JPH1123762A - 燃料集合体及び初装荷炉心 - Google Patents

燃料集合体及び初装荷炉心

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JPH1123762A
JPH1123762A JP9183452A JP18345297A JPH1123762A JP H1123762 A JPH1123762 A JP H1123762A JP 9183452 A JP9183452 A JP 9183452A JP 18345297 A JP18345297 A JP 18345297A JP H1123762 A JPH1123762 A JP H1123762A
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JP
Japan
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fuel
fuel assembly
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fuel rods
assembly
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JP9183452A
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English (en)
Inventor
Akihiro Yamanaka
章広 山中
Katsumasa Haikawa
勝正 配川
Junichi Yamashita
淳一 山下
Junichi Koyama
淳一 小山
Akiko Kanda
亜紀子 神田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の第1の目的は、平均濃縮度を高くして
も、余剰反応度を効果的に抑制できる燃料集合体を提供
することにある。 【解決手段】Gd燃料棒2の数は、対角線Aで分割され
た反制御棒側領域が10本,制御棒側領域が2本で、そ
の差は8本である。Gd燃料棒2は、対角線Aと異なる
他の対角線の頂点から2層目のコーナーに位置する燃料
棒2aを起点として、対角線Aに平行な一列置きの列に
配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沸騰水型原子炉の
燃料集合体に係わり、特に初装荷炉心に用いるのに好適
な燃料集合体に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉は、中性子が核分裂性物質に吸収
されて核分裂が起こり、その際にエネルギーと共に放出
される中性子が次の核分裂を引き起こす連鎖反応により
エネルギーを出し続ける。この連鎖反応が平衡にある状
態を臨界といい、逆に減少していく状態を未臨界とい
う。原子炉は一定の期間にわたって燃料の補給なしに運
転し続けねばならないために、炉心内には臨界維持に必
要な量よりも多い核分裂性物質が装荷されている。従っ
て、原子炉は制御材なしには臨界超過になる。この超過
した反応度を余剰反応度といい、余剰反応度を運転期間
を通して適切に制御することが重要になる。
【0003】余剰反応度を運転期間を通して制御する技
術としては、制御棒を炉心に挿入する方法と、可燃性毒
物を燃料中に混入する方法が知られている。可燃性毒物
とは、運転期間を通して徐々に燃焼しその物質量が減少
していく中性子吸収材のことで、ガドリニアなどが知ら
れている。
【0004】しかし、余剰反応度を抑えるために出力運
転中に多数の制御棒を用いると、炉心の径方向や軸方向
の出力分布が大きく変化して熱的にも厳しくなる。この
ため、可燃性毒物を有効に活用して余剰反応度を適切に
抑制する方法が重要となる。次に、可燃性毒物による反
応度の抑制効果を図13を用いて説明する。図13は、
可燃性毒物(ガドリニア)を混入した燃料集合体の無限
増倍率の燃焼度変化の一例を示す。図13に破線で示す
ように、可燃性毒物が混入している燃料棒の本数が減少
すれば、燃焼初期での無限増倍率が増加する。また、一
点鎖線で示すように、混入する可燃性毒物の濃度を高く
すれば、可燃性毒物の燃え尽きる時期を遅らせることが
でき、その結果無限増倍率の最大値を抑えることが可能
になる。従って、可燃性毒物の混入濃度とそれが混入し
た燃料棒の本数の組み合わせにより、余剰反応度を適切
に制御することが可能となる。
【0005】しかし、燃料集合体を構成する燃料棒の何
本かに可燃性毒物を混入すると、可燃性毒物を混入した
燃料棒は強い中性子吸収体となるために、この燃料棒の
配置によっては、燃料集合体内の局所ピーキングが高く
なり熱的余裕が減少する。このため、従来は熱的余裕を
改善するという観点から、燃料集合体の横断面におい
て、可燃性毒物入り燃料棒をできるだけ対称に配置して
局所ピーキングを低減していた。
【0006】一方、初装荷炉心では、できるだけ炉心の
平均濃縮度を高めて燃料の炉内滞在期間を長くすること
で、燃料経済性を向上させている。しかし、初装荷炉心
に装荷される高濃縮度燃料集合体の平均濃縮度を高くす
ることにより炉心の平均濃縮度を高くすれば、その分だ
け余剰反応度が上昇するという問題がある。
【0007】また、初装荷炉心を構成する燃料集合体の
うち早期に取り出される燃料集合体は、その燃焼度が進
まないため、これに見合った低い平均濃縮度にすること
で燃料経済性を向上させる技術がある。しかし、平均濃
縮度の異なる燃料集合体が混在した場合、両者の間に中
性子の流れが起こり熱的余裕が減少する。この現象は、
燃料集合体間の平均濃縮度差が大きくなるほど著しくな
る。従って、初装荷炉心を構成する高濃縮度燃料集合体
の平均濃縮度を高くすることにより、炉心の平均濃縮度
を高くして取り出し燃焼度を増大させようとすると、熱
的余裕も減少するという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、燃料
集合体の平均濃縮度を高くすると、これに伴い余剰反応
度が高くなる。また、初装荷炉心の平均濃縮度を高くす
ると、熱的余裕も減少する。
【0009】本発明の第1の目的は、平均濃縮度を高く
しても、余剰反応度を効果的に抑制できる燃料集合体を
提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、平均濃縮度を高く
しても、熱的余裕を確保できる初装荷炉心を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めの第1の発明は、9行9列以上の正方格子状に配置さ
れた複数の燃料棒と、該燃料棒の上端及び下端をそれぞ
れ支持する上部タイプレート及び下部タイプレートと、
チャンネルボックスを前記上部タイプレートに固定する
ために1つのコーナー部に設置されるチャンネルファス
ナとを備えた燃料集合体において、前記複数の燃料棒
は、核燃料物質を含み可燃性毒物を含まない第1燃料棒
と、核燃料物質及び可燃性毒物を含む第2燃料棒とから
なり、燃料集合体内を1つの対角線でチャンネルファス
ナ側の第1領域と反チャンネルファスナ側の第2領域と
に領域分けした場合、第2領域内の第2燃料棒の数が第
1領域内の第2燃料棒の数よりも多く、前記第2領域内
の第2燃料棒が、他の対角線の頂点から2層目のコーナ
ー位置を起点として、前記1つの対角線に平行な1列置
きの列に配置されるように構成する。
【0012】第2の目的を達成するための第2の発明
は、平均濃縮度が最低の第1燃料集合体と、該第1燃料
集合体よりも平均濃縮度が高い第2燃料集合体とを装荷
した初装荷炉心において、前記第1燃料集合体1体と前
記第2燃料集合体3体とで正方形状の単位セルを構成
し、複数の前記単位セルを初装荷炉心の中央領域に配置
し、単位セルの辺方向で前記第1燃料集合体に隣接する
前記第2燃料集合体を、第1の発明の燃料集合体で構成
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。図1は本発明による燃料集合体の第1実
施例の横断面図を、図2は第1実施例の概略縦断面図
を、それぞれ示す。
【0014】本燃料集合体は、9行9列の正方格子状に
配列された燃料棒,燃料棒の上端及び下端をそれぞれ支
持する上部タイプレート3及び下部タイプレート4,燃
料棒の間隔を保持するために軸方向に複数設けられたス
ペーサ5,これらの構成要素を取り囲むチャンネルボッ
クス6,チャンネルボックス6を上部タイプレート3に
固定するためのチャンネルファスナ7などから構成され
る。
【0015】燃料棒は、核燃料物質を含みガドリニア
(可燃性毒物)を含まない燃料棒1と、核燃料物質及び
ガドリニアを含む燃料棒(以下、Gd燃料棒という)2
とからなる。燃料集合体の中央部の7本の燃料棒が配置
可能な領域に、太径のウォータロッド8が2本配置され
ている。核燃料物質としては、燃焼前(初装荷)の段階
で、ウラン燃料のみ、ウラン燃料及びウランとプルトニ
ウムの混合酸化物(MOX)燃料の両方、又はMOX燃料
のみ、を用いることができる。
【0016】図1に示すように、燃料集合体の内部を対
角線Aにより、制御棒側領域と反制御棒側領域とに分割
すると、Gd燃料棒の数は、反制御棒側領域が10本
で、制御棒側領域が2本である。即ち、反制御棒側領域
のGd燃料棒の数は、制御棒側領域のGd燃料棒の数よ
り8本多い。尚、燃料集合体の4つのコーナーのうち制
御棒9に最も近いコーナーに、チャンネルファスナ7が
設置されている。即ち、制御棒側領域はチャンネルファ
スナ側領域とも言える。
【0017】本燃料集合体の燃料棒中の軸方向の濃縮度
分布及びガドリニア分布を図3に示す。燃料棒は、燃料
有効長が長くガドリニアを含まない長尺燃料棒a1〜a
4,燃料有効長が長尺燃料棒の15/24でガドリニア
を含まない短尺燃料棒a5,燃料有効長が短尺燃料棒と
等しくガドリニアを含む短尺Gd燃料棒a6,燃料有効
長が長尺燃料棒と等しくガドリニアを含む長尺Gd燃料
棒a7などから構成される。即ち、燃料棒a1〜a5が
図1の燃料棒1に対応し、燃料棒a6及びa7が図1の
Gd燃料棒2に対応する。
【0018】図中、記号a〜eは濃縮度を、記号αはガ
ドリニア濃度を、それぞれ示す。濃縮度は、a>b>c
>d>eの関係にある。斜線を施した部分がガドリニア
を混入した領域である。
【0019】長尺燃料棒a1〜a4は、燃料有効長のう
ち上端部の2/24の領域及び下端部の1/24の領域
の濃縮度がeで、燃料有効長の下端から1/24〜22
/24の領域の濃縮度が、それぞれa,b,c,dであ
る。短尺燃料棒a5の濃縮度はbである。短尺Gd燃料
棒a6は、長尺燃料棒の燃料有効長の下端から1/24
〜15/24の領域の濃縮度がbで、更に下端から1/
24〜8/24の領域に濃度αのガドリニアを含む。長
尺Gd燃料棒a7は、燃料有効長のうち上端部の2/2
4の領域及び下端部の1/24の領域の濃縮度がeで、
燃料有効長の下端から1/24〜22/24の領域の濃
縮度がbで、更に下端から1/24〜22/24の領域
に濃度αのガドリニアを含む。
【0020】沸騰水型原子炉では、軸方向にボイドが分
布している(軸方向上部の方がボイド率が高い)ので、
軸方向の出力分布が下膨らみになる傾向がある。これに
対して、図3のように、燃料集合体の下部領域のGd燃
料棒の数を多くする(ガドリニア量を多くする)ことに
より、軸方向の出力分布を効果的に平坦化できる。
【0021】Gd燃料棒2は、対角線Aと異なる他の対
角線の頂点から2層目のコーナーに位置する燃料棒2a
を起点として、対角線Aに平行な一列置きの列に配置さ
れている。本実施例による余剰反応度への影響を確認す
るために、図4に示す比較例と比較した。図4の比較例
は、図1の第1実施例において、12本のGd燃料棒2
を反制御棒側領域と制御棒側領域に対称に配置したもの
である。
【0022】第1実施例と比較例の無限増倍率の燃焼度
変化を解析により求めた結果を、図5に示す。図5か
ら、Gd燃料棒の本数や濃度は同じであるにも関わら
ず、第1実施例の方が比較例よりも燃焼初期の無限増倍
率が高くなっていることが判る。また、ガドリニアが燃
え尽きて無限増倍率が最大になる燃焼度付近では、第1
実施例の方が比較例よりもガドリニアの燃え尽きる時期
が遅くなり、その分無限増倍率の最大値が低く抑えられ
ていることが判る。これは、図1のように、Gd燃料棒
を集中させて配置したことにより、Gd燃料棒同士が互
いに中性子から遮蔽されることになり、ガドリニアの燃
焼が遅れるためである。
【0023】従って、本実施例によれば、燃料集合体の
平均濃縮度を高くしても、ガドリニアの燃焼を十分に遅
らせて、余剰反応度を効果的に抑制することができる。
【0024】次に、図6,図7及び図8を用いて、本発
明による燃料集合体の第2実施例,第3実施例及び第4
実施例を説明する。図6,図7及び図8は、それぞれ第
2実施例,第3実施例及び第4実施例の横断面図を示
す。
【0025】図6は、第1実施例において反制御棒側領
域のGd燃料棒2を最外周にも設置した例である。この
場合、Gd燃料棒の数は、反制御棒側領域が16本で、
制御棒側領域が2本である。即ち、反制御棒側領域のG
d燃料棒の数は、制御棒側領域のGd燃料棒の数より1
4本多い。本実施例でも、第1実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0026】図7は、第1実施例において、反制御棒側
領域のGd燃料棒2のうち2本のウォータロッド8の両
方に隣接する燃料棒を、ガドリニアを含まない燃料棒1
に置き換えた例である。この場合、Gd燃料棒の数は、
反制御棒側領域が9本で、制御棒側領域が2本である。
即ち、反制御棒側領域のGd燃料棒の数は、制御棒側領
域のGd燃料棒の数より7本多い。本実施例でも、第1
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0027】図8は、第1実施例において、対角線A上
のGd燃料棒2の数及び制御棒側領域のGd燃料棒2の
数を増やした例である。この場合、Gd燃料棒の数は、
反制御棒側領域が11本で、制御棒側領域が5本であ
る。即ち、反制御棒側領域のGd燃料棒の数は、制御棒
側領域のGd燃料棒の数より6本多い。本実施例でも、
第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0028】次に、図9を用いて、本発明による燃料集
合体の第5実施例を説明する。図9は第5実施例の横断
面図を示す。本燃料集合体は、第1実施例において、2
本のウォータロッド8に替えて1本のウォータボックス
10を設置している。ウォータボックス10は、燃料集
合体の中央部の9本の燃料棒が配置可能な領域を占めて
いる。
【0029】本実施例の場合、Gd燃料棒の数は、反制
御棒側領域が9本で、制御棒側領域が2本である。即
ち、反制御棒側領域のGd燃料棒の数は、制御棒側領域
のGd燃料棒の数より7本多い。本実施例でも、第1実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0030】次に、図10を用いて、本発明による燃料
集合体の第6実施例を説明する。図10は第6実施例の
横断面図を示す。本燃料集合体は、燃料棒が10行10
列の正方格子状に配列されており、Gd燃料棒の数は、
反制御棒側領域が13本で、制御棒側領域が1本であ
る。即ち、反制御棒側領域のGd燃料棒の数は、制御棒
側領域のGd燃料棒の数より12本多い。本実施例で
も、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0031】次に、図11及び図12を用いて、本発明
の燃料集合体の初装荷炉心への第1の装荷方法及び第2
の装荷方法を説明する。図11及び図12は、本発明の
燃料集合体を備えた単位セルの横断面図で、それぞれの
単位セルが初装荷炉心の中央領域に周期的に複数装荷さ
れる。
【0032】図11で、正方形状の単位セルを構成する
4体の燃料集合体のうち、3体は図8に示した本発明の
燃料集合体13であり、残りの1体は、Gd燃料棒を含
まず燃料集合体13よりも平均濃縮度が低い燃料集合体
11である。本構成によれば、平均濃縮度の低い燃料集
合体11から平均濃縮度の高い燃料集合体13に中性子
が流入しても、燃料集合体13の反制御棒側領域にGd
燃料棒2を集中的に配置したことにより、この領域内の
出力を効果的に抑制できる。従って、初装荷炉心の平均
濃縮度を高くしても、熱的余裕を十分に確保できる。
【0033】図12は、図11において、平均濃縮度が
低い燃料集合体11と対角の位置関係にある燃料集合体
13を、平均濃縮度が燃料集合体13よりも高い燃料集
合体12に置き換えた例である。燃料集合体12は、燃
料集合体13のように反制御棒側領域にGd燃料棒2を
集中的に配置してはおらず、Gd燃料棒2の配置は均等
配置に近い。
【0034】平均濃縮度の低い燃料集合体11からの中
性子の流入量は、単位セルの辺方向に隣接する燃料集合
体13の方が、単位セルの対角線方向に隣接する燃料集
合体12よりも遥かに多い。従って、本構成でも、初装
荷炉心の平均濃縮度を高くしても、熱的余裕を十分に確
保できる。
【0035】
【発明の効果】第1の発明によれば、燃料集合体の平均
濃縮度を高くしても、可燃性毒物の燃焼を十分遅らせる
ことができるので、余剰反応度を効果的に抑制すること
ができる。
【0036】第2の発明によれば、初装荷炉心の平均濃
縮度を高くしても、熱的余裕を十分に確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料集合体の第1実施例の横断面
図。
【図2】第1実施例の概略縦断面図。
【図3】第1実施例の燃料棒中の濃縮度分布及びガドリ
ニア分布を示す図。
【図4】比較例の燃料集合体の横断面図。
【図5】第1実施例及び比較例の無限増倍率の燃焼度変
化を求めた解析例を示す図。
【図6】本発明による燃料集合体の第2実施例の横断面
図。
【図7】本発明による燃料集合体の第3実施例の横断面
図。
【図8】本発明による燃料集合体の第4実施例の横断面
図。
【図9】本発明による燃料集合体の第5実施例の横断面
図。
【図10】本発明による燃料集合体の第6実施例の横断
面図。
【図11】本発明の燃料集合体の初装荷炉心への第1の
装荷方法を示す図。
【図12】本発明の燃料集合体の初装荷炉心への第2の
装荷方法を示す図。
【図13】可燃性毒物による反応度の抑制効果を示す
図。
【符号の説明】
1…燃料棒、2…Gd燃料棒、3…上部タイプレート、
4…下部タイプレート、5…スペーサ、6…チャンネル
ボックス、7…チャンネルファスナ、8…ウォータロッ
ド、9…制御棒、10…ウォータボックス、11,1
2,13…燃料集合体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 淳一 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 神田 亜紀子 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】9行9列以上の正方格子状に配置された複
    数の燃料棒と、該燃料棒の上端及び下端をそれぞれ支持
    する上部タイプレート及び下部タイプレートと、チャン
    ネルボックスを前記上部タイプレートに固定するために
    1つのコーナー部に設置されるチャンネルファスナとを
    備えた燃料集合体において、 前記複数の燃料棒は、核燃料物質を含み可燃性毒物を含
    まない第1燃料棒と、核燃料物質及び可燃性毒物を含む
    第2燃料棒とからなり、 燃料集合体内を1つの対角線でチャンネルファスナ側の
    第1領域と反チャンネルファスナ側の第2領域とに領域
    分けした場合、第2領域内の第2燃料棒の数が第1領域
    内の第2燃料棒の数よりも多く、 前記第2領域内の第2燃料棒は、他の対角線の頂点から
    2層目のコーナー位置を起点として、前記1つの対角線
    に平行な1列置きの列に配置されていることを特徴とす
    る燃料集合体。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第2領域内の第2
    燃料棒は最外周以外に配置されていることを特徴とする
    燃料集合体。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記複数の燃料
    棒は、燃料有効長が他の燃料棒よりも短い短尺燃料棒を
    含むことを特徴とする燃料集合体。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記第2燃料棒が前記
    短尺燃料棒を含むことを特徴とする燃料集合体。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかにおいて、前記燃
    料棒は9行9列の正方格子状に配置され、前記燃料集合
    体の中央部の7本の燃料棒が配置可能な領域に2本の太
    径ウォータロッドが配置されていることを特徴とする燃
    料集合体。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4の何れかにおいて、前記燃
    料棒は9行9列の正方格子状に配置され、前記燃料集合
    体の中央部の9本の燃料棒が配置可能な領域に1本のウ
    ォータボックスが配置されていることを特徴とする燃料
    集合体。
  7. 【請求項7】請求項1乃至4の何れかにおいて、前記燃
    料棒は10行10列の正方格子状に配置されていること
    を特徴とする燃料集合体。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7の何れかにおいて、燃焼前
    の段階で、前記核燃料物質がウラン燃料からなることを
    特徴とする燃料集合体。
  9. 【請求項9】請求項1乃至7の何れかにおいて、燃焼前
    の段階で、前記核燃料物質がウランとプルトニウムの混
    合酸化物燃料を含むことを特徴とする燃料集合体。
  10. 【請求項10】平均濃縮度が最低の第1燃料集合体と、
    該第1燃料集合体よりも平均濃縮度が高い第2燃料集合
    体とを装荷した初装荷炉心において、 前記第1燃料集合体1体と前記第2燃料集合体3体とで
    正方形状の単位セルを構成し、複数の前記単位セルを初
    装荷炉心の中央領域に配置し、 単位セルの辺方向で前記第1燃料集合体に隣接する前記
    第2燃料集合体が、請求項1乃至9の何れかの燃料集合
    体であることを特徴とする初装荷炉心。
JP9183452A 1997-07-09 1997-07-09 燃料集合体及び初装荷炉心 Pending JPH1123762A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217678A (ja) * 2012-04-04 2013-10-24 Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd 燃料集合体
CN112420223A (zh) * 2020-11-18 2021-02-26 中国核动力研究设计院 一种基于钆富集的压水堆堆芯长循环换料装载方法

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