操作部13における支持
筒131 の外周面との間に設けられた係止手段6によって
弾性的に係止され、上記排水部12と同様に工具を使用す
ることなく着脱可能となっている。尚、上記した排水部
12及び操作部13を着脱可能に取付ける係止手段6は、本
出願人が出願した特開平9−60073号において既に
提案済みであるため、その具体的な説明については省略
する。
【0011】排水継手4は、ゴム等の弾性材を用いて上
端の内周縁に径方向に凹む凹部41を周設すると共に、そ
の下側に変形部42を一体形成し、且つ、その下側に前記
凹部41及び変形部42の肉厚よりも厚肉とする非変形部43
を形成し、更に、その下側に上記床パン3のパン排水口
31と連結され前記非変形部43よりも小径とする筒部44を
形成して構成されている。上記凹部41には、上記浴槽2
における浴槽排水口21の排水筒211 の外周に螺合締め付
けすることで排水筒211 を浴槽排水口21に固定する締め
付けリング7が嵌入されている。上記変形部42は、その
形状がジャバラ状を呈しており、このように形成するこ
とによって、浴槽2と床パン3の両排水口21,31の芯の
ずれや浴槽2と床パン3の間の高さに対して変形部42が
弾性変形することで対応する。上記非変形部43は、その
外径を上記変形部42の最大外径と同径とする筒状に形成
され、その周面には上記レリース11を貫通支持する挿通
孔45が開孔されている。上記筒部44は、床パン3のパン
排水口31に固定された排水連結管32に弾性的に嵌合する
と共に、締め付けリング441 で締め付けられている。
尚、符号33は排水トラップであり、この排水トラップ33
を上記排水連結管32の床パン3のパン排水口31の下側か
ら突出する外周に螺合締め付けることによって、前記排
水連結管32とでパン排水口31の縁部を挟持して床パン3
に固定されている。
【0012】上記排水継手4におけるレリース挿通孔45
は図2及び図3に示すように、非変形部43の外周に、上
記レリース11に配設された被覆膜5の外径よりも若干大
径とする凹部451 と、その凹部451 の底部452 の中心に
前記被覆膜5よりも小径とする孔453 とで構成されてい
る。上記凹部451 の底部452 の肉厚は、凹部451 の深さ
を非変形部43の肉厚の大部を占める深さにすることによ
って、排水継手4を構成する各部位の肉厚よりも薄肉と
されている。このようにしたレリース挿通孔45は、被覆
膜5を貫通支持した状態において孔453径が広がると共
に、その弾性収縮によって孔453の縁部や底部452 面が
被覆膜5に密着して被覆膜5とレリース挿通孔45との水
密性を保持するようにされている。
【0013】以下、上記した排水栓装置1の取付け方法
を図1及び図4乃至図9を用いて順を追って説明する。
先ず、図4に示すように、線状体81の一端に上記レリー
ス11の連結部111 と連結される被連結部82を設ける一
方、他端に折り曲げ可能な引き出し片83を設けて構成し
た連結具8を用意する。ここで、上記連結具8の構成を
詳述すると、線状体81は、排水栓装置1の全長よりも大
幅に長尺とし、綿やナイロン等の素材を用いてなる組紐
や編紐等の柔軟性、引っ張り強度に優れているものであ
る。被連結部82は、その外径が上記連結部111 の最大径
と同径とすると共に、先端を球面状にした略キャップ状
に形成され、内周面に上記連結部111 における雄ネジ部
116に螺合する雌ネジ部821が形成されている。引き出し
片83は、細身の針金などを用いて折り曲げ可能としてお
り、これにより例えば、上記浴槽2の上縁部22等に引っ
掛け可能な形状に折り曲げたり、連結具8を収納すると
きに、線状体81を折り畳んでその折り畳んだ線状体81に
引き出し片83を巻き付けてほぐれないようにまとめたり
することもできる。
【0014】次に、図5に示すように、上記連結具8
を、浴槽2を床パン3に載置する前に、前記連結具8に
おける被連結部82と排水部12を外したレリース11の連結
部111とを連結し、引き出し片83を取付け部222 の上側
から挿通すると共に、排水継手4の外側からレリース挿
通孔45に挿通して排水継手4の内側に望ませておく。上
記引き出し片83をレリース挿通孔45に挿通する前に、後
述する引き出し片83を浴槽2内に引き出す行程におい
て、引き出し片83をつまみやすいように折り曲げてお
き、折り曲げた状態でレリース挿通孔45に挿通すると共
に、排水継手4内に望む引き出し片83の先端を上向きに
しておく。また、折り曲げた引き出し片83の先端を排水
継手4におけるジャバラ状の変形部42に引っ掛けておい
てもよい。
【0015】そして、図6に示すように、浴槽2を床パ
ン3に載置すると共に、浴槽2の浴槽排水口21から指や
ピンセットなどを用いて排水継手1の内側に望む引き出
し片83の先端をつまんで浴槽2内に引っ張り上げ、その
引き出し片83の先端から排水筒211を挿通し、該筒を排
水継手4に接続する。
【0016】次に、図7に示すように上記線状体81を更
に排水口21側から引っ張って前記被連結部82をレリース
挿通孔45から排水継手4内に挿通させると共に、更に線
状体81を引っ張って図8に示すように被連結部82を浴槽
2内に露出させる。このとき連結部82を引っ張り上げる
量は、排水部12を支障なく取付け得る量とすると共に、
被覆膜5がレリース挿通孔45に貫通支持される量とす
る。
【0017】上記線状体81を浴槽2の排水口21側から引
っ張って前記被連結部82を排水口21から浴槽2内に露出
させる行程では、前記被連結部82の先端が上記したよう
に球面状であるため、この先端がレリース挿通孔45を貫
通するときにレリース挿通孔45における孔453 の径を徐
々に広げながら引っかかることなくスムースに通過す
る。しかも、上記被連結部82の外径が連結部111 の最大
外径と同径であるため、貫通するときに上記挿通孔45に
おける凹部451 に引っかかることなくスムースに通過す
る。
【0018】続いて、図8に示すように、操作部13に押
しボタン131 を取付けると共に、その操作部13を取付け
部221に嵌合した後、連結具8をレリース11の連結部111
から外して排水部12を連結部111に取付ける。
【0019】そして最後に、図9に示すように上記排水
部12を排水筒211 に取付けることで排水栓装置1の取付
けが完了する。
【0020】また、上記のように取付けられた排水栓装
置1をメンテナンスや交換などで取り外す場合には、浴
槽2を床パン3に載置した状態で、排水部12を引き抜く
と共に、排水部12を連結部111から外してその連結部111
に連結具8を連結する。次に、操作部13を取付け部221
から引き抜いてレリース11全体を引っ張り出すと共に、
そのレリース11から被連結部82を外す。そして、新しい
排水栓装置を用意し、排水部をレリースの連結部から外
すと共に、その連結部に被連結部82を連結して上述した
取付け方法と同様の行程を行う。したがって、排水栓装
置1のメンテナンスや交換などを行う場合でも、浴槽2
を取り外したり、浴槽2のエプロンなどを取り外したり
するようなことをせずに排水栓装置1を取り外すことが
できる。
【0021】尚、本実施の形態における排水栓装置1
は、排水部12にスラストロック機構122を内蔵したもの
で説明されているが、操作部13にスラストロック機構12
2を内蔵したものでもよいものである。また、スラスト
ロック機構122 を用いないで、操作部の押し引き操作に
よって排水部の遠隔操作を行う排水栓装置でも可能なも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部省略の縦断面図
である。
【図2】要部の拡大図である。
【図3】同、拡大図でレリースと排水継手が分離した状
態を示す。
【図4】連結具の一部切欠正面図。
【図5】本発明の取付け方法の第一行程を示す一部省略
の縦断面図である。
【図6】同、第二行程を示す縦断面図である。
【図7】同、第三行程を示す縦断面図である。
【図8】同、第四行程を示す縦断面図である。
【図9】同、第5行程を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:排水栓装置 2:浴槽 3:床パン 4:排水継手
5:被覆膜 8:連結具 11:レリース 12:排水部 13:操作部
21:浴槽排水口 22:取付け部 31:パン排水口 42:変形部 43:非変
形部 45:レリース挿通孔 81:線状体 82:被連結部 83:
引き出し片 111,112:連結部 451:凹部 452:底部 453:孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽載置型の床パンのパン排水口と浴槽
    排水口とを、弾性を有する排水継手を介して接続した浴
    槽への排水栓装置の取付け構造であって、その排水栓装
    置が、浴槽排水口内に配設され上下動して同排水口を開
    閉する排水部と、浴槽の所望個所に配設した操作部と、
    一端に前記排水部との連結部を備え操作部の操作力を排
    水部に伝達して浴槽排水口を開閉するレリースとで構成
    され、前記排水継手の所望個所にレリース挿通孔を開孔
    し、該挿通孔に前記レリースを挿通し、且つ、そのレリ
    ースとレリース挿通孔との間を水密状にしていることを
    特徴とする浴槽用排水栓装置の取付け構造。
  2. 【請求項2】 上記レリース挿通孔がレリースの径より
    も小径であることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用
    排水栓装置の取付け構造。
  3. 【請求項3】 上記排水継手が、その所望個所に肉厚な
    非変形部を形成すると共に、その非変形部に上記レリー
    ス挿通孔を開孔して構成され、該挿通孔をレリースにお
    ける連結部の径に対して同等径、若しくは、大径とし、
    前記レリースに被覆膜を被覆すると共に、その被覆膜を
    レリース挿通孔に水密状に嵌挿していることを特徴とす
    る請求項1に記載の浴槽用排水栓装置の取付け構造。
  4. 【請求項4】 上記連結部の径に対して同等径、若しく
    は、大径としたレリース挿通孔に代えて、連結部の径に
    対して同等径、若しくは、大径とした凹部を底部の肉厚
    を薄肉にして凹設すると共に、その凹部の底部に該凹部
    よりも小径な孔を同芯状に開孔してレリース挿通孔を構
    成していることを特徴とする請求項3に記載の浴槽用排
    水栓装置の取付け構造。
  5. 【請求項5】 浴槽載置型の床パンのパン排水口と浴槽
    排水口とを、弾性を有する排水継手を介して接続する浴
    槽への排水栓装置の取付け方法であって、浴槽の所望個
    所に配設される操作部と浴槽の排水口内に着脱可能に配
    設されて上下動して同排水口を開閉する排水部とを連絡
    する操作力伝達用のレリースよりも長尺とする線状体の
    後端に、前記レリースの先端に備えられて排水部を連結
    する連結部に連結する被連結部を有した連結具を用意
    し、その線状体の先端を浴槽に配設されて操作部を貫通
    保持する取付け部と、排水継手に開孔したレリース挿通
    孔に挿通して排水継手内に位置させた後、浴槽を床パン
    に載置して排水継手と浴槽排水口を接続し、その後、浴
    槽内に臨む線状体の先端を摘まんで被連結部が浴槽内に
    突出するまで引き出し、その後、前記連結部に対する被
    連結部の連結を解き、その連結部に排水部を取付けてそ
    の操作部を浴槽排水口にセットし、且つ、レリースの後
    端に接続されている操作部を前記取付け部にセットする
    ことを特徴とする浴槽排水栓装置の取付け方法。
  6. 【請求項6】 上記連結具における線状体の先端に折り
    曲げ可能な引き出し片を備えていることを特徴とする請
    求項5に記載の浴槽用排水栓装置の取付け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012102576A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Maruichi Corp 遠隔操作式排水栓装置
JP2013100644A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Lixil Corp 浴槽排水継手
JP2014129699A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Maruichi Corp 排水装置

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