JPH11234873A - 自動車用ワイヤハーネスの分岐線の止め構造 - Google Patents

自動車用ワイヤハーネスの分岐線の止め構造

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JPH11234873A
JPH11234873A JP10036330A JP3633098A JPH11234873A JP H11234873 A JPH11234873 A JP H11234873A JP 10036330 A JP10036330 A JP 10036330A JP 3633098 A JP3633098 A JP 3633098A JP H11234873 A JPH11234873 A JP H11234873A
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JP
Japan
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line
branch line
connector
tape
branch
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP10036330A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsuhiro Nitsuta
初浩 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication of JPH11234873A publication Critical patent/JPH11234873A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オプション用コネクタを接続した分岐線を幹
線にスペースを取らずに止めておく。 【解決手段】 分岐線13を幹線10の外周面に巻き付
けて、上記オプション用コネクタ12を幹線の外周面に
位置させ、上記幹線に巻き付けた分岐線の外周面にテー
プ14を巻き付けて、分岐線を幹線に止めている。分岐
線13は2つ折りした状態で幹線に巻き付けており、コ
ネクタ使用時は、テープ14を切断することなく、コネ
クタを引っ張るだけで分岐線がテープより引き出される
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤハ
ーネスの分岐線の止め構造に関し、詳しくは、端末にオ
プション用コネクタが接続された分岐線を幹線のワイヤ
ハーネスに分離可能に固定しておくもので、車種に応じ
て固定を解いて相手側コネクタと接続可能としているも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の分岐ワイヤハーネスの止
め構造としては、図6(A)に示すように、ワイヤハー
ネスの幹線1より分岐した分岐線2を幹線1の外周面に
沿って配置し、分岐線2の長さが短い場合には、コネク
タ3を接続した分岐線2の端末を粘着テープ4で幹線1
に巻き付けて固定している。また、図6(B)に示すよ
うに分岐線2が長い場合には、分岐線2を2つ折りし
て、折り返して2重になった分岐線2の中央部を粘着テ
ープ4で幹線1に巻き付けて固定している。
【0003】上記分岐線2は、端末に接続したコネクタ
3を相手側コネクタと接続して使用する場合には、コネ
クタ3を引っ張って粘着テープ4を引き千切り幹線1と
の固定を解いている。其の際、コネクタ3の使用頻度に
応じて、殆どコネクタ3を使用しない場合には図7
(A)に示すスリットなしの粘着テープ4を使用し、使
用頻度が多い場合には図7(B)に示す引き千切り易い
スリット4a’の入った粘着テープ4’を使用してい
る。
【0004】また、このオプション用コネクタを接続し
た分岐線の幹線への固定方法として、従来、特開平7−
131919号で図8(A)(B)に示す方法が提案さ
れている。該固定方法は、幹線1からの分岐線2の分岐
点P1をバンドグリップ5で結束し、図8(A)に示す
ように、分岐線2のうちの1本の線2aを分岐点P1よ
り手前に引き込むことにより、他の線2bを折り返した
状態でコネクタ3を分岐点P1に引き寄せている。該構
成とすることにより、図8(B)に示すように、コネク
タ3の使用時にはコネクタ3を引っ張るだけで分岐線2
を伸ばして、該コネクタ3を相手側コネクタと接続可能
としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した分岐線2を幹
線1の外周面に沿って配置してテープ巻き固定する場
合、分岐線が長いと他の部材、例えば車体パネルのエッ
ジと干渉しやしく、その場合には分岐線が損傷を受ける
こととなる。また、分岐線2のテープ巻き固定部分以外
の部分が、自動車走行中の振動により幹線1との間で異
音を発生しやすい。さらに、オプション用コネクタ3を
使用する場合には、テープを引き千切る作業が必要であ
り、この引き千切られたテープが自動車内部に残り、こ
れを回収除去するためにも作業手数がかかることとな
る。
【0006】また、図8に示す後記の分岐線の固定方法
では、幹線1の外周に巻き付けるテープ6を分岐点P1
の手前の所定位置まで巻き付けた段階で、分岐線2の固
定作業をする必要がある。即ち、幹線1のテープ巻きを
一旦中断する必要があり、作業能率が非常に悪くなると
共に、バンドグリップ5より手前に引き込んだ線2aお
よび折り返された線2bがダブった状態となり、これら
の線2a、2bが、前記と同様に他の部材と干渉して、
損傷および異音が発生する恐れがある。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなさたもの
で、オプション用コネクタを端末に接続した分岐線を一
か所でまとめて外部材と干渉しないようにし、かつ、コ
ネクタ使用時に容易に分岐線を伸ばせるようにすること
を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記解決を解決するた
め、本発明は、請求項1で、端末にオプション用コネク
タを接続した分岐線を、離脱可能に幹線に止める構造で
あって、上記分岐線を幹線の外周面に巻き付けて、上記
オプション用コネクタを幹線の外周面に位置させ、上記
幹線に巻き付けた分岐線の外周面にテープを巻き付け
て、分岐線を幹線に止めている自動車用ワイヤハーネス
の分岐線の止め構造を提供している。
【0009】上記のように分岐線を幹線の外周面に巻き
付けると、幹線の外部よりでる分岐線が占めるスペース
を最小とでき、しかも、分岐線全体をテープで保護する
ことができる。よって、外部材と干渉することを防止で
き、分岐線に損傷を発生させず、かつ、異音の発生を防
止できる。
【0010】上記分岐線は2つ折りした状態で幹線に巻
き付けており、上記コネクタ使用時は、上記テープを切
断することなく、コネクタを引っ張るだけで分岐線がテ
ープより引き出される構成としていることが好ましい。
【0011】上記のように幹線に巻き付ける分岐線を2
つ折りしておくと、コネクタ使用時にテープを切断する
ことなく、コネクタを引っ張るだけで分岐線を引き出す
ことができ、コネクタ使用時の作業性を改善することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0013】図1(A)〜(D)は第1実施形態を示
す。図1(A)に示すように、自動車に配索されるワイ
ヤハーネスW/Hの幹線10は、長さ方向の全長にわた
って、その外周面にテープ11を巻き付けて結束した状
態で、該幹線10の一部から、端末にオプション用コネ
クタ12を接続した分岐線13が分岐している。この状
態から、まず、図1(B)に示すように、分岐線13を
2つに折り曲げて、コネクタ12を幹線10の外周面に
接する位置にもってくる。
【0014】ついで、図1(C)に示すように、この2
つ折りした分岐線13を幹線10の外周面に巻き付け
る。ついで、この幹線10に分岐線13を巻き付けた部
分に粘着テープ14を巻き付けて幹線10に分岐線13
を固定している。使用する粘着テープ14としては前記
図7(A)に示すスリットなしのテープを使用してい
る。
【0015】上記のように幹線10に分岐線13を固定
すると、分岐線13が幹線10の外周面の1カ所にまと
められ、かつ、分岐線13の略全体がテープ14で外装
保護されることとなる。即ち、分岐線13の占める長さ
方向のスペースSが極端に小さくなる。
【0016】よって、図3(A)、図4(A)に示すよ
うに、車体パネル20のエッジ20aに分岐線13を接
触させないようにすることができる。よって、分岐線1
3がエッジ20aに当たって損傷を受けることを防止で
きると共に、分岐線13がエッジ20aと接触して異音
を発生することを防止できる。これに対して、前記した
従来の方法で分岐線をテープ巻きで固定した場合には、
図3(B)、図4(B)に示すように、車体パネル20
のエッジ20aに分岐線2が接触することとなる。
【0017】オプション用コネクタ12を使用する場
合、図2に示すように、コネクタ12を引っ張ると、分
岐線13を2つ折りした状態で幹線10に巻き付けてい
るため、テープ14を切断することなく、テープ14の
内部から分岐線13が引っ張り出されて、分岐線13は
所要長さ幹線10から伸びることができ、相手側コネク
タと接続することができる。よって、テープを従来のよ
うに引き千切る必要なく、かつ、千切られたテープが車
内に残ることはない。
【0018】図5は第2実施形態を示し、第1実施形態
との相違点は、分岐線13を2つ折りせずに幹線10に
巻き付けている点である。この第2実施形態では、コネ
クタ12を使用する時、テープ14を切断する必要ある
が、コネクタ12を使用しない場合には、分岐線13は
幹線10の外周部に巻き付けらて一か所にまとめられて
いるため、外部材と干渉して損傷を受けることや、異音
が発生することを防止できる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、分岐線を幹線に巻き付けて、該巻き付け部分
をテープ止めするため、分岐線が1箇所にまとめられて
分岐線が幹線よりでているスペースを小さくできるた
め、車体パネル等のエッジに当たらないようにすること
ができる。しかも、幹線より出ている分岐線を殆どすべ
てテープで外装保護して幹線に固定しているため、分岐
線の保護が確実に行え、かつ、分岐線が自動車走行時の
振動で異音を発生するのを防止できる。
【0020】また、請求項2に記載のように、分岐線を
2つ折りしてから幹線に巻き付けて、テープ止めする
と、オプション用コネクタを使用する時、該テープを切
断せずに、コネクタを引っ張ることによりテープ内より
分岐線を引き出すことができる。よって、コネクタ使用
時の作業性が良くなる等の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)乃至(D)は本発明の第1実施形態を
示す図面である。
【図2】 第1実施形態のコネクタを使用する場合の図
面である。
【図3】 (A)は本発明の使用例を示す斜視図、
(B)は従来例の斜視図である。
【図4】 (A)は本発明の他の使用例を示す斜視図、
(B)は従来例の斜視図である。
【図5】 本発明の第2実施形態の説明図である。
【図6】 (A)(B)は従来例を示す斜視図である。
【図7】 (A)(B)は使用するテープの斜視図であ
る。
【図8】 (A)(B)は他の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
10 幹線 12 コネクタ 13 分岐線 14 テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末にオプション用コネクタを接続した
    分岐線を、離脱可能に幹線に止める構造であって、 上記分岐線を幹線の外周面に巻き付けて、上記オプショ
    ン用コネクタを幹線の外周面に位置させ、上記幹線に巻
    き付けた分岐線の外周面にテープを巻き付けて、分岐線
    を幹線に止めている自動車用ワイヤハーネスの分岐線の
    止め構造。
  2. 【請求項2】 上記分岐線は2つ折りした状態で幹線に
    巻き付けており、上記コネクタ使用時は、上記テープを
    切断することなく、コネクタを引っ張るだけで分岐線が
    テープより引き出される構成としている請求項1に記載
    の自動車用ワイヤハーネスの分岐線の止め構造。
JP10036330A 1998-02-18 1998-02-18 自動車用ワイヤハーネスの分岐線の止め構造 Abandoned JPH11234873A (ja)

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JP10036330A JPH11234873A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 自動車用ワイヤハーネスの分岐線の止め構造

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JPH11234873A true JPH11234873A (ja) 1999-08-27

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JP (1) JPH11234873A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013127866A (ja) * 2011-12-16 2013-06-27 Yazaki Corp ワイヤハーネス用シート及びワイヤハーネス並びにワイヤハーネスの製造方法
JP2016100933A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタの配置構造およびワイヤハーネス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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