JPH11240472A - クローラ用芯金及びそれを使用した弾性クローラ - Google Patents
クローラ用芯金及びそれを使用した弾性クローラInfo
- Publication number
- JPH11240472A JPH11240472A JP4570298A JP4570298A JPH11240472A JP H11240472 A JPH11240472 A JP H11240472A JP 4570298 A JP4570298 A JP 4570298A JP 4570298 A JP4570298 A JP 4570298A JP H11240472 A JPH11240472 A JP H11240472A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crawler
- long
- guide portion
- protrusion
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 左右内ガイド部だけでなく外ガイド部でも重
量の軽減ができ、しかも左右重量バランスが良好になる
ようにする。 【解決手段】 左右方向に長い芯金本体2の中途部に駆
動輪用係合部3を形成し、この係合部3の左右側方に從
動輪22転動用の内ガイド部4を形成し、左右内ガイド
部4より左右外方に転動輪23転動用の踏面P2を有す
る外ガイド部5を形成する。前記左右内ガイド部4の一
方にクローラ内周側に突出していて芯金本体2より前後
方向に長い内突起6を突設し、この長い内突起6と係合
部3を挟んで反対側の外ガイド部5に芯金本体2より前
後方向に長い外突起7を突設し、長い内突起6と同側の
外ガイド部5に前記長い外突起7より短い外突起8を突
設する。
量の軽減ができ、しかも左右重量バランスが良好になる
ようにする。 【解決手段】 左右方向に長い芯金本体2の中途部に駆
動輪用係合部3を形成し、この係合部3の左右側方に從
動輪22転動用の内ガイド部4を形成し、左右内ガイド
部4より左右外方に転動輪23転動用の踏面P2を有す
る外ガイド部5を形成する。前記左右内ガイド部4の一
方にクローラ内周側に突出していて芯金本体2より前後
方向に長い内突起6を突設し、この長い内突起6と係合
部3を挟んで反対側の外ガイド部5に芯金本体2より前
後方向に長い外突起7を突設し、長い内突起6と同側の
外ガイド部5に前記長い外突起7より短い外突起8を突
設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設、土木、農業
等の無限軌道車に使用されるクローラ用芯金及びそれを
使用した弾性クローラに関する。
等の無限軌道車に使用されるクローラ用芯金及びそれを
使用した弾性クローラに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、バックホー等の無限軌道車に使
用する弾性クローラ、特に鉄製クローラに代えて履き代
え使用する弾性クローラは、実公平2−47101号公
報に開示されているように、弾性材料で形成されたクロ
ーラ本体に前後(周方向)等間隔に左右(幅)方向に長
い芯金を埋設し、クローラ本体の左右方向中途部に駆動
輪が通る係合部を形成し、この係合部の左右側方に從動
輪が通る内ガイド部を突出形成し、左右内ガイド部より
外方に転動輪が通る外ガイド部を形成している。
用する弾性クローラ、特に鉄製クローラに代えて履き代
え使用する弾性クローラは、実公平2−47101号公
報に開示されているように、弾性材料で形成されたクロ
ーラ本体に前後(周方向)等間隔に左右(幅)方向に長
い芯金を埋設し、クローラ本体の左右方向中途部に駆動
輪が通る係合部を形成し、この係合部の左右側方に從動
輪が通る内ガイド部を突出形成し、左右内ガイド部より
外方に転動輪が通る外ガイド部を形成している。
【0003】バックホー等では横向き作業時に車体の安
定性を確保するため、転動輪を外ガイド部に対応させ、
左右踏面間距離を広くするようにしている。そして、前
記弾性クローラに使用される芯金は、左右方向に長い芯
金本体の中途部に駆動輪用係合部を形成し、この係合部
の左右両側に内ガイド部を形成し、左右内ガイド部より
外方に車輪転動用踏面を有する外ガイド部を形成してい
る。
定性を確保するため、転動輪を外ガイド部に対応させ、
左右踏面間距離を広くするようにしている。そして、前
記弾性クローラに使用される芯金は、左右方向に長い芯
金本体の中途部に駆動輪用係合部を形成し、この係合部
の左右両側に内ガイド部を形成し、左右内ガイド部より
外方に車輪転動用踏面を有する外ガイド部を形成してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、芯
金(弾性クローラ)は左右対称形状であって、左右内ガ
イド部は前後長さが芯金本体と同一で、外ガイド部は左
右共に前後長さが芯金本体より長くなっており、重量を
大きくしている。そこで、左右内ガイド部に関しては、
特開平5−683号公報に開示されているように、左右
内ガイド部の一方を芯金本体から突出していて芯金本体
より前後方向に長い内突起で形成し、左右内ガイド部の
他方を弾性材料でクローラ本体と一体に形成し、左右一
方の踏面を長くして、車輪の落ち込みによる振動を軽減
すると共に、他方の内突起の割愛により重量を軽減でき
るようにするものが考えられている。
金(弾性クローラ)は左右対称形状であって、左右内ガ
イド部は前後長さが芯金本体と同一で、外ガイド部は左
右共に前後長さが芯金本体より長くなっており、重量を
大きくしている。そこで、左右内ガイド部に関しては、
特開平5−683号公報に開示されているように、左右
内ガイド部の一方を芯金本体から突出していて芯金本体
より前後方向に長い内突起で形成し、左右内ガイド部の
他方を弾性材料でクローラ本体と一体に形成し、左右一
方の踏面を長くして、車輪の落ち込みによる振動を軽減
すると共に、他方の内突起の割愛により重量を軽減でき
るようにするものが考えられている。
【0005】しかしながら、この第2の従来技術では、
左右外ガイド部については考慮されていなく、内外ガイ
ド部を有する芯金に適用すると、芯金の左右重量がアン
バランスになるという問題がある。本発明は、このよう
な種々の問題点に鑑み、左右内ガイド部の一方にのみ長
い内突起を突設し、この長い内突起と係合部を挟んで反
対側の外ガイド部に芯金本体より前後方向に長い外突起
を突設し、長い内突起と同側の外ガイド部に短い外突起
を突設することにより、左右内ガイド部だけでなく外ガ
イド部でも重量の軽減ができ、しかも左右重量バランス
が良好になるクローラ用芯金を提供することを目的とす
る。
左右外ガイド部については考慮されていなく、内外ガイ
ド部を有する芯金に適用すると、芯金の左右重量がアン
バランスになるという問題がある。本発明は、このよう
な種々の問題点に鑑み、左右内ガイド部の一方にのみ長
い内突起を突設し、この長い内突起と係合部を挟んで反
対側の外ガイド部に芯金本体より前後方向に長い外突起
を突設し、長い内突起と同側の外ガイド部に短い外突起
を突設することにより、左右内ガイド部だけでなく外ガ
イド部でも重量の軽減ができ、しかも左右重量バランス
が良好になるクローラ用芯金を提供することを目的とす
る。
【0006】本発明は、左右内ガイド部の一方を長い内
突起で形成しかつ他方を弾性材料でクローラ本体と一体
に形成した上で、長い内突起と係合部を挟んで反対側の
外ガイド部を長い外突起で形成し、かつ他方の外ガイド
部を短い外突起で形成することにより、左右内ガイド部
だけでなく外ガイド部でも重量の軽減ができ、しかも左
右の金属及びゴムの重量バランスが良好になり、かつ芯
金本体のピッチを小さくして振動を低減しかつ乗り心地
を向上する弾性クローラを提供することを目的とする。
突起で形成しかつ他方を弾性材料でクローラ本体と一体
に形成した上で、長い内突起と係合部を挟んで反対側の
外ガイド部を長い外突起で形成し、かつ他方の外ガイド
部を短い外突起で形成することにより、左右内ガイド部
だけでなく外ガイド部でも重量の軽減ができ、しかも左
右の金属及びゴムの重量バランスが良好になり、かつ芯
金本体のピッチを小さくして振動を低減しかつ乗り心地
を向上する弾性クローラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明芯金における課題
解決のための第1の具体的手段は、左右方向に長い芯金
本体2の中途部に駆動輪用係合部3を形成し、この係合
部3の左右側方に内ガイド部4を形成し、左右内ガイド
部4より外方に車輪転動用踏面P2を有する外ガイド部
5を形成しており、前記左右内ガイド部4の一方に芯金
本体2より前後方向に長い内突起6を突設し、この長い
内突起6と係合部3を挟んで反対側の外ガイド部5に芯
金本体2より前後方向に長い外突起7を突設し、長い内
突起6と同側の外ガイド部5に前記長い外突起7より短
い外突起8を突設していることである。
解決のための第1の具体的手段は、左右方向に長い芯金
本体2の中途部に駆動輪用係合部3を形成し、この係合
部3の左右側方に内ガイド部4を形成し、左右内ガイド
部4より外方に車輪転動用踏面P2を有する外ガイド部
5を形成しており、前記左右内ガイド部4の一方に芯金
本体2より前後方向に長い内突起6を突設し、この長い
内突起6と係合部3を挟んで反対側の外ガイド部5に芯
金本体2より前後方向に長い外突起7を突設し、長い内
突起6と同側の外ガイド部5に前記長い外突起7より短
い外突起8を突設していることである。
【0008】これによって、左右内ガイド部4だけでな
く、外ガイド部5でも芯金1の重量軽減ができ、左右重
量バランスが良好になり、前記長い内突起6は外ガイド
部5を通る車輪の脱輪・横ずれを防止させたり、それ自
体で車輪転動用踏面を形成することが可能になる。本発
明芯金における課題解決のための第2の具体的手段は、
第1の具体的手段に加えて、前記外ガイド部5の踏面
を、長い内突起6の上面より低くかつ広くし、しかも長
い内突起6を設けていない内ガイド部4及び係合部3よ
り高く形成していることである。
く、外ガイド部5でも芯金1の重量軽減ができ、左右重
量バランスが良好になり、前記長い内突起6は外ガイド
部5を通る車輪の脱輪・横ずれを防止させたり、それ自
体で車輪転動用踏面を形成することが可能になる。本発
明芯金における課題解決のための第2の具体的手段は、
第1の具体的手段に加えて、前記外ガイド部5の踏面
を、長い内突起6の上面より低くかつ広くし、しかも長
い内突起6を設けていない内ガイド部4及び係合部3よ
り高く形成していることである。
【0009】これによって、芯金1の左右重量バランス
が更に良好になり、かつ充分な大きさの踏面を形成す
る。本発明弾性クローラにおける課題解決のための第1
の具体的手段は、弾性材料製クローラ本体12に左右方
向に長い芯金1を前後方向に間隔をおいて多数埋設し、
前記クローラ本体12の左右方向中途部に係合部3を、
この係合部3の左右側方に内ガイド部4を、左右内ガイ
ド部4より外方に車輪転動用踏面P2を有する外ガイド
部5をそれぞれ形成しており、前記左右内ガイド部4の
一方を芯金本体2から突出していて芯金本体2より前後
方向に長い内突起6で形成し、左右内ガイド部4の他方
を弾性材料でクローラ本体12と一体に形成し、前記長
い内突起6と係合部3を挟んで反対側の外ガイド部5を
芯金本体2から突出していて芯金本体2より前後方向に
長い外突起7で形成し、他方の外ガイド部5を芯金本体
2から突出していて前記長い外突起7より短い外突起8
で形成していることである。
が更に良好になり、かつ充分な大きさの踏面を形成す
る。本発明弾性クローラにおける課題解決のための第1
の具体的手段は、弾性材料製クローラ本体12に左右方
向に長い芯金1を前後方向に間隔をおいて多数埋設し、
前記クローラ本体12の左右方向中途部に係合部3を、
この係合部3の左右側方に内ガイド部4を、左右内ガイ
ド部4より外方に車輪転動用踏面P2を有する外ガイド
部5をそれぞれ形成しており、前記左右内ガイド部4の
一方を芯金本体2から突出していて芯金本体2より前後
方向に長い内突起6で形成し、左右内ガイド部4の他方
を弾性材料でクローラ本体12と一体に形成し、前記長
い内突起6と係合部3を挟んで反対側の外ガイド部5を
芯金本体2から突出していて芯金本体2より前後方向に
長い外突起7で形成し、他方の外ガイド部5を芯金本体
2から突出していて前記長い外突起7より短い外突起8
で形成していることである。
【0010】これによって、左右内ガイド部4だけでな
く外ガイド部5でも重量の軽減ができ、しかも左右の金
属及びゴムの重量バランスが良好になり、車輪の脱輪・
横ずれ防止が向上し、しかも振動を低減し、乗り心地を
向上する。本発明弾性クローラにおける課題解決のため
の第2の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前
記クローラ本体12の前後方向に隣合う芯金同士を、長
い外突起7が左右逆になるように配列していることであ
る。
く外ガイド部5でも重量の軽減ができ、しかも左右の金
属及びゴムの重量バランスが良好になり、車輪の脱輪・
横ずれ防止が向上し、しかも振動を低減し、乗り心地を
向上する。本発明弾性クローラにおける課題解決のため
の第2の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前
記クローラ本体12の前後方向に隣合う芯金同士を、長
い外突起7が左右逆になるように配列していることであ
る。
【0011】これによって、隣合う芯金1は長い内突起
6及び長い外突起7が千鳥状に配列され、一の芯金1の
長い外突起7は隣接芯金1の短い外突起8に対向し、か
つ長い内突起6は隣接芯金1の内突起のない部位に対向
し、芯金本体2のピッチを小さくすることが可能にな
り、振動を低減しかつ乗り心地を向上する。本発明弾性
クローラにおける課題解決のための第3の具体的手段
は、第1又は2の具体的手段に加えて、前記クローラ本
体12は左右外ガイド部5より外方に、内ガイド部4よ
りも低くかつ外ガイド部5よりも高く突出した脱輪防止
突起16を一体形成していることである。
6及び長い外突起7が千鳥状に配列され、一の芯金1の
長い外突起7は隣接芯金1の短い外突起8に対向し、か
つ長い内突起6は隣接芯金1の内突起のない部位に対向
し、芯金本体2のピッチを小さくすることが可能にな
り、振動を低減しかつ乗り心地を向上する。本発明弾性
クローラにおける課題解決のための第3の具体的手段
は、第1又は2の具体的手段に加えて、前記クローラ本
体12は左右外ガイド部5より外方に、内ガイド部4よ
りも低くかつ外ガイド部5よりも高く突出した脱輪防止
突起16を一体形成していることである。
【0012】これによって、外ガイド部5を走行する車
輪の脱輪・横ずれをより確実に防止する。
輪の脱輪・横ずれをより確実に防止する。
【0013】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図12において、20は建設機械などの
クローラ装置で、スプロケット製の駆動輪21、從動輪
22及び複数個の転動輪23等の車輪に弾性クローラ1
1が巻き付けられており、この弾性クローラ11は鉄製
クローラと履き換え可能である。
いて説明する。図12において、20は建設機械などの
クローラ装置で、スプロケット製の駆動輪21、從動輪
22及び複数個の転動輪23等の車輪に弾性クローラ1
1が巻き付けられており、この弾性クローラ11は鉄製
クローラと履き換え可能である。
【0014】図1〜8に示す第1の実施の形態におい
て、弾性クローラ11は、ゴム、合成樹脂などの弾性材
料で形成されたクローラ本体12に、前後(周)方向に
間隔をおいて金属又は合成樹脂で形成された芯金1を埋
設すると共に、芯金1より接地面側にスチールコードな
どで形成された左右一対の周方向抗張体24を埋設して
おり、クローラ本体12には左右(幅)方向略中央でか
つ芯金1間に駆動輪11が係合する係合孔17が前後方
向略等間隔に形成され、また、接地面側に前後等間隔に
ラグ25が一体成形されている。
て、弾性クローラ11は、ゴム、合成樹脂などの弾性材
料で形成されたクローラ本体12に、前後(周)方向に
間隔をおいて金属又は合成樹脂で形成された芯金1を埋
設すると共に、芯金1より接地面側にスチールコードな
どで形成された左右一対の周方向抗張体24を埋設して
おり、クローラ本体12には左右(幅)方向略中央でか
つ芯金1間に駆動輪11が係合する係合孔17が前後方
向略等間隔に形成され、また、接地面側に前後等間隔に
ラグ25が一体成形されている。
【0015】図6〜8に示すように、前記弾性クローラ
11に埋設される芯金1は、左右方向に長い芯金本体2
の中途部に駆動輪用係合部3を形成し、この係合部3の
左右側方に内ガイド部4を形成し、左右内ガイド部4よ
り外方に踏面P2を有する外ガイド部5を形成してい
る。前記芯金1は3つの突起6、7、8を芯金本体2か
ら上方(内周側)に突出しており、左右内ガイド部4の
一方は、芯金本体2より前後方向に長い内突起6で形成
し、この長い内突起6と係合部3を挟んで反対側の外ガ
イド部5は、芯金本体2より前後方向に長い外突起7で
形成し、前記長い内突起6と同側の外ガイド部5は、前
記長い外突起7より短い外突起8で形成している。この
短い外突起8は芯金1の翼部幅と略同幅の突起である。
11に埋設される芯金1は、左右方向に長い芯金本体2
の中途部に駆動輪用係合部3を形成し、この係合部3の
左右側方に内ガイド部4を形成し、左右内ガイド部4よ
り外方に踏面P2を有する外ガイド部5を形成してい
る。前記芯金1は3つの突起6、7、8を芯金本体2か
ら上方(内周側)に突出しており、左右内ガイド部4の
一方は、芯金本体2より前後方向に長い内突起6で形成
し、この長い内突起6と係合部3を挟んで反対側の外ガ
イド部5は、芯金本体2より前後方向に長い外突起7で
形成し、前記長い内突起6と同側の外ガイド部5は、前
記長い外突起7より短い外突起8で形成している。この
短い外突起8は芯金1の翼部幅と略同幅の突起である。
【0016】そして、前記芯金1の外突起7、8を長い
内突起6を設けていない内ガイド部4及び係合部3より
高く形成し、長い外突起7の踏面P2を、長い内突起6
の踏面P1より低くかつ広くしている。また、前記外突
起7、8は、芯金本体2の前後方向略中央部で両端部よ
りも左右外方に寸法L1だけ突出していて、踏面P2の
前後方向略中央部に踏面突出部7a、8aを形成してい
る。この踏面突出部7a、8aは平面視において、左右
外向き突出の山形形状又は台形形状になっている。
内突起6を設けていない内ガイド部4及び係合部3より
高く形成し、長い外突起7の踏面P2を、長い内突起6
の踏面P1より低くかつ広くしている。また、前記外突
起7、8は、芯金本体2の前後方向略中央部で両端部よ
りも左右外方に寸法L1だけ突出していて、踏面P2の
前後方向略中央部に踏面突出部7a、8aを形成してい
る。この踏面突出部7a、8aは平面視において、左右
外向き突出の山形形状又は台形形状になっている。
【0017】踏面突出部7a、8aを有する踏面P2
は、踏面突出部7a、8aを持たない踏面(寸法L2)
より寸法L1だけ車輪転動範囲が広くなり、寸法L3の
長方形踏面より芯金重量が軽減されている。前記長い内
突起6、長い外突起7及び短い外突起8は、図8に示す
ように、踏面P1、P2の前後方向中央がそれぞれ寸法
T1、T2だけ中高になっており、車輪の転入及び転出
が円滑にできるようになっている。
は、踏面突出部7a、8aを持たない踏面(寸法L2)
より寸法L1だけ車輪転動範囲が広くなり、寸法L3の
長方形踏面より芯金重量が軽減されている。前記長い内
突起6、長い外突起7及び短い外突起8は、図8に示す
ように、踏面P1、P2の前後方向中央がそれぞれ寸法
T1、T2だけ中高になっており、車輪の転入及び転出
が円滑にできるようになっている。
【0018】また、芯金1は踏面P1、P2を形成して
いる上部に対して、芯金本体2と接続された下部が前後
方向又は左右方向に延びた縦リブR形状となっており、
踏面P1、P2の下部分が盗まれた形状になっているこ
とにより、重量を低減している。なお、この盗み部分に
はクローラ本体12を形成する弾性材料が入り、他の部
分との結合を確保しかつ芯金1表面が腐食しないように
なっている。
いる上部に対して、芯金本体2と接続された下部が前後
方向又は左右方向に延びた縦リブR形状となっており、
踏面P1、P2の下部分が盗まれた形状になっているこ
とにより、重量を低減している。なお、この盗み部分に
はクローラ本体12を形成する弾性材料が入り、他の部
分との結合を確保しかつ芯金1表面が腐食しないように
なっている。
【0019】前記芯金1には前後各部に係合部3を挟ん
で左右一対の横規制突起27、28が形成されている。
前後横規制突起27、28は先細り形状であり、左右前
横規制突起27は左右後横規制突起28より左右方向広
い間隔となっている。この芯金1の場合、図6に示す芯
金1と、突起6、7、8、が左右逆に配置されたものと
2種類用意され、2種類を前後に交互に配置し、前側に
配置される芯金1の左右後横規制突起28の外側に、後
側の芯金1の左右前横規制突起27を配置して、相互の
左右方向の移動を規制する。
で左右一対の横規制突起27、28が形成されている。
前後横規制突起27、28は先細り形状であり、左右前
横規制突起27は左右後横規制突起28より左右方向広
い間隔となっている。この芯金1の場合、図6に示す芯
金1と、突起6、7、8、が左右逆に配置されたものと
2種類用意され、2種類を前後に交互に配置し、前側に
配置される芯金1の左右後横規制突起28の外側に、後
側の芯金1の左右前横規制突起27を配置して、相互の
左右方向の移動を規制する。
【0020】前記芯金1においては、左右内ガイド部4
の一方に内突起を設けず、かつ外ガイド部5の外突起の
一方を短くしていることにより、芯金1の重量を軽減し
ており、係合部3を挟んで長い内突起6と反対側に長い
外突起7を形成することにより、左右重量バランスを良
くし、しかも長い踏面P1、P2を形成可能にし、外ガ
イド部5を通る車輪を踏面P2で安定支持できるように
なっている。
の一方に内突起を設けず、かつ外ガイド部5の外突起の
一方を短くしていることにより、芯金1の重量を軽減し
ており、係合部3を挟んで長い内突起6と反対側に長い
外突起7を形成することにより、左右重量バランスを良
くし、しかも長い踏面P1、P2を形成可能にし、外ガ
イド部5を通る車輪を踏面P2で安定支持できるように
なっている。
【0021】図1〜5において、クローラ1は、クロー
ラ本体12の左右方向中途部は係合孔17間が係合部3
となっており、その内周側の係合部3の左右側方には内
ガイド部4が形成され、左右内ガイド部4より外方には
外ガイド部5が形成されている。前記左右内ガイド部4
は、從動輪22が転動すべく、その上面には第1踏面P
1が形成され、この第1踏面P1は長い踏面と短い踏面
とが左右方向に対となり、前後方向に交互に形成されて
いる。
ラ本体12の左右方向中途部は係合孔17間が係合部3
となっており、その内周側の係合部3の左右側方には内
ガイド部4が形成され、左右内ガイド部4より外方には
外ガイド部5が形成されている。前記左右内ガイド部4
は、從動輪22が転動すべく、その上面には第1踏面P
1が形成され、この第1踏面P1は長い踏面と短い踏面
とが左右方向に対となり、前後方向に交互に形成されて
いる。
【0022】長い第1踏面P1は芯金本体2の長い内突
起6で形成され、短い第1踏面P1は弾性材料でクロー
ラ本体12と一体に形成され、芯金本体2の前後長さと
略同長さの弾性突起26となっている。前記短い弾性突
起26は図3で示すように、無負荷時においては、長い
内突起6より高さHだけ高く形成され、転動輪23など
から負荷を受けたとき、長い内突起6と略同高さに弾性
変形することになり、荷重を弾性的に支持し、振動・騒
音を軽減する。前記高さHは1〜5mmの範囲が好まし
く、通常2〜3mmに設定される。
起6で形成され、短い第1踏面P1は弾性材料でクロー
ラ本体12と一体に形成され、芯金本体2の前後長さと
略同長さの弾性突起26となっている。前記短い弾性突
起26は図3で示すように、無負荷時においては、長い
内突起6より高さHだけ高く形成され、転動輪23など
から負荷を受けたとき、長い内突起6と略同高さに弾性
変形することになり、荷重を弾性的に支持し、振動・騒
音を軽減する。前記高さHは1〜5mmの範囲が好まし
く、通常2〜3mmに設定される。
【0023】前記左右外ガイド部5は、転動輪23が転
動すべく、その上面には第2踏面P2が形成され、この
第2踏面P2は長い踏面と短い踏面とが左右方向に対と
なり、前後方向に交互に形成されている。第2踏面P2
は、芯金本体2の長い外突起7と短い外突起8とで形成
され、長い外突起7は芯金本体2から前後に突出してお
り、短い外突起8は芯金本体2と略同一前後長さとなっ
ており、それらの周囲のゴム表面は低く溝状態になって
いる。
動すべく、その上面には第2踏面P2が形成され、この
第2踏面P2は長い踏面と短い踏面とが左右方向に対と
なり、前後方向に交互に形成されている。第2踏面P2
は、芯金本体2の長い外突起7と短い外突起8とで形成
され、長い外突起7は芯金本体2から前後に突出してお
り、短い外突起8は芯金本体2と略同一前後長さとなっ
ており、それらの周囲のゴム表面は低く溝状態になって
いる。
【0024】前記芯金1は、クローラ本体12の前後方
向に隣合うもの同士が、長い外突起7が左右逆になるよ
うに配列されていて、左右方向において、前記長い内突
起6と長い外突起7とは、係合部3を挟んで反対側に位
置し、弾性突起26と短い外突起8も係合部3を挟んで
反対側に位置している。前後方向において、各突起6、
7、8、26はそれぞれ千鳥状に配列され、一の芯金1
の長い外突起7は隣接芯金1の短い外突起8に対向し、
一の芯金1の長い内突起6は隣接芯金1の内突起のない
部位に対向し、芯金本体2のピッチを小さくして振動を
低減しかつ乗り心地を向上する。
向に隣合うもの同士が、長い外突起7が左右逆になるよ
うに配列されていて、左右方向において、前記長い内突
起6と長い外突起7とは、係合部3を挟んで反対側に位
置し、弾性突起26と短い外突起8も係合部3を挟んで
反対側に位置している。前後方向において、各突起6、
7、8、26はそれぞれ千鳥状に配列され、一の芯金1
の長い外突起7は隣接芯金1の短い外突起8に対向し、
一の芯金1の長い内突起6は隣接芯金1の内突起のない
部位に対向し、芯金本体2のピッチを小さくして振動を
低減しかつ乗り心地を向上する。
【0025】このように、長い外突起7(長い踏面)と
短い外突起8(短い踏面)とが前後方向交互に配置され
ていることにより、左右突起間谷部を通る屈曲ライン
は、クローラ前後と直交する方向に対して傾斜すること
になると共に、前後方向に隣接する屈曲ラインが傾斜方
向が逆向きになり、クローラ本体12が転動輪23に沿
うように変形したとき、捩じれ方向は単一方向ではな
く、左右交互に変化して捩じれることになり、左右突起
間谷部を狭くしても金属同志が当たることはなく、左右
突起間谷部の前後方向の偏位量(前後方向にずれている
量)を大きくして、振動防止を計っても、脱輪などの弊
害は生じなく、軽量にもなる。そして、このようなクロ
ーラ本体12の捩じれは、第1踏面P1を從動輪22が
通過するときにも生じる。
短い外突起8(短い踏面)とが前後方向交互に配置され
ていることにより、左右突起間谷部を通る屈曲ライン
は、クローラ前後と直交する方向に対して傾斜すること
になると共に、前後方向に隣接する屈曲ラインが傾斜方
向が逆向きになり、クローラ本体12が転動輪23に沿
うように変形したとき、捩じれ方向は単一方向ではな
く、左右交互に変化して捩じれることになり、左右突起
間谷部を狭くしても金属同志が当たることはなく、左右
突起間谷部の前後方向の偏位量(前後方向にずれている
量)を大きくして、振動防止を計っても、脱輪などの弊
害は生じなく、軽量にもなる。そして、このようなクロ
ーラ本体12の捩じれは、第1踏面P1を從動輪22が
通過するときにも生じる。
【0026】前記弾性クローラ11においては、左右内
ガイド部4の一方に内突起を設けずに弾性突起26を設
けているので、左右内ガイド部4の重量を軽減しながら
も踏面P1を形成でき、走行時に異物を噛み込んで異常
テンションを発生しても、弾性突起26が弾性変形して
弾性クローラ11の損傷を防止でき、弾性突起26を長
い内突起6よりも高くすることで、車輪巻掛け時の衝撃
が緩和され、騒音の抑制にもなる。
ガイド部4の一方に内突起を設けずに弾性突起26を設
けているので、左右内ガイド部4の重量を軽減しながら
も踏面P1を形成でき、走行時に異物を噛み込んで異常
テンションを発生しても、弾性突起26が弾性変形して
弾性クローラ11の損傷を防止でき、弾性突起26を長
い内突起6よりも高くすることで、車輪巻掛け時の衝撃
が緩和され、騒音の抑制にもなる。
【0027】また、外ガイド部5の外突起の一方を短く
し、係合部3を挟んで長い内突起6と反対側に長い外突
起7を形成することにより、弾性クローラ11の金属及
びゴムの左右の重量バランスが良くなり、しかも長い踏
面P1、P2を形成可能にし、外ガイド部5を通る転動
輪23を踏面P2で安定支持できる。さらに、隣合う芯
金1の長い内突起6及び長い外突起7を千鳥状に配列し
ていることは、前後外突起の谷間に転動輪23が同時に
嵌まり込むのを阻止して振動を低減し、乗り心地を向上
する。
し、係合部3を挟んで長い内突起6と反対側に長い外突
起7を形成することにより、弾性クローラ11の金属及
びゴムの左右の重量バランスが良くなり、しかも長い踏
面P1、P2を形成可能にし、外ガイド部5を通る転動
輪23を踏面P2で安定支持できる。さらに、隣合う芯
金1の長い内突起6及び長い外突起7を千鳥状に配列し
ていることは、前後外突起の谷間に転動輪23が同時に
嵌まり込むのを阻止して振動を低減し、乗り心地を向上
する。
【0028】図9〜11は第2の実施の形態を示してお
り、この弾性クローラ11は外ガイド部5の左右外側に
転動輪用の脱輪防止突起16が形成されている。この脱
輪防止突起16は芯金本体2と一体的に上方突出された
突起で形成され、内ガイド部4よりも低くかつ外ガイド
部5よりも高く突出している。前記脱輪防止突起16の
高さは内ガイド部4の高さの50%以上あることが好ま
しく、転動輪23の脱輪をより確実に防止するようにな
っている。
り、この弾性クローラ11は外ガイド部5の左右外側に
転動輪用の脱輪防止突起16が形成されている。この脱
輪防止突起16は芯金本体2と一体的に上方突出された
突起で形成され、内ガイド部4よりも低くかつ外ガイド
部5よりも高く突出している。前記脱輪防止突起16の
高さは内ガイド部4の高さの50%以上あることが好ま
しく、転動輪23の脱輪をより確実に防止するようにな
っている。
【0029】長い内突起6は前後方向中途部に凹部6a
が形成されており、この凹部6a内に弾性体29が埋設
されていてクローラ本体12と一体になっている。この
弾性体29の上面は、前記弾性突起26と同様に高さH
(1〜5mm程度)だけ、長い内突起6の上面(踏面P
1)から突出していて、振動減少、重量減少を可能にし
ている。
が形成されており、この凹部6a内に弾性体29が埋設
されていてクローラ本体12と一体になっている。この
弾性体29の上面は、前記弾性突起26と同様に高さH
(1〜5mm程度)だけ、長い内突起6の上面(踏面P
1)から突出していて、振動減少、重量減少を可能にし
ている。
【0030】また、芯金1の長い外突起7及び短い外突
起8は、前後方向略中央部の外向き突出部7a、8aが
角形状に形成されている。さらに、前後横規制突起2
7、28の左右間隔を同一にし、かつ左右前横規制突起
27を左右方向の一方にずらし、左右後横規制突起28
を左右方向の他方にずらしており、1種類の芯金1を左
右反転して前後に配置するだけで弾性クローラ11を構
成することができるようになっている。
起8は、前後方向略中央部の外向き突出部7a、8aが
角形状に形成されている。さらに、前後横規制突起2
7、28の左右間隔を同一にし、かつ左右前横規制突起
27を左右方向の一方にずらし、左右後横規制突起28
を左右方向の他方にずらしており、1種類の芯金1を左
右反転して前後に配置するだけで弾性クローラ11を構
成することができるようになっている。
【0031】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、弾性ク
ローラ11は履き換え用でない専用物でも良く、長い内
突起6をクローラ本体12の一体の弾性材料で形成し、
突起26を芯金本体2と一体成形してもよく、突起6、
7、8、26を相互に又は芯金本体2に対して前後方向
にずらしてもよい。
ではなく、種々変形することができる。例えば、弾性ク
ローラ11は履き換え用でない専用物でも良く、長い内
突起6をクローラ本体12の一体の弾性材料で形成し、
突起26を芯金本体2と一体成形してもよく、突起6、
7、8、26を相互に又は芯金本体2に対して前後方向
にずらしてもよい。
【0032】クローラ装置20は、第1踏面P1を從動
輪22が走行し、第2踏面P2を転動輪23が走行する
のが一般的であるが、その逆であってもよく、また、從
動輪22及び転動輪23の両方を第2踏面P2で走行さ
せ、内ガイド部4を脱輪防止突起として機能させてもよ
く、その場合は、長い内突起6及び弾性突起26は上面
を山形形状にしておいてもよい。
輪22が走行し、第2踏面P2を転動輪23が走行する
のが一般的であるが、その逆であってもよく、また、從
動輪22及び転動輪23の両方を第2踏面P2で走行さ
せ、内ガイド部4を脱輪防止突起として機能させてもよ
く、その場合は、長い内突起6及び弾性突起26は上面
を山形形状にしておいてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した本発明芯金によれば、左右
内ガイド部4だけでなく、外ガイド部5でも芯金1の重
量軽減ができ、しかも左右重量バランスが良好になる。
また、本発明弾性クローラによれば、左右内ガイド部4
だけでなく外ガイド部5でも重量の軽減ができ、しかも
左右重量バランスが良好になり、走行音が低減でき、振
動を低減しかつ乗り心地を向上する。また、脱輪防止突
起16により外ガイド部5を転動する車輪の脱輪をより
確実に防止できる。
内ガイド部4だけでなく、外ガイド部5でも芯金1の重
量軽減ができ、しかも左右重量バランスが良好になる。
また、本発明弾性クローラによれば、左右内ガイド部4
だけでなく外ガイド部5でも重量の軽減ができ、しかも
左右重量バランスが良好になり、走行音が低減でき、振
動を低減しかつ乗り心地を向上する。また、脱輪防止突
起16により外ガイド部5を転動する車輪の脱輪をより
確実に防止できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す内周面から見
た平面図である。
た平面図である。
【図2】図1のXーX線断面図である。
【図3】一部断面側面図である。
【図4】弾性クローラの外周面から見た平面図である。
【図5】弾性クローラの斜視図である。
【図6】芯金の平面図である。
【図7】芯金の背面図である。
【図8】芯金の側面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す内周面から見
た平面図である。
た平面図である。
【図10】図9のY−Y線断面図である。
【図11】一部断面側面図である。
【図12】クローラ装置を示す平面図である。
1 芯金 2 芯金本体 3 係合部 4 内ガイド部 5 外ガイド部 6 長い内突起 7 長い外突起 8 短い外突起 11 弾性クローラ 12 クローラ本体 16 脱輪防止突起 26 弾性突起 P1 第1踏面 P2 第2踏面 22 從動輪 23 転動輪
Claims (5)
- 【請求項1】 左右方向に長い芯金本体(2)の中途部
に駆動輪用係合部(3)を形成し、この係合部(3)の
左右側方に内ガイド部(4)を形成し、左右内ガイド部
(4)より外方に車輪転動用踏面(P2)を有する外ガ
イド部(5)を形成しており、 前記左右内ガイド部(4)の一方にクローラ内周側に突
出していて芯金本体(2)より前後方向に長い内突起
(6)を突設し、この長い内突起(6)と係合部(3)
を挟んで反対側の外ガイド部(5)に芯金本体(2)よ
り前後方向に長い外突起(7)を突設し、長い内突起
(6)と同側の外ガイド部(5)に前記長い外突起
(7)より短い外突起(8)を突設していることを特徴
とするクローラ用芯金。 - 【請求項2】 前記外ガイド部(5)の踏面を、長い内
突起(6)の上面より低くかつ広くし、しかも長い内突
起(6)を設けていない内ガイド部(4)及び係合部
(3)より高く形成していることを特徴とする請求項1
に記載のクローラ用芯金。 - 【請求項3】 弾性材料製クローラ本体(12)に左右
方向に長い芯金(1)を前後方向に間隔をおいて多数埋
設し、前記クローラ本体(12)の左右方向中途部に係
合部(3)を、この係合部(3)の左右側方に内ガイド
部(4)を、左右内ガイド部(4)より外方に車輪転動
用踏面(P2)を有する外ガイド部(5)をそれぞれ形
成しており、 前記左右内ガイド部(4)の一方を芯金本体(2)から
クローラ内周側に突出していて芯金本体(2)より前後
方向に長い内突起(6)で形成し、左右内ガイド部
(4)の他方を弾性材料でクローラ本体(12)と一体
に形成し、 前記長い内突起(6)と係合部(3)を挟んで反対側の
外ガイド部(5)を芯金本体(2)から突出していて芯
金本体(2)より前後方向に長い外突起(7)で形成
し、他方の外ガイド部(5)を芯金本体(2)から突出
していて前記長い外突起(7)より短い外突起(8)で
形成していることを特徴とする弾性クローラ。 - 【請求項4】 前記クローラ本体(12)の前後方向に
隣合う芯金同士を、長い外突起(7)が左右逆になるよ
うに配列していることを特徴とする請求項3に記載の弾
性クローラ。 - 【請求項5】 前記クローラ本体(12)は左右外ガイ
ド部(5)より外方に、内ガイド部(4)よりも低くか
つ外ガイド部(5)よりも高く突出した脱輪防止突起
(16)を一体形成していることを特徴とする請求項3
又は4に記載の弾性クローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4570298A JPH11240472A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | クローラ用芯金及びそれを使用した弾性クローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4570298A JPH11240472A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | クローラ用芯金及びそれを使用した弾性クローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11240472A true JPH11240472A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12726711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4570298A Pending JPH11240472A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | クローラ用芯金及びそれを使用した弾性クローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11240472A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008254540A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Xenith Track Co Ltd | 弾性クローラ |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP4570298A patent/JPH11240472A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008254540A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Xenith Track Co Ltd | 弾性クローラ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7547079B2 (en) | Elastic crawler | |
EP0428725B1 (en) | Crawler | |
JP4083863B2 (ja) | 弾性クローラ | |
JP4722313B2 (ja) | 突起駆動型ゴムクローラ | |
JPH11240472A (ja) | クローラ用芯金及びそれを使用した弾性クローラ | |
JP2508801Y2 (ja) | ゴムクロ―ラ用芯金 | |
KR100725022B1 (ko) | 탄성 크롤러 | |
JP3688814B2 (ja) | ゴムクロ−ラ芯金 | |
JP2871192B2 (ja) | クローラ用芯金及び弾性クローラ | |
JPH07315263A (ja) | 弾性クローラの制振構造 | |
JPH05162666A (ja) | ゴムクロ−ラ用芯金 | |
JP4074912B2 (ja) | 装軌車両のゴム履帯 | |
JP2000289662A (ja) | クローラ用芯金及びそれを使用した弾性クローラ | |
JP2001341676A (ja) | 弾性クローラ及び弾性クローラ用芯体 | |
JP7367403B2 (ja) | 弾性クローラ及び芯材 | |
JP4530405B2 (ja) | ゴムクローラ | |
JP2757076B2 (ja) | 弾性クローラ | |
JP3410953B2 (ja) | 弾性クローラ | |
JP2582049Y2 (ja) | 弾性クローラ | |
JPH06115466A (ja) | 弾性クローラ | |
JPH092346A (ja) | ゴムクローラ | |
JPH07117740A (ja) | 弾性クローラ | |
JP4270839B2 (ja) | 芯金レス弾性クローラ | |
JP2006088761A (ja) | 弾性クローラ | |
JP2889397B2 (ja) | 弾性クローラ |