JP3284379B2 - テープカートリッジ用のリールロック具 - Google Patents

テープカートリッジ用のリールロック具

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JP3284379B2
JP3284379B2 JP16955593A JP16955593A JP3284379B2 JP 3284379 B2 JP3284379 B2 JP 3284379B2 JP 16955593 A JP16955593 A JP 16955593A JP 16955593 A JP16955593 A JP 16955593A JP 3284379 B2 JP3284379 B2 JP 3284379B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体ケース内のテープ
リールを下向きに押圧付勢するリール押えを備えたテー
プカートリッジを対象とし、これの不使用時に用いてテ
ープリールが上下動するのを規制するリールロック具に
関する。
【0002】
【従来の技術】既存のテープカートリッジの多くは、本
体ケースの上壁の内面に片持ち状に支持した板ばねがリ
ール押えになっていて、これでテープリールをケース底
壁側へ押え込んでいる。実開昭58−87186号公報
では、テープリールのボス部上面に板ばね製のリール押
えを固定し、リール押えの上端中央の突軸を上ケースに
接当して、テープリールを押え込んでいる。この種のリ
ール押えに類似するリール押え込み構造として、テープ
リールのボス部の上面に係合板を配置し、これをコイル
ばねでテープリールに押し付ける形態が実公昭63−3
1255号公報に公知である。但し、この係合板は不使
用時のテープリールの遊転を阻止するリールブレーキと
して機能する。
【0003】主に業務用のテープカートリッジでは、図
4および図2に示す構造のリール押え14が採用されて
いる(文献不詳)。このリール押え14は、円板状のば
ね受座16の下面に半球状の突起17を有し、ばね受座
16の上面に十文字状の溝18で四分割された軸部19
を備えている。軸部19は窓板13aに通設した軸通口
21に挿通して支持し、軸部19の突端に設けた掛止爪
20で抜け止めを図っている。リール押え14はばね受
座16と窓板13aとの間に介装したばね15で押し下
げ付勢されており、前記突起17がテープリール2のボ
ス部上面の端プレート8に常時接当している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなリール押
えを有するテープカートリッジは、テープリールの上下
寸法に比べて、本体ケースの内法の上下寸法を大きく設
定してあり、テープリールは本体ケースの上下方向に遊
動できる。そのため本体ケースが他物と衝突し、あるい
は落下衝撃を受けるような場合に、テープリールの全体
がリール押えの押圧力に抗して揺れ動くことがある。と
くに、テープリールにテープが満巻きされている場合に
は、大きな運動慣性力が生じて、テープリールの上フラ
ンジが本体ケースの上壁内面に衝突しやすい。問題は上
フランジがケース内面に衝突したときの反動で上フラン
ジがテープ巻層を叩打し、テープエッジを傷付けること
にある。とくにテープリールが傾いて本体ケースの上壁
に衝突したときに問題が出る。
【0005】例えばリール押えのばね力を大きくする
と、衝突力をある程度は緩和できるが、なお十分とは言
えない。テープリールに加わる回転抵抗がいたずらに増
える不利もある。テープリールの上下方向の遊動量を制
限し、衝突速度を小さくして衝突力を減少することも不
可能ではないが、衝突を避けられる訳ではなく、根本的
な解決策にはならない。
【0006】そこで本発明の目的は、不使用時のテープ
リールの上下遊動を阻止して、落下衝撃などの大きな外
力を受けても、テープエッジの傷付きを防止できるテー
プカートリッジ用のリールロック具を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体ケース1
の上壁13に軸通口21が通設されており、ばね受座1
6と軸方向に沿う溝18で複数個に分割された軸部1
9と、該軸部19の上端周縁に張り出し形成された掛止
爪20とを有するリール押え14が、掛止爪20で下方
への抜け止めを図って前記軸通口21に該軸部19を介
して上下動自在に支持されており、リール押え14が上
壁13とばね受座16との間に設けたばね15でテープ
リール2を押圧付勢している形態のテープカートリッジ
を対象とする。本発明はかかるテープカートリッジに使
用されるリールロック具であって、ベース部24と、ベ
ース部24の下面の対向位置に突設した一対の弾性変形
可能なロック腕25と、ベース部24から張り出した操
作片26とを一体に形成したプラスチック成形品であ
り、各ロック腕25の下部にロック片27が外側に突出
形成されていて、ロック片27の下面には、軸通口21
への差し込み係合を容易にするガイド斜面28が設けら
れており、各ロック腕25の厚みは、前記溝18の幅寸
法より小さく、一対のロック腕25の外面間の寸法は、
軸通口21の直径寸法より小さく設定されており、ロッ
ク腕25を軸部19の溝18を介して軸通口21からケ
ース内へ差し込んだ状態において、軸通口21のケース
内面側の開口周縁壁21aとばね受座16との間に
ック片27が嵌まり込むようにしたものである。
【0008】
【作用】不使用時のテープリール2は、ばね15によっ
てリール押え14でケース底壁側に押え込まれている。
この状態でリールロック具23を軸通口21に差し込み
係合して、テープリール2が上下方向に移動するのを規
制する。詳しくは、ロック腕25を軸部19の溝18を
介して軸通口21からケース内へ差し込み、ロック腕2
5の下部のロック片27を軸通口21のケース内面側の
開口周縁壁21aとばね受座16との間に嵌め込む。こ
れでロック片27がリール押え14の上方移動を阻止す
るので、テープリール2は上下移動できない。テープカ
ートリッジを使用する場合には、リールロック具23を
取り外す。この取り外し操作と、軸通口21への装着を
確実で容易なものとするために、ロック腕25を弾性変
形可能にしている。
【0009】
【発明の効果】本発明のリールロック具23は、ロック
腕25を軸部19の溝18を介して軸通口21からケー
ス内へ差し込み係合し、ロック腕25の下部に設けたロ
ック片27でリール押え14のばね受座16を受け止め
ることによって、リール押え14がケース外方(上方)
へ遊動するのを規制できるようにした。したがって、不
使用時にリールロック具23を軸通口21に差し込ん
で、リール押え14を介してテープリール2の上下方向
の遊動を規制しておけば、誤ってテープカートリッジを
床面に落とすようなことがあっても、テープリール2が
ケース上壁側に衝突することを解消でき、衝突時の反動
でテープエッジが傷付くことを確実に防止できる。リー
ルロック具23のロック腕25およびロック片27の大
きさを、既存のテープカートリッジに設けた軸部19の
溝18の寸法に対応させておけば、リール押え14の構
造を変更する必要もなく新旧全てのテープカートリッジ
に本発明のリールロック具23を適用できる。
【0010】
【実施例】図3において、対象のテープカートリッジ
は、本体ケース1の内部左右にテープリール2を有し、
本体ケース1の前部にテープ保護用の前蓋3を備えてい
る。前蓋3を上開き揺動すると、ケース前面のテープパ
スを露出して開放できる。公知のテープカートリッジと
同様に本体ケース1の内部には前蓋3の閉じロック機構
や、テープリール2の遊転を阻止するリールブレーキ機
構などが組み込んである。
【0011】図4においてテープリール2は、ボス部
4、下フランジ5およびボス部4の外周の巻胴6を一体
に成形したリール本体2Aと、リール本体2Aのボス部
4の上端に固定した上フランジ7と、リール本体2Aと
上フランジ7との間に挟み固定した金属板製の端プレー
ト8とからなり、ボス部4の内面にスプライン穴状の駆
動孔9を有する。本体ケース1内において、テープリー
ル2は駆動孔9がケース底壁に開口した駆動軸挿入孔1
0上に位置するよう配置され、駆動軸挿入孔10の内縁
に突設したリング状の受座11で支持されている。
【0012】本体ケース1の上壁13の一部を占める透
明の窓板13aとテープリール2との間には、リール押
え14と圧縮コイル形のばね15とを設けてあり、これ
らでテープリール2を下方の受座11側に押圧付勢して
いる。図2においてリール押え14は、耐摩耗性に富む
プラスチック材の射出成形品であり、円板状のばね受座
16の下面に端プレート8に接当する半球状の突起17
を有し、ばね受座16の上面に十文字に交差する溝18
で四分割された軸部19を有する。軸部19の上端周縁
に抜け止め用の掛止爪20を張り出し形成してある。リ
ール押え14は、ばね15の一端をばね受座16で受
け、軸部19を窓板13aに通設した軸通口21に嵌め
込んで窓板13aと一体化した後、窓板13aの周縁部
を上壁13に溶着して上ケースと一体化する。組み付け
状態において、リール押え14は掛止爪20で下方への
抜け止めが図られて上下に移動でき、軸部19と軸通口
21との間の隙間分だけ傾動できる。
【0013】図2および図4には各テープリール2の上
下遊動を規制するリールロック具23が示されている。
リールロック具23は、円形のベース部24と、ベース
部24の下面の対向位置に突設した一対の弾性変形可能
なロック腕25と、ベース部24の上面一側から張り出
した操作片26とを一体に形成したプラスチック成形品
(POM)からなり、各ロック腕25の下部に台形状の
ロック片27が外側に突出形成されている。ロック腕2
5の厚みは、リール押え14の軸部19に設けた溝18
の幅寸法より僅かに小さく、一対のロック腕25の外面
間の寸法は軸通口21の直径寸法より小さい。ロック片
27の上下寸法は、不使用時に突起17が端プレート8
に接当しているときの、ばね受座16と軸通口21のケ
ース内面側の開口周縁壁21aとの上下間隔寸法より僅
かに小さく設定する。ロック片27の下面には、軸通口
21への差し込み係合を容易にするガイド斜面28を設
けてある。
【0014】リールロック具23は、図1に示すように
ロック腕25を軸部19の溝18を介して軸通口21に
押し込み、ロック片27の上部を軸通口21のケース内
面側の開口周縁壁21aに回り込み係合する。この状態
では、ロック片27の下端がリール押え14のばね受座
16と対向している。したがって、テープリール2は実
質的に上壁13側へ移動することが規制され、上下方向
に遊動できない状態となる。
【0015】上記のように、リールロック具23でテー
プリール2の上下移動を規制すると、例えば本体ケース
1に落下衝撃が加わっても、テープリール2は上下方向
に動けないので、その上フランジ7が上壁13の内面に
衝突するのを阻止できる。したがって、テープリール2
が上壁13に衝突して生じるテープ巻層の傷付きを解消
できる。テープカートリッジを使用するときは、操作片
26をつかんでリールロック具23の全体を軸通口21
から抜き外す。
【0016】上記の実施例ではロック腕25を一対設け
たが、ロック腕25は溝18の本数に一致して2個以上
設けることもできる。リール押え14の上方が窓板13
a以外の上壁13で覆われる場合には、上壁13に軸通
口21を通設する。リール押え14の突起17はテープ
リール2側に一体に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】リールロック具の使用状態を示す縦断面図であ
る。
【図2】リールロック具とテープ押えとを示す斜視図で
ある。
【図3】テープカートリッジの斜視図である。
【図4】リール押えとリールとの関係を示す縦断面図で
ある。
【符号きの説明】
1 本体ケース 2 テープリール 13 上壁 14 リール押え 15 ばね 16 ばね受座 18 溝 19 軸部 21 軸通口 23 リールロック具 24 ベース部 25 ロック腕 27 ロック片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1の上壁13に軸通口21が
    通設されており、 ばね受座16と軸方向に沿う溝18で複数個に分割さ
    れた軸部19と、該軸部19の上端周縁に張り出し形成
    された掛止爪20とを有するリール押え14が、掛止爪
    20で下方への抜け止めを図って前記軸通口21に該軸
    部19を介して上下動自在に支持されており、 リール押え14が上壁13とばね受座16との間に設け
    たばね15でテープリール2を押圧付勢しているテープ
    カートリッジに使用されるリールロック具であって、 ベース部24と、ベース部24の下面の対向位置に突設
    した一対の弾性変形可能なロック腕25と、ベース部2
    4から張り出した操作片26とを一体に形成したプラス
    チック成形品であり、 各ロック腕25の下部にロック片27が外側に突出形成
    されていて、ロック片27の下面には、軸通口21への
    差し込み係合を容易にするガイド斜面28が設けられて
    おり、 各ロック腕25の厚みは、前記溝18の幅寸法より小さ
    く、一対のロック腕25の外面間の寸法は、軸通口21
    の直径寸法より小さく設定されており、 ロック腕25を前記軸部19の溝18を介して前記軸通
    口21からケース内へ差し込んだ状態において、該軸通
    口21のケース内面側の開口周縁壁21aと前記ばね受
    座16との間にロック片27が嵌まり込むようにした
    テープカートリッジ用のリールロック具。
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