JPH1123601A - 回転速センサ - Google Patents

回転速センサ

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Publication number
JPH1123601A
JPH1123601A JP19315097A JP19315097A JPH1123601A JP H1123601 A JPH1123601 A JP H1123601A JP 19315097 A JP19315097 A JP 19315097A JP 19315097 A JP19315097 A JP 19315097A JP H1123601 A JPH1123601 A JP H1123601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assembly
pole piece
speed sensor
reel
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19315097A
Other languages
English (en)
Inventor
Moritaka Iwamura
盛隆 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
Priority to JP19315097A priority Critical patent/JPH1123601A/ja
Publication of JPH1123601A publication Critical patent/JPH1123601A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非磁性の弾性体の剥離強度や生産性及び
製造コストの各点で大幅な改善が図れる、回転速センサ
を提供すること。 【解決手段】 センササブアッシー10は樹脂製の
リールハウジング14にマグネットワイヤ13を巻回し
たリールアッシー11と、磁石16の両側にポールピー
ス17,17を配置し、これらの積層体を樹脂製のポー
ルピースカバー18で覆い、該ポールピースカバー18
のセンシング面に非磁性の弾性体19を一体成形したポ
ールピースアッシー12とよりなり、前記ポールピース
アッシー12をリールアッシー11に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転速センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁石とこの磁石の両側に配置した磁性体
よりなる2枚の極板とによりピックアップ部を構成し、
このピックアップ部をケース内に収容し、ピックアップ
部と回転ロータ間で発生する磁気変化をピックアップ部
に外装したドーナツ状のコイル部が検出する回転速セン
サが知られている。
【0003】この種の回転速センサはピックアップ部と
回転ロータとの隙間で金属片等が入り込むと磁気回路が
短絡して検出不能に陥る。この短絡現象の解消手段とし
て、回転ロータと対向するケースの底部表面に非磁性の
弾性体を設け、この非磁性の弾性体により金属片の入り
込みを阻止する技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】非磁性の弾性体を取り
付けた回転速センサには次のような課題がある。 <イ> 非磁性の弾性体は回転速センサの最終製造工程
でケース底部に接着剤で貼付するが、接着強度を確保す
るために、接着部の厚さのバラツキを考慮して非磁性の
弾性体の高さ寸法公差を厳しく管理する必要がある。 <ロ> 非磁性の弾性体の肉厚はピックアップ部と回転
ロータ間のエアギャップに合わせて高精度に製造する必
要があり、製造コストが高くつく。 <ハ> 回転速センサの組み立てを完了した後、最後に
非磁性の弾性体を設けているが、接着後に養生時間を必
要とし、生産性や製造コストを改善する余地がある。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、非磁性の弾性体の剥離強
度や生産性及び製造コストの各点で大幅な改善が図れ
る、回転速センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
磁石の両側にポールピースを配置し、これらの積層体の
周囲にコイルを外装したセンササブアッシーを備えた回
転速センサにおいて、前記センササブアッシーは樹脂製
のリールハウジングにマグネットワイヤを巻回したリー
ルアッシーと、磁石の両側にポールピースを配置し、こ
れらの積層体を樹脂製のポールピースカバーで覆い、該
ポールピースカバーのセンシング面に非磁性の弾性体を
一体成形したポールピースアッシーとよりなり、前記ポ
ールピースアッシーをリールアッシーに挿入して構成す
ることを特徴とする、回転速センサである。請求項2に
係る発明は、請求項1に記載の回転速センサにおいて、
ポールピースアッシーを収容したリールアッシーと取付
ブラケットと、ケーブルの端部とを樹脂製のボディで一
体成形したことを特徴とする、回転速センサである。
【0007】
【発明の実施の形態1】以下図1〜図3を参照しながら
本発明の実施の形態について説明する。
【0008】<イ>全体の構成 図1,2に回転速センサの一例を示す。回転速センサは
センササブアッシー10と、センササブアッシー10を
収容するボディ20と、ボディ20に外装した取付ブラ
ケット30とよりなる。以下、各部について詳述する。
【0009】<ロ>センササブアッシー センササブアッシー10はリールアッシー11と、ポー
ルピースアッシー12とよりなる。センササブアッシー
10をこのような単位で分けたのはリールアッシー11
をすべてのセンサ型式で共通使用するためである。
【0010】<ハ>リールアッシー リールアッシー11はマグネットワイヤをドーナツ状に
巻回したコイル13と、樹脂製のリールハウジング14
とよりなり、コイル13の端部に端子42,42が設け
られている。リールハウジング14の軸心には、ポール
ピースアッシー12を収容する収容孔15が形成されて
いる。端子42,42にはケーブル40の端部に露出す
る導線41,41の裸出部が夫々ハンダ付けにより電気
的に接続している。
【0011】<ニ>ポールピースアッシー ポールピースアッシー12は磁石16と、磁石16の両
側に配置したポールピース17,17と、これらの積層
体を覆う樹脂製のポールピースカバー18と、ポールピ
ースカバー18の底部に形成したシリコン等の非磁性の
弾性体19とよりなる。
【0012】これまでは非磁性の弾性体を接着剤により
貼付していた。
【0013】これに対して本発明は図3に拡大して示す
ようにポールピースカバー18の底部のセンシング面に
一体成形して付着させた。これはポールピースカバー1
8の底部のセンシング面と非磁性の弾性体19間に高い
付着力を確保するためである。 非磁性の弾性体19の
付着力を高めるためにポールピースカバー18の底部の
センシング面を凹凸に形成しておくことが望ましい。
【0014】<ホ>ボディ ボディ20はセンササブアッシー10、ポールピースア
ッシー12及びケーブル40の端部を一体化する樹脂成
型体で、金型内で噴出成型する公知の製法で製作する。
この際、金属製の取付ブラケット30の段差付きの挿通
孔31とリールアッシー11との間に隙間を介在して成
型すると、ボディ20の外周面に取付ブラケット30を
一体に固着することができる。また取付ブラケット30
はボディ20の成型後に嵌合して取り付けても良い。
尚、符号32は回転速センサを固定するためのボルト孔
である。
【0015】
【作用】つぎに回転速センサの製作工程を説明する。
【0016】<イ>センササブアッシーの組立工程 既述した構造のリールアッシー11と、センシング面に
非磁性の弾性体19を予め一体成形したポールピースア
ッシー12とを夫々製作する。そしてリールアッシー1
1の収容孔15内にポールピースアッシー12を嵌め込
む。ポールピースアッシー12の底部が収容孔15の開
口側を閉鎖するまで挿入して、センササブアッシー10
を得る。コイル13の端子42,42とケーブル40の
導線41,41間をハンダで電気的に接続する。
【0017】<ロ>ボディの一体成形工程 金型内にセンササブアッシー10及び取付ブラケット3
0を収容し、樹脂でボデイ20を噴出成型して回転速セ
ンサを得る。
【0018】
【発明の実施の形態2】発明の実施の形態1ではボディ
20の底部のセンシング面を形成した突き合わせタイプ
について説明したが、図4に示すようにボディ20の底
部から延出させたポールピースアッシー12の側部にセ
ンシング面を形成し、このセンシング面を回転ロータ
(図示せず)に対向させて設置するクロスタイプに適用
することも可能である。 発明の実施の形態1ではポー
ルピースアッシー12の底部のみに非磁性の弾性体19
を設けたが、本例ではボディ20の底部から延出する範
囲にポールピースカバー18を設けると共に、ポールピ
ースカバー18の全周囲に非磁性の弾性体19を一体に
成形するだけである。
【0019】尚、その他、既述した実施の形態1と同一
の部位は同一の符号を付して説明を省略する。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> 非磁性の弾性体をポールピースアッシーに一体
成形することで高い剥離(付着)強度を確保でき、非磁
性の弾性体のセンサロータによる削れ性が向上し、非磁
性の弾性体の高さ寸法をラフにできる。 <ロ> 最終工程で非磁性の弾性体を接着した場合、養
生時間を必要としていたが、本発明では非磁性の弾性体
を一体成形するため養生時間を必要としない。 <ハ> 非磁性の弾性体がシリコンの場合、シリコンを
一体成形するときにシリコンに含有されているシロキシ
酸がリールアッシーの端子に付着して、ハンダ付けを行
ったとき電気的接続障害(接続不良)を誘起するため、
センササブアッシーをポールピースアッシーとリールア
ッシーの2つに分けたことで、電気的接続障害の発生を
未然に防止できる。さらに、リールアッシーの共有化が
図れ、生産性が著しく向上し、製造コストの低減も図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る回転速センサの断面図
【図2】 ボディを除いた回転速センサの組立図
【図3】 非磁性の弾性体の拡大説明図
【図4】 他の形式の回転速センサの部分断面図
【符号の説明】
10 センササブアッシー 11 リールアッシー 12 ポールピースアッシー 13 コイル 14 リールハウジング 15 収容孔 16 磁石 17,17 ポールピース 18 ポールピースカバー 19 非磁性の弾性体 20 ボディ 30 取付ブラケット 31 挿通孔 32 ボルト孔 40 ケーブル 41,41 導線 42,42 端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石の両側にポールピースを配置し、
    これらの積層体の周囲にコイルを外装したセンササブア
    ッシーを備えた回転速センサにおいて、 前記センササブアッシーは樹脂製のリールハウジングに
    マグネットワイヤを巻回したリールアッシーと、 磁石の両側にポールピースを配置し、これらの積層体を
    樹脂製のポールピースカバーで覆い、該ポールピースカ
    バーのセンシング面に非磁性の弾性体を一体成形したポ
    ールピースアッシーとよりなり、 前記ポールピースアッシーをリールアッシーに挿入して
    構成することを特徴とする、 回転速センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転速センサにおい
    て、ポールピースアッシーを収容したリールアッシーと
    取付ブラケットと、ケーブルの端部とを樹脂製のボディ
    で一体成形したことを特徴とする、回転速センサ。
JP19315097A 1997-07-03 1997-07-03 回転速センサ Pending JPH1123601A (ja)

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JP19315097A JPH1123601A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 回転速センサ

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JP19315097A JPH1123601A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 回転速センサ

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JPH1123601A true JPH1123601A (ja) 1999-01-29

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JP (1) JPH1123601A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004754A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Aisin Seiki Co Ltd 回転検出センサ
KR20150093008A (ko) * 2014-02-06 2015-08-17 주식회사 만도 휠 속도센서 조립체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004754A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Aisin Seiki Co Ltd 回転検出センサ
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