JP3449673B2 - 吹付け施工方法 - Google Patents

吹付け施工方法

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JP3449673B2
JP3449673B2 JP18971796A JP18971796A JP3449673B2 JP 3449673 B2 JP3449673 B2 JP 3449673B2 JP 18971796 A JP18971796 A JP 18971796A JP 18971796 A JP18971796 A JP 18971796A JP 3449673 B2 JP3449673 B2 JP 3449673B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高炉樋をはじめと
して、各種窯炉の内張材、取鍋等の精容器の内張り
材、精用ランス材等を吹付けにより施工するための方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉樋には、混練土を流し込み、次い
でバイブレーターで土に振動を加えて土の流動性を
高めて流し込み施工している。最近は、流し込み耐火物
の施工作業を省力化するため、振動を与えなくても施工
可能な自己流動性を有する流し込み耐火物が開発され、
実用に供され始めている。
【0003】そして、これら流し込み耐火物を使用した
後、損傷箇所に吹付け補修することにより耐用を延ばす
方法がよく行われている。しかし、従来行われている耐
火物の吹付け施工方法は、乾いた粉体の土または流動
性がない湿らせた土を空気流に乗せて配管で吹付けノ
ズルに送り、吹付けノズルの箇所で水分を注入する乾式
または半乾式と呼ばれる方法であるため、気孔率が小さ
く、強度および耐食性に優れた吹付け耐火物を施工でき
なかった。
【0004】すなわち、従来の吹付け施工方法では、
土中の細かい粒子の分散が不充分な状態で吹付け施工さ
れるため、土中に多くの空気が取り込まれて気孔率が
大きく嵩比重の小さい耐火物になる。このため吹付け補
修材は、流し込み材に比べて耐用が短かった。
【0005】特公平2−27308や特開昭62−36
071では、施工時における粉塵の発生を抑制するた
め、予め不定形耐火物用粉体組成物にある程度の水分を
混合しておき、足りない水分と急結剤の水溶液を吹付け
ノズルで注入する方法を提案しているが、気流搬送配管
が不定形耐火物の土で閉塞しないようにするため不定
形耐火物用粉体組成物に予め混合できる水分の量に限界
があり、空気の取り込みや粉塵の発生を充分には回避で
きなかった。また、吹付け施工時にはリバウンドによる
ロスが相当量発生し、粉塵が周囲にまき散らされるとい
う作業環境上の問題もあった。
【0006】また、吹付けノズルの直前で搬送されてき
た湿った土に残りの水分を注入する場合、吹付け施工
する土中の水分の分布が不均一になるのを避けられな
い。特に流動性を向上させるとともに不定形耐火物を緻
密化するための耐火性超微粉を混合してある不定形耐火
物を施工する場合には、不定形耐火物用粉体組成物に混
合しておく水分の絶対量が少なく、吹付け施工は一層困
難であった。
【0007】一方、材料面でも従来高炉樋には種々の材
料が使用されており、なかでもアルミナ−炭化ケイ素−
カーボン系材料好ましく使用されているものである。
特にアルミナは、耐熱性、耐食性付与として、また炭化
ケイ素は、耐摩耗性付与、耐熱スポール性付与、耐浸透
性付与として重用されている。
【0008】また、カーボン質は耐熱スポール性付与、
耐浸透性付与として有用なものである。しかしながら、
このようなアルミナ、炭化ケイ素、カーボンの使用に関
していえば、従来の前記した吹付け方法では得られる
施工体の気孔率が大きく、耐食性、耐摩耗性、耐酸化性
等の点で充分その材料特性を生かしきれていなかったの
が実情である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の従来技術の問題点に鑑み、施工した耐火物壁の組織が
緻密で耐用性の長いアルミナ、炭化ケイ素を骨材として
含有する耐火壁を形成しうる吹付け施工方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を達
成すべくなされたものであり、本発明の吹付け施工方法
は、アルミナ質骨材と炭化ケイ素質骨材とを含む耐火性
骨材と耐火性粉末からなる耐火組成物であって、アルミ
ナ質骨材を7〜70重量%と炭化ケイ素質骨材を10〜
45重量%それぞれ含有する耐火組成物に、所定量の水
を加えて混練した自己流動性を有する坏土を所定量の急
結剤とともに吹付けることを特徴とする吹付け施工方法
である。
【0011】また、望ましい実施態様の1つは、耐火性
骨材の一部としてカーボン質骨材を、耐火性骨材と耐火
性粉末の合量中0.1〜10重量%含有する耐火性組成
を使用する。
【0012】さらに別の望ましい態様については、以下
に詳しく説明する。
【0013】本発明の吹付施工方法の主な特徴は、自己
流動性を有する不定形耐火物の土を圧送ポンプと圧送
配管によって施工現場に圧送する点にある。この方法に
よれば、予め所要の水分を混合してある不定形耐火物の
土を圧送ポンプと圧送配管で施工現場に送ることがで
き、予め所要の水分を混合してあることによって土中
の水の分布が均等であり、圧縮空気を注入するまでの
土中には粒子の周囲に随伴する空気がほとんどなく、
土にキャリアである圧縮空気を注入したときに巻き込ま
れる気泡も、そのほとんどが吹付け施工時に土から放
出され、その結果として気孔率が小さい不定形耐火物の
施工体が得られる。
【0014】本発明の吹付け施工方法では、圧縮空気の
他に所要量の急結剤が土中に注入され、ノズル配管を
経て吹付けノズルから施工箇所に吹付けられた土は注
入後急速に流動性が低下する。このため、たとえば垂直
な壁面に土を吹付け施工しても、吹付けられた土が
壁面から流れ落ちたりせずに施工できる。また、ノズル
配管の先に吹付けノズルが接続されていることによって
吹付けノズルに接続する配管は一本で済み、吹付けノズ
ルの上下左右への移動操作は容易である。また好ましく
はノズル配管をフレキシブルな配管として屈曲しやすく
することで人手による吹付け施工を容易にすることがで
きる。
【0015】なお、圧送ポンプとしては、市販品を入手
できることから、ピストン式またはスクイーズ式の圧送
ポンプを使用するのが好ましい。スクイーズ式とは、ダ
イヤフラムを圧縮空気で駆動するダイヤフラム式ポン
プ、弾性を有するチューブをローラでしごいて土を圧
送するポンプ等をいう。これらの圧送ポンプとしては、
圧送する土の脈動が小さくなるように、好ましくは複
数のダイヤフラム、複数のチューブまたは複数のピスト
ンを備えた圧送ポンプを使用するのが好ましい。
【0016】急結剤の注入箇所は、圧縮空気の注入口の
下流または圧縮空気の注入口と同位置とするのが好まし
い。急結剤を注入後の土は急速に硬化を起こした状態
でノズル配管を通って、吹付けノズルに送られ吹付けノ
ズルから吹付け施工される。急結剤を注入後の土は、
ノズル配管を通過中に乱流の撹拌を受け、土中により
よく分散され、その結果土に注入する急結剤の所要量
を減少できる。ノズル配管の長さは、好ましくは100
mm以上、特には200mm以上とすることで乱流の撹
拌の効果が得られる。
【0017】ノズル配管を設けなかったり、吹付けノズ
ル部に急結剤注入口を設けると、急結剤の分散不良や急
結不良を起こし、吹付け後の土にダレ落ちが生じた
り、これを防止するために、多量の急結剤を注入すると
吹付けノズル部での閉塞を起こしたり、耐火物性能の低
下を引き起こすため好ましくない。
【0018】圧送配管およびノズル配管は、人手によっ
て吹付けたり位置の移動を行うが、ポンプへの圧送負荷
を低下させるために配管は50A以上(JIS G34
52による、以下同様)が好ましく配管中が土で満
たされるとかなりの重量となる。
【0019】ここで、急結剤の注入箇所を、圧縮空気の
注入口の下流、さらに好ましくは1m以上下流に設ける
ことで圧縮空気の注入口より下流の配管内の土は、
空送状態になるため、配管重量が軽くなり人手によるハ
ンドリングが容易となる。
【0020】急結剤の注入箇所を圧縮空気の注入口と同
位置にすると、急結後の土の空送負荷区間は、ノズル
配管部のみでよく、注入する空気量を低下できるため、
特に低水量(実施例と同じ基準で好ましくは5〜7%)
で施工されるので不定形耐火物で発生する粉塵量を低下
させうる。ここで、ノズル配管より上流の圧送配管は
土で満たされて重くなるため、配管サイズは50A前後
とするのが好ましい。
【0021】急結剤の注入箇所を圧縮空気注入口と同位
置にする場合の一つの態様としては、土に注入される
圧縮空気の一部または全部を使用し、急結剤が注入され
る。特に土に注入される圧縮空気の全部を急結剤の注
入に使用した場合には、圧縮空気は急結剤と一緒に共通
する配管によって土に注入されるので、圧縮空気を
土に注入するそれ独自の配管が省ける。
【0022】本発明では土の流動性を約20℃の室温
下でコーン型を用いて評価する。すなわち、耐火組成物
に約20℃の水を加えて混練した直後の土を、上端内
径50mm、下端内径100mm、高さ150mmで上
下端が開口した円錐台形状のコーン型に混練直後の
を流し込んで充たし、コーン型を上方に抜き取って60
秒間静置したときの広がり直径(2方向の広がりを測定
した平均値、以下フロー値という)で表示する。
【0023】土はフロー値が165mm以上あれば自
己流動性を呈する。しかし、圧送ポンプと圧送配管で混
練された土を施工現場に、容易、かつ滞りなく送れる
ように、圧送ポンプで圧送する土のフロー値は、アル
ミナと炭化ケイ素を主成分とする本発明の耐火組成物の
坏土としては180mm以上、さらには200mm以上
とするのが好ましい。フロー値が大きい土を使用すれ
ば、圧送ポンプの吸い込み抵抗と圧送配管内の流動抵抗
を小さくでき、圧送配管の直径の低減や土の長距離圧
送を実現できる。
【0024】本発明で使用する耐火組成物中の耐火性骨
材は、不定形耐火物に耐熱性や耐食性を付与する耐火物
の主要な成分である。耐火性骨材としては、高い充填密
度が得られる粒度分布を有するものがよく、予め粗粒、
中粒および細粒に分級した耐火性骨材を、高い充填密度
が得られるように再調合したものを使用するのが好まし
い。耐火性骨材の充填密度を高くできれば、耐火性粉末
土に自己流動性を付与するのに必要な混練水の量を
少なくできる。
【0025】耐火性骨材としては、耐火性粉末より粒径
の大きいものであり、通常30μm超の粒状物として使
用する。
【0026】本発明で使用される耐火組成物は耐火性骨
材と耐火性粉末からなるが、耐火性骨材としてアルミナ
質と炭化ケイ素質を必須成分として含有するものであ
る。アルミナ質は、電融アルミナ、焼結アルミナなどの
Al23成分を重量%で95%以上含むものが最適であ
るが、ボーキサイト、ムライト、バン土頁岩、シリ
イト、カイヤナイト、アンダリュウサイトなどのAl2
3を主成分とするものも好ましく使用できる。
【0027】本発明において、アルミナ質骨材の配合割
合は、耐火性骨材と耐火性粉末の合量中、重量%で7〜
70%である。
【0028】また、炭化ケイ素(SiC)質骨材は、重
量%でSiCを95%以上含むSiC質のものが好まし
く、配合割合は10〜80%である。これは10%より
少ないと高炉出銑鍋や樋用としての充分な耐食性が得ら
れにくいとともに、過焼結を発生する恐れもあるからで
あり、一方、80重量%より多いと自己流動性を付与す
るための混練水量を多く必要とするからである。望まし
い耐食性および流動性を確保するためには15〜45%
がより好ましい。
【0029】本発明に好ましく用いられる耐火性骨材と
して、このほか、カーボン質、窒化ケイ素質、スピネル
質、ジルコン質などがあるが、なかでも高炉樋用などの
骨材としてはカーボン質が有用である。すなわち、カー
ボン質は、高炉出銑樋の蓋用には必要はないが、樋用ま
たは鍋用の骨材としては有用である。カーボンとして
は、黒鉛が最適であるが、粉末ピッチ等も好ましく使用
可能である。
【0030】カーボン質骨材の配合割合は、耐火性骨材
と耐火性粉末の合量中において、カーボンとして0.5
〜5重量%が好ましい。
【0031】これは、0.5重量%より少ないと、加熱
後の施工体組織が過焼結となり、施工体が剥離するし、
5重量%より多いと、自己流動性を付与するために必要
な水分量が多くなるとともに耐酸化性の低下、耐磨耗性
の低下を招くからである。より好ましくは1〜4重量%
である。
【0032】本発明において使用する耐火性粉末として
は、アルミナセメント、アルミナ、ムライト、バン土頁
岩、スピネル、マグネシア、ジルコニア、ジルコン、窒
化ケイ素、炭化ケイ素、炭化ホウ、ホウ化ジルコニウ
ムおよびヒュームドシリカ等の無定形シリカから選ばれ
る1種以上であって平均粒径が30μm以下のものが好
ましい。
【0033】なお、これらの耐火性粉末の一部として、
アルミナの平均粒径が10μm以下、好ましくは5μm
以下、およびヒュームドシリカなどの平均粒径が10μ
m以下、好ましくは1μm以下の耐火性超微粉を使用す
ると、土中の水の量を減らすことができ、かつ土に
良好な流動性を付与できる。
【0034】また、耐火性粉末の一部として、アルミナ
セメントを使用すれば、アルミナセメントが不定形耐火
物の結合剤として機能し、施工体は常温から高温までの
広い範囲において強度を保持できる。アルミナセメント
の好ましい使用割合は、耐火性骨材と耐火性粉末の合量
中0.5〜3重量%である。
【0035】本発明において、耐火性骨材と耐火性粉末
の好ましい割合は、前者が74〜93%、後者が26〜
7%であり、このようにすることで本発明の目的を達成
しうる吹付け耐火物組織が得られる。
【0036】本発明では、所望の自己流動性を有する坏
土とすることが必要であり、そのために分散が必要で
ある。
【0037】分散剤としては、使用する耐火性粉末およ
び耐火性骨材の種類に合わせて選定した粉末状で耐火組
成物に配合しておくことが好ましい。分散剤としては、
ポリメタリン酸塩類、ポリカルボン酸塩類、ポリアクリ
ル酸塩類およびβ−ナフタレンスルホン酸塩類から選ば
れる1種以上が好ましく、組成物の耐火性粉末と耐火性
骨材の合量100重量部に対して0. 02〜1重量部添
加しておくのが好ましい。
【0038】また、本発明における耐火性骨材としてカ
ーボン質骨材を使用する場合には、吹付け施工後酸化雰
囲気にさらされる操業下では酸化されてしまう恐れが大
きいため、酸化防止剤を添加しておくことが必要とな
る。酸化防止材としては、シリコン、アルミニウム等の
金属、合金や炭化ケイ素、ホウ化ジルコニウム、炭化ホ
ウ素等が使用しうる。
【0039】酸化防止剤の添加割合は、耐火性骨材と耐
火性粉末の合量100重量に対し、0.5重量部あれ
ば充分である。なお、酸化防止剤は、これらの範囲にお
いてカーボン骨材が多く使用される場合には相対的に
多く添加しておくことが好ましい。
【0040】本発明において耐火組成物100重量部に
対して加える水の量は、組成物に配合される主要原料で
ある骨材の比重や気孔率によって変化するが、自己流動
性を付与するために必要な土中の水分量には自ら下限
があり、組成物100重量部に対して4重量部以上の水
分を加える。組成物は、たいてい乾いた粉体の状態で施
工現場の近くに運搬し、施工現場に持ち込んだミキサー
中で組成物に水を加えて混練した土をコンクリートミ
キサー車で施工現場に運んで吹付け施工することもでき
る。
【0041】ポンプ圧送する土の水分、すなわち粉体
組成物に加える水分は、施工された吹付け不定形耐火物
の気孔率を小さくして耐火物としての良好な特性を確保
できるように、粉体組成物100重量部に対して15重
量部以下、さらには12重量部以下とするのが好まし
い。土中の水分が少なければ、土中に含まれる耐火
性骨材が沈降して土が不均質化するのを抑制でき、気
孔率が小さく均質な組織の不定形耐火物の施工体が得ら
れる。
【0042】土に注入する急結剤としては、水溶液の
急結剤でも使用できるが、吹付け施工する土中の水分
量を必要最小限に留めて施工体の気孔率を小さくするた
め、好ましくは粉末を使用する。粉末の急結剤は、好ま
しくは圧縮空気をキャリアーとして急結剤注入口から
土中に注入する。水溶液の急結剤を土に注入するとき
はなるべく濃い水溶液を使用するのが好ましい。急結剤
は、土中に急結剤が均一に分散するように圧縮空気で
吹いて圧縮空気をキャリアーとして土中に注入するの
が好ましい。急結剤としては、アルミン酸ナトリウム、
アルミン酸カリウム等のアルカリ金属のアルミン酸塩、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重
炭酸カリウム等の炭酸塩、硫酸ナトリウム、硫酸カリウ
ム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩、CaO・Al23
12CaO・7Al23、CaO・2Al23、3Ca
O・Al23、3CaO・Al23・CaF、11Ca
O・7Al23・CaF2 等のカルシウムアルミネート
類、酸化カルシウム、水酸化カルシウムおよびこれらの
複合物または混合物から選ばれる1種以上が好ましく使
用できる。
【0043】急結剤の所要量は、急結剤の種類によって
ある程度変化するので、急結剤の種類と、急結剤を注入
した後のノズル配管の長さなどによって注入量を調節す
るのが好ましい。
【0044】これらの急結剤のうちで、入手が容易であ
って安価であり、かつその急結特性が優れていることか
ら、アルミン酸ナトリウムの粉末または水溶液を使用す
るのが特に好ましい。
【0045】急結剤の注入量は、水と分散剤を除く乾燥
基準の耐火組成物100重量部に対して、0. 05〜3
重量部とするのが好ましい。0. 05重量部より少ない
と、効果が大きい急結剤であっても急結速度が不足して
吹付け施工された土が流れ落ちることになり、3重量
部を超えて多く注入すると急速に硬化して吹付け施工が
難しくなったり、耐熱性や耐食性などの耐火物としての
性能が低下することになる。
【0046】
【実施例】以下本発明の実施例によって具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例によってなんら限定される
ものではない。
【0047】耐火性骨材として、Al23の含有量が9
7重量%の電融アルミナ骨材の粗粒1(粒径5〜1m
m)、粗粒2(粒径3〜1mm)および中粒(粒径1m
m以下)、Al23の含有量が99重量%の焼結アルミ
ナ骨材の微粒(粒径0.043mm以下)、SiCの含
有量が95重量%のSiC質骨材の粗粒(粒径4〜1m
m)、中粒(粒径1mm以下)、微粒(粒径0.15m
m以下)および微粉(粒径0.01mm以下)、カーボ
の含有量が60重量%のカーボン質骨材(粉末ピッ
チ)の微粒(粒径1.2mm以下)を使用した。
【0048】耐火物の結合部を構成する耐火性粉末とし
て、Al23とCaOの含有量がそれぞれ74重量%と
24重量%のアルミナセメント(平均粒径5.6μ
m)、Al23の含有量が99重量%のバイヤーアルミ
ナ粉末(平均粒径4.3μm)SiO2の含有量が9
3重量%ヒュームドシリカ(平均粒径0.8μm)、
Al23とSiO2の含有量がそれぞれ28重量%と5
3重量%の粘土、P25とNa2Oの含有量がそれぞれ
65重量%と21重量%のリン酸塩を使用した。
【0049】さらに、P25とNa2Oの含有量がそれ
ぞれ69.6重量%と30.4重量%の粉末状ヘキサメ
タリン酸ナトリウム(Na6618)を分散剤として添
加した。シリコン粉末は、Si純度が99重量%以上で
粒径100μm以下のものを使用した。
【0050】表1の例1は本発明の実施例であり、例2
〜5は比較例である。表2の例6〜10は本発明の実施
例であり、例11、12は比較例である。表3の例1
3、14は本発明の実施例であり、例15、例16は比
較例である。
【0051】耐火性骨材、耐火性粉末および分散剤を調
合して表1、2および3に示す組成物を調合し、各組成
物に表1、2および3に示す量の水を加え、500kg
容量のボルテックスミキサー中で3分間混練して土と
した。各土の流動性は、混練した直後の各土を上端
内径50mm、下端内径100mm、高さ150mmで
上下端が開口した円錐台形状のコーン型に流し込み、コ
ーン型を上方に抜き取って60秒間静置したときの広が
り直径の最大部と最小部に対し90度の位置の2方向に
ついてノギスで測定し、その平均値をフロー値とした。
【0052】急結剤には、粒径が800μm以下で平均
粒径が約150μmの粉末であって、アルミン酸ナトリ
ウム(約20%の結晶水を含む)と炭酸ナトリウムを
3:1の重量比で含むものを用い、表1、2および3に
示した調合の土を調して吹付け施工した。すなわ
ち、図1の系統概要図に示す構成の吹付け施工装置を使
用し、高炉樋の内張りを想定した吹付け施工を行った。
【0053】図1において、1は圧送ポンプ、2a、2
bは圧送配管、3はノズル、4は吹付けノズル、5は急
結剤のフィーダ、6はエアーコンプレッサ、7は混練手
段を備えた土の容器、8は施工壁面、9は吹付け施工
された施工体、10は圧縮空気注入口、11は急結剤注
入口、12、13は空気用弁である。なお、以下の例で
は圧送ポンプとして2つのピストンを備えるPutzm
ister社製圧送ポンプBSA702を用い、圧送速
度を混練した土で3トン/時間とし、圧縮空気注入口
から4〜6気圧に調節した圧縮空気を注入して吹付けノ
ズルに土を供給した。
【0054】また、粉末状急結剤を定量的に土に注入
するため、テーブルフィーダを備える日本プライブリコ
社製のQガンを用い、空気圧力を3〜4kg/cm2
範囲で制御して表1、2および3に示す急結剤の注入量
に調節した。
【0055】なお、上記実施例で使用された吹付け施工
装置では、圧送ポンプ1から圧縮空気の注入口10まで
の圧送配管2aを寸法65Aで長さ70mの鋼管および
65Aから50Aに絞った長さ1mのテーパ付き鋼管を
接続したものとし、圧縮空気の注入口10から急結剤の
注入口11までの圧送配管2bを寸法50Aで長さ3m
のゴムホースとし、急結剤の注入口11から吹付けノズ
ル4までのノズル配管3を寸法50Aで長さ1.2mの
ゴムホースとして配管の内側に段差ができないように接
続した。また、圧縮空気注入口10と急結剤の注入口1
1のはそれぞれY字管を取り付けた。
【0056】吹付けノズル4は柔軟なゴムホースに接続
されているのでゴムホースの及ぶ範囲で移動と方向の変
更が容易であるので、吹付けノズル4は手で持って操作
し、壁面8に吹付け施工した。本発明の施工方法では、
吹付け施工時のリバウンドと粉塵の発生はほとんどな
く、従来の不定形耐火物の吹付け施工方法と比べて施工
歩留と作業環境はきわめて良好であった。
【0057】気孔率の評価は、吹付け施工体より採取し
た試料を110℃で24時間乾燥させたのちJIS R
2205に準拠して測定した。
【0058】耐食性の評価は、吹付け施工体より採取し
た試料を110℃で24時間乾燥後、400℃で5時間
加熱して得られた試験片で実施した。侵食試験は誘導炉
で、銑鉄とスラグを使用し、1550℃で5時間行っ
た。耐食性の指標として、耐食性指数を用いた。耐食性
指数が高いほど、耐食性が高いことを示す。
【0059】過焼結性の評価は、吹付け施工体より採取
した試料を110℃で24時間乾燥させた後、1000
℃および1400℃で焼成した施工体の破壊強度を測定
した。そして、1000℃焼成品と1400℃焼成品の
破壊強度の比(1000℃/1400℃)が1.5以上
であると、剥離現象があると考えられている。
【0060】表1の例1は、本発明の実施例であり、例
2と例3は急結剤の注入量が不適当な例であって壁面か
土がタレ落ち、満足な施工体が得られなかった。ま
た、例3では急結剤が過剰なため土の硬化が急速に進
行し、吹付けノズルからの吹付が不安定となり、リバ
ウンドロスが多く出て壁面への付着性が悪く、やはり満
足な施工体が得られなかった。このため、例2と例3に
ついては施工体の性質の測定等がなされてない。
【0061】例4は例1の土を流し込み成形した不定
形耐火物の施工体について求めた結果であり、例5は流
動性がない湿らせた土を空気流に乗せて配管で吹付け
ノズルに送り、吹付けノズルの箇所で水分を注入する半
乾式と呼ばれる方法で吹付けたものである(なお、例
4、5はいずれも参考のために示したものである)。表
1に示された例1との比較から、本発明の方法によって
吹付施工して得られた不定形耐火物の気孔率や耐食性
は、流し込み成形して得られた施工体にはやや劣るもの
の、半乾式で吹付けられた施工体より優れることがわか
る。
【0062】表2の例6〜10は、本発明の実施例であ
り、例11と例12はSiCの調合量が不適当な例であ
り、例11はSiC量が少なく、耐食性が低いものであ
り、例12はSiC量が多く、土に自己流動性が付与
できず、吹付け施工ができなかったため、施工体の性質
の測定等がなされていない。
【0063】表3の例13〜例15は、本発明の実施例
であるが、例15はカーボン量が少なく、施工体が過焼
結となりやすいため、高炉樋用の一部の用途には必ずし
も適切なものとはいえないが、樋蓋用などには充分有用
なものである。例16は不適当な例であり、カーボン量
が多く、土に自己流動性が付与できず、吹付け施工が
できなかったため、施工体の性質の測定などがなされて
いない。
【0064】これらから分かることは、高炉樋の損傷が
激しい部位へ吹付補修施工しても、表1に示したとお
り、従来の半乾式に対して、本発明の方法では耐用を長
くすることができる。従って、実際にこの吹付補修を
繰り返し行う継補修施工を行うと、従来方法より
も耐火物原単位(通銑量1トン当たりに必要な耐火物量
(kg))を著しく減少することが可能となる。
【0065】表4に初期ライニング厚み450mmが、
最大損傷量200mmとなったところで、損傷分吹付
補修し、計5回継吹付補修した場合を想定し
た原単位結果を示した。例17に本発明の実施例、例1
8に従来方式の比較例を示した。
【0066】本発明の吹付け施工方法は補修施工用に限
定されず、流し込み施工の代わりに吹付施工を行うこ
とにより、型枠が不要であるなどによって顕著な省力化
が達成できるという利点が得られる。また本発明の吹付
け施工方法は、高炉樋に限定されず、樋カバーや高炉鍋
などへの不定形耐火物施工に適用できる。
【0067】図2に示す吹付施工装置は、本発明の不
定形耐火物の吹付施工方法を実施するために使用でき
る他の施工装置の例であり、この施工装置では圧縮空気
と急結剤の土への注入が同位置でなされるように圧縮
空気および急結剤注入口14が圧送配管2aとノズル
管3の間に設けられており、図1の装置と同じ名称の部
分には図1と同じ符号が付してある。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【表3】
【0071】
【表4】
【0072】
【発明の効果】本発明の不定形耐火物の吹付け施工方法
によれば、アルミナ質骨材、炭化ケイ素質骨材を耐火性
骨材として含む耐火組成物に所要の水分を加えて混練し
る自己流動性を有する土をポンプ圧送して吹付
施工することにより、施工体の気孔率が従来の吹付
工方法による施工体の気孔率と比べて顕著に小さくで
き、流し込み施工された不定形耐火物の施工体に近い気
孔率、耐食性を有する不定形耐火物の施工体が得られ
る。この不定形耐火物の施工体は、従来の吹付け施工方
法による気孔率の大きい不定形耐火物の施工体と比べて
耐火物としての特性が顕著に優れている。また、流し込
みによる施工方法と比べて型枠が不要であるなどによっ
て顕著な省力化が達成でき、工期も顕著に短縮できると
いう利点が得られる。
【0073】また、吹付施工時のリバウンドによるロ
スが非常に少ないので不定形耐火物の施工歩留がよく、
粉塵がほとんど発生しないので作業環境も良好である。
省力化と良好な作業環境の確保は、今後の産業の存続と
発展に不可欠な要件でもあるので、その産業上の価値は
多大である。
【0074】また、カーボン質骨材の耐火性骨材を使用
できるので、高炉樋用など高い組成物の吹付け施工法と
して最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不定形耐火物の吹付施工方法を実施
するのに使用する装置の系統概略図。
【図2】本発明の不定形耐火物の吹付施工方法を実施
するのに使用する他の装置の系統概略図。
【符号の説明】 1:圧送ポンプ 2a、2b:圧送配管 3:ノズル配管 4:吹付けノズル 5:急結剤のフィーダ 6:エヤーコンプレッサ 7:混練手段を備えた杯土の容器 8:施工する壁面 9:吹付け施工された施工体 10:圧縮空気注入口 11:急結剤注入口 12、13:空気用弁 14:圧縮空気および急結剤注入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−36070(JP,A) 特開 昭62−36071(JP,A) 特開 昭63−265870(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27D 1/16 C04B 35/66

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミナ質骨材と炭化ケイ素質骨材とを含
    む耐火性骨材と耐火性粉末からなる耐火組成物であっ
    て、アルミナ質骨材を7〜70重量%と炭化ケイ素質骨
    材を10〜45重量%それぞれ含有する耐火組成物に、
    所定量の水を加えて混練した自己流動性を有する坏土を
    所定量の急結剤とともに吹付けることを特徴とする吹付
    け施工方法。
  2. 【請求項2】前記坏土が分散剤を含有する請求項1記載
    の吹付け施工方法。
  3. 【請求項3】耐火性骨材の一部としてカーボン質骨材
    を、耐火性骨材と耐火性粉末の合量中0.1〜10重量
    %含有する耐火性組成物を使用する請求項1または2記
    載の吹付け施工方法。
  4. 【請求項4】前記耐火組成物中、耐火性骨材が74〜9
    3%、耐火性粉末が26〜7%である請求項1、2また
    3記載の吹付け施工方法。
  5. 【請求項5】耐火性粉末としてアルミナセメント、ヒュ
    ームドシリカ粉末、アルミナ粉末の1以上を使用する請
    求項1、2、3または4記載の吹付け施工方法。
  6. 【請求項6】前記自己流動性を有する坏土を、圧送ポン
    プと圧送配管によって施工現場に圧送し、圧送配管の下
    流部に設けた圧縮空気注入口および急結剤注入口からそ
    れぞれ圧縮空気と所要量の急結剤を坏土中に注入し、注
    入した圧縮空気とともに急結剤が混入した坏土をノズル
    配管によってその先端に接続した吹付けノズルに送り、
    吹付けノズルから坏土を施工箇所に吹付けることを特徴
    とする請求項1、2、3、4または5記載の吹付け施工
    方法。
  7. 【請求項7】急結剤注入口を圧縮空気注入口の下流また
    は圧縮空気注入口と同位置に設け、坏土に注入する圧縮
    空気の一部または全部を使用して急結剤を注入する請求
    項6記載の吹付け施工方法。
  8. 【請求項8】急結剤を耐火性骨材と耐火性粉末の合量1
    00重量部に対し、0.05〜3重量部注入する請求項
    1〜7のいずれか記載の吹付け施工方法。
  9. 【請求項9】前記自己流動性を有する坏土を高炉樋耐火
    ライニング用として吹付ける請求項1〜8のいずれか記
    載の吹付け施工方法。
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