JPH11237135A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH11237135A JPH11237135A JP4181598A JP4181598A JPH11237135A JP H11237135 A JPH11237135 A JP H11237135A JP 4181598 A JP4181598 A JP 4181598A JP 4181598 A JP4181598 A JP 4181598A JP H11237135 A JPH11237135 A JP H11237135A
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- JP
- Japan
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- flow path
- heat exchanger
- way valve
- refrigerant
- cooling
- Prior art date
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 静かで、季節や環境に係わらず快適な除湿運
転を可能にした空気調和機を提供する。 【解決手段】 圧縮機1の吐出口1aから第1の四方弁
2a、室外熱交換器3の第1の冷媒流路3a、第1の減
圧器41、室内熱交換器5の第1の冷媒流路5a、およ
び同第1の四方弁を経て同圧縮機の吸込口1bに順次配
管接続される第1の流路21と、第2の四方弁2b、室
外熱交換器の第2の冷媒流路3b、第2の減圧器42、
室内熱交換器の第2の冷媒流路5b、および同第2の四
方弁を経て同圧縮機の吸込口に順次配管接続される第2
の流路22とで冷凍サイクルを構成し、前記2つの四方
弁をそれぞれ制御することにより前記第1の流路、およ
び第2の流路の流通順序を変更して除湿暖房、除湿冷房
を可能とし、室内を適温適湿の快適な環境に保つことが
できる。
転を可能にした空気調和機を提供する。 【解決手段】 圧縮機1の吐出口1aから第1の四方弁
2a、室外熱交換器3の第1の冷媒流路3a、第1の減
圧器41、室内熱交換器5の第1の冷媒流路5a、およ
び同第1の四方弁を経て同圧縮機の吸込口1bに順次配
管接続される第1の流路21と、第2の四方弁2b、室
外熱交換器の第2の冷媒流路3b、第2の減圧器42、
室内熱交換器の第2の冷媒流路5b、および同第2の四
方弁を経て同圧縮機の吸込口に順次配管接続される第2
の流路22とで冷凍サイクルを構成し、前記2つの四方
弁をそれぞれ制御することにより前記第1の流路、およ
び第2の流路の流通順序を変更して除湿暖房、除湿冷房
を可能とし、室内を適温適湿の快適な環境に保つことが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係わ
り、とくに、快適な除湿運転を可能とするものに関す
る。
り、とくに、快適な除湿運転を可能とするものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機は、図5に示すよう
に、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、減圧器4、
室内熱交換器5、前記四方弁2、前記圧縮機1とを順次
配管接続し、同冷凍サイクルに冷媒を流し、前記室内熱
交換器5を通風した調和空気を送風ファン6にて室内に
吹き出すようにしていた。この構成における除湿運転
は、冷房運転と基本的に同じであり、室内熱交換器5に
より一旦冷やして除湿した調和空気をヒーター等で再加
熱して温度を上昇させて吹き出すようにしていた。しか
し、この構成では、ヒーターのための余分な電力を消費
するため、電力効率の悪いものであった。
に、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、減圧器4、
室内熱交換器5、前記四方弁2、前記圧縮機1とを順次
配管接続し、同冷凍サイクルに冷媒を流し、前記室内熱
交換器5を通風した調和空気を送風ファン6にて室内に
吹き出すようにしていた。この構成における除湿運転
は、冷房運転と基本的に同じであり、室内熱交換器5に
より一旦冷やして除湿した調和空気をヒーター等で再加
熱して温度を上昇させて吹き出すようにしていた。しか
し、この構成では、ヒーターのための余分な電力を消費
するため、電力効率の悪いものであった。
【0003】そこで、図6に示すように、室外側に配置
した減圧器4aと直列に、室内ユニット側にも、キャピ
ラリチューブ等の絞り機構4bを設け、前記減圧器4a
および絞り機構4bにそれぞれに第1の電磁弁9aおよ
び第2の電磁弁9bを並列に設けるとともに、この絞り
機構4bをバイパスするバイパス流路10を設け、前記
第1の電磁弁9aおよび第2の電磁弁9bを開閉するこ
とにより、室内熱交換器5の一部に前記バイパス流路1
0を経由した高温ガスを通して調和空気を再加熱するこ
とにより吹き出し風の温度の低下を防止するようにした
ものが考案されている。しかし、この構成では、室内ユ
ニット側にキャピラリチューブ等の絞り機構を設けなけ
ればならないため、複雑な構成となり組み立てコストが
高価になるばかりか、絞り機構より発生する騒音が問題
となっていた。また、除湿時の吹き出し温度を木目細か
く調整することはできず、より快適な除湿運転を可能と
する空気調和機が待望されていた。
した減圧器4aと直列に、室内ユニット側にも、キャピ
ラリチューブ等の絞り機構4bを設け、前記減圧器4a
および絞り機構4bにそれぞれに第1の電磁弁9aおよ
び第2の電磁弁9bを並列に設けるとともに、この絞り
機構4bをバイパスするバイパス流路10を設け、前記
第1の電磁弁9aおよび第2の電磁弁9bを開閉するこ
とにより、室内熱交換器5の一部に前記バイパス流路1
0を経由した高温ガスを通して調和空気を再加熱するこ
とにより吹き出し風の温度の低下を防止するようにした
ものが考案されている。しかし、この構成では、室内ユ
ニット側にキャピラリチューブ等の絞り機構を設けなけ
ればならないため、複雑な構成となり組み立てコストが
高価になるばかりか、絞り機構より発生する騒音が問題
となっていた。また、除湿時の吹き出し温度を木目細か
く調整することはできず、より快適な除湿運転を可能と
する空気調和機が待望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、除湿運転時の、不快な騒音をなくし、吹
出風の温度の低下を効率良く防止するばかりでなく、吹
出風の温度を調節することにより、季節や環境に合わせ
たより快適な除湿運転を可能にした空気調和機を提供す
ることを目的としている。
題点を解決し、除湿運転時の、不快な騒音をなくし、吹
出風の温度の低下を効率良く防止するばかりでなく、吹
出風の温度を調節することにより、季節や環境に合わせ
たより快適な除湿運転を可能にした空気調和機を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、圧縮機の吐出口から第1の四方弁、室外熱
交換器の第1の冷媒流路、第1の減圧器、室内熱交換器
の第1の冷媒流路、および同第1の四方弁を経て同圧縮
機の吸込口に順次配管接続される第1の流路と、第2の
四方弁、室外熱交換器の第2の冷媒流路、第2の減圧
器、室内熱交換器の第2の冷媒流路、および同第2の四
方弁を経て同圧縮機の吸込口に順次配管接続される第2
の流路とにより冷凍サイクルを構成し、前記2つの四方
弁をそれぞれ制御することにより、前記第1の流路およ
び第2の流路の流通順序を変更して冷媒を流し、第1の
流路を冷房方向に、第2の流路を暖房方向とすることに
より冷房しながら除湿運転する冷房気味除湿運転を、第
1の流路を暖房方向に、第2の流路を冷房方向とするこ
とにより暖房しながら除湿運転する暖房気味除湿運転を
可能としてなる空気調和機としている。
決するため、圧縮機の吐出口から第1の四方弁、室外熱
交換器の第1の冷媒流路、第1の減圧器、室内熱交換器
の第1の冷媒流路、および同第1の四方弁を経て同圧縮
機の吸込口に順次配管接続される第1の流路と、第2の
四方弁、室外熱交換器の第2の冷媒流路、第2の減圧
器、室内熱交換器の第2の冷媒流路、および同第2の四
方弁を経て同圧縮機の吸込口に順次配管接続される第2
の流路とにより冷凍サイクルを構成し、前記2つの四方
弁をそれぞれ制御することにより、前記第1の流路およ
び第2の流路の流通順序を変更して冷媒を流し、第1の
流路を冷房方向に、第2の流路を暖房方向とすることに
より冷房しながら除湿運転する冷房気味除湿運転を、第
1の流路を暖房方向に、第2の流路を冷房方向とするこ
とにより暖房しながら除湿運転する暖房気味除湿運転を
可能としてなる空気調和機としている。
【0006】前記室外熱交換器および室内熱交換器の第
1の冷媒流路の熱交換面積を大きく、第2の冷媒流路の
熱交換面積を小さくするとともに、第2の冷媒流路を第
1の冷媒流路の風下側に設けるようにしている。
1の冷媒流路の熱交換面積を大きく、第2の冷媒流路の
熱交換面積を小さくするとともに、第2の冷媒流路を第
1の冷媒流路の風下側に設けるようにしている。
【0007】前記第1の四方弁および第2の四方弁を制
御することにより、冷房運転時は前記第1の流路および
第2の流路を共に、冷房方向とし、暖房運転時は、前記
第1の流路および第2の流路を共に暖房方向としてなる
空気調和機としている。
御することにより、冷房運転時は前記第1の流路および
第2の流路を共に、冷房方向とし、暖房運転時は、前記
第1の流路および第2の流路を共に暖房方向としてなる
空気調和機としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以上のように、本発明の空気調和
機においては、圧縮機の吐出口から第1の四方弁、室外
熱交換器の第1の冷媒流路、第1の減圧器、室内熱交換
器の第1の冷媒流路、および同第1の四方弁を経て同圧
縮機の吸込口に順次配管接続される第1の流路と、第2
の四方弁、室外熱交換器の第2の冷媒流路、第2の減圧
器、室内熱交換器の第2の冷媒流路、および同第2の四
方弁を経て同圧縮機の吸込口に順次配管接続される第2
の流路とにより冷凍サイクルを構成し、前記第1の流
路、および第2の流路の流通順序を変更して冷媒を流
し、冷房しながら除湿運転する冷房気味除湿運転、およ
び暖房しながら除湿運転する暖房気味除湿運転を可能と
し、前記室外熱交換器および室内熱交換器の第1の冷媒
流路の熱交換面積を大きく、第2の冷媒流路の熱交換面
積を小さくしたので、前記2つの四方弁をそれぞれ制御
することにより第1の流路を冷房方向に、第2の流路を
暖房方向とすることにより、温度を下げ気味にして除湿
する冷房気味除湿運転を行うことができ、また、第1の
流路を暖房方向に、第2の流路を冷房方向とすることに
より、温度を上げ気味にして除湿する暖房気味除湿運転
を行うことができる。
機においては、圧縮機の吐出口から第1の四方弁、室外
熱交換器の第1の冷媒流路、第1の減圧器、室内熱交換
器の第1の冷媒流路、および同第1の四方弁を経て同圧
縮機の吸込口に順次配管接続される第1の流路と、第2
の四方弁、室外熱交換器の第2の冷媒流路、第2の減圧
器、室内熱交換器の第2の冷媒流路、および同第2の四
方弁を経て同圧縮機の吸込口に順次配管接続される第2
の流路とにより冷凍サイクルを構成し、前記第1の流
路、および第2の流路の流通順序を変更して冷媒を流
し、冷房しながら除湿運転する冷房気味除湿運転、およ
び暖房しながら除湿運転する暖房気味除湿運転を可能と
し、前記室外熱交換器および室内熱交換器の第1の冷媒
流路の熱交換面積を大きく、第2の冷媒流路の熱交換面
積を小さくしたので、前記2つの四方弁をそれぞれ制御
することにより第1の流路を冷房方向に、第2の流路を
暖房方向とすることにより、温度を下げ気味にして除湿
する冷房気味除湿運転を行うことができ、また、第1の
流路を暖房方向に、第2の流路を冷房方向とすることに
より、温度を上げ気味にして除湿する暖房気味除湿運転
を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による空気調和
機を詳細に説明する。図1は本発明による空気調和機の
一実施例を示す冷凍サイクル図である。図において、1
は圧縮機1で、この吐出口1aは、第1の分岐流路11
と、第2の分岐流路12との2流路に分岐する分岐路に
接続され、吸込口1bは、第1の合流路13と、第2の
合流路14から合流する合流路に接続されている。2a
は第1の四方弁で、一端を前記第1の分岐流路11に、
他端を前記第1の合流路13に接続している。2bは第
2の四方弁で、一端を前記第2の分岐流路12に、他端
を前記第2の合流路14に接続している。3は室外熱交
換器で、第1の冷媒流路3aと第2の冷媒流路3aとで
なり、同第1の冷媒流路3aの一端を前記第1の四方弁
2aに、第2の冷媒流路3aの一端を前記第2の四方弁
2bにそれぞれ接続している。41は室外側に配置され
た第1の減圧器で、その一端を前記室外熱交換器3の第
1の冷媒流路3aの他端に接続している。42は室外側
に配置された第2の減圧器で、その一端を前記室外熱交
換器3の第2の冷媒流路3bの他端に接続している。5
は室内熱交換器で、第1の冷媒流路5aと第2の冷媒流
路5bとでなり、同第1の冷媒流路5aの一端を前記第
1の減圧器41の他端に、他端を前記第1の四方弁2a
に、第2の冷媒流路5bの一端を前記第2の減圧器42
の他端に、他端を前記第2の四方弁2bにそれぞれ接続
している。
機を詳細に説明する。図1は本発明による空気調和機の
一実施例を示す冷凍サイクル図である。図において、1
は圧縮機1で、この吐出口1aは、第1の分岐流路11
と、第2の分岐流路12との2流路に分岐する分岐路に
接続され、吸込口1bは、第1の合流路13と、第2の
合流路14から合流する合流路に接続されている。2a
は第1の四方弁で、一端を前記第1の分岐流路11に、
他端を前記第1の合流路13に接続している。2bは第
2の四方弁で、一端を前記第2の分岐流路12に、他端
を前記第2の合流路14に接続している。3は室外熱交
換器で、第1の冷媒流路3aと第2の冷媒流路3aとで
なり、同第1の冷媒流路3aの一端を前記第1の四方弁
2aに、第2の冷媒流路3aの一端を前記第2の四方弁
2bにそれぞれ接続している。41は室外側に配置され
た第1の減圧器で、その一端を前記室外熱交換器3の第
1の冷媒流路3aの他端に接続している。42は室外側
に配置された第2の減圧器で、その一端を前記室外熱交
換器3の第2の冷媒流路3bの他端に接続している。5
は室内熱交換器で、第1の冷媒流路5aと第2の冷媒流
路5bとでなり、同第1の冷媒流路5aの一端を前記第
1の減圧器41の他端に、他端を前記第1の四方弁2a
に、第2の冷媒流路5bの一端を前記第2の減圧器42
の他端に、他端を前記第2の四方弁2bにそれぞれ接続
している。
【0010】以上のように、圧縮機1の吐出口1aから
2流路に分岐し、同第1の分岐流路11より、第1の四
方弁2a、室外熱交換器3の第1の冷媒流路3a、第1
の減圧器41、室内熱交換器5の第1の冷媒流路5a、
前記第1の四方弁2aを経て前記圧縮機1の吸込口1b
に順次配管接続される第1の流路21と、前記圧縮機1
の第2の分岐流路12より、第2の四方弁2b、室外熱
交換器3の第2の冷媒流路3b、第2の減圧器42、室
内熱交換器5の第2の冷媒流路5b、前記第2の四方弁
2bを経て前記圧縮機1の吸込口1bに順次配管接続さ
れる第2の流路22とで冷凍サイクルを構成している。
2流路に分岐し、同第1の分岐流路11より、第1の四
方弁2a、室外熱交換器3の第1の冷媒流路3a、第1
の減圧器41、室内熱交換器5の第1の冷媒流路5a、
前記第1の四方弁2aを経て前記圧縮機1の吸込口1b
に順次配管接続される第1の流路21と、前記圧縮機1
の第2の分岐流路12より、第2の四方弁2b、室外熱
交換器3の第2の冷媒流路3b、第2の減圧器42、室
内熱交換器5の第2の冷媒流路5b、前記第2の四方弁
2bを経て前記圧縮機1の吸込口1bに順次配管接続さ
れる第2の流路22とで冷凍サイクルを構成している。
【0011】図3は本発明による空気調和機の室内熱交
換器5の冷媒流路の一実施例を示す配管図であり、各動
作モードに於ける室内熱交換器5の各冷媒管に流れる冷
媒の状態と方向を示している。図に示すように、第1の
冷媒流路5aはその熱交換面積を大きくし、第2の冷媒
流路5bはその熱交換面積を小さくしており、第2の冷
媒流路5bを第1の冷媒流路5aの風下側に設けるよう
にしている。
換器5の冷媒流路の一実施例を示す配管図であり、各動
作モードに於ける室内熱交換器5の各冷媒管に流れる冷
媒の状態と方向を示している。図に示すように、第1の
冷媒流路5aはその熱交換面積を大きくし、第2の冷媒
流路5bはその熱交換面積を小さくしており、第2の冷
媒流路5bを第1の冷媒流路5aの風下側に設けるよう
にしている。
【0012】以上の構成において、つぎにその動作を説
明する。図2は各動作モードに於ける前記各四方弁の制
御状態または動作状態を示す表、図3は前述したよう
に、各動作モードに於ける室内熱交換器5の各冷媒管に
流れる冷媒の状態と方向を示している。冷房運転時は、
図2に示すように、前記第1の四方弁2aおよび第2の
四方弁2bをOFFすることにより、図1の実線矢印の
方向で示すように、第1の流路21および第2の流路2
2は共に冷房方向に冷媒を流すので、室内熱交換器5の
全ての冷媒管に低温冷媒が流れ、室内熱交換器5は蒸発
器として働き、通常の冷房運転がなされる。
明する。図2は各動作モードに於ける前記各四方弁の制
御状態または動作状態を示す表、図3は前述したよう
に、各動作モードに於ける室内熱交換器5の各冷媒管に
流れる冷媒の状態と方向を示している。冷房運転時は、
図2に示すように、前記第1の四方弁2aおよび第2の
四方弁2bをOFFすることにより、図1の実線矢印の
方向で示すように、第1の流路21および第2の流路2
2は共に冷房方向に冷媒を流すので、室内熱交換器5の
全ての冷媒管に低温冷媒が流れ、室内熱交換器5は蒸発
器として働き、通常の冷房運転がなされる。
【0013】暖房運転時は、図2に示すように、前記第
1の四方弁2aおよび第2の四方弁2bをONすること
により、図1の点線矢印の方向で示すように、第1の流
路21および第2の流路22は共に暖房方向に冷媒を流
すので、室内熱交換器5の全ての冷媒管に高温ガスが流
れ、室内熱交換器5は凝縮器として働き、通常の暖房運
転がなされる。
1の四方弁2aおよび第2の四方弁2bをONすること
により、図1の点線矢印の方向で示すように、第1の流
路21および第2の流路22は共に暖房方向に冷媒を流
すので、室内熱交換器5の全ての冷媒管に高温ガスが流
れ、室内熱交換器5は凝縮器として働き、通常の暖房運
転がなされる。
【0014】除湿運転時は、冷房気味除湿モードと暖房
気味除湿モードの2モードが選択できる。冷房気味除湿
モードは、図2に示すように、前記第1の四方弁2aを
OFF、第2の四方弁2bをONすることにより、第1
の流路21は、図1の実線矢印方向で示す冷房方向に冷
媒を流し、第2の流路22は、図1の点線矢印の方向で
示す暖房方向に冷媒を流すようにしている。この時の室
内熱交換器5の状態は図3−(A)に示すように、第1
の冷媒流路5a、即ち、上流側と下流側の一部分の冷媒
管に低温冷媒が流れて蒸発器として働き、第2の冷媒流
路5b、即ち、下流側の他の部分に高温ガスが流れ、凝
縮器として働くようにしている。
気味除湿モードの2モードが選択できる。冷房気味除湿
モードは、図2に示すように、前記第1の四方弁2aを
OFF、第2の四方弁2bをONすることにより、第1
の流路21は、図1の実線矢印方向で示す冷房方向に冷
媒を流し、第2の流路22は、図1の点線矢印の方向で
示す暖房方向に冷媒を流すようにしている。この時の室
内熱交換器5の状態は図3−(A)に示すように、第1
の冷媒流路5a、即ち、上流側と下流側の一部分の冷媒
管に低温冷媒が流れて蒸発器として働き、第2の冷媒流
路5b、即ち、下流側の他の部分に高温ガスが流れ、凝
縮器として働くようにしている。
【0015】暖房気味除湿モードは、図2に示すよう
に、前記第1の四方弁2aをON、第2の四方弁2bを
OFFすることにより、第1の流路21は、図1の点線
矢印方向で示す暖房方向に冷媒を流し、第2の流路22
は、図1の実線矢印の方向で示す冷房方向に冷媒を流す
ようにしている。この時の室内熱交換器5の状態は図3
−(B)に示すように、第1の冷媒流路5a、即ち、上
流側と下流側の一部分の冷媒管に高温ガスが流れて凝縮
器として働き、第2の冷媒流路5b、即ち、下流側の他
の部分に低温冷媒が流れ、蒸発器として働くようにして
いる。このように、低温冷媒および高温ガスの流れるそ
れぞれの冷媒流路を変えて、それぞれの熱交換面積を変
化させることにより、冷房気味除湿または暖房気味除湿
を可能としている。
に、前記第1の四方弁2aをON、第2の四方弁2bを
OFFすることにより、第1の流路21は、図1の点線
矢印方向で示す暖房方向に冷媒を流し、第2の流路22
は、図1の実線矢印の方向で示す冷房方向に冷媒を流す
ようにしている。この時の室内熱交換器5の状態は図3
−(B)に示すように、第1の冷媒流路5a、即ち、上
流側と下流側の一部分の冷媒管に高温ガスが流れて凝縮
器として働き、第2の冷媒流路5b、即ち、下流側の他
の部分に低温冷媒が流れ、蒸発器として働くようにして
いる。このように、低温冷媒および高温ガスの流れるそ
れぞれの冷媒流路を変えて、それぞれの熱交換面積を変
化させることにより、冷房気味除湿または暖房気味除湿
を可能としている。
【0016】図4は除湿運転時に、第1の減圧器41お
よび第2の減圧器42の絞り具合を制御することによる
吹出風の温度の状態を示す説明図で、(A)は冷房気味
除湿運転時、(B)は暖房気味除湿運転時を示してい
る。図に示すように、第1の減圧器41および第2の減
圧器42の絞り具合を制御することにより、各除湿モー
ド時の吹出風の温度を木目細かく調節することができ、
快適な除湿運転を可能にしている。
よび第2の減圧器42の絞り具合を制御することによる
吹出風の温度の状態を示す説明図で、(A)は冷房気味
除湿運転時、(B)は暖房気味除湿運転時を示してい
る。図に示すように、第1の減圧器41および第2の減
圧器42の絞り具合を制御することにより、各除湿モー
ド時の吹出風の温度を木目細かく調節することができ、
快適な除湿運転を可能にしている。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による空気
調和機によれば、圧縮機の吐出口から第1の四方弁、室
外熱交換器の第1の冷媒流路、第1の減圧器、室内熱交
換器の第1の冷媒流路、および同第1の四方弁を経て同
圧縮機の吸込口に順次配管接続される第1の流路と、第
2の四方弁、室外熱交換器の第2の冷媒流路、第2の減
圧器、室内熱交換器の第2の冷媒流路、および同第2の
四方弁を経て同圧縮機の吸込口に順次配管接続される第
2の流路とにより冷凍サイクルを構成し、前記第1の流
路、および第2の流路の流通順序を変更して冷媒を流
し、冷房しながら除湿運転する冷房気味除湿運転および
暖房気味除湿運転を可能とし、前記室外熱交換器および
室内熱交換器の第1の冷媒流路の熱交換面積を大きく、
第2の冷媒流路の熱交換面積を小さくしたので、前記2
つの四方弁をそれぞれ制御することにより第1の流路を
冷房方向に、第2の流路を暖房方向とすることにより、
温度を下げ気味にして除湿する冷房気味除湿運転を行う
ことができ、また、第1の流路を暖房方向に、第2の流
路を冷房方向とすることにより、温度を上げ気味にして
除湿する暖房気味除湿運転を行うことができる。また、
第1の減圧器および第2の減圧器の絞り具合を制御する
ことにより、各除湿モード時の吹出風の温度を木目細か
く調節することができ、快適な除湿運転を可能にしてい
る。
調和機によれば、圧縮機の吐出口から第1の四方弁、室
外熱交換器の第1の冷媒流路、第1の減圧器、室内熱交
換器の第1の冷媒流路、および同第1の四方弁を経て同
圧縮機の吸込口に順次配管接続される第1の流路と、第
2の四方弁、室外熱交換器の第2の冷媒流路、第2の減
圧器、室内熱交換器の第2の冷媒流路、および同第2の
四方弁を経て同圧縮機の吸込口に順次配管接続される第
2の流路とにより冷凍サイクルを構成し、前記第1の流
路、および第2の流路の流通順序を変更して冷媒を流
し、冷房しながら除湿運転する冷房気味除湿運転および
暖房気味除湿運転を可能とし、前記室外熱交換器および
室内熱交換器の第1の冷媒流路の熱交換面積を大きく、
第2の冷媒流路の熱交換面積を小さくしたので、前記2
つの四方弁をそれぞれ制御することにより第1の流路を
冷房方向に、第2の流路を暖房方向とすることにより、
温度を下げ気味にして除湿する冷房気味除湿運転を行う
ことができ、また、第1の流路を暖房方向に、第2の流
路を冷房方向とすることにより、温度を上げ気味にして
除湿する暖房気味除湿運転を行うことができる。また、
第1の減圧器および第2の減圧器の絞り具合を制御する
ことにより、各除湿モード時の吹出風の温度を木目細か
く調節することができ、快適な除湿運転を可能にしてい
る。
【0018】以上説明したように、室内側に従来、騒音
源となっていた絞り機構を持たないので静かな運転を可
能とし、また、暖房気味除湿運転を可能としたので、夜
間連続運転のような除湿したいが体を冷やしたくない場
合や、秋雨の降る肌寒い時期に、静かで、温かくて、湿
度の低い快適な環境を提供できる。また、冷房気味除湿
運転を可能としたので、梅雨時などのじめじめと蒸すよ
うな時期に、温度を下げながら除湿することができ、静
かで、湿度が低く、涼しい快適な環境を提供することが
できる。このように一年を通して快適な居住環境を提供
することが可能である。
源となっていた絞り機構を持たないので静かな運転を可
能とし、また、暖房気味除湿運転を可能としたので、夜
間連続運転のような除湿したいが体を冷やしたくない場
合や、秋雨の降る肌寒い時期に、静かで、温かくて、湿
度の低い快適な環境を提供できる。また、冷房気味除湿
運転を可能としたので、梅雨時などのじめじめと蒸すよ
うな時期に、温度を下げながら除湿することができ、静
かで、湿度が低く、涼しい快適な環境を提供することが
できる。このように一年を通して快適な居住環境を提供
することが可能である。
【図1】本発明による空気調和機の一実施例を示す冷凍
サイクル図である。
サイクル図である。
【図2】本発明による空気調和機の各動作モードに於け
る前記各四方弁の制御状態または動作状態を示す表であ
る。
る前記各四方弁の制御状態または動作状態を示す表であ
る。
【図3】本発明による空気調和機の室内熱交換器5の冷
媒流路の一実施例を示す配管図であり、各動作モードに
於ける室内熱交換器5の各冷媒管に流れる冷媒の状態と
方向を示している。
媒流路の一実施例を示す配管図であり、各動作モードに
於ける室内熱交換器5の各冷媒管に流れる冷媒の状態と
方向を示している。
【図4】本発明による空気調和機の除湿運転時に、各減
圧器の絞り状態に対する吹出風の温度変化を示す説明図
で、(A)は冷房気味除湿運転時、(B)は暖房気味除
湿運転時を示している。
圧器の絞り状態に対する吹出風の温度変化を示す説明図
で、(A)は冷房気味除湿運転時、(B)は暖房気味除
湿運転時を示している。
【図5】従来の空気調和機の電熱ヒータを利用した除湿
方式による冷凍サイクル図である。
方式による冷凍サイクル図である。
【図6】従来の空気調和機の除湿方式による冷凍サイク
ル図である。
ル図である。
1 圧縮機 1a 吹出口 1b 吸込口 2 四方弁 2a 第1の四方弁 2b 第2の四方弁 3 室外熱交換器 3a 第1の冷媒流路 3b 第2の冷媒流路 5 室内熱交換器 5a 第1の冷媒流路 5b 第2の冷媒流路 11 第1の分岐流路 12 第2の分岐流路 21 第1の流路 22 第2の流路 41 第1の減圧器 42 第2の減圧器
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮機の吐出口から第1の四方弁、室外
熱交換器の第1の冷媒流路、第1の減圧器、室内熱交換
器の第1の冷媒流路、および同第1の四方弁を経て同圧
縮機の吸込口に順次配管接続される第1の流路と、第2
の四方弁、室外熱交換器の第2の冷媒流路、第2の減圧
器、室内熱交換器の第2の冷媒流路、および同第2の四
方弁を経て同圧縮機の吸込口に順次配管接続される第2
の流路とにより冷凍サイクルを構成し、前記2つの四方
弁をそれぞれ制御することにより、前記第1の流路およ
び第2の流路の流通順序を変更して冷媒を流し、第1の
流路を冷房方向に、第2の流路を暖房方向とすることに
より冷房しながら除湿運転する冷房気味除湿運転を、第
1の流路を暖房方向に、第2の流路を冷房方向とするこ
とにより暖房しながら除湿運転する暖房気味除湿運転を
可能としたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 前記室外熱交換器および室内熱交換器の
第1の冷媒流路の熱交換面積を大きく、第2の冷媒流路
の熱交換面積を小さくし、第2の冷媒流路を第1の冷媒
流路の風下側に設けてなることを特徴とする請求項1記
載の空気調和機。 - 【請求項3】 前記第1の四方弁および第2の四方弁を
制御することにより、冷房運転時は前記第1の流路およ
び第2の流路を共に冷房方向とし、暖房運転時は、前記
第1の流路および第2の流路を共に暖房方向とするよう
にしてなることを特徴とする請求項1または請求項2記
載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4181598A JPH11237135A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4181598A JPH11237135A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11237135A true JPH11237135A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12618813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4181598A Pending JPH11237135A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11237135A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007303754A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Sharp Corp | ヒートポンプ式給湯機 |
JP2009092271A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | Orion Mach Co Ltd | 精密温度調整装置 |
JP2009103436A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-05-14 | Orion Mach Co Ltd | 精密温度調整装置 |
JP2009122357A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Orion Mach Co Ltd | 板状部材の温度調整装置 |
CN102954621A (zh) * | 2012-11-27 | 2013-03-06 | 王光能 | 一种热水、制冷、除湿、制热转换的环境调节系统 |
CN102954620A (zh) * | 2012-11-27 | 2013-03-06 | 王光能 | 一种制冷、除湿、制热转换的环境调节系统 |
CN106610070A (zh) * | 2017-02-16 | 2017-05-03 | 湖南大学 | 一种可多联的新风独立调节复合式空调机组 |
CN108534231A (zh) * | 2018-04-24 | 2018-09-14 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调器的新风调节系统及空调器 |
-
1998
- 1998-02-24 JP JP4181598A patent/JPH11237135A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007303754A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Sharp Corp | ヒートポンプ式給湯機 |
JP2009092271A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | Orion Mach Co Ltd | 精密温度調整装置 |
JP2009103436A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-05-14 | Orion Mach Co Ltd | 精密温度調整装置 |
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CN102954621A (zh) * | 2012-11-27 | 2013-03-06 | 王光能 | 一种热水、制冷、除湿、制热转换的环境调节系统 |
CN102954620A (zh) * | 2012-11-27 | 2013-03-06 | 王光能 | 一种制冷、除湿、制热转换的环境调节系统 |
CN102954621B (zh) * | 2012-11-27 | 2014-10-08 | 王光能 | 一种热水、制冷、除湿、制热转换的环境调节系统 |
CN102954620B (zh) * | 2012-11-27 | 2014-12-10 | 王光能 | 一种制冷、除湿、制热转换的环境调节系统 |
CN106610070A (zh) * | 2017-02-16 | 2017-05-03 | 湖南大学 | 一种可多联的新风独立调节复合式空调机组 |
CN106610070B (zh) * | 2017-02-16 | 2022-02-08 | 湖南大学 | 一种可多联的新风独立调节复合式空调机组 |
CN108534231A (zh) * | 2018-04-24 | 2018-09-14 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调器的新风调节系统及空调器 |
CN108534231B (zh) * | 2018-04-24 | 2023-08-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调器的新风调节系统及空调器 |
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