JP3135644B2 - 原子炉の炉心 - Google Patents

原子炉の炉心

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JP3135644B2 JP03322824A JP32282491A JP3135644B2 JP 3135644 B2 JP3135644 B2 JP 3135644B2 JP 03322824 A JP03322824 A JP 03322824A JP 32282491 A JP32282491 A JP 32282491A JP 3135644 B2 JP3135644 B2 JP 3135644B2
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉の炉心に係り、
特に、プルトニウム−ウラン混合酸化物(MOX)燃料
集合体を装荷した原子炉の炉心に関する。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型原子炉炉心を構成する燃料集合
体の構造を図7に示す。4は上部タイプレート、5はチ
ャンネルファスナ、13はチャンネルボックス、8はス
ペーサ、9は下部タイプレート、14は燃料棒である。
また、燃料棒14の中に核燃料物質の二酸化ウランを焼
結したペレットが封入される。
【0003】沸騰水型原子炉炉心のD型格子と呼ばれる
炉心は、図8に示すように隣接する燃料集合体とのギャ
ップ間隔が異なっており、制御棒11が挿入される側
(制御棒側)のギャップ間隔(図8のD1 、以後、広ギ
ャップと呼ぶ)は、制御棒11が挿入されない側(制御
棒がない側)のギャップ間隔(図8のD2 、以後、狭ギ
ャップと呼ぶ)より広い。このため、広ギャップ側で
は、チャンネルボックス13より外側の減速材流路面積
が大きく、中性子の減速効果が大きい。このため、燃料
集合体12内の各燃料棒14の出力は、広ギャップ側で
高く、狭ギャップ側が低くなるという傾向がある。
【0004】燃料の熱的余裕を確保するためには、燃料
集合体の燃料棒出力分布(局所出力分布という。)を平
坦にすることが望ましい。このため、前述のD型格子炉
心に装荷する燃料集合体は、ギャップ幅の違いに基づく
局所出力分布の高低を燃料棒内のウラン濃縮度を増減す
ることで調整している。すなわち、出力が高くなりがち
な広ギャップ側には濃縮度の低い燃料棒を用い、出力の
低い狭ギャップ側には濃縮度の高い燃料棒を用いてい
る。このため、燃料棒の種類と濃縮度の種類は多くなり
ます。
【0005】また、沸騰水型原子炉では、炉心軸方向の
ボイド分布による軸方向の出力分布を是正する方法とし
て、特許第1286588 号に記載の軸方向に濃縮度差を用い
る技術を採用しており、一本の燃料棒の中でも、複数の
ウラン濃縮度ペレットを使用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の濃縮度分布の技
術は、ウラン燃料では十分に確立された技術である。
【0007】しかしながら、プルトニウムを核分裂性物
質とした混合酸化物(Mixed Oxide,以下MOXという)
燃料の場合には、燃料ペレットの成型加工を完全密封容
器(グローブボックス)内で行なうために、成型加工単
価はウラン燃料よりも高くなり、さらにプルトニウム富
化度種類が多くなると、グローブボックスの洗浄回数が
増加する。これは、加工設備の不稼動時間の増加となる
ため、成型加工コスト増加の要因となる。従ってMOX
燃料では、成型加工費を低く抑えるために、できるだけ
富化度分布を単純にし、プルトニウム富化度種類を減ら
すことが必要となる。また、富化度設計を単純にする
と、実績の少ないMOX燃料において、核特性解析の精
度を高くするのに有利となる。
【0008】また、MOX燃料集合体は、成型加工費,
輸送費がウラン燃料も高いことから、加工体数,輸送体
数を減らすことを考える必要もあり、燃料集合体一体当
りのプルトニウム装荷量を増加することにより、少数の
燃料集合体でプルトニウムを集中利用するほうがよい。
【0009】本発明の目的は、MOX燃料集合体一体当
りのプルトニウム装荷量を多くでき、それの富化度分布
を単純化できる原子炉の炉心を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、第一の燃
料集合体の炉心装荷体数は第二の燃料集合体のそれより
も少なく、第一の燃料集合体の取出平均燃焼度は、第二
の燃料集合体の取出平均燃焼度よりも小さく、第一の燃
料集合体を構成する燃料棒の種類数は第二の燃料集合体
を構成する燃料棒の種類数よりも少なくし、第一の燃料
集合体が燃焼初期に核分裂性物質としてプルトニウム及
びウランを含むMOX燃料集合体で、第二の燃料集合体
が燃焼初期において核分裂物質としてウランを含みプル
トニウムを含まないウラン燃料集合体であることによっ
て達成できる。
【0011】
【作用】上記の特徴により、MOX燃料体の燃料棒種類
をウラン燃料集合体より少なくすることができ、プルト
ニウム富化度種類が減る。
【0012】また、MOX燃料集合体の軸方向富化度分
布を一様にしたことにより、富化度分布の単純化ができ
る。
【0013】この結果、MOX燃料集合体の成型加工工
数を減らすことができ、成型加工費を下げることができ
る。
【0014】
【実施例】軽水炉におけるプルトニウム利用計画(プル
サーマル計画)では、全てウラン燃料集合体が装荷され
た炉心のサイクル末期でウラン燃料集合体を取出し、代
りに新燃料としてMOX燃料集合体を装荷することによ
り、順次、ウラン燃料集合体をMOX燃料集合体でおき
かえ、段階的にMOX燃料集合体の割合を高くしてゆく
ことを計画している。これは、MOX燃料集合体の装荷
率を段階的に増加してゆくことにより、炉心特性,運転
特性を順次確認してゆくことが望ましいためである。
【0015】当面予定されているプルサーマル計画の実
用規模実証では、最終規模で炉心の1/4までMOX燃
料集合体を装荷する予定である。
【0016】また、MOX燃料集合体は、照射実績が少
ないことから、ウラン燃料集合体に比べて低い燃焼度目
標から始めて、段階的に増加することとなる。
【0017】本実施例では、軽水炉で段階的にMOX燃
料集合体の炉心への装荷率の増加してゆく際の特徴、す
なわち、(i) MOX燃料集合体は、ウラン燃料集合体よ
りも、数が少ないこと、(ii)MOX燃料集合体はウラン
燃料集合体よりも燃焼度が低く、炉心内ではバンドル出
力が小さいこと、(iii) 炉心内に多数あるウラン燃料集
合体は、上下濃縮度差があることに着目し、前述の目的
を達成するために、本実施例では、下記の工夫を行なっ
た。
【0018】(1)MOX燃料棒種類低減(1) 実用規模実証で用いるMOX燃料集合体は、ウラン燃料
集合体より燃焼度/濃縮度(富化度)が低く、また、無
限増倍率の燃焼変化も緩やかなために、ウラン燃料体と
MOX燃料集合体の混在炉心中では、ガドリニア設計が
同じウラン燃料集合体よりもホットチャンネルになりに
くい特性がある。
【0019】すなわち、ウラン燃料集合体と同程度まで
バンドル出力を上げることを許容すれば、MOX燃料集
合体内のガドリニア棒本数を減らすことが出来る。
【0020】ガドリニアは強い中性子吸収体であるた
め、ガドリニア棒の出力は普通のウラン棒,MOX棒よ
り出力が低く、このためガドリニア棒が多くなる程、普
通のウラン棒,MOX棒の出力ピーキングが高くなる。
【0021】このため、ガドリニア棒の本数を減らすに
したがって、集合体内の局所出力ピーキングを減らすこ
とができる。これはMOX燃料棒種類を減らすことにつ
ながる。
【0022】(2)軸方向富化度分布の一様化 取替バッチに占めるMOX燃料集合体の装荷割合が少な
いことから、周りのウラン燃料体の上下濃縮度分布の効
果により、MOX燃料集合体では軸方向富化度分布を無
くしても熱的制限値を満足できる。
【0023】また、燃料装荷位置を工夫して、炉心内の
低出力部にMOX燃料体を配置することもできる。
【0024】従って、MOX燃料集合体では軸方向富化
度分布を一様として、富化度分布設計を単純にする。
【0025】以下、本発明の一実施例を図1から図6に
より説明する。
【0026】図1は、本発明に基づく沸騰水型原子炉炉
心の水平断面図を示した図で、本炉心は、二種類の燃料
集合体、すなわち、ウラン燃料集合体(第2の燃料集合
体)20とMOX燃料体(第1の燃料集合体)21を規
則正しく配列して構成される。図1の燃料集合体に示さ
れた1〜4の番号は、燃料集合体の炉内滞在サイクル数
を示し、1は新燃料集合体(又は1サイクル目燃料)、
2は2サイクル目燃料集合体、3は3サイクル目燃料集
合体、4は4サイクル目燃料集合体を示す。ウラン燃料
集合体20及びMOX燃料集合体21とも、図7の構造
を有する。
【0027】この炉心では、全燃料集合体数548体の
うち、MOX燃料集合体は156体、ウラン燃料集合体
は392体とMOX燃料集合体のほうが少なく、また、
新燃料集合体(図1で番号1が付けられた1サイクル目
燃料集合体)152体のうちでも、MOX燃料集合体の
数は52体でウラン燃料集合体100体よりも数が少な
い。
【0028】また、MOX燃料集合体の炉心滞在サイク
ル数は3サイクルであるのに対し、ウラン燃料集合体
は、4サイクルであリ、ウラン燃料集合体のほうが炉内
滞在の平均サイクル数は長く、従って取出燃焼度は、ウ
ラン燃料集合体のほうがMOX燃料集合体より高い。
【0029】また、本炉心は4体の燃料集合体及び原子
炉出力調整用制御棒からなるコントロールセルを有し燃
料の装荷法に関しては、特願平2−225079 号に記載され
ている、炉心の最外周から2層目の第1領域とコントロ
ールセルに隣接する第2領域にMOX燃料集合体を配置
し、MOX燃料集合体の熱的余裕を大きくする技術も採
用している。
【0030】この原子炉を構成する2つの燃料集合体の
うち、第1の燃料集合体(ウラン燃料集合体)20にお
けるガドリニア燃料棒26の配置を図2に示す。また、
図3は、第2の燃料集合体(MOX燃料集合体)21に
おけるガドリニア燃料棒27の配置を示したものであ
る。一般に、プルトニウムによる吸収断面積がウランよ
りも大きいために、MOX燃料集合体では、ガドリニア
による中性子吸収能力が低下する結果、ウラン燃料集合
体よりも多くのガドリニア棒が必要になると言われてい
るが、本実施例では、MOX燃料集合体のほうがウラン
燃料集合体よりもガドリニア本数が少ないことが特徴で
ある。これは、図9に示すウラン燃料集合体とMOX燃
料集合体の無限増倍率の燃焼変化を比較すると、(1)M
OX燃料集合体は、ウラン燃料集合体に比べて、核分裂
性物質の減損が少ないために、無限増倍率の傾き(燃焼
変化)は緩やかであり、その最大値は、ウラン燃料集合
体よりも小さい。
【0031】(2)本原子炉のMOX燃料集合体は、ウラ
ン燃料集合体よりも、取出燃焼度が小さいために、無限
増倍率は、ウラン燃料集合体よりも小さい。
【0032】ことがわかる。このため、この2つの燃料
集合体を混在した炉心中では、MOX燃料集合体は、ガ
ドリニア設計が同じウラン燃料集合体よりもホットチャ
ンネルになりにくい特性がある。従って、ウラン燃料集
合体と同程度までバンドル出力を上げることを許容すれ
ば、MOX燃料集合体内のガドリニア棒本数を減らすこ
とができる。この結果、本実施例では、ウラン燃料集合
体のガドリニア棒数が12本であるのに対しMOX燃料
集合体では8本である。
【0033】ガドリニアは強い中性子吸収体であること
からガドリニア棒の出力は、普通のウラン棒,MOX棒
より出力が低く、このためガドリニア棒が多くなる程、
普通のウラン燃料棒,MOX燃料棒の出力ピーキングが
高くなる特性がある。
【0034】このため、ガドリニア棒本数を減らすに従
って集合体内の局所出力ピーキングを減らすことができ
る。これは、MOX燃料棒種類を減らすことにつなが
る。
【0035】図4は、ウラン燃料集合体20の燃料棒種
類を示した図で、41から52までの12種類の濃縮度
分布の異なる燃料棒を必要としている。これに対し、図
5に示したMOX燃料集合体では、61から66までの
6種類の富化度分布の異なる燃料棒だけとなっており、
本発明の目的であるMOX燃料集合体の富化度分布設計
の単純化に寄与している。
【0036】また、MOX燃料集合体では、ガドリニア
の燃焼がウラン燃料集合体よりも緩やかなために、ガド
リニア濃度もウラン燃料集合体のように多種類用いる必
要はなくなる。この結果、ウラン燃料集合体では図2に
示すように、G1からG3までの3種類のガドリニア棒が
必要であったのに対し、MOX燃料集合体の場合には、
図3でGで示されるように1種類となり、簡素化するこ
とが可能である。
【0037】また、図3に示したMOX燃料集合体で
は、特に局所出力ピーキングの平坦化を図るために、特
願平2−225079 号記載の、燃料集合体の横断面を、前記
チャンネルファスナが位置しない対向する2つのコーナ
ー部を結ぶ対角線を境界として、前記チヤンネルファス
ナが位置するコーナー部を含む第1領域と前記チャンネ
ルファスナが位置するコーナー部を含まない第2領域に
分割したとき、前記第1領域のプルトニウム平均富化度
が前記第2領域のそれよりも低く、前記可燃性毒物を含
む燃料棒の本数が前記第2領域よりも前記第1領域で多
いことを特徴とした燃料集合体。とすることにより、さ
らにMOX燃料棒の種類を減らしている。次に、図1に
て説明したように、取替バッチに占めるMOX燃料集合
体の数は、ウラン燃料集合体の数よりも少ないことから
炉心の大部分を占めるウラン燃料集合体に軸方向濃縮度
差をもうければ、炉心の出力分布を平坦化することがで
き、また、MOX燃料集合体は、コントロールセルの隣
接並びに最外周から2層目の炉心低出力部にMOX燃料
集合体を配置することから、MOX燃料集合体は軸方向
富化度分布を無くしても、熱的制限値を満足することが
できる。従って、図6に示すように、炉心の大部分を占
めるウラン燃料集合体20に軸方向濃縮度があるので、
MOX燃料集合体21は軸方向富化度分布を一様とする
ことができる。
【0038】図10は、図5のMOX燃料集合体の具体
的富化度分布を示したものである。燃料棒は6種類で、
このうち1種類はガドリニア棒である。残り5種類の燃
料棒のうち、制御棒側(チャンネルファスナの対向側)
にある2種類の燃料棒はウラン棒として、MOX燃料棒
の種類を減らし、また軸方向富化度分布も一様なため、
富化度種類も3種類にすることができ、また、ガドリニ
ア棒はMOXを含まず、ウランのみを含むが、その数を
減らしていることと、またMOX富化度種類を減らすた
めに用いたコーナー部のウラン棒も数が少ないことか
ら、一体当りのプルトニウム装荷量をあまり減らすこと
なく、富化度分布が単純な燃体とすることができ、少数
の燃料集合体で集中的にプルトニウムを使用することが
でき、MOX燃料集合体の加工体数,輸送体数を減らすこ
とができる。
【0039】なお、ここで述べた例では、第一の燃料集
合体がMOX燃料集合体の場合であったが、これ以外の
特殊な燃料集合体とすることも可能である。たとえば、
再処理により吸収されるウラン(回収ウランという)
は、その一例となる。
【0040】回収ウラン中には、天然ウラン中には存在
しない236U 等のウラン同位体が含まれるが、その娘核
種は高エネルギーのγ線源となるので加工時の被曝線量
が多少増加することが知られており、加工体数の低減
と、ペレット濃縮度分布の単純化は、MOX燃料集合体
の場合と同じように重要な課題となる。
【0041】この場合、回収ウラン燃料集合体も炉心で
の装荷量を少数に限定し、また、燃焼度も混在装荷する
ウラン燃料集合体より小さくすれば、回収ウラン燃料体
を第一の燃料体として濃縮度分布を単純化することも可
能である。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、ウラン燃料集合体より
も少ない数のMOX燃料集合体を炉心に装荷する原子炉
においてMOX燃料集合体の富化度分布を単純化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例である原子炉の炉心の
平面図である。
【図2】図1のウラン燃料集合体の横断面図である。
【図3】図1のMOX燃料集合体の横断面図である。
【図4】図2のウラン燃料集合体の燃料棒配置を示す説
明図である。
【図5】図3のMOX燃料集合体の燃料棒配置を示す説
明図である。
【図6】図2及び図3の各燃料集合体における軸方向の
核分裂性物質の濃度分布を示す説明図である。
【図7】燃料集合体の外観図である。
【図8】D格子炉心の説明図である。
【図9】ウラン燃料集合体及びMOX燃料集合体の無限
増倍率の変化を示す特性図である。
【図10】図5のMOX燃料集合体の各燃料棒の富化度
及び濃縮度分布を示す特性図である。
【符号の説明】
4…上部タイプレート、5…チャンネルファスナ、8…
スペーサ、9…下部タイプレート、13…チャンネルボ
ックス、11…制御棒、12…D型格子、14…燃料
棒、20…ウラン燃料集合体、21…MOX燃料集合
体、22…燃料集合体上下端部の天然ウラン部、23…
燃料集合体上部の高濃縮度部、24…燃料集合体下部の
低濃縮度部、25…燃料集合体頂部の低濃縮度部、26
…ウラン燃料集合体用ガドリニア棒、27…MOX燃料
集合体用ガドリニア棒、41〜52…ウラン燃料集合体
用燃料棒、61〜66…MOX燃料集合体用燃料棒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 信雄 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 西村 章 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 昭58−178286(JP,A) 特開 平3−251794(JP,A) 特開 平3−267795(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 5/18 G21C 5/00 G21C 5/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2種類の燃料集合体が同時に装
    荷される原子炉の炉心において、第一の燃料集合体の炉
    心装荷体数は第二の燃料集合体の炉心装荷体数よりも少
    なく、かつ、第一の燃料集合体の取出平均燃焼度は、第
    二の燃料集合体の取出平均燃焼度よりも小さく、第一の
    燃料集合体を構成する燃料棒種類数は第二の燃料集合体
    を構成する燃料棒種類数よりも少なく、前記第一の燃料
    集合体が燃焼初期に核分裂性物質としてプルトニウム及
    びウランを含むMOX燃料集合体で、前記第二の燃料集
    合体が燃焼初期において核分裂物質としてウランを含み
    プルトニウムを含まないウラン燃料集合体であることを
    特徴とした原子炉の炉心。
  2. 【請求項2】少なくとも2種類の燃料集合体が同時に装
    荷される原子炉炉心において、第一の燃料集合体の炉心
    装荷体数は、第二の燃料集合体の炉心装荷体数よりも少
    なく、かつ、第一の燃料集合体の取出平均燃焼度は、第
    二の燃料集合体の取出平均燃焼度よりも小さくした上
    で、第二の燃料集合体は軸方向濃縮度差持ち、第一の
    燃料集合体は、軸方向に一様な濃縮度分布並びに富化度
    分布を持つことを特徴とする原子炉の炉心。
  3. 【請求項3】少なくとも2種類の燃料集合体が同時に装
    荷される原子炉炉心において、第一の燃料集合体の炉心
    装荷体数は、第二の燃料集合体の炉心装荷体数よりも少
    なく、かつ、第一の燃料集合体のガドリニア入り燃料棒
    数は、第二の燃料集合体のガドリニア入り燃料棒数より
    少なく、前記第一の燃料集合体が燃焼初期に核分裂性
    物質としてプルトニウム及びウランを含むMOX燃料集
    合体で、前記第二の燃料集合体が燃焼初期において核分
    裂物質としてウランを含みプルトニウムを含まないウラ
    ン燃料集合体であることを特徴とした原子炉炉心。
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