JP5285351B2 - 排水ユニット - Google Patents

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Description

この発明は、洗濯機などの設備機器の排水ホースと排水管との間に配設されて設備機器の排水を排水管に排出する排水ユニットに関するものである。
一般に、洗濯機などの設備機器の排水ユニットは、設備機器からの排水を床下に敷設された排水管に排出するために採用され、設備機器の排水ホースと接続可能なエルボ部材、エルボ部材および排水管にわたって接続可能な固定用筒体、固定用筒体に配置されて封水するトラップ本体を有し、固定用筒体が排水管と接続されて床板などに取り付けられている。そして、エルボ部材と設備機器の排水ホースとを接続することにより、設備機器の排水をトラップ本体に導いて、臭気の逆流を防止しつつ排水管に排出するものである。
この場合、排水ユニットと、床下に敷設されて床板などに形成された取付開口に立ち上げられた排水管とは、床下において接続されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2007−23688号公報
ところで、前述した排水ユニットにおいては、固定用筒体を床板にビス止めした後、固定用筒体に化粧カバーを装着して被覆するようにしている。このため、化粧カバーによって固定用筒体を固定するビスを被覆して化粧することはできるものの、その上方にエルボ部材およびエルボ部材を固定用筒体にねじ止めするロックナットが露出しており、見栄えが低下するものとなっていた。また、経年使用によって排水ユニットに塵埃などが堆積した際に、排水ユニットを構成する各部材を取り外しして洗浄する必要があり、洗浄作業が煩雑となるという欠点があった。
また、設備機器の排水ホースは、排水ユニットのエルボ部材に差し込まれて接続されるとともに、固定バンドを締め付けることにより、抜け出しが防止されているが、固定バンドの締め付けを失念した場合、あるいは、固定バンドの締め付け力が弱い場合、排水ホースにつまずくなどによって排水ホースがエルボ部材から外れ、排水が床板上に漏出するおそれがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、外観を化粧して見栄えを向上させるとともに、経年使用によって堆積した塵埃などを容易に洗浄することのできる排水ユニット、合わせて、排水ホースの意図しない離脱を確実に防止することのできる排水ユニットを提供するものである。
本発明は、床に設置された設備機器の排水を床板の取付開口に立ち上げられた排水管に導いて排出する排水ユニットにおいて、排水管に接続されて床板の取付開口周縁に固定される接続部材と、接続部材に支持されて封水を確保可能なトラップ部材と、トラップ部材に嵌挿されて直接、あるいは、トラップ部材を介して接続部材に支持されるとともに、設備機器の排水ホースと接続可能なエルボ部材と、エルボ部材に装着されるとともに、接続部材にねじ結合されてエルボ部材を接続部材との間で挟み込むロック部材と、接続部材、エルボ部材、ロック部材の何れかに着脱自在に装着される化粧カバーとからなり、前記化粧カバーは、接続部材およびロック部材を覆う本体部およびエルボ部材を覆うエルボカバー部を有するとともに、該本体部がエルボ部材の垂直部外周面と係止可能な係止突部を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、接続部材を床板の取付開口に立ち上げられた排水管に接続した後、接続部材を床板にビスなどを利用して固定する。次いで、ロック部材を装着したエルボ部材をトラップ部材に差し込んで接続した後、エルボ部材を接続したトラップ部材を接続部材に挿入して支持するとともに、エルボ部材を直接、あるいは、トラップ部材を介して接続部材に支持する。その後、ロック部材を接続部材にねじ込み、エルボ部材を接続部材との間で挟み込んで取り付けた後、エルボ部材に設備機器の排水ホースを接続し、固定バンドを介して固定し、さらに、化粧カバーを接続部材、エルボ部材、ロック部材の何れかに押し込んで装着する。
これにより、化粧カバーの本体部が接続部材およびロック部材を覆うとともに、エルボカバー部がエルボ部材を覆うことから、化粧カバーが床面から上方に突出する部分を覆い隠して外観を化粧し、見栄えを向上させることができる。また、経年使用による塵埃などは化粧カバーの上面のみに堆積することから、装着された部材から取り外して簡単に洗浄することができる。しかも、化粧カバーをエルボ部材に装着した際、係止突部がエルボ部材の垂直部外周面に係止され、化粧カバーをエルボ部材に保持して、脱落を防止することができる。
なお、設備機器からの排水は、排水ホース、エルボ部材およびトラップ部材を経て排水管に排出される。この際、トラップ部材に排水による封水が確保され、臭気の逆流が防止される。
本発明は、床に設置された設備機器の排水を床板の取付開口に立ち上げられた排水管に導いて排出する排水ユニットにおいて、排水管に接続されて床板の取付開口周縁に固定される接続部材と、接続部材に支持されて封水を確保可能なトラップ部材と、トラップ部材に嵌挿されて直接、あるいは、トラップ部材を介して接続部材に支持されるとともに、設備機器の排水ホースと接続可能なエルボ部材と、エルボ部材に装着されるとともに、接続部材にねじ結合されてエルボ部材を接続部材との間で挟み込むロック部材と、接続部材を介して固定された取付部材に着脱自在に装着される化粧カバーとからなり、前記化粧カバーは、接続部材およびロック部材を覆う本体部およびエルボ部材を覆うエルボカバー部を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、接続部材に取付部材を嵌合し、取付部材を嵌合した接続部材を床板の取付開口に立ち上げられた排水管に接続した後、接続部材を取付部材とともに床板にビスなどを利用して固定する。次いで、ロック部材を装着したエルボ部材をトラップ部材に差し込んで接続した後、エルボ部材を接続したトラップ部材を接続部材に挿入して支持するとともに、エルボ部材を直接、あるいは、トラップ部材を介して接続部材に支持する。その後、ロック部材を接続部材にねじ込み、エルボ部材を接続部材との間で挟み込んで取り付けた後、エルボ部材に設備機器の排水ホースを接続し、固定バンドを介して固定し、さらに、化粧カバーを取付部材に装着する。
これにより、化粧カバーの本体部が接続部材およびロック部材を覆うとともに、エルボカバー部がエルボ部材を覆うことから、化粧カバーが床面から上方に突出する部分を覆い隠して外観を化粧し、見栄えを向上させることができる。また、経年使用による塵埃などは化粧カバーの上面のみに堆積することから、装着された取付部材から取り外して簡単に洗浄することができる。
なお、設備機器からの排水は、排水ホース、エルボ部材およびトラップ部材を経て排水管に排出される。この際、トラップ部材に排水による封水が確保され、臭気の逆流が防止される。
本発明において、前記化粧カバーのエルボカバー部が排水ホースに設けられたフック部と係合可能な係合部を有することが好ましい。これにより、排水ホースにフック部が設けられているときには、化粧カバーの係合部を排水ホースのフック部に係合することができ、排水ホースを保持してエルボ部材からの脱落を確実に防止することができる。
本発明によれば、外観を化粧して見栄えを向上させるとともに、経年使用によって堆積した塵埃などを容易に洗浄することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3には、本発明の排水ユニット1の一実施形態が示されている。
この排水ユニット1は、床板F上に設置された設備機器、例えば、洗濯機の排水を床下に敷設された排水管Pに排出するために床板Fに取り付けて使用されるものであり、排水管Pと接続されるとともに、床板Fに形成された取付開口Faの周縁部に固定される接続部材2と、接続部材2に支持されたトラップ部材3と、トラップ部材3に嵌挿されて接続部材2に支持されたエルボ部材4と、エルボ部材4に装着されて接続部材2とねじ結合されたロック部材5と、エルボ部材4に装着された化粧カバー6とから構成されている。
接続部材2は、例えば、ABS樹脂によって形成されており、排水管Pとの接続部となる下筒部21と、下筒部21の上端から外方に延びるフランジ部22と、フランジ部22の上面から立設され、下筒部21よりも大径の上筒部23と、からなり、下筒部21は、その下端から内方に突出する内方フランジ211(図1参照)を有している。
そして、接続部材2の下筒部21は、その外径が排水管Pの内径に対応して設定されており、その内方フランジ211には、後述するトラップ部材3の段差部311を支持することができる。また、接続部材2のフランジ部22には、周方向に設定間隔をおいて複数個のビス穴22aが形成されており、ビス穴22aを通してビスSを床板Fにねじ込むことによって接続部材2を床板Fに固定することができる。さらに、接続部材2におけるフランジ部22の上面のうち、上筒部23よりも内方の上面は、後述するエルボ部材4の突出部431を載置可能な段差部221に形成されている。また、接続部材2の上筒部23の内周面には雌ねじ23fが形成されており、後述するロック部材5の雄ねじ5mとねじ結合することができる(図1参照)。
トラップ部材3は、接続部材2の下筒部21の内周面に嵌合可能な外径のわん体31と、わん体31の内部に配設され、半円錐面形状の傾斜部321および垂直部322からなる仕切り壁32と、から形成されている。そして、仕切り壁32の垂直部322によってわん体31の内部が横断面半円状に二分割される一方、垂直部322の下端縁とわん体31の底面との間には、流通路3aが形成されている。また、仕切り壁32の傾斜部31の裏面側において、わん体31の上部には、周方向に略半周にわたる流出口3bが形成されている。このため、後述するように、設備機器からの排水は、仕切り壁32の傾斜部321に沿ってわん体31の横断面半円状の一方の空間に流れるとともに、流通路3aを経てわん体31の横断面半円状の他方の空間に達し、流出口3bから溢水する。この際、トラップ部材3のわん体31の内部において、その底面から流出口3bに達する高さの排水による封水を確保することができる。
なお、トラップ部材3のわん体31の上部外周面には、前述した接続部材2における下筒部21の内方フランジ211に支持可能な段差部311が形成されている。
エルボ部材4は、ゴムなどから形成され、垂直部41および水平部42からなる管状体であって、垂直部41の下端に垂下部43が延設されている。そして、エルボ部材4は、垂下部43が前述したトラップ部材3のわん体31の上端部内周面に嵌挿されて接続可能であり、また、水平部42の内周面に洗濯機の排水ホース7(図6参照)の先端が差し込まれて接続可能となっている。一方、エルボ部材4の垂下部43には、接続部材2の段差部221に支持可能な突出部431が形成されている。
ロック部材5は、前述した接続部材2の上方筒体23の雌ねじ23fに螺合可能な雄ねじ5mを有し、エルボ部材4に水平部42から嵌入されて、垂直部41に対して回転可能に装着されるものである。
化粧カバー6は、エルボ部材4に装着可能であって、図5および図6に示すように、浅いわん状の本体部61と、本体部61の直径方向上方に突出するとともに、本体部61の外周縁を超えて外方に延出して形成された縦断面略コ字状のエルボカバー部62とからなり、エルボ部材4に装着された際には、本体部61が接続部材2およびロック部材5を覆う一方、エルボカバー部62がエルボ部材4を覆うことにより、排水ユニット1の床板Fより上方に突出する部分の外観を化粧するものである。
具体的には、化粧カバー6の本体部61は、接続部材2のフランジ部22よりも大径であって、上筒部23にエルボ部材4に装着されたロック部材5がねじ込まれた際の床面からロック部材5の上面までの高さよりも若干高い浅いわん状体であり、中心部にエルボ部材4の垂直部41の外径に対応する直径の優弧状切欠部61aが形成されるとともに、エルボカバー部62の延出方向直下において、優弧状切欠部61aに連続してエルボ部材4の垂直部41の直径に略相当する幅の方形状切欠部61bが形成され、優弧状切欠部61aおよび方形状切欠部61bの連設部に、エルボ部材4の垂直部41と係止可能な係止突部61xを有している。
化粧カバー6のエルボカバー部62は、天井部621および左右の側壁部622によってエルボ部材4の水平部42の直径よりも若干大きな幅の縦断面略コ字状に形成され、本体部61の外周縁の若干外方から徐々に側壁部622の高さを増すように滑らかに立ち上げられ、本体部61の中心部近傍から天井部621がほぼ水平方向に、かつ、その外周縁を超えて外方に延出されて、エルボ部材4の水平部42を覆うように設定されている。そして、エルボカバー部62の側壁部622は、本体部61の中心部近傍から天井部621の先端にかけてほぼ直線状に切り欠かれており、後述するように、エルボカバー部62の側壁部622の外方において、固定バンドK(図6、図7参照)を介してエルボ部材4の水平部42と、該水平部42に差し込まれた排水ホース7とを固定することができる。また、エルボカバー部62の天井部621の先端部には、排水ホース7に回転自在に装着されたフック部材71のフック711と係合可能な凸字状穴の係合部62xが形成されている。
次に、このように構成された排水ユニット1の施工手順について説明する。
まず、設備機器の設置位置に合わせて、排水管Pの外径よりも大径の取付開口Faを床板Fに形成する。そして、床下に敷設された排水管Pの一端部を床板Fの取付開口Faに臨むように立ち上げる。次いで、排水管Pの上端部側内周面に接着剤を塗布するとともに、接続部材2の下筒部21の外周面に接着剤を塗布し、接続部材2の下筒部21に排水管Pの一端部をフランジ部22に当接するまで嵌挿し、両者を接着する。接続部材2と排水管Pとの接着が終了すれば、接続部材2を床板Fに載置し、フランジ部22のビス穴22aを通してビスSをねじ込み、床板Fに固定する。
次いで、ロック部材5を装着したエルボ部材4の垂下部43をトラップ部材3のわん体31の上端部内周面に差し込んだ後、エルボ部材4を嵌挿したトラップ部材3を接続部材2の上筒部23および下筒部21を通して排水管Pの内部に挿入する。この際、エルボ部材4の垂下部43の外周面が接続部材2の下筒部21の内周面に密着する。また、トラップ部材3の段差部311が接続部材2における下筒部21の内方フランジ211に載置されて支持されるとともに、エルボ部材4の突出部431が接続部材2におけるフランジ部22の段差部221に載置されて支持される。この状態で、ロック部材5を接続部材2の上筒部23にねじ込むことにより、エルボ部材4を接続部材2との間で挟み込み、離脱しないように固定する。この後、エルボ部材4の水平部41に固定バンドK(図6、図7参照)を装着した後、排水ホース7の先端部を水平部41に差し込み、固定バンドKを締め付けて排水ホース7が離脱しないように固定する。
さらに、エルボ部材4の水平部41と対向する後背側において、化粧カバー6におけるエルボカバー部62の左右の側壁部622を把持し、その本体部61の方形状切欠部61bを前方に向けた後、エルボ部材4の水平部42を覆うように斜め上方から被せ、本体部61の優弧状切欠部61aをエルボ部材4の垂直部41に強制的に押し込んで嵌め込む。この際、エルボ部材4の垂直部41が弾性変形し、化粧カバー6の係止突部61xの通過を許容する。また、化粧カバー6の優弧状切欠部61aがエルボ部材4の垂直部41の外周面に嵌合されるとともに、係止突部61xがエルボ部材4の垂直部41の前方外周面(水平部42が延設された側の外周面)に位置して係止することにより、エルボ部材4に対して化粧カバー6を保持して抜け出しを防止する。
これにより、化粧カバー6の本体部61によって接続部材2のフランジ部22および上筒部23、ロック部材5を覆うとともに、エルボカバー部62によって水平部42を含めてエルボ部材4を覆うことができ、結局、化粧カバー6によって排水ユニット1の床板Fから上方に突出している部分を覆い隠して外観を化粧し、見栄えを向上させることができる。また、経年使用によって塵埃などは、排水ユニット1の化粧カバー6の上面に堆積し、接続部材2のフランジ部22やロック部材5の上面、あるいは、エルボ部材4の上面に堆積することがないことから、化粧カバー6をエルボ部材4から取り外して簡単に洗浄することができる。
また、排水ホース7にフック部711を有するフック部材71が回転自在に装着されている場合には、エルボ部材4の水平部42に排水ホース7を接続し、固定バンドKを介して固定した後、化粧カバー6を把持し、そのエルボカバー部62の係合部62xをフック部材71のフック部711に挿通した後、同様に、エルボ部材4の水平部42を覆うように斜め上方から被せ、本体部61の優弧状切欠部61aをエルボ部材4の垂直部41に強制的に押し込んで嵌め込めばよいものである(図6参照)。
この場合も、前述したように、化粧カバー6によって排水ユニット1の床板Fから上方に突出している部分を覆い隠して外観を化粧し、見栄えを向上させることができる。また、塵埃などは、排水ユニット1の化粧カバー6の上面のみに堆積することから、化粧カバー6をエルボ部材4から取り外して簡単に洗浄することができる。しかも、化粧カバー6の係合部62xに排水ホース7のフック部711が係合されていることにより、排水ホース7につまずくなどによって抜け出し方向の力が作用したとしても、排水ホース7を排水ユニット1の化粧カバー6によって確実に保持することができ、排水ホース7のエルボ部材4からの抜け出し、ひいては、排水の漏出を防止することができる。
このような排水ユニット1においては、洗濯機などからの排水は、排水ホース7を通してエルボ部材4からトラップ部材3に導かれる。そして、トラップ部材3に導かれた排水は、仕切り壁32の傾斜部321に沿ってわん体31の横断面半円状の一方の空間に流れるとともに、流通路3aを経てわん体31の横断面半円状の他方の空間に達し、流出口3bから溢水し、排水管Pへと流出する。この際、トラップ部材3のわん体31の内部において、その底面から流出口3bに達する高さの排水の封水を確保することができ、排水管Pを上昇する臭気を水封することができる。
なお、前述した実施形態においては、化粧カバー6をエルボ部材4の垂直部41に係止し、装着する場合を説明したが、装着する対象をエルボ部材4に限定するものではない。例えば、図8および図9に示すように、ロック部材5の外周縁に操作用周壁51を垂設するとともに、操作用周壁51の外周面に係止溝51aを形成し、また、ロック部材5の係止溝51aに対応して化粧カバー6の本体部61の内面に略半円状の内周フランジ611を形成するとともに、本体部61の中心部において、内周フランジ611にロック部材5の係止溝51aの外径に対応する内径の、先端部に係止突部61yを有する略半円状の切欠部611aを形成し、化粧カバー6の内周フランジ611の切欠部611aの周縁をロック部材5の係止溝51aに嵌め込み、係止突部61yで係止することによって装着してもよい。
また、詳細には図示しないが、前述したロック部材5に化粧カバー6を装着する場合と同様に、接続部材2の上筒部23に係止溝を形成するとともに、接続部材2の係止溝に対応して化粧カバー6に略半円状の内周フランジを形成するとともに、該内周フランジに係止突部を有する略半円の状切欠部を形成し、化粧カバー6を接続部材2の上筒部23に装着してもよい。
さらに、化粧カバー6を排水ユニット1を構成する接続部材2、エルボ部材4、ロック部材5に装着する以外に、化粧カバー6を取り付けるための取付部材を設け、取付部材に化粧カバーを装着するようにしてもよい。
以下、取付部材を介して化粧カバーを装着する他の実施形態について図10および図11に基づいて説明する。
なお、取付部材8および化粧カバー6以外は、同一の構造であり、同一の部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
取付部材8は、図11に示すように、接続部材2の下筒部21の外径よりも若干大きな内径と接続部材2のフランジ部22の外径よりも大きく、化粧カバー6の本体部61の外径よりも小さな外径とを有するリング状の円板81の外周縁およびその近傍に外周壁82および該外周壁82よりも若干高さの高い内周壁83が形成されたものである。また、取付部材8の円板81には、接続部材2のフランジ部22に形成されたビス穴22aに対応する取付穴81aが形成されている。
一方、化粧カバー6は、本体部61およびエルボカバー部62からなり、図11に示すように、本体部61の中心部にエルボ部材4の垂直部41の外径に対応する直径の半円状切欠部61cが形成されるとともに、エルボカバー部62の延出方向直下において、半円状切欠部61cに連続してエルボ部材4の垂直部41の直径に略相当する幅の方形状切欠部61bが形成され、また、本体部61の外周縁近傍の内面に取付部材8の内周壁83の外径に対応する内径と、外周壁82の内径に対応する外径の周壁612が垂設されている。
このような取付部材8および化粧カバー6を有する実施形態において、排水ユニット1を施工する場合は、まず、接続部材2の下筒部21に取付部材8を嵌挿した後、排水管Pに接続部材2を接続する。そして、接続部材2および取付部材8を床板Fに載置し、それらのビス穴22aおよび取付穴81aを合わせてビスSをねじ込み、床板Fに固定する。これにより、取付部材8が床板Fと接続部材2との間に挟まれて固定される。
次いで、ロック部材5を装着したエルボ部材4をトラップ部材3に差し込んだ後、エルボ部材4を嵌挿したトラップ部材3を接続部材2を通して排水管Pの内部に挿入するとともに、エルボ部材4を接続部材2に嵌合させる。この後、ロック部材5を接続部材2にねじ込み、エルボ部材4を接続部材2との間で挟み込んで固定する。さらに、エルボ部材4に排水ホース7を差し込み、固定バンドKを介して固定する。
次いで、化粧カバー6におけるエルボカバー部62の左右の側壁部622を把持し、その本体部61の方形状切欠部61bを前方に向けた後、エルボカバー部62がエルボ部材4の水平部42を覆うとともに、本体部61の半円状切欠部61cがエルボ部材4の垂直部41の外周面に沿うように上方から被せる。これにより、化粧カバー6の本体部61の外周縁近傍の内面から垂設された周壁612が、取付部材8の内周壁83および外周壁82間の隙間に嵌まり込み、化粧カバー6を装着することができる(図10参照)。一方、化粧カバー6を引き上げれば、化粧カバー6を取付部材8から抜き出すことができる。
また、トラップ部材3としては、封水を確保すればよく、実施例に限定されるものではない。例えば、詳細には図示しないが、わん体を吊り下げ状態に支持し、その内方にトラップ部材の垂下部を延長して配設し、わん体の高さに相当する封水を確保するようにしてもよい。また、トラップ部材3の上端にフランジを形成して接続部材2の段差部221に載置して支持するとともに、トラップ部材の上端にエルボ部材4を載置して支持するようにしてもよい。
本発明の排水ユニットの一実施形態を排水管に接続するとともに、床板に固定して示す半断面図である。 図1の排水ユニットを排水管とともに示す斜視図である。 図1の排水ユニットの分解斜視図である。 化粧カバーを一部破断して示す斜視図である。 化粧カバーの底面図である。 図1の排水ユニットに排水ホースを接続して示す側面図である。 図6の排水ユニットを排水ホースを外して示す正面図である。 本発明の排水ユニットの変形例を一部破断して示す側面図である。 図8の排水ユニットを排水ホースを外して示す正面図である。 本発明の排水ユニットの他の実施形態を示す側面図である。 図10の化粧カバーおよび取付部材を示す斜視図である。
符号の説明
1 排水ユニット
2 接続部材
3 トラップ部材
4 エルボ部材
5 ロック部材
6 化粧カバー
61 本体部
61x 係止突部
62 エルボカバー部
62x 係合部
7 排水ホース
711 フック部
8 取付部材
P 排水管
F 床板
Fa 取付開口

Claims (3)

  1. 床に設置された設備機器の排水を床板の取付開口に立ち上げられた排水管に導いて排出する排水ユニットにおいて、排水管に接続されて床板の取付開口周縁に固定される接続部材と、接続部材に支持されて封水を確保可能なトラップ部材と、トラップ部材に嵌挿されて直接、あるいは、トラップ部材を介して接続部材に支持されるとともに、設備機器の排水ホースと接続可能なエルボ部材と、エルボ部材に装着されるとともに、接続部材にねじ結合されてエルボ部材を接続部材との間で挟み込むロック部材と、接続部材、エルボ部材、ロック部材の何れかに着脱自在に装着される化粧カバーとからなり、前記化粧カバーは、接続部材およびロック部材を覆う本体部およびエルボ部材を覆うエルボカバー部を有するとともに、該本体部がエルボ部材の垂直部外周面と係止可能な係止突部を有することを特徴とする排水ユニット。
  2. 床に設置された設備機器の排水を床板の取付開口に立ち上げられた排水管に導いて排出する排水ユニットにおいて、排水管に接続されて床板の取付開口周縁に固定される接続部材と、接続部材に支持されて封水を確保可能なトラップ部材と、トラップ部材に嵌挿されて直接、あるいは、トラップ部材を介して接続部材に支持されるとともに、設備機器の排水ホースと接続可能なエルボ部材と、エルボ部材に装着されるとともに、接続部材にねじ結合されてエルボ部材を接続部材との間で挟み込むロック部材と、接続部材を介して固定された取付部材に着脱自在に装着される化粧カバーとからなり、前記化粧カバーは、接続部材およびロック部材を覆う本体部およびエルボ部材を覆うエルボカバー部を有することを特徴とする排水ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の排水ユニットにおいて、前記化粧カバーのエルボカバー部が排水ホースに設けられたフック部と係合可能な係合部を有することを特徴とする排水ユニット。
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