JP5477758B2 - 浴槽排水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、遠隔操作で浴槽排水口の開閉を行うことが可能な浴槽排水構造に関する。
一般的に、浴槽底面には、浴槽水を排水するための排水口が形成されている。浴槽の排水口には、排水口の開閉を行うための排水栓蓋が取り付けられており、その開閉操作を容易に行うために、浴槽リムに操作部を設け、遠隔操作で排水栓蓋の開閉を行うものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
操作部はワイヤーと連結されており、操作部の動きを排水栓蓋側に伝達することができる。一方、排水栓蓋とワイヤーの排水栓側端部の間、または操作部とワイヤーの操作部側端部の間には、メカボックスと言われる保持部材が取り付けられている。このメカボックスは、操作部の動きに応じて、上昇位置と下降位置とを交互に保持可能な保持機構が備えられている。例えば、特許文献1のように、排水栓蓋とワイヤーの排水栓側端部の間にメカボックスが配設される場合は、メカボックスが上昇位置で保持されている場合は排水栓蓋も上昇位置で保持され、開栓した状態となり、下降位置で保持されている場合は排水栓蓋も下降位置で保持され、閉栓した状態となる。また、操作部とワイヤーの操作部側端部の間にメカボックスが配設される場合は、メカボックスが下降位置で保持されている場合は排水栓蓋が上昇位置で保持され、開栓した状態となり、上昇位置で保持されている場合は排水栓蓋が下降位置で保持され、閉栓した状態となる。
また、ワイヤーの排水栓蓋側の端部と排水栓蓋との間には、排水栓蓋が、所定の位置で上下動するガイドとしての役割を果たす接続部材が必要となる。この接続部材は、筒状部と、筒状部の内部を上下に摺動可能なロッドとを備えており、ロッドが筒状部の内部を上下に移動することで排水栓蓋を所定の位置で上下動させることが可能となっている。この接続部材は、排水栓蓋とワイヤーの排水栓側端部の間にメカボックスが配設される場合には、メカボックスに接続部材の役割を持たせ、1部材で兼用させることも可能である。
この接続部材は、所定の位置で排水栓蓋を上下動させることが役割であるため、浴槽に対して固定されている必要がある。特許文献1の接続部材は、浴槽排水口に上方から取り付けられたフランジ部材に接続部材を係止し、固定させている。しかし、浴槽排水口にフランジ部材を設けると、浴槽とフランジ部材の間に汚れが付着しやすいという問題、付着した汚れを掃除しにくいという問題、フランジ部材があることによるデザイン性の悪化という問題があった。
そこで、フランジ部材を設けることなく、接続部材を直接、浴槽排水口に固定させることで清掃性とデザイン性を向上させることを試みたが、浴槽排水口は浴槽の成形時に同時に形成することができないため、成形後に後加工で貫通孔を穿設する必要がある。成形後に後加工で排水口を穿設すると、寸法誤差が出やすく、接続部材を浴槽排水口に固定できないという問題が生じる。
本発明は、上述した問題点に鑑み、フランジ部材を設けることなく接続部材を直接、浴槽に固定することができ、浴槽排水口の寸法誤差に対しても適応可能な浴槽排水構造を提供することを目的とする。
特許第3633336号公報
本発明の態様は、フランジ部材を設けることなく接続部材を直接、浴槽に固定することができ、浴槽排水口の寸法誤差に対しても適応可能な浴槽排水構造を提供する。
本発明の一態様によれば、浴槽の底面に形成された浴槽排水口を遠隔操作により開閉可能な排水栓装置を備えた浴槽排水構造であって、前記浴槽排水口は、前記浴槽の底面に上端から下方に垂れ下がるように形成された垂下部と、前記垂下部の下端から内方側に突出形成された前記浴槽と一体の第1係止部とを備え、前記排水栓装置は、前記浴槽排水口を開閉可能で前記垂下部の内径より大きい栓蓋と、前記栓蓋の開閉を遠隔操作する操作部と、前記操作部の動きを伝達するワイヤーと前記栓蓋との間に接続され、前記排水口上方からの押圧操作により弾性変形することで前記第1係止部と係止可能な第2係止部を有する接続部材と、を備え、 前記栓蓋は前記第2係止部を隠蔽し、前記第2係止部は、前記第1係止部の上部に載置された状態で、該外側面が前記垂下部の内面と当接する上側係止部と、前記第1係止部の下部に位置し、前記第1係止部の下部と係止する下側係止部と、前記上側係止部と前記下側係止部との間に形成され、該外側面が前記第1係止部と当接することなく隙間が形成された状態で係止される中間係止部と、を有することを特徴とする浴槽排水構造が提供される。
本発明の態様によれば、フランジ部材を設けることなく接続部材を直接、浴槽に固定することができ、浴槽排水口の寸法誤差に対しても適応可能な浴槽排水構造を提供される。
本発明を実施するための最良の形態を説明するに先立って、本発明の作用効果について説明する。
第1の発明は、浴槽の底面に形成された浴槽排水口を遠隔操作により開閉可能な排水栓装置を備えた浴槽排水構造であって、前記浴槽排水口は、前記浴槽の底面に上端から下方に垂れ下がるように形成された垂下部と、前記垂下部の下端から内方側に突出形成された前記浴槽と一体の第1係止部とを備え、前記排水栓装置は、前記浴槽排水口を開閉可能で前記垂下部の内径より大きい栓蓋と、前記栓蓋の開閉を遠隔操作する操作部と、前記操作部の動きを伝達するワイヤーと前記栓蓋との間に接続され、前記排水口上方からの押圧操作により弾性変形することで前記第1係止部と係止可能な第2係止部を有する接続部材と、を備え、 前記栓蓋は前記第2係止部を隠蔽し、前記第2係止部は、前記第1係止部の上部に載置された状態で、該外側面が前記垂下部の内面と当接する上側係止部と、前記第1係止部の下部に位置し、前記第1係止部の下部と係止する下側係止部と、前記上側係止部と前記下側係止部との間に形成され、該外側面が前記第1係止部と当接することなく隙間が形成された状態で係止される中間係止部と、を有することを特徴とする浴槽排水構造である。
この浴槽排水構造によれば、フランジ部材を設けることなく接続部材を直接、浴槽に固定することができ、浴槽排水口の寸法誤差に対しても適応可能な浴槽排水構造を提供することができる。
また、第2の発明は、第1の発明の実施形態において、前記上側係止部の外側面が、前記垂下部の内面と当接した状態で係止されることで、前記浴槽排水口と前記接続部材の軸中心が一致することを特徴とする浴槽排水構造である。
この浴槽排水構造によれば、寸法誤差の小さい垂下部と、接続部材を隙間無く当接させることで浴槽排水口に対して接続部材を所定の位置にズレなく配置することができる。このことから、第1の係止部と第2の係止部の間に所定の隙間が形成されるように接続部材を位置決めでき、浴槽排水口の寸法誤差に対しても適応可能な浴槽排水栓装置を提供することができる。
また、第3の発明は、第1の発明の実施形態または第2の発明の実施形態において、前記第2の係止部は、周状に間隔を空けて複数個形成されていることを特徴とする浴槽排水構造である。
この浴槽排水構造によれば、少ない力で接続部材を浴槽排水口に係止させることが可能であるとともに、第2の係止部を間隔を空けて配設させることにより、浴槽排水時の排水性も向上させることができる。
また、第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかの実施形態において、前記上側係止部の外径は、前記第1係止部の内径より大きく、且つ当接する垂下部の内径と同等に形成されており、前記中間係止部の外径は、前記垂下部および前記第1係止部の内径より小さく形成されており、前記下側係止部の外径は、前記第1係止部の内径より大きく、且つ前記上側係止部の外径より小さく形成されていることを特徴とする浴槽排水構造である。
この浴槽排水構造によれば、フランジ部材を設けることなく接続部材を直接、浴槽に固定することができ、浴槽排水口の寸法誤差に対しても適応可能な浴槽排水構造を提供することができる。
また、第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれかの実施形態において、前記中間係止部は水平方向に弾性変形することを特徴とする浴槽排水構造である。
この浴槽排水構造によれば、フランジ部材を設けることなく接続部材を直接、浴槽に固定することができ、さらに浴槽内側から接続部材を着脱することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る浴槽の外観斜視図である。図1に表したように、本発明の実施形態に係る浴槽排水構造は、浴槽1と、浴槽1に取り付けられた排水栓装置100と、を有する。
浴槽1は、成形品であり、浴槽底面3と、浴槽底面3の全周から上方に立ち上がるように形成された浴槽側面2と、浴槽側面2の上端から外方側に向かって延在するように形成された浴槽フランジ4とを有する。
図2および図3に表すように、浴槽底面3には、後加工で浴槽内の湯水を槽外に排出するための貫通孔27が穿設されることで、浴槽排水口5が形成される。浴槽排水口5は、浴槽底面3と連続するように下方に垂れ下がるように形成された垂下部21と、垂下部21の下端から内方側、つまり貫通孔27の中心側に向かって突出形成された第1係止部22とが貫通孔27の全周に形成されている。ここで、垂下部は成形時の型の抜き勾配の関係から必要ななだらかな傾斜部25と、傾斜部25と第1係止部の間に形成される垂直面状の垂直部26とを有する。尚、上述した通り、第1係止部22は、成形時には貫通孔27が形成されていないため塞がれており、後加工により貫通孔27が形成されることで係止部としての役割を果たすことが可能となる。
また、洗い場側に位置する浴槽フランジ4には、後述する排水栓装置100を遠隔操作する操作部10を取設するための開口が形成されている。
図1〜図3に表すように、排水栓装置100は、浴槽排水口5を水密的に閉じたり、開いたりすることが可能な栓蓋13と、浴槽フランジ4に形成された開口に取設され、栓蓋13の開閉を遠隔操作するための押しボタン式の操作部10と、浴槽1の裏面側に配置され、操作部10の動きを栓蓋13側に伝達するためのワイヤー11と、下部側がワイヤー11の栓蓋側の端部にネジ固定され、上部側が栓蓋の裏面に嵌合固定されていることで、ワイヤー11の動きを栓蓋13に伝達することが可能な接続部材12と、を備えている。
接続部材12には、主に、栓蓋13を上昇位置と下降位置とに保持可能な保持機構部30と、保持機構部30の外方側に延びるように一体的に形成され、浴槽排水口5の第1係止部22と係止することで、接続部材12を浴槽排水口5に係止固定することが可能な第2係止部44と、が形成されている。
保持機構部は、上面と下面が貫通した筒状部材36と、筒状部材36とは別体で形成されており、筒状部材36の内部を上下方向に摺動可能に取り付けられたロッド35とを備えており、ロッド35の上部に栓蓋13に嵌合固定されている。筒状部材36に対して、ロッド35が、スラストロック機構により、取り付けられているため、ロッドが上昇位置と下降位置とに交互に保持可能になっている。
このスラストロック機構の構成について詳述する。ロッド35には、上面に係合歯を有する固定リングと下面に被係合歯を有する回転リングとを同軸上に具備している。また、筒状部材36の内面には係止歯が形成されている。さらに、ロッド35に対して、下側方向(閉栓方向)に付勢する付勢部材とが備えられている。
次に、このスラストロック機構の動作について詳述する。まず、栓蓋13の閉栓から開栓への動作は、操作部10の遠隔操作による押動力がワイヤー11を介してロッド35に伝達される。該押動力が付勢力に抗してロッド35を押動することにより、固定リングが回転リングをロッド35の内面に形成されている係止歯の上方まで押し上げる。その際、回転リングは固定リングの係合歯と回転リングの被係合歯との噛合の関係で正方向に回動し、該押動力が無くなると、付勢部材の付勢力を受けてロッド35は、回転リングとともに下降を開始する。しかし、下降途中で被係合歯がロッド35の内面に形成された係止歯に係止し、開栓状態のままで停止し所望の開栓動作を完了する。
一方、栓蓋13の開栓から閉栓への動作は以下の通りである。操作部10の遠隔操作による押動力がワイヤー11を介してロッド35を押動し、それとともに固定リングならびに回転リングが押し上げられ、噛合する固定リングの係合歯と回転リングの被係合歯との両歯の関係で、回転リングは更に正方向に微小角度回動する。該押動力が無くなると付勢部材の付勢力を受けて支持軸は回転リングとともに下降を開始する。ここで被係合歯が係止歯における外端の鋸歯部分に係合することで、回転リングは正方向に更に回動し、その鋸歯部分の案内機能で案内溝に案内されて回転リングがロッド35とともに降下し、閉栓状態へと移行する。以上のように、該スラストロック機構とは、ロックとアンロックをワイヤー11による押動操作の度に交互に繰り返す機構である。
図4に示すように、この保持機構部30の外方側には、保持機構部30から外周方向に向かって延びる複数の補強部41が筒状部と一体的に形成されている。さらに、複数の補強部41の外方側端部には、周状に形成された環状縁部42が補強部41と一体的に形成されている。ここで、浴槽内の湯水を排出するために、各補強部41の間には可能な限り大きな開口が形成されていることが必要である。
この環状縁部42には、下側方向に延出した第2係止部44が形成されている。図3に示すように、第2係止部44は、第1係止部22と係止した状態において、第1係止部22の上部に載置される上側係止部47と、第1係止部22の側方に位置する中間係止部48と、第1係止部の下部に引っ掛けられる下側係止部49とが形成されており、環状縁部42、補強部41および筒状部36と一体的に形成されている。
第2係止部44によって、接続部材12は、浴槽1内側(浴槽排水口5の上方側)から、浴槽排水口5に形成された第1係止部22と係脱可能に取り付けられる。詳しくは、若干、薄肉に形成された中間係止部48が、接続部材12の中心方向(内方側)に弾性変形することで、接続部材12を第1係止部22に取り付けたり、取り外したりすることが可能となる。
このように、本発明によれば、保持機構部30を有する接続部材12を直接、浴槽排水口5に係止させることが可能となる。従来は、金属製のフランジ部材を浴槽排水口の上下側から締付け固定させ、該フランジ部材に対して、本発明でいう接続部材を係止固定させていたため、部品点数が多くコストがかかるという問題や、フランジ部材と浴槽底面との間に隙間が発生し、その隙間にゴミが溜まり易く、且つ掃除もしにくいという問題があったが、本発明によれば、それら従来の課題を解決することができる。
本発明では、さらに浴槽排水口5に直接、接続しようとした際に生じる課題についても、解決しており、以下にその課題と解決手段について詳述する。
上述した通り、浴槽排水口5を形成するための貫通孔27は、浴槽1の成形時に同時に成形することができないため、浴槽成形の後に後加工で貫通孔27を穿設する必要がある。後加工で貫通孔27を穿設した際には、貫通孔27の寸法誤差が大きいため、接続部材12を係止させて浴槽排水口5に固定させようとしても、誤差を吸収できず、接続部材12を係止できないおそれがある。
穿設される貫通孔27の寸法誤差の影響をなくすために、本発明では以下のような対策を行っている。
第1係止部22と第2係止部44が係止された状態において、上側係止部47の外側面が垂下部21の内面(具体的には、垂直部26)と当接した状態で取り付けられる取り合いとしている。このようにすることで、浴槽排水口5の貫通孔27と、接続部材12の軸中心が一致し、ずれることなく所定の位置に接続部材を配置させることが可能となる。
さらに、第1係止部22と第2係止部44が係止された状態において、中間係止部48の外面と、第1係止部22の内面(先端)とは当接することなく、所定の隙間Sが形成されるような取り合いとしている。この隙間Sを、貫通孔27を穿設する際に生じる最大誤差以上にしておくことで、誤差範囲内の貫通孔27に対しては、ほぼ確実に接続部材12を直接、浴槽排水口5に係止させることが可能となる。
次に、第1係止部22と浴槽排水口5との寸法関係について、以下に詳述する。周状に配置された上側係止部47の外径は、第1係止部22の内面(先端)の内径より大きく、且つ当接する垂下部21(具体的には、垂直部26)の内径と同等に形成されている。また、周状に配置された中間係止部48の外径は、垂下部21および第1係止部22の内面(先端)の内径より小さく形成されている。さらに、爪状に形成された下側係止部41の外径は、第1係止部22の内径より大きく、且つ上側係止部47の外径より小さく形成されている。このような、寸法で第1係止部22と浴槽排水口5を設計することで、ほぼ確実に接続部材12を直接、浴槽排水口5に係止させることが可能となる。
以上の通り、本発明によれば、フランジ部材を設けることなく接続部材を直接、浴槽に固定することができ、浴槽排水口の寸法誤差に対しても適応可能な浴槽排水構造を提供することができる。
尚、上述した実施形態では、複数形成された中間係止部48の外側面は、全てが第1係止部22の内面(先端)と当接してはならないわけではない。例えば、中間係止部48の外側面48の一部が、第1係止部22の内面(先端)と当接していたとしても、穿設される貫通孔27の加工寸法誤差の影響を受けずに下側係止部で係止できるものであれば良い。
また、上述した実施形態では、接続部材12に保持機構部30を具備していたが、接続部材12は、ワイヤー11に接続されるロッド35を、上下方向にガイドできる機能だけを具備し、保持機構は操作部10と、ワイヤー11の操作部側端部との間に取り付けられるものであっても良い。操作部側に保持機構部30を取り付けることにより、保持機構部に浴槽排水が接触することがなくなるため、汚れなどが固着し、ロック機構に支障がでることを防止できるため、好ましい。
本発明の実施形態に係る浴槽の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る浴槽排水構造を表した断面図である。 本発明の実施形態に係る浴槽排水構造を表した断面斜視図である。 本発明の実施形態に係る浴槽排水構造を表した平面図である。
符号の説明
1 浴槽、 2 浴槽側面、 3 浴槽底面、 4 浴槽フランジ、 5 浴槽排水口、 10 操作部、 11 ワイヤー、 12 接続部材、 13 蓋栓、 14 水密パッキン、 21 垂下部、 22 第1係止部、 25 傾斜部、 26 垂直部、 27 貫通孔、 30 保持機構部、 35 ロッド、 36 筒状部、 41 補強部、 42 環状縁部、 44 第2係止部、 47 上側係止部、 48 中間係止部、 49 下側係止部、 S 隙間

Claims (6)

  1. 浴槽の底面に形成された浴槽排水口を遠隔操作により開閉可能な排水栓装置を備えた浴槽排水構造であって、
    前記浴槽排水口は、前記浴槽の底面に上端から下方に垂れ下がるように形成された垂下部と、前記垂下部の下端から内方側に突出形成された前記浴槽と一体の第1係止部とを備え、
    前記排水栓装置は、前記浴槽排水口を開閉可能で前記垂下部の内径より大きい栓蓋と、前記栓蓋の開閉を遠隔操作する操作部と、前記操作部の動きを伝達するワイヤーと前記栓蓋との間に接続され、前記排水口上方からの押圧操作により弾性変形することで前記第1係止部と係止可能な第2係止部を有する接続部材と、を備え、
    前記栓蓋は前記第2係止部を隠蔽し、
    前記第2係止部は、
    前記第1係止部の上部に載置された状態で、該外側面が前記垂下部の内面と当接する上側係止部と、
    前記第1係止部の下部に位置し、前記第1係止部の下部と係止する下側係止部と、
    前記上側係止部と前記下側係止部との間に形成され、該外側面が前記第1係止部と当接することなく隙間が形成された状態で係止される中間係止部と、を有することを特徴とする浴槽排水構造。
  2. 前記上側係止部の外側面が、前記垂下部の内面と当接した状態で係止されることで、前
    記浴槽排水口と前記接続部材の軸中心が一致することを特徴とする請求項1記載の浴槽排
    水構造。
  3. 前記第2の係止部は、周状に間隔を空けて複数個形成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の浴槽排水構造。
  4. 前記上側係止部の外径は、前記第1係止部の内径より大きく、且つ当接する垂下部の内
    径と同等に形成されており、
    前記中間係止部の外径は、前記垂下部および前記第1係止部の内径より小さく形成され
    ており、
    前記下側係止部の外径は、前記第1係止部の内径より大きく、且つ前記上側係止部の外
    径より小さく形成されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の浴槽
    排水構造。
  5. 前記中間係止部は水平方向に弾性変形することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1
    項に記載の浴槽排水構造。
  6. 前記接続部材は、前記浴槽内側から係脱可能であることを特徴とする請求項1乃至4い
    ずれかに記載の浴槽排水構造。
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