JPH11236090A - 電子部品をテープ状に包装する方法及びそのテープ状包装体の構造 - Google Patents
電子部品をテープ状に包装する方法及びそのテープ状包装体の構造Info
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- JPH11236090A JPH11236090A JP10043343A JP4334398A JPH11236090A JP H11236090 A JPH11236090 A JP H11236090A JP 10043343 A JP10043343 A JP 10043343A JP 4334398 A JP4334398 A JP 4334398A JP H11236090 A JPH11236090 A JP H11236090A
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Abstract
その上面に貼着したカバーテープ4とでテープ状に包装
する場合に、この包装体からプリント回路基板等に対す
る電子部品の供給が、複数個の電子部品について同時に
できるようにして、その供給の作業性を向上する。 【手段】 前記電子部品1の複数個を、プリント回路基
板等に対して搭載するときと同じ配列に並べて、これら
に一つのテープ片2aを貼着して一つの電子部品群Aを
構成し、この一つの電子部品群Aを、前記キャリアテー
プ3に設けた一つの凹所4内に収納する。
Description
器、コンデンサ又はトランジスター等の電子部品を、キ
ャリアテープを使用してテープ状に包装する方法、及
び、その包装体の構造に関するものである。
包装するに際しては、例えば、実公平4−51136号
公報、特開平6−64659号公報及び特開平6−33
1533号公報等に記載されているように、キャリアテ
ープに、電子部品の一つを収納する凹所を長手方向に沿
って適宜ピッチの間隔で設けて、この各凹所内に電子部
品を一つずつ収納したのち、前記各凹所を、前記キャリ
アテープの上面に貼着したカバーテープにて密封すると
言う方法が採用されている。
電子部品は、キャリアテープに対するカバーテープを剥
離したのち、キャリアテープにおける凹所内から真空吸
着式のコレットで取り出し、当該電子部品が使用される
プリント配線基板等に対して、当該電子部品における接
続端子がプリント配線基板等に予め形成されている電極
パッドに載せるように供給して半田付けするようにして
いる。
装方法は、キャリアテープに設けた一つの凹所に電子部
品を一つだけ収納するように構成していることにより、
プリント配線基板等に同じ電子部品の複数個を並べて搭
載する場合には、キャリアテープにおける凹所内の電子
部品を真空吸着式コレットで取り出してプリント回路基
板に対して供給することを、電子部品の一つずつについ
て行うようにしなければならず、また、プリント配線基
板等に異なった電子部品の複数個を並べて搭載する場合
には、異なった各電子部品を包装した複数のキャリアテ
ープから電子部品を一つずつ取り出しプリント回路基板
等に対して供給するようにしなければならないから、作
業性が著しく低くて、プリント回路基板に対して供給す
ることに要するコストのアップを招来すると言う問題が
あるばかりか、各電子部品の半田付けに際して、溶融半
田の表面張力のために、電子部品の一端部がプリント回
路基板から浮き上がった状態で半田付けされることが多
発すると言う問題もあった。
法と、包装体の構造とを提供することを技術的課題とす
るものである。
るため本発明における包装方法は、「複数個の電子部品
を、これらの各電子部品をプリント回路基板等に対して
搭載するときと同じ配列に並べて、これらに一つのテー
プ片を貼着して一つの電子部品群を構成し、この一つの
電子部品群を、キャリアテープにその長手方向に沿って
適宜間隔で設けた凹所内に一つずつ収納したのち、前記
キャリアテープの上面に、凹所を塞ぐカバーテープを貼
着することを特徴とする。」とするものである。
アテープと、その上面に貼着されるカバーテープとから
成る包装体において、前記キャリアテープに、電子部品
の複数個をプリント回路基板等に対して搭載するときと
同じ配列に並べてこれらに一つのテープ片を貼着して互
いに連結して成る電子部品群を一つずつ収納する凹所
を、当該キャリアテープの長手方向に沿って適宜間隔で
設ける。」と言う構成にしたものである。
部品の複数個をプリント回路基板等に対して搭載すると
きと同じ配列に並べてこれらに一つのテープ片を貼着し
て一つの電子部品群とし、この電子部品群を、一つずつ
キャリアテープとカバーテープとでテープ状に包装する
ものであって、プリント回路基板に搭載したのち半田付
けすると言う一連の実装作業を、前記電子部品群を一つ
の単位として、複数個の電子部品について同時に行うこ
とができるから、プリント配線基板に対して供給するこ
との作業性を向上できて、これに要するコストを大幅に
低減できると言う効果を有する。
回路基板に対して供給された各電子部品は、テープ片に
て互いに連結されているから、その半田付けに際して、
電子部品の一端部が浮き上がることを確実に防止でき
て、半田付けに際してミスが発生することを大幅に低減
できる効果をも有する。特に、プリント回路基板等に対
して高さ寸法の異なる電子部品の複数個を並べて搭載す
る場合には、この高さ寸法の異なる複数個の電子部品
を、当該プリント回路基板に対して搭載するときと同じ
配列で、且つ、その底面を略同一平面に揃えるように並
べて、これらに一つのテープ片を貼着して一つの電子部
品群を構成することにより、前記と同様の効果を得るこ
とができるのである。
電子部品群のうち相隣接する電子部品における端子電極
間の部分に、半田ペーストを塗着しておくことにより、
前記一つの電子部品群を構成する各電子部品を、プリン
ト回路基板等に対して半田付けするときにおいて、当該
一つの電子部品群のうち相隣接する電子部品における端
子電極を、その間に塗着した半田ペーストにて半田付け
でき、この分だけ、前記半田付けに際してプリント回路
基板に対する半田ペーストの塗布箇所を少なくできるか
ら、半田付けの作業性を向上できるのである。
について説明する。図1〜図4は、第1の実施の形態を
示す。この図において、符号1は、両端に半田付け用の
端子電極1aを備えたチップ型の電子部品を示し、この
電子部品1の複数個を、適宜ピッチPの間隔で並列に並
べたのちその上面に一つのテープ片2aを列方向に延び
るように貼着して、互いに連結することにより、一つの
電子部品群A1を構成する。
おける各電子部品1間のピッチ間隔Pを、当該各電子部
品1を、図4に示すように、プリント回路基板Bに対し
て並べて実装するときのピッチ間隔Pと等しいか、略等
しくする。つまり、複数個の電子部品1を、当該各電子
部品1をプリント回路基板Bに対して搭載するときと同
じ配列に並べるようにする。
ャリアテープを示し、このキャリアテープ3に、電子部
品収納用の凹所4を、エンボス加工により長手方向に沿
って適宜間隔で設けるにおいて、この凹所4を、これに
前記一つの電子部品群A1を収納できる大きさに構成す
る。この場合において、前記した図示の実施の形態で
は、前記キャリアテープ3における各凹所4を、キャリ
アテープ3における長手方向に沿って長い矩形状にし
て、これに前記電子部品群A1を、その各電子部品1が
キャリアテープ3の長手方向に並ぶように装填すると言
う構成であるが、これに代えて、前記キャリアテープ3
における各凹所4を、キャリアテープ3における長手方
向と直角の方向に長い矩形状にして、これに前記電子部
品群A1を、その各電子部品1がキャリアテープ3の長
手方向と直角の方向に並ぶように装填しても良いことは
言うまでもない。
凹所4内に、前記電子部品群A1を一つずつ装填したの
ち、前記キャリアテープ3の上面に、カバーテープ5を
貼着することにより包装するのである。このように包装
したことにより、各電子部品1のプリント回路基板Bに
対する実装に際しては、前記キャリアテープ3の上面に
おけるカバーテープ5を剥離したのち、凹所4内におけ
る一つの電子部品群A1を、図4に示すように、真空吸
着式のコレットCにて取り出したのち、プリント回路基
板Bの上面に対して、その各電子部品1の両端における
端子電極1aが、プリント回路基板Bの上面に予め形成
されている各電極パッドB1の各々に載せるように供給
して半田付けするのであって、プリント回路基板Bに対
する電子部品1の供給を、テープ片2aにて連結した電
子部品群A1を一つの単位として、複数個の電子部品1
について同時に行うことができるのである。
各電子部品1は、その上面に貼着したテープ片2aにて
互いに連結されているから、その両端の端子電極1a
を、プリント回路基板Bにおける電極パッドB1に対し
て半田付けする場合において、各電子部品1の一端部に
おける溶融半田の表面張力のために電子部品1の他端部
が浮き上がると言う現象が発生することを確実に阻止で
きるのである。
絶縁体製にすることにより、各電子部品1を半田付けし
たあとでもそのまま残すようにしても良いが、半田付け
の温度で各電子部品1から容易に剥離できるようにする
か、或いは、半田付けの温度で焼けて消失するような材
質のものに構成しても良いのである。また、図5に示す
第2の実施形態のように、前記テープ片2bに、各電子
部品1のピッチ間隔Pで突起部2b′を設けることによ
り、この突起部2b′によって、一つの電子部品群A2
を構成する各電子部品1の位置決めを行うように構成す
ることができる。
子部品1を取り扱う場合に限らず、高さ寸法が同じて幅
寸法及び長さ寸法Lが互いに異なる複数個の電子部品に
対しても適用できることは言うまでもなく、特に、図6
に示す第3の実施形態のように、高さ寸法が互いに異な
る複数個の電子部品1,1′を取り扱う場合には、その
底面を略同一平面に揃えるようにして、プリント回路基
板に対して搭載するときと同じ配列に並べて、これらの
上面に、段差状に構成したテープ片2cを貼着して、一
つの電子部品群A3に構成することにより、高さ寸法の
異なる複数個の電子部品を一つの単位として、プリント
回路基板に対して同時に供給できるのである。
並列に配列する場合であったが、本発明にこれに限ら
ず、図7及び図8に示す第4の実施形態のように、両端
に半田付け用の端子電極1aを備えた電子部品1と、同
じく両端に半田付け用の端子電極1a″を備えた電子部
品1″とを直列に並べて、これらに一つテープ片2dを
貼着して互いに連結することにより、一つの電子部品群
A4に構成しても良いのである。
おいて直列状に並べた二つの電子部品1,1″を、プリ
ント回路基板B′に上面に対して、その両端における各
端子電極1a,1a″の各々がプリント回路基板B′に
形成されている各電極パッドB1′,B2′,B3′の
各々に載せるように同時に供給することができ、且つ、
この状態で半田付けすることかできる。
部品群A4における二つの電子部品1,1″を直列状に
並べたのち一つのテープ片2にて連結した場合には、一
方の電子部品1における端子電極1aと、他方の電子部
品1″における端子電極1a″との間に、半田ペースト
6を塗着しておくことにより、この両電子部品1,1″
をプリント回路基板B′に対して半田付けするときにお
いて、一方の電子部品1における端子電極1a及び他方
の電子部品1″における端子電極1a″を、その間に塗
着した半田ペースト6にて、プリント回路基板B′にお
ける電極パッドB3′に対して半田付けすることがで
き、この分だけ、前記半田付けに際して予めプリント回
路基板に半田ペーストの塗布しておく箇所を少なくでき
るから、半田付けの作業性を向上できる。
の電子部品1,1″を直列状に並べたのち一つのテープ
片2dにて連結して一つの電子部品群A4にする場合に
は、その一方の電子部品1をチップ抵抗器に、他方の電
子部品1″をチップコンデンサにすることにより、図9
に示すような等価回路を得ることができるほか、チップ
抵抗器、チップコンデンサ及びチップコイル等の電子部
品を適宜組み合わせた回路を得ることができるのであ
る。
この第5の実施形態は、キャリアテープ3′を、厚紙3
a′とその下面に貼着したボトムテープ3b′とで構成
し、前記厚紙3a′に収納用の凹所としての貫通孔4′
を穿設し、この貫通孔4′内に、複数個の電子部品1を
テープ片2aにて連ねた一つの電子部品群Aを装填した
のち、前記厚紙3a′の上面に、カバーテープ5′を貼
着したものであり、その効果は、前記と全く同様でき
る。
は、図1〜図3に示すように、エンボステープ3と、図
10に示すような厚紙式のキャリアテープ3′とを含む
のである。
である。
示す斜視図である。
である。
である。
である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】複数個の電子部品を、これらの各電子部品
をプリント回路基板等に対して搭載するときと同じ配列
に並べて、これらに一つのテープ片を貼着して一つの電
子部品群を構成し、この一つの電子部品群を、キャリア
テープにその長手方向に沿って適宜間隔で設けた凹所内
に一つずつ収納したのち、前記キャリアテープの上面
に、凹所を塞ぐカバーテープを貼着することを特徴とす
る電子部品をテープ状に包装する方法。 - 【請求項2】前記請求項1において、一つの電子部品群
のうち相隣接する電子部品における端子電極間の部分
に、半田ペーストを塗着することを特徴とする電子部品
をテープ状に包装する方法。 - 【請求項3】キャリアテープと、その上面に貼着される
カバーテープとから成る包装体において、 前記キャリアテープに、電子部品の複数個をプリント回
路基板等に対して搭載するときと同じ配列に並べてこれ
らに一つのテープ片を貼着して互いに連結して成る電子
部品群を一つずつ収納する凹所を、当該キャリアテープ
の長手方向に沿って適宜間隔で設けたことを特徴とする
電子部品のテープ状包装体の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04334398A JP3954188B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 電子部品をテープ状に包装する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04334398A JP3954188B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 電子部品をテープ状に包装する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11236090A true JPH11236090A (ja) | 1999-08-31 |
JP3954188B2 JP3954188B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=12661208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04334398A Expired - Fee Related JP3954188B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 電子部品をテープ状に包装する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3954188B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003158397A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-05-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子部品装着装置 |
US7296963B2 (en) * | 2002-08-08 | 2007-11-20 | Intel Corporation | Multi-row passive component carrier tape |
CN100457570C (zh) * | 2003-02-13 | 2009-02-04 | 王子制纸株式会社 | 用于容纳电子芯片的包装容器纸板 |
JP2013173539A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-09-05 | Kyocera Corp | キャリアテープ、電子部品連および電子部品の実装方法 |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP04334398A patent/JP3954188B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003158397A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-05-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子部品装着装置 |
US7296963B2 (en) * | 2002-08-08 | 2007-11-20 | Intel Corporation | Multi-row passive component carrier tape |
CN100457570C (zh) * | 2003-02-13 | 2009-02-04 | 王子制纸株式会社 | 用于容纳电子芯片的包装容器纸板 |
JP2013173539A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-09-05 | Kyocera Corp | キャリアテープ、電子部品連および電子部品の実装方法 |
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