JPH11236107A - ピッキング作業又は仕分け作業用の、端末機、台車、記録媒体、及び、装置 - Google Patents

ピッキング作業又は仕分け作業用の、端末機、台車、記録媒体、及び、装置

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JPH11236107A
JPH11236107A JP15219198A JP15219198A JPH11236107A JP H11236107 A JPH11236107 A JP H11236107A JP 15219198 A JP15219198 A JP 15219198A JP 15219198 A JP15219198 A JP 15219198A JP H11236107 A JPH11236107 A JP H11236107A
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    • B65G1/04Storage devices mechanical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者が状況に応じて収容箱や保管単位の切
り替えを行う場合の作業効率を向上させることができる
ピッキングあるいは仕分け作業用装置を提供する。 【解決手段】 データ記憶手段を備えた端末機を備えた
ピッキング作業あるいは仕分け作業用台車において、ピ
ッキング物品収容単位あるいは仕分け物品保管単位の切
り替え情報を入力する切り替え入力手段9dを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、倉庫、工場などに
おける物品のピッキング又は仕分け作業やファクトリー
オートメイションにおける同様の作業に用いられるピッ
キング作業又は仕分け作業用の、端末機、台車、記録媒
体及び装置に係り、詳しくは、ピッキング物品の収容単
位や搬送単位、又は、仕分け物品の搬送単位や保管単
位、等の切り替えを行う場合の作業効率を向上させる手
段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】倉庫、工場における物品保管場では、物
品のピッキング作業や仕分け作業の効率を高めるため
に、通常、物品保管棚をある規則で配列している。そし
て、例えばピッキングした物品を載せる台車を、このよ
うな物品保管棚に沿って移動させながらピッキング作業
などを行っている。
【0003】このようなピッキング作業に用いる台車と
して、ピッキングの作業内容を表示する表示部等を備え
た作業者用端末機を設けたものが知られている。この端
末機は、上記表示部の他に、ピッキング指令データのデ
ータ記憶手段、該ピッキング指令データを外部から取り
込むデータ取り込み手段、該ピッキング指令データに基
づき作業者に作業内容の情報を提供すべく上記表示部の
表示内容を制御する制御手段、作業者が作業状況等を入
力するための入力手段、適宜情報を出力するためのプリ
ンタ等も備えている。上記ピッキング指令データは、例
えば、取り出し予定の複数種類の物品の物品識別コード
と、該物品の保管場所を示すロケーションコード(ロケ
ーション番号)と、取り出し個数と、仕向け先である納
品先とを関連づけたデータである。また、上記入力手段
は、例えば、棚から取り出した物品に付されたバーコー
ドを読み取るハンディスキャナや、正しい商品に間違っ
たバーコードが付されていることを確認した場合や欠品
を確認した場合に、これらの情報を入力する操作キーな
どである。
【0004】そして、上記台車に複数の収容箱(例えば
折り畳み可能なコンテナ箱であるいわゆるオリコン)を
搭載してピッキング作業するにあたり、例えば、一つの
収容箱に複数の仕向け先である納品先の商品が混在しな
いように、又は、一つの収容箱に複数種類(以下、この
種類をアイテムとも称する)の商品が混在しないよう
に、上記ピッキング指令データを作成することがある。
例えば、外部のコンピュータで上記ピッキング指令デー
タを作成する際に、上記収容箱の容量、各商品の単位容
積などを情報に基づいて収容箱単位で商品容積計算のシ
ュミレーションをし、上記混在が生じないように各商品
のピッキング順を決定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な混在をさけるための商品容積計算を行っても、実際の
ピッキングを行うと、収容箱内での商品の姿勢等で計算
通りには商品を収容させることができない事態が発生し
ていた。このような場合、収容しきれなかった商品は、
別の収容箱に収容させざるを得ないが、そのとき、各収
容箱にどのような商品を収容させたかを例えば手作業で
帳票に記入するなどの手間が発生し、作業効率を低下さ
せていた。特に、同一種類の商品が二つの収容箱に分か
れて収容される場合などには手作業での帳票へ記入の手
間が煩雑であるとともに、多くの誤りを生じさせてい
た。
【0006】以上は、ピッキング作業を行う場合のピッ
キング商品収容用の収容箱の切り替え時の不具合である
が、同様の不具合は、台車から保管棚に商品を仕分けす
る場合に、保管棚の保管単位に予定商品が保管しきれ
ず、二以上の保管単位に分割して保管せざるを得ない場
合にも発生し得る。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、作業者が状況に応じ
てピッキング物品の収容単位や搬送単位、又は、仕分け
物品の搬送単位や保管単位、等の切り替えを行う場合の
作業効率を向上させることができるピッキング又は仕分
け作業用装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、データ記憶手段を備えたピッ
キング作業又は仕分け作業用の端末機において、ピッキ
ング物品の収容、仕分け物品の保管、又は、ピッキング
物品もしくは仕分け物品の搬送、単位の切り替え情報を
入力する切り替え入力手段を設けたことを特徴とするも
のである。
【0009】請求項1の発明においては、ピッキング作
業又は仕分け作業を行う作業者は、ピッキング物品の収
容箱への収容状況、又は、仕分け物品の保管棚への保管
状況、に応じて、ピッキング物品の収容単位、仕分け物
品の保管単位、又は、ピッキング物品もしくは仕分け物
品の搬送単位を切り替えるべく、上記切り替え入力手段
により、切り替え情報を入力する。例えば、ピッキング
作業の場合、ピッキング作業者は、収容予定の収容箱に
入りきらず別の収容箱に収容するピッキング物品が発生
したときや、ピッキングした物品が輸送梱包単位で取り
引きされるいわゆる輸送梱包済み物品であり収容箱に収
容する必要がないときなどに、上記切り替え情報を入力
する。この入力によりピッキング作業用の端末機は、当
初予定していたピッキング物品の収容単位又は搬送単位
の修正情報をデータ記憶手段に記憶する。また同様に、
仕分け作業の場合にも、仕分け作業用の端末機は、当初
予定していた仕分け物品の保管単位又は搬送単位の修正
情報をデータ記憶手段に記憶する。このように、本発明
においては、上記切り替え入力手段からの切り替え情報
の入力により、当初予定していたピッキング物品又は仕
分け物品の収容単位、保管単位又は搬送単位の修正情報
を端末機のデータ記憶手段に記憶させることができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1のピッキング
作業又は仕分け作業用の端末機であって、上記切り替え
入力手段からの入力に基づいて新たな上記単位を構築す
ることを特徴とするものである。
【0011】請求項2の発明においては、上記切り替え
情報、即ち、データ記憶手段に記憶した上記単位の修正
情報、に基づいて当初の該単位を修正して新たな該単位
を構築する。例えば、ピッキング作業において、収容予
定の収容箱に入りきらず別の収容箱に収容されたピッキ
ング物品が発生した場合、ピッキング物品の当初の収容
単位を修正するためには、該収容予定及び該別の収容箱
に対応する新たな収容単位を構築する必要がある。そこ
で、本発明に係る端末機は、上記単位の修正情報に基づ
いて、新たな上記単位を構築しながら当初の上記単位を
修正する。
【0012】請求項3の発明は、請求項2のピッキング
作業又は仕分け作業用の端末機であって、上記単位を分
割することにより上記構築を行うことを特徴とするもの
である。
【0013】請求項3の発明においては、当初の上記単
位を順次分割しながら新たな上記単位を構築すること
で、該当初の上記単位を修正する。例えば、上記単位の
修正及び構築の方法としては、ピッキング物品又は仕分
け物品の収容(ピッキング物品が輸送梱包済み物品であ
る場合には載置)又は保管の結果に応じて、当初の上記
単位から新たに構築した複数の上記単位に、これらピッ
キング物品又は仕分け物品の情報を振り分ける方法と、
当初の上記単位を該収容又は該保管の結果に応じて細分
化する方法とがある。具体的には、前者の方法は、例え
ばピッキング物品が収容箱に収容(又は載置)される毎
に、当初のピッキング収容単位(又は輸送単位)からこ
のピッキング物品に係る情報を抽出して、新たに構築し
た上記単位に挿入する方法である。また、後者の方法
は、例えばピッキング物品の当初の収容単位(又は搬送
単位)、即ち、ピッキング物品の収容先(ピッキング物
品が輸送梱包済み物品である場合には載置先)、が切り
替えられる毎に、切り替え前の該収容先に係る収容単位
と、切り替え後の該収容先に係る収容単位とに分割する
方法である。これら2つの方法のうち、前者の方法は、
物品の収容、載置又は保管がなされる毎に物品情報デー
タの抽出及び挿入を行わなければならず、データの処理
が煩雑となる。一方、後者の方法は、切り替え情報の入
力がなされたときにのみ上記単位の修正を行えばよい。
【0014】請求項4の発明は、請求項2又は3のピッ
キング作業又は仕分け作業用の端末機において、上記単
位の仮切り替え情報を入力する仮切り替え入力手段を設
け、ピッキング又は仕分けの作業状況に応じて、複数の
上記単位の間でピッキング物品又は仕分け物品に係る情
報を入れ替えさせることを特徴とするものである。
【0015】請求項4の発明においては、ピッキング作
業又は仕分け作業を行う作業者は、ピッキング物品の収
容箱への収容状況、又は、仕分け物品の保管棚への保管
状況、に応じて、ピッキング物品の収容単位、仕分け物
品の保管単位、又は、ピッキング物品もしくは仕分け物
品の搬送単位、を修正可能な状態で一時的に切り替える
べく、上記仮切り替え入力手段により仮切り替え情報を
入力する。例えば、ピッキング作業の場合、ピッキング
物品の大きさにより、このピッキング物品を収容予定の
収容箱の残りスペースに収容できたりできなかったりす
る。このため、直前にピッキングした物品が収容予定の
収容箱の残りスペースに収容できない大きさであって
も、後にピッキングする物品の中に、該残りスペースに
収容できる大きさのものが含まれる可能性がある。そこ
で、本発明においては、当初の上記単位を直ちに修正さ
せるための上記切り替え情報入力手段とは別に、当初の
上記単位を仮修正させるための仮切り替え情報入力手段
を設け、必要に応じて仮修正させた上記単位の間でピッ
キング物品又は仕分け物品に係る情報を入れ替えさせ
る。具体的には、例えばピッキング物品の収容単位を分
割により仮修正させる場合には、1の該収容単位を、収
容済みのピッキング物品に係る投入済み収容単位と、未
収容のピッキング物品に係る未投入収容単位とに仮分割
させる。そして、後のピッキング作業において、この未
投入収容単位に係るピッキング物品の中から、上記投入
済み収容単位に包含させるピッキング物品が生じた場
合、即ち、該投入済み収容単位に対応する収容箱に投入
すべきピッキング物品が生じた場合、このピッキング物
品に係る情報を該未投入収容単位から該投入済み収容単
位に入れ替えさせる。以上のような上記単位の仮切り替
えにより、収容箱や保管棚の僅かな残りスペースにも効
率的に物品を収容、載置又は保管することができ、収容
箱や保管棚等のデッドスペースを低減することができ
る。
【0016】請求項5の発明は、請求項4のピッキング
作業又は仕分け作業用の端末機において、複数の上記単
位のうち、任意の1の選択切り替え情報を入力する選択
切り替え入力手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0017】請求項5の発明においては、端末機は選択
切り替え入力手段からの選択切り替え情報により、ピッ
キング物品又は仕分け物品に係る情報の入れ替え対象と
なる上記単位を認知する。例えば、ピッキング作業にお
いて、収容箱のデッドスペースを最小限に留めるために
は、複数の収容箱を用意し、ピッキングした物品をこれ
ら収容箱のうち最適な残り収容スペースを有するものに
順次投入することが望ましい。しかし、収容箱を物品収
容可能な状態で複数用意する、即ち、仮修正によって上
記投入済み収容単位を複数仮構築させると、収容箱にピ
ッキング物品を再投入する際、どの収容箱に再投入する
のか、即ち、入れ替え対象となる該収容済み収容単位、
を端末機に認知させる必要がある。そこで、本発明にお
いては、選択切り替え入力手段を設け、これにより複数
の上記単位からピッキング物品又は仕分け物品に係る情
報の入れ替え対象となる上記単位を認知させる。従っ
て、複数の上記単位の間でのピッキング物品又は仕分け
物品に係る情報の入れ替えが可能となり、ピッキング物
品や仕分け物品を複数の収容箱や保管棚の中から、最適
な残りスペースを有するものに収容、載置又は保管する
ことができる。
【0018】請求項6の発明は、請求項5のピッキング
作業又は仕分け作業用の端末機において、上記任意の1
に対するデータ処理の完了情報を入力する完了入力手段
を設けたことを特徴とするものである。
【0019】請求項6の発明においては、完了入力手段
からの完了情報により、仮修正の状態の上記単位を確定
して修正不可能な状態にする。例えば、ピッキング作業
の場合には、複数の上記投入済み収容単位のうち、任意
の1に対するピッキング物品情報の入れ替えを行わなく
する完了処理を実行する。この完了処理により、以後、
上記任意の1の上記投入済み収容単位に係るピッキング
物品情報は変更されなくなる。
【0020】請求項7の発明は、請求項1、2、3、
4、5又は6のピッキング作業又は仕分け作業用の端末
機において、プリンタと、上記切り替え入力手段、上記
仮切り替え入力手段、上記選択切り替え入力手段又は上
記完了入力手段からの入力に基づいて、所定情報をプリ
ントアウトするように該プリンタを制御する制御手段と
を設けたことを特徴とするものである。
【0021】請求項7の発明においては、上記所定情報
を普通紙やラベル等の記録媒体にプリントして作業者に
提供する。
【0022】請求項8の発明は、請求項7のピッキング
作業用の端末機において、検品情報の入力手段を設け、
上記収容又は上記搬送されるピッキング物品の情報とし
て、検品情報をプリントアウトさせるようにしたことを
特徴とするものである。
【0023】請求項8の発明においては、端末機は検品
情報の入力手段からの入力に基づいて、予定数のピッキ
ング物品がピッキングされたか否かを認知する。そし
て、ピッキングされるべき物品が欠品等により存在しな
いか又は存在しても数が足りないために、予定数より少
なくピッキング又は収容(又は載置)された場合には、
該物品に係る上記単位にその旨の情報を付加する。そし
て、例えばこの単位に上記完了処理を施した時点で、こ
の情報を検品情報としてプリントアウトする。
【0024】請求項9の発明は、請求項7又は8のピッ
キング作業又は仕分け作業用の端末機であって、上記所
定情報が、データ処理完了後の上記単位についての、収
容、保管もしくは搬送物品情報、又は、検品情報、であ
ることを特徴とするものである。
【0025】請求項9の発明においては、データ処理完
了後の上記単位、即ち、上記完了処理を施した上記単
位、についての収容、保管もしくは搬送物品情報、又は
検品情報をプリントアウトすることで、作業者にピッキ
ング物品又は仕分け物品についての収容、載置又は保管
結果を記録媒体により提供する。
【0026】請求項10の発明は、請求項7、8又は9
のピッキング作業又は仕分け作業用の端末機であって、
上記所定情報が、構築された上記単位についての仕向け
先又は仕分け先情報であることを特徴とするものであ
る。
【0027】請求項10の発明においては、上記切り替
え入力手段又は上記仮切り替え入力手段からの入力に基
づいて、新たに構築した上記単位に係る仕向け先又は仕
分け先情報をプリントアウトする。そして、作業者はこ
のプリントアウトされた仕向け先又は仕分け先情報を、
新たに用意した収容箱や保管棚の載置スペース等に貼付
等の手段により固定することで、以後のピッキング作業
又は仕分け作業の際のピッキング物品又は仕分け物品の
収容、載置又は保管先の確認を行うことができる。
【0028】請求項11の発明は、ピッキング作業又は
仕分け作業用の端末機を備えたピッキング作業又は仕分
け作業用の台車であって、該端末機が請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9又は10のピッキング作業
又は仕分け作業用の端末機であることを特徴とするもの
である。
【0029】請求項11の発明においては、ピッキング
作業又は仕分け作業用の台車に請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9又は10のピッキング作業又は仕分
け作業用の端末機を備えることで、端末機の移動手段と
ピッキング済み物品又は仕分け対象物品の移動手段とを
一体化する。
【0030】請求項12の発明は、データ記憶手段を有
するピッキング作業又は仕分け作業用の端末機を備える
ピッキング作業又は仕分け作業用の台車において、ピッ
キング物品の収容、仕分け物品の保管、又は、ピッキン
グ物品もしくは仕分け物品の搬送、単位の切り替え情報
を入力する切り替え入力手段を設けたことを特徴とする
ピッキング作業又は仕分け作業用の台車。
【0031】請求項12の発明においては、ピッキング
作業又は仕分け作業を行う作業者は、ピッキング物品の
収容箱への収容状況、又は、仕分け物品の保管棚への保
管状況、に応じて、上記単位を切り替えるべく、上記切
り替え入力手段により、切り替え情報を入力する。そし
て、この切り替え情報がピッキング作業又は仕分け作業
用の端末機に送信されることにより、該端末機が当初予
定していた上記単位の修正情報をデータ記憶手段に記憶
する。このように、本発明においては、上記切り替え入
力手段からの切り替え情報の入力を端末機に送信するこ
とにより、当初予定していた上記単位の修正情報を端末
機のデータ記憶手段に記憶させることができる。
【0032】請求項13の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9又は10のピッキング作業又は
仕分け作業用の端末機に用いられるプログラムを記録し
た機械読み取り可能な記録媒体であって、端末機の入力
手段を、上記切り替え入力手段、上記選択切り替え入力
手段、上記完了入力手段、上記検品情報の入力手段、又
は、これらの入力手段の組み合わせ、として機能させる
プログラムを記録したことを特徴とするである。
【0033】請求項13の発明においては、作業者は、
上記プログラムにより発揮される上記機能に従う上記入
力手段を操作することにより、当初予定していたピッキ
ング物品又は仕分け物品の収容単位、保管単位又は搬送
単位の修正情報を端末機のデータ記憶手段に記憶させる
ことができる。
【0034】請求項14の発明は、ピッキング作業又は
仕分け作業用の装置であって、請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9もしくは10のピッキング作業もし
くは仕分け作業用の端末機、又は、請求項11もしくは
12のピッキング作業もしくは仕分け作業用の台車と、
上記データ記録手段に記憶させるデータを作成するため
のコンピュータとを有することを特徴とするものであ
る。
【0035】請求項14の発明においては、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10のピッキ
ング作業もしくは仕分け作業用の端末機、又は、請求項
11もしくは12のピッキング作業もしくは仕分け作業
用の台車と、上記データ記録手段に記憶させるデータを
作成するためのコンピュータとを組み合わせることによ
り、当初予定していたピッキング物品又は仕分け物品の
収容単位、保管単位又は搬送単位の修正情報を端末機の
データ記憶手段に記憶させるピッキング作業又は仕分け
作業のシステムを実現する。
【0036】
【発明の実施の形態】まず、本発明の第1実施形態につ
いて説明する。図1は本第1実施形態に係るピッキング
又は仕分け用台車1の斜視図である。図1において、本
第1実施形態のピッキング又は仕分け用台車(以下、台
車という)1は、下面部の4隅それぞれに車輪2を備え
た支持台3を備えている。この支持台3は長方形の枠
で、中空内部に複数本、例えば8本のローラ4が並べら
れ、その両端が回動自在に該枠に支持されている。ま
た、支持台3上には、左右フレーム5,6が立設されて
いる。左右フレームの前端直立部同士間5a,6aにハ
ンドル部7が設けられている。また、左右フレームの上
連結部5d,6d間に電子機器取り付け板8が取り付け
られ、この電子機器取り付け板8の上面にピッキングに
使用する電子機器が取り付けられている。この電子機器
は、表示部としての液晶パネル等からなるディスプレイ
9a、プリントアウト手段としてのプリンタ9b、操作
キーであり且つ切り替え情報入力手段、仮切り替え情報
入力手段及び検品情報の入力手段としての機能を備える
のテンキー9c、データ読み取り手段であるハンディス
キャナ10、データ記憶手段としての記憶装置、及び、
これらの手段を搭載し、図示を省略された通信機能及び
データ記憶手段を備える端末機9などである。これらの
電子機器用の図示しない電源は支持台3に取り付けられ
ている。
【0037】そして、左右フレームの合計4本の直立部
に、スライダ12を介して4隅を支持される形で、上下
方向に移動可能に移動棚13が取り付けられている。こ
の移動棚13は、引き上げ付勢部材14により上方に付
勢されている。図示の第一の位置に移動棚13を位置決
めるためのストッパーバー15、ストッパーリング16
も設けられている。上記第一の位置は、台車の支持台3
との間の空間の高さが、物品収容箱の高さよりも高くな
る位置に設定されている。
【0038】上記ストッパーバー15には、上記第一の
位置にある上記移動棚13が、自重や収容している物品
の自重で降下するのを規制する降下ストッパー18が取
り付けられている。また、上記降下ストッパー18の下
方に位置する支持台3部分に、物品収容箱が支持台のロ
ーラ4上に載り得る第二の位置まで降下した移動棚13
を、上記引き上げ付勢部材14の引き上げ力に抗して該
第二の位置に位置決めするロック板20が取り付けられ
ている。この作動ワイヤ21の他端は上記ハンドル部7
に取り付けられた操作レバー22に固定されている。な
お、上記ロック板20による移動棚13のロック位置で
は、移動棚13が、ローラ4の上に載って支持された物
品収容箱17の底よりも低い位置を取るように設定され
ている。
【0039】以上の台車1の使用方法の一例を、ピッキ
ング作業に使用するときを例にして説明する。まず、移
動棚13を第一の位置に位置させる。この第一の位置に
あり、かつ、下降ストッパで18下支えされた状態の移
動棚13上に第一の物品収容箱を載せ、ピッキングを行
う。この第一の物品収容箱についてのピッキングが終了
したら、上記下降ストッパー18を退避位置に位置させ
た状態で、第一の物品収容箱の上部を押しながら第一の
収容箱の底面が上記ローラ4上に載る第二の位置に移動
棚13を位置させ、ロック板18にロックさせる。この
第二の位置にある第一の物品収容箱の上に第二の物品収
容箱を載せて、該第二の物品収容箱についてのピッキン
グを行う。そして、この第二の物品収容箱についてのピ
ッキングが終了したら、ローラ4上に支持されている第
一及び第二の物品収容箱を、台車後方におして、移動棚
13の上方をあける。この状態で、操作レバー22を操
作してロック板18を退避させて移動棚13のロックを
解除し、移動棚13を第一の位置に復帰させて第一の位
置に固定させる。そして第一の位置にある移動棚13上
に第三の物品収容箱を載せてピッキングを行う。この第
三の物品収容箱についてのピッキングが終了したら、第
一の物品収容箱についてのピッキング終了のときと同様
にして上記第二の位置に移動棚13を移動させ、かつ、
該第二の位置の第三の物品収容箱上に第四の物品収容箱
をのさせる。そして、この第四の物品収容箱についての
ピッキングも終了したら、ピッキング物品を収容した物
品収容箱の載置場所に台車1を移動し、該場所の例えば
コンベアに台車をつけ、そのまま、支持台のローラ上の
4つの物品収容箱(以下、単に収容箱とも称する)を押
し出して該コンベアに4つの箱を移す。
【0040】次に、図2、図3及び図4を用いて上記構
成を有するピッキング作業用装置を用いたピッキング作
業及びピッキング作業用装置の動作について説明する。
図2は上記無線通信機を介して上記端末機と各種データ
をやり取りする、ピッキング作業場に配設された通信装
置付き情報処理装置(図示を省略)における制御のフロ
ーチャート、図3及び図4は上記端末機9のCPUにお
ける制御のフローチャートである。
【0041】このピッキング作業用装置が使用される前
提として、倉庫等の棚に収納されている多種類の物品と
しての商品にはそれぞれ商品を識別するためのコ−ドが
バ−コ−ド形式で付設されている。また、取り出し予定
商品の注文伝票などに従い図示しないホストコンピュー
タなどに必要なピッキング作業データ、即ち、取出し予
定の複数種類の商品それぞれのコ−ド(又は場合によっ
て品種)、取出し個数、当該商品等のデータが入力され
ている。
【0042】図2において、上記情報処理装置は、上記
ホストコンピュータから例えば1日分の全ての作業者が
取り出すピッキング作業データが無線、フロッピー、有
線などによって提供されるのを待ち、これが提供される
(ステップ1でY)と、端末機9毎、つまり作業者毎に
データを仕分け、端末機9別に送信する(ステップ2,
3)。
【0043】図3及び図4において、各作業者の端末機
9で、上記情報処理装置からのデータを受信する(ステ
ップ1)と、受信データを上記記憶装置に記録する。こ
こで、この記憶装置には、商品を識別するための上記コ
−ドに対応させて、商品の商品名、取り出し個数、仕向
け先としての納品先、ピッキング作業場における保管位
置情報(例えば棚の番号等)が記憶される。図示の例で
は、このデータに基づくピッキング作業の方法としてバ
ッチピッキング作業と店舗ピッキング作業とを、予め上
記情報処理装置側で選択できるようになっている。例え
ば、納品先である1店舗あたりのアイテム数が30以下
の場合にはバッチピッキング作業を選択し、同アイテム
数が30を超える場合には店舗ピッキング作業を選択す
る。
【0044】上記バッチピッキング作業は、それぞれ第
1順位のキーをピッキング作業する商品、第2順位のキ
ーを納品先としてソートしたデータを用い、作業者が商
品毎に、1度のピッキング作業場内一巡で担当する全て
の納品先(台車の収容箱の総数以下の数)からの受注総
数分だけピッキング作業し、ピッキング作業済みの商品
を各納品先に対応させた収納部に投入した後、次の商品
のピッキング作業に進む方法である。一方、上記店舗ピ
ッキング作業は、納品先である1店舗について1台の台
車を割当て、各台車についてピッキング作業する商品を
キーとしてソートしたデータを用い、作業者が商品毎
に、納品先からの受注総数分だけピッキング作業し、ピ
ッキング作業済みの商品を、1つ又は複数の収容箱に順
次投入した後、次の商品のピッキング作業に進む方法で
ある。
【0045】以下、上記店舗ピッキング作業が選択され
ている場合について説明する。この店舗ピッキング作業
が選択された場合(ステップ2でY)、まず、箱番号を
付与する(ステップ2a)。この箱番号は、1つの納品
先店舗についての商品を収容させる複数の収容箱に対応
させて内部的に付与する番号であり、例えば0001、
0002等の連番を用いる。最後の箱についての箱番号
は、その店舗についての最後の箱であることが判るよう
にたとえば0002Eのように最後であることが明確に
なる記号「E」を付加してもよい。この箱番号のデータ
は、後述するスキップ箱切替えの際に使用したり、各収
容箱に添付等するためにプリンタ9bから出力する例え
ば図9(a)及び(b)に示すような納品先を表示する
箱ラベル等への箱番号の印字の際に使用する。
【0046】次に、上記CPUは、最初にピッキング作
業すべき商品の識別コ−ドに対応する当該商品のピッキ
ング作業場保管位置情報(ロケーション情報)、商品
名、及び、取り出し総数(総受注数)をデータ記憶手段
から読出し、これらの情報を上記ディスプレイ9aに表
示させる(ステップ3)。上記の箱番号も表示する。
【0047】図5(a)は上記表示の一例を示すもので
ある。ここで、白抜きの矢印1で示す欄は、受注アイテ
ム/ピースに対して作業残量を表示するところである。
白抜きの矢印2で示す欄は、品名、商品コード、入数
(1包装内の商品ピース数)及び部門(納品先における
取り扱い部門)を表示するところである。白抜きの矢印
3で示す欄は、出庫アイテムのロケーション、投入箱を
示す上記箱番号、及び、受注数(当該商品の総受注数)
を表示するところである。白抜きの矢印4で示す欄は、
作業者に要求する処理内容を表示するところである。白
抜きの矢印5で示す欄は、イレギュラーな処理時の対応
を表示するところである。この対応とは、例えば、ピッ
キング指令された商品が一つもないか、又は、その商品
にバーコードがついていないときの確定キーの押下、収
容箱(オリコン)を交換するときの箱替キーの押下、休
憩するときのスタート/ストップキーの押下、通路が込
み合っている等の理由で商品のピッキング順を変更した
いときの商品ジャンプ指示用テンキー(1キー)の押
下、通路が込み合っている等の理由で1つの通路に対応
した分の商品すべてのピッキング順を後回しにしたいと
きの列ジャンプ指示用テンキー(3キー)の押下、投入
途中の他のオリコンにスキップする時のスキップ/箱替
えキーの押下などである。矢印6で示す欄は、その時点
で操作可能なキーを表示するところであり、上記CPU
は、ここに表示させたキー以外の押下を受け付けない。
但し、文字キーについては、表示させていなくても適宜
受け付ける。なお、図5(b)に示すように、上記箱替
キー9d等は、テンキーの周辺に設けられている。
【0048】作業者はこのディスプレイ9aに表示され
たピッキング作業場保管位置情報を見ながら、ピッキン
グ作業用台車1を押して第一番目の商品の保管場所まで
移動する。目的の場所に到達したら、取り出し予定商品
を1つだけ棚より取り出し、商品の識別コ−ドであるバ
−コ−ドをハンディスキャナ10で読み取らせる(ステ
ップ4でY,ステップ5)。なお、ピッキング作業予定
商品が欠品の場合(ステップ4でN)には、確定キーを
押下後に、図4の欠品処理(ステップ30)に進む。
【0049】この欠品処理(ステップ30)は、例えば
図9(d)に示すような欠品情報を印字した検品明細を
プリントアウトできるよう、欠品数等をピッキング情報
(納品先、部門、投入収容箱番号等)と関連づけて記憶
させるものである。
【0050】端末機9のCPUは、バーコードが読み取
られると、読み取ったコードがディスプレイ9aで指示
した商品のコードと一致するか否かを判断する(ステッ
プ6)。ここで両者が一致した場合(ステップ6でY)
には、上記データ記憶手段に記憶させた、最初に投入す
べき納品先からの受注数をディスプレイ9aに表示させ
る(ステップ7)。逆に両者が一致しない場合には、デ
ィスプレイ9aに商品違いである旨を表示する(ステッ
プ21)。ここで、目視で商品違いか否か再確認し、商
品違いでない場合、即ち、正しい商品に間違ったバーコ
ードが付されている場合(ステップ22でY)には、確
定キーを押下する。すると、上記ステップ7に進む。逆
に商品違いである場合(ステップ22でN)には、ステ
ップ4に戻って正しい商品を棚より取り出す。
【0051】次に、ステップ9で、ピッキング作業毎に
ピッキング作業済み商品のバーコードをバーコードリー
ダー10で読み込ませることで、投入商品数を自動的に
カウントさせるモード(ステップ10〜14)と、作業
者が上記ステップ7で表示した数になるようにまとめて
ピッキング作業した後にピッキング作業商品の個数を入
力するモード(ステップ23〜25)とを選択する。こ
の選択は端末機に設けた選択キーなどの操作で予め行な
っておく。前者のモードでは、上記カウント結果が納品
先の受注数に一致したときに(ステップ13でY)、例
えば端末機9に設けたブザーを作動させて終了音を発生
させる(ステップ14)。そして、その商品についての
ピッキング作業が終了したか否か、つまり、その商品に
ついてのピッキング作業すべき他の納品先が残っていな
いか否かを判断する(ステップ17)。後者のモードで
は、上記入力に係るピッキング作業数が受注数に一致し
たときに(ステップ25でY)、上記ステップ17に進
む。このステップ17で、他の納品先が残っていると判
断した場合には、ステップ7に戻り、以降、他の納品先
が残っていないと判断するもので、同様の動作を繰り返
す。他の納品先が残っいないと判断した場合には、全ア
イテムピッキング作業が終了したか否か、つまり、他の
ピッキング作業予定商品が残っていないか否かを判断す
る(ステップ18)。
【0052】なお、前者のモードを選択し、ハンディス
キャナ10での読み込みを行っている間に取り出し予定
商品が棚からなくってしまった場合(ステップ10で
N)には、入力キーを押下する。この押下があると、C
PUは表示器に数量違いの表示を行なう(ステップ2
6)。ここで欠品か否かを目視で再確認し、欠品である
場合(ステップ27でY)には、確定キーを押下する。
すると、欠品処理を行なう(ステップ30)。また、後
者のモードを選択され、欠品により受注数よりも少ない
ピッキング作業商品の個数を入力されたときは、入力個
数と受注数とが一致しないと判断し(ステップ25で
N)、前述のステップ26〜30のステップを実行す
る。また、作業者が後者のモードを選択し、受注数より
も多い数の商品を取り出してそれに気付かずに取り出し
た個数を入力したときも、CPUは入力個数と受注数と
が一致しないと判断し(ステップ25でN)、前述のス
テップ26〜30のステップを実行する。このとき、作
業者は数量違いの表示を受けての目視確認で、多く取り
出し過ぎていることを確認し(ステップ27でN)、余
計に取り出した分を棚に戻すとともにクリアキーを押下
して、ステップ24に戻り再度投入個数を入力する。
【0053】CPUは、上記ステップ18で、他のピッ
キング作業予定商品が残っていると判断したら(ステッ
プ18でN)、ステップ3に戻り、次のピッキング作業
予定商品について、以上の動作を繰り返す。上記ステッ
プ18で、他のピッキング作業予定商品が残っていない
と判断したら(ステップ18でY)、上記通信機を用い
て、それまでの全てのピッキング作業の記録データを上
記情報処理装置に送信する。これとともに、上記プリン
タで同様の記録データを出力させるようにしても良い。
そして、ステップ1に戻って、次のピッキング作業に関
するデータが上記情報処理装置から送られてくるのをC
PUに待機させる。
【0054】なお、上記ステップ18で、他のピッキン
グ作業予定商品が残っていない、即ち、店舗ピッキング
にあっては、当該台車に割り当てられた1つの店舗につ
いてのピッキングが終了したと判断された場合に、上記
処理に加えて、例えば図10(a)及び(b)に示すよ
うなリストを、端末機のプリンタ9bに出力させるよう
にしてもよい。図10(a)はその店舗につきその台車
でピッキングすべきであったすべての商品をリストアッ
プした検品明細、図10(b)はそのうち、欠品であつ
たものとバーコード違いであったものとをリストアップ
した検品明細である。
【0055】以下、図2の説明に戻る。上記情報処理装
置は、ステップ4で端末機9から終了したピッキング作
業に関するデータを受信すると、その端末機9の作業者
についての次のピッキング作業のデータが残っているか
否かを判断する(ステップ5)。ここで、次のデータが
残っている場合には、その端末機9へ次のピッキング作
業のデータを送信する。逆に、次のデータが残っていな
い場合、つまり、その端末機9の作業者のその日の作業
が全て完了している場合には、その端末機9のプリンタ
9bからそれまでに受け取ったデータを例えば顧客別に
整理してプリントアウトし(ステップ8)、次に、全て
の端末機9について作業が終了したか否かを判断する
(ステップ9)。ここで全ての端末機9については作業
が終了していないと判断した場合には、端末機9からの
データ送信を待つ(ステップ4)。逆に全ての端末機9
について作業が終了していると判断した場合には、それ
までの全ての端末機9から受け取ったデータをホストコ
ンピュータへ例えばLANなどで送る(ステップ1
0)。
【0056】なお、店舗ピッキング作業の方法で、ピッ
キング作業場一巡のピッキング作業を終了した作業者
は、ピッキング作業用台車1から収容箱を取外し、この
収容箱内に上記プリンタ9bで出力した検品明細のリス
トを入れ、配送工程に送る。無論、各種検品明細のう
ち、途中でプリントアウトされたものはその都度、収容
箱の外面に設けられたポケット等に収容させたり、明細
プリント自体を剥離ラベルつきのシールにしておき、同
外面に貼付させるようにしたりしてもよい。
【0057】そして、本第1実施形態のピッキング用台
車では、ピッキング途中で箱替えを行う場合に、切り替
え情報入力手段としての上記箱替キー9d(図5
(b))を押下する。すると、図6に示すような確認画
面が表示される。そして、図7のフローチャートに示す
ように、確定キー又は訂正キーの押下を待機する。そし
て、確定キーが押下された場合には、所定ラベルをプリ
ンタ9bに出力させた後、訂正キーが押下された場合に
は直ちに、図3及び図4に示す端末機9のメインフロー
に戻る。即ち、この図7のフローは、箱替キー9bが押
下された場合に割り込み処理として実行される。
【0058】図9(c)及び(d)は、上記所定ラベル
の例を示すものである。図9(c)は当該収容箱に投入
された商品情報が印字された納品分の検品明細、図9
(d)は当該商品箱に投入されるべきであったが、欠品
で投入されなかった商品情報が印字された欠品分の検品
明細である。
【0059】また、本第1実施形態のピッキング用台車
では、ピッキング途中で、投入中の収容箱が満杯になっ
ていないくても、一時的に別の収容箱へ切替えることが
できるようになっている。これは、例えば図8(b)に
示すように、商品1〜3までピッキングして収容箱Aに
投入した後に、ディスプレイ9aに表示された商品4に
ついてのピッキング指令に従つてその商品を商品棚から
取出してみた時点で、投入中の収容箱Aの残りスペース
に入りきれない大きさの商品であると判り、他の例えば
新しい収容箱Bに、その商品4を投入するといった場合
に対応するためのものである。この図8(b)の例で
は、上記商品4に引き続き、商品5及び商品6まで、上
記収容箱Bに投入し、その後、再度収容箱Aにもどっ
て、引き続く、商品7〜9を該収容箱Aに投入する様子
を示している。
【0060】以上のように、一時的に投入する収容箱を
切替えても、どの商品をどの収容箱に収容させたか等
を、データ上でも管理できるように、まず、図5(b)
に示すようにテンキー9cに仮切り替え情報入力手段と
してのスキップ/箱替えキー9eを設けている。そし
て、このキーの押下で図8(a)に示すような割り込み
処理制御を行うようになっている。即ち、この割り込み
制御は、上記スキップ/箱替えキー9eが押下されたと
きに実行され、まず、投入中の収容箱が2つ存在するか
否かの状態を記憶するためのフラグが1か否か(立って
いるか否か)を判断する。ここでフラグ1が投入中の収
容箱が2つ存在する状態に対応し、フラグ0が投入中の
収容箱が1つである状態に対応する。ピッキングを開始
する時点ではフラグ0である。ここで、フラグ0と判断
すると、現在投入中の唯一の収容箱とは別にもう一つ別
の収容箱への投入を開始すべく、上記キーが押下された
と判断し、該別の収容箱についての箱番号を付与すると
ともに、上記フラグに1をセットする。この際それまで
のアクティブ箱番号を待機中の収容箱についての箱番号
(待機中箱番号)として記憶する。そして、以降、再度
上記キーが押下されるまでの間、ピッキングした商品の
投入に使用する(即ちアクティブにする)収容箱を示す
アクティブ箱番号を、この新しく付与した箱番号に切り
替えてメインフローに戻る。前述の図3及び図4に示す
メインフローにおいては、上記アクティブ箱番号を投入
中の収容箱の箱番号とし、各種ピッキング情報(例え
ば、投入商品、投入数、欠品情報等)と関連付けながら
データ処理を行っていく。そして、上記図8(b)にお
ける商品6の投入後に、商品7についての投入を再び収
容箱Aに戻って行うべく、上記スキップ/箱替えキー9
eを再度押下した場合には、図8(a)でフラグが1に
なっているので、アクティブ箱番号を、先のスキップ/
箱替えキー9e押下までの間に投入していた収容箱、即
ち、図8(b)に示す収容箱Aの箱番号(待機中箱番
号)に切り替える。これとともに、上記状態フラグを0
にする。これにより、その後は、この収容箱Aについて
のピッキングであると認識し、この収容箱Aの箱番号
を、前述の図3及び図4に示すメインフローにおいて投
入中の収容箱の箱番号とし、各種ピッキング情報(例え
ば、投入商品、投入数、欠品情報等)と関連付けなが
ら、処理していく。
【0061】次に本発明の第2実施形態について説明す
る。図11(a)は本第2実施形態に係るピッキング作
業用の台車1の平面図、図11(b)は同台車1の側面
図、図11(c)は同台車1の正面図である。それぞれ
の図に示すように、本第2実施形態の台車1は、向き変
更自在に取り付けられた車輪2を下面の4隅にそれぞれ
有する板状の下部支持台3aと、該下部支持台3a上に
立設されたパイプなどからなる4本のフレーム5a、5
b、6a及び6bと、この4本のフレーム上部に水平保
持された板状の上部支持台3bと、この上部支持台3b
の一辺の両端部近傍に立設部を有するハンドル7と、こ
のハンドル7に水平保持され物品仮置き部23aを有す
る作業台23と、最大で略120°の角度まで回転可能
に作業台23に保持され、ディスプレイ9a、プリンタ
9b、テンキー9c及びハンディスキャナ10を有する
端末機9と、フレーム5a及び6aに保持される電源1
1とを備えている。
【0062】図12は、本第2実施形態の端末機9にお
けるテンキー9cのキー配列の一例を示すイメージ図で
ある。図において、9dは切り替え入力手段である箱替
えキーであり、9eは仮切り替え入力手段であるスキッ
プ/箱替えキー(以下、スキップ箱替えキーと記す)で
あり、9fは完了入力手段としての箱完了キーであり、
9g及び9hは選択切り替え入力手段としての矢印キー
であり、9iは選択切り替え入力手段としての機能を兼
ね備える確定キーである。なお、これらのキー9d、9
e、9f、9g、9h及び9iは、全て切り替え入力手
段としての機能をも備えるものである。 (以下、余白)
【0063】端末機9は、箱替えキー9dを押下される
と、箱替え処理として、後述のサブルーチン1の制御を
実施する。このサブルーチン1の概要は次の通りであ
る。端末機9は、まず、直前に処理対象としていた商品
搬送単位を、既に収容箱に投入済みの商品に係る情報の
みを包含する投入済み商品搬送単位と、これ以外の情報
を包含する商品搬送単位(以下、未投入商品搬送単位と
称する)とに分割する。次いで、この投入済み商品搬送
単位に対して、以降データ処理を施さなくする処理、即
ち、完成処理、を施した後に、該投入済み搬送単位に係
る検品情報をプリントアウトする。そして、以降のデー
タ処理の対象を上記未投入商品搬送単位に切り替える。
さらに、箱替えにより新たに生ずる収容箱に新たな箱番
号を付与して、この未投入商品搬送単位に対応させる。
なお、その後の処理により、この未投入商品単位に包含
される商品の一部が順次投入済み商品に変わるが、本明
細書では便宜的に未投入商品単位と称することとする。
【0064】また、端末機9はスキップ箱替えキー9e
を押下されると、スキップ箱替え処理として、後述のサ
ブルーチン2の制御を実施する。このサブルーチン2の
概要は次の通りである。端末機9は、まず、未だ収容箱
に収容されていない商品に係る情報を包含する商品搬送
単位を、上記収容済み商品搬送単位と上記もう一方の商
品搬送単位とに分割する。次いで、以降のデータ処理の
対象を上記もう一方の商品搬送単位に切り替える。さら
に、スキップ箱替えにより新たに生ずる収容箱に新たな
箱番号を付与して、このもう一方の商品搬送単位に対応
させる。以上の一連のスキップ箱替え処理において、箱
替え処理と相違する第1の点は、処理前における、商品
受入可能な状態の収容箱、即ち、完成処理を施されてい
ない商品搬送単位に対応する収容箱、の数である(以
下、このような状態を「アクティブ」、このような状態
の収容箱を「アクティブ箱」、とそれぞれ称する)。箱
替え処理の場合は、処理前のアクティブ箱数が必ず1で
あるが、スキップ箱替え処理の場合は、1とは限らず、
複数のアクティブ箱に対して並行してピッキング済み商
品の投入作業がなされているときがある。第2の点は、
上記投入済み商品搬送単位に対して、完成処理を施さな
いことであり、スキップ箱替え処理後に再びデータの処
理対象として切り替えて、搬送商品情報等を挿入できる
ようにしておく。第3の点は、上記投入済み商品搬送単
位に係る検品情報を直ちにプリントアウトしないことで
あり、該投入済み商品搬送単位に係る搬送商品情報等が
上記挿入により増加する可能性があるからである。な
お、このようなスキップ箱替え処理により、商品搬送単
位は順次分割され、新たに構築された商品搬送単位に対
応する箱番号が付与されるが、未投入の商品に係る情報
を包含する商品搬送単位は、必ず最も大きいアクティブ
箱番号に対応するようになる。
【0065】また、端末機9は箱完了キー9fを押下さ
れると、箱完了処理として、後述のサブルーチン3の制
御を実施する。このサブルーチン2の概要は次の通りで
ある。端末機9は、まず、画面の表示により、作業者に
箱完了処理の対象となる収容箱に対応する箱番号を選択
させる。次に、選択された箱番号がアクティブな箱番号
の中で最大の値であるか否か、即ち、未投入の商品に係
る情報を包含するか否か、を判断し、最大でない場合に
はデータの処理対象を選択された箱番号に対応する商品
搬送単位に切り替えた後に、最大である場合にはデータ
入れ替えの処理を施した後に、完成処理及び検品情報の
プリントアウトを実行する(以下、アクティブな箱番号
を大きいものから順にアクティブ1位、2位・・、箱番
号と称する)。なお、このデータ入れ替え処理は、アク
ティブ1位箱番号に対応する商品搬送単位に包含される
商品情報のうち、未投入の商品に係る商品情報を、アク
ティブ2位箱番号に対応する商品搬送単位に入れ替える
ものである。そして、この入れ替え後に、それまでアク
ティブ1位箱番号であった商品搬送単位は完成処理によ
ってアクティブでない状態にされる。従って、入れ替え
処理後には、入れ替え処理前までアクティブ2位であっ
た箱番号がアクティブ1位箱番号となる。端末機9は、
完成処理及び検品情報プリントアウトの後、データの処
理対象をアクティブ1位箱番号に切り替える。
【0066】また、矢印キー9g及び9h並びに確定キ
ー9iの組み合わせを所定のタイミングで押下され、1
の商品搬送単位を選択されると、以降のデータの処理対
象を該選択された商品搬送単位に切り替える。
【0067】さらに、箱完了キー9fを押下された後
に、矢印キー9g及び9h並びに確定キー9iの組み合
わせを押下され、1の商品搬送単位を選択されると、該
選択された商品搬送単位に対して完成処理を施す。次い
で、以降のデータ処理の対象を、アクティブ1位箱番号
に対応する商品搬送単位に切り替える。
【0068】作業者は、上記ピッキング指令に基づくデ
ィスプレイ9aの表示に従って、適宜これらのキーを押
下してピッキング又は仕分け作業を行う。
【0069】次に、以上の構成の台車1における使用方
法の一例について説明する。まず、作業者はピッキング
作業に先立って、図11(b)に示されるように、台車
1の下部支持台3a上に、適当数(図示の例では4つ)
の収容箱である折り畳みコンテナ(以下、オリコンと称
する)24を、折り畳んだ状態で載置する。次いで、デ
ィスプレイ9aに表示されるピッキング指示に従い、第
1番目のピッキング対象商品の保管位置まで台車1を押
しながら移動する。保管位置に到達したら一番上に載置
されているオリコン24(図示の例では24a)を上部
支持台3bもしくは下部支持台3aの上に広げて、使用
可能な状態にした後、第1番目のピッキング対象商品を
ピッキングしてオリコン24aに投入する。そして、以
降、必要に応じて適宜オリコン24を、上に載置されて
いるものから順次支持台3の上に広げ、ピッキング商品
を投入する。なお、作業者は、ピッキング作業の進行状
況や、各オリコン24へのピッキング商品の収容状況に
応じて、オリコン24の支持台3上における載置位置
を、適宜決定又は変更する。
【0070】次に、台車1を用いた上記店舗ピッキング
の作業における作業結果の一例について説明する。図1
3はこの作業結果の一例を示す説明図であり、図14は
該一例における台車1上のピッキング物品の収容又は載
置状態を時系列で示す説明図である。それぞれの図にお
いて、1桁又は2桁の数字を付され、且つ、長方形又は
正方形で示される図形は、ピッキング済み物品を示すも
のであり、該数字はピッキングされた順位を示すもので
ある。また、図13において、収容箱としてのオリコン
24a、24b、24c、24d、及び、第9番目のピ
ッキング商品、に付された3桁数字と1桁のアルファベ
ットとの組み合わせは、これらに付与された箱番号を示
すものである。また、図14において、×印を付された
オリコン24又はピッキング済み商品は、商品搬送単位
に完成処理を施されたものである。
【0071】端末機9は作業者へのピッキング指示に先
立って、まず第1番目のオリコン24aに箱番号を付与
した後、この箱番号やピッキング商品の仕向け先等の情
報がプリンとされた箱ラベルをプリンタ9bにプリント
アウトさせた。そして、作業者はまず、下部支持台3a
上に載置されたオリコン24aを広げて使用可能な状態
にした後(図14(a)及び(b))、プリントアウト
された箱ラベルをオリコン24aに添付した。なお、以
下説明を省略するが、端末機9は箱替え処理又はスキッ
プ箱替え処理により新たなオリコン24が用意された場
合には、順次新たな箱番号を付与して箱ラベルを発行
し、作業者はこの箱ラベルを新たなオリコン24に貼付
したものとする。
【0072】作業者は、箱ラベルの貼付の後、端末機9
のピッキング指示に従い、オリコン24aに第1番目か
ら第5番目までのピッキング済み商品を順次投入した
(図13(a)及び図14(c))。次いで、箱替えキ
ー9dを押下することにより、オリコン24aに係る商
品搬送単位を確定する(端末機9にオリコン24aに対
する完成処理を実施させる)とともにオリコン24bを
新たに広げて使用可能な状態にした(図14(d))。
端末機9は、オリコン24aの完成処理に伴い、オリコ
ン24aの商品搬送単位に係る検品情報ラベルをプリン
タ9bにプリントアウトさせた。そして、作業者はプリ
ントアウトされた検品情報ラベルをオリコン24aに貼
付した。なお、以下説明を省略するが、端末機9は箱替
え処理又は箱完了処理によりオリコン24への商品投入
が完了された場合には、順次このオリコン24の商品搬
送単位に係る検品情報ラベルを発行し、作業者はこの検
品情報ラベルを完了したオリコン24に貼付したものと
する。
【0073】次に、作業者は、新たに用意したオリコン
24bに第6番目及び第7番目のピッキング済み商品を
順次投入し(図13(b)及び図14(e))、第8番
目のピッキング対象商品をピッキングした時点で、この
商品をオリコン24bの残り収容スペースに収容できな
いことに気付いたので、オリコン24bへの商品投入を
一時中止し、スキップ箱替えキー9eを押下すること
で、データの処理対象を切り替えさせて新たに広げるオ
リコン24cへの商品投入を行えるようにした。このス
キップ箱替えキーの押下により、オリコン24b及びオ
リコン24cへのピッキング済み商品の並行投入が可能
となった(図14(f))。そして、この新たに広げら
れたオリコン24cに第8番目のピッキング済み商品を
投入した(図13(c)及び図14(g))。
【0074】この投入の後、第9番目にピッキングした
商品が輸送梱包単位で取り引きされるいわゆる輸送梱包
済み商品であったため、作業者はこの商品を、並行投入
可能なオリコン24b及び24cには投入せず、オリコ
ン24aの上に載置した(図13(d)及び図14
(h))。なお、この載置の際には、スキップ箱替えキ
ー9e、箱完了キー9f、矢印キー9g及び9h、並び
に、確定キー9iを所定のタイミングで押下することに
より、端末機9にスキップ箱替え処理及び箱完了処理を
実施させて、この輸送梱包済み商品に係る商品搬送単位
を分割・完成させた。
【0075】次いで、第10及び11番目にピッキング
した商品は、それぞれオリコン24bの残りスペースに
十分収容され得る大きさであった。そこで、作業者は、
この第10及び11番目のピッキング済み商品をそれぞ
れオリコン24bに投入した(図13(b)及び図14
(i))。
【0076】次に、箱完了キー9fを押下した後、矢印
キー9g及び9h並びに確定キー9iの組み合わせの押
下によりオリコン24bを選択して、このオリコン24
bへの商品投入を完了した。そして、オリコン24cへ
の商品投入の再開により、第12番目のピッキング済み
物品をオリコン24cに投入した(図13(c)及び図
14(j))。
【0077】次に、オリコン24cの残りスペースに収
容できない第13番目のピッキング済み商品を新たに広
げたオリコン24dに収容すべく、スキップ箱替えキー
9eを押下してオリコン24cとオリコン24dとへの
商品の並行投入を可能にした(図14(k))。そし
て、第13番目及び第14番目のピッキング済み商品を
このオリコン24dに順次投入した(図13(e)及び
図14(l))。
【0078】この投入の後、第15番目にピッキングし
た商品がオリコン24cの僅かな残りスペースに収容さ
れ得る大きさであったため、この商品をこのオリコン2
4cに投入した(図13(c)及び図14(m))。そ
して、箱完了キー9f、矢印キー9g又は9h、及び、
確定キー9i、を所定のタイミングで押下して、オリコ
ン24cを完成させた。
【0079】最後に、オリコン24dに第16及び17
番目のピッキング済み物品を順次投入してピッキング作
業を終了した(図13(e)並びに図14(n)及び
(o))。
【0080】図15は、上記作業結果の一例の端末機9
における商品搬送単位の切り替え状況を示す説明図であ
る。図において、正方形はピッキング商品を、該正方形
の中に付された数値はピッキング順位を、独立する四角
形は商品搬送単位を、該四角形のうち太線で表されたも
のはデータの処理対象であることを、該四角形のうち×
印を付されたものはデータの処理を完了されたことによ
りアクティブでなくなったことを、矢印は商品情報デー
タの入れ替えをそれぞれ示す。また、商品搬送単位に付
されている符号はそれぞれの箱番号を示す。図示のよう
に、本第2実施形態の端末機9は、商品搬送単位を分割
し、商品情報データの入れ替え、及び、データの処理対
象の切り替え、を適宜行うことにより、複数の商品搬送
単位に対するデータの処理を並行して実行する。
【0081】次に、本第2実施形態の台車1及び上記情
報処理装置(以下、両者をまとめてピッキング用装置と
称する)を用いた店舗ピッキングの作業、及び、台車1
に搭載される端末機9の制御動作について説明する。な
お、上記情報処理装置の制御動作については、上記第1
実施形態と同様であるので、その説明を省略する。図1
6は本第2実施形態の端末機9のCPUにおける制御の
メインフローの1部として、ステップ1から18までを
示すフローチャートである。CPUは、図16に示され
るように、上記情報処理装置からのピッキング作業デー
タを受信すると(ステップ1でY)、このピッキング作
業データに基づいて、下部支持台3a上に載置された第
1のオリコン24aに箱番号を付与する(ステップ
2)。この箱番号には、末尾にA又はDのアルファベッ
トが付され、Aは、該箱番号を付与されたオリコン24
がアクティブであることを示し、Dは、該箱番号を付与
されたオリコン24がアクティブでないことを示すもの
である。なお、当然ながら、上記ステップ2において付
与される箱番号の末尾には、まず、Aのアルファベット
が付される。
【0082】次に、CPUは、アクティブ箱数を示す代
数であるAbの値を1とした後(ステップ3)、図9
(a)に示したような箱ラベルをプリンタ9bにプリン
トアウトさせる(ステップ4)。但し、このプリントア
ウトの際、箱番号末尾の上記アルファベットのプリント
は省略される。
【0083】一方、プリンタ9bが箱ラベルをプリント
アウトしたら、作業者は、この箱ラベルを第1番目のオ
リコン24(図14(b)の例ではオリコン24a)に
貼付する。そして、後述の初期画面又は2次画面の表示
により、これからピッキングすべき商品の商品名と、こ
の商品の作業場内における保管位置であるロケーション
とを認知し、台車1を押して目的の保管位置まで移動す
る。そして、目的の保管位置に到達したら、これら画面
の表示に従い、箱替えが必要な場合は箱替えキー9dを
押下、スキップ箱替えが必要な場合はスキップ箱替えキ
ー9eを押下、商品が存在しない場合は確定キーを押
下、スキップ箱を完了する場合は箱完了キー9fを押
下、又は、商品コードであるバーコードを検品入力手段
のとしての機能を兼ねるハンディスキャナ10でスキャ
ンニング、する。
【0084】CPUは、上記ステップ4を終了すると、
次に、Abの値が1を超えるか否か、即ち、アクティブ
箱が2個以上存在するか否か、の判断を行い(ステップ
5)、Abの値が1を超えない場合には、後述のステッ
プ6から11までの制御を行った後に、後述のステップ
19の制御を行う。また、Abの値が1を超える場合に
は、後述のステップ12から19までの制御を行う。
【0085】ステップ6から11においては、次の制御
が行われる。即ち、まず、CPUはディスプレイ9aに
図17に示される初期画面を表示させる(ステップ
6)。次いで、箱替えキー、スキップ箱替えキー及び確
定キーの押下の有無を順次確認する(ステップ7、8及
び9)。そして、これらのキーの押下を確認した場合に
は押下されたキーに応じて、サブルーチン1(ステップ
7でY)、サブルーチン2(ステップ8でY)又は欠品
処理(ステップ10)、をそれぞれ実行した後、制御を
メインフローにリターンさせる。さらに、ピッキング済
み商品のバーコードのスキャンを確認し、スキャンされ
ない場合には、制御をステップ6にループさせる(ステ
ップ11でN)。スキャンされた場合には、制御をステ
ップ19に進める(ステップ11でY)。
【0086】ステップ12から18においては、次の制
御が行われる。CPUは、まず、アクティブ1位箱番号
に対応する商品搬送単位に切り替えた後に(ステップ1
2)、ディスプレイ9aに図18に示される2次画面を
表示させる(ステップ13)。次いでCPUは、スキッ
プ箱替えキー、箱完了キー及び確定キーの押下の有無を
順次確認する(ステップ14、15及び16)。そし
て、これらのキーの押下を確認した場合には押下された
キーに応じて、サブルーチン2(ステップ14でY)、
サブルーチン3(ステップ15でY)又は欠品処理(ス
テップ17)、をそれぞれ実行した後、制御をメインフ
ローにリターンさせる。さらに、ピッキング済み商品の
バーコードのスキャンを確認し、スキャンされない場合
には、制御をステップ13にループさせる(ステップ1
8でN)。スキャンされた場合には、制御をステップ1
9に進める(ステップ11でY)。
【0087】図19は上記サブルーチン1の制御を示す
フローチャートである。このサブルーチン1において
は、次の箱替え処理が実行される。即ち、CPUはま
ず、箱替えキー押下の履歴を一時的に残すべく、代数と
してのFLAGを1とする(サブステップ1−1)。次
いで、Ab=1であるか否か、即ち、アクティブ箱が1
個であるか否か、の判断を行う(サブステップ1−
2)。そして、AB≠1である場合(サブステップ1−
2でN)には、ディスプレイ9aに図示を省略された4
次画面を表示させることで、作業者に対して、操作を間
違えている旨の報知を行うとともに、箱替え処理を取り
やめるときには訂正キー、任意のアクティブ箱への商品
投入を完了する場合には箱完了キー、をそれぞれ押下す
るように促す(サブステップ1−3)。さらに、この4
次画面の表示の際に作業者により訂正キーを押下される
と(サブステップ1−5でY)、制御を後述のサブステ
ップ1−13にループさせる。このループにより、FL
AGが0に戻された後に、メインフロー、即ち、図16
のステップ8、に制御がリターンされる。また、CPU
は、上記4次画面の表示の際に作業者により箱完了キー
を押下されると(サブステップ1−4でY)、後述のサ
ブルーチン3を実行した後、制御をサブステップ1−1
3にループさせる。
【0088】上記サブステップ1−2においてAb=1
である場合には、CPUは、ディスプレイ9aに図示を
省略された3次画面を表示させることにより、作業者に
対して、箱替え処理を実行して良いか確認すべく、操作
を訂正する場合は訂正キー、箱替え処理を継続する場合
は確定キー、をそれぞれ押下するように促す(サブステ
ップ1−7)。そして、訂正キーを押下された場合(サ
ブステップ1−9でY)は、制御をサブステップ1−1
3にループさせることにより、FLAGを0に戻してメ
インフローに戻る。
【0089】上記サブステップ1−8で確定キーの押下
を確認した場合は、処理対象としている商品搬送単位を
上記投入済み商品搬送単位と上記未投入商品搬送単位と
に分割する(サブステップ1−10)。次いで、後述の
サブルーチン1a及びサブルーチン1bを順次実行した
後(サブステップ1−11及び1−12)、FLAGを
0に戻すことで箱替えキー押下の履歴を消す(サブステ
ップ1−13)。そして最後に、制御を、メインフロ
ー、即ち、図16のステップ9に戻す。
【0090】図20は上記サブルーチン1aの制御を示
すフローチャートである。このサブルーチン1aでは、
CPUはまず、上記投入済み商品搬送単位に対応する箱
番号の末尾のアルファベットをAからDに変更する(サ
ブステップ1−11−1)。この変更により、以降のデ
ータ処理において、この箱番号に対応するオリコン24
をアクティブでないと判断する。次に、上記投入済み商
品搬送単位に係る全ての情報を記憶装置に書き込んだ後
(サブステップ1−11−2)、検品情報をプリントさ
れた検品ラベルをプリンタ9bにプリントアウトさせる
(1−11−3)。そして、ディスプレイ9aに図示を
省略された5次画面を表示されることにより、作業者に
対して、ピッキング済み商品の投入を完了したオリコン
24に検品ラベルを貼付して確定キーを押下するように
促す(サブステップ1−11−4)。さらに、検品ラベ
ルの貼付によって確定キーを押下されると、制御を元の
フローにリターンさせる(サブステップ1−11−5で
Y)。
【0091】図21は上記サブルーチン1bの制御を示
すフローチャートである。このサブルーチン1bでは、
CPUはまず、データ処理の対象を上記未投入商品搬送
単位(例えば、図14(d)の例ではオリコン24bに
対応する商品搬送単位)に切り替えた後(サブステップ
1−12−1)、この未投入商品搬送単位に新たな箱番
号(オリコン24bの例では002A)を付与する(サ
ブステップ1−12−2)。なお、この箱番号も、末尾
にAのアルファベットを付され、アクティブにされる。
次に、CPUは、FLAGが1であるか否か、即ち、こ
のサブルーチンが箱替えキーの押下に由来するものか否
か、を判断し(サブステップ1−12−3)、FLAG
が1である場合には直ちに、FLAGが1でない場合に
はサブステップ1−12−4を介して、サブステップ1
−12−5を実行する。
【0092】このサブステップ1−12−4では、Ab
の値をAb+1に変更することにより、アクティブ箱数
を1増加させる。また、サブステップ1−12−5で
は、新たに用意されるべきオリコン24(例えば、図1
4(d)の例ではオリコン24b)に貼付されるべき箱
ラベルを、プリンタ9bにプリントアウトさせる。
【0093】次に、ディスプレイ9aに図示を省略され
た6次画面を表示させて、作業者に対して、プリントア
ウトされた箱ラベルを新たに広げたオリコン24に貼付
して確定キーを押下するように促す(サブステップ1−
12−6)。そして、箱ラベルの貼付によって確定キー
を押下されると(サブステップ1−12−7でY)、制
御を元のフローにリターンさせる。
【0094】図22は上記サブルーチン2の制御を示す
フローチャートである。このサブルーチン2において
は、次のスキップ箱替え処理が実行される。即ち、CP
Uはまず、ディスプレイ9aに図示を省略された7次画
面を表示させることにより、作業者に対して、スキップ
箱替え処理を実行して良いか確認させるべく、操作を訂
正する場合は訂正キー、スキップ箱替え処理を継続する
場合は確定キー、をそれぞれ押下するように促す(サブ
ステップ2−1)。次に、訂正キーを押下された場合
(サブステップ2−3でY)は、制御を元のフローにリ
ターンさせる。確定キーを押下された場合(サブステッ
プ2−2でY)は、処理対象としている商品搬送単位を
上記投入済み商品搬送単位と上記未投入商品搬送単位と
に分割する(サブステップ2−4)。そして、上述のサ
ブルーチン1bを実行した後、制御を元のフローにリタ
ーンさせる。 (以下、余白)
【0095】図23は上記サブルーチン3の制御を示す
フローチャートである。このサブルーチン3において
は、次の箱完了処理が実行される。即ち、CPUはま
ず、Abの値が1を超えるか否か、即ち、アクティブ箱
が2個以上存在するか否か、の判断を行い(サブステッ
プ3−1)、1を超えない場合(N)には、ディスプレ
イ9aに図示を省略された9次画面を表示させることに
より、作業者に対して、操作間違いである旨の報知を行
うとともに、箱完了処理を取り止める場合は確定キー、
商品搬送単位を切り換えるべく箱替え処理を行う場合は
箱替えキー、をそれぞれ押下するように促す(サブステ
ップ3−2)。そして、確定キーを押下された場合(サ
ブステップ3−3でY)は直ちに、箱替えキーを押下さ
れた場合(サブステップ3−4でY)は上記サブルーチ
ン1を介して、それぞれ制御を元のフローにリターンさ
せる。
【0096】上記サブステップ3−1でAbの値がを超
える場合には、CPUは、ディスプレイ9aに図示を省
略された8次画面を表示させることにより、作業者に対
して、箱完了処理を実行して良いか確認させるべく、操
作を訂正する場合は訂正キー、箱完了処理を継続する場
合は確定キー、をそれぞれ押下するように促す(サブス
テップ3−5)。次に、訂正キーを押下された場合(サ
ブステップ3−7でY)は、制御を元のフローにリター
ンさせる。確定キーを押下された場合(サブステップ3
−6でY)は、ディスプレイ9aに図24に示される1
0次画面を表示させる。図24において、9jはカーソ
ルを示し、作業者は、このカーソル9jの表示位置を2
つの矢印キー9g及び9hの押下により移動させ、さら
に、確定キーの押下により、任意の完成箱(オリコン2
4)に対応する箱番号を選択する。なお、この10次画
面においては、アクティブな箱番号、即ち、末尾のアル
ファベットがAである箱番号、のみが表示される。
【0097】CPUは、上記10次画面の表示の際に、
作業者の箱番号選択により確定キーを押下されると(サ
ブステップ3−9でY)、ディスプレイ9aに図25に
示される11次画面を表示させて、作業者に対して、選
択した箱番号を確認させる(サブステップ3−10)。
次に、訂正キーを押下されると(サブステップ3−12
でY)、制御をサブステップ3−8にループさせること
により作業者に再度箱番号を選択させ、確定キーを押下
されると(サブステップ3−11でY)、選択された箱
番号がアクティブ1位であるか否かを判断する(サブス
テップ3−13)。そして、アクティブ1位である場合
には、データ入れ替え処理としてのサブステップ3−1
4を介して、アクティブ1位でない場合には、データの
処理対象を選択された箱番号に対応する商品搬送単位に
切り替えた後に(サブステップ3−15)、上記サブル
ーチン1aを実行する(サブステップ3−16)。な
お、このデータ入れ替え処理は、上述のように、アクテ
ィブ1位箱番号に対応する商品搬送単位に包含される商
品情報のうち、未投入の商品に係る商品情報を、アクテ
ィブ2位箱番号に対応する商品搬送単位に入れ替えるも
のである。
【0098】CPUは、上記ステップ3−16でのサブ
ルーチン1aの実行により、選択された箱番号をアクテ
ィブでない状態に変更するとともに検品情報をプリント
アウトさせる。次に、制御をサブフローにリターンさせ
ることにより、以降のデータの処理対象をアクティブ1
位箱番号に対応する商品搬送単位に切り替える(サブス
テップ3−17)。そして、Abの値をAb−1に変更
することでアクティブ箱数を1つ減じた後(サブステッ
プ3−18)、制御を元のフローにリターンさせてサブ
ルーチン3の処理を終了する。
【0099】図26は、メインフローの1部として、ス
テップ19から34までの制御を示すフローチャートで
ある。CPUは、上記ステップ17の処理を終えると、
ハンディスキャナ10に読みとられた商品コードがマス
ター商品コードと一致するか否かを判断し(ステップ1
9)、一致しない場合には、後述のサブルーチン4を実
行した後、制御をメインフローにリターンさせる。一致
する場合には(ステップ19でY)、ディスプレイ9a
に図示を省略された13次画面を表示させることによ
り、作業者に対して、正しい商品がピッキングされたこ
とを報知する(ステップ20)。次に、Abの値が1を
超えるか否かを判断し(ステップ21)、1を超えない
場合は直ちに、1を超える場合はステップ22から32
までのうち所定のステップを介して、ステップ33の処
理を実行する。
【0100】ステップ22から25までにおいては、次
の制御が実施される。即ち、CPUはまず、ディスプレ
イ9aに図27に示される14次画面を表示させる(ス
テップ22)。作業者は、この14次画面の表示から任
意の投入箱(オリコン24)に対応する箱番号を選択す
る。なお、この14次画面においても、アクティブな箱
番号、即ち、末尾のアルファベットがAである箱番号、
のみが表示される。次に、CPUは、作業者の箱番号選
択により確定キーを押下されると(ステップ23で
Y)、後述のステップ26以降の制御を実施する。ま
た、スキップ箱替えキーを押下されると(ステップ24
でY)、上述のサブルーチン2を実行した後、制御を後
述のステップ33にループさせる(ステップ25)。
【0101】上記ステップ23において確定キーを押下
されると、ディスプレイ9aに図28に示される15次
画面を表示させて、作業者に対して、選択した箱番号を
確認させる(ステップ26)。次に、訂正キーを押下さ
れると(ステップ28)、制御を上述のステップ22に
ループさせることにより作業者に再度箱番号を選択さ
せ、確定キーを押下されると(ステップ27でY)、選
択された箱番号がアクティブ1位であるか否かを判断す
る(ステップ29)。そして、アクティブ1位でない場
合は直ちに、アクティブ1位である場合はステップ30
から32までの処理を介して、ステップ33の処理を実
行する。
【0102】ステップ30から32までにおいては、次
の処理が実施される。即ち、アクティブ1位箱番号に対
応する商品搬送単位の中から、オリコン24に投入され
ようとしている商品に係る全ての情報を抽出した後(ス
テップ30)、以降のデータの処理対象を選択された商
品搬送単位に切り替えて(ステップ31)、抽出した情
報を挿入する(ステップ32)。つまり、ステップ30
から32までの一連の処理により、投入商品に係る情報
が、アクティブ1位箱番号に対応する商品搬送単位から
選択された商品搬送単位に入れ替えられる。
【0103】CPUは、上記ステップ21、25、29
又は32の処理を経た後、ディスプレイ9aに図示を省
略された16次画面を表示させることにより、作業者に
対して、選択した箱ラベルをスキャンさせるように促す
(ステップ33)。次に、箱ラベルをスキャンされると
(ステップ34でY)、制御を上述のステップ35に進
める。
【0104】図29は、上記サブルーチン4の制御を示
すフローチャートである。このサブルーチン4では、次
のコード確認処理が行われる。即ち、CPUはまず、デ
ィスプレイ9aに図示を省略された12次画面を表示さ
せることにより、作業者に対して、ピッキングした商品
が予定の商品であるか否かを目視で確認させるととも
に、誤った商品をピッキングしていた場合には訂正キ
ー、正しい商品をピッキングしていた(商品に誤ったコ
ードを付されているか、もしくは、マスター商品コード
に誤りがある)場合には確定キー、をそれぞれ押下する
ように促す(サブステップ4−1)。次に、確定キーを
押下されると、制御を元のフローにリターンさせる(サ
ブステップ4−2でY)。また、訂正キーを押下される
と(サブステップ4−3でY)、Abの値に応じて上記
ステップ6又は上記ステップに制御をループさせる(サ
ブステップ4−5)。
【0105】図30は、メインフローとしてのステップ
15からステップ41までの制御を示すフローチャート
である。CPUは、上記ステップ34の処理を終える
と、ハンディスキャナ10に読みとられた箱番号が処理
対象の商品搬送単位に対応する箱番号と一致するか否か
を判断する(ステップ35)。次に、箱番号が一致しな
い場合には、ディスプレイ9aに図示を省略された17
次画面を表示させることにより、作業者に対して、投入
箱(オリコン24)を目視で再確認した後に確定キーを
押下するように促す(ステップ37)。そして、確定キ
ーを押下されると、制御を上記ステップ33にループさ
せて作業者に箱ラベルの際スキャンを実行させる。
【0106】上記ステップ35で箱番号が一致する場合
(Y)には、ディスプレイ9aに図示を省略された18
次画面を表示させることにより、作業者に対して、ピッ
キングした商品を選択したオリコン24に投入した後に
確定キーを押下するように促す(ステップ38)。次
に、確定キーを押下されると(ステップ39でY)、全
てのピッキング指令を終了したか否か確認し(ステップ
40)、終了していない場合は上記ステップ5に制御を
ループさせることで、次の商品に係るピッキング指令を
行う。全てのピッキング指令を終了した場合(ステップ
40でY)は、ピッキング結果を上記情報処理装置に送
信した後(ステップ41)、制御をステップ1にループ
させることで、次のピッキング指令の開始を待機する。
【0107】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、当初予定して
いたピッキング物品又は仕分け物品の収容単位、保管単
位又は搬送単位の修正情報を端末機のデータ記憶手段に
記憶させることができるので、該修正情報の帳票への記
入など煩雑な手作業を省くことができるという優れた効
果がある。
【0108】請求項2の発明によれば、上記切り替えに
係る上記単位の修正を端末機が行うので、該切り替えの
ための作業効率をより向上させることができるという優
れた効果がある。
【0109】請求項3の発明によれば、切り替え情報の
入力がなされたときにのみ上記単位の修正を行えば良い
ので、効率的にデータ処理を行うことができるという優
れた効果がある。
【0110】請求項4の発明によれば、ピッキング物品
を収容する収容箱や仕分け物品を載置・保管する保管棚
等のデッドスペースを低減することができるので、物品
の輸送コストや保管コストを低減することができるとい
う優れた効果がある。
【0111】請求項5の発明によれば、ピッキング物品
や仕分け物品を複数の収容箱や保管棚中から最適な残り
スペースを有するものに収容、載置又は保管することが
できるので、収容箱や保管棚のデッドスペースを最小限
にすることで、輸送コストや保管コストを最小限にする
ことができるという優れた効果がある。
【0112】請求項6の発明によれば、複数の上記単位
のうち任意の1に対するピッキング物品又は仕分け物品
情報を変更しなくするので、このピッキング物品又は仕
分け物品情報に係る所定情報、例えば収容、載置又は保
管情報等の所定情報を作業者に提供することができると
いう優れた効果がある。
【0113】請求項7の発明のよれば、上記所定情報が
記録媒体に記録されるので、作業者は該所定情報を必要
なときに確認することができるという優れた効果があ
る。
【0114】請求項8の発明によれば、ピッキング物品
に欠品や不足が生じた場合でも端末機が検品情報をプリ
ントアウトするので、作業者が行う欠品や不足情報の帳
票への記入など煩雑な手作業を省くことができるという
優れた効果がある。
【0115】請求項9の発明によれば、作業者はピッキ
ング物品又は仕分け物品についての収容、載置又は保管
結果を記録媒体により提供されるので、必要に応じては
ピッキング物品又は仕分け物品に係る収容、載置又は保
管状況を再確認することができるという優れた効果があ
る。
【0116】請求項10の発明によれば、作業者はピッ
キング作業又は仕分け作業の際のピッキング物品又は仕
分け物品の収容、載置又は保管先の確認を行うことがで
きるので、収容、載置又は保管先の間違いを低減するこ
とができるという優れた効果がある。
【0117】請求項11の発明によれば、端末機の移動
手段とピッキング済み物品又は仕分け対象物品の移動手
段とを一体化するので、移動に係る作業者の負担を低減
することができるという優れた効果がある。
【0118】請求項12の発明によれば、当初予定して
いたピッキング物品又は仕分け物品の収容単位、保管単
位又は搬送単位の修正情報を端末機のデータ記憶手段に
記憶させることができるので、該修正情報の帳票への記
入など煩雑な手作業を省くことができるという優れた効
果がある。
【0119】請求項13の発明によれば、当初予定して
いたピッキング物品又は仕分け物品の収容単位、保管単
位又は搬送単位の修正情報を端末機のデータ記憶手段に
記憶させることができるので、該修正情報の帳票への記
入など煩雑な手作業を省くことができるという優れた効
果がある。
【0120】請求項14の発明によれば、当初予定して
いたピッキング物品又は仕分け物品の収容単位、保管単
位又は搬送単位の修正情報を端末機のデータ記憶手段に
記憶させるピッキング作業又は仕分け作業のシステムを
実現するので、該修正情報の帳票への記入など煩雑な手
作業を省くことができる該システムを実現することがで
きるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るピッキング作業用
台車1の斜視図。
【図2】情報処理装置の制御のフローチャート。
【図3】端末機の制御のフローチャートの一部。
【図4】端末機の制御のフローチャートの一部。
【図5】(a)は端末機の表示の一例の説明図。(b)
は端末機のテンキー9cの説明部。
【図6】端末機の表示の一例の説明図。
【図7】端末機の制御のフローチャートの一部。
【図8】(a)は端末機の割り込み処理制御のフローチ
ャート。(b)はスキップ箱替え処理の説明図。
【図9】(a)〜(d)はそれぞれ端末機のプリントの
一例の説明図。
【図10】(a)及び(b)はそれぞれ端末機のプリン
トの一例の説明図。
【図11】(a)は本第2実施形態に係るピッキング作
業用の台車1の平面図。(b)は同台車1の側面図。
(c)は同台車1の正面図。
【図12】同台車1の端末機9におけるテンキー9cの
キー配列の一例を示すイメージ図。
【図13】(a)から(e)は同台車1を用いたピッキ
ング作業における作業結果の一例を示す説明図。
【図14】(a)から(o)は同一例における台車1上
のピッキング物品の収容又は載置状態を時系列で示す説
明図。
【図15】(a)から(l)は同一例の端末機9におけ
る商品搬送単位の切り替え状況を示す説明図。
【図16】同端末機9のCPUにおける制御のメインフ
ローの1部として、ステップ1から18までを示すフロ
ーチャート。
【図17】同端末機9のディスプレイ9aの初期画面表
示を示すイメージ図。
【図18】同ディスプレイ9aの2次画面表示を示すイ
メージ図。
【図19】同CPUにおけるサブルーチン1の制御を示
すフローチャート。
【図20】同CPUにおけるサブルーチン1aの制御を
示すフローチャート。
【図21】同CPUにおけるサブルーチン1bの制御を
示すフローチャート。
【図22】同CPUにおけるサブルーチン2の制御を示
すフローチャート。
【図23】同CPUにおけるサブルーチン3の制御を示
すフローチャート。
【図24】同ディスプレイ9aの10次画面表示を示す
イメージ図。
【図25】同ディスプレイ9aの11次画面表示を示す
イメージ図。
【図26】同CPUにおける制御のメインフローの1部
として、ステップ19から34までの制御を示すフロー
チャート。
【図27】同ディスプレイ9aの14次画面表示を示す
イメージ図。
【図28】同ディスプレイ9aの15次画面表示を示す
イメージ図。
【図29】同CPUにおけるサブルーチン4の制御を示
すフローチャート。
【図30】同CPUにおける制御のメインフローの1部
として、ステップ35からステップ41までの制御を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1 ピッキング又は仕分け用台車 2 車輪 3 支持台 4 ローラ 5 左フレーム 6 右フレーム 7 ハンドル部又はハンドル 8 電子機器取り付け板 9 端末機 9a ディスプレイ 9b プリンタ 9c テンキー 9d 箱替キー 9e スキップ/箱替キー 9f 箱完了キー 9g 矢印キー 9h 矢印キー 9i 確定キー 10 ハンディスキャナ 11 電源 12 スライダ 13 移動棚 14 引き上げ付勢部材 15 ストッパーバー 16 ストッパーリング 18 降下ストッパー 19 支軸 20 ロック板 21 作動ワイヤ 22 操作レバー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ記憶手段を備えたピッキング作業又
    は仕分け作業用の端末機において、ピッキング物品の収
    容、仕分け物品の保管、又は、ピッキング物品もしくは
    仕分け物品の搬送、単位の切り替え情報を入力する切り
    替え入力手段を設けたことを特徴とするピッキング作業
    又は仕分け作業用の端末機。
  2. 【請求項2】請求項1のピッキング作業又は仕分け作業
    用の端末機であって、 上記切り替え入力手段からの入力に基づいて新たな上記
    単位を構築することを特徴とするピッキング作業又は仕
    分け作業用の端末機。
  3. 【請求項3】請求項2のピッキング作業又は仕分け作業
    用の端末機であって、 上記単位を分割することにより上記構築を行うことを特
    徴とするピッキング作業又は仕分け作業用の端末機。
  4. 【請求項4】請求項2又は3のピッキング作業又は仕分
    け作業用の端末機において、 上記単位の仮切り替え情報を入力する仮切り替え入力手
    段を設け、ピッキング又は仕分けの作業状況に応じて、
    複数の上記単位の間でピッキング物品又は仕分け物品に
    係る情報を入れ替えさせることを特徴とするピッキング
    作業又は仕分け作業用の端末機。
  5. 【請求項5】請求項4のピッキング作業又は仕分け作業
    用の端末機において、 複数の上記単位のうち、任意の1の選択切り替え情報を
    入力する選択切り替え入力手段を設けたことを特徴とす
    るピッキング作業又は仕分け作業用の端末機。
  6. 【請求項6】請求項5のピッキング作業又は仕分け作業
    用の端末機において、 上記任意の1に対するデータ処理の完了情報を入力する
    完了入力手段を設けたことを特徴とするピッキング作業
    又は仕分け作業用の端末機。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6のピッキ
    ング作業又は仕分け作業用の端末機において、プリンタ
    と、上記切り替え入力手段、上記仮切り替え入力手段、
    上記選択切り替え入力手段又は上記完了入力手段からの
    入力に基づいて、所定情報をプリントアウトするように
    該プリンタを制御する制御手段とを設けたことを特徴と
    するピッキング作業又は仕分け作業用の端末機。
  8. 【請求項8】請求項7のピッキング作業用の端末機にお
    いて、検品情報の入力手段を設け、上記収容又は上記搬
    送されるピッキング物品の情報として、検品情報をプリ
    ントアウトさせるようにしたことを特徴とするピッキン
    グ作業用の端末機。
  9. 【請求項9】請求項7又は8のピッキング作業又は仕分
    け作業用の端末機であって、上記所定情報が、データ処
    理完了後の上記単位についての、収容、保管もしくは搬
    送物品情報、又は、検品情報、であることを特徴とする
    ピッキング作業又は仕分け作業用の端末機。
  10. 【請求項10】請求項7、8又は9のピッキング作業又
    は仕分け作業用の端末機であって、上記所定情報が、構
    築された上記単位についての仕向け先又は仕分け先情報
    であることを特徴とするピッキング作業又は仕分け作業
    用の端末機。
  11. 【請求項11】ピッキング作業又は仕分け作業用の端末
    機を備えたピッキング作業又は仕分け作業用の台車であ
    って、該端末機が請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10のピッキング作業又は仕分け作業用の端
    末機であることを特徴とするピッキング作業又は仕分け
    作業用の台車。
  12. 【請求項12】データ記憶手段を有するピッキング作業
    又は仕分け作業用の端末機を備えるピッキング作業又は
    仕分け作業用の台車において、ピッキング物品の収容、
    仕分け物品の保管、又は、ピッキング物品もしくは仕分
    け物品の搬送、単位の切り替え情報を入力する切り替え
    入力手段を設けたことを特徴とするピッキング作業又は
    仕分け作業用の台車。
  13. 【請求項13】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10のピッキング作業又は仕分け作業用の端
    末機に用いられるプログラムを記録した機械読み取り可
    能な記録媒体であって、端末機の入力手段を、上記切り
    替え入力手段、上記選択切り替え入力手段、上記完了入
    力手段、上記検品情報の入力手段、又は、これらの入力
    手段の組み合わせ、として機能させるプログラムを記録
    したことを特徴とする機械読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】ピッキング作業又は仕分け作業用の装置
    であって、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9
    もしくは10のピッキング作業もしくは仕分け作業用の
    端末機、又は、請求項11もしくは12のピッキング作
    業もしくは仕分け作業用の台車と、上記データ記憶手段
    に記憶させるデータを作成するためのコンピュータとを
    有することを特徴とするピッキング作業又は仕分け作業
    用の装置。
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