JPH1123733A - 時計歯車列用の切り離し歯車装置 - Google Patents

時計歯車列用の切り離し歯車装置

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JPH1123733A
JPH1123733A JP10163318A JP16331898A JPH1123733A JP H1123733 A JPH1123733 A JP H1123733A JP 10163318 A JP10163318 A JP 10163318A JP 16331898 A JP16331898 A JP 16331898A JP H1123733 A JPH1123733 A JP H1123733A
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JP
Japan
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wheel
pinion
stem
gear
lever
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Application number
JP10163318A
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English (en)
Inventor
Beterini Marco
マルコ・ベテリーニ
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Ebauchesfabrik ETA AG
Original Assignee
Ebauchesfabrik ETA AG
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Publication date
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    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
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    • G04B13/02Wheels; Pinions; Spindles; Pivots
    • G04B13/025Wheels; Pinions; Spindles; Pivots with elastic means between the toothing and the hub of a toothed wheel
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    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B27/00Mechanical devices for setting the time indicating means
    • G04B27/02Mechanical devices for setting the time indicating means by making use of the winding means
    • G04B27/04Mechanical devices for setting the time indicating means by making use of the winding means with clutch wheel
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体の厚さを厚くせずに、かつ時間合わせ後
の再連結時に誤差の少ない時計歯車列用の切り離し装置
を提供する。 【解決手段】 駆動部材(3)を分ホィール(2)に連
結する歯車列(1)は、引き出し位置(21)にある間
に時間設定ステム(8)を作動させた時、この歯車列か
ら切り離されて動きを遮断し、時(23)及び分(2
2)表示を停止させるホィール及びピニオン(5)を含
む。その時、切り離し式ホィール及びピニオン5は、歯
車列(1)の他のホィール及びピニオン(4、6)から
それを離脱させる平行移動を行い、すべてのホィール及
びピニオンの回転中心の軸線は互いにほぼ平行な位置に
留まっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連鎖状に配置され
て互いに噛み合った複数のホィール及びピニオンを含
み、この連鎖部に、時計設定ステムで制御されるレバー
の作用によって他のホィール及びピニオンの少なくとも
1つから切り離すことによって連鎖部を中断して分ホィ
ールを停止させることができるホィール及びピニオンを
設けて、分ホィールを駆動部材から作動させる時計歯車
列用の切り離し歯車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記節の包括的定義を満たす切り離し歯
車装置は既知である。その説明は、例えばヨーロッパ特
許第0,261,243号(=米国特許第4,862,
434号)に記載されている。
【0003】この特許では、切り離し歯車装置が、駆動
部材と分ホィールの間に配置されている。それは、分ホ
ィールから切り離すことができるホィール及びピニオン
であり、このホィール及びピニオンは中心ホィールに続
いたホィールであって、フランス語では”roue moyenne
(中間ホィール)”の名前で知られ、以下の説明では
「第3ホィール」と呼ぶが、実際には共通シャフトを有
するホィール及びピニオンを含む。ホィールは第2中心
ピニオンと噛み合い、ピニオンは分ホィールと噛み合っ
ている。このホィール及びピニオンのピボットの一方
で、以下の説明で第3ピボットと呼ぶピボットがブリッ
ジに形成されたドリル穴内で回転するのに対して、他方
のピボットは時間設定ステムで制御されるレバーに形成
されたドリル穴内で回転する。時間設定ステムを引き出
した時、第3ホィール及びピニオンのシャフトが傾斜し
て、そのピニオンが分ホィールとの噛み合いから離れ
る。このため、時及び分表示が停止して、動作機構を介
してステムを操作することによって針を設定することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この切り離し歯車装置
には、第3ホィールを傾斜状態にするためのスペースを
設けなければならないことは明らかであるため、時計が
厚くなるという欠点がある。他方、第3ホィールのピニ
オンは分ホィールと直接的に噛み合っているので、歯車
の再連結時に分針が表示誤差を生じることも明らかであ
り、この誤差の大きさは、歯車の再連結時のホィール歯
に対するピニオン歯の位置によって決まる。ホィールの
歯数が60である場合、誤差は±0.5分にもなるであ
ろう。この誤差は、誤差をE、分ホィールの歯数をnと
した時、次式: E=±1/2(360゜/n) で計算できる。
【0005】n=60の場合、E=±3゜=約±0.5
分になる。本発明は、これらの従来技術の問題を解決す
るためになされたもので、全体の厚さを厚くせずに、か
つ時間合わせ後の再連結時に誤差の少ない時計歯車列用
の切り離し装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決使用とする手段】上記欠点を解決するた
め、本説明は、切り離し式ホィール及びピニオンが、作
動時に他のホィール及びピニオンに対して平行移動す
る、すなわちすべてのホィール及びピニオンの回転中心
の軸線が互いにほぼ平行な位置に留まっていることを特
徴としている。
【0007】作動時に他のホィール及びピニオンに対し
て平行移動する切り離し式ホィール及びピニオンは、ス
イス特許第15,953/64号に示されている。この
特許は、オシレータの動きを第2ホィールに伝達する駆
動部材、この場合はクリックを含む時計を開示してい
る。その駆動部材及び時間設定装置は、時間設定装置を
作動位置へ移動させた時、中間ホィール及びピニオンを
支持しているロッキングバーが駆動部材で作動するホィ
ールと第2ホィールの間を移動する。さらに、この構造
では、第2ホィールが常に分針及び時針歯車列に連結さ
れている。
【0008】以上に簡単に説明した構造は、本発明と基
本的に異なっている。第1に、ロッキングバーが、第2
ホィールを制御する連鎖に挿入されており、第2ホィー
ルは常に分針及び時針歯車列に連結されているのに対し
て、本発明では、ロッキングバーは分ホィールを制御す
る連鎖に挿入されており、第2ホィールは永久的に駆動
部材に連結されたままであることがわかるであろう。ま
た、引用の特許では、中間ホィール及びピニオンがその
両側の2つのホィールから切り離され、本発明に示され
ているようにその2つのホィールの一方のみから切り離
されるだけではないこともわかるであろう。最後になる
が、引用特許に提案されているように第2連鎖を中断す
ると、歯車の再連結時に様々なホィールが位置している
位置に応じて1秒の遅れまたは進みが生じるであろう。
本発明では、第2連鎖が決して中断されないので、秒ホ
ィールは駆動部材と常に同位相である。
【0009】次に、一例として図面に示されている実施
形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は、時計の時間設
定装置がどのように形成されているかを示している。こ
の装置は、時間設定ステム8を備えている。このステム
の一端部に、ステムを指で操作できるようにする龍頭2
8が取り付けられている。ステム8は、図1及び図2に
示されている第1押し込み中立位置20に配置できる。
この中立位置では、ステムは時計の動作機構24に作用
しない。このため、それを回転駆動しても、空転する。
ステム8は、この押し込み位置から、図3及び図4に示
されている位置まで引き出すことができる。この引き出
し位置21にある時、ステム8は、シャフト35に取り
付けられたホィール29及びピニオン30を含む動作機
構24と協働して、時針23及び分針22の時間設定を
行うことができる。ステム8を第2位置21へ引き出し
た時、ステム8の龍頭28を取り付けた端部と反対側の
端部が動作機構のホィール29の外周域32に当接する
ように配置されていることが、図2及び図4に特にわか
りやすく示されている。この時にステム8を回転駆動す
ると、動作機構ホィール29はこのステム8によって摩
擦で駆動されるであろう。
【0011】ステム8の引き出し、すなわち時間設定位
置では、時針23及び分針22を、時間を表示するため
に通常はそれらを駆動するモータ3から切り離すことが
不可欠である。
【0012】図1ないし図4は、分ホィール2をモータ
から駆動する時計歯車列1に挿入されたそのような切り
離し装置を示している。図面からわかるように、歯車列
1は、連鎖状に配置されて互いに噛み合った複数のホィ
ール及びピニオン4、5及び6を含む。この連鎖部は、
連鎖部を中断して分ホィール2を停止させるために時計
設定ステム8で制御されるレバー7の作用を介して他の
ホィール及びピニオンの少なくとも1つから(図示の実
施形態ではホィール及びピニオン6から)切り離すこと
ができるホィール及びピニオン5を含む。図2及び図4
は、切り離し式ホィール及びピニオン5をそれぞれ歯車
列1に連結された状態及びそれから切り離された状態に
示している。ここで、切り離し式ホィール及びピニオン
5は、レバー7で作動させた時に他のホィール及びピニ
オン4及び6に対して平行移動する、すなわち軸を平行
に保ったまま移動することが重要である。実際に、すべ
てのホィール及びピニオン4、6の回転軸線は互いにほ
ぼ平行な位置に留まっている。
【0013】最初に時間設定ステム及びそれに連動させ
た動作機構を含む時間設定装置の実施形態を、次にモー
タを時及び分表示に連結する歯車列に挿入された切り離
し装置の実施形態を以下に詳細に説明する。
【0014】時間設定装置 図1ないし図4は、ステム8の上部にこのステムを操作
しやすくする龍頭28を取り付けた時計を示している。
このステム8は、第1押し込み位置20(図1及び図
2)か、第2引き出し位置(図3及び図4)に配置され
る。ステム8はプレート40にはめ込まれており、ステ
ム8がその第1押し込み位置にある時に位置決めばね4
2が係合する第1溝41と、ステム8がその第2引き出
し位置にある時に同ばね42が係合する第2溝43を備
えている。溝41及び43はフランジ44で分離されて
いる。
【0015】ステム8の龍頭28と反対の他端部にノブ
31が設けられている。参照番号24は、シャフト35
と、ホィール29と、ピニオン30を含む動作機構を示
している。動作機構ホィール29の外周域、さらに正確
にはその下側に、環状フランジ32が設けられており、
このステムが第2引き出し位置にある時に(図4)ステ
ム8のノブ31がこのフランジ32に当接する。このた
め、この引き出し位置では、ステム8を回転駆動する
と、摩擦によって環状フランジ32が駆動され、それと
共に動作機構24全体が駆動される。動作機構ホィール
29は、分ホィール2に加えて分針22も支持している
伝動ピニオンと噛み合っているので、また伝動機構ピニ
オン30は時針23を支持している伝動ホィール33と
噛み合っているので、ステム8を回転駆動した時、ホィ
ール29及びピニオン30が駆動され、これがそれぞれ
分針22及び時針23を駆動し、これによってその時間
設定が行われることがわかる。
【0016】押し込み中立位置(図2)では、ノブ31
は、フランジ32及び動作機構ホィール29に接触しな
いでそれらから離脱している。このため、この押し込み
位置では、ステムは回転駆動されても空転する。
【0017】前述したように、ホィール29をノブ31
から駆動するため、フランジ32がノブ31によって駆
動されるようにホィールに圧力を加えなければならな
い。これは、ステム8が第2位置へ引き出された時にホ
ィール29を上昇させることによって行うことができ
る。実際に、図2に示されている(ステムが押し込まれ
ている)状態から図4に示されている(ステムが引き出
されている)状態へ移動する時、本実施形態では動作機
構24のシャフト35を押し付けるばね34の復帰力に
逆らってノブ31がホィール29を上昇させる。この
時、フランジ32とノブ31の間に十分な接触が得られ
る。上昇時に、ホィール29及びピニオン30がそれぞ
れ伝動ピニオン45及び伝動ホィール33と常に噛み合
っていることを確認しなければならない。
【0018】ノブとフランジを十分に接触させる手段
は、上記例に制限されることはない。例えば、引き出さ
れる時にステムが戻しばねを制御することができる。そ
の場合、このばねがシャフトを上昇しないように押し付
け、ホィールは常に同一平面上に位置している。
【0019】ここで、動作機構ホィールに形成された環
状フランジに歯を付けて、この歯付きフランジを、やは
り歯を付けたノブと噛み合わせることはすでに提案され
ていることに注意されたい。歯を付ける作業のためにそ
のような実施形態は非常に高コストになるため、低価格
の時計には適していないであろう。
【0020】以上に説明した時間設定装置が上記ヨーロ
ッパ特許第0,261,243号と異なっている点は、
第1に、それはフェースピニオンを含まないこと、次
に、互いに協働する2部材を摩擦で駆動するために高精
度を必要としないことである。
【0021】特に図1及び図3の平面図にわかりやすく
示されているように、ステム8が第2引き出し位置21
に配置された時、ノブ31は、モータ3を時計の分ホィ
ール2に連結している歯車列1に挿入されているホィー
ル及びピニオン5を離脱させる、すなわち切り離すこと
によって時針23及び分針22の時間移動を中断させる
レバー7を作動させる。この切り離し装置について以下
に詳細に説明する。
【0022】切り離し装置 以上に説明し、また図1〜図4に明らかに示されている
ように、切り離し装置は、連鎖状に配置された複数のホ
ィール及びピニオン4ないし6を含む歯車列1から切り
離すことができるホィール及びピニオン5を含み、この
ホィール及びピニオン5は、時間設定ステム8で制御さ
れたレバー7で作動させた時に、他のホィール及びピニ
オン4及び6に対して平行移動して、すべてのホィール
及びピニオンの軸線は互いにほぼ平行な位置に留まって
る。
【0023】ここで問題の歯車列1は、時間パルスで励
磁されるモータ3を分針22を支持している分ホィール
2に連結している。モータ3は、好ましくはステータ4
6、コイル48を巻装したコア47、及びピニオン9を
支持しているシャフトを有する磁化ロータ10を含むス
テップモータである。図1ないし図4に示されているよ
うに、歯車列1は、最初にモータ3のロータ10に支持
されたピニオンと噛み合った中間ホィール及びピニオン
4を、次にこの中間ホィール及びピニオン4と噛み合っ
た切り離し式ホィール及びピニオン5を、さらにこの切
り離し式ホィール及びピニオン5と噛み合った第3ホィ
ール及びピニオン6を含み、この第3ホィール及びピニ
オン6は分ホィール2と噛み合っている。
【0024】さらに正確に言うと、中間ホィール及びピ
ニオン4は、ロータ10のピニオン9と噛み合ったホィ
ール49と、切り離し式ホィール及びピニオン5に支持
されたホィール11と噛み合ったピニオン12を含む。
切り離し式ホィール及びピニオン5は、第3ホィール及
びピニオン6に支持された第3ホィール14と噛み合っ
たピニオン13も含み、この第3ホィール及びピニオン
6は、分ホィール2と噛み合ったピニオン50も支持し
ている。さらに、図2及び図4に示されているように、
切り離し式ホィール及びピニオン5は、ステム8で制御
されるレバー7に取り付けられたスタッド15を中心に
回動するように取り付けられている。
【0025】図1及び図3を綿密に調べると、ステム8
で制御されるレバー7は、中間ホィール及びピニオン4
の回転中心であるシャフトの回りに回動するように取り
付けられたストリップ16である。このレバー7の端部
17は、ステム8と、さらに正確に言えばステムのノブ
31と協働するように、折り返されている。このレバー
7の他端部18は薄い部分を備えて、ダボ19に当接し
た弾性部分を形成している。
【0026】存在するすべての部材を以上に説明したの
で、切り離し装置がいかに作動するかを以下に説明す
る。
【0027】時間設定ステム8がその第1押し込み中立
位置20(図1及び図2)にある時、レバー7の端部1
7は、ステムのノブ31に続く溝51にはまっている。
その時、レバー7のストリップ16はダボ52に当接し
て、レバー7の弾性部分18によって付勢されている。
この状態では、切り離し式ホィール及びピニオン5は中
間ホィール及びピニオン4と第3ホィール及びピニオン
6の両方と噛み合っている。この時、モータ3は時計の
時針23及び分針22を作動させる。
【0028】ステム8がその第2引き出し位置21(図
3及び図4)に配置された時、レバー7の端部17がス
テム8のノブ31に当接して、ストリップ16が中間ホ
ィール及びピニオン4を支持しているシャフトの回りに
矢印Aの方向に回動する一方、レバー7の弾性部分18
が曲がる。この状態では、切り離し式ホィール及びピニ
オン5が第3ホィール及びピニオン6から切り離され
る、さらに正確に言えば、切り離し式ホィール及びピニ
オン5のピニオン13が第3ホィール14から切り離さ
れる一方、そのホィール11は中間ホィール及びピニオ
ン4のピニオン12と噛み合ったままである。このよう
に、歯車列1は他のホィール及びピニオンの少なくとも
1つから切り離すことができるホィール及びピニオンを
含むが、別の構造によって切り離し式ホィール及びピニ
オンを隣接のホィール及びピニオンの各々から切り離す
こともできることは理解されるであろう。それによって
時針23及び分針22が停止して、ステム8が動作機構
と協働して針の時間設定を行うことができる。
【0029】上記ヨーロッパ特許第0,261,243
号はまた、第3ホィールを傾斜させることを利用した切
り離し装置を開示している。この機構は高さ方向に大き
いスペースを必要とするだけでなく、再係合中に分針表
示で±0.5分の誤差が生じる。反対に、以上に記載し
た切り離し装置では、1つのホィール及びピニオンが平
行移動するだけであるので、高さ方向のスペースを必要
としない。さらに、切り離されるホィール及びピニオン
は第3ホィールではなく、上流側に位置するホィール及
びピニオンであるため、再結合中の表示誤差が少なくと
も1/10に減少する。
【0030】最大誤差をE、分ホィールの歯数をn、ピ
ニオン50の歯数をn’、第3ホィール14の歯数を
n”とした時、
【数1】 n=70、n’=7、n”=60の場合、最大誤差E=
0.3゜、すなわちわずかに3秒になる。
【0031】秒針の駆動 以上に記載されているムーブメントは秒表示器を備えて
いる。図5に示されているように、モータ3の磁石10
上に位置するピニオン9が、前述したように中間ホィー
ル及びピニオン4のホィール49と噛み合って歯車列1
を駆動する。切り離し式ホィール及びピニオン5のホィ
ール11(図1ないし図4)に加えて、シャフト26で
秒針27を駆動する秒ホィール25も、中間ホィール及
びピニオン4のピニオン12と噛み合っている。伝動ピ
ニオン45が、プレート40にはめ込まれた中央管60
に挿通されており、中央管60の上部に伝動ホィール3
3が設けられている。分針22及び時針23の時間設定
時に、秒針27は秒を表示し続ける。変更例として、ス
テムにスイッチを設けた場合、この針を電気的に停止さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステムが中立位置に押し込まれており、時針及
び分針がモータによって駆動されて、時間設定ステムか
ら切り離されている状態にある本発明の装置の平面図で
ある。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】ステムが引き出し位置にあり、時針及び分針が
時間設定ステムによって駆動されて、モータから切り離
されている状態にある本発明の装置の平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】図1及び図3のV−V線に沿った断面図であ
る。
【符号の説明】
8 ステム、 20 押し込み中立位置、 21 第2
引き出し位置、22 分針、 23 時針、 24 動
作機構、 29 動作機構ホィール、30 動作機構ピ
ニオン、 31 ノブ、

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連鎖状に配置されて互いに噛み合った複
    数のホィール及びピニオン(4、5、6)を含み、その
    連鎖部に、時計設定ステム(8)で制御されるレバー
    (7)の作用によって他のホィール及びピニオンの少な
    くとも1つから切り離すことによって前記連鎖部を中断
    して分ホィール(2)を停止させることができるホィー
    ル及びピニオン(5)を設けて、前記分ホィールを駆動
    部材(3)から作動させる時計歯車列(1)用の切り離
    し歯車装置であって、前記切り離し式ホィール及びピニ
    オンは、その作動時に前記他のホィール及びピニオン
    (4、6)に対して平行移動し、すべてのホィールとピ
    ニオンの回転軸線は互いにほぼ平行な位置に留まってい
    ることを特徴とする切り離し歯車装置。
  2. 【請求項2】 前記歯車列(1)は、モータ(3)のロ
    ータ(10)に支持されたピニオン(9)と噛み合った
    中間ホィール及びピニオン(4)と、その中間ホィール
    及びピニオン(4)と噛み合った前記切り離し式ホィー
    ル及びピニオン(5)と、その切り離し式ホィール及び
    ピニオン(5)と噛み合った第3ホィール及びピニオン
    (6)を連続的に含み、その第3ホィール及びピニオン
    は前記分ホィール(2)と噛み合っていることを特徴と
    する請求項1記載の切り離し歯車装置。
  3. 【請求項3】 前記切り離し式ホィール及びピニオン
    (5)は、前記中間ホィール及びピニオン(4)に支持
    されたピニオン(12)と噛み合ったホィール(11)
    と、前記第3ホィール及びピニオン(6)に支持された
    ホィール(14)と噛み合ったピニオン(13)を含
    み、また前記切り離し式ホィール及びピニオン(5)
    は、前記時間設定ステム(8)で制御される前記レバー
    (7)に固定されたスタッド(15)を中心に回動する
    ように取り付けられていることを特徴とする請求項2記
    載の切り離し歯車装置。
  4. 【請求項4】 前記時間設定ステム(8)で制御される
    前記レバー(7)は、前記中間ホィール及びピニオン
    (4)の回転中心であるシャフト回りに回動するように
    取り付けられたストリップ(16)であり、前記レバー
    7の第1端部(17)は、前記時間設定ステムと協働す
    るように構成され、前記レバーの第2端部(18)はダ
    ボ(19)に当接した弾性部分を有することを特徴とす
    る請求項3記載の切り離し歯車装置。
  5. 【請求項5】 上部に龍頭(28)を取り付けた時間設
    定ステム(8)は、前記切り離し式ホィール及びピニオ
    ン(5)が前記中間ホィール及びピニオン(4)と前記
    第3ホィール及びピニオン(6)の両方と噛み合って、
    前記モータ(3)が時計の時針(23)及び分針(2
    2)を作動させる第1中立押し込み位置(20)と、前
    記切り離し式ホィール及びピニオン(5)が前記中間ホ
    ィール及びピニオン(4)と噛み合ったままであるが、
    前記第3ホィール及びピニオン(6)から切り離され
    て、時針(23)及び分針(22)が停止する第2引き
    出し位置(21)を取ることができることを特徴とする
    請求項4記載の切り離し歯車装置。
  6. 【請求項6】 前記第2引き出し位置(21)におい
    て、前記時間設定ステム(8)は時計の動作機構(2
    4)と協働して時針(23)及び分針(22)を設定で
    きるようにすることを特徴とする請求項5記載の切り離
    し歯車装置。
  7. 【請求項7】 前記中間ホィール及びピニオン(4)に
    支持されたピニオン(12)は時計の第2ホィール(2
    5)とも噛み合っており、そのホィールのシャフト(2
    6)に秒針(27)が支持されていることを特徴とする
    請求項3記載の切り離し歯車装置。
JP10163318A 1997-06-12 1998-06-11 時計歯車列用の切り離し歯車装置 Pending JPH1123733A (ja)

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SG71797A1 (en) 2000-04-18
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