JP2020020101A - 排水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な衛生性や美観をより長期間に亘って維持することができ、さらには使い勝手の向上などを図ることができる排水栓装置を提供する。【解決手段】排水栓装置は、筒状の保持部41、保持部の外側に設けられる外環部42、及び、保持部41及び外環部42を連結する連結部43を具備してなるアタッチメント部材4を備える。連結部43の一側面は、上方から下方に向けて保持部41の周方向一方側に徐々に変位するように構成された傾斜面状又は湾曲面状をなす水流発生面431Aとされ、連結部43が、流路構成部に対し相対回転不能な状態とされる。水流発生面431Aは強固に固定された状態となるため、水流発生面431Aによって、流路構成部の内面を回転する方向に流れる水流などをより勢いよく生じさせることができる。また、水流発生面431Aを設けることで、結果的に、美観の向上等も図ることが可能となる。【選択図】 図3

Description

本発明は、槽体の排水口を開閉可能な栓蓋を有する排水栓装置に関する。
排水栓装置は、槽体(例えば、浴槽や洗面ボウルなど)の排水口に設けられた栓蓋を備えており、栓蓋を上下動させることで排水口を開閉させるものである。
排水栓装置としては、排水口を流れる排水の流路を構成する流路構成部(例えば、排水口に挿通される筒状の排水口部材や当該排水口部材と直列的に接続される配管などを備えたもの)と、栓蓋を上下動可能な状態で支持する棒状の支持軸を有してなる支持軸機構と、当該支持軸機構を流路構成部の内部にて保持するためのアタッチメント部材と、所定の操作部(例えば、操作ボタンや操作ハンドル等)の変位(操作)に伴い往復移動可能な伝達部材(例えばワイヤ等)とを有するものが一般に知られている(例えば、特許文献1等参照)。このような排水栓装置においては、操作部の変位に伴い伝達部材が往復移動することで支持軸及び栓蓋が上下動し、ひいては排水口の開閉状態が切換えられるようになっている。
また、アタッチメント部材としては、支持軸機構を内周にて保持する筒状の保持部と、当該保持部の外側に位置する外環部と、保持部及び外環部を連結する連結部とを備えたものが見受けられる(例えば、特許文献2等参照)。
特開2016−132897号公報 特開2015−214813号公報
ところで、流路構成部の内面には、使用に伴う汚れや異物が付着してしまいやすい。そのため、衛生性や美観の低下が容易に生じてしまうおそれがある。また、良好な衛生性や美観を維持するためには、流路構成部の清掃を頻繁に行わなければならない場合がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、良好な衛生性や美観をより長期間に亘って維持することができ、さらには使い勝手の向上などを図ることができる排水栓装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.槽体に設けられた排水口を開閉するための栓蓋と、
内部が前記排水口を通過して流れる排水の流路を構成する流路構成部と、
上端部において前記栓蓋を支持するとともに、自身の上下動により前記栓蓋を上下動させることが可能な棒状の支持軸を有してなる支持軸機構と、
前記支持軸機構を内周にて保持する筒状の保持部、当該保持部の外側において当該保持部と離間した状態で設けられる外環部、及び、前記保持部及び前記外環部を連結する連結部を具備してなり、前記流路構成部内に設けられるアタッチメント部材とを備え、
前記支持軸の上下動により前記排水口の開閉状態が切換えられるように構成された排水栓装置であって、
前記連結部の一側面は、上方から下方に向けて前記保持部の周方向一方側に徐々に変位するように構成された傾斜面状又は湾曲面状をなし、流下する排水を受けて前記流路構成部の内面側に向けて流すことが可能な水流発生面とされ、
前記流路構成部の内面に前記外環部が取付けられた状態とされることで、前記連結部が、前記流路構成部に対し相対回転不能な状態とされることを特徴とする排水栓装置。
上記手段1によれば、連結部の一側面(連結部の上面の端縁から垂下する面)は、傾斜面状又は湾曲面状をなし、流下する排水を受けて流路構成部の内面側に向けて流すことが可能な水流発生面とされている。さらに、外環部が流路構成部の内面に取付けられることで、連結部が流路構成部に対し相対回転不能な状態とされている。従って、水流発生面は強固に固定された状態となり、この強固に固定された水流発生面に排水が当たることで、流路構成部の内面側に向けた水流(外向き水流)や流路構成部の内面を回転する方向に流れる水流(螺旋流)をより勢いよく生じさせることができる。このような水流を生じさせることによって、流路構成部の内面に対する汚れや異物の付着を効果的に抑制することができ、また、仮に流路構成部の内面に汚れや異物が付着したとしても、これらを効果的に洗い流すことができる。その結果、良好な衛生性や美観をより長期間に亘って維持することができる。さらに、流路構成部の清掃に係る頻度や手間を減らすことができ、使い勝手を向上させることができる。
また、上記手段1によれば、連結部の一側面を上記のように構成することで、当該一側面に連なる連結部の上面の幅を小さなものとしつつ、平面視したときにおける連結部の全体的な幅を十分に確保することができる。これにより、全体的にスリムな印象を与えることが可能になるとともに、連結部において良好な剛性(強度)を得ることができる。その結果、美観の向上を図りつつ、栓蓋を踏みつけてしまったり栓蓋に重量物を載置してしまったりすること等により栓蓋へと下向きの大きな力が加わったときなどに、連結部の破損や変形が生じてしまうことをより確実に防止できる。
加えて、上記手段1によれば、連結部において良好な剛性(強度)を確保しつつ、連結部の上面の幅を小さくすることができるため、異物が連結部の上面に引っ掛かるようにして連結部に付着するといった事態をより生じにくくすることができる。
さらに、仮に異物が連結部の上面に引っ掛かり当該上面から水流発生面にかけて付着したときには、水流発生面に沿って排水が流れることで、付着した異物をより確実に洗い流すことができる。従って、流路構成部と同様に、連結部においても異物の付着抑制や異物の洗い流しを図ることができる。その結果、衛生性や美観に関する作用効果をさらに高めることができる。また、アタッチメント部材の清掃に係る頻度や手間を減らすことができ、使い勝手を一段と向上させることができる。
手段2.前記水流発生面は、その下端部全体が前記外環部の下端よりも下方に位置するように構成されていることを特徴とする手段1に記載の排水栓装置。
上記手段2によれば、水流発生面を上下方向に沿って十分に長いものとすることができる。そのため、外向き水流や螺旋流をより確実にかつ一層勢いよく生じさせることができる。これにより、衛生性や美観に係る作用効果をより高めることができるとともに、使い勝手を一層向上させることができる。
手段3.前記水流発生面の最外側部分は、前記外環部の内周面よりも外側に位置することを特徴とする手段2に記載の排水栓装置。
上記手段3によれば、水流発生面を流路構成部の内面の直近傍位置にまで至らせることができる。従って、広範囲に流れる排水を水流発生面へとより確実に接触させることができ、外向き水流や螺旋流を一層確実に生じさせることができる。その結果、衛生性や美観、使い勝手に係る上記作用効果をより一層向上させることができる。
尚、上記手段3の構成を採用する場合には、「水流発生面の最外側部分が外環部の外周面にまで至るように構成する」ことがより好ましい。この場合には、水流発生面をより外側まで延ばすことができるため、より広範囲に流れる排水を水流発生面に接触させることができ、ひいては外向き水流や螺旋流をより一層確実に生じさせることができる。
手段4.前記連結部は、2つのみ設けられており、
前記2つの連結部は、平面視したときに前記保持部の中心軸に対し点対称となるように設けられていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の排水栓装置。
上記手段4によれば、連結部が2つのみ設けられているため、保持部及び外環部間に形成される排水流路の面積(通水面積)をより大きく確保することができ、排水能力を向上させることができる。また、1の連結部(水流発生面)で生じた水の流れが、もう1つの連結部によって阻害されてしまうことをより確実に防止できる。その結果、衛生性や美観、使い勝手に係る上記作用効果をより確実に発揮させることができる。
手段5.前記連結部は、平面視したときに前記水流発生面によって隠れる位置に、当該連結部の剛性を高めるための補強部を備えることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の排水栓装置。
上記手段5によれば、補強部によって連結部の剛性(強度)をより高めることができ、栓蓋へと下向きの大きな力が加わったときなどにおける連結部の破損や変形をより効果的に防止することができる。
一方、上記手段5によれば、補強部は、平面視したときに水流発生面によって隠れる位置に設けられている。そのため、補強部の存在による美観の低下をより確実に抑えることができる。
排水栓装置の断面図である。 側方側から見たときにおけるアタッチメント部材の斜視図である。 上方側から見たときにおけるアタッチメント部材の斜視図である。 アタッチメント部材などの平面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、排水栓装置1は、槽体としての浴槽100に取付けられている。浴槽100は、その底面を構成する底面部101を備えており、当該底面部101には排水口102が貫通形成されている。
排水栓装置1は、排水口部材2と、配管3と、アタッチメント部材4と、支持軸機構5と、栓蓋6とを備えている。
排水口部材2は、円筒状に形成されており、自身の中心軸と排水口102の中心軸とがほぼ一致するように排水口102に挿設されている。また、排水口部材2は、その上端部において径方向外側に突出形成された鍔部21と、当該鍔部21よりも下側の外周に形成された雄ねじ部22とを備えている。
さらに、排水口部材2の内周には、内側に向けて突出形成された取付用突部23と、外側に向けて凹んだ形状をなす取付用凹部(不図示)とが、排水口部材2の周方向に沿って交互に複数形成されている。取付用突部23及び取付用凹部は、アタッチメント部材4の被取付部として機能する。
配管3は、屈曲筒状をなしており、その一端部(上端部)内周に前記雄ねじ部22を螺合可能な雌ねじ部31を備えている。そして、排水口102に排水口部材2を挿通しつつ雄ねじ部22を雌ねじ部31に螺合し、鍔部21及び配管3の上端面により底面部101を挟み込むことで、排水口部材2及び配管3が接続されるとともに、両者が浴槽100に取付けられた状態となっている。
尚、本実施形態において、配管3の上端面と底面部101の裏面との間には、弾性変形可能な材料(例えば、樹脂やゴム等)により形成された環状のシール部材7が配置されている。当該シール部材7によって、排水口部材2及び配管3と浴槽100との間からの漏水防止が図られている。
また、本実施形態において、排水口部材2及び配管3の内部は、排水口102を通過して流れる排水の流路を構成する。従って、本実施形態では、排水口部材2及び配管3によって流路構成部8が構成されている。
アタッチメント部材4は、排水の流路において支持軸機構5を保持するためのものであり、流路構成部8の内部に配置されている。アタッチメント部材4の構成については後に詳述する。
支持軸機構5は、栓蓋6を上下動させるためのものであり、ケース部51及び支持軸52を備えている。ケース部51は、円筒状をなしており、上下動不能な状態でアタッチメント部材4(後述する保持部41)により保持されている。
支持軸52は、棒状(円柱状)をなしており、上下動可能な状態でケース部51の内周に配置されている。支持軸52は、上端部において栓蓋6を支持しており、自身の上下動により栓蓋6を上下動させることが可能とされている。但し、本実施形態において、支持軸52の上端部は、栓蓋6に取付けられておらず、少なくとも排水口102が開状態であるときに栓蓋6が単に載置されるように構成されている。そして、排水口102が閉状態であるときに、後述するパッキン部62が排水口部材2に接触することで、支持軸52の上端部は、栓蓋6から離間した状態(浮いた状態)となるように構成されている。これにより、排水口部材2へとパッキン部62をより確実に密着させることができ、良好な止水性を得ることが可能となっている。
加えて、支持軸52は、図示しない操作部(例えば押しボタン等)の変位による駆動力を伝達するための伝達部材9(例えば、金属製のワイヤ)の端部が接触可能に構成されている。伝達部材9は、筒状のチューブ部材10の内周において往復移動可能な状態で配置されている。尚、前記操作部を備えてなる操作装置(図示せず)には、伝達部材9を往動(前記操作部側から支持軸機構5側に移動)した状態でロックすることにより、支持軸52をロックするための図示しないロック機構(例えば、スラストロック機構)が設けられている。
さらに、支持軸52の内部には、アブソーバスプリング53が配設されている。当該アブソーバスプリング53によって、栓蓋6を踏み付けた場合など、栓蓋6へと下向きの大きな力が加わった場合に、伝達部材9やアタッチメント部材4等に過大な負荷が加わらないように構成されている。尚、図1では、アブソーバスプリング53及び次述する戻りばね54の断面のみをそれぞれ示している。
また、ケース部51と支持軸52との間には、支持軸52に対し下動方向への力を付与する戻りばね54が設けられている。
本実施形態では、前記操作部を操作(例えば、押圧)することで伝達部材9が往動したとき、支持軸52は、戻りばね54からの力に抗して伝達部材9により押し上げられる。そして、支持軸52が十分に上動した状態で前記操作部への操作が解除されると、支持軸52が若干だけ下降しつつ、前記ロック機構によって伝達部材9が往動した状態でロックされる。その結果、支持軸52は上動した状態でロックされる。
一方、この状態で前記操作部を再度操作すると、伝達部材9が再び往動し、前記ロック機構による伝達部材9のロックが解除される。そして、前記操作部に対する操作が解除されると、戻りばね54からの付勢力によって支持軸52は下動する。また、支持軸52の下動に伴い、伝達部材9が復動する。
このように本実施形態では、前記操作部を操作する度に、上方位置における支持軸52のロックと、伝達部材9のロック解除に伴う支持軸52の下動とが交互に行われる。尚、支持軸52をロックするためのロック機構を、支持軸機構5に設けることとしてもよい。
栓蓋6は、排水口102を開閉するための栓である。栓蓋6は、樹脂等からなる円板状の栓蓋本体部61と、弾性変形可能な材料(例えば樹脂やゴム等)により形成された環状のパッキン部62と、流路構成部8へと流れ込む排水の流れや流量を調節するための整流部材63とを備えている。
本実施形態では、前記操作部への操作に伴い支持軸52及び栓蓋6が上動し、パッキン部62が排水口部材2から離間した状態となることで、排水口102が開状態とされる(図1参照)。一方、この状態で、前記操作部への操作に伴い支持軸52が下動し、パッキン部62の外周部分全域が排水口部材2と接触することで、排水口102が閉状態とされる。
尚、栓蓋6は、その比重が1よりも大きくなるように(つまり、水に沈むように)構成されており、自重のみで排水口102を閉鎖可能とされている。
前記栓蓋本体部61は、円板状の基部611と、それぞれ当該基部611の裏面から下方に突出する外側筒部612及び内側筒部613とを備えている。
外側筒部612は、外周にパッキン部62や整流部材63が取付けられる部位である。内側筒部613は、支持軸52の外側かつ外側筒部612の内側に位置する筒状部位である。内側筒部613は、支持軸52の上下動に伴い後述する保持部41の外周に沿って移動するようになっており、その結果、栓蓋6の傾きや水平方向に沿った位置ずれの発生を防止可能となっている。
整流部材63は、外側筒部612及び内側筒部613間に形成された溝に配置されつつ、外側筒部612の外周に嵌め込まれることで、栓蓋6の裏側に配設されている。本実施形態では、整流部材63のうち外側筒部612の外周に嵌め込まれた部位によって、外側筒部612からのパッキン部62の脱落防止が図られている。
また、整流部材63は、その周方向に沿って等間隔に複数の羽根631を備えており、これら羽根631に排水が当たることによって、流路構成部8へと流れ込む排水の流れや流量を調節可能とされている。
次いで、アタッチメント部材4の構成について説明する。アタッチメント部材4は、図2及び図3に示すように、保持部41、外環部42及び連結部43を備えている。
保持部41は、自身の内周において支持軸機構5を保持するためのものである。保持部41は、全体として円筒状をなしており、外環部42よりも内側において外環部42と同軸状に設けられている。
外環部42は、保持部41の外側において当該保持部41と離間した状態で設けられている。外環部42は、流路構成部8(排水口部材2)に対するアタッチメント部材4の取付部として機能する。外環部42の下部には、複数の凹部421が外環部42の周方向に沿って間隔をあけて複数設けられており、外環部42の外周には、複数の突部422が外環部42の周方向に沿って間隔をあけて複数設けられている。そして、前記凹部421に排水口部材2の前記取付用突部23を配置するとともに、前記突部422を排水口部材2の前記取付用凹部へと配置することで、外環部42ひいてはアタッチメント部材4が流路構成部8(排水口部材2)の内面に取付けられた状態となっている。
連結部43は、外環部42の内周面と保持部41の外周面とを連結する部位である。連結部43は、保持部41の外周から保持部41の径方向外側に向けて延びており、本実施形態では、2つのみ設けられている。2つの連結部43は、平面視したときに保持部41の中心軸CLに対し点対称となるように設けられている(図4参照。尚、図4では支持軸機構5や栓蓋6等を不図示)。尚、流路構成部8に流れ込んだ排水は、各連結部43間の隙間を通って下流へと流れるようになっている。
また、各連結部43は、それぞれ板状をなす連結基部431及び補強部432を備えている。
連結基部431は、外環部42及び保持部41に連結されており、美観の向上などを考慮して、その上面の幅が非常に小さなもの(例えば、3mm以下であり、より好ましくは2mm以下)とされている。また、連結基部431は、上方から下方に向けて保持部41の周方向一方側に徐々に変位する傾斜板状をなしている。そして、連結基部431における両側面(連結基部431の上面の端縁から垂下し、保持部41及び外環部42に連結される面)のうちの一方、つまり一側面には、水流発生面431Aが設けられている。
水流発生面431Aは、上方から下方に向けて保持部41の周方向一方側に徐々に変位するように構成された傾斜面状をなしており、斜め上方に向いている。これにより、連結部43へと流下した排水は、水流発生面431Aを伝わって流路構成部8の内面側に向けて流れることが可能になっている。つまり、水流発生面431Aは、流下する排水を受けて流路構成部8の内面側に向けて流すことが可能に構成されている。
さらに、上記のように流路構成部8(排水口部材2)の内面に外環部42が取付けられた状態とされることで、連結部43ひいては水流発生面431Aは、流路構成部8に対し相対回転不能な状態とされている。
加えて、水流発生面431Aは、上下方向に沿って十分な長さを有しており、その下端部全体が外環部42の下端よりも下方に位置するように構成されている。
また、水流発生面431Aの最外側部分は、外環部42の内周面よりも外側に位置するように構成されている。本実施形態において、水流発生面431Aの最外側部分は、外環部42の外周面にまで至っており、連結基部431の最外周面は、外環部42の外周面と面一の状態となっている。
補強部432は、連結部43の剛性(強度)を高めるためのものである。補強部432は、鉛直方向に延びる板状をなしており、連結基部431における水流発生面431Aの裏側に位置する側面の上部と、保持部41の外周面とに連結されている。また、補強部432は、平面視したときに水流発生面431Aによって隠れる位置に設けられており、本実施形態では、平面視視認不能とされている(図4参照)。
また、補強部432は、その最外側部分が前記取付用突部23と接触又は近接した状態となっている。従って、栓蓋6へと下向きの大きな力が加わったときには、補強部432によって保持部41の下部開口が広がってしまうことをより確実に防止できるようになっている。これにより、保持部41からの支持軸機構5の脱落防止が図られている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、流路構成部8(排水口部材2)の内面に外環部42が取付けられた状態とされることで、水流発生面431Aは強固に固定された状態となり、この強固に固定された水流発生面431Aに排水が当たることで、流路構成部8の内面側に向けた水流(外向き水流)や流路構成部8の内面を回転する方向に流れる水流(螺旋流)をより勢いよく生じさせることができる。このような水流を生じさせることによって、流路構成部8の内面に対する汚れや異物の付着を効果的に抑制することができ、また、仮に流路構成部8の内面に汚れや異物が付着したとしても、これらを効果的に洗い流すことができる。その結果、良好な衛生性や美観をより長期間に亘って維持することができる。さらに、流路構成部8の清掃に係る頻度や手間を減らすことができ、使い勝手を向上させることができる。
また、連結部43に水流発生面431Aを設けることで、連結部43の上面の幅を小さなものとしつつ、平面視したときにおける連結部43の全体的な幅を十分に確保することができる。これにより、全体的にスリムな印象を与えることが可能になるとともに、連結部43において良好な剛性(強度)を得ることができる。その結果、美観の向上を図りつつ、栓蓋6へと下向きの大きな力が加わったときなどに連結部43の破損や変形が生じてしまうことをより確実に防止できる。
加えて、連結部43において良好な剛性(強度)を確保しつつ、連結部43の上面の幅を小さくすることができるため、異物が連結部43の上面に引っ掛かるようにして連結部43に付着するといった事態をより生じにくくすることができる。
さらに、仮に異物が連結部43の上面に引っ掛かり当該上面から水流発生面431Aにかけて付着したときには、水流発生面431Aに沿って排水が流れることで、付着した異物をより確実に洗い流すことができる。従って、流路構成部8と同様に、連結部43においても異物の付着抑制や異物の洗い流しを図ることができる。その結果、衛生性や美観に関する作用効果をさらに高めることができる。また、アタッチメント部材4の清掃に係る頻度や手間を減らすことができ、使い勝手を一段と向上させることができる。
加えて、水流発生面431Aは、その下端部全体が外環部42の下端よりも下方に位置するように構成されており、上下方向に沿って十分に長いものとされている。そのため、外向き水流や螺旋流をより確実にかつ一層勢いよく生じさせることができる。これにより、衛生性や美観に係る作用効果をより高めることができるとともに、使い勝手を一層向上させることができる。
さらに、水流発生面431Aの最外側部分は、外環部42の内周面よりも外側に位置しているため、水流発生面431Aを流路構成部8の内面の直近傍位置にまで至らせることができる。従って、広範囲に流れる排水を水流発生面431Aへとより確実に接触させることができ、外向き水流や螺旋流を一層確実に生じさせることができる。その結果、衛生性や美観、使い勝手に係る上記作用効果をより一層向上させることができる。
特に本実施形態では、水流発生面431Aの最外側部分が外環部42の外周面にまで至るように構成されているため、一層広範囲に流れる排水を水流発生面431Aに接触させることができ、ひいては外向き水流や螺旋流をより一層確実に生じさせることができる。
加えて、連結部43は2つのみ設けられているため、保持部41及び外環部42間に形成される排水流路の面積(通水面積)をより大きく確保することができ、排水能力を向上させることができる。また、1の連結部43(水流発生面431A)で生じた水の流れが、もう1つの連結部43によって阻害されてしまうことをより確実に防止できる。その結果、衛生性や美観、使い勝手に係る上記作用効果をより確実に発揮させることができる。
併せて、補強部432によって連結部43の剛性(強度)をより高めることができ、栓蓋6へと下向きの大きな力が加わったときなどにおける連結部43の破損や変形をより効果的に防止することができる。
一方、補強部432は、平面視したときに水流発生面431Aによって隠れる位置に設けられている。そのため、補強部432の存在による美観の低下をより確実に抑えることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態において、連結部43は2つのみ設けられているが、連結部を1つのみ又は3つ以上設けることとしてもよい。尚、連結部を3つ以上設ける場合には、連結部によって水流発生面で生じた水の流れが極力阻害されないようにするために、保持部41の周方向に沿って等間隔に連結部を設けることが好ましい。
(b)上記実施形態において、連結部43は補強部432を備えているが、補強部432を設けないこととしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、補強部432の全体が水流発生面431Aによって隠れるように構成されているが、補強部432の一部が隠れるように構成してもよい。この場合においても、補強部432の存在による美観の低下を抑えることができる。
(c)上記実施形態において、水流発生面431Aは傾斜面状をなしているが、上方から下方に向けて保持部41の周方向一方側に徐々に変位するように構成された湾曲面状をなすように水流発生面を構成してもよい。勿論、水流発生面が傾斜面及び湾曲面の双方を有するものであってもよい。この場合、水流発生面は、傾斜面状であるともいえるし、湾曲面状であるともいえる。
(d)上記実施形態において、栓蓋6は整流部材63を備えているが、整流部材63を設けないこととしてもよい。
(e)上記実施形態において、水流発生面431Aは平滑面状(凹凸のない形状)をなしているが、水流発生面431Aに突部や凹部を設けることとしてもよい。例えば、水流発生面431Aに、保持部41及び外環部42間を繋ぐようにして延びる突部や凹部を設けることとしてもよい。この場合には、水流発生面431Aとこれに付着した異物との間に隙間を形成することが可能となり、水流発生面431Aに対する異物の密着をより確実に防止することができる。その結果、水流発生面431Aからの異物の洗い流しを一層確実に生じさせることができ、衛生性や清掃性を一層高めることができる。
(f)上記実施形態において、流路構成部8は、排水口部材2及び配管3により構成されているが、流路構成部は必ずしもこのような構成に限られない。例えば、排水口部材を省略するとともに、配管を、自身の内周面と浴槽100における排水口102を形成する面とが連続するように浴槽100へと直接接続する構成では、浴槽100における排水口102を形成する部位及び配管によって流路構成部が構成されることとなる。また、この構成において、浴槽100及び配管の上端面間に環状のシール部材を配設する場合、浴槽100における排水口102を形成する部位、前記シール部材及び配管を通って排水が流れるため、シール部材も流路構成部の一部となる。
(g)上記実施形態において、アタッチメント部材4は排水口部材2の内面に取付けられているが、アタッチメント部材4の取付対象は流路構成部8の内面であればよい。従って、アタッチメント部材4を、配管3の内面に取付けることとしてもよいし、排水口部材2から配管3にかけた両者の内面部分に取付けることとしてもよい。
(h)上記実施形態において、支持軸機構5は支持軸52及びケース部51を備えているが、ケース部51を省略し、保持部41がケース部51としての役割を担うように構成してもよい。
(i)上記実施形態では、支持軸52に栓蓋6が載置されるように構成されているが、支持軸52の先端部(上端部)を栓蓋6に取付ける(固定する)ように構成してもよい。尚、このように構成では、栓蓋6の傾き等を防止可能となるため、内側筒部613を省略してもよい。
(j)上記実施形態では、栓蓋6(パッキン部62)が排水口部材2に接触することで排水口102が閉状態となるように構成されているが、栓蓋6(パッキン部62)が浴槽100の底面部101に接触することで排水口102が閉状態となるように構成してもよい。
(k)上記実施形態では、槽体として浴槽100を例示しているが、本発明の技術思想を適用可能な槽体は浴槽に限定されるものではない。従って、例えば、洗面ボウルやキッチンの流し台などの浴槽以外の槽体に対し本発明の技術思想を適用してもよい。
1…排水栓装置、4…アタッチメント部材、5…支持軸機構、6…栓蓋、8…流路構成部、41…保持部、42…外環部、43…連結部、52…支持軸、100…浴槽(槽体)、102…排水口、431A…水流発生面、432…補強部。

Claims (5)

  1. 槽体に設けられた排水口を開閉するための栓蓋と、
    内部が前記排水口を通過して流れる排水の流路を構成する流路構成部と、
    上端部において前記栓蓋を支持するとともに、自身の上下動により前記栓蓋を上下動させることが可能な棒状の支持軸を有してなる支持軸機構と、
    前記支持軸機構を内周にて保持する筒状の保持部、当該保持部の外側において当該保持部と離間した状態で設けられる外環部、及び、前記保持部及び前記外環部を連結する連結部を具備してなり、前記流路構成部内に設けられるアタッチメント部材とを備え、
    前記支持軸の上下動により前記排水口の開閉状態が切換えられるように構成された排水栓装置であって、
    前記連結部の一側面は、上方から下方に向けて前記保持部の周方向一方側に徐々に変位するように構成された傾斜面状又は湾曲面状をなし、流下する排水を受けて前記流路構成部の内面側に向けて流すことが可能な水流発生面とされ、
    前記流路構成部の内面に前記外環部が取付けられた状態とされることで、前記連結部が、前記流路構成部に対し相対回転不能な状態とされることを特徴とする排水栓装置。
  2. 前記水流発生面は、その下端部全体が前記外環部の下端よりも下方に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置。
  3. 前記水流発生面の最外側部分は、前記外環部の内周面よりも外側に位置することを特徴とする請求項2に記載の排水栓装置。
  4. 前記連結部は、2つのみ設けられており、
    前記2つの連結部は、平面視したときに前記保持部の中心軸に対し点対称となるように設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の排水栓装置。
  5. 前記連結部は、平面視したときに前記水流発生面によって隠れる位置に、当該連結部の剛性を高めるための補強部を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の排水栓装置。
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