JP5686313B2 - 遠隔操作式排水栓装置の操作側構造 - Google Patents
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Description
本発明は、押操作釦を操作することによって、レリースワイヤを介して排水栓を開閉させる遠隔操作式排水栓装置において、押操作釦を貯水面より上方へ位置する槽壁の筒状陥没部に取付けた操作側構造に関するものである。
従来、遠隔操作式排水栓装置の操作側構造は、操作部が、槽壁に装着されたフランジ付き筒状ケージング内に配置支持され、該操作部の上端には、押操作釦が取付け配置され、該操作部の下端には、排水栓と接続されるインナーワイヤからなるレリースワイヤが取付けられている。そして、フランジ付き筒状ケージング内に溜る排水を排出させる通水路が設けられている。
槽壁にフランジ付き筒状ケーシングを装着する遠隔操作式排水栓装置の操作側構造は、洗面ボウル、浴槽などの槽壁成形時に起る筒状ケーシングの装着取付け穴の成形誤差などがそのフランジで覆い隠されて補い、またシール性を補うことにもなっていたが、フランジ付き筒状ケーシングのそのフランジが槽壁面より突出している為に、該フランジとの段差に排水を被って溜り、水垢やカビ等を付着させる原因ともなって、それら付着は見苦しいことであった。
また、押操作釦の操作中、及び清掃中、その他取扱い中に、突出するフランジが邪魔になって、不都合であった。
そこで、本発明は、見た目には、槽壁面に水垢やカビ等が見えず、清潔感を感じさせ、そして、押操作釦の操作中、及び清掃中、その他取扱い中において、支障を来たすことのない遠隔操作式排水栓装置の操作側構造が得られることを目的とする。
また、押操作釦の操作中、及び清掃中、その他取扱い中に、突出するフランジが邪魔になって、不都合であった。
そこで、本発明は、見た目には、槽壁面に水垢やカビ等が見えず、清潔感を感じさせ、そして、押操作釦の操作中、及び清掃中、その他取扱い中において、支障を来たすことのない遠隔操作式排水栓装置の操作側構造が得られることを目的とする。
本発明の操作側構造は、押操作釦が操作されることによって、レリースワイヤを介して排水栓を開閉させる遠隔操作式排水栓装置において、押操作釦が槽壁面に筒状陥没部を形成するその槽壁表面と略面一となるよう該筒状陥没部に装填され、筒状陥没部へ装着されたガイド部材が、その上方縁部で該筒状陥没部の底縁部を固定部材とで挟持し、該筒状陥没部に装填された押操作釦が、その下面に垂下するガイド摺動部を前記ガイド部材によりガイドされ、前記筒状陥没部内を摺動するものである。
本発明の操作側構造は、筒状陥没部へ装着されたガイド部材が、その上方縁部で該筒状陥没部の底縁部を固定部材とで挟持し、前記ガイド部材には、押操作釦へ繋げるレリースワイヤ端部の操作部が装着支持される支持筒部を形成し、該支持筒部の周囲には複数の水抜き穴が穿設されているものである。
本発明の操作側構造は、押操作釦が槽壁面に形成された筒状陥没部へ、その槽壁表面と略面一となるように装填され、従来の槽壁面に装着されたフランジ付き筒状ケーシングのようなフランジによる段差がないので、被った排水が該段差に残されず、水垢やカビの発生起因をなくすことができることになる。
また、押操作釦が槽壁表面と略面一となるよう陥没部に装填されているので、押操作釦の操作中、及び、清掃中、その他取扱い中において引っかかるものがないので支障を来たすことがなく出来ることになる。
また、押操作釦が槽壁表面と略面一となるよう陥没部に装填されているので、押操作釦の操作中、及び、清掃中、その他取扱い中において引っかかるものがないので支障を来たすことがなく出来ることになる。
本発明の操作側構造は、筒状陥没部へ装着されたガイド部材が、その上方縁部で該筒状陥没部の底縁部を固定部材とで挟持し、該陥没部に装填された押操作釦が、その下面に垂下するカイド摺動部を前記ガイド部材によりガイドされ、前記陥没部内を摺動することになるので、押操作釦のガタつきのないスムーズな摺動操作ができ、更に、ガイド部材及び、押操作釦のガイド摺動部が、槽壁表面に露出しないものであるので、直接排水を被ることなく、残り水滴による水垢、カビの発生を起こすことがないようにできる。
本発明の操作側構造は、ガイド部材には、押操作釦へ繋げるレリースワイヤ端部の操作部が装着される支持筒部を形成し、該支持筒部の周囲には複数の水抜き穴が穿設されるので、被った排水が押操作釦と筒状陥没部との隙間より浸入されたとしても、余すことなく筒部周囲の水抜き穴を経て通水路より排出されることになる。よって、残排水滴による水垢、カビ等の発生を阻止できることになる。
なお、水垢、カビ等の発生で、押操作釦が、その下面に垂下するガイド摺動部のガイド部材によるガイドで陥没部内を摺動する操作を緩慢にし、支障を来たすことになるが、水垢やカビ等の発生を阻止することによって、解消することができることになる。
なお、水垢、カビ等の発生で、押操作釦が、その下面に垂下するガイド摺動部のガイド部材によるガイドで陥没部内を摺動する操作を緩慢にし、支障を来たすことになるが、水垢やカビ等の発生を阻止することによって、解消することができることになる。
本発明の遠隔操作式排水栓装置の操作側構造は、図１、図２に示す如く、押操作釦２が筒状陥没部１１を形成するその槽壁１０表面と略面一となるよう該筒状陥没部に装填され、該筒状陥没部内を摺動可能とするものである。
そして、押操作釦２を操作することによって、レリースワイヤ３を介して排水栓（図示せず）を開閉させる。
そして、押操作釦２を操作することによって、レリースワイヤ３を介して排水栓（図示せず）を開閉させる。
筒状陥没部１１は、貯水面より上方へ位置するような槽壁１０面に形成され、該筒状陥没部の底縁部１１１を筒状陥没部へ装着されたガイド部材１２のその上方縁部１２２と、下方より当てられた固定部材１３とで挟持し、固定することによって筒状陥没部１１の底縁部１１１にガイド部材１２が設置される。
筒状陥没部１１の底縁部１１１は，ガイド部材１２の上方縁部１２２と固定部材１３の上縁部１３２とで挟持され、ガイド部材１２の外周の雄螺合ネジ１２１に固定部材１３の内周の雌螺合ネジ１３１を螺合させることによって締結される。
固定部材１３は、その下部の接続部１３３をもってレリースワイヤ３のガイド等（図示されず）が接続される。
固定部材１３は、その下部の接続部１３３をもってレリースワイヤ３のガイド等（図示されず）が接続される。
筒状陥没部１１に装着されるガイド部材１２は、上端に上方縁部１２２を形成した環状体１２３と、該環状体に一体化されたレリースワイヤ３の操作部３１を支持する支持筒体１２４とで構成され、該支持筒体と前記環状体との間には筒状陥没部１１内を押引き摺動する押操作釦２の下面に垂下するガイド摺動部２２が位置され、該ガイド摺動部を、その外周に配設された複数の縦リブ２３によって、前記ガイド部材１２の環状体１２３内に摺動ガイドさせ、それと共に、押操作釦２が筒状陥没部１１内を摺動する。
そして、支持筒体１２４の周囲には、複数の水抜き穴１２５が穿設され、押操作釦２と筒状陥没部１１との間を浸み通ってしまった排水滴がガイド部材１２と縦リブ２３とで形成された隙間を介して、水抜き穴１２５を経て常時排出されるようにしている。
そして、支持筒体１２４の周囲には、複数の水抜き穴１２５が穿設され、押操作釦２と筒状陥没部１１との間を浸み通ってしまった排水滴がガイド部材１２と縦リブ２３とで形成された隙間を介して、水抜き穴１２５を経て常時排出されるようにしている。
ガイド部材１２の支持筒体１２４には、レリースワイヤ３の操作部３１を係止する係止爪１２６が設けられ、ガイド部材１２を挿通させたレリースワイヤ３がその操作部３１を鍔３２の支持筒体１２４との当接で抜止めると共に係止爪１２６による操作部３１の係止溝３３との係止をして取付けられる。操作部３１が取付けられたガイド部材１２を筒状陥没部１１に装着し、その底縁部１１１が、ガイド部材１２の上方縁部１２２と、予めレリースワイヤ３を挿通させた固定部材１３の上縁部１３２とで挟持され、締着する。
押操作釦２がそのガイド摺動部２２によるガイド部材１２の環状体１２３とのガイド摺動で、筒状陥没部１１内に摺動可能に装填され、筒状陥没部１１を形成するその槽壁表面と略面一とされると共に、レリースワイヤ３の操作部３１を押操作釦２の取付係合部２１に係合する。
押操作釦２がそのガイド摺動部２２によるガイド部材１２の環状体１２３とのガイド摺動で、筒状陥没部１１内に摺動可能に装填され、筒状陥没部１１を形成するその槽壁表面と略面一とされると共に、レリースワイヤ３の操作部３１を押操作釦２の取付係合部２１に係合する。
そして、押操作釦２が筒状陥没部１１内に装着されたガイド部材１２にガイド摺動部２２をもってガイド摺動され、筒状陥没部１１内を摺動するため、押操作釦２によって、レリースワイヤ３、その端部の操作部３１、及びガイド部材１２等を隠蔽することになり、排水を被っても残りにくく、水垢やカビの発生を防止することができる。
１０ 槽壁
１１ 筒状陥没部
１１１ 底縁部
１２ ガイド部材
１２１ 雄螺合ネジ
１２２ 上方縁部
１２３ 環状体
１２４ 支持筒体
１２５ 水抜き穴
１２６ 係止爪
１３ 固定部材
１３１ 雌螺合ネジ
１３２ 上縁部
１３３ 接続部
２ 押操作部
２１ 取付係合部
２２ ガイド摺動部
２３ 縦リブ
３ レリースワイヤ
３１ 操作部
３２ 鍔
３３ 係止溝
１１ 筒状陥没部
１１１ 底縁部
１２ ガイド部材
１２１ 雄螺合ネジ
１２２ 上方縁部
１２３ 環状体
１２４ 支持筒体
１２５ 水抜き穴
１２６ 係止爪
１３ 固定部材
１３１ 雌螺合ネジ
１３２ 上縁部
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２ 押操作部
２１ 取付係合部
２２ ガイド摺動部
２３ 縦リブ
３ レリースワイヤ
３１ 操作部
３２ 鍔
３３ 係止溝
Claims (2)
- 押操作釦が操作されることによって、レリースワイヤを介して排水栓を開閉させる遠隔操作式排水栓装置において、押操作釦が槽壁面に筒状陥没部を形成するその槽壁表面と略面一となるよう該筒状陥没部に装填され、筒状陥没部へ装着されたガイド部材が、その上方縁部で該筒状陥没部の底縁部を固定部材とで挟持し、該筒状陥没部に装填された押操作釦が、その下面に垂下するガイド摺動部を前記ガイド部材によりガイドされ、前記筒状陥没部内を摺動することを特徴とする操作側構造。
- ＿前記ガイド部材には、押操作釦へ繋げるレリースワイヤ端部の操作部が装着支持される支持筒部を形成し、該支持筒部の周囲には複数の水抜き穴が穿設されていることを特徴とする請求項１記載の操作側構造。
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| JP2010184408A JP5686313B2 (ja) | 2010-08-04 | 2010-08-04 | 遠隔操作式排水栓装置の操作側構造 |
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