JP2007046274A - 遠隔操作式排水栓装置 - Google Patents
遠隔操作式排水栓装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007046274A JP2007046274A JP2005229838A JP2005229838A JP2007046274A JP 2007046274 A JP2007046274 A JP 2007046274A JP 2005229838 A JP2005229838 A JP 2005229838A JP 2005229838 A JP2005229838 A JP 2005229838A JP 2007046274 A JP2007046274 A JP 2007046274A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drain plug
- wire
- plug body
- drain
- release wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
【解決手段】槽体に採用される遠隔操作式排水栓装置において、ワイヤー支持具13を、上方から下方へ向かうほど内側方向へ縮径するリング部14、ホルダー部18内周面に、内側方向に突出するリブを構成してレリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を抜脱不可に固定配置させる係合部19、ホルダー部18の上方から下方にかけて構成された切り欠き部、ワイヤー支持具13を排水栓本体3内へ配置したとき、リング部14の外周の傾斜上方が排水栓本体3内に当接して内側に縮径し、リング部14のアーム部17を介してホルダー部18が縮径してレリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を抜脱不可に排水栓本体3内部に取り付た。
【選択図】 図14
Description
この従来の遠隔操作式排水栓装置は、図1に示したような槽体としての浴槽に取り付けられ、更に図21に示した排水口と、排水栓本体と、弁体と、操作部と、レリースワイヤと、保持機構部と、ワイヤー支持具と、から構成される。
浴槽は、底部に後記する排水口を開口する。
排水口は、浴槽の底部に開口され、浴槽内の排水を下水側へと排水するための開口である。
排水栓本体は、円筒状かつ上端に外側方向に凸出するフランジを備えた部材であり、内周面に係合用リブを凸設して構成する。尚、当該排水栓本体は、前記浴槽の排水口に取り付けられる部材であって、前記フランジを排水口に取り付けて、浴槽の排水口を介して下方からナットを排水栓本体の外周に螺着させて、排水口を挟持するようにして取着して構成される。
弁体は、排水栓本体の上部に配置され、自身を昇降させることで排水栓本体を開口/閉口させる部材であり、弁体の裏面には、後記するレリースワイヤのロッド部の係合口を構成してなる。
操作部は、弁体を遠隔的に操作する押しボタンであって、浴槽の上縁部に構成される。
レリースワイヤは、4フッ化エチレンなどの樹脂から構成される円筒状のアウターチューブ、コイル状に形成された金属線から成るインナーワイヤから構成され、インナーワイヤはアウターチューブ内に進退自在に配置される。尚、当該レリースワイヤは、操作部から排水栓本体内に接続されて成り、このとき、排水栓本体側の端部にはネジを構成し、更に排水栓本体側端部のインナーワイヤ先端には金属で構成されたロッド部を構成し、前記弁体の係合口と当該ロッド部は係合固定される。また、当該レリースワイヤの操作部側端部には保持機構部及びスプリングを備えて成る。
保持機構部は、周知であるスラストロック機構(図示せず)を操作部側のレリースワイヤ端部に接続構成する。尚、当該保持機構部は、レリースワイヤのインナーワイヤの進退を保持する機構である。
ワイヤー支持具は、排水栓本体に着脱可能に取り付け固定され、後記するリング部、係合脚部、アーム部、ホルダー部、ネジ部から構成される。
リング部は、排水栓本体の内周面に配置されたときに内周面に当接して安定するリング状の部材である。
係合脚部は、前記リング部下方から下方へ垂設して構成され、排水栓本体の係合用リブに着脱可能に係合することができる。このようにワイヤー支持具の係合脚部が排水栓本体内部の係合用リブに着脱可能に係合することで、排水栓本体内にワイヤー支持具を取り付け固定することが出来る。
アーム部は、リング部内周面からリング部の中心へ向かって延出して構成され、後記するホルダー部を支持して構成される。また、アーム部を複数本構成されることで、ワイヤー支持具を排水栓本体から取り外す際の、治具の引っ掛かり部分として利用する事が出来る。
ホルダー部は、前記レリースワイヤを取り付け固定する部材であり、排水栓本体に対して中心部に配置される。円筒状に構成され、前記アーム部によってリング部に支持される。
ネジ部は、ホルダー部に構成されたレリースワイヤの排水栓本体側先端とネジ螺着するネジであり、更に詳しくはアウターチューブの先端に構成されたネジと螺着する構成である。
浴槽の排水口に排水栓本体を挿入し、排水栓本体の下方からナットなどで螺着させ、排水栓本体のフランジとナットで排水口を挟持するように取り付ける。そして、操作部からレリースワイヤを挿入し、排水栓本体側までレリースワイヤを挿通させる。その後、排水栓本体の開口からレリースワイヤをペンチなどで引き出し、レリースワイヤ先端とワイヤー支持具を接続させる。このとき、図21の(イ)から(ロ)に示したように、レリースワイヤの先端のネジ部とワイヤー支持具のホルダー部に構成されたネジ部を螺合させることで両者の接続は完了する。
そして、レリースワイヤとの接続が終了したワイヤー支持具を図21の(ロ)の状態で排水栓本体内へ取り付ける。この時、ワイヤー支持具の係合脚部と排水栓本体内の係合用リブを係合させることで排水栓本体内へワイヤー支持具を配置固定させることができる。このようにすることで、レリースワイヤのロッド部が排水栓本体内の中心部に配置されるようになる。
また、操作部側から保持機構部及びレリースワイヤを適宜箇所まで引き上げて、操作スイッチを取り付ける。
そして、排水栓本体内のレリースワイヤのロッド部に、弁体の係合口を係合させて、取付が終了する。
尚、排水栓本体とワイヤー支持具を取り外す場合は、ペンチや治具などでワイヤー支持具のアーム部を取り付け時とは逆に引っ張るように力を加えると、排水栓本体からワイヤー支持具を取り外すことが出来る。
排水栓本体の弁体が閉口(下降)しているときに、操作部を押動すると、レリースワイヤのインナーワイヤが弁体側へ前進し、このインナーワイヤの前進に併せてスプリングが圧縮され、更にインナーワイヤのロッド部が前進し、ロッド部に係合している弁体も併せて上昇(開口)する。そして、当該インナーワイヤの前進及びスプリングの圧縮の状態を操作部に配置している保持機構部によって保持することで、弁体の開口状態は保持されることとなる。
また、この状態から操作部を押動させると、保持機構部の保持が解除され、その解除にあわせてスプリングの圧縮及びインナーワイヤの保持が解除して、そのスプリングの復元力によりインナーワイヤが後退し、元の位置に戻る。そうすると、レリースワイヤに係合している弁体も併せて後退(下降)し、排水栓本体に着座する事で排水栓本体を閉口させることが出来る。
以後、操作部の押し操作によって、このような作動を繰り返すことにより、排水栓本体の開口/閉口を行うことが出来る。
従来例1の遠隔操作式排水栓装置では、施工・組み立ての際にワイヤー支持具とレリースワイヤを接続するが、このとき、両者はネジ螺合による接続のため、レリースワイヤを回転させなければならない。ところがレリースワイヤは故障しやすい精密部品であるため、回転などの力が加わることでインナーワイヤの座屈やアウターチューブの破損などが発生してしまい、正常に取り付けることが出来ないといった不具合が多発していた。
この従来の遠隔操作式排水栓装置は、図1に示した槽体としての浴槽に取り付けられ、図22に示した排水口と、排水栓本体と、弁体と、操作部と、レリースワイヤと、保持機構部と、ワイヤー支持具と、から構成される。
浴槽は、底部に後記する排水口を開口する。
排水口は、浴槽の底部に開口され、浴槽内の排水を下水側へと排水するための開口である。
排水栓本体は、円筒状かつ上端に外側方向に突出するフランジを備えた部材であり、内周面に係合用リブを凸設して構成する。尚、当該排水栓本体は、前記浴槽の排水口に取り付けられる部材であって、前記フランジを排水口に取り付けて、浴槽の排水口を介して下方からナットを排水栓本体の外周に螺着させて、排水口を挟持するようにして取着して構成される。
弁体は、排水栓本体の上部に配置され、自身を昇降させることで排水栓本体を開口/閉口させる部材であり、弁体の裏面には、後記するレリースワイヤのロッド部の係合口を構成してなる。
操作部は、弁体を遠隔的に操作する押しボタンであって、浴槽の上縁部に構成される。
レリースワイヤは、4フッ化エチレンなどの樹脂から構成される円筒状のアウターチューブ、コイル状に形成された金属線から成るインナーワイヤから構成され、インナーワイヤはアウターチューブ内に進退自在に配置される。尚、当該レリースワイヤは、操作部から排水栓本体内に接続されて成り、このとき、排水栓本体側端部のインナーワイヤ先端には金属で構成されたロッド部を構成し、前記弁体の係合口と当該ロッド部は係合固定される。また、当該レリースワイヤの操作部側端部にはスプリングと保持機構部を備えて成る。
保持機構部は、周知であるスラストロック機構(図示せず)をレリースワイヤの操作部側端部に接続構成する。尚、当該保持機構部は、レリースワイヤのインナーワイヤの進退を保持する機構である。
ワイヤー支持具は、排水栓本体に着脱可能に取り付け固定され、後記するリング部、係合脚部、アーム部、ホルダー部、キャップ体、係合部、から構成される。
リング部は、排水栓本体の内周面に配置されたときに内周面に当接して安定するリング状の部材である。
係合脚部は、前記リング部下方から下方へ垂設して構成され、排水栓本体の係合用リブに着脱可能に係合することができる。このようにワイヤー支持具の係合脚部が排水栓本体内部の係合用リブに着脱可能に係合することで、排水栓本体内にワイヤー支持具を取り付け固定することが出来る。
アーム部は、リング部内周面からリング部の中心へ向かって延出して構成され、後記するホルダー部を支持して構成される。また、アーム部を複数本構成されることで、ワイヤー支持具を排水栓本体から取り外す際の、治具の引っ掛かり部分として利用する事が出来る。
ホルダー部は、前記レリースワイヤを取り付け固定する部材であり、排水栓本体に対して中心部に配置される。円筒状に構成され、前記アーム部によってリング部に支持される。また、ホルダー部上方には後記するキャップ体と係合する係合部を構成して成る。このようにして、レリースワイヤを内部で係合させて排水栓本体内に配置固定させることが出来る。
係合部は、ホルダー部上方に構成された切り欠き部及び後記するキャップ体と係合する凸リブから成り、前記レリースワイヤの排水栓本体側先端をワイヤー支持具に接続するためのものである。
キャップ体は、ホルダー部とは別体であり、ホルダー部上方の係合部と係合する凹部を構成して成る。
浴槽の排水口に排水栓本体を挿入し、排水栓本体の下方からナットなどで螺合させ、排水栓本体のフランジとナットで排水口を挟持するように取り付ける。そして、操作部からレリースワイヤを挿入し、排水栓本体側までレリースワイヤを挿通させる。その後、排水栓本体の開口からレリースワイヤをペンチなどで引き出し、レリースワイヤ先端とワイヤー支持具を接続させる。このとき、図22の(イ)のようにレリースワイヤの先端をワイヤー支持具のホルダー部に下方から挿入して、更にその後、図22の(ロ)のようにキャップ体をホルダー部の上方から挿入し、ホルダー部の係合部の凸リブにキャップ体の凹部を係合させることで両者の接続は完了する。
そして、レリースワイヤとの接続が終了したワイヤー支持具(図22の(ロ)の状態)を排水栓本体内へ取り付ける。この時、ワイヤー支持具の係合脚部と排水栓本体内の係合用リブを係合させることで排水栓本体内へワイヤー支持具を配置固定させることができる。このようにすることで、レリースワイヤのロッド部が排水栓本体内の中心部に配置されるようになる。
また、操作部側からレリースワイヤに接続された保持機構部を適宜箇所まで引き上げて、操作スイッチを取り付ける。
そして、排水栓本体内のレリースワイヤのロッド部に、弁体の係合口を係合させて、取付が終了する。
尚、排水栓本体とワイヤー支持具を取り外す場合は、ペンチや治具などでワイヤー支持具のアーム部を取り付け時とは逆に引っ張るように力を加えると、排水栓本体からワイヤー支持具を取り外すことが出来る。
ワイヤー支持具とレリースワイヤの接続において、前記したような施工・組み立て方法であると、キャップ体とワイヤー支持具が別パーツとなる。このため、施工途中でキャップ体の紛失が多発することがあった。キャップ体を紛失してしまうと、それだけで施工自体が不能となってしまう、といった問題点があった。また、キャップ体とホルダー部が小さいため、取り付け難いといった問題点があった。
1)請求項1に記載の本発明では、前記ワイヤー支持具13を排水栓本体3内へ配置したとき、リング部14のホルダー部18が縮径してレリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を抜脱不可に排水栓本体3内部に取り付けることができるようになったので、キャップ体など別パーツに構成することがないから、紛失の恐れが無い。また、排水栓本体3にワイヤー支持具13を取り付ける時には、同時にワイヤー支持具13とレリースワイヤ9が取り付けられるため、非常に手間無くワンタッチで取り付ける事が出来る。又、従来例と比較して、部材点数が減少しているため、部材点数減によるコストダウンが達成できる。
2)請求項2に記載の本発明では、ワイヤー支持具13を、上方から下方へ向かうほど内側方向へ縮径するリング部14と、ワイヤー支持具13のホルダー部18内周面に、内側方向に突出するリブを構成して前記レリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を抜脱不可に固定配置させる係合部19と、ワイヤー支持具13のホルダー部18の上方から下方にかけて構成された切り欠き部20と、前記ワイヤー支持具13を排水栓本体3内へ配置したとき、リング部14の外周の傾斜上方が排水栓本体3内に当接して内側に縮径し、リング部14のアーム部17を介してホルダー部18が縮径してレリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を抜脱不可に排水栓本体3内部に取り付るようにした。これによって、キャップ体など別パーツに構成することがないから、紛失の恐れが無い。また、排水栓本体3にワイヤー支持具13を取り付ける時には、同時にワイヤー支持具13とレリースワイヤ9が取り付けられるため、非常に手間無くワンタッチで取り付ける事が出来る。又、従来例と比較して、部材点数が減少しているため、部材点数減によるコストダウンが達成できる。
3)請求項3に記載の本発明では、ワイヤー支持具13に、上方から下方へ向かうほど外側方向へ拡径するリング部14と、ワイヤー支持具13のホルダー部18内周面に、内側方向に突出するリブを構成して前記レリースワイヤ9の排水栓本体33側端部を抜脱不可に固定配置させる係合部19と、ワイヤー支持具13のホルダー部18の下方から上方へ向けて構成された切り欠き部20と、前記ワイヤー支持具13を排水栓本体3内へ配置したとき、リング部14の外周の傾斜下方が排水栓本体3内に当接して内側に縮径し、リング部14のアーム部17を介してホルダー部18が縮径してレリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を抜脱不可に排水栓本体3内部に取り付るようにした。これによって、キャップ体など別パーツに構成することがないから紛失の恐れが無い。また、排水栓本体3にワイヤー支持具13を取り付ける時には、同時にワイヤー支持具13とレリースワイヤ9が取り付けられるため、非常に手間無くワンタッチで取り付ける事が出来る。又、従来例と比較して、部材点数が減少しているため、部材点数減によるコストダウンが達成できる。
4)請求項4に記載の本発明では、ワイヤー支持具13において、リング部14に切り欠き溝15を構成したことから、排水栓本体3にワイヤー支持具13を取り付ける際に、リング部14に過大な付加が加わっても、リング部14が破損することがなくなった。
5)請求項5に記載の本発明では、ワイヤー支持具13のホルダー部18に切り欠き部20を構成し、前記排水栓本体3内周面から中央へ向かって延出する飛び出し部5と、且つワイヤー支持具13を排水栓本体3内に固定配置した際に当該飛び出し部5が前記ホルダー部18の切り欠き部20を充填した。これによって、キャップ体など別パーツに構成することがないから紛失の恐れがない。また、排水栓本体3にワイヤー支持具13を取り付ける時には、同時にワイヤー支持具13とレリースワイヤ9が取り付けられるため、非常に手間無くワンタッチで取り付ける事が出来る。又、従来例と比較して、部材点数が減少しているため、部材点数減によるコストダウンが達成できる。
6)請求項6に記載の本発明では、ワイヤー受けのホルダー部18外周面に係合部19を構成するとともに、前記ワイヤー受けのホルダー部18上端に回転可能に取り付けて構成したキャップ体21を設けて成り、当該キャップ体21の内周には、前記キャップ体21を回転させて排水栓本体3に対して位置固定させることで、ホルダー部18の係合部19と係合して、レリースワイヤ9の排水栓本体3側端部をワイヤー支持具13に係合させるように構成した。キャップ体21とホルダー部18は一体の部材として機能するのであって、別パーツの構成ではないからキャップ体21を紛失する恐れは無い。
本実施例の遠隔操作式排水栓装置は、図1に示した槽体1としての浴槽1と、図2に示した排水口2と、排水栓本体3と、弁体6と、操作部8と、レリースワイヤ9と、保持機構部22と、ワイヤー支持具13と、から構成される。
浴槽1は、底部に排水口2を開口する。
排水口2は、浴槽1の底部に開口され、浴槽1内の排水を下水側へと排水するための開口である。
排水栓本体3は、円筒状かつ上端に外側方向に突出するフランジを備えた部材であり、内周面に係合用リブ4を凸設して構成する。尚、当該排水栓本体3は、前記浴槽1の排水口2に取り付けられる部材であって、前記フランジを排水口2に取り付けて、浴槽1の排水口2を介して下方からナットを排水栓本体3の外周に螺着させて、排水口2を挟持するようにして取着される。
弁体6は、排水栓本体3の上部に配置され、自身を昇降させることで排水栓本体3を開口/閉口させる部材であり、弁体6の裏面には、後記するレリースワイヤ9のロッド部12の係合口7を構成してなる。
操作部8は、弁体6を遠隔的に操作する押しボタンを備えて、浴槽1の上縁部に構成される。
レリースワイヤ9は、4フッ化エチレンなどの樹脂から構成される円筒状のアウターチューブ10、コイル状に形成された金属線から成るインナーワイヤ11から構成され、インナーワイヤ11はアウターチューブ10内に進退自在に配置される。尚、当該レリースワイヤ9は、操作部8から排水栓本体3内に接続されて成り、このとき、排水栓本体3側端部のインナーワイヤ11先端には金属材のロッド部12を構成し、前記弁体6の係合口7と当該ロッド部12は係合固定される。また、当該レリースワイヤ9の操作部8側端部には後記する保持機構部22とスプリングを備えて成る。
保持機構部22は、周知であるスラストロック機構(図示せず)を操作部8側に配置構成する。尚、当該保持機構部22は、レリースワイヤ9のインナーワイヤ11の進退を保持する機構であって、レリースワイヤ9の操作部8側端部に備えられる。
ワイヤー支持具13は、図3乃至図9に示したように排水栓本体3に着脱可能に取り付け固定される部材であって、後記するリング部14、係合脚部16、アーム部17、ホルダー部18、係合部19から構成される。また、ワイヤー支持具13は、レリースワイヤ9の端部を排水栓本体3内に配置固定させるための部材である。
リング部14は、排水栓本体3の内周面に配置されたときに内周面に当接して安定するリング状の部材である。また、当該実施例では、リング部14の外周面に、図5及び図7のように中心からアーム部17に対して45°の角度に切り欠き溝15を構成してなる。そして、リング部14上端から下方へ向かって連続しながら内側方向へ縮径されて構成される。
係合脚部16は、図9に示したように前記リング部14下方から下方へ垂設して構成され、排水栓本体3の係合用リブ4に着脱可能に係合することができる。このようにワイヤー支持具13の係合脚部16が、排水栓本体3内部の係合用リブ4に着脱可能に係合することで、排水栓本体3内にワイヤー支持具13を取り付け固定することが出来る。
アーム部17は、リング部14内周面からリング部14の中心へ向かって延出して構成され、後記するホルダー部18を支持して構成される。また、アーム部17を複数本(本実施例では図5のように対向位置に2本)構成することで、ワイヤー支持具13を排水栓本体3から取り外す際の、治具の引っ掛かり部分として利用する事が出来る。
ホルダー部18は、内部に前記レリースワイヤ9を取り付け固定する部材であり、排水栓本体3に対して中心部に配置される。ホルダー部18は、円筒状に構成され、前記アーム部17によってリング部14に支持される。また、ホルダー部18内面には係合部19及び切り欠き部20が構成される。尚、切り欠き部20の位置は、図5のように平面視、切り欠き部20からホルダー部18、中心からアーム部17の成す角度が90°となる位置である。
係合部19は、ホルダー部18上部に構成された凸リブから構成される。
図2のように浴槽1の排水口2に排水栓本体3を挿入し、排水栓本体3の下方からナットを螺着させ、排水栓本体3のフランジとナットで排水口2を挟持するように取り付ける。操作部8からレリースワイヤ9を挿入し、排水栓本体3側までレリースワイヤ9を挿通させる。その後、排水栓本体3の開口からレリースワイヤ9をペンチなどで引き出し、図10から図11のようにレリースワイヤ9先端をワイヤー支持具13のホルダー部18に挿入する。そして、図11の状態のままで排水栓本体3内にワイヤー支持具13を挿入する。深く挿入すればするほどリング部14の上方の傾斜が排水栓本体3の内周面に当接してリング部14上方が内方に縮径する。そうすると、リング部14の縮径に併せてホルダー部18も切り欠き部20により内方に撓む。このとき、リング部14に構成された切り欠き溝15によって、リング部14に加わる応力を吸収することができ、リング部14の欠損を防止することが出来る。
このホルダー部18内部の係合部19もそれに併せて内方に縮径することで、レリースワイヤ9端部が係合部19に係合されてレリースワイヤ9がワイヤー支持具13に接続される。
そして、図13のようにワイヤー支持具13の係合脚部16と排水栓本体3内の係合用リブ4を係合させることで排水栓本体3内へワイヤー支持具13を配置固定させることができる。このようにすることで、レリースワイヤ9のロッド部12が排水栓本体3内の中心部に配置されるようになる。
また、操作部8側からレリースワイヤ9と保持機構部22を適宜箇所まで引き上げて、操作スイッチを取り付ける。
そして、排水栓本体3内のレリースワイヤ9のロッド部12に、弁体6の係合口7を係合させて、取付が終了する。
尚、排水栓本体3とワイヤー支持具13を取り外す場合は、ペンチや治具などでワイヤー支持具13のアーム部17を取り付け時とは逆に引っ張るように力を加えると、排水栓本体3からワイヤー支持具13を取り外すことが出来る。
上記のような施工・組み立てとしたことから、従来例と比較して、作業工程が減少するため、施工性が向上する。また、従来例のようなキャップ体などの別パーツ部材が備えられていないことから、部材紛失などの可能性がない。また、従来例のように不必要にレリースワイヤ9に負荷を加えるような取付法ではないことから、施工時のレリースワイヤ9の座屈などの可能性が少ない。
図14のように排水栓本体3の弁体6が閉口(下降)しているときに、操作部8を押動すると、保持機構部22が動作してレリースワイヤ9のインナーワイヤ11が弁体6側へ前進し、このインナーワイヤ11の前進に併せてスプリングが圧縮され、更にインナーワイヤ11のロッド部12が前進し、図15のようにロッド部12に係合している弁体6も併せて上昇(開口)する。そして、当該インナーワイヤ11の前進及びスプリングの圧縮の状態を操作部8に配置している保持機構部22によって保持することで、弁体6の開口状態は保持されることとなる。
また、この状態から操作部8を押動させると、保持機構部22の保持が解除され、その解除にあわせてスプリングの圧縮及びインナーワイヤ11の保持が解除して、そのスプリングの復元力によりインナーワイヤ11が後退し、元の位置に戻る。そうすると、レリースワイヤ9に係合している弁体6も併せて後退(下降)し、図14のように排水栓本体3に着座する事で排水栓本体3を閉口させることが出来る。
以後、操作部8の押し操作によって、このような作動を繰り返すことにより、排水栓本体3の開口/閉口を行うことが出来る。
本実施例の遠隔操作式排水栓装置は、図1に示した槽体1としての浴槽1と、図2に示した排水口2と、排水栓本体3と、弁体6と、操作部8と、レリースワイヤ9と、保持機構部22と、ワイヤー支持具13と、から構成される。
浴槽1は、底部に後記する排水口2を開口する。
排水口2は、浴槽1の底部に開口され、浴槽1内の排水を下水側へと排水するための開口である。
排水栓本体3は、円筒状かつ上端に外側方向に凸出するフランジを備えた部材であり、内周面に係合用リブ4を凸設して構成する。尚、当該排水栓本体3は、前記浴槽1の排水口2に取り付けられる部材であって、前記フランジを排水口2に取り付けて、浴槽1の排水口2を介して下方からナットを排水栓本体3の外周に螺着させて、排水口2を挟持するようにして取着して構成される。
弁体6は、排水栓本体3の上部に配置され、自身を昇降させることで排水栓本体3を開口/閉口させる部材であり、弁体6の裏面には、後記するレリースワイヤ9のロッド部12の係合口7を構成してなる。
操作部8は、弁体6を遠隔的に操作する押しボタンを備え、浴槽1の上縁部に構成される。
レリースワイヤ9は、4フッ化エチレンなどの樹脂から構成される円筒状のアウターチューブ10、コイル状に形成された金属線から成るインナーワイヤ11から構成され、インナーワイヤ11はアウターチューブ10内に進退自在に配置される。尚、当該レリースワイヤ9は、操作部8から排水栓本体3内に接続されて成り、このとき、排水栓本体3側端部のインナーワイヤ11先端には金属で構成されたロッド部12を構成し、前記弁体6の係合口7と当該ロッド部12は係合固定されて構成される。また、当該レリースワイヤ9の操作部8側端部には後記する保持機構部22とスプリングを構成されて成る。
保持機構部22は、周知であるスラストロック機構(図示せず)を操作部8側に配置構成する。尚、当該保持機構部22は、レリースワイヤ9のインナーワイヤ11の進退を保持する機構であって、レリースワイヤ9の操作部8側端部に保持機構部22を構成して成る。
ワイヤー支持具13は、排水栓本体3に着脱可能に取り付け固定される部材であって、後記するリング部14、係合脚部16、アーム部17、ホルダー部18、係合部19から構成される。また、ワイヤー支持具13は、レリースワイヤ9端部を排水栓本体3内に配置固定させるための部材である。
リング部14は、排水栓本体3の内周面に配置されたときに内周面に当接して安定するリング状のものであって、下方から上端へ向かって連続して内側方向へ縮径するように構成される。
係合脚部16は、前記リング部14下方から下方へ垂設して構成され、排水栓本体3の係合用リブ4に着脱可能に係合することができる。このようにワイヤー支持具13の係合脚部16が排水栓本体3内部の係合用リブ4に着脱可能に係合することで、排水栓本体3内にワイヤー支持具13を取り付け固定することが出来る。
アーム部17は、リング部14内周面からリング部14の中心へ向かって延出して構成され、後記するホルダー部18を支持して構成される。また、アーム部17は複数本構成されることで、ワイヤー支持具13を排水栓本体3から取り外す際の、治具の引っ掛かり部分として利用する事が出来る。
ホルダー部18は、内部に前記レリースワイヤ9を取り付け固定する箇所であり、また、排水栓本体3に対して中心部に配置される。ホルダー部18は、円筒状に構成され、前記アーム部17によってリング部14に支持される。また、ホルダー部18内面には係合部19及び切り欠き部20が構成される。尚、切り欠き部20の位置は実施例1と同様に平面視切り欠き部20からホルダー部18、中心からアーム部17の成す角度が90°となる位置で、ホルダー部18下端から上方へ向かって構成される。
係合部19は、ホルダー部18上部に構成された凸リブから構成される。
浴槽1の排水口2に排水栓本体3を挿入し、排水栓本体3の下方からナットなどで螺着させ、排水栓本体3のフランジとナットで排水口2を挟持するように取り付ける。そして、操作部8からレリースワイヤ9を挿入し、排水栓本体3側までレリースワイヤ9を挿通させる。その後、図2のように排水栓本体3の開口からレリースワイヤ9をペンチなどで引き出し、レリースワイヤ9先端をワイヤー支持具13のホルダー部18に挿入する。そして、この状態のままで排水栓本体3内にワイヤー支持具13を挿入する。そうすると、挿入すればするほどリング部14の下方の傾斜が排水栓本体3の内周面に当接してリング部14下方が内方に縮径する。そうすると、リング部14の縮径に併せてホルダー部18も切り欠き部20により内方に撓む。このホルダー部18内部の係合部19もそれに併せて内方に縮径することで、レリースワイヤ9端部が係合部19に係合されてレリースワイヤ9がワイヤー支持具13に接続される。
そして、ワイヤー支持具13の係合脚部16と排水栓本体3内の係合用リブ4を係合させることで排水栓本体3内へワイヤー支持具13を配置固定させることができる。このようにすることで、レリースワイヤ9のロッド部12が排水栓本体3内の中心部に配置されるようになる。
また、操作部8側からレリースワイヤ9と保持機構部22を適宜箇所まで引き上げて、操作スイッチを取り付ける。
そして、排水栓本体3内のレリースワイヤ9のロッド部12に、弁体6の係合口7を係合させて、取付が終了する。
尚、排水栓本体3とワイヤー支持具13を取り外す場合は、ペンチや治具などでワイヤー支持具13のアーム部17を取り付け時とは逆に引っ張るように力を加えると、排水栓本体3からワイヤー支持具13を取り外すことが出来る。
上記のような施工・組み立てとしたことから、従来例と比較して、作業工程が減少するため、施工性が向上する。また、従来例のようなキャップ体などの別パーツ部材が備えられていないことから、紛失などの可能性がない。また、従来例のように不必要にレリースワイヤ9に負荷を加えるような取付法ではないことから、施工時のレリースワイヤ9の座屈などの可能性が少ない。
本実施例の遠隔操作式排水栓装置は、図1に示した槽体1としての浴槽1と、図2に示した排水口2と、排水栓本体3と、弁体6と、操作部8と、レリースワイヤ9と、保持機構部22と、ワイヤー支持具13と、から構成される。
浴槽1は、底部に後記する排水口2を開口する。
排水口2は、浴槽1の底部に開口され、浴槽1内の排水を下水側へと排水するための開口である。
排水栓本体3は、円筒状かつ上端に外側方向に突出するフランジを備えた部材であり、内周面に係合用リブ4を凸設して構成する。尚、当該排水栓本体3は、前記浴槽1の排水口2に取り付けられる部材であって、前記フランジを排水口2に取り付けて、浴槽1の排水口2を介して下方からナットを排水栓本体3の外周に螺着させて、排水口2を挟持するようにして取着する。また、排水栓本体3内周面から後記するホルダー部18の切り欠き部20を充填してホルダー部18を構成するために排水栓本体3中心部に向かって延出して構成される飛び出し部5を、ワイヤー支持具13を排水栓本体3に取り付けたときにアーム部17に対し90°となるよう構成する。
弁体6は、排水栓本体3の上部に配置され、自身を昇降させることで排水栓本体3を開口/閉口させる部材であり、弁体6の裏面には、後記するレリースワイヤ9のロッド部12の係合口7を構成してなる。
操作部8は、弁体6を遠隔的に操作する押しボタンであって、浴槽1の上縁部に構成される。
レリースワイヤ9は、4フッ化エチレンなどの樹脂から構成される円筒状のアウターチューブ10、コイル状に形成された金属線から成るインナーワイヤ11から構成され、インナーワイヤ11はアウターチューブ10内に進退自在に配置される。尚、当該レリースワイヤ9は、操作部8から排水栓本体3内に接続されて成り、このとき、排水栓本体3側端部のインナーワイヤ11先端には金属材から成るロッド部12を構成し、前記弁体6の係合口7と当該ロッド部12は係合固定されて構成される。また、当該レリースワイヤ9の操作部8側端部にはスプリングと後記する保持機構部22を構成されて成る。
保持機構部22は、周知であるスラストロック機構(図示せず)をレリースワイヤ9の操作部8側端部に配置構成する。尚、当該保持機構部22は、レリースワイヤ9のインナーワイヤ11の進退を保持する機構である。
ワイヤー支持具13は、図16及び図17に示したように排水栓本体3に着脱可能に取り付け固定される部材であって、後記するリング部14、係合脚部16、アーム部17、ホルダー部18、係合部19から構成される。
リング部14は、排水栓本体3の内周面に配置されたときに内周面に当接して安定するリング状の部材である。
係合脚部16は、前記リング部14下方から下方へ垂設して構成され、排水栓本体3の係合用リブ4に着脱可能に係合することができる。このようにワイヤー支持具13の係合脚部16が排水栓本体3内部の係合用リブ4に着脱可能に係合することで、排水栓本体3内にワイヤー支持具13を取り付け固定することが出来る。
アーム部17は、リング部14内周面からリング部14の中心へ向かって延出して構成され、後記するホルダー部18を支持して構成される。また、アーム部17を複数本構成されることで、ワイヤー支持具13を排水栓本体3から取り外す際の、治具の引っ掛かり部分として利用する事が出来る。
ホルダー部18は、内部に前記レリースワイヤ9を取り付け固定する部材であり、また、排水栓本体3に対して中心部に配置される。ホルダー部18は、円筒状に構成されて、下端から上方へ向かう切り欠き部20を構成して前記アーム部17によってリング部14に支持される。また、ホルダー部18内面には係合部19が構成される。また、排水栓本体3内部の飛び出し部5により、ワイヤー支持具13を排水栓本体3内に取り付けた際、ホルダー部18の切り欠き部20を充填してホルダー部18を構成する。尚、当該ホルダー部18はこの飛び出し部5と合致することで、レリースワイヤ9端部を排水栓本体3側端部に配置固定することができる。
係合部19は、ホルダー部18内面上部に構成された凸リブから構成される。
浴槽1の排水口2に排水栓本体3を挿入し、排水栓本体3の下方からナットを螺着させ、排水栓本体3のフランジとナットで排水口2を挟持するように取り付ける。そして、操作部8からレリースワイヤ9を挿入し、排水栓本体3側までレリースワイヤ9を挿通させる。その後、排水栓本体3の開口からレリースワイヤ9をペンチなどで引き出し、レリースワイヤ9先端をワイヤー支持具13のホルダー部18に挿入する。この状態のままで排水栓本体3内にワイヤー支持具13を挿入する。このとき、ホルダー部18の切り欠き部20に排水栓本体3内周面の飛び出し部5を合致充填させつつ取り付ける。ホルダー部18内面のレリースワイヤ9端部がホルダー部18及び飛び出し部5に挟持されてホルダー部18に取り付けられる。このようにしてレリースワイヤ9端部がホルダー部18の係合部19に係合されてレリースワイヤ9がワイヤー支持具13に接続される。
そして、ワイヤー支持具13の係合脚部16と排水栓本体3内の係合用リブ4を係合させることで図18のように排水栓本体3内へワイヤー支持具13を配置固定させることができる。このようにすることで、レリースワイヤ9のロッド部12が排水栓本体3内の中心部に配置されるようになる。
また、操作部8側からレリースワイヤ9と保持機構部22を適宜箇所まで引き上げて、操作スイッチを取り付ける。
そして、排水栓本体3内のレリースワイヤ9のロッド部12に、弁体6の係合口7を係合させて、取付が終了する。
尚、排水栓本体3とワイヤー支持具13を取り外す場合は、ペンチや治具などでワイヤー支持具13のアーム部17を取り付け時とは逆に引っ張るように力を加えると、排水栓本体3からワイヤー支持具13を取り外すことが出来る。
上記のような施工・組み立てとしたことから、従来例と比較して、作業工程が減少するため、施工性が向上する。また、従来例のようなキャップ体などの別パーツ部材が備えられていないことから、部材紛失などの可能性がない。また、従来例のように不必要にレリースワイヤ9に負荷を加えるような取付法ではないことから、施工時のレリースワイヤ9の座屈などの可能性が少ない。
本実施例の遠隔操作式排水栓装置は、図1に示した槽体1としての浴槽1と、図2に示した排水口2と、排水栓本体3と、弁体6と、操作部8と、レリースワイヤ9と、保持機構部22と、ワイヤー支持具13と、キャップ体21と、から構成される。
浴槽1は、底部に後記する排水口2を開口する。
排水口2は、浴槽1の底部に開口され、浴槽1内の排水を下水側へと排水するための開口である。
排水栓本体3は、円筒状かつ上端に外側方向に突出するフランジを備えた部材であり、内周面に係合用リブ4を凸設して構成する。尚、当該排水栓本体3は、前記浴槽1の排水口2に取り付けられる部材であって、前記フランジを排水口2に取り付けて、浴槽1の排水口2を介して下方からナットを排水栓本体3の外周に螺着させて、排水口2を挟持するようにして取着される。
弁体6は、排水栓本体3の上部に配置され、自身を昇降させることで排水栓本体3を開口/閉口させる部材であり、弁体6の裏面には、後記するレリースワイヤ9のロッド部12の係合口7を構成してなる。
操作部8は、弁体6を遠隔的に操作する押しボタンであって、浴槽1の上縁部に構成される。
レリースワイヤ9は、4フッ化エチレンなどの樹脂から構成される円筒状のアウターチューブ10、コイル状に形成された金属線から成るインナーワイヤ11から構成され、インナーワイヤ11はアウターチューブ10内に進退自在に配置される。尚、当該レリースワイヤ9は、操作部8から排水栓本体3内に接続されて成り、このとき、排水栓本体3側端部のインナーワイヤ11先端には金属材から成るロッド部12を構成し、前記弁体6の係合口7と当該ロッド部12は係合固定されて構成される。また、当該レリースワイヤ9の操作部8側端部にはスプリングと後記する保持機構部22を構成されて成る。
保持機構部22は、周知であるスラストロック機構(図示せず)を操作部8側に配置構成する。尚、当該保持機構部22は、レリースワイヤ9のインナーワイヤ11の進退を保持する機構である。また、この保持機構部22はレリースワイヤ9の端部に接続構成される。
ワイヤー支持具13は、排水栓本体3に着脱可能に取り付け固定され、後記するリング部14、係合脚部16、アーム部17、ホルダー部18、係合部19から構成される。
リング部14は、排水栓本体3の内周面に配置されたときに内周面に当接して安定するリング状のものである。
係合脚部16は、前記リング部14下方から下方へ垂設して構成され、排水栓本体3の係合用リブ4に着脱可能に係合することができる。このようにワイヤー支持具13の係合脚部16が排水栓本体3内部の係合用リブ4に着脱可能に係合することで、排水栓本体3内にワイヤー支持具13を取り付け固定することが出来る。
アーム部17は、リング部14内周面からリング部14の中心へ向かって延出して構成され、後記するホルダー部18を支持して構成される。また、アーム部17を複数本構成することで、ワイヤー支持具13を排水栓本体3から取り外す際の、治具の引っ掛かり部分として利用する事が出来る。
ホルダー部18は、内部に前記レリースワイヤ9を取り付け固定する部材であり、排水栓本体3に対して中心部に配置される。ホルダー部18は、円筒状に構成されて、上端外周面には後記するキャップ体21の凸リブと係合する係合部19が構成される。尚、当該ホルダー部18はレリースワイヤ9端部を排水栓本体3側端部に配置固定することができる。
係合部19は、ホルダー部18内面上部に構成された凸リブから構成される。
キャップ体21は、前記ホルダー部18に回転可能に取り付けられて、キャップ体21内周面には凸リブを構成して、キャップ体21を回転させたときに当該凸リブがホルダー部18の係合部19に係合して、レリースワイヤ9の端部をホルダー部18内に係止固定出来るように備えられる。
浴槽1の排水口2に排水栓本体3を挿入し、排水栓本体3の下方からナットを螺着させ、排水栓本体3のフランジとナットで排水口2を挟持するように取り付ける。そして、操作部8からレリースワイヤ9を挿入し、排水栓本体3側までレリースワイヤ9を挿通させる。その後、排水栓本体3の開口からレリースワイヤ9をペンチなどで引き出し、図19のようにレリースワイヤ9先端をワイヤー支持具13のホルダー部18に挿入する。このとき、図20のようにホルダー部18上部のキャップ体21を回転させて、キャップ体21内周面の凸リブをホルダー部18の係合部19に係合させる。そうすることで、レリースワイヤ9の端部をホルダー部18から脱抜不可に取り付けることができる。このようにしてレリースワイヤ9端部をワイヤー支持具13に接続する。
この状態から、ワイヤー支持具13を排水栓本体3内に挿入させる。
そして、ワイヤー支持具13の係合脚部16と排水栓本体3内の係合用リブ4を係合させることで排水栓本体3内へワイヤー支持具13を配置固定させることができる。このようにすることで、レリースワイヤ9のロッド部12が排水栓本体3内の中心部に配置されるようになる。
また、操作部8側からレリースワイヤ9と保持機構部22を適宜箇所まで引き上げて、操作スイッチを取り付ける。
そして、排水栓本体3内のレリースワイヤ9のロッド部12に、弁体6の係合口7を係合させて、取付が終了する。
尚、排水栓本体3とワイヤー支持具13を取り外す場合は、ペンチや治具などでワイヤー支持具13のアーム部17を取り付け時とは逆に引っ張るように力を加えると、排水栓本体3からワイヤー支持具13を取り外すことが出来る。
上記のような施工・組み立てとしたことから、従来例と比較して、作業工程が減少するため、施工性が向上する。また、従来例のようにレリースワイヤ9とワイヤー支持具13の取付をするための別パーツ部材が備えられていないことから、別パーツ部材の紛失などの可能性がない。また、従来例のように不必要にレリースワイヤ9に負荷を加えるような取付方ではないことから、施工時のレリースワイヤ9の座屈などの可能性が少ない。
例えば上記実施例ではホルダー部18からアーム部17が2本延出して構成されるが、構成本数については特に問わない。
また、上記実施例ではホルダー部18の切り欠き部20、リング部14の切り欠き溝15の構成角度、構成箇所については特に問わない。
2 排水口
3 排水栓本体
4 係合用リブ
5 飛び出し部
6 弁体
7 係合口
8 操作部
9 レリースワイヤ
10 アウターチューブ
11 インナーワイヤ
12 ロッド部
13 ワイヤー支持具
14 リング部
15 切り欠き溝
16 係合脚部
17 アーム部
18 ホルダー部
19 係合部
20 切り欠き部
21 キャップ体
22 保持機構部
Claims (6)
- 槽体1と、
槽体1の底部に構成された排水口2と、
排水口2に取り付けられる排水栓本体3と、
排水栓本体3を開口/閉口させるための弁体6と、
弁体6を遠隔的に操作するための操作部8と、
アウターチューブ10と、アウターチューブ10内に進退自在に収納されるインナーワイヤ11を備え、且つ操作部8から排水栓本体3へ接続するレリースワイヤ9と、
リング状のリング部14、リング部14を排水栓本体3内に係合固定する係合脚部16、リング部14の中心に向かって延出して構成されるアーム部17、前記レリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を排水栓本体3内に固定配置させるために、アーム部17によってリング部14中心に配置された円筒状のホルダー部18、から構成され排水栓本体3内に配置されるワイヤー支持具13と、
から構成される遠隔操作式排水栓装置において、
前記ワイヤー支持具13を排水栓本体3内へ配置したとき、リング部14のホルダー部18が縮径してレリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を抜脱不可に排水栓本体3内部に取り付けることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 槽体1と、
槽体1の底部に構成された排水口2と、
排水口2に取り付けられる排水栓本体3と、
排水栓本体3を開口/閉口させるための弁体6と、
弁体6を遠隔的に操作するための操作部8と、
アウターチューブ10と、アウターチューブ10内に進退自在に収納されるインナーワイヤ11を備え、且つ操作部8から排水栓本体3へ接続するレリースワイヤ9と、
リング状のリング部14、リング部14を排水栓本体3内に係合固定する係合脚部16、リング部14の中心に向かって延出して構成されるアーム部17、前記レリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を排水栓本体3内に固定配置させるために、アーム部17によってリング部14中心に配置された円筒状のホルダー部18、から構成され排水栓本体3内に配置されるワイヤー支持具13と、
から構成される遠隔操作式排水栓装置において、
前記ワイヤー支持具13を、上方から下方へ向かうほど内側方向へ縮径するリング部14と、
ワイヤー支持具13のホルダー部18内周面に、内側方向に突出するリブを構成して前記レリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を抜脱不可に固定配置させる係合部19と、
ワイヤー支持具13のホルダー部18の上方から下方にかけて構成された切り欠き部20と、
前記ワイヤー支持具13を排水栓本体3内へ配置したとき、リング部14の外周の傾斜上方が排水栓本体3内に当接して内側に縮径し、リング部14のアーム部17を介してホルダー部18が縮径してレリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を抜脱不可に排水栓本体3内部に取り付けることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 槽体1と、
槽体1の底部に構成された排水口2と、
排水口2に取り付けられる排水栓本体3と、
排水栓本体3を開口/閉口させるための弁体6と、
弁体6を遠隔的に操作するための操作部8と、
アウターチューブ10と、アウターチューブ10内に進退自在に収納されるインナーワイヤ11を備え、且つ操作部8から排水栓本体3へ接続するレリースワイヤ9と、
リング状のリング部14、リング部14を排水栓本体3内に係合固定する係合脚部16、リング部14の中心に向かって延出して構成されるアーム部17、前記レリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を排水栓本体3内に固定配置させるために、アーム部17によってリング部14中心に配置された円筒状のホルダー部18、から構成され排水栓本体3内に配置されるワイヤー支持具13と、
から構成される遠隔操作式排水栓装置において、
前記ワイヤー支持具13に、上方から下方へ向かうほど外側方向へ拡径するリング部14と、
ワイヤー支持具13のホルダー部18内周面に、内側方向に突出するリブを構成して前記レリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を抜脱不可に固定配置させる係合部19と、
ワイヤー支持具13のホルダー部18の下方から上方へ向けて構成された切り欠き部20と、
前記ワイヤー支持具13を排水栓本体3内へ配置したとき、リング部14の外周の傾斜下方が排水栓本体3内に当接して内側に縮径し、リング部14のアーム部17を介してホルダー部18が縮径してレリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を抜脱不可に排水栓本体3内部に取り付けることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 前記ワイヤー支持具13において、リング部14には切り欠き溝15を構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 槽体1と、
槽体1の底部に構成された排水口2と、
排水口2に取り付けられる排水栓本体3と、
排水栓本体3を開口/閉口させるための弁体6と、
弁体6を遠隔的に操作するための操作部8と、
アウターチューブ10と、アウターチューブ10内に進退自在に収納されるインナーワイヤ11を備え、且つ操作部8から排水栓本体3へ接続するレリースワイヤ9と、
リング状のリング部14、リング部14を排水栓本体3内に係合固定する係合脚部16、リング部14の中心に向かって延出して構成されるアーム部17、前記レリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を排水栓本体3内に固定配置させるために、アーム部17によってリング部14中心に配置された円筒状のホルダー部18、から構成され排水栓本体3内に配置されるワイヤー支持具13と、
から構成される遠隔操作式排水栓装置において、
前記ワイヤー支持具13のホルダー部18に切り欠き部20を構成し、
前記排水栓本体3内周面から中央へ向かって延出する飛び出し部5と、且つワイヤー支持具13を排水栓本体3内に固定配置した際に当該飛び出し部5が前記ホルダー部18の切り欠き部20を充填して構成したことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 槽体1と、
槽体1の底部に構成された排水口2と、
排水口2に取り付けられる排水栓本体3と、
排水栓本体3を開口/閉口させるための弁体6と、
弁体6を遠隔的に操作するための操作部8と、
アウターチューブ10と、アウターチューブ10内に進退自在に収納されるインナーワイヤ11を備え、且つ操作部8から排水栓本体3へ接続するレリースワイヤ9と、
リング状のリング部14、リング部14を排水栓本体3内に係合固定する係合脚部16、リング部14の中心に向かって延出して構成されるアーム部17、前記レリースワイヤ9の排水栓本体3側端部を排水栓本体3内に固定配置させるために、アーム部17によってリング部14中心に配置された円筒状のホルダー部18、から構成され排水栓本体3内に配置されるワイヤー支持具13と、
から構成される遠隔操作式排水栓装置において、
前記ワイヤー受けのホルダー部18に係合部19を構成するとともに、
前記ワイヤー受けのホルダー部18上端に回転可能に取り付けて構成したキャップ体21を構成し、
前記キャップ体21を回転させて排水栓本体3に対して位置固定させることで、ホルダー部18の係合部19と係合してレリースワイヤ9の排水栓本体3側端部をワイヤー支持具13に係合させることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005229838A JP4374429B2 (ja) | 2005-08-08 | 2005-08-08 | 遠隔操作式排水栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005229838A JP4374429B2 (ja) | 2005-08-08 | 2005-08-08 | 遠隔操作式排水栓装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007046274A true JP2007046274A (ja) | 2007-02-22 |
JP4374429B2 JP4374429B2 (ja) | 2009-12-02 |
Family
ID=37849325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005229838A Active JP4374429B2 (ja) | 2005-08-08 | 2005-08-08 | 遠隔操作式排水栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4374429B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007327311A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Nippon Alpha:Kk | 遠隔操作式排水栓装置、及びその施工方法 |
JP2011052516A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Nippon Alpha:Kk | 遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ端部 |
JP2012154133A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Nippon Alpha:Kk | 排水口装置 |
JP2013253425A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Toto Ltd | 排水栓装置 |
JP2020020101A (ja) * | 2018-07-30 | 2020-02-06 | 株式会社日本アルファ | 排水栓装置 |
JP2020029738A (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | 株式会社日本アルファ | 排水栓装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200477479Y1 (ko) * | 2013-06-21 | 2015-06-16 | 최미숙 | 세면대 배수구용 원터치 개폐장치 |
-
2005
- 2005-08-08 JP JP2005229838A patent/JP4374429B2/ja active Active
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007327311A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Nippon Alpha:Kk | 遠隔操作式排水栓装置、及びその施工方法 |
JP2011052516A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Nippon Alpha:Kk | 遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ端部 |
JP2012154133A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Nippon Alpha:Kk | 排水口装置 |
JP2013253425A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Toto Ltd | 排水栓装置 |
JP2020020101A (ja) * | 2018-07-30 | 2020-02-06 | 株式会社日本アルファ | 排水栓装置 |
JP2020029738A (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | 株式会社日本アルファ | 排水栓装置 |
JP7187009B2 (ja) | 2018-08-24 | 2022-12-12 | 株式会社日本アルファ | 排水栓装置 |
JP2023010843A (ja) * | 2018-08-24 | 2023-01-20 | 株式会社日本アルファ | 排水栓装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4374429B2 (ja) | 2009-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4374429B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP2013091938A (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP4839460B1 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ連結構造 | |
JP2006070630A (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP6596635B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP5906480B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP6528061B2 (ja) | 磁石を用いた遠隔操作式排水栓装置 | |
JP5033943B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ | |
JP5597833B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP2012102576A (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP2011072469A (ja) | ステッキ | |
JP4214189B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP4154510B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置とそれに用いられる引き上げ用治具 | |
JP2012251315A (ja) | 遠隔操作式排水栓装置及び遠隔操作式排水栓装置の位置決め治具 | |
JP6454844B2 (ja) | レリースワイヤと機器部の連結構造 | |
JP6368896B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP5747199B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP5531189B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP5597834B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置とその施工方法 | |
JP5181128B2 (ja) | レリースワイヤ | |
JP4572271B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置、及びその施工方法 | |
JP4399520B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP3554970B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置 | |
JP4709979B2 (ja) | 遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ | |
JP6630885B2 (ja) | 排水栓装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080818 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20081210 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20090313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090324 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090804 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090811 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4374429 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150918 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |