JPH11238352A - 単リール型の磁気テープカートリッジ - Google Patents

単リール型の磁気テープカートリッジ

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JPH11238352A
JPH11238352A JP5622698A JP5622698A JPH11238352A JP H11238352 A JPH11238352 A JP H11238352A JP 5622698 A JP5622698 A JP 5622698A JP 5622698 A JP5622698 A JP 5622698A JP H11238352 A JPH11238352 A JP H11238352A
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信隆 宮崎
Takashi Sumida
孝志 隅田
Hideki Fujimoto
秀樹 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールのボスの内底と、上ケースとの間にリ
ールロック機構が設けてある単リール型の磁気テープカ
ートリッジにおいて、ロック解除時にリール押えが傾い
て、ロック解除が不完全になるのを解消する。 【解決手段】 リール2のボス12の内底と、上ケース
1aとの間に、ロック解除具18と、リール押え16
と、ばね17とを配置する。リール押え16は上ケース
1aに設けたガイド突起15で上下スライド可能に、し
かし回転不能に保持する。ボス12の内底と、リール押
え16との対向面には、互いに係合するロック歯19・
20を設ける。ロック解除状態におけるリール押え16
の規制壁22と上ケース1aとの間の傾動隙間Eは、一
対のロック歯19・20間の傾動隙間eより小さく寸法
設定する。以てリール押え16が傾動した場合に、ロッ
ク歯19・20どうしが係合するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コンピュータ用デ
ータレコーダーの磁気記録媒体に代表される単リール型
の磁気テープカートリッジに関し、そのリールロック機
構を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】この種の磁気テープカートリッジにおい
て、図8に示す形態のリールロック機構を備えているも
のがある。そこでは、上フランジ50と下フランジ5
1、および下フランジ51と一体に成形した円筒状のボ
ス52とでリール53を構成しており、ボス52の内部
に配置したリール押え54で不使用時のリール53の遊
動回転を防いでいる。ボス52の内底壁の下面中央に
は、テープドライブ側の駆動軸で磁気吸着される鉄板5
5を固定し、その周囲壁に駆動軸の回転力を受け継ぐ係
合部56が設けられている。係合部56は一群の凹凸体
で構成してある。
【0003】リール押え54は、圧縮コイルばね57の
下端を受け止める円形の座板58を有し、座板58の中
央部の上下にスライドボス59と受動ピン60とを有す
る。スライドボス59はケース上壁に設けたガイド突起
63で上下スライドは可能に、しかし回転は不能に係合
案内されている。また、座板58の下面とボス52の内
底に突設した受座61の上面とには、互いに凹凸係合す
るロック歯62が設けてある。従ってロック歯62どう
しが接合した状態においては、リール53は回転できな
い。使用時には、リール53の中央部下面に露出する受
動ピン60をテーブドライブの駆動軸で突き上げて、ロ
ック歯62どうしの係合を解除する。同時に鉄板55を
介してリール53を駆動軸で吸着し、その回転力を係合
部56を介してリール53に伝えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のテープカートリ
ッジにおいては、受動ピン60をばね57に抗して突き
上げ、リール押え54の座板58を受座61から浮き離
すことによって、リール53を回転可能な状態に切り換
える。このように、リール押え54の下面中央に設けた
受動ピン60を突き上げて、ロック歯62どうしの接当
係合状態を解除する構造では、座板58を受座61の上
方へ分離操作した状態において、リール押え54の全体
が傾いて座板58側のロック歯62と受座61側のロッ
ク歯62とが、傾斜下端側で接当係合していることがあ
る。問題は、リール53のロック解除が不十分なままだ
と、磁気テープに異常な張力が作用して、テープ切断な
どの重大事故を生じる点にある。ロック歯が欠損し、あ
るいは異常に摩耗して、リールロックを確実に行えなく
なることもある。
【0005】ガイド突起63はスライドボス59と係合
しているので、リール押え54が傾動するのを抑止する
ことに役立つ。しかし、リール押え54をスムーズに上
下スライドさせる必要上、スライドボス59とガイド突
起63との摺動部にはある程度の余裕隙間を確保する必
要があり、この隙間分だけリール押え54が傾動するの
を避けられない。
【0006】本発明の目的は、リールロック機構をロッ
ク解除操作する際のリール押えの傾動を規制し、これに
よりリールのロック解除を常に確実に行えるようにし、
リールのロック解除が不十分な場合に生じ得る、磁気テ
ープの破断や、ロック歯あるいは駆動歯の欠損等の重大
事故を一掃し、この種の磁気テープカートリッジの信頼
性を向上することにある。本発明の他の目的は、リール
押えとケース本体の協同作用でリール押えの傾動を確実
に規制することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気テープカー
トリッジは、図2に示すように、箱状のケース本体1の
内部に、磁気テープ3を巻装した1個のリール2が配置
してあり、リール2の中央に設けたボス12の内底と、
ケース本体1の上壁との間に、不使用時のリール2の遊
動回転を阻止するリールロック機構が設けてある。リー
ルロック機構は、図1に示すように、ケース本体1の上
壁の内面に突設したガイド突起15で上下スライド可能
に、しかし相対回転は不能に係合案内してあるリール押
え16と、リール押え16を押し下げ付勢するばね17
と、リール押え16の下面とボス12の底壁上面との対
向面に設けられて、互いに接当係合してリール2の回動
を阻止するロック歯19・20とを含んでいる。リール
押え16とケース本体1の上壁内面との少なくともいず
れか一方に、リール押え16の傾動を規制する規制壁2
2を突設する。リール押え16をばね17の付勢力に抗
してテープドライブの駆動軸Dで押し上げ操作したロッ
ク解除状態において、規制壁22とケース本体1、ない
し規制壁22とリール押え16との間の傾動隙間Eを一
対のロック歯19・20間の傾動隙間eより小さく寸法
設定する。
【0008】具体的には、リール押え16とボス12の
底壁との間に、駆動軸Dで押し上げ操作されるロック解
除具18を配置する。ロック解除具18は、ボス12の
底壁上面で受け止められる主面壁27と、主面壁27の
上面に突設されて、リール押え16を押し上げ操作する
突起30と、主面壁27の下面下方に突設される複数個
の脚片29とを備えている。各脚片29は、ボス12の
底壁に通設した開口31を介してリール2の下面にそれ
ぞれ突出している。
【0009】リール押え16は、図1および図4に示す
ようにケース本体1の上壁内面に設けたガイド突起15
でスライド案内されるリブ23を上面側に備えた座部2
1と、座部21の下面に形成した凹部25と、凹部25
を囲むロック歯20と、リブ23を囲む状態で座部21
の上面に突設した環状の規制壁22とで構成する。
【0010】ガイド突起15は、交差する2以上のガイ
ド壁15a・15bで形成し、リール押え16に、ガイ
ド突起15を受け入れるスライド溝24をリブ23で画
成する。
【0011】
【作用】不使用時におけるリール2は、図3に示すごと
くばね17で押し下げ操作されたリール押え16にロッ
ク歯19・20を介して接当係合しており、これで回動
不能に保持されている。使用時には、図1に示すごとく
リール押え16をテープドライブの駆動軸Dで直接ある
いは間接的に押し上げ操作することにより、ロック歯1
9・20どうしが離脱してリールロック状態が解除され
る。この状態のリール押え16は、座部21の上面に突
設した規制壁22が僅かな傾動隙間Eを介してケース本
体1の上壁内面すなわち上ケース1aと対向している。
そのため、リール押え16は傾動隙間Eの分だけ径方向
いずれかへ傾動でき、座部21の下面に設けたロック歯
20も下方傾動できる。しかし、傾動隙間Eを越えて傾
動することはできない。従って、この傾動隙間Eが、ロ
ック解除時の一対のロック歯19・20の歯先間隔(傾
動隙間e)より小さいと、リール押え16が傾動しても
両ロック歯19・20が係合することはない。
【0012】因みに、リール押え16と上ケース1aと
の間に設定される傾動隙間Eの値をゼロにすると、リー
ル押え16が傾動する余地を無くせるが、新たな問題を
生じる。駆動軸Dによるテープ押え16の押し上げ量
は、テープドライブによって僅かなばらつきがあり、押
し上げ量が標準値より大きくなる場合に、リール押え1
6が上ケース1aに押し付けられる。そのため、ばね1
7の押し下げ力を越える反力が駆動軸Dに作用して、余
分な回転抵抗を与えてしまう。こうした事態を避ける必
要上、適量の傾動隙間Eを確保している。
【0013】リール押え16とボス12の底壁との間に
ロック解除具18を配置し、このロック解除具18を介
してリール押え16を押し上げ操作するのは、リール押
え16を水平に押し上げ操作できるようにするためであ
る。そのためにロック解除具18には、駆動軸Dで押し
上げ操作される複数個の脚片29を設けている。例え
ば、リール押え16を駆動軸Dの突き上げピン等で直接
押し上げ操作する場合には、両者16・Dの中心が正し
く一致していないと、リール押え16が傾動してしまう
が、リール2に組み込んだロック解除具18を複数個の
脚片29を介して押し上げ操作する場合には、ロック解
除具18と駆動軸Dとの中心にずれがあっても、ロック
解除具18を水平に押し上げることができる。その結
果、リール押え16を水平に押し上げてロック解除を確
実に行える。
【0014】リール押え16側に規制壁22を設けてお
くと、リール2やリールロック機構の構成部品を下ケー
ス1b側に予めまとめて組むことができるので、上ケー
ス1aを下ケース1bに組むための手間を軽減し、組み
立てを容易化できる。ロック解除途中のリール押え16
は、ガイド突起15との間の余裕隙間の分だけ傾動でき
る余地がある。この傾動し得る余地をできるだけ小さく
するために、ガイド突起15は、交差する2以上のガイ
ド壁15a・15bで形成する。例えば十文字状やT字
状にガイド突起15を形成する。
【0015】
【実施例】図1ないし図6は本発明に係る単リール型の
磁気テープカートリッジの実施例を示す。図2において
磁気テープカートリッジは、上下ケース1a・1bを蓋
合わせ状に結合してなる角箱状のケース本体1の内部に
一個のリール2を収容し、リール2に磁気テープ3(以
下単にテープと言う)が巻装されている。テープ3の繰
り出し端には、テープ3を引き出し操作するローディン
グピン4が連結してある。ローディングピン4はケース
本体1の前部右隅に開口したテープ引出口5の内方に収
容されており、その上下両端が上ケース1aと下ケース
1bの内面に設けたホルダー6・6で係合保持されて位
置決めされている。テープ引出口5はスライド開閉自在
な蓋7で開閉できる。
【0016】図3においてリール2は、上フランジ10
と下フランジ11、および下フランジ11と一体に成形
されて上向きに開口するボス12とからなり、ボス12
の内底と上ケース1aの上壁との間に、不使用時のリー
ル2の遊動回転を阻止するリールロック機構を設ける。
上フランジ10はボス12の上端に分離不能に溶着固定
してある。ボス12の底壁下面の中央には、円形の吸着
板13を溶着固定し、吸着板13の周囲を囲む状態で駆
動歯14を周回状に突設する(図6参照)。吸着板13
は、鉄板や鋼板等の磁気吸着可能な金属板で形成してあ
る。駆動歯14は放射方向へ延びる断面鋸刃形のギヤ歯
の一群で形成してあり、図1に示すようにテープドライ
ブの駆動軸Dの軸端面に設けた駆動歯と係合して、駆動
軸Dの回転力を受け継ぐ。駆動歯14は、下ケース1b
の底壁に設けた駆動穴8を介してケース外面に露出して
いる。
【0017】図3においてリールロック機構は、上ケー
ス1aの内面に設けたガイド突起15で上下スライドは
可能に、しかし相対回転は不能に係合案内されるリール
押え16と、リール押え16と上ケース1aとの間に配
置した圧縮コイル形のばね17と、リール押え16とボ
ス12の底壁上面との間に配置したロック解除具18
と、ボス12の底壁上面とリール押え16の下面とに設
けられて互いに接当係合してリール2の回動を阻止する
ロック歯19・20などで構成する。ガイド突起15
は、図4に示すように、直交状に交差する2個のガイド
壁15a・15bで断面十文字状に形成してある。
【0018】図4においてリール押え16は、円形の座
部21の周縁に、傾動規制用の環状の規制壁22を突設
した、上向きに開口する丸皿状のプラスチック成形品か
らなり、座部21の上面中央に4個のL字形のリブ23
を突設して、これらリブ23で十文字状のスライド溝2
4が画成されている。このリブ23のスライド溝24に
前記ガイド突起15を嵌合することにより、リール押え
16は上下スライドのみ自在に案内する。座部21の下
面中央には、図3に示すごとく部分球面状の凹部25を
設けてあり、凹部25の周囲に一群のロック歯20を周
回状に突設してある。ロック歯20は放射方向へ延びる
断面山形の歯体からなり、その外縁直径寸法を規制壁2
2の外直径寸法より十分に小さく設定してある。なお、
ばね17はガイド突起15に外嵌する状態で装着され
て、その下端が座部21で受け止められる。
【0019】ロック解除具18は、ステンレス板材など
の鋼板を素材とするプレス成形品からなり、円形の主面
壁27の周縁から等間隔置きに3本の腕28を放射状に
連出し、各腕28の先端に下向きに折れ曲がる脚片29
を一体に形成する。主面壁27の中央には、リール押え
16の凹部25内へ入り込んで、リール押え16を押し
上げ操作する部分球面状の突起30を上向きに膨出形成
する。このように、リール押え16とロック解除具18
とを、部分球面状の凹部25および突起30を介して接
当させるのは、ロック解除具18でリール押え16をば
ね17に抗して押し上げ操作するとき、両者16・18
の中心がずれるのを防ぐためであり、さらにリール2を
回転駆動するときの突起30と凹部25との摩擦抵抗を
極力小さくするためである。凹部25の球面半径は突起
30の球面半径より大きい。
【0020】先に説明したように、ロック解除具18は
その主面壁27がボス12の内底面で受け止め支持され
ている。この受け止め状態において、各腕28がボス1
2側のロック歯19と接当干渉するのを避けるために、
図5に示すようにロック歯19の環状列を周方向の3個
所において分断し、この分断部分19aで各腕28を受
け止めている。また、各腕28の先端に設けた脚片29
をリール2の下面に突出させるために、ボス12の底壁
に3個の開口31が通設してある。
【0021】ボス12の底壁下面に設けた駆動歯14
は、テープドライブの駆動軸Dと係合して、回転力を受
け継ぐ。この係合動作を利用してロック解除具18を押
し上げ操作するために、駆動歯14の形成領域に前記開
口31を形成し、脚片29をリール下面側へ突出させて
いる。開口31を設けることによって、これと交差する
駆動歯14の強度が低下し、欠損しやすくなる。こうし
た駆動歯14の強度低下を避けるために、図6に示すよ
うに開口31の形成位置に対応して3個の欠歯部32を
設ける。欠歯部32は数個の駆動歯14をその歯底平面
に達する状態で省略して形成する。リールロック時の脚
片29は欠歯部32内に突出するが、その下端面は駆動
歯14の歯先平面上に位置している。
【0022】かかる構成のリールロック機構において
は、リール押え16がガイド突起15で回転不能に保持
され、ばね17で常時押し下げられている。さらに、リ
ール押え16とボス12の底壁とに設けたロック歯19
・20が互いに係合している。従って、不使用状態にお
けるリール2を回動不能にロック保持できる。
【0023】使用時には、蓋7を開放してローディング
ピン4をローディング機構で捕捉する。同時に、図1に
示すように駆動軸Dをボス12の底壁下面に押し当て
て、その駆動歯をリール2側の駆動歯14に接当係合さ
せる。この接合動作によって、リール2の下面は下ケー
ス1bの底壁から浮き上がる。また、脚片29が駆動軸
Dの駆動歯に突き上げられて、開口31内の上方へ押し
込まれる。これにより、ロック解除具18はリール押え
16をばね17に抗して押し上げ、それまで係合してい
たロック歯19・20どうしを離脱させて、リールロッ
ク状態を解除する。その結果、リール2が回転可能にな
ってテープ3を繰り出し、あるいは巻き込み駆動でき
る。この後に駆動軸Dがリール2から離れると、再びリ
ール2をロック保持できる。
【0024】上記のロック解除状態において、リール押
え16が傾動してそのロック歯20がボス12側のロッ
ク歯19と傾動するのを防ぐために、規制壁22の上端
周縁と上ケース1aの内面との間の傾動可能な上下隙
間、すなわち傾動隙間Eを一対のロック歯19・20の
歯先間の上下方向の傾動隙間eより小さく設定する。こ
の実施例においては、リール押え16と上ケース1aと
の間の傾動隙間Eを0.5mmとし、一対のロック歯19・
20間の傾動隙間eを0.7mmとした。
【0025】図7にリールロック機構の別の実施例を示
す。そこでは、規制壁22を上ケース1aの上壁と一体
に成形して、規制壁22の下端周縁と座部21の周縁上
面との間の傾動隙間Eを、一対のロック歯19・20間
の傾動隙間eより小さく寸法設定した。また、ボス12
の底壁中央に開口34を通設し、この開口34からボス
12内へ進入する駆動軸Dのロック解除用ピン35を凹
部25に押し付けて、リール押え16を押し上げ操作で
きるようにした。従って、この実施例においては、上記
の実施例におけるロック解除具18を省略している。他
は上記の実施例と同じであるので、同じ部材に同一符号
を付して説明を省略する。
【0026】上記の実施例におけるロック解除具18の
脚片29は、押し上げ姿勢が安定しやすい点で3個以上
設けることが好ましいが、少なくとも2個あればよい。
ガイド突起15の断面形状は十文字状とする以外に、T
字形やく字形、あるいは多角形状に変更できる。規制壁
22は、座部21と上ケース1aとに、それぞれ上下対
向状に設けることができる。また環状壁で形成する以外
に、突起の環状列で形成することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明では、リールロック機構をロック
解除した状態において、例えばリール押え16に設けた
規制壁22とケース本体1の上壁内面との間の傾動隙間
Eを、リール押え16とボス12の底壁とに設けた一対
のロック歯19・20間の傾動隙間eより小さくして、
リール押え16が傾動隙間Eの分だけ径方向へ傾いた場
合にも、両ロック歯19・20が係合するのを確実に防
止できるようにした。これにより、常に確実にリールロ
ック機構をロック解除操作できることになり、リール2
のロック解除が不十分な場合に生じ得る、磁気テープ3
の破断や、ロック歯19・20あるいは駆動歯14の欠
損等の重大事故の発生を解消し、この種の磁気テープカ
ートリッジの信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リールロック機構のロック解除状態を示す縦断
面図である。
【図2】磁気テープカートリッジの内部平面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】リールロック機構の分解斜視図である。
【図5】図3におけるB−B線断面図である。
【図6】図3におけるC−C線矢視図である。
【図7】リールロック機構の別実施例を示す縦断面図で
ある。
【図8】リールロッ機構の比較例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 リール 3 磁気テープ 12 ボス 15 ガイド突起 16 リール押え 17 ばね 18 ロック解除具 19・20 ロック歯 22 規制壁 D 駆動軸 E リール押えの傾動隙間 e ロック歯側の傾動隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状のケース本体1の内部に、磁気テー
    プ3を巻装した1個のリール2が配置されており、 リール2の中央に設けたボス12の内底と、ケース本体
    1の上壁との間に、不使用時のリール2の遊動回転を阻
    止するリールロック機構が設けてある磁気テープカート
    リッジであって、 リールロック機構は、ケース本体1の上壁の内面に突設
    したガイド突起15で上下スライド可能に、しかし相対
    回転は不能に係合案内してあるリール押え16と、リー
    ル押え16を押し下げ付勢するばね17と、リール押え
    16の下面とボス12の底壁上面との対向面に設けられ
    て、互いに接当係合してリール2の回動を阻止するロッ
    ク歯19・20とを含み、 リール押え16とケース本体1の上壁内面との少なくと
    もいずれか一方に、リール押え16の傾動を規制する規
    制壁22が突設されており、 リール押え16をばね17の付勢力に抗してテープドラ
    イブの駆動軸Dで押し上げ操作したロック解除状態にお
    いて、規制壁22とケース本体1、ないし規制壁22と
    リール押え16との間の傾動隙間Eが、一対のロック歯
    19・20間の傾動隙間eより小さく寸法設定されてい
    ることを特徴とする単リール型の磁気テープカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 リール押え16とボス12の底壁との間
    に、駆動軸Dで押し上げ操作されるロック解除具18が
    配置されており、 ロック解除具18は、ボス12の底壁上面で受け止めら
    れる主面壁27と、主面壁27の上面に突設されて、リ
    ール押え16を押し上げ操作する突起30と、主面壁2
    7の下面下方に突設される複数個の脚片29とを備えて
    おり、 各脚片29が、ボス12の底壁に通設した開口31を介
    してリール2の下面にそれぞれ突出している請求項1記
    載の単リール型の磁気テープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 リール押え16が、ケース本体1の上壁
    内面に設けたガイド突起15でスライド案内されるリブ
    23を上面側に備えた座部21と、座部21の下面に形
    成した凹部25と、凹部25を囲むロック歯20と、リ
    ブ23を囲む状態で座部21の上面に突設した環状の規
    制壁22とで構成してある請求項1又は2記載の単リー
    ル型の磁気テープカートリッジ。
  4. 【請求項4】 ガイド突起15が、交差する2以上のガ
    イド壁15a・15bで形成されており、 リール押え16に、ガイド突起15を受け入れるスライ
    ド溝24がリブ23で画成されている請求項3記載の単
    リール型の磁気テープカートリッジ。
JP05622698A 1998-02-20 1998-02-20 単リール型の磁気テープカートリッジ Expired - Lifetime JP3884761B2 (ja)

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