JPH08338668A - 多室形空気調和機 - Google Patents

多室形空気調和機

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JPH08338668A
JPH08338668A JP7147068A JP14706895A JPH08338668A JP H08338668 A JPH08338668 A JP H08338668A JP 7147068 A JP7147068 A JP 7147068A JP 14706895 A JP14706895 A JP 14706895A JP H08338668 A JPH08338668 A JP H08338668A
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JP
Japan
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refrigerant
expansion device
heat exchanger
pressure
cooling
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Application number
JP7147068A
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English (en)
Inventor
Motoo Morimoto
素生 森本
Hiroo Nakamura
啓夫 中村
Yoji Nakagawa
洋二 中川
Hidenori Yokoyama
英範 横山
Hiroshi Kogure
博志 小暮
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一台の室外機と複数台の室内機からなる多室形
空気調和機で、絞り装置部は、一つの絞り装置と、この
絞り装置と複数個の利用側熱交換器との間に置かれた、
流量調節可能で並列な複数個の絞り装置からなり、絞り
装置部の各絞り装置は全開状態が可能であり、複数個の
利用側熱交換器の少なくとも一個は二つの部分に分けら
れており、その二つの部分の間には絞り装置を有する。 【効果】簡単な構成で冷暖房容量の適正な分配を可能と
する多室形空気調和機を実現できる。さらに室内機の運
転パターンとして冷房と除湿運転の組合せが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒートポンプサイクルを
適用した空気調和機に係り、特に、各室の負荷に応じた
冷媒配分を行なったり、冷房,暖房,除湿の運転を組み
合わせて行なったりする多室形空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多室形空気調和機は、特開昭60
−226648号や特開昭63−176948号公報に
記載のように、室内熱交換器の入口部に絞り機構を設
け、各室内熱交換器に分配する冷媒量を、各室の設定温
度に基づいて比例配分したり、暖房時室内ファンの回転
数を各室毎に変えて凝縮割合を変えることによって調節
したりする方法があった。
【0003】また室外機と室内機の間に切換弁ユニット
を持つものは、特開昭61−228273号公報に記載
のように、複数個の電磁弁を並列に設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では例えば冷房時各室内側熱交換器の冷媒流量は制御で
きても蒸発温度では冷媒流量の多い方が蒸発温度が高く
なる傾向があり、従って冷房容量は必ずしも適正に分配
されるわけではない。
【0005】また切換弁ユニット方式は比較的手軽に多
室形空調が可能となるが、この方式では冷房容量の分配
調整が効かない。
【0006】また従来の方式では、室内機の運転は基本
的に冷房同士,暖房同士であり、冷房と除湿運転の組合
せはできなかった。
【0007】本発明の目的は、簡単な構成で冷暖房容量
の適正な分配を可能とする多室形空気調和機を提供する
ことにある。さらに室内機の運転パターンとして冷房と
除湿運転の組合せを可能にすることによって、より快適
な多室形空気調和機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段は、圧縮機,四方弁,熱源側熱交換器,絞り装
置部,複数個の並列に置かれた利用側熱交換器を含み、
これらを順次接続した1台の室外機と複数台の室内機か
らなる多室形空気調和機で、絞り装置部は、一つの絞り
装置と、この絞り装置と複数個の利用側熱交換器との間
に置かれた、電動膨張弁のような流量調節可能で並列な
複数個の絞り装置からなるような構成とすることであ
る。
【0009】また室内機の運転パターンとして冷房と除
湿運転の組合せを可能にするには、前記絞り装置部の各
絞り装置は全開状態が可能であり、複数個の利用側熱交
換器の少なくとも1個は二つの部分に分けられており、
その二つの部分の間には絞り装置を有するような構成と
することである。
【0010】
【作用】本発明は、例えば冷房運転では、室外側熱交換
器を出た冷媒は、絞り装置部の内まず上流側の一つの絞
り装置に流入する。ここで絞られ減圧された後この絞り
装置と複数個の室内側熱交換器との間に置かれた、電動
膨張弁のような流量調節可能で並列な複数個の絞り装置
に流入する。ここで各室内機の負荷に応じた流量に分配
される。この際冷房可能な温度まで冷媒の圧力を下げる
のは一つめの絞り装置であり、流量調節可能で並列な複
数個の絞り装置は圧力を減じない範囲で流量調節を行な
う。従って、冷房容量の要求の大きい室内機には充分に
圧力,温度の低い冷媒が多く分配されることになり、冷
房容量は適正に分配される。
【0011】暖房の場合は冷媒の流れる向きが逆になる
が絞り部での作用は同じである。即ち流量調節可能で並
列な複数個の絞り装置は圧力を減じない範囲で流量調節
を行ない、その下流の一つの絞り装置で充分減圧されて
室外側熱交換器に流入し蒸発する。
【0012】また絞り装置部の各絞り装置は全開状態が
可能であり、複数個の室内側熱交換器の少なくとも1個
は二つの部分に分けられており、その二つの部分の間に
は絞り装置を有するような構成とした場合は、冷房運転
と同じ向きに冷媒を流し、絞り装置部の各絞りを全開状
態にして減圧せずに室内側熱交換器に流入させ、二つの
部分に分けられた間にある絞り装置を作用させて減圧す
ると、二つに分けられた室内側熱交換器の絞りから見て
上流側は冷凍サイクル上の凝縮器になって高温,高圧と
なり、下流側は蒸発器となって低温,低圧となる。従っ
て蒸発器側で室内空気は冷却,除湿され、凝縮器側で加
熱されることにより、除湿運転となる。さらにこの場
合、絞り部の一つの絞りは全開とし、流量調節可能で並
列な複数個の絞り装置の内ある室内機につながった絞り
装置を全開とし、その室内機の二つに分けられた熱交換
器間の絞りを作用させると共に、他の室内機につながっ
た絞り装置を減圧装置として作用させると、前者の室内
機は除湿運転、後者は冷房運転となる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図をもとに説明する。図1
は本発明のヒートポンプサイクルの系統図である。1は
圧縮機、2は四方弁、3は室外側熱交換器、4は絞り部
の内の一つの絞り装置、5,6は流量調節可能で並列な
複数個の絞り装置、7,8は室内側熱交換器で、これら
が、順次、冷媒配管によって接続される。9は、各室内
機からの運転要求に基づいて絞り装置5,6の流量調節
を行なう制御装置である。これは室内機が2台の場合で
ある。3台以上の室内機を接続してもよい。
【0014】まず冷房運転の場合には、圧縮機1から吐
き出された高温高圧の冷媒ガスは、四方弁2を通り室外
側熱交換器3に送られる。この室外側熱交換器3で、室
外側ファン(図示せず)によって送風される室外の空気
によって放熱して凝縮し高圧の液冷媒となる。この高圧
の液冷媒は絞り装置4に送られ、この絞り装置4によっ
て減圧される。絞り装置4はキャピラリチューブ,温度
式膨張弁,電動膨張弁等が可能である。絞り装置4で低
温,低圧となった冷媒は分岐部10を通って絞り装置
5,6に送られる。室内側熱交換器7および室内側熱交
換器8を有するそれぞれの室内機からの冷房容量の要求
に従って制御装置9は絞り装置5,6を調節し、冷媒を
分配する。例えば、室内側熱交換器7および室内側熱交
換器8を有するそれぞれの室内機からの冷房容量の要求
が同じであれば、即ち、それぞれの室内温度および設定
温度が同じであれば、絞り装置5,6は全開とする。ま
た室内側熱交換器7を有する室内機の方が室内側熱交換
器8を有する室内機よりも冷房容量を必要とする場合に
は、室内側熱交換器7の方に冷媒を多く流すようにす
る。例えば、絞り装置5,6が電動膨張弁であれば絞り
装置5の開度を絞り装置6の開度より大きくする。ただ
しこの際絞り装置5,6の開度は、絞り装置4の減圧作
用に相当する開度よりも充分大きくする。即ち、冷房可
能な温度まで絞るのは絞り装置4で行ない、冷媒の流量
分配は絞り装置5,6で行なう。
【0015】暖房運転時は冷媒の流れる向きが冷房運転
時と逆になるだけで絞り部での作用は同じである。即
ち、室外熱交換器3で吸熱が可能な温度まで減圧するの
は絞り装置4で行ない、冷媒の流量分配は絞り装置5,
6で行なう。
【0016】図2は流量調節可能で並列な複数個の絞り
装置5,6を図中破線で示す切換弁ユニットとして独立
させ室外機と室内機の間に設置した実施例である。切換
弁ユニットは、ユニオンあるいはサービスバルブ等の接
続装置12,13,14,15,16,17によって室
外機および室内機と接続されている。冷暖房運転時の絞
り装置4,5,6の作用は第1の実施例と同じである。
本実施例のように絞り装置5,6を別ユニットにしてお
くと室内機1台のみ接続の場合には切換弁ユニットを用
いることなく通常のセパレート形エアコンとして使うこ
とが可能となる。最初通常のセパレート形エアコンとし
て室外機1台,室内機1台で設置しておき、ある時点で
室内機を増設する場合には切換弁ユニットを用いれば簡
単に増設できる。
【0017】図3は第三実施例である。本実施例では除
湿運転が可能なように室内側熱交換器を二つに分割し、
分割された熱交換器の間に除湿運転用の絞り装置18,
19を設けたものである。通常の冷暖房運転と併用でき
るように除湿用絞り装置18,19は全開状態が可能な
もの、例えば電動膨張弁や図4に示すような除湿用キャ
ピラリチューブ20と二方弁21の組合せ、弁内部に小
孔を有する二方弁等でもよい。
【0018】室内側熱交換器7を有する室内機が除湿運
転、室内側熱交換器8を有する室内機が冷房運転を行な
う場合を説明する。冷媒の流れる向きは冷房運転時と同
じである。絞り装置4および5を全開とし絞り装置18
を絞る。冷媒は室外側熱交換器3および分割された室内
側熱交換器7aで凝縮する。絞り装置18で減圧された
冷媒は分割された室内側熱交換器7bに入って蒸発す
る。従って分割された室内側熱交換器7bで室内空気の
冷却,除湿を行ない、分割された室内側熱交換器7aで
凝縮熱を放熱して室内空気の加熱を行ない、これらの空
気を混合して湿度の低い空気を室内に吹き出す。一方、
絞り装置6は絞って、室内側熱交換器8に分岐した冷媒
を減圧する。また絞り装置19は全開とすると分割され
た熱交換器8a,8bは冷凍サイクル上、一つの蒸発器
として働き、室内側熱交換器8を有する室内機は冷房運
転となる。室内側熱交換器7と8の役割を入れ替えても
よい。
【0019】図3では室内側熱交換器は空気の通路に対
して上下に分割したが、図5に示すように空気の通路に
対して前後に分割してもかまわない。この場合には除湿
運転時には空気の流れに対して下流側が凝縮器、上流側
が蒸発器となる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で冷暖房容
量の適正な分配を可能とする多室形空気調和機を実現で
きる。さらに室内機の運転パターンとして冷房と除湿運
転の組合せが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷凍サイクルの系統
図。
【図2】本発明の第二実施例を示す系統図。
【図3】本発明の第三実施例を示す系統図。
【図4】除湿用絞り装置の一例を示す説明図。
【図5】室内側熱交換器の分割の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…四方弁、3…室外側熱交換器、4…絞
り装置、5…絞り装置、6…絞り装置、7…室内側熱交
換器、8…室内側熱交換器、9…制御装置、10…分岐
装置、11…分岐装置。
フロントページの続き (72)発明者 横山 英範 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 小暮 博志 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所冷熱事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機,四方弁,熱源側熱交換器,絞り装
    置部,複数個の並列に置かれた利用側熱交換器を含み、
    これらを順次接続した1台の室外機と複数台の室内機か
    らなる多室形空気調和機において、絞り装置部は、一つ
    の絞り装置と、前記絞り装置と複数個の利用側熱交換器
    との間に置かれた流量調節可能で並列な複数個の絞り装
    置からなることを特徴とする多室形空気調和機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記絞り装置部の一つ
    の絞り装置は室外機内にあり、前記絞り装置と複数個の
    利用側熱交換器との間に置かれた流量調節可能で並列な
    複数個の絞り装置が、室外機と室内機の間に設けられた
    多室形空気調和機。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記絞り装置
    部の各絞り装置は全開状態が可能であり、複数個の利用
    側熱交換器の少なくとも1個は二つの部分に分けられて
    おり、その二つの部分の間には絞り装置を有する多室形
    空気調和機。
JP7147068A 1995-06-14 1995-06-14 多室形空気調和機 Pending JPH08338668A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130868A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Daikin Ind Ltd 冷媒分流器およびそれを用いた空気調和機
KR100756442B1 (ko) * 2001-03-05 2007-09-07 주식회사 엘지이아이 멀티형 공기조화기
CN106679025A (zh) * 2017-02-16 2017-05-17 南京天加空调设备有限公司 一种双蒸发温度的空调机组
CN108139106A (zh) * 2015-10-26 2018-06-08 三菱电机株式会社 空气调节装置

Cited By (6)

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