JPH11235455A - 遊技機の監視システム - Google Patents

遊技機の監視システム

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JPH11235455A
JPH11235455A JP10042355A JP4235598A JPH11235455A JP H11235455 A JPH11235455 A JP H11235455A JP 10042355 A JP10042355 A JP 10042355A JP 4235598 A JP4235598 A JP 4235598A JP H11235455 A JPH11235455 A JP H11235455A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機を監視する監視装置に遊技機を監視す
る際に使用する判定情報を容易に設定できる遊技機の監
視システムを提供する。 【解決手段】 設定・検査装置23により判定用固有I
Dの全てを新たに設置される遊技機10が接続される遊
技情報収集装置1(PJ1)(監視装置)へブロードキ
ャストし、遊技情報収集装置1(PJ1)では自分が監
視している遊技用演算処理装置200に対して固有ID
の応答を要求し、受け取った固有IDを設定・検査装置
23からブロードキャストされた判定用固有IDと比較
し、同一性が確認できた判定用固有IDを判定情報とし
て不揮発性メモリに記憶し、同一性が確認できない場合
は、通知された判定用固有IDを破棄する。このように
して全ての判定用固有IDのブロードキャストにより、
全ての判定用固有IDを該当する遊技情報収集装置1
(PJ1)に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機側より発生
する遊技情報を管理する管理装置と遊技機の間の通信網
に遊技機に対応して配置され、前記遊技機の遊技制御を
実行管理する遊技制御手段を含む遊技制御装置側と電気
的に接続され、前記遊技制御手段に予め格納され該遊技
制御手段を特定する識別情報に基づいて、前記遊技制御
手段の正当性を判定し監視する監視装置を備えた遊技機
の監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機、詳しくはパチンコ遊技機
は市場に販売するにあたって所定の法律等(例えば、風
俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律等)に
則したパチンコ遊技機の性能を満たしているか否かの検
査を、第3者機関によって行ってもらい、所定の基準
(例えば、「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規
則」に定められ基準)を満たしている場合に限り、販売
許可を取得でき、その結果、市場での販売が可能になっ
ている。遊技店では、上記のような所定の基準を満たし
た遊技機を設置し、営業が可能になる。遊技機の設置の
際には、所轄の警察署等により、遊技店のどの設備(島
設備)のどの場所に遊技機が取り付けられたかが確認さ
れ管理される。すなわち、一旦、遊技機が設置された後
は、当該遊技機を移動する場合は警察等により許可が必
要となっている。また、遊技機は集客の観点から台の入
れ替え(交換)が行われることがあり、これには遊技機
ごと取り替える場合、遊技盤+遊技制御基板のみを取り
替える場合がある。このような台の入れ替えに際して
も、警察署等により同様に確認が行われ、管理される。
【0003】そして、遊技店において営業が行われる
が、他店との差別化を行うために、例えば遊技機の遊技
制御を管理する遊技制御基板に備えられている遊技プロ
グラムが格納されたROMを、改造したROM(大当り
が出現しやすいように改造したもの)に取り替えたりす
る等の不正を行う(集客力を上げるため)店も極めて稀
にある。一方、遊技店による不正ではなく、遊技制御基
板に備えられている遊技プログラムが格納されたROM
を、流通の過程で不当なROMと交換し、当該遊技機で
遊技を行い不当な利益を得ているグループ、さらに遊技
店に夜間に侵入し、不当なROMと交換して、翌日、当
該遊技機で遊技を行い不当な利益を得ているグループも
ある。そこで、当該ROMをCPUと併せて1チップ化
してROM交換を行えないようにした遊技用チップの提
案も行われている。ところが、このような遊技用チップ
も完全に不正が行えないとの断言はできない。
【0004】例えば、第3者機関による検査に合格して
販売された遊技機であっても、遊技店において、上述し
たような遊技用チップ交換という不正が行われた場合、
この不正を有効に防止することは困難である。遊技用チ
ップの提案は以前よりも有効ではあるが、完全に不正が
行えないとの断言はできず、改竄した遊技プログラムを
内蔵した改竄遊技用チップが作成される可能性もある。
通常、このような改竄遊技用チップは、元の遊技用チッ
プと交換されるという不正が多い。上記は不正の一例で
あり、この他にも不正の状況はありえる。
【0005】そのため、本発明の出願人は先に遊技装置
(遊技装置は、例えば遊技機を指す)の監視装置等の技
術を提案しており、これは遊技用チップ(遊技用演算処
理装置)に製造時に予め固有ID(遊技用チップ毎に異
なるID)を格納しておき、遊技店に遊技機が納入され
た後、外部の監視装置が設定検査装置より設定された固
有ID(判定情報となる)に基づいて遊技用チップの正
当性を判断し、固有IDが正規のものでない場合には、
遊技球の発射を停止して遊技機の動作を不能動化すると
いうものである。これにより、遊技用チップ交換という
不正を有効に防止する技術である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明の出
願人が先に提案している遊技装置の監視装置という技術
は、遊技用チップ交換という不正を有効に防止できる優
れた技術であるが、監視装置が遊技用チップの正当性を
判定する際の判定情報(例えば、固有ID)の設定に関
して、以下のように改善の余地があった。監視装置は、
遊技情報の管理を行う管理装置と遊技機の間の通信網に
遊技機に対応して配置されるとともに、遊技機の遊技制
御を実行管理する遊技用チップを含む遊技制御装置側と
電気的に接続される。そして、遊技用チップに予め格納
された固有IDに基づいて遊技用チップの正当性を判定
する。
【0007】この場合、外部の監視装置に判定用の情報
(固有ID)を設定するには、通信網上で監視装置を特
定する情報(通信網上のアドレス)に基づいて、該監視
装置に接続される遊技用チップに予め格納された固有I
Dを監視するための判定用固有IDを設定することとな
る。設定する者は、第3者等の信用機関の人間であり、
遊技店に納入された遊技機(遊技盤単独の交換も含む)
の固有IDは管理表のようなもので把握することにな
る。そのため、通信網上の監視装置を特定して固有ID
を一々設定しなければならず、設定が煩雑である。
【0008】例えば、予め監視装置の通信網上のアドレ
スと該監視装置が監視する遊技用チップの固有IDを判
定するための判定用固有IDの対応データを作成してF
D等の移動式情報媒体に格納するとともに、遊技店の通
信網には設定・検査装置(例えば、ノートパソコン)を
接続して上記移動式情報媒体(例えば、FD)をセット
し、移動式情報媒体のデータを読み出して多数の監視装
置にそれぞれ判定用固有IDを設定していくという作業
が必要である。この場合には、各遊技店の監視装置の通
信網上のアドレスを管理しなければならず面倒である。
加えて、どの監視装置にどのような遊技機を取り付ける
のか(例えば、島設備のどこに新たな遊技機(遊技用チ
ップを有する)を取り付けるのか)も把握しなければ、
FDに格納する対応データも作成できないので煩雑であ
り、作業量も多くなる。
【0009】そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて
なされたもので、遊技機を監視する監視装置に遊技機を
監視する際に使用する判定情報を容易に設定できる遊技
機の監視システムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機の監視システムは、遊技
機側より発生する遊技情報を管理する管理装置と遊技機
の間の通信網に遊技機に対応して配置され、前記遊技機
の遊技制御を実行管理する遊技制御手段を含む遊技制御
装置側と電気的に接続され、前記遊技制御手段に予め格
納され該遊技制御手段を特定する識別情報に基づいて、
前記遊技制御手段の正当性を判定し監視する監視装置を
備えた遊技機の監視システムであって、前記通信網に
は、通信への加入・脱退が可能な設定装置を備え、前記
遊技制御手段は、前記監視装置からの要求に基づいて識
別情報を該監視装置へ送出する識別情報応答手段を有
し、前記設定装置は、前記遊技制御手段の正当性を判定
する際の判定用識別情報を前記監視装置へ通知する判定
情報設定手段を有し、前記監視装置は、前記判定情報設
定手段により通知された判定用識別情報に基づいて、前
記遊技制御手段へ識別情報の要求を行う識別情報初期要
求手段と、前記識別情報初期要求手段による要求に基づ
いて応答された識別情報と前記判定情報設定手段により
通知された判定用識別情報との整合性を判定する整合性
判定手段と、前記整合性判定手段により識別情報の整合
性が確認されたとき、前記判定情報設定手段により通知
された判定用識別情報を判定情報として記憶する判定情
報記憶手段と、を備えていることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明による遊技機の監視シ
ステムは、遊技機側より発生する遊技情報を管理する管
理装置と遊技機の間の通信網に遊技機に対応して配置さ
れ、前記遊技機の遊技制御を実行管理する遊技制御手段
を含む遊技制御装置側と電気的に接続され、前記遊技制
御手段に予め格納され該遊技制御手段を特定する識別情
報に基づいて、前記遊技制御手段の正当性を判定し監視
する監視装置を備えた遊技機の監視システムであって、
前記通信網には、通信への加入・脱退が可能な設定装置
を備え、前記遊技制御手段は、前記監視装置からの要求
に基づいて識別情報を該監視装置へ送出する識別情報応
答手段を有し、前記設定装置は、前記遊技制御手段の正
当性を判定する際の判定用識別情報を前記監視装置へ通
知する判定情報設定手段と、前記監視装置からの判定情
報の設定終了の通知に基づいて、判定情報と該判定情報
が設定された前記監視装置とを関連づけて記憶する管理
記憶手段と、を有し、前記監視装置は、前記判定情報設
定手段により通知された判定用識別情報に基づいて、前
記遊技制御手段へ識別情報の要求を行う識別情報初期要
求手段と、前記識別情報初期要求手段による要求に基づ
いて応答された識別情報と前記判定情報設定手段により
通知された判定用識別情報との整合性を判定する整合性
判定手段と、前記整合性判定手段により識別情報の整合
性が確認されたとき、前記判定情報設定手段により通知
された判定用識別情報を判定情報として記憶する判定情
報記憶手段と、前記判定情報記憶手段に判定用識別情報
を記憶することに関連して、判定情報の設定が終了した
ことを知らせる設定終了情報を前記設定装置へ通知する
設定終了通知手段と、を備えていることを特徴とする。
【0012】好ましい態様として、例えば請求項2に従
属する請求項3記載のように、前記設定装置の管理記憶
手段は、所定の情報記憶媒体を駆動可能な記憶媒体駆動
手段を有し、前記判定情報と該判定情報が設定された前
記監視装置とを関連づけて前記情報記憶媒体に記憶する
ようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、多
数のパチンコ遊技機(弾球遊技機であり、以下、遊技機
と略称する。また、説明の都合上、遊技機をP機あるい
はP台と適宜略称する)を設置した遊技店に適用した第
1の実施の形態として図面を参照して説明する。 A.遊技店の全体構成 最初に、遊技店の全体構成について説明する。図1は遊
技店の全体構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は遊技店であり、遊技店1にはCR機タイプの遊
技機10a、10b等が多数設置されたパチンコ島1
1、状態変化情報記録装置(JR)、補助状態変化情報
記録装置(JR’)、履歴処理装置12、カウンタ用コ
ンピュータ(CC)、FAX装置13、事務所用コンピ
ュータ(HC)、プリンタ14、通信制御装置15〜1
8、玉計数機19、島金庫20、監視カメラシステム2
1、アナウンスシステム22および設定・検査装置23
(ただし、常時、後述の店内ネットワーク37(すなわ
ち、LON通信網91)に接続されるものではない)が
配置されている。
【0014】パチンコ島11は、情報収集端末装置(情
報収集BOX)31a、31b、・・・(以下、適宜、
情報収集端末装置31で代表する)、遊技機10a、1
0b、・・・(以下、適宜、遊技機10で代表する)、
カード式球貸装置32a、32b、・・・(以下、適
宜、カード式球貸装置32で代表する)、球切装置33
a、33b、・・・(以下、適宜、球切装置33で代表
する)、パルスタンク34a、34b、・・・(以下、
適宜、パルスタンク34で代表する)およびネットワー
ク中継装置35(例えば、ルータ)を備えている。な
お、パチンコ島11は遊技店1に複数が配置されるが、
ここでは1つのパチンコ島11の詳細を説明する。その
他のパチンコ島も同様の構成である。ネットワーク中継
装置35は1つのパチンコ島11について、それぞれ1
台ずつ配置されるが、その他の各装置(例えば、情報収
集端末装置31、球切装置33、パルスタンク34)は
遊技機10a、10b、・・・と同数だけ(すなわち、
遊技機10と対をなして)配置されている。
【0015】遊技機10a、10b、・・・は遊技状態
を制御する遊技制御装置41a、41b、・・・(以
下、適宜、遊技制御装置41で代表する)をそれぞれ有
しており、遊技制御装置41は役物の制御を行う遊技用
演算処理装置(以下、図面では単に演算処理装置とい
う)200(いわゆるアミューズチップ用のIC)(詳
細は後述の図3参照)を内蔵している。遊技制御装置4
1は遊技制御基板および基板を収納するケース等を含む
概念である。遊技機10の側方にはカード式球貸装置3
2(遊技設備装置)が配置され、プリペイドカードを使
用した球の貸出し操作等は遊技機10で可能である。な
お、遊技機10の遊技盤における遊技領域はパチンコ球
を用いて遊技を行うものであれば、例えばいわゆる「第
1種」に属するものあるいは図柄表示装置を備えた「第
3種」に属するもの、あるいは他の機種等であっても、
任意の構成をとり得るが、一例として本実施例では「第
1種」に属するタイプのものを用いている。
【0016】球切装置33(遊技設備装置)は遊技機1
0の補給タンクへパチンコ島11から球を補給するもの
で、例えば球が10個補給される毎に1パルスとなる信
号(例えば、後述の図2に示す補給球数信号)が球切装
置33から出力される。パルスタンク34(遊技設備装
置)は発射されて遊技が終了した球が遊技機10から外
部に回収した球を計数するもので、例えば球の10個流
出(回収)に対応して1パルスとなる信号(後述の図2
に示す回収球数信号)がパルスタンク34から出力され
る。
【0017】情報収集端末装置31a、31b、・・・
は遊技情報収集装置1(PJ1)、・・・、遊技情報収
集装置2(PJ2)、・・・および分配回路42a、4
2b、・・・(以下、適宜、分配回路42で代表する)
をそれぞれ備えている。分配回路42は遊技機10、カ
ード式球貸装置32、球切装置33およびパルスタンク
34に接続され、これらの各装置から出力される信号を
遊技情報収集装置1(PJ1)および遊技情報収集装置
2(PJ2)に分配して連絡する。例えば、分配回路4
2は遊技情報収集装置1(PJ1)に対して売上信号、
補給球数信号、回収球数信号、大当り信号(大当りが発
生していることを知らせる信号であり、大当り発生時〜
大当り終了時まで出力される)、特図回転信号(特図の
変動が終了したとき特図の回転を知らせる信号)、確変
信号(確率変動中および大当り遊技中に、それを知らせ
る信号)、アミューズ通信信号を分配して連絡し、遊技
情報収集装置2(PJ2)に対して打止信号、金枠開閉
信号(金枠の開閉状態を検出する信号)、木枠開閉信号
(前面枠の開閉状態を検出する信号)、空皿信号(遊技
機10の貯留タンクにパチンコ島11から補給される球
量が少なくなったことを検出する信号)、異常信号(不
正な電磁波を出す等の不正な磁気力および電磁波を検出
する信号)を分配して連絡する。
【0018】遊技情報収集装置1(PJ1)は売上信
号、補給球数信号、回収球数信号、大当り信号、特図回
転信号、確変信号および遊技制御装置41から入力され
るアミューズ通信信号に基づいて、自分が受け持つ遊技
機10および遊技設備装置より出力された遊技情報と、
遊技情報収集装置2(PJ2)より転送された遊技情報
(状態変化情報)を併せて演算加工し、収集した遊技情
報より遊技情報の変化を検出する処理等を行うととも
に、遊技用演算処理装置200の正当性判定(真偽判
定)も行うもので、その詳細なブロック構成は後述す
る。遊技情報収集装置2(PJ2)は遊技機10および
遊技設備装置より収集した主に遊技機10を監視するた
めの状態変化情報(例えば、金枠開放信号、空皿信号
等)を遊技情報収集装置1(PJ1)へ転送する処理や
遊技情報収集装置1(PJ1)から遊技機停止要求があ
った場合に遊技機10に電源断信号を出力して遊技機1
0を不能動化する処理等を行う。
【0019】なお、遊技情報収集装置2(PJ2)は遊
技情報収集装置1(PJ1)の中に一体的に組み込んで
もよく、例えば遊技情報収集装置1(PJ1)と遊技情
報収集装置2(PJ2)とを一体的に構成するようにし
てもよい。ここで、遊技情報収集装置1(PJ1)およ
び遊技情報収集装置2(PJ2)は、全体として遊技機
10の遊技制御装置41に含まれる遊技制御手段(遊技
用演算処理装置200)を監視(正当性の監視)する遊
技機10の監視装置を構成し、識別情報初期要求手段、
整合性判定手段、判定情報記憶手段および設定終了通知
手段の機能を実現する。
【0020】ネットワーク中継装置35は、例えば、ル
ータ(Router)からなり、島内ネットワーク36と店内
ネットワーク37の各LON間を中継接続する装置であ
り、島内ネットワーク36にはLON(米国エシャロン
社によって開発されたLON(Local Operating Networ
k:エシャロン社登録商標))が採用される。なお、島
内ネットワーク36はLONに限るものではなく、その
他の通信方式であってもよい。例えば、無線LAN、赤
外線LAN等を使用してもよい。
【0021】パチンコ島11は店内ネットワーク37を
介して状態変化情報記録装置(JR)、補助状態変化情
報記録装置(JR’)、履歴処理装置12、カウンタ用
コンピュータ(CC)(状態監視用管理装置)、事務所
用コンピュータ(HC)(情報処理用管理装置)、通信
制御装置15〜18および設定・検査装置23と接続さ
れている。店内ネットワーク37には同様にLONが採
用される。店内ネットワーク37はLONに限るもので
はなく、その他の通信方式であってもよい。
【0022】島内ネットワーク36、ネットワーク中継
装置35および店内ネットワーク37は、全体として遊
技情報収集装置(PJ1)、(PJ2)、状態変化情報
記録装置(JR)、状態監視用管理装置(カウンタ用コ
ンピュータ(CC))および情報処理用管理装置(事務
所用コンピュータ(HC))の間を接続する通信網91
(以下、適宜LON通信網という)を構成する。また、
LON通信網91に接続される各ノード間では、LON
TALKプロトコルを使用した認証付きメッセージ(例
えば、ユーザプログラム側で情報の送信時に行う)で情
報転送が行われ、ノード双方を相互に認証して信頼性を
確保するようになっている。
【0023】状態変化情報記録装置(JR)は遊技店1
に1台ずつ設けられ(例えば、遊技機500台に対して
1台設置、あるいは複数階がある場合には各階毎に1台
設置でもよい)、各パチンコ島11に設けられている遊
技情報収集装置1(PJ1)より通報される遊技情報を
遊技機毎に整理して記録し、補助状態変化情報記録装置
(JR’)は状態変化情報記録装置(JR)のバックア
ップ用の装置(状態変化情報記録装置(JR)に通報さ
れる情報と同等のものを記録する装置、すなわち遊技情
報収集装置1(PJ1)は状態変化情報記録装置(J
R)および補助状態変化情報記録装置(JR’)へ通報
する)であり、状態変化情報記録装置(JR)と対に設
置される。履歴処理装置12は通信網37に接続されて
いるノード(PJ1、PJ2、JR、JR’等)がエラ
ーを発生した際に、そのエラー情報が当該履歴処理装置
12へ通報されてくるので、そのエラー情報を記録する
装置であり、後にエラー来歴をオペレータが確認できる
ようになっている。
【0024】カウンタ用コンピュータ(CC)として
は、安価で普及しているパーソナルコンピュータが使用
される。カウンタ用コンピュータ(CC)は当日の遊技
機10の状態変化情報を状態変化情報記録装置(JR若
しくはJR’)をポーリングして収集し、状態変化を検
出して表示する処理を行い、この状態変化情報のうち、
大当り、確率変動の場合は、カウンタ用コンピュータ
(CC)で当該事象が発生した遊技機10の詳細な遊技
情報も確認したい場合が通常なので、この特定の状態変
化の場合は直接に該当する遊技機10の遊技情報収集装
置(PJ1)へ連絡し、遊技情報の応答を受けて、状態
変化と併せて詳細な遊技情報をディスプレイ装置(例え
ば、CRT)に表示する。また、状態変化情報記録装置
(JR)がトラブルを起こして情報を収集できないとき
は、直ちにバックアップ用の補助状態変化情報記録装置
(JR’)に収集先を切り替えて情報を収集する。
【0025】さらに、カウンタ用コンピュータ(CC)
で所望の遊技機10の遊技情報を確認したい場合は、直
接該当する遊技情報収集装置(PJ1)へ連絡して、応
答した遊技情報を表示する機能もある。カウンタ用コン
ピュータ(CC)と事務所用コンピュータ(HC)との
間には専用通信網92(例えば、イーサネット)が設け
られており、カウンタ用コンピュータ(CC)で履歴情
報(分析情報:売上、機種情報、時系列情報等)を確認
したい場合は、事務所用コンピュータ(HC)との専用
通信網92により、分析情報を入手しディスプレイ装置
に表示する。カウンタ用コンピュータ(CC)にはFA
X装置13が接続され、カウンタ用コンピュータ(C
C)の演算した情報を外部に送信可能である。
【0026】事務所用コンピュータ(HC)としては、
安価で普及しているパーソナルコンピュータが使用され
る。事務所用コンピュータ(HC)は当日の過去分の遊
技情報を元に履歴情報・分析情報に加工する情報処理系
管理装置としての位置付けであり、遊技情報収集装置
(PJ1若しくはPJ2)を所定間隔毎にポーリングし
て遊技情報を収集し、履歴情報・分析情報に加工して格
納(例えば、内部記憶装置)するとともに、ディスプレ
イ装置(例えば、CRT)に表示する。また、事務所用
コンピュータ(HC)で所望の遊技機10の遊技情報を
確認したい場合は、直接該当する遊技情報収集装置(P
J1)へ連絡して、応答した遊技情報を表示する機能も
ある。さらに、事務所用コンピュータ(HC)で遊技機
10の状態変化情報(リアル系の情報)を確認したい場
合は、専用通信網92(例えば、イーサネット)を介し
てカウンタ用コンピュータ(CC)より状態変化情報を
入手しディスプレイ装置に表示する。事務所用コンピュ
ータ(HC)にはプリンタ14が接続され、収集した情
報を印刷出力可能である。ここで、カウンタ用コンピュ
ータ(CC)および事務所用コンピュータ(HC)は、
遊技情報を管理する管理装置を構成する。
【0027】通信制御装置15〜18は玉計数機19、
島金庫20、監視カメラシステム21およびアナウンス
システム22がLON通信網91である店内ネットワー
ク37を介して他の装置との通信を行う際のインターフ
ェース処理を行う。玉計数機19は遊技者が獲得した球
(例えば、景品交換のため)の計数を行い、計数値をカ
ウンタ用コンピュータ(CC)および事務所用コンピュ
ータ(HC)に転送し、当該遊技者に対して景品交換に
使用すべく計数結果をプリントアウトして渡す。島金庫
20は遊技店1での両替機若しくは現金式球貸装置より
回収した貨幣を収納する装置であり、現在の情報を事務
所用コンピュータ(HC)およびカウンタ用コンピュー
タ(CC)に転送する。
【0028】監視カメラシステム21は遊技店1内に配
置された監視カメラを管理し、撮像された画像を記録す
るシステムであり、アナウンスシステム22は遊技店1
内のアナウンスを自動的に行うシステムである。設定・
検査装置23としては、例えばノート型のパーソナルコ
ンピュータ等が使用され、店内ネットワーク37(LO
N通信網91)に対して通信への加入/脱退が可能なも
ので、遊技情報収集装置1(PJ1)へ当該遊技情報収
集装置1(PJ1)に接続される遊技機10の遊技制御
装置41に内蔵されている遊技用演算処理装置200の
識別のための固有IDを設定(詳しくは判定用固有ID
を固有IDとして設定)し、遊技情報収集装置1(PJ
1)は設定・検査装置23により設定された固有ID以
外の遊技機10(遊技用演算処理装置200)は正当と
認めず遊技を行わせない。
【0029】この場合、遊技用演算処理装置200に
は、遊技用演算処理装置200毎に異なる固有ID(判
定情報)が予め製造時に格納されており、遊技店1に遊
技用演算処理装置200(すなわち、遊技機10)を設
置するときも、当該遊技用演算処理装置200に格納さ
れている固有IDを、後述の設定処理プログラムにより
当該遊技用演算処理装置200を監視する遊技情報収集
装置1(PJ1)へ設定・検査装置23を用いて所定の
信用機関(例えば、第3者機関)が設定(詳しくは判定
用固有IDを固有IDとして設定)し、以降、遊技情報
収集装置1(PJ1)が当該固有IDに基づいて遊技用
演算処理装置200の正当性を判断する。
【0030】設定・検査装置23には判定用固有ID
(判定用識別情報)を格納したFD(フロッピィディス
ク)23bをドライブ可能なドライブ装置23a(記憶
媒体駆動手段)が装着されている。設定・検査装置23
は設定装置に相当し、判定情報設定手段および管理記憶
手段の機能を実現する。なお、設定・検査装置23は常
に遊技店1の店内ネットワーク37に接続されているも
のではなく、遊技機製造メーカ、信用機関等で遊技機1
0が遊技店1に設置された際(例えば、いわゆる新台の
入替え等)に店内ネットワーク37に接続され、遊技情
報収集装置1(PJ1)による遊技用演算処理装置20
0の監視の際に使用される判定用固有IDが固有IDと
して設定される。
【0031】B.遊技情報収集装置1(PJ1)の構成 次に、遊技情報収集装置1(PJ1)のブロック構成に
ついて説明する。図2は遊技情報収集装置1(PJ1)
のブロック図である。図2において、遊技情報収集装置
1(PJ1)はCPU51、ROM52、RAM53、
EEPROM54、バックアップ電源55、発信回路5
6、通信制御装置57、出力インターフェース回路(I
/F)58、入力インターフェース回路(I/F)59
およびバス60を備えている。CPU51はROM52
に格納されている処理プログラムに基づいて自分が受け
持つ遊技機10および遊技設備装置より出力された遊技
情報と、遊技情報収集装置2(PJ2)より転送された
遊技情報(状態変化情報)を併せて演算加工し、収集し
た遊技情報より遊技情報の変化を検出する処理等を行う
とともに、遊技用演算処理装置200の正当性判定も行
う。ROM52は遊技情報の収集・加工等のための処理
プログラムを格納しており、RAM53はワークエリア
として用いられる。
【0032】EEPROM54は当該遊技情報収集装置
1(PJ1)に接続される遊技用演算処理装置200に
製造時に格納されている固有IDと同じ判定用固有ID
を後述のブロードキャスト方式の処理により記憶する。
これは、設定・検査装置23により行われる。また、E
EPROM54は状態変化情報の監視用の設定値も記憶
する。この設定値は、カウンタ用コンピュータ(CC)
若しくは事務所用コンピュータ(HC)により設定され
る。バックアップ電源55はRAM53の記憶情報をバ
ックアップする電源であり、例えば電池からなる。RA
M53の記憶情報としては、例えば遊技情報および状態
変化情報があり、これらの情報はRAM53に格納され
ている段階で保持される。なお、RAM53は1日分の
当該遊技機10等の遊技情報をストック可能な容量を有
している。
【0033】発信回路56はCPU51に制御クロック
信号を供給する。通信制御装置57は島内ネットワーク
36を介して遊技情報収集装置1(PJ1)と他のネッ
トワーク端末(例えば、遊技情報収集装置2(PJ2)
あるいはネットワーク中継装置35を介した店内ネット
ワーク37の各端末)との間で情報の転送等に必要な通
信の制御を行う。出力インターフェース回路(I/F)
58は遊技機10とCPU51との間の出力インターフ
ェース処理を行うもので、出力インターフェース回路
(I/F)59から遊技機10の遊技制御装置41に対
してアミューズ通信信号が出力される。アミューズ通信
信号は遊技制御装置41に内蔵されている遊技用演算処
理装置200へ各種コマンド(例えば、認証チェックコ
マンド)を出力するための信号である。
【0034】入力インターフェース回路(I/F)59
は遊技機10および遊技設備装置(球貸装置32等)と
CPU51との間の入力インターフェース処理を行うも
ので、入力インターフェース回路(I/F)59には当
該遊技情報収集装置1(PJ1)から遊技用演算処理装
置200へのコマンドに対して応答するアミューズ通信
信号、カード式球貸装置32からカードによる売上信
号、現金式の球貸装置(図示略)から現金による売上信
号、球切装置33から補給球数信号、パルスタンク34
から回収球数信号、遊技制御装置41から特図回転信
号、大当り信号、確変信号がそれぞれ入力されるように
なっている。入力インターフェース回路(I/F)59
は、これらの信号をインターフェース処理してCPU5
1に送る。入力インターフェース回路(I/F)59に
入力されるアミューズ通信信号は、例えば遊技機10の
遊技用演算処理装置200より送信される認証コード
(ID)信号であり、この信号(ID)をCPU51に
よって監視(認証判断)することにより、正規の遊技用
演算処理装置200が装着されているか否かを判断す
る。
【0035】C.遊技用演算処理装置200の構成 次に、遊技機10の遊技制御装置41が内蔵している役
物の制御を行う遊技用演算処理装置200の構成につい
て説明する。図3は遊技用演算処理装置200の構成を
示すブロック図である。図3において、遊技用演算処理
装置200はいわゆるアミューズチップ用のICとして
製造され、遊技制御のための演算処理を行うCPUコア
201、遊技プログラム等を格納したROM202、ワ
ークエリアとして制御に必要なデータの一時記憶等を行
うとともに、CPUコア201側および後述の外部通信
回路205側の双方から情報の書き込み/読み出しが可
能なDPRAM203、遊技用演算処理装置200の正
当性(真偽)を判定する固有IDを格納しているセキュ
リティ回路204(例えば、EEPROMで構成)、外
部よりの指令に基づいて演算処理装置200内に格納さ
れている情報(例えば、固有ID)を外部へ応答処理す
る外部通信回路205、CPUコア201を介さずにデ
ータ転送処理を行うDMA(ダイレクトメモリアクセ
ス)206、外部バスのインターフェース処理を行う外
部バスインターフェース207、所定のクロック信号を
生成するクロックジェネレータ208、システムリセッ
ト、ユーザリセットや割り込み要求を検出してCPUコ
ア201に知らせるリセット/割込制御回路210、リ
セット/割込制御回路210からの信号およびクロック
ジェネレータ208からの信号の制御を行って外部端子
より外部に出力する出力制御回路209、外部クロック
/タイマトリガ入力やタイマ出力を内蔵してタイマモー
ドおよびカウンタモードで作動するCTC211、内蔵
デバイスおよび内蔵コントロール/ステータスレジスタ
群のロケーションをメモリマップドI/O方式およびI
/OマップドI/O方式によりデコードするアドレスデ
コーダ212、入出力ポートとしてのPIO214、ア
ドレスデコーダ212からの信号やPIO214からの
信号の制御を行って外部端子より外部に出力する出力制
御回路213、ウォッチドッグタイマ215およびバス
216により構成される。
【0036】RAMとしてDPRAM203を採用した
のは、遊技用演算処理装置200の検査時(例えば、所
定機関による検定検査、警察官等による立ち入り検査
時)に、遊技プログラムの動作中にメモリ(ここではD
PRAM203)の内容を確認したい場合が生じるか
ら、CPUコア201側および外部通信回路205側の
双方からメモリアクセスが行えるDPRAM203とし
て、遊技プログラムの稼働中においてもメモリ内容を外
部へ出力することができるようにしたためである。した
がって、外部通信回路205はメモリ内容要求指令を受
けると、DPRAM203を制御して現在のメモリ内容
を取得し、外部へ送出する。
【0037】なお、DPRAM203を設ける構成でな
く、例えば第1のRAMおよび第2のRAMを設け、第
2のRAMは第1のRAMの内容をそっくり記憶するい
わゆるミラードRAMを使用し、バスによってCPUコ
ア201側および外部通信回路205側からアクセス可
能にして、第2のRAMの内容を外部で読み出すような
構成にしてもよし、あるいは同等の処理が可能なその他
の構成であってもよい。ここで、遊技用演算処理装置2
00は遊技制御手段を構成し、識別情報応答手段の機能
を実現する。
【0038】次に、作用を説明する。遊技用演算処理装
置200の正当性の判定に関連する遊技情報収集装置1
(PJ1)、遊技情報収集装置2(PJ2)、遊技用演
算処理装置200および設定・検査装置23の各処理プ
ログラムを必要に応じてメインルーチン(ゼネラルフロ
ー)および個別のサブルーチンに分けて順次説明する。
【0039】A−1.遊技情報収集装置1(PJ1)の
メインルーチン(ゼネラルフロー) 図4(a)、(b)は遊技情報収集装置1(PJ1)の
メインルーチンおよび割り込みルーチンをそれぞれ示す
フローチャートである。遊技情報収集装置1(PJ1)
のメインルーチンは遊技情報収集装置1(PJ1)の電
源投入(パワーオン)と同時に開始される。遊技情報収
集装置1(PJ1)がパワーオンすると、まずステップ
S1でCPU51のイニシャライズ、RAM53のチェ
ックおよびイニシャライズを行う。これにより、CPU
51が初期化され、システム内部のレジスタの設定処
理、フラグのイニシャライズ等が行われるとともに、R
AM53の正常判定処理、ワークエリアのイニシャライ
ズ等が行われる。
【0040】次いで、ステップS2で設定処理を行う。
これは、遊技情報収集装置1(PJ1)へ設定・検査装
置23より遊技用演算処理装置200の固有IDを設定
するもので、ステップS1を経た後に、ステップS2に
て設定処理を行っている。設定処理の詳細は、後述のサ
ブルーチンで説明する。次いで、ステップS3で遊技用
演算処理装置200のチェック処理を行う。これは、遊
技用演算処理装置200の固有IDが正当であるか否か
を判定するものである。遊技用演算処理装置200には
製造時に予め固有ID(遊技用演算処理装置200毎に
異なるID)が格納(セキュリティ回路204に格納)
されており、遊技店1に遊技機10が納入された後、遊
技情報収集装置1(PJ1)が設定・検査装置23より
設定された固有IDに基づいて遊技用演算処理装置20
0の正当性を判断することになる(詳細は後述のサブル
ーチンで説明する)。なお、メインルーチンにおける処
理の内容は必要に応じて逐次後述のサブルーチンで詳述
する。これは、以下のステップについても同様である。
また、遊技情報収集装置1(PJ1)以外のその他の装
置についても同様である。
【0041】次いで、ステップS4でイベント処理を行
う。これは、遊技機10等(これには遊技機10および
遊技設備装置も含む。以下同様)より出力される各信号
および遊技情報収集装置2(PJ2)より転送されてく
る遊技情報を加工・記録する処理を行うとともに、遊技
情報に状態変化があった場合に、その状態変化情報を状
態変化情報記録装置(JR)および補助状態変化情報記
録装置(JR’)に送信するものである。
【0042】ここで、遊技機10等より出力される各信
号および遊技情報収集装置2(PJ2)より転送されて
くる遊技情報を加工したものとしては、例えば時刻(時
分)(遊技情報を収集したときの発生時刻)、累計セー
フ、累計アウト、累計特賞回数、累計確変回数、累計特
賞中セーフ、累計特賞中アウト、累計確変中セーフ、累
計確変中アウト、累計確変中スタート、累計スタート、
累計カード売上、累計現金売上、最終スタート回数、打
止回数、打止目標値、最終アウト玉数、金枠開放回数、
木枠開放回数、電磁波異常回数等がある。また、遊技情
報の状態変化を監視するステータスおよびその内容とし
ては、特賞、確変、稼働中検出、自動打止、手動打止、
アウト異常、セーフ異常、ベース異常、出過ぎ異常、入
賞異常、特賞異常、演算処理装置異常(遊技用演算処理
装置200の固有IDが異常のとき、状態1となるビッ
トである)、ノード異常(端末装置間の相互認証が異常
のとき、状態1となるビットである。なお、相互認証は
LONプロトコルによって行われる)、金枠開、金枠開
異常、木枠開、木枠開異常、電磁波異常、空皿検出、空
皿検出異常、コール等がある。
【0043】次いで、ステップS5で事務所用コンピュ
ータ(HC)より遊技情報のポーリングに対する応答処
理を行う。次いで、ステップS6で事務所用コンピュー
タ(HC)若しくはカウンタ用コンピュータ(CC)よ
り要求される所望遊技機10の遊技情報を取得したい場
合に、その要求に対して応答するブラウジング応答処理
を行う。次いで、ステップS7で遊技情報設定処理を行
う。これは、事務所用コンピュータ(HC)若しくはカ
ウンタ用コンピュータ(CC)より設定される状態変化
情報の監視用の設定処理を行うとともに、遊技情報収集
装置1(PJ1)は夜間も動作しているので、例えば事
務所用コンピュータ(HC)より開店等の要求があった
場合に、前日の遊技機情報等をクリアする処理を行うも
のである。
【0044】次いで、ステップS8で設定・検査装置要
求処理を行う。これは、設定・検査装置23よりのメモ
リ内容(RAM53:作業メモリの内容)の要求指令、
若しくはROM52に格納されている遊技プログラムの
要求指令等を遊技用演算処理装置200へ連絡したり、
遊技用演算処理装置200より設定・検査装置23へ上
記要求指令に対して応答する情報(メモリ内容、遊技プ
ログラム)を中継する処理を行うものである。なお、設
定・検査装置23は遊技店1における警察等の立入検査
時のみならず、遊技機10の検定検査を行うときにも使
用できる。
【0045】ステップS8を経ると、ステップS3に戻
って処理ループ(ステップS3〜ステップS8)を繰り
返す。遊技情報収集装置1(PJ1)(遊技情報収集装
置2(PJ2)も同様)およびLON通信網91(島内
ネットワーク36、ネットワーク中継装置35および店
内ネットワーク37)は夜間も動作しており、特に島内
ネットワーク36に接続されるノード(端末装置)は夜
間も遊技情報の状態変化を監視している。したがって、
ステップS3〜ステップS8の処理ループを繰り返すこ
とにより、翌朝、開店前に各遊技情報を取得すること
で、不正を監視できる。また、夜間、通電しているLO
N通信網91に外部通信装置(例えば、FAX装置等)
を接続しておけば、不正が発生した時点で外部に不正発
生という状況を送信することができ、不正に有効に対処
することが可能になる。
【0046】A−2.遊技情報収集装置1(PJ1)の
割り込みルーチン 遊技情報収集装置1(PJ1)の割り込みルーチンで
は、図4(b)に示すように、ステップS11で入力処
理を行う。これは、遊技情報収集装置1(PJ1)の入
力インターフェース回路(I/F)59にアミューズ通
信信号、売上信号(カード)、売上信号(現金)、補給
球数信号、回収球数信号、特図回転信号、大当り信号、
確変信号の何れかの信号が入力された際に、その入力信
号をトリガーとして割り込みがかかり、その入力された
信号を保存しておく処理を行うものである。入力処理で
保存した信号は遊技情報収集装置1(PJ1)のメイン
ルーチンの処理で使用される。次いで、ステップS12
でタイマ処理を行う。これにより、遊技情報収集装置1
(PJ1)において使用する各種のタイマが作成され、
例えば100ms等のタイマが作られる。ステップS1
2を経ると、割り込みを終了する。
【0047】なお、遊技情報収集装置2(PJ2)につ
いても図4に示す内容と同様の処理が行われるので、省
略している。この場合、遊技情報収集装置2(PJ2)
は遊技機10および遊技設備装置より収集した主にP機
を監視するための状態変化情報(例えば、金枠開放信
号、空皿信号等)を遊技情報収集装置1(PJ1)へ転
送し、遊技情報収集装置1(PJ1)より上位ノードの
端末装置(例えば、状態変化情報記録装置(JR))に
転送してもらうとともに、遊技機停止要求に応答して遊
技機10を不能動化する処理(例えば、電源断信号の出
力)を行う。
【0048】B.設定処理 次に、設定・検査装置23の設定処理に関するサブルー
チンについて説明する。図5は設定処理のサブルーチン
を示すフローチャートである。設定処理の過程では、設
定・検査装置23、遊技情報収集装置1(PJ1)およ
び遊技用演算処理装置200において関連する処理が行
われる。これは、遊技店1に新たな遊技機10(すなわ
ち、遊技用演算処理装置200)が納入され、それを監
視する遊技情報収集装置1(PJ1)へ設定・検査装置
23より固有IDを設定する処理、および遊技用演算処
理装置200が外部の遊技情報収集装置1(PJ1)か
らの要求に対して応答する処理である。この場合、設定
・検査装置23をLON通信網91に接続して使用す
る。
【0049】図5に示すプログラムで遊技情報収集装置
1(PJ1)への固有IDの設定処理を行う場合、ま
ず、設定・検査装置23における設定処理ルーチンにお
いて、ステップS21で判定用固有ID情報の読み込み
処理を行う。これは、遊技店1に納入された遊技機10
(遊技盤のみの交換の場合も含む)に備えられている遊
技用演算処理装置200の固有ID(すなわち、遊技情
報収集装置1(PJ1)(監視装置)での判定用固有I
D)を設定・検査装置23に入力するもので、予めドラ
イブ装置23aを介してFD(フロッピィディスク)2
3bに格納されたものを読み込ませる(FDに限らず、
MO等の記憶媒体でもよい)。このとき、全ての判定用
固有IDを読み込む。なお、判定用固有IDはキーボー
ド等を使用して手で入力する方法でも構わない。判定用
固有IDの入力は、第3者機関等の信用のある機関の者
が行い、例えば遊技店1に納入された固有IDのリスト
を見ながら行う。
【0050】判定用固有IDの入力が済むと、ステップ
S22で固有ID初期設定情報(遊技情報収集装置1
(PJ1)へ設定する判定用固有IDのこと)を各遊技
情報収集装置1(PJ1)へ送信する。ここので送信
は、各遊技情報収集装置1(PJ1)に対してブロード
キャスト(一斉送信)するものであり、新しく設置され
る複数の遊技機10の固有IDを送信する。この場合、
複数の遊技機10の固有IDを送信するが、例えば全て
の新台単位でもよく、あるいはグループ単位、島単位、
機種単位等の方法で送信してもよい。何れにしろ、第1
の実施の形態では、複数の遊技情報収集装置1(PJ
1)の判定用固有IDをブロードキャストする(参考ま
でに述べると、後述の第2の実施の形態では1つの遊技
情報収集装置1(PJ1)の判定用固有IDをブロード
キャストする処理を行う)。ステップS22の処理によ
り、ステップS21で読み込んだ判定用固有ID(複数
ある)が全て各遊技情報収集装置1(PJ1)に送信
(ブロードキャスト)される。
【0051】遊技情報収集装置1(PJ1)では、ステ
ップS23で設定・検査装置23から固有ID初期設定
情報があるか否かを監視し、固有ID初期設定情報がな
ければルーチンを終了してリターンし、固有ID初期設
定情報があれば、ステップS24に進んで設定・検査装
置23から送信されてきた固有ID初期設定情報を受信
し、受信した固有ID初期設定情報を判定用固有IDと
してRAM53に一時記憶する。この場合は、判定用固
有IDは遊技情報収集装置1(PJ1)を特定して送ら
れるのではなく、全ての遊技情報収集装置1(PJ1)
(例えば、グループ単位を指定しても構わない)へ全て
の判定用固有IDが送られるので、受信した判定用固有
IDを全てRAM53に記憶することになる。次いで、
ステップS25で固有ID要求情報を遊技用演算処理装
置200に送信する。これは、遊技用演算処理装置20
0に予め格納されている固有IDを読み込むために、遊
技用演算処理装置200に対して固有IDの要求を行う
ものである。すなわち、遊技情報収集装置1(PJ1)
と対になっている(つまり遊技情報収集装置1(PJ
1)がチェック対象としている)遊技機10における遊
技制御装置41に内蔵されている遊技用演算処理装置2
00に対して固有IDを要求するものである。
【0052】遊技用演算処理装置200では、外部通信
回路205が処理を行い、まずステップS26で遊技情
報収集装置1(PJ1)から送られてきた固有ID要求
情報が正規な要求情報であるか否かを判別し、正規のも
のでなければルーチンを終了する。したがって、このと
きは無応答となる。無応答とすることによって、不正の
防止を行う。例えば、何かしら応答すると、その応答を
解析される恐れがあるので、無応答にしているものであ
る。要は、不正な要求(コマンド)に対する応答動作は
しないという構成である。なお、無応答に限らず、予め
決められた一定の情報だけを返す(例えば、応答不能で
す)ようにしてもよい。このように無応答にすることに
より、不正者による解析を著しく困難にすることができ
る。
【0053】ステップS26で正規の指令情報である場
合には、ステップS27に進んでそれが固有IDの要求
であるか否かを判別する。固有IDの要求であればステ
ップS28でセキュリティ回路204に予め格納されて
いる固有IDを遊技情報収集装置1(PJ1)へ送信し
てルーチンを終了する。固有IDは遊技用演算処理装置
200の正当性を判断する情報であり、予め遊技用演算
処理装置200のセキュリティ回路204に格納されて
いる。このとき、遊技用演算処理装置200ではCPU
コア201の動作で固有ID要求を受けるのではなく、
外部通信回路205で固有ID要求を受け、それに応答
してセキュリティ回路204に予め格納されている固有
IDを外部に送信する。したがって、CPUコア201
の動作がなくても、外部通信回路205の段階で固有I
Dチェックが行われる。このように、外部通信回路20
5およびセキュリティ回路204が独立して固有ID要
求に対する応答を行うことにより、例えば遊技プログラ
ムの実行中(すなわち、遊技中)でも固有IDに基づく
セキュリティチェックを実現することが可能になるとい
う利点がある。なお、固有IDは遊技機製造メーカーが
遊技プログラムを書き込む際に、セキュリティ回路20
4に格納してもよい。
【0054】遊技用演算処理装置200では、ステップ
S27で固有IDの要求でない場合にはステップS29
に進んでその要求情報がメモリ情報(メモリ内容)の要
求であるか否かを判別し、メモリ要求の要求の場合はス
テップS30で現在のメモリ内容(作業メモリ:DPR
AM203の内容)を遊技情報収集装置1(PJ1)を
介して設定・検査装置23へ送信する。また、メモリ情
報の要求でない場合は、ステップS31で遊技プログラ
ムの要求か否かを判別し、遊技プログラムの要求でない
場合はルーチンを終了し、無応答とする。一方、遊技プ
ログラムの要求である場合は、ステップS32に進んで
遊技プログラムを遊技情報収集装置1(PJ1)を介し
て設定・検査装置23へ送信し、ルーチンを終了する。
【0055】すなわち、ステップS26〜ステップS3
2の処理は、遊技プログラムの実行(CPUコア20
1)の処理の妨げにならないように独立して処理され
る。ただし、遊技プログラムの読み出しの場合は、遊技
プログラムの動作停止状態が前提条件となり、DMA2
06によりバス216を外部通信回路205が使用でき
るようにして、バス216を利用してROM202の内
容を外部通信回路205より外部に転送可能にしてい
る。一方、メモリ内容(DPRAM203の情報)を外
部に転送する場合は、遊技プログラム実行中においても
可能なように、DPRAM203を使用するようにし
て、CPUコア201側からも、外部通信回路203側
からもアクセス可能である。
【0056】遊技情報収集装置1(PJ1)では、ステ
ップS33で遊技用演算処理装置200からの応答を待
ち、外部通信回路205(以下、同様)から固有IDが
送信されてくると、固有IDを受信して取得する。次い
で、ステップS34で設定・検査装置23より受信した
複数の判定用固有IDの中から、当該遊技情報収集装置
1(PJ1)が管理する遊技用演算処理装置200より
読み込んだ固有IDがあるか(判定用固有ID=固有I
Dであるか)否かを判別する。無い場合は、ステップS
35で受信した複数の判定用固有IDをRAM53(メ
モリ)から破棄(クリア)してルーチンを終了しリター
ンする。また、同一の判定用固有IDがある場合(すな
わち、当該遊技情報収集装置1(PJ1)へ新たな遊技
用演算処理装置200を有する遊技機10が接続された
場合)には、ステップS36に進んで同一性が確認され
た判定用固有IDを以降の遊技用演算処理装置200の
正当性を監視する際の判定情報としてEEPROM54
(不揮発性メモリ)に記憶する。次いで、ステップS3
7で判定用固有IDの設定が終了したこと知らせる設定
終了情報を設定・検査装置23へ通知してルーチンを終
了する。この場合の設定終了情報には、当該遊技情報収
集装置1(PJ1)を特定できる情報(例えば、通信上
のアドレス)および設定した判定用固有IDが含まれ
る。
【0057】設定・検査装置23では、ステップS38
で設定終了情報ありか否かを判別して待機しており、N
OのときはステップS40にジャンプする。遊技情報収
集装置1(PJ1)から設定終了情報が送信されると、
ステップS38の判別結果がYESとなってステップS
39に移行する。設定終了情報は判定用固有IDの設定
が終了したこと知らせるものであるが、これには設定し
た判定用固有IDおよび当該判定用固有IDを格納した
遊技情報収集装置1(PJ1)を特定する情報(例え
ば、通信網上の遊技情報収集装置1(PJ1)のアドレ
ス)が含まれる。ステップS39では判定用固有IDの
割り付け処理を行う。割り付け処理では、図7に示す割
付け表を作成していく。割付け表とは、遊技情報収集装
置1(PJ1)と判定用固有IDとを関係付ける割付デ
ータのことであり、作成された割付データはFD(フロ
ッピィディスク:所定の情報記憶媒体に相当)に格納す
る。
【0058】次いで、ステップS40に進んで固有ID
初期設定は終了したか、すなわち、新しい遊技機10の
遊技用演算処理装置200の固有IDを判定する遊技情
報収集装置1(PJ1)の全てに判定用固有IDの設定
が終了したか否かを判別し、終了していない場合は、ス
テップS38に戻って同様の処理を繰り返し、終了した
場合は、ルーチンを終了してリターンする。以上の処理
により、図7に示す割付け表が完成する。この割付け表
では、各遊技情報収集装置1(PJ1)毎に判定用固有
IDが関係付けられており、例えば「XXXXX」で特
定(例えば、通信網上の遊技情報収集装置1(PJ1)
のアドレスで特定)される遊技情報収集装置1(PJ
1)は「△△△」という判定用固有IDが割り付けら
れ、以下同様に、「★★★★★」で特定される遊技情報
収集装置1(PJ1)は「○○○」という判定用固有I
Dが割り付けられる。このようにして、各遊技情報収集
装置1(PJ1)毎に判定用固有IDが設定され、以
後、遊技情報収集装置1(PJ1)では、設定された判
定用固有IDに基づいて遊技用演算処理装置200の正
当性監視が所定間隔毎に行われる。
【0059】C.遊技用演算処理装置チェック 次に、遊技用演算処理装置(以下、適宜、演算処理装置
と略称する)200のチェックに関するサブルーチンに
ついて説明する。図6は遊技用演算処理装置チェックの
サブルーチンを示すフローチャートである。遊技用演算
処理装置200をチェックする過程では、遊技用演算処
理装置200、遊技情報収集装置1(PJ1)および遊
技情報収集装置2(PJ2)において関連する処理が行
われる。
【0060】遊技用演算処理装置200には製造時に予
め固有ID(遊技用演算処理装置200毎に異なるI
D)が格納(セキュリティ回路204に格納)されてお
り、遊技店1に遊技機10が納入された後、遊技情報収
集装置1(PJ1)が判定用固有IDに基づいて正当な
遊技用演算処理装置200であるか否かを判断できるよ
うに、LON通信網91に設定・検査装置23を接続
し、当該遊技用演算処理装置200に予め格納されてい
る固有IDと同じ判定用固有IDを当該遊技機10が接
続される遊技情報収集装置1(PJ1)へ上述したブロ
ードキャストを用いた方法により設定する。遊技情報収
集装置1(PJ1)では所定間隔毎に遊技用演算処理装
置200に固有ID読み出しコマンドを送信し、遊技用
演算処理装置200はそれに応答すべく予め格納されて
いる固有IDを遊技情報収集装置1(PJ1)へ送信
し、遊技情報収集装置1(PJ1)は受け取った固有I
Dを設定・検査装置23により設定された判定用固有I
Dと比較することで、遊技用演算処理装置200の正当
性を判断する。そして、特定の者(例えば、製造時に遊
技用演算処理装置200に固有IDを格納し、管理して
いる者)しか知り得ない固有IDが正当であれば、その
正当な遊技用演算処理装置200に書き込まれている遊
技プログラムは正当であると判断する。
【0061】図6に示すプログラムで遊技用演算処理装
置200の正当性を判断する場合、まず遊技情報収集装
置1(PJ1)のメインルーチンの遊技用演算処理装置
チェック処理において、ステップS51で所定間隔毎の
固有IDの確認タイミング(例えば、1秒毎)であるか
否かを判別し、確認タイミングでなければ、今回のルー
チンを終了してメインルーチンにリターンする。確認タ
イミングであれば、ステップS52に進んで当該遊技情
報収集装置1(PJ1)に接続される遊技機10の遊技
用演算処理装置200に対して固有ID要求(例えば、
固有ID読み出しコマンド)を送信する。これは、遊技
情報収集装置1(PJ1)と対になっている(つまり遊
技情報収集装置1(PJ1)がチェック対象としてい
る)遊技機10における遊技制御装置41に内蔵されて
いる遊技用演算処理装置200に対して固有IDを要求
するものである。
【0062】遊技用演算処理装置200では、外部通信
回路205が処理を行い、まずステップS53で遊技情
報収集装置1(PJ1)から送られてきた固有ID要求
指令が正規な指令情報であるか否かを判別し、正規のも
のでなければルーチンを終了する。したがって、このと
きは無応答となる。無応答とすることによって、不正の
防止を行う。例えば、何かしら応答すると、その応答を
解析される恐れがあるので、無応答にしているものであ
る。要は、不正なコマンドに対する応答動作はしないと
いう構成である。なお、無応答に限らず、予め決められ
た一定の情報だけを返す(例えば、応答不能です)よう
にしてもよい。このように無応答にすることにより、不
正者による解析を著しく困難にすることができる。一
方、ステップS53で正規の指令情報である場合には、
ステップS54に進んでそれが固有IDの要求指令であ
るか否かを判別する。固有IDの要求指令でなければル
ーチンを終了する。固有IDの要求指令であれば、ステ
ップS55で遊技情報収集装置1(PJ1)より送信さ
れてきた固有ID要求を受信するとともに、セキュリテ
ィ回路204に予め格納されている固有IDを遊技情報
収集装置1(PJ1)へ送信してルーチンを終了する。
【0063】固有IDは遊技用演算処理装置200の正
当性を判断する情報であり、予め遊技用演算処理装置2
00のセキュリティ回路204に格納されている。この
とき、遊技用演算処理装置200ではCPUコア201
の動作で固有ID要求を受けるのではなく、外部通信回
路205で固有ID要求を受け、それに応答してセキュ
リティ回路204に予め格納されている固有IDを外部
に送信する。したがって、CPUコア201の動作がな
くても、外部通信回路205の段階で固有IDチェック
が行われる。このように、外部通信回路205およびセ
キュリティ回路204が独立して固有ID要求に対する
応答を行うことにより、例えば遊技プログラムの実行中
(すなわち、遊技中)でも固有IDに基づくセキュリテ
ィチェックを実現することが可能になるという利点があ
る。なお、固有IDは遊技機製造メーカーが遊技プログ
ラムを書き込む際に、セキュリティ回路204に格納し
てもよい。
【0064】遊技情報収集装置1(PJ1)では、ステ
ップS56で遊技用演算処理装置200の外部通信回路
205(以下、同様)から送信された固有IDを受信
し、ステップS57で受信した固有IDが正常であるか
(正規なものであるか)否かを判別する。なお、チェッ
ク用の固有ID(つまり判定用識別情報)は予め設定・
検査装置23により上述したブロードキャストを用いた
方法により遊技情報収集装置1(PJ1)1に対して設
定(例えば、EEPROM54に格納)されている。チ
ェック用の固有IDは設定・検査装置23によって設定
する例に限らず、例えばブロードキャストを用いた方法
によりカウンタ用コンピュータ(CC)や事務所用コン
ピュータ(HC)によって設定してもよい。
【0065】ステップS57の判別結果で、遊技用演算
処理装置200から受信した固有IDが正常であれば、
ステップS58で固有ID正常状態を記憶(例えば、状
態変化情報のうち遊技用演算処理装置異常のビットを
「0」にして正常なものとして記憶してメインルーチン
にリターンする。一方、遊技用演算処理装置200のI
Dが正常でない場合(例えば、偽造された遊技用演算処
理装置である場合)には、ステップS59に進んで固有
IDの異常に対応した処置を行うべく、遊技機停止要求
を遊技情報収集装置2(PJ2)に送信するとともに、
ステップS60で固有ID異常状態を記憶(例えば、状
態変化情報のうち遊技用演算処理装置異常のビットを
「1」にして記憶してメインルーチンにリターンする。
【0066】遊技情報収集装置2(PJ2)では、異常
対処処理において、遊技情報収集装置1(PJ1)から
遊技機停止要求を受信すると、ステップS61で異常P
台に対して打止信号をオンして球の発射を停止するか、
若しくは電源断信号をオンして異常P台の電源をオフす
る処理を行い、メインルーチンにリターンする。これに
より、遊技情報収集装置2(PJ2)に接続されている
該当する遊技機10における遊技球の発射が停止された
り、あるいは該当する遊技機10の電源がオフになって
遊技機10の動作が停止する。すなわち、遊技機10の
動作が不能動化される。したがって、遊技用演算処理装
置200が偽造されて固有IDが正規のものでない場合
には、遊技を継続できなくなり、不正を防止することが
できる。
【0067】ここで、本実施の形態では遊技用演算処理
装置200の非正当性が認められた場合に遊技情報収集
装置1(PJ1)から遊技機停止要求を遊技情報収集装
置2(PJ2)に出力して、遊技機10を不能動化(例
えば、発射停止)する処理を行っているが、遊技用演算
処理装置200の非正当性が認められた場合に遊技機1
0を不能動化する処理でなく、例えば遊技用演算処理装
置200自体を不能動化する処理(例えば、遊技用演算
処理装置200におけるCPUコア201の遊技プログ
ラムの動作を停止させる処理等)を行ってもよい。
【0068】このように本実施の形態では、LON通信
網91に設定・検査装置23を接続し、遊技店1に新た
に設置する全ての遊技機10(遊技用演算処理装置20
0を有するもの:遊技盤単独の交換でもよい)の判定用
固有IDのデータを格納したFD(フロッピィディス
ク)23bを設定・検査装置23のドライブ装置23a
にセットし、例えば設定処理のルーチンを実行する起動
操作を行うと(例えば、マウスによる操作あるいはキー
ボード入力)、設定・検査装置23により判定用固有I
D(遊技用演算処理装置200に予め格納されている固
有IDと同じもの)の全てを新たに設置される遊技機1
0が接続される遊技情報収集装置1(PJ1)へブロー
ドキャスト(全監視装置へ情報を送信)する。すなわ
ち、各遊技情報収集装置1(PJ1)に設定される全て
の判定用固有IDを、遊技情報収集装置1(PJ1)全
体に対してブロードキャストで通知する。
【0069】遊技情報収集装置1(PJ1)では自分が
監視している遊技用演算処理装置200に対して固有I
Dの応答を要求し、遊技用演算処理装置200はそれに
応答すべく予め格納されている固有IDを遊技情報収集
装置1(PJ1)へ送信し、遊技情報収集装置1(PJ
1)は受け取った固有IDを設定・検査装置23により
ブロードキャストされた判定用固有IDと比較し、同一
性が確認できた判定用固有IDは判定情報として不揮発
性メモリ(EEPROM54)に記憶し、同一性が確認
できない場合は、通知された判定用固有IDを破棄す
る。そして、全ての判定用固有IDをブロードキャスト
して、全ての判定用固有IDを該当する遊技情報収集装
置1(PJ1)にそれぞれ設定する。その後、この判定
用固有IDに基づいて遊技情報収集装置1(PJ1)で
遊技用演算処理装置200の正当性を所定間隔毎に監視
することが行われる。したがって、以下の効果を得るこ
とができる。
【0070】ブロードキャスト方式により自動的に判
定用固有IDを割り付けするので、従来のように通信網
上で遊技情報収集装置1(PJ1)(監視装置)を特定
する情報(例えば、通信網上のアドレス)に基づいて遊
技情報収集装置1(PJ1)に接続される遊技用演算処
理装置200(遊技用チップ)に予め格納された固有I
Dを監視するための判定用固有ID(判定情報)を設定
しなくても済み、判定用固有IDの設定を極めて容易に
行うことができる。 判定用固有IDの設定前に遊技店1の遊技情報収集装
置1(PJ1)の通信網上のアドレスを管理する必要が
なく、また、どの遊技情報収集装置1(PJ1)にどの
ような遊技機10を取り付けるのか(例えば、島設備の
どこに新たな遊技機(遊技用チップを有する)を取り付
けるのか)も把握する必要がなく、判定用固有ID設定
の作業量を少なくすることができる。 遊技情報収集装置1(PJ1)と該遊技情報収集装置
1(PJ1)に設定された判定用固有IDとの対応デー
タ(割付け表)が自動的に作成され、FD(フロッピィ
ディスク:移動できる情報記憶媒体)に格納されるの
で、遊技情報収集装置1(PJ1)と該遊技情報収集装
置1(PJ1)に設定した判定用固有IDの関係を明確
に把握することができ、管理が容易になる。割付け表を
格納する情報記憶媒体はFDに限らず、例えば光磁気デ
ィスク(MO)、CD−ROM、その他の移動可能な記
憶媒体であってもよい。
【0071】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第2の実施の形態は複数の監視装置のうちの
1つに設定される判定用固有IDを、監視装置全体に
(監視装置に対してブロードキャストで)通知していく
ものである。図8は第2の実施の形態の設定処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートであり、第1の実施の形
態と同様の処理を行うステップには同一のステップ番号
を付して重複説明を省略する。図8に示すサブルーチン
では、設定・検査装置23における設定処理ルーチンに
おいて、ステップS21で判定用固有ID情報の読み込
んだ後、ステップS71で固有ID初期設定情報を各遊
技情報収集装置1(PJ1)へ送信する。ここでは、ス
テップS21で読み込んだ全ての判定用固有IDのう
ち、1つを遊技情報収集装置1(PJ1)を特定しない
でブロードキャスト(一斉送信)する。すなわち、判定
用固有IDを1つ毎にブロードキャストしていくことに
なる。遊技情報収集装置1(PJ1)では、ブロードキ
ャストされた1つの判定用固有IDに対して第1の実施
の形態と同様の処理を行って、該当する判定用固有ID
があれば、記憶するとともに、設定終了情報を設定・検
査装置23に送信する。
【0072】設定・検査装置23では、遊技情報収集装
置1(PJ1)を特定しないでブロードキャスト(一斉
送信)した後、遊技情報収集装置1(PJ1)よりの設
定終了情報を待ち(ステップS38、ステップS39は
第1の実施の形態と同様)、ステップS72で全ての判
定用固有IDの設定が終了していない場合には、ステッ
プS71に戻って処理を繰り返す。次回のルーチンでは
前回と異なった(つまり、設定が終了した判定用固有I
Dを除く1つ)を上記同様に各遊技情報収集装置1(P
J1)へブロードキャストし、設定が終了するまで、こ
の処理を繰り返す。そして、全ての判定用固有IDの各
遊技情報収集装置1(PJ1)へブロードキャストして
全ての遊技情報収集装置1(PJ1)から設定終了情報
を受信すると、ステップS72の判別結果がYESとな
って、図8のルーチンを終了する。
【0073】第2の実施の形態では、設定・検査装置2
3で判定用固有IDを1つずつ遊技情報収集装置1(P
J1)へブロードキャストし、設定終了情報を得てか
ら、次の1つの判定用固有IDをブロードキャストする
という処理を行うので、例えば設定・検査装置23の画
面で判定用固有IDの設定を確認しながら、判定用固有
IDの設定を行うことができる。
【0074】本発明の実施の形態は、上記実施の形態に
限らず、以下に述べるような各種の変形実施が可能であ
る。 (a)遊技機はパチンコ遊技機に限らず、パチスロ遊技
機であってもよい。 (b)本発明における遊技機はパチンコ遊技機でなく、
例えば映像式ゲーム機のようなものにも適用できる。 (c)遊技機は実球式に限るものではなく、封入球式の
遊技機であってもよい。また、本発明の適用対象となる
遊技機は、どのような種類の遊技機でもよい。例えば、
磁気カードで玉貸しを行うもの、ICカードで玉貸しを
行う等の遊技機のタイプに限定されずに、本発明を適用
することができる。 (d)遊技店内の通信網は遊技情報等の転送が可能なも
のであれば、光通信方式、LAN、LON、無線方式、
赤外線方式、有線方式等の種類に限らず、どのようなネ
ットワークシステムを使用してもよい。
【0075】(e)本発明の実施では、上記実施の形態
と異なり、管理装置(カウンタ用コンピュータ(CC)
および事務所用コンピュータ(HC))への遊技情報の
効率の良い収集機能(例えば、遊技情報収集装置1(P
J1)、遊技情報収集装置2(PJ2)、状態変化情報
記録装置(JR)、補助状態変化情報記録装置(J
R’)による情報収集機能のうち、遊技機の監視システ
ムに関係のない部分)を設けない構成で遊技機の監視シ
ステムを実現してもよい。すなわち、上記実施の形態で
は、遊技情報収集装置1(PJ1)、遊技情報収集装置
2(PJ2)により本発明の遊技機の監視システムに必
要な情報収集以外の収集を行ったり、あるいは状態変化
情報記録装置(JR)、補助状態変化情報記録装置(J
R’)を設けて、状態変化情報の管理を行い、管理装置
(カウンタ用コンピュータ(CC)および事務所用コン
ピュータ(HC))で遊技情報を管理するという情報収
集管理システムの形態をとっているが、このような実施
形態でなく、本発明の実現に必要な最低限の形態で、遊
技機の監視システムを構築してもよい。例えば、本発明
の実現に必要な最低限のものは、遊技機、監視装置、管
理装置、設定装置および通信網であるので、遊技情報収
集装置1(PJ1)および遊技情報収集装置2(PJ
2)は本発明の遊技機の監視システムに必要な監視機能
のみとし、状態変化情報記録装置(JR)、補助状態変
化情報記録装置(JR’)を設けず、管理装置、設定装
置および通信網も本発明の遊技機の監視システムに必要
な最低限の機能のみで本発明を実現してもよい。そのよ
うにすると、低コストで本発明を実施できる利点があ
る。
【0076】(f)遊技情報収集装置1(PJ1)ある
いは遊技情報収集装置2(PJ2)は比較的小型で製造
可能であり、例えば遊技機10等の内部に一体的に組み
込むような構成にしてもよい。 (g)上記実施の形態では、遊技情報収集装置1(PJ
1)および遊技情報収集装置2(PJ2)を別体として
構成しているが、例えば遊技情報収集装置1(PJ1)
が遊技情報収集装置2(PJ2)の機能を併せ持つよう
な構成にしてもよい。 (h)上記実施の形態では、固有IDが不当な場合に遊
技情報収集装置1(PJ1)からの指令により遊技情報
収集装置2(PJ2)が遊技機を不能動化しているが、
これに限らず、例えば遊技情報収集装置1(PJ1)が
遊技機を不能動化する制御を行ってもよい。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、判定用識
別情報(例えば、判定用固有ID)を監視装置(例え
ば、遊技情報収集装置1(PJ1))へ通知し、監視装
置で遊技制御手段の識別情報(例えば、固有ID)との
整合性を判定する方式により自動的に判定用識別情報を
監視装置に割り付けするので、従来のように通信網上で
監視装置を特定する情報(例えば、通信網上のアドレ
ス)に基づいて監視装置に接続される遊技用チップ(例
えば、遊技用演算処理装置200:遊技制御手段)に予
め格納された識別情報を監視するための判定用識別情報
を設定しなくても済み、判定用識別情報の設定を極めて
容易に行うことができる。判定用識別情報の設定前に遊
技店の監視装置の通信網上のアドレスを管理する必要が
なく、また、どの監視装置にどのような遊技機を取り付
けるのか(例えば、島設備のどこに新たな遊技機(遊技
用チップを有する)を取り付けるのか)も把握する必要
がなく、判定用識別情報の設定の作業量を少なくするこ
とができる。
【0078】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、監視装置と該監視装置に設定
された判定用識別情報とを関連づけて記憶するので、監
視装置と判定用識別情報の関係を明確に把握することが
でき、管理が容易にすることができる。
【0079】請求項3記載の発明によれば、判定情報と
該判定情報が設定された監視装置とを関連づけて所定の
情報記憶媒体に記憶するので、監視装置と判定用識別情
報との対応データ(例えば、割付け表)を格納した情報
記憶媒体を移動したり、携帯したりすることができ、管
理しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技店の全体構成を示すブロック図である。
【図2】遊技情報収集装置1(PJ1)のブロック図で
ある。
【図3】遊技用演算処理装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】遊技情報収集装置1(PJ1)のプログラムを
示すフローチャートである。
【図5】設定処理のサブルーチンを示すフローチャート
である。
【図6】遊技用演算処理装置チェック処理のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図7】割り付表を説明する図である。
【図8】第2の実施の形態の設定処理のサブルーチンを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技店 10、10a、10b 遊技機 23 設定・検査装置(設定装置:判定情報設定手段、
管理記憶手段) 23b ドライブ装置(記憶媒体駆動手段) 41、41a、41b 遊技制御装置 91 通信網 200 遊技用演算処理装置(遊技制御手段、識別情報
応答手段) CC カウンタ用コンピュータ(管理装置) HC 事務所用コンピュータ(管理装置) PJ1 遊技情報収集装置1(監視装置) PJ2 遊技情報収集装置2(監視装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機側より発生する遊技情報を管理す
    る管理装置と遊技機の間の通信網に遊技機に対応して配
    置され、前記遊技機の遊技制御を実行管理する遊技制御
    手段を含む遊技制御装置側と電気的に接続され、前記遊
    技制御手段に予め格納され該遊技制御手段を特定する識
    別情報に基づいて、前記遊技制御手段の正当性を判定し
    監視する監視装置を備えた遊技機の監視システムであっ
    て、 前記通信網には、通信への加入・脱退が可能な設定装置
    を備え、 前記遊技制御手段は、 前記監視装置からの要求に基づいて識別情報を該監視装
    置へ送出する識別情報応答手段を有し、 前記設定装置は、 前記遊技制御手段の正当性を判定する際の判定用識別情
    報を前記監視装置へ通知する判定情報設定手段を有し、 前記監視装置は、 前記判定情報設定手段により通知された判定用識別情報
    に基づいて、前記遊技制御手段へ識別情報の要求を行う
    識別情報初期要求手段と、 前記識別情報初期要求手段による要求に基づいて応答さ
    れた識別情報と前記判定情報設定手段により通知された
    判定用識別情報との整合性を判定する整合性判定手段
    と、 前記整合性判定手段により識別情報の整合性が確認され
    たとき、前記判定情報設定手段により通知された判定用
    識別情報を判定情報として記憶する判定情報記憶手段
    と、を備えていることを特徴とする遊技機の監視システ
    ム。
  2. 【請求項2】 遊技機側より発生する遊技情報を管理す
    る管理装置と遊技機の間の通信網に遊技機に対応して配
    置され、前記遊技機の遊技制御を実行管理する遊技制御
    手段を含む遊技制御装置側と電気的に接続され、前記遊
    技制御手段に予め格納され該遊技制御手段を特定する識
    別情報に基づいて、前記遊技制御手段の正当性を判定し
    監視する監視装置を備えた遊技機の監視システムであっ
    て、 前記通信網には、通信への加入・脱退が可能な設定装置
    を備え、 前記遊技制御手段は、 前記監視装置からの要求に基づいて識別情報を該監視装
    置へ送出する識別情報応答手段を有し、 前記設定装置は、 前記遊技制御手段の正当性を判定する際の判定用識別情
    報を前記監視装置へ通知する判定情報設定手段と、 前記監視装置からの判定情報の設定終了の通知に基づい
    て、判定情報と該判定情報が設定された前記監視装置と
    を関連づけて記憶する管理記憶手段と、を有し、 前記監視装置は、 前記判定情報設定手段により通知された判定用識別情報
    に基づいて、前記遊技制御手段へ識別情報の要求を行う
    識別情報初期要求手段と、 前記識別情報初期要求手段による要求に基づいて応答さ
    れた識別情報と前記判定情報設定手段により通知された
    判定用識別情報との整合性を判定する整合性判定手段
    と、 前記整合性判定手段により識別情報の整合性が確認され
    たとき、前記判定情報設定手段により通知された判定用
    識別情報を判定情報として記憶する判定情報記憶手段
    と、 前記判定情報記憶手段に判定用識別情報を記憶すること
    に関連して、判定情報の設定が終了したことを知らせる
    設定終了情報を前記設定装置へ通知する設定終了通知手
    段と、を備えていることを特徴とする遊技機の監視シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記設定装置の管理記憶手段は、 所定の情報記憶媒体を駆動可能な記憶媒体駆動手段を有
    し、前記判定情報と該判定情報が設定された前記監視装
    置とを関連づけて前記情報記憶媒体に記憶することを特
    徴とする請求項2記載の遊技機の監視システム。
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