JPH11238955A - 立体回路部品及びその製造方法 - Google Patents

立体回路部品及びその製造方法

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JPH11238955A
JPH11238955A JP3827198A JP3827198A JPH11238955A JP H11238955 A JPH11238955 A JP H11238955A JP 3827198 A JP3827198 A JP 3827198A JP 3827198 A JP3827198 A JP 3827198A JP H11238955 A JPH11238955 A JP H11238955A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit
dimensional
circuit component
plane
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP3827198A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ando
好幸 安藤
Akira Sato
亮 佐藤
Hideki Asano
秀樹 浅野
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネガ型電着レジストを採用して製造可能な、立
体回路部品及びその製造方法を提供する。 【解決手段】回路を形成する平面に対して垂直に形成さ
れるスルーホールの内面に、特定の方向へ傾斜した開口
部を設けた。特定の方向は、単数あるいは複数ある。傾
斜の角度は、平面より約60°以内とすると良い。開口
部の幅L1と回路の幅L2との関係を、L1=L2±3
0%とすると良い。このような立体回路部品によれば、
ネガ型の電着レジストを採用してめっき回路を形成する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体形状の樹脂成
形体の表面に回路を有する、立体回路部品及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】立体回路部品;立体形状の樹脂成形体の
表面に回路を有する部品において、従来では、スルーホ
ールを回路の形成する平面部に対してほぼ垂直に形成し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術の立
体回路部品によれば、その製造方法;所定形状に仕上げ
られた樹脂成形体の全表面に無電解めっきを形成し、次
に、電着レジストを塗布し、然る後に、露光、レジスト
現像、エッチング、レジスト剥離を行う方法において、
スルーホールを形成するためには、ポジ型の電着レジス
トを採用しなければならない制約がある。その理由は、
ネガ型の電着レジストを用いると、スルーホールの内部
を露光することが極めて困難となるためである。
【0004】スルーホールが歳計となる場合やアスペク
ト比が大きくなる場合には、上記のスルーホール内部の
露光がさらに困難となる。
【0005】従って、ネガ型電着レジスト塗布装置を保
有しているが、ポジ型電着レジスト塗布装置を保有して
いないものにとって、スルーホールの形成が不可能とな
っていた。
【0006】そこで、本発明の解決すべき課題(目的)
は、ネガ型電着レジストを採用して製造可能な、立体回
路部品及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する立
体回路部品は、回路を形成する平面に対して垂直に形成
されるスルーホールの内面に、特定の方向へ傾斜した開
口部を有してなるものである。
【0008】前記の特定の方向は、単数あるいは複数存
在させてなるものである。また、前記の傾斜の角度は、
平面より約60°以内としてなると良い。この傾斜の角
度を約60°以内とするのは、傾斜部を露光させるため
である。
【0009】前記の開口部の幅L1と回路の幅L2との
関係を、L1=L2±30%としてなると良い。これ
は、成形品全体の形状に与える影響を少なくさせるため
である。
【0010】本発明により提供する立体回路部品の製造
方法は、回路を形成する平面に対して垂直に形成される
スルーホールの内面に、特定の方向へ傾斜した開口部を
有せしめてなる樹脂成形体を形成し、この樹脂成形体の
全表面に無電解めっきを形成した後にネガ型レジストを
塗布し、引き続き、露光、レジスト現像、エッチング、
レジスト剥離を行う方法からなる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一実施例にし
て、(イ)は立体形状の樹脂成形体つまり立体回路部品
のスルーホール部形状について示し、(ロ)はそのスル
ーホール部に対してのめっき回路形成後の状態を示して
いる。
【0012】この第一実施例は、立体形状をなす樹脂成
形体;平面に対して垂直に形成されるスルーホール部1
の内面に、180°の方向へそれぞれ約60°以内で傾
斜した開口部2,2を形成し、この傾斜の付いたところ
へめっき回路3を形成してなるものである。めっき回路
の幅は、開口部の幅に対して±30%程度とかなり一致
させてある。
【0013】上記のように、めっき回路を形成するとこ
ろにのみ傾斜を付けたので、成形品全体形状に与える影
響を少なくしている。
【0014】製造工程は、つぎのようにして行うことが
できる。立体回路本体の成形→表面粗面化→めっき触媒
塗布→無電解銅めっき→ネガ型電着レジスト塗布→露光
→レジスト現像→銅エッチング→レジスト剥離→保護め
っき。このように、特定の方向へ平面に対して60°以
内で傾斜した開口部を有することで、傾斜部を露光して
ネガ型電着レジスト塗布を行えるようになる。
【0015】図2は、本発明の第二実施例にして、
(イ)は立体形状の樹脂成形体つまり立体回路部品のス
ルーホール部形状について示し、(ロ)はそのスルーホ
ール部に対してのめっき回路形成後の状態を示してい
る。
【0016】この第二実施例は、立体形状をなす樹脂成
形体;平面に対して垂直に形成されるスルーホール部1
の内面に、180°方向へそれぞれ約60°以内で傾斜
した開口部2,2を形成し、また、スルーホール部1の
下部において、円周に傾斜を設け、これら傾斜の付いた
ところへめっき回路3を形成してなるものである。傾斜
した開口部2,2による利点は、第一実施例と同様であ
る。
【0017】図3は、本発明の第三実施例にして、
(イ)は立体形状の樹脂成形体つまり立体回路部品のス
ルーホール部形状について示し、(ロ)はそのスルーホ
ール部に対してのめっき回路形成後の状態を示してい
る。
【0018】この第三実施例は、立体形状をなす樹脂成
形体;平面に対して垂直に形成されるスルーホール部1
の内面に、180°方向へそれぞれ約60°以内で傾斜
した開口部2,2を形成し、また、スルーホール部の下
部において、円周に逆方向に傾斜部を設け、これらの傾
斜の付いたところへめっき回路3を形成してなるもので
ある。傾斜した開口部2,2による利点は、第一実施例
と同様である。
【0019】図4は、本発明の第四実施例にして、
(イ)は立体形状の樹脂成形体つまり立体回路部品のス
ルーホール部形状について示し、(ロ)はそのスルーホ
ール部に対してのめっき回路形成後の状態を示してい
る。
【0020】この第四実施例は、立体形状を成す樹脂成
形体;平面に対して垂直に形成されるスルーホール部1
の内面に、90°方向へそれぞれ約60°以内で傾斜し
た開口部2,2を設け、これらの傾斜の付いたところへ
めっき回路3を形成してなるものである。傾斜した開口
部による利点は、第一実施例と同様である。
【0021】図5は、本発明の第五実施例にして、
(イ)は立体形状の樹脂成形体つまり立体回路部品のス
ルーホール部形状について示し、(ロ)はそのスルーホ
ール部に対してのめっき回路形成後の状態を示してい
る。
【0022】この第五実施例は、立体形状を成す樹脂成
形体;平面に対して垂直に形成されるスルーホール部1
の内面に、90°方向へそれぞれ約60°以内で傾斜し
た開口部2,2を設け、また、スルーホール部の下部に
おいて、円周に傾斜部を設け、これらの傾斜の付いたと
ころへめっき回路3を形成してなるものである。傾斜し
た開口部による利点は、第一実施例と同様である。
【0023】図6は、本発明の第六実施例にして、
(イ)は立体形状の樹脂成形体つまり立体回路部品のス
ルーホール部形状について示し、(ロ)はそのスルーホ
ール部に対してのめっき回路形成後の状態を示してい
る。
【0024】この第六実施例は、立体形状を成す樹脂成
形体;平面に対して垂直に形成されるスルーホール部1
の内面に、90°方向へそれぞれ約60°以内で傾斜し
た開口部2,2を設け、また、スルーホール部の下部に
おいて、円周に逆方向に傾斜部を設け、これらの傾斜の
付いたところへめっき回路3を形成してなるものであ
る。傾斜した開口部による利点は、第一実施例と同様で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、回
路を形成する平面に対して垂直に形成されるスルーホー
ルの内面に特定の方向へ傾斜した開口部を有せしめてあ
るので、ネガ型電着レジストを採用して製造可能な、立
体回路部品及びその製造方法を提供するという所期の課
題(目的)を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例にして、(イ)は立体形状
の樹脂成形体;立体回路部品のスルーホール部形状を示
す平面及び正面説明図、(ロ)は同上のスルーホール部
形状に対してめっき回路を形成した後の立体回路部品を
示す平面及び正面説明図。
【図2】本発明の第二実施例にして、(イ)は立体形状
の樹脂成形体;立体回路部品のスルーホール部形状を示
す平面及び正面説明図、(ロ)は同上のスルーホール部
形状に対してめっき回路を形成した後の立体回路部品を
示す平面及び正面説明図。
【図3】本発明の第三実施例にして、(イ)は立体形状
の樹脂成形体;立体回路部品のスルーホール部形状を示
す平面及び正面説明図、(ロ)は同上のスルーホール部
形状に対してめっき回路を形成した後の立体回路部品を
示す平面及び正面説明図。
【図4】本発明の第四実施例にして、(イ)は立体形状
の樹脂成形体;立体回路部品のスルーホール部形状を示
す平面及び正面説明図、(ロ)は同上のスルーホール部
形状に対してめっき回路を形成した後の立体回路部品を
示す平面及び正面説明図。
【図5】本発明の第五実施例にして、(イ)は立体形状
の樹脂成形体;立体回路部品のスルーホール部形状を示
す平面及び正面説明図、(ロ)は同上のスルーホール部
形状に対してめっき回路を形成した後の立体回路部品を
示す平面及び正面説明図。
【図6】本発明の第六実施例にして、(イ)は立体形状
の樹脂成形体;立体回路部品のスルーホール部形状を示
す平面及び正面説明図、(ロ)は同上のスルーホール部
形状に対してめっき回路を形成した後の立体回路部品を
示す平面及び正面説明図。
【符号の説明】
1 立体形状の樹脂成形体;スルーホール部 2 開口部 3 めっき回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路を形成する平面に対して垂直に形成さ
    れるスルーホールの内面に、特定の方向へ傾斜した開口
    部を有してなる立体回路部品。
  2. 【請求項2】前記の特定の方向は、単数あるいは複数存
    在させてなる、請求項1記載の立体回路部品。
  3. 【請求項3】前記の傾斜の角度は、平面より約60°以
    内としてなる、請求項1記載の立体回路部品。
  4. 【請求項4】前記の開口部の幅L1と回路の幅L2との
    関係を、L1=L2±30%としてなる、請求項1記載
    の立体回路部品。
  5. 【請求項5】回路を形成する平面に対して垂直に形成さ
    れるスルーホールの内面に、特定の方向へ傾斜した開口
    部を有せしめてなる樹脂成形体を形成し、この樹脂成形
    体の全表面に無電解めっきを形成した後にネガ型レジス
    トを塗布し、引き続き、露光、レジスト現像、エッチン
    グ、レジスト剥離を行うことからなる、立体回路部品の
    製造方法。
JP3827198A 1998-02-20 1998-02-20 立体回路部品及びその製造方法 Pending JPH11238955A (ja)

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