JPH11240770A - 湿式吹き付け用不定形耐火物およびその施工法 - Google Patents
湿式吹き付け用不定形耐火物およびその施工法Info
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- JPH11240770A JPH11240770A JP10064419A JP6441998A JPH11240770A JP H11240770 A JPH11240770 A JP H11240770A JP 10064419 A JP10064419 A JP 10064419A JP 6441998 A JP6441998 A JP 6441998A JP H11240770 A JPH11240770 A JP H11240770A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/622—Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/626—Preparing or treating the powders individually or as batches ; preparing or treating macroscopic reinforcing agents for ceramic products, e.g. fibres; mechanical aspects section B
- C04B35/63—Preparing or treating the powders individually or as batches ; preparing or treating macroscopic reinforcing agents for ceramic products, e.g. fibres; mechanical aspects section B using additives specially adapted for forming the products, e.g.. binder binders
- C04B35/632—Organic additives
- C04B35/634—Polymers
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- C04B35/6303—Inorganic additives
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-
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- C04B35/66—Monolithic refractories or refractory mortars, including those whether or not containing clay
Abstract
(57)【要約】
【課題】 湿式の吹き付け用不定形耐火物を、ＳｉＯ2
を含まず、セメント量も少ない耐食性に優れる湿式吹き
付け施工体を得ることにある。 【解決手段】 湿式の吹き付け施工用の不定形耐火物に
ポリアクリル酸ナトリウムを外掛けで０．０１〜１．０
重量％配合し、急結剤として液体珪酸ナトリウムまたは
液体珪酸ナトリウムの希釈溶液を使用して、不定形耐火
物混練時に十分な分散効果を得ることができて、吹き付
け性をよくでき、耐食性を低下することなく、耐火物ラ
イニングの寿命向上がはかれる。
を含まず、セメント量も少ない耐食性に優れる湿式吹き
付け施工体を得ることにある。 【解決手段】 湿式の吹き付け施工用の不定形耐火物に
ポリアクリル酸ナトリウムを外掛けで０．０１〜１．０
重量％配合し、急結剤として液体珪酸ナトリウムまたは
液体珪酸ナトリウムの希釈溶液を使用して、不定形耐火
物混練時に十分な分散効果を得ることができて、吹き付
け性をよくでき、耐食性を低下することなく、耐火物ラ
イニングの寿命向上がはかれる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、冶金分野における
溶融金属容器や、加熱炉、焼却炉等の高温雰囲気炉のラ
イニングに用いる湿式吹き付け用不定形耐火物およびそ
の施工法に関するものである。
溶融金属容器や、加熱炉、焼却炉等の高温雰囲気炉のラ
イニングに用いる湿式吹き付け用不定形耐火物およびそ
の施工法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、混練した不定形耐火物をコンクリ
ートポンプで圧送し、ノズル先でエアと急結剤を導入し
て吹き付ける施工技術が発達してきた。
ートポンプで圧送し、ノズル先でエアと急結剤を導入し
て吹き付ける施工技術が発達してきた。
【０００３】この材料の配合の特徴としては、耐火骨材
に結合材としてアルミナセメントを用い、流動助剤とし
てミクロシリカ、可塑剤としてボールクレイを使用し、
添加剤としてトリポリりん酸ナトリウムを配合し、急結
剤として塩化カルシウム、りん酸２カリウムを用いるも
のであった。
に結合材としてアルミナセメントを用い、流動助剤とし
てミクロシリカ、可塑剤としてボールクレイを使用し、
添加剤としてトリポリりん酸ナトリウムを配合し、急結
剤として塩化カルシウム、りん酸２カリウムを用いるも
のであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】溶融金属容器や、加熱
炉、焼却炉等の高温雰囲気炉のライニングに用いられる
耐火物は、溶融金属や、スラグ、雰囲気等に対する高耐
食性が要求される。しかし、従来の技術ではミクロシリ
カ、ボールクレイを用いているため、ＳｉＯ2 量が増え
るにつれて耐食性が低下するという問題があった。
炉、焼却炉等の高温雰囲気炉のライニングに用いられる
耐火物は、溶融金属や、スラグ、雰囲気等に対する高耐
食性が要求される。しかし、従来の技術ではミクロシリ
カ、ボールクレイを用いているため、ＳｉＯ2 量が増え
るにつれて耐食性が低下するという問題があった。
【０００５】また、従来技術の添加剤仕様では、アルミ
ナセメントを最低２重量％含有しなければならず、これ
も材料の耐食性を低下させるものであった。
ナセメントを最低２重量％含有しなければならず、これ
も材料の耐食性を低下させるものであった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、湿式
の吹き付け施工用の不定形耐火物にポリアクリル酸ナト
リウムを外掛けで０．０１〜１．０重量％配合し、急結
剤として液体珪酸ナトリウムまたは液体珪酸ナトリウム
の希釈溶液を使用することを特徴とする湿式吹き付け用
不定形耐火物およびその施工法を提供するにある。
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、湿式
の吹き付け施工用の不定形耐火物にポリアクリル酸ナト
リウムを外掛けで０．０１〜１．０重量％配合し、急結
剤として液体珪酸ナトリウムまたは液体珪酸ナトリウム
の希釈溶液を使用することを特徴とする湿式吹き付け用
不定形耐火物およびその施工法を提供するにある。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の湿式吹き付け用不定形耐
火物は、湿式の吹き付け施工用の不定形耐火物にポリア
クリル酸ナトリウムを外掛けで０．０１〜１．０重量％
配合することを特徴としている。
火物は、湿式の吹き付け施工用の不定形耐火物にポリア
クリル酸ナトリウムを外掛けで０．０１〜１．０重量％
配合することを特徴としている。
【０００８】湿式吹き付け施工用の不定形耐火物は、ア
ルミナ、マグネシア、シリカ、ジルコニア、炭化珪素、
黒鉛、高アルミナ、シャモット、ロー石、その他の公知
の耐火物原料を用い、流し込み材として機能するよう粒
度配合を設計する。
ルミナ、マグネシア、シリカ、ジルコニア、炭化珪素、
黒鉛、高アルミナ、シャモット、ロー石、その他の公知
の耐火物原料を用い、流し込み材として機能するよう粒
度配合を設計する。
【０００９】粒度配合は公知の比率とすることができ、
結合材としてはアルミナセメントを用いることができ
る。金属Ｓｉや金属Ａｌ等の金属粉末や窒化物粉末、ピ
ッチ等の有機物等を公知の技術で添加することも可能で
ある。
結合材としてはアルミナセメントを用いることができ
る。金属Ｓｉや金属Ａｌ等の金属粉末や窒化物粉末、ピ
ッチ等の有機物等を公知の技術で添加することも可能で
ある。
【００１０】このようにして配合する不定形耐火物に、
分散剤としてポリアクリル酸ナトリウムを外掛けで０．
０１〜１．０重量％使用し、急結剤として液体珪酸ナト
リウムまたは液体珪酸ナトリウムの希釈溶液を使用す
る。
分散剤としてポリアクリル酸ナトリウムを外掛けで０．
０１〜１．０重量％使用し、急結剤として液体珪酸ナト
リウムまたは液体珪酸ナトリウムの希釈溶液を使用す
る。
【００１１】ポリアクリル酸ナトリウムは、０．０１重
量％以下では不定形耐火物の混練時に十分な分散効果を
得ることができず、また１．０重量％を越えると不定形
耐火物の混練時の粘性が大きくなり、好ましくない。
量％以下では不定形耐火物の混練時に十分な分散効果を
得ることができず、また１．０重量％を越えると不定形
耐火物の混練時の粘性が大きくなり、好ましくない。
【００１２】この湿式吹き付け施工用の不定形耐火物に
は、その他、混練時の分散効果を高めるために添加剤と
して、公知の界面活性剤を併せて使用することもでき
る。
は、その他、混練時の分散効果を高めるために添加剤と
して、公知の界面活性剤を併せて使用することもでき
る。
【００１３】上記した組み合わせにより、材料の分散が
良好になり、ミクロシリカを使用しなくても良好な流動
性を得ることができ、適度な凝結速度が設定され、ボー
ルクレイを使用しなくても良好な保形が得られる。ま
た、材料の凝結に与えるセメントの寄与が小さくなり、
セメントの量を減らすことができる。
良好になり、ミクロシリカを使用しなくても良好な流動
性を得ることができ、適度な凝結速度が設定され、ボー
ルクレイを使用しなくても良好な保形が得られる。ま
た、材料の凝結に与えるセメントの寄与が小さくなり、
セメントの量を減らすことができる。
【００１４】そのため、耐食性を向上させるために、ミ
クロシリカやボールクレイを用いず、またアルミナセメ
ントを２重量％未満にすることができる。
クロシリカやボールクレイを用いず、またアルミナセメ
ントを２重量％未満にすることができる。
【００１５】しかし、材料に要求される特性が、高耐食
性よりも高強度であったり、高接着性であったりする場
合があり、この場合は必要に応じてミクロシリカやボー
ルクレイを用い、またアルミナセメントの添加量を増や
すことができる。
性よりも高強度であったり、高接着性であったりする場
合があり、この場合は必要に応じてミクロシリカやボー
ルクレイを用い、またアルミナセメントの添加量を増や
すことができる。
【００１６】珪酸ナトリウムは、材料の急結性に応じて
任意の比率で希釈して使用できる。すなわち、凝集の遅
い材料は５０重量％以上の高濃度溶液を、凝集の早い材
料は５０重量％以下の低濃度溶液を使用できる。
任意の比率で希釈して使用できる。すなわち、凝集の遅
い材料は５０重量％以上の高濃度溶液を、凝集の早い材
料は５０重量％以下の低濃度溶液を使用できる。
【００１７】
【実施例】本発明について、湿式吹き付け施工装置で吹
き付けして確認した。コンクリートポンプとして２ピス
トンタイプのものを用い、２インチのパイプとホースで
接続した。エアは１００馬力のコンプレッサーを用いて
吹き付けノズルに導入し、急結剤は液体ポンプで吹き付
けノズルに導入した。不定形耐火物の圧送速度は２ｍ3
／ｈ、エアは６ｋｇｆ／ｃｍ2 、急結剤は０．５リット
ル／分である。
き付けして確認した。コンクリートポンプとして２ピス
トンタイプのものを用い、２インチのパイプとホースで
接続した。エアは１００馬力のコンプレッサーを用いて
吹き付けノズルに導入し、急結剤は液体ポンプで吹き付
けノズルに導入した。不定形耐火物の圧送速度は２ｍ3
／ｈ、エアは６ｋｇｆ／ｃｍ2 、急結剤は０．５リット
ル／分である。
【００１８】表１ 湿式吹き付け材の特徴と吹き付け作
業性
業性
【表１】
【００１９】表１に、湿式吹き付け材の特徴と吹き付け
作業性を示した。ａ〜ｃは本発明の実施例で、ｄ〜ｆが
比較例である。実施例はミクロシリカやボールクレイを
含んでいないが、良好な吹き付け性を示している。ま
た、アルミナセメントを１．５、１．０重量％と減らし
ても、吹き付け性は良好であった。ｄはセメントも多
く、ミクロシリカ、ボールクレイを使用しているため、
良好な吹き付け性能を示したが、ミクロシリカ、ボール
クレイを含まないｅは施工体のだれ落ちが見られ、さら
にセメントを減らしたｆは施工体が流落し、吹き付け作
業が不可能であった。
作業性を示した。ａ〜ｃは本発明の実施例で、ｄ〜ｆが
比較例である。実施例はミクロシリカやボールクレイを
含んでいないが、良好な吹き付け性を示している。ま
た、アルミナセメントを１．５、１．０重量％と減らし
ても、吹き付け性は良好であった。ｄはセメントも多
く、ミクロシリカ、ボールクレイを使用しているため、
良好な吹き付け性能を示したが、ミクロシリカ、ボール
クレイを含まないｅは施工体のだれ落ちが見られ、さら
にセメントを減らしたｆは施工体が流落し、吹き付け作
業が不可能であった。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、湿式の
吹き付け施工用の不定形耐火物にポリアクリル酸ナトリ
ウム０．０１〜１．０重量％配合したことによって、不
定形耐火物混練時に十分な分散効果を得ることができ
て、吹き付け性がよいものである。
吹き付け施工用の不定形耐火物にポリアクリル酸ナトリ
ウム０．０１〜１．０重量％配合したことによって、不
定形耐火物混練時に十分な分散効果を得ることができ
て、吹き付け性がよいものである。
【００２１】また、急結剤として液体珪酸ナトリウムま
たは液体珪酸ナトリウムの希釈溶液を使用することによ
って、耐食性を低下することなく、耐火物ライニングの
寿命向上がはかられ、製銑、製鋼に関する耐火物コスト
の削減がはかれる。
たは液体珪酸ナトリウムの希釈溶液を使用することによ
って、耐食性を低下することなく、耐火物ライニングの
寿命向上がはかられ、製銑、製鋼に関する耐火物コスト
の削減がはかれる。
【００２２】そして、必要により、ＳｉＯ2 を含まず、
セメント量も少ない耐食性に優れる湿式吹き付け施工体
を得ることができる。
セメント量も少ない耐食性に優れる湿式吹き付け施工体
を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室井 信昭 兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の２ 川 崎炉材 株式会社内 (72)発明者 田中 征二郎 兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の２ 川 崎炉材 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 湿式の吹き付け施工用の不定形耐火物に
ポリアクリル酸ナトリウムを外掛けで０．０１〜１．０
重量％配合したことを特徴とする湿式吹き付け用不定形
耐火物。 - 【請求項２】 湿式の吹き付け施工用の不定形耐火物に
ポリアクリル酸ナトリウムを外掛けで０．０１〜１．０
重量％配合し、 急結剤として液体珪酸ナトリウムまたは液体珪酸ナトリ
ウムの希釈溶液を使用することを特徴とする湿式吹き付
け用不定形耐火物の施工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10064419A JPH11240770A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 湿式吹き付け用不定形耐火物およびその施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10064419A JPH11240770A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 湿式吹き付け用不定形耐火物およびその施工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11240770A true JPH11240770A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=13257750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10064419A Pending JPH11240770A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 湿式吹き付け用不定形耐火物およびその施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11240770A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6926851B2 (en) | 2001-10-31 | 2005-08-09 | Specialty Minerals (Michigan) Inc. | Method, composition and apparatus for controlled concrete |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP10064419A patent/JPH11240770A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6926851B2 (en) | 2001-10-31 | 2005-08-09 | Specialty Minerals (Michigan) Inc. | Method, composition and apparatus for controlled concrete |
| US7666334B2 (en) | 2001-10-31 | 2010-02-23 | Specialty Minerals (Michigan) Inc. | Method, composition and apparatus for controlled concrete |
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