JPH11238141A - 動画像合成表示システム - Google Patents

動画像合成表示システム

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JPH11238141A
JPH11238141A JP3857598A JP3857598A JPH11238141A JP H11238141 A JPH11238141 A JP H11238141A JP 3857598 A JP3857598 A JP 3857598A JP 3857598 A JP3857598 A JP 3857598A JP H11238141 A JPH11238141 A JP H11238141A
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JP
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transition
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JP3857598A
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Masanobu Ueda
昌伸 上田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は動画像を表示させるための条件設定の
労力がより少ない動画像合成表示システムを提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】動画像合成表示システムにおいて、表示さ
れるべき画像の要素となる各オブジェクトの画像データ
を格納した画像データ100と、基準となる状態名の画
像を構成する各オブジェクトの描画情報をフレーム単位
に格納する描画情報テーブル200を有し、動画像を表
示するべきイベントが行われた時に遷移前後の画像の描
画情報に基づいて画像が遷移する際の各フレームでの各
オブジェクトの位置や形状を計算し、計算の結果導き出
され、画像データ100から取得された各フレームにお
けるオブジェクトの画像データに基づいて各フレーム毎
に画像を合成し、合成された画像を順次切り換え表示す
ることにより動画像表示するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像合成表示シ
ステムに係り、詳しくは、遷移前後と途中の画像の構成
要素であるオブジェクトの画像データを予め保持し、各
フレームにおいて、これらの画像データの組み合わせに
より元の画像とは異なる画像に遷移していく動画像を表
示画面に表示する動画像合成表示システムに関する。
【0002】近年、コンピュータグラフィックス等によ
る動画像表示における画像の複雑化、高品質化が進んで
おり、動画像を表示させるための条件設定にかかる労力
が増大している。そこで、動画像を描画させるための条
件設定に要する労力の低減化が実現できる動画像合成表
示システムが望まれている。
【0003】
【従来の技術】従来、動画像を表示するために、動画の
開始から終わりまで所定のフレーム数に分割し、各フレ
ーム毎に動画の開始から終わりまでの画像を少しずつ変
化させた画像を作成し、それぞれの画像のデータをフレ
ーム単位でメモリ内に記録していた。そして、上記各フ
レームの画像が次々に連続して表示画面に表示されるこ
とにより動画像が描画されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例では画
像の構成要素であるオブジェクトの位置や形状等の各種
情報を各フレームの画像の全てのオブジェクトに対して
予め設定していたので、動画像表示させるための条件設
定の労力が非常に大きいという問題があった。そこで、
本発明の課題は、各フレームにおいて位置や形状等が変
化するオブジェクトのみの条件設定を行うことで動画像
表示させることができ、条件設定の労力がより少ない動
画像合成表示システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1に記載されるように、フレーム
毎に画像を連続して切り換え表示することにより動画像
を表示するようにした動画像合成表示システムにおい
て、表示されるべき画像の要素となる各オブジェクトを
表わす画像データを格納した画像データ格納手段と、基
準となる画像状態のフレームを構成する各オブジェクト
の属性を定義した描画情報をフレーム単位に格納する描
画情報格納手段と、動き前の画像状態の第一のフレーム
と動き後の画像状態の第二のフレームが指定されたとき
に、上記描画情報格納手段に格納された第一及び第二の
フレームに対応した描画情報に基づいて第一のフレーム
の画像状態から第二のフレームの画像状態に変化する際
に必要な複数のフレームのそれぞれの描画情報を作成す
る描画情報作成手段と、上記第一のフレームの描画情
報、第二のフレームの描画情報及び描画情報作成手段に
て作成された各フレームの描画情報に基づいて、画像デ
ータ格納手段に格納された各オブジェクトの画像データ
を用いて各フレーム毎に画像を合成する画像合成手段と
を有し、第一のフレームから第二のフレームに至るま
で、合成された画像を順次切り換え表示することにより
動画像表示するように構成される。
【0006】このような動画像合成表示システムでは、
動画像が表示される際に動き前の画像から動き後の画像
までの各フレームの画像を構成するオブジェクトの位
置、形状、色等の変化が認識され、各フレームの画像を
構成するオブジェクトが画像データ格納手段から取得さ
れ、画像合成手段により合成される。そして、合成され
た画像が順次切り換え表示されることで動画像が表示さ
れる。
【0007】上記オブジェクトの属性とは、オブジェク
トの描画位置、形状、色、他のオブジェクトとの相対位
置関係等である。また、上記第一のフレームの画像状態
及び第二のフレームの画像状態は任意に定めることがで
きる。基準となる画像状態のフレームの描画情報を当該
システムの入力ユニットからユーザが入力することを可
能にするという観点から、本発明は、請求項2に記載さ
れるように、上記システムにおいて、基準となる画像状
態のフレームの描画情報を当該システムの入力ユニット
から入力される情報に基づいて作成する基準描画情報作
成手段を有する構成とする。
【0008】このような動画像合成表示システムでは、
入力ユニットから描画情報を入力することによりユーザ
が動画像表示の変更を容易に行うことができる。また、
動き前と動き後の遷移可能な基準となる画像状態のフレ
ームの関係と、その遷移の条件をユーザが容易に変更可
能にするという観点から、本発明は、請求項3に記載さ
れるように、上記システムにおいて、動き前から動き後
に遷移可能な基準となる画像状態のフレームの関係と、
その遷移の条件を記述した遷移情報格納手段と、1つの
フレームの画像が表示されている状態で、当該表示フレ
ームから遷移可能な画像状態のフレームへの遷移の条件
が当該システムにおいてイベントとして発生したか否か
を判定する遷移条件判定手段とを有し、遷移条件判定手
段が当該遷移の条件が発生したことを判定したとき、当
該表示フレームを第一のフレームとし、遷移の条件に対
応した遷移可能な画像状態のフレームを第二のフレーム
として指定するように構成される。
【0009】このような動画像合成表示システムでは、
ユーザが動き前と動き後の遷移可能な基準となる画像状
態のフレームの関係や遷移条件を変更することで容易に
異なる動画像を表示させることができる。また、上記描
画情報格納手段は、具体的には請求項4に示すように、
各オブジェクトに対して画像データファイル名と描画位
置と他の状態の画像に遷移する際に要するフレーム数と
同じ描画領域を有する他のオブジェクトとの当該領域に
おける描画の優先度を示す優先順位とを格納する構成で
ある。
【0010】また、所定の時間が経過した時に動画像を
表示させるという観点から、本発明は、請求項5に記載
されるように、上記システムにおいて、上記遷移情報格
納手段が格納する画像状態が遷移するための条件は、所
定の時間経過とする。また、所定の音声が入力された時
に動画像を表示させるという観点から、本発明は、請求
項6に記載されるように、上記システムにおいて、上記
遷移情報格納手段が格納する画像状態が遷移するための
条件は、所定の音声入力とする。
【0011】また、所定の入力操作がユーザによって行
われた時に動画像を表示させるという観点から、本発明
は、請求項7に記載されるように、上記システムにおい
て、上記遷移情報格納手段が格納する画像状態が遷移す
るための条件は、所定の入力操作とする。また、上記描
画情報作成手段は、具体的には請求項8に示すように、
各オブジェクトの位置と形状についての描画情報を作成
する構成である。
【0012】更に、このような動画像合成表示システム
での処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを
格納した記録媒体を提供するという観点から、本発明
は、請求項9に記載されるように、表示されるべき画像
の要素となる各オブジェクトを表わす画像データを格納
した画像データ格納手段と、基準となる画像状態のフレ
ームを構成する各オブジェクトの属性を定義した描画情
報をフレーム単位に格納する描画情報格納手段とを用
い、フレーム毎に画像を連続して切り換え表示すること
により動画像を表示するようにした動画像合成表示シス
テムでの処理をコンピュータに行わせるためのプログラ
ムを格納した記録媒体であって、動き前の画像状態の第
一のフレームと動き後の画像状態の第二のフレームが指
定されたときに、上記描画情報格納手段に格納された第
一及び第二のフレームに対応した描画情報に基づいて第
一のフレームの画像状態から第二のフレームの画像状態
に変化する際に必要な複数のフレームのそれぞれの描画
情報を作成する描画情報作成手段と、上記第一のフレー
ムの描画情報、第二のフレームの描画情報及び描画情報
作成手段にて作成された各フレームの描画情報に基づい
て、画像データ格納手段に格納された各オブジェクトの
画像データを用いて各フレーム毎に画像を合成する画像
合成手段とを有し、第一のフレームから第二のフレーム
に至るまで、合成された画像を順次切り換え表示させる
ようにしたプログラムを格納するように構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は、本発明の実施の一形態
に係る動画像合成表示システムを実現するコンピュータ
システムのハードウェアの構成を示す図である。図1に
示すように、このコンピュータシステムは、それぞれバ
スBで相互に接続されている入力ユニット10、表示ユ
ニット20、制御ユニット30、メモリユニット40、
出力ユニット50、ドライブユニット60、補助記憶ユ
ニット70を有している。
【0014】入力ユニット10は、ユーザが操作するキ
ーボードやマウス、音声入力装置等を有し、コンピュー
タシステムに各種情報を入力するために用いる。表示ユ
ニット20は、入力ユニット10から入力された文字や
画像等を表示する。制御ユニット30は、本システムの
他の構成部の動作制御を行う。メモリユニット40は、
画像の描画処理やデータの入力が行われる領域を有す
る。出力ユニット50は、制御ユニット30からの指令
に基づいて表示ユニット20に表示する画面内容等をプ
リントアウトする。
【0015】本発明の動画像合成表示システムをコンピ
ュータを用いて利用するためのプログラムは、例えば、
CD−ROM等の記録媒体90によって提供することも
可能である。このように、本動画像合成表示システムに
関するプログラムを格納した記録媒体90は、ドライブ
ユニット60にセットされ、プログラムが記録媒体90
からドライブユニット60を介して補助記憶ユニット7
0にインストールされる。
【0016】補助記憶ユニット70は、上記のように動
画像合成表示システムの動作時に制御ユニット30にて
実行されるプログラムを格納すると共に後述するような
画像データ100と、描画情報テーブル200と、状態
遷移テーブル300とを格納する。ここで、画像データ
100とは動画像を描画するために使用される多様な画
像に関する形、色、サイズ等のイメージデータ群の総称
である。
【0017】上記テーブルやデータは、ユーザ自身が入
力ユニット10の操作によって作成することができる。
また、予め上記テーブルやデータが格納されたCD−R
OM等の記録媒体90を用いて動画像合成表示システム
に提供することもできる。図2は、描画情報テーブル2
00の構成例を示す図である。ここで、描画情報とは、
画像を描画するために必要な情報のことである。図2に
示す描画情報テーブル200は、「目」の画像を描画す
るために必要な情報が記録された部分を示す。
【0018】描画情報テーブル200には状態名、オブ
ジェクト名を記録する欄201、202と各オブジェク
トの画像データファイル名、描画位置、フレームステッ
プ数、優先順位を記録する欄203、204、205、
206がある。状態名欄201には、描画する画像の状
態を表わす名前が記録される。例えば、普通の目、少し
笑った目、大笑いの目、右側を見ている目等、描画する
「目の状態」に対しては「Normal」、「Smal
l Laugh」、「BigLaugh」、「Righ
t」等の状態名が付けられる。
【0019】オブジェクト名欄202には、1つの画像
を構成する部品画像(オブジェクト)名が記録される。
例えば、図2に示す状態名「Normal」で表わされ
る目の画像はそれぞれ「背景」、「白目」、「黒目」と
いうオブジェクト名を持つ3つのオブジェクトで構成さ
れている。画像データファイル名欄203には、補助記
憶ユニット70に格納されている画像データ100中の
オブジェクトに関する画像データのファイル名が記録さ
れる。オブジェクトの描画時は、画像データファイル名
に基づき補助記憶ユニット70から画像データが呼び出
される。そして、当該画像データから対応するオブジェ
クトが描画位置欄204に記録される位置に描画され
る。
【0020】フレームステップ数とは、ある状態名の画
像が異なる状態名の画像に遷移して動画像が描画される
場合に異なる状態名の画像に遷移し終えるまでに要する
フレーム数を表わす。ここで、画像の遷移とは、ある状
態名の画像中の1又は複数のオブジェクトが形状、描画
位置、色等の変化により他の状態名のオブジェクトにな
ることを意味する。
【0021】例えば状態名「Normal」の画像から
状態名「Small Laugh」の画像へ遷移する動
画像を作成する場合、状態名「Normal」のフレー
ムステップ数欄205の記録が「60」であるので、状
態名「Normal」の画像が60フレームかけて少し
ずつ変化し、60フレーム目に状態名「SmallLa
ugh」の画像に変化し終えるという動画像が得られ
る。
【0022】優先順位欄206には、複数のオブジェク
トを同じ領域に描画する際の描画の優先順位が記録され
る。優先順位の設定により2つのオブジェクトが領域S
の部分が重なるような描画位置に設定されている場合、
領域Sの部分には優先順位の高い方のオブジェクトが描
画される。例えば、状態名「Normal」の描画にお
いて、オブジェクト「黒目」はオブジェクト「白目」よ
りも優先順位が高いので、「黒目」部分が「白目」で塗
りつぶされずに「白目」の中に「黒目」が描画される。
【0023】図3、図4、図5はそれぞれオブジェクト
「背景」、「白目」、「黒目」を示す図である。また、
図6は上記オブジェクト「背景」、「白眼」、「黒目」
が描画情報テーブル200に基づき合成され状態名「N
ormal」の画像が描画された様子を示す図である。
図7は、状態遷移テーブル300の構成例を示す図であ
る。状態遷移テーブル300は、各状態名の画像同士の
遷移関係を示す。
【0024】状態遷移テーブル300には状態名、遷移
後状態名、遷移条件等を記録する欄301、302、3
03がある。状態名欄301には、描画する画像の状態
を表わす名前が記録される。遷移後状態名欄302に
は、ある状態名の画像から遷移可能な画像の状態名が記
録される。例えば、図7において、右側を見ている目の
描画の状態名である「Right」の遷移後状態名欄3
02は「Normal」なので状態名「Right」か
ら状態名「Normal」の画像に遷移させる動画像を
描画することが可能である。また、状態名「Norma
l」の遷移後状態名欄302は「Right」及び「S
mall Laugh」なので状態名「Normal」
から状態名「Right」又は「Small Laug
h」の画像に遷移させる動画像を描画することが可能で
ある。
【0025】遷移条件欄303には、他の状態名の画像
に遷移するための条件が記録される。例えば、図7にお
いて、状態名「Normal」の遷移条件欄303には
「マウス」及び「音声abc」と記録されているので、
状態名「Normal」の画像が表示されている時にユ
ーザがマウスを使用すると状態名「Right」の画像
に遷移する。また、状態名「Normal」の画像が表
示されている時に音声「abc」が入力ユニット20か
ら本システムに入力されると状態名「Small La
ugh」の画像に遷移する。また、例えば、状態名「S
mall Laugh」の画像は時間「t2」が経過す
ると状態名「Normal」の画像に遷移するように設
定できる。
【0026】図8は、状態遷移テーブル300に記録さ
れた状態名の画像の遷移パターンを示す図である。図8
において、「Right」、「Normal」、「Sm
all Laugh」、「Big Laugh」の各状
態名に対してそれぞれの画像401a、401b、40
1c、401dと遷移条件303a、303b、303
c、303d、303e、303fが示されている。
【0027】次に、描画情報テーブル200の作成手順
について説明する。ここでは状態名「Normal」の
描画情報を設定する場合を取り上げて説明する。図9
は、描画情報テーブル200の作成手順を示すフローチ
ャートである。ユーザは先ず、表示ユニット20の画面
上に表示される画像の状態名の入力要求に従い、画像の
状態名「Normal」を入力する(1−1)。続い
て、ユーザは同じく表示ユニット20の画面上に表示さ
れる入力要求に従ってオブジェクト名「背景」を入力す
る(1−2)。更に、ユーザはオブジェクト「背景」の
画像データファイル名、描画位置、フレームステップ
数、優先順位を順次入力していく(1−3)、(1−
4)、(1−5)、(1−6)。
【0028】オブジェクト「背景」の優先順位まで入力
するとユーザは、表示ユニット20の画面表示により状
態名「Normal」のオブジェクトについての描画情
報の設定を終了するか否かの選択を要求される(1−
7)。この時、ユーザが例えば表示ユニット20の画面
上で「NO」をクリックしてオブジェクトの描画情報の
設定を続ける選択をすると、ユーザは、表示ユニット2
0の画面表示により次のオブジェクト名の入力を要求さ
れる。そして、ユーザは上記ステップ(1−2)、(1
−3)、(1−4)、(1−5)、(1−6)を繰り返
し、オブジェクト「白目」、「黒目」についても描画情
報を設定する。
【0029】ユーザが状態名「Normal」の画像を
構成するオブジェクト「背景」、「白目」、「黒目」の
全ての描画情報を設定した後のステップ(1−7)にお
いて「YES」を選択した時、ユーザは、表示ユニット
20の画面表示により状態名「Normal」の描画情
報の設定を終了するか否かの選択を要求される(1−
8)。
【0030】この時、ユーザは「NO」を選択し、他の
状態名「Right」、「Small Laugh」、
「Big Laugh」についての描画情報も上記同様
に入力していく。そして、ユーザが全ての描画情報を設
定し終えた後のステップ(1−8)において「YES」
を選択すると、描画情報テーブル200の作成は終了と
なる。
【0031】次に、状態遷移テーブル300の作成手順
について説明する。ここでは先ず、状態遷移テーブル3
00において、状態名「Normal」の部分から設定
する場合を説明する。図10は、状態遷移テーブル30
0の作成手順を示すフローチャートである。ユーザは先
ず、表示ユニット20の画面上に表示される画像の状態
名の入力要求に従い画像の状態名「Normal」を入
力する(2−1)。続いて、ユーザは同じく表示ユニッ
ト20の画面上に表示される入力要求に従って遷移後状
態名「Right」を入力する(2−2)。更に、ユー
ザは状態名「Normal」の画像から状態名「Rig
ht」の画像に遷移するための遷移条件「マウス」を入
力する(2−3)。
【0032】状態名「Normal」の遷移条件「マウ
ス」まで入力するとユーザは、表示ユニット20の画面
表示により状態名「Normal」についての設定を終
了するか否かの選択を要求される(2−4)。この時、
ユーザが例えば表示ユニット20の画面上で「NO」を
クリックして状態名「Normal」についての状態遷
移テーブル300の設定を続ける選択をすると、ユーザ
は、表示ユニット20の画面表示により他の遷移後状態
名の入力を要求される。そして、ユーザは上記ステップ
(2−2)、(2−3)を繰り返し、他の遷移後状態名
「Small Laugh」とその遷移条件「音声ab
c」を入力する。
【0033】次にユーザが状態名「Normal」の全
ての遷移後状態名及び遷移条件を設定した後のステップ
(2−4)において「YES」を選択した時、ユーザ
は、表示ユニット20の画面表示により状態遷移テーブ
ル300の設定を終了するか否かの選択を要求される
(2−5)。この時、ユーザは「NO」を選択し、他の
状態名「Right」、「Small Laugh」、
「Big Laugh」についても状態名、遷移後状態
名、遷移条件を上記同様に入力していく。そして、ユー
ザが全ての遷移情報を設定し終えた後のステップ(2−
5)において、「YES」を選択すると、状態遷移テー
ブル300の作成は終了となる。
【0034】続いて、動画像合成表示システムの動作説
明を行う。図11は、動画像合成表示システムの動作手
順を示すフローチャートである。ここでは本動画像合成
表示システムが状態名Aから状態名Bの画像に遷移する
動画像を表示する際の動作を説明する。表示ユニット2
0の画面上に状態名Aの画像が描画されている時に状態
名Aとは異なる状態名Bの画像への遷移条件に適合する
イベント(例えば、所定時間の経過や所定の音声入力
等)が行われると、制御ユニット30は状態遷移テーブ
ル300から前記イベントを認識し、状態名Aの遷移後
状態名Bを検索する(3−1)。
【0035】そして、制御ユニット30は描画情報テー
ブル200に基づき状態名A、Bについて比較し、状態
名A、Bを構成するオブジェクトであるオブジェクトC
の描画位置の変更が必要であるか否かを検索する(3−
2)。ステップ(3−2)において、オブジェクトCの
描画位置の変更が必要無いと判断される場合、続いて制
御ユニット30は、描画情報テーブル200に基づき状
態名Aの画像から状態名Bの画像に遷移する際にオブジ
ェクトCが変形や変色等して画像データの変更が必要で
あるか否かを検索する(3−4)。
【0036】ステップ(3−4)において、オブジェク
トCの画像データの変更が必要無いと判断される場合、
続いて制御ユニット30は、描画情報テーブル200に
基づき状態名A、BにオブジェクトCとは別のオブジェ
クトDが有るかどうかを検索する(3−6)。ステップ
(3−6)において状態名A、BにオブジェクトDがあ
る場合、上記ステップ(3−2)の検索がオブジェクト
Dについても行われる。
【0037】一方、ステップ(3−2)において、オブ
ジェクトCの描画位置の変更が必要であると判断された
場合、制御ユニット30は状態名A、Bのオブジェクト
Cのそれぞれの描画位置とフレームステップ数からオブ
ジェクトCの各フレームにおける途中位置を計算し、計
算の結果導き出される描画位置は新たな描画情報として
描画情報テーブル200に記録される(3−3)。
【0038】また、ステップ(3−4)において、オブ
ジェクトCの画像データの変更が必要であると判断され
た場合、制御ユニット30は状態名A、Bのオブジェク
トCのそれぞれの画像データとフレームステップ数から
オブジェクトCの各フレームにおける途中の形状、色等
を計算し、計算の結果導き出されるオブジェクトについ
ての情報は新たな描画情報として描画情報テーブル20
0に記録される(3−5)。
【0039】状態名A、Bの画像を構成する全てのオブ
ジェクトについて上記ステップ(3−2)から(3−
5)までの処理が終わると制御ユニット30は、ステッ
プ(3−3)、(3−5)での計算結果が記録された描
画情報テーブル200に基づき状態名A、B及び途中フ
レームの画像に必要な全ての画像データを画像データ1
00から取得する(3−7)。
【0040】更に取得した画像データを元に制御ユニッ
ト30は、各フレームで画像を合成表示していくことに
より状態名Aから状態名Bへ遷移する動画像を表示ユニ
ット20の画面上に表示する(3−8)。そして、状態
名Bの画像まで表示されると本動画像合成表示システム
の動作は終了となる。図12は、状態名「Norma
l」の画像からオブジェクト「黒目」の位置のみが60
フレームかけて移動して状態名「Right」の画像に
遷移する様子を示す図である。
【0041】また、図13は、状態名「Normal」
の画像からオブジェクト「黒目」の形のみが60フレー
ムかけて変化して状態名「Small Laugh」の
画像に遷移する様子を示す図である。尚、上記動作説明
において最初の状態名Aの画像は、例えば本動画像合成
表示システムを起動した時に表示されるようにユーザが
適宜設定可能であるとする。
【0042】また、上記実施例の説明において、画像デ
ータ100が画像データ格納手段に対応し、描画情報テ
ーブル200が描画情報格納手段に対応する。図11に
示すステップ(3−3)、(3−5)の処理が描画情報
作成手段に対応し、ステップ(3−7)、(3−8)の
処理が画像合成手段に対応する。更に、図9に示す描画
情報テーブル200の作成処理が基準描画情報作成手段
に対応し、状態遷移テーブル300が遷移情報格納手段
に対応し、図11に示すステップ(3−1)の処理が遷
移条件判定手段に対応する。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、描画情報テーブル200や状態遷移テーブル300
において、各フレームで位置や形状等が変化するオブジ
ェクトのみの設定を行えばよいので条件設定の労力がよ
り少ない動画像合成表示システムを提供することができ
る。
【0044】また、位置や形状等が変化しないオブジェ
クトについては動画像表示の間、同じ画像データが使用
され続けるので、画像データが展開されるメモリ容量の
節約になる。更に、異なる動画像を表示させるための条
件設定に際しても、元の動画像と比較して形状や描画位
置、色などの属性に変更のあるオブジェクトの条件設定
のみを行えばよいので条件設定の労力がより少なくて済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現するコンピュータシステムのハー
ドウェアの構成を示す図である。
【図2】描画情報テーブル200の構成例を示す図であ
る。
【図3】オブジェクト「背景」を示す図である。
【図4】オブジェクト「白目」を示す図である。
【図5】オブジェクト「黒目」を示す図である。
【図6】状態名「Normal」の画像を示す図であ
る。
【図7】状態遷移テーブル300の構成例を示す図であ
る。
【図8】画像の遷移パターンを示す図である。
【図9】描画情報テーブル200の作成手順を示すフロ
ーチャートである。
【図10】状態遷移テーブル300の作成手順を示すフ
ローチャートである。
【図11】動画像合成表示システムの動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図12】状態名「Normal」から状態名「Rig
ht」の画像に遷移する様子を示す図である。
【図13】状態名「Normal」から状態名「Sma
ll Laugh」の画像に遷移する様子を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 入力ユニット 20 表示ユニット 30 制御ユニット 40 メモリユニット 50 出力ユニット 60 ドライブユニット 70 補助記憶ユニット 90 画像データ 200 描画情報テーブル 201 状態名欄 202 オブジェクト名欄 203 画像データファイル名欄 204 描画位置欄 205 フレームステップ数欄 206 優先順位欄 300 状態遷移テーブル 301 状態名欄 302 遷移後状態名欄 303 遷移条件欄

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム毎に画像を連続して切り換え表示
    することにより動画像を表示するようにした動画像合成
    表示システムにおいて、 表示されるべき画像の要素となる各オブジェクトを表わ
    す画像データを格納した画像データ格納手段と、 基準となる画像状態のフレームを構成する各オブジェク
    トの属性を定義した描画情報をフレーム単位に格納する
    描画情報格納手段と、 動き前の画像状態の第一のフレームと動き後の画像状態
    の第二のフレームが指定されたときに、上記描画情報格
    納手段に格納された第一及び第二のフレームに対応した
    描画情報に基づいて第一のフレームの画像状態から第二
    のフレームの画像状態に変化する際に必要な複数のフレ
    ームのそれぞれの描画情報を作成する描画情報作成手段
    と、 上記第一のフレームの描画情報、第二のフレームの描画
    情報及び描画情報作成手段にて作成された各フレームの
    描画情報に基づいて、画像データ格納手段に格納された
    各オブジェクトの画像データを用いて各フレーム毎に画
    像を合成する画像合成手段とを有し、 第一のフレームから第二のフレームに至るまで、合成さ
    れた画像を順次切り換え表示することにより動画像表示
    するようにした動画像合成表示システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載される動画像合成表示シス
    テムにおいて、 基準となる画像状態のフレームの描画情報を当該システ
    ムの入力ユニットから入力される情報に基づいて作成す
    る基準描画情報作成手段を有する動画像合成表示システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載される動画像合成表
    示システムにおいて、 動き前から動き後に遷移可能な基準となる画像状態のフ
    レームの関係と、その遷移の条件を記述した遷移情報格
    納手段と、 1つのフレームの画像が表示されている状態で、当該表
    示フレームから遷移可能な画像状態のフレームへの遷移
    の条件が当該システムにおいてイベントとして発生した
    か否かを判定する遷移条件判定手段とを有し、 遷移条件判定手段が当該遷移の条件が発生したことを判
    定したとき、当該表示フレームを第一のフレームとし、
    遷移の条件に対応した遷移可能な画像状態のフレームを
    第二のフレームとして指定するようにした動画像合成表
    示システム。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3何れか1項記載の動画像合
    成表示システムにおいて、 上記描画情報格納手段は、各オブジェクトに対して画像
    データファイル名と描画位置と他の状態の画像に遷移す
    る際に要するフレーム数と同じ描画領域を有する他のオ
    ブジェクトとの当該領域における描画の優先度を示す優
    先順位とを格納する動画像合成表示システム。
  5. 【請求項5】請求項3又は4記載の動画像合成表示シス
    テムにおいて、 上記遷移情報格納手段が格納する画像状態が遷移するた
    めの条件は、所定の時間経過である動画像合成表示シス
    テム。
  6. 【請求項6】請求項3又は4記載の動画像合成表示シス
    テムにおいて、 上記遷移情報格納手段が格納する画像状態が遷移するた
    めの条件は、所定の音声入力である動画像合成表示シス
    テム。
  7. 【請求項7】請求項3又は4記載の動画像合成表示シス
    テムにおいて、 上記遷移情報格納手段が格納する画像状態が遷移するた
    めの条件は、所定の入力操作である動画像合成表示シス
    テム。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7何れか1項記載の動画像合
    成表示システムにおいて、 上記描画情報作成手段は、各オブジェクトの位置と形状
    についての描画情報を作成する動画像合成表示システ
    ム。
  9. 【請求項9】表示されるべき画像の要素となる各オブジ
    ェクトを表わす画像データを格納した画像データ格納手
    段と、基準となる画像状態のフレームを構成する各オブ
    ジェクトの属性を定義した描画情報をフレーム単位に格
    納する描画情報格納手段とを用い、フレーム毎に画像を
    連続して切り換え表示することにより動画像を表示する
    ようにした動画像合成表示システムでの処理をコンピュ
    ータに行わせるためのプログラムを格納した記録媒体で
    あって、 動き前の画像状態の第一のフレームと動き後の画像状態
    の第二のフレームが指定されたときに、上記描画情報格
    納手段に格納された第一及び第二のフレームに対応した
    描画情報に基づいて第一のフレームの画像状態から第二
    のフレームの画像状態に変化する際に必要な複数のフレ
    ームのそれぞれの描画情報を作成する描画情報作成手段
    と、 上記第一のフレームの描画情報、第二のフレームの描画
    情報及び描画情報作成手段にて作成された各フレームの
    描画情報に基づいて、画像データ格納手段に格納された
    各オブジェクトの画像データを用いて各フレーム毎に画
    像を合成する画像合成手段とを有し、 第一のフレームから第二のフレームに至るまで、合成さ
    れた画像を順次切り換え表示させるようにしたプログラ
    ムを格納した記録媒体。
JP3857598A 1998-02-20 1998-02-20 動画像合成表示システム Withdrawn JPH11238141A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506280A (ja) * 2000-08-03 2004-02-26 モーリス ラブ イメージおよびイメージ遷移の表示

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