JPH11240030A - コンタクトレンズ材料の加工用治具からの取り外し方法およびその装置 - Google Patents

コンタクトレンズ材料の加工用治具からの取り外し方法およびその装置

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JPH11240030A
JPH11240030A JP4344598A JP4344598A JPH11240030A JP H11240030 A JPH11240030 A JP H11240030A JP 4344598 A JP4344598 A JP 4344598A JP 4344598 A JP4344598 A JP 4344598A JP H11240030 A JPH11240030 A JP H11240030A
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JP
Japan
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lens material
processing jig
adhesive
contact lens
height position
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JP4344598A
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Naoya Baba
尚哉 馬場
Kunihiko Nakada
国彦 中田
Yutaka Fujiwara
豊 藤原
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産効率が高く、レンズ材料の変形を小さく
抑えることができ、加工用治具の材質の選択の幅が広い
コンタクトレンズ材料の加工用治具からの取り外し方法
およびその装置を提供する。 【解決手段】 加工用治具3の凸面31に形成された保
持部34にコンタクトレンズ材料2の球状の凹面21が
接着剤9によって接着された状態で、この接着剤9に径
方向内方へ外力を付加することにより、加工用治具から
コンタクトレンズ材料を離脱させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンタクトレンズ
の製造時において、コンタクトレンズ材料(以下、単に
「レンズ材料」ということもある。)の凸面側を加工後
に、レンズ材料が取り付けられた加工用治具からレンズ
材料を取り外す方法およびその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンタクトレンズの製造は、ブロック状
のレンズ材料に切削などの加工を施して凹面側のレンズ
面を形成した後、反対側の凸面側のレンズ面を形成す
る。この凸面側のレンズ面の形成には、加工用治具を用
い、この加工用治具の上部に形成された凸面を持つ保持
部にレンズ材料の球状の凹面を接着剤で接着し、レンズ
材料の凸面側の切削・研磨加工等を行う方法が知られて
いる。この凸面側の切削・研磨加工後は、加工用治具か
らレンズ材料を取り外す必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レンズ材料を取り外す
方法としては、水または溶剤を用いてレンズ材料と加工
用治具との接着面に超音波を当てながら接着剤を溶かす
方法が知られている。しかし、この方法では、接着剤を
溶かすための時間がかかり、生産効率が低い。
【0004】また、他のレンズ材料を取り外す方法とし
ては、レンズ材料の加工終了後に、図5(a)に示すレ
ンズ材料100が接着剤101で接着された状態の加工
用治具102に、図5(b)に示す挟圧板103で径方
向内方へ外力を付加する方法がある。この外力の付加に
よって、加工用治具102の凸面102aは変形し、レ
ンズ材料100の変形に対する抵抗力が剥離力として作
用し、この剥離力が接着剤101による接着力に打ち勝
ってレンズ材料100が加工用治具102から離脱す
る。
【0005】しかし、この方法では、取り外すための時
間は短くて生産効率は高いが、剥離力が十分作用してレ
ンズ材料100が加工用治具102から離脱するまでに
は、レンズ材料が大きく変形してしまうという問題があ
る。また、加工用治具に外力を付加して変形させるた
め、変形可能な合成樹脂などの材質から形成されたもの
でなければならず、加工用治具の材質選択の幅が狭めら
れる。その上、加工用治具は変形してしまうため、繰り
返しの使用ができない。
【0006】そこで本発明は、生産効率が高く、レンズ
材料の変形を小さく抑えることができ、加工用治具の材
質の選択の幅が広いコンタクトレンズ材料の加工用治具
からの取り外し方法およびその装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のコンタクトレンズ材料の加工用治具からの
取り外し方法は、加工用治具の凸面に形成された保持部
にコンタクトレンズ材料の球状の凹面が接着剤によって
接着された状態で、この接着剤に径方向内方へ外力を付
加することにより、加工用治具からコンタクトレンズ材
料を離脱させる。
【0008】この構成によれば、接着剤を溶かす工程が
ないため、取り外すための時間は短く、生産効率が高
い。また、接着剤に外力を付加すると、接着剤が破壊
し、その一部が盛り上がる。その際、レンズ材料と接着
剤との境界面に剥離が生じ、この状態が進むとレンズ材
料が接着剤から完全に離脱するとともに加工用治具から
離脱する。したがって、レンズ材料は変形することなく
加工用治具から離脱する。さらに、加工用治具に変形を
生じさせる必要がないので、加工用治具は合成樹脂から
形成されたものであっても、金属等から形成されたもの
であってもよく、加工用治具の材質の選択の幅が広いと
いう利点がある。
【0009】本発明のコンタクトレンズ材料の加工用治
具からの取り外し装置は、コンタクトレンズ材料の球状
の凹面が接着剤によって接着される凸面を有する加工用
治具と、この接着剤に径方向内方へ外力を付加する挟圧
部材とを備える。
【0010】本発明のコンタクトレンズ材料の加工用治
具からの取り外し装置の好ましい実施形態では、前記加
工用治具の上部に形成された前記凸面は、中央部が前記
コンタクトレンズ材料のベースカーブとほぼ等しい曲率
半径の基準曲面で形成され、周縁部が前記基準曲面より
も下方に変位した面で形成されている。ここで、コンタ
クトレンズの球状凹面は、中心部が特定の曲率半径を持
つ球面であり、この部分をベースカーブ面という。この
中心部の周りの周辺部は、通常、中心部の曲率半径より
も大きい曲率半径を有している。
【0011】この構成によれば、加工用治具の上部に形
成された凸面の周縁部は基準曲面よりも下方に変位した
面であるため、挟圧部材が外力を付加する周辺の接着剤
の垂直方向の幅が大きくなり、薄い接着剤に外力を付加
する場合に比べて、挟圧部材の垂直方向の位置合わせが
容易である。このように加工用治具の上部の凸面の周縁
部のみの接着剤を厚くして他の部分の接着剤を薄くする
のは、レンズ材料の凸面加工を正確に行うためには、接
着剤は薄い方が望ましいからである。
【0012】本発明のコンタクトレンズ材料の加工用治
具からの取り外し装置の好ましい実施形態では、さら
に、前記コンタクトレンズ材料の球状の凸面を吸着支持
する吸着支持部材を備える。この構成によれば、吸着支
持部材で吸着させながらレンズ材料を加工用治具から剥
離させるため、レンズ材料の落下による破損を防止する
ことができる。
【0013】本発明のコンタクトレンズ材料の加工用治
具からの取り外し装置の好ましい実施形態では、さら
に、前記加工用治具または前記挟圧部材を垂直方向に移
動させる移動機構を備える。この構成によれば、加工用
治具または挟圧部材が垂直方向に移動できるので、レン
ズ材料と加工用治具との間の接着剤の位置がレンズの種
類によって上下に変わっても、挟圧部材が外力を付加す
る位置を接着剤に合わせることができる。
【0014】本発明のコンタクトレンズ材料の加工用治
具からの取り外し装置の好ましい実施形態では、さら
に、前記コンタクトレンズ材料のベースカーブおよび直
径から加工用治具の高さ位置を計算して求める高さ位置
演算手段と、求めた高さに基づいて前記移動機構を制御
する高さ位置制御手段とを備える。この構成によれば、
レンズ材料のベースカーブおよび直径から接着剤の高さ
位置が正確に求まるので、加工用治具または挟圧部材の
高さ位置制御が容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1(a)は、本発明のコンタク
トレンズ材料の加工用治具からの取り外し装置(以下、
単に「取り外し装置」という。)の第1実施形態の側断
面図であり、図1(b)は、この取り外し装置の一部を
示す平面図である。
【0016】取り外し装置1は、レンズ材料が接着され
た加工用治具3を固定設置するための加工用治具台4を
備え、この加工用治具台4の治具設置凹所41に加工用
治具3が固定される。加工用治具台4は架台5の中央部
に配置されており、モータおよびボールネジのような昇
降駆動機6が制御装置10に接続されており、この制御
装置10に内蔵された高さ位置制御手段11の制御によ
って昇降駆動機6が加工用治具台4を架台5上で垂直方
向Zに移動させる。
【0017】取り外し装置1は、また、工作物の保持に
用いられるスクロールチャックのような挟圧装置7を備
える。挟圧装置7は、そのリング状のボディ71が加工
用治具台4を囲むように、加工用治具台4と同心状に配
置されている。ボディ71はその上部に溝72が形成さ
れ、この溝72を同時にスライドする挟圧部材である3
つの爪73が周方向に120°離間して放射状に配置さ
れている。架台5の内部には駆動機74が装着され、ボ
ディ71の内部に駆動機74の駆動力を受けて3つの爪
73を同期して径方向Rに進退させる伝達機構75が配
置されている。駆動機74は、制御装置10に内蔵され
た爪制御手段12により制御される。
【0018】取り外し装置1は、さらに、吸着支持部材
8を備え、吸着支持部材8は吸着装置81、アーム8
2、昇降回転駆動機83を有する。吸着装置81は、図
示しない吸引管に負圧を導き、吸引管の先端部のテーパ
状に広開するゴム製の吸着パット84がレンズ材料2の
上面を吸着支持するものである。吸着装置81は、アー
ム82を介して昇降回転駆動機83に接続され、垂直方
向Zおよび垂直軸Cを中心として回転することができ
る。昇降回転駆動機83は、制御装置10に内蔵された
吸着装置制御手段13により制御される。
【0019】次に、加工用治具に加工前のレンズ材料を
取り付ける工程、および加工後のレンズ材料を取り外す
工程を説明する。図2(a)に示すように、前工程で加
工機により球状の凹面21が形成されたレンズ材料2
を、接着剤9によって、加工用治具3の上部の凸面31
に形成された保持部34に接着する。球状凹面21は、
中心部22が特定の曲率半径を持つ球面であるベースカ
ーブ面であり、この中心部22の周りの周辺部23は、
通常、中心部22の曲率半径よりも大きい曲率半径を有
している。
【0020】加工用治具3は、例えばステンレスの中実
体のような金属、または合成樹脂等の材料から形成され
ており、凸面31は、中央部32がレンズ材料2のベー
スカーブとほぼ等しい曲率半径の基準曲面であり、周縁
部33ではレンズ材料2のベースカーブよりも小さい曲
率半径の球面形状であり、これにより、周縁部33が中
央部32の基準曲面よりも下方に変位している。なお、
加工用治具3は、中実体または中空体のいずれでもよ
い。
【0021】接着剤9の材質は、硬化後の硬度が高いほ
どレンズ材料2が加工用治具3に堅固に取り付けられる
ため、レンズ材料2の切削・研磨加工を正確に行うこと
ができ、例えばアクリル系樹脂が好ましい。適量の接着
剤9を加工用治具3の上面に付着し、レンズ材料2を貼
付すると、レンズ材料2の中心部22と加工用治具3の
凸面31の中央部32の曲率半径とはほぼ等しく、接着
剤層91の接着剤層端面92の周辺の層のみが厚くな
り、接着剤層91の他の部分の層は薄くすることができ
る。接着剤層91は薄いほど、切削・研磨加工を正確に
行うことができるため、接着剤層91のほとんどの部分
が薄い本実施形態では、切削・研磨加工を正確に行うこ
とができる。
【0022】次に、図2(b)に示すように、レンズ材
料2の凸面25が切削・研磨加工された後、レンズ材料
2を加工用治具3と共に加工用治具台4上に搬入する。
その後、加工用治具台4が昇降駆動機6(図1)によっ
て垂直方向Zに移動され、挟圧部材である3つの爪73
が加工用治具3に対して接近した時に、接着剤層端面9
2に接触する高さ位置に調節される。接着剤層91は接
着剤層端面92の層が厚いので、爪73の高さ位置を接
着剤層端面92に調節することは、薄い層に調節するこ
とに比べて困難ではない。この高さ位置の制御方法につ
いては後述する。
【0023】さらに、吸着パット84が昇降回転駆動装
置83(図1)によって移動され、レンズ材料2の凸面
25を吸着する。このようにレンズ材料2を吸着してお
くことで、レンズ材料2が加工用治具3から離脱した後
に落下してしまうのを防止する。
【0024】その後、図2(c)に示すように、爪制御
手段12(図1)により3つの爪73が、三方から接着
剤層端面92を挟圧する。接着剤9はこの外力により破
壊され、接着剤層9の端部93が盛り上がり、その際、
レンズ材料2と接着剤層91とが剥離し、レンズ材料2
と接着剤9との間に空間Sが生じる。さらに3つの爪7
3によって外力を加えると、レンズ材料2は接着剤層9
1から完全に剥離し、加工用治具3から離脱する。以上
の取り外し工程では、レンズ材料を変形することなく加
工用治具から離脱させることができる。
【0025】次に、図2(a)から(c)に示した第1
実施形態の加工用治具から加工後のレンズ材料を取り外
す工程において、接着剤層91と挟圧部材である爪73
との位置調整について詳述する。加工用治具3は、前述
のように制御装置10の高さ位置制御手段11により制
御された昇降駆動機6(図1(a))によって垂直移動
されるものであり、加工用治具3の高さ位置は、レンズ
材料2のベースカーブおよび直径から計算して求まる。
図3に示すように、加工用治具3にベースカーブ8.5
のレンズ材料を取り付けた場合、ベース面はAである
が、中心部32が同じ高さの加工用治具3にベースカー
ブ7.4のレンズ材料を取り付けた場合は、加工用治具
の上面は2点鎖線bとなり、ベース面はBとなる。した
がって、中心部32が同じ高さ位置の加工用治具3に直
径が等しく、ベースカーブが異なるレンズ材料が取り付
けた場合を比べると、ベースカーブが小さいレンズ材料
の方が端部の高さ位置が低くなり、ベースカーブが大き
いレンズ材料の方が端部の高さ位置は高くなる。また、
同じベースカーブであっても直径が大きいレンズ材料の
方が端部の高さ位置は低くなる。このレンズ材料の端部
の高さ位置を考慮しなければ、爪73がレンズ材料に衝
突してしまうことになる。
【0026】加工用治具3の高さ位置は、挟圧部材であ
る爪73の高さ位置が固定されていれば、取り外すレン
ズ材料の直径およびベースカーブのみに依存するので、
図1に示すように、制御装置10には取り外すレンズ材
料の直径およびベースカーブについて、前工程の加工機
からの加工データ15が入力され、これらの値から制御
装置10の高さ位置演算手段14が加工用治具3の最適
な高さ位置を求める。この求めた高さ位置に基づいて、
制御装置10の高さ位置制御手段11が昇降駆動機6に
よって加工用治具3の高さ位置を制御する。この高さ位
置演算手段11によって加工用治具3の最適な位置が正
確に求まるので、加工用治具3の高さ位置の制御が容易
となる。
【0027】直径およびベースカーブが異なるレンズ材
料2を加工用治具から取り外す場合は、加工データ15
は、これらのレンズ材料の直径およびベースカーブであ
る。この場合、高さ位置演算手段14が各レンズ材料の
データ15を読み込み、加工用治具3の高さ位置を求め
る。また、昇降駆動機6、挟圧装置7、吸着装置8をそ
れぞれ制御する高さ位置制御手段11、爪制御手段1
2、吸着装置制御手段13は、制御装置10においてプ
ログラムどおりににシーケンス制御されている。このシ
ーケンス制御などによって複数の種類のレンズ材料を自
動的に加工用治具から取り外すことができるため、コン
タクトレンズの製造を自動的に行うことができ、生産効
率が上がる。
【0028】本実施形態では、3つの挟圧部材である爪
73を有する挟圧装置7を示したが、挟圧部材である爪
73は2つ以上であればよい。また、本実施形態では、
加工用治具3を垂直方向Zに移動させて接着剤層91と
爪73の位置を調整する場合を示したが、加工用治具3
は固定し、挟圧部材である爪73を垂直方向Zに移動さ
せてもよい。
【0029】第1実施形態では、加工用治具3の終端部
33は、レンズ材料2のベースカーブよりも小さい曲率
半径の球面として示したが、第2実施形態では、図4に
示すようにレンズ材料2のベースカーブ面よりも下方へ
延びた階段形状である。階段形状であっても、接着剤層
91の接着剤層端面92の周辺の層のみが厚くなり、接
着剤層91の他の部分の層は薄いので、切削・研磨加工
を正確に行うことができつつも、挟圧装置7の爪73の
高さ位置を接着剤層端面92に容易に調節することがで
きる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、時間の
かかる接着剤を溶かす工程はなく、コンタクトレンズ材
料を加工用治具から取り外すため、生産効率は高い。ま
た、接着剤に外力を付加すると、接着剤が破壊し、その
一部が盛り上がり、その際、レンズ材料と接着剤との境
界面に剥離が生じ、この状態が進むとレンズ材料が接着
剤から完全に離脱するとともに加工用治具から離脱す
る。したがって、レンズ材料が変形することなく加工用
治具から離脱する。さらに、加工用治具には外力を付加
しないので、加工用治具は合成樹脂から形成されたもの
であっても、金属等から形成されたものであってもよ
く、加工用治具の材質の選択の幅が広いという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態にかかるコンタ
クトレンズ材料の加工用治具からの取り外し装置を示す
一部切断した側面図、(b)は平面図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の第1実施形態にか
かるコンタクトレンズ材料の加工用治具からの取り外し
方法の工程を示す取り外し装置の一部の縦断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態にかかるコンタクトレン
ズ材料の加工用治具からの取り外し方法を示す取り外し
装置の一部の縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態にかかるコンタクトレン
ズ材料の加工用治具からの取り外し方法を示す取り外し
装置の一部の縦断面図である。
【図5】従来のコンタクトレンズ材料の加工用治具から
の取り外し工程を示すコンタクトレンズ材料の加工用治
具からの取り外し装置の一部の縦断面図である。
【符号の説明】
1…コンタクトレンズ材料の加工用治具からの取り外し
装置、2…コンタクトレンズ材料、3…加工用治具、6
…移動機構、8…吸着支持部材、9…接着剤、11…高
さ位置制御手段、21…レンズ材料の凹面、22…レン
ズ材料のベースカーブ面、31…加工用治具の凸面、3
2…加工用治具の中央部、33…加工用治具の周縁部、
34…加工用治具の保持部、73…狭圧部材、R…径方
向。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工用治具の凸面に形成された保持部に
    コンタクトレンズ材料の球状の凹面が接着剤によって接
    着された状態で、この接着剤に径方向内方へ外力を付加
    することにより、加工用治具からコンタクトレンズ材料
    を離脱させるコンタクトレンズ材料の加工用治具からの
    取り外し方法。
  2. 【請求項2】 コンタクトレンズ材料の球状の凹面が接
    着剤によって接着される凸面を有する加工用治具と、 前記接着剤に径方向内方へ外力を付加する挟圧部材とを
    備えたコンタクトレンズ材料の加工用治具からの取り外
    し装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記加工用治具の上
    部に形成された前記凸面は、中央部が前記コンタクトレ
    ンズ材料のベースカーブとほぼ等しい曲率半径の基準曲
    面で形成され、周縁部が前記基準曲面よりも下方に変位
    した面で形成されているコンタクトレンズ材料の加工用
    治具からの取り外し装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、さらに、前
    記コンタクトレンズ材料の凸面を吸着支持する吸着支持
    部材を備えたコンタクトレンズ材料の加工用治具からの
    取り外し装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4のいずれかにおいて、さ
    らに、前記加工用治具または前記挟圧部材を垂直方向に
    移動させる移動機構を備えたコンタクトレンズ材料の加
    工用治具からの取り外し装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、さらに、前記コンタ
    クトレンズ材料のベースカーブおよび直径から加工用治
    具の高さ位置を計算して求める高さ位置演算手段と、求
    めた高さに基づいて前記移動機構を制御する高さ位置制
    御手段とを備えたコンタクトレンズ材料の加工用治具か
    らの取り外し装置。
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