JPH11234327A - デジタルデータ配信センタ装置,デジタルデータ受信端末装置およびデジタルデータ配信システム - Google Patents
デジタルデータ配信センタ装置,デジタルデータ受信端末装置およびデジタルデータ配信システムInfo
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- JPH11234327A JPH11234327A JP3271398A JP3271398A JPH11234327A JP H11234327 A JPH11234327 A JP H11234327A JP 3271398 A JP3271398 A JP 3271398A JP 3271398 A JP3271398 A JP 3271398A JP H11234327 A JPH11234327 A JP H11234327A
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Abstract
クライアント端末にデータを配信できるデジタルデータ
配信システムを提供する。 【解決手段】端末装置20は,センタ装置10にマルチ接続
を要求し,マルチ接続が許可されたことを検出すると,
デジタル公衆網30が提供する一方向マルチ接続デジタル
回線を利用して,デジタルデータの受信を開始する。受
信すべきデータを受信し終った場合,またはセンタ側か
らマルチ接続を切断された場合には,受信を停止する。
センタ装置10は,端末装置20からのマルチ接続要求を検
出すると,そのときの着信情報または発側情報に基づ
き,マルチ接続を許可するか拒否するかを決定し,許可
する場合に着信呼を一方向マルチ接続デジタル回線にマ
ルチ接続し,デジタルデータを配信する。
Description
多数のクライアント端末に同時配信するためのデジタル
データ配信システムに関し,特に,従来多数のセンタ窓
口を用意するのに高いコストを必要としていたことに鑑
み,低コストで同様の効果を持つデジタルデータ配信シ
ステムを構築することを可能にしたものである。
は,1つの端末だけが同時接続可能なデジタル回線を窓
口数分用意し,1つ1つのクライアント端末がデジタル
公衆網を通じてその窓口にアクセスする構成をとってい
た。
配信システムの構成では,すべてのセンタ窓口にデジタ
ル回線およびデジタルデータ送出装置を配置することに
なり,多数のセンタ窓口を用意しようとすると,デジタ
ルデータ配信システムの構築費用が大きくなるという問
題があった。
網が提供する一方向マルチ接続デジタル回線を利用し
て,少数のセンタ窓口しか用意しなくても,多数のクラ
イアント端末にデータを配信できるデジタルデータ配信
システムを提供しようとするものである。
機能を提供するデジタル公衆網を利用し,該公衆網の提
供機能を利用する機能を持つセンタ装置および端末装置
を使用する。
マルチ接続要求の着信を検出する手段と,着信時に着信
情報を取得する手段と,取得した着信情報を管理情報と
して格納する手段と,前記管理情報に基づいて着信呼の
マルチ接続を許可するかどうかを決定する手段と,着信
呼を一方向マルチ接続デジタル回線にマルチ接続する手
段と,呼のマルチ接続を拒否する手段と,一方向マルチ
接続デジタル回線にデジタルデータを送出する手段と,
前記管理情報に基づいて接続中の特定の呼を切断するか
どうかを決定する手段と,接続中の特定の呼を切断する
手段と,特定の呼が端末側から自発的に切断されたこと
を検出する手段とを持つことを主要な特徴とする。
置は,センタへのマルチ接続を要求する手段と,センタ
側からのマルチ接続の許可または拒否を検出する手段
と,センタ側からのデジタルデータを一方向デジタル回
線を通じて受信する手段と,センタ側からの中途切断を
検出する手段と,端末側から自発的に回線切断する手段
とを持つことを主要な特徴とする。
前記デジタルデータ配信センタ装置と,前記デジタルデ
ータ受信端末装置と,マルチ接続をセンタ装置収容の末
端交換機内で行う機能を持つデジタル公衆網とからな
る。
が,センタ装置を収容している末端交換機においてマル
チ接続され,センタ装置に少数の回線しか用意しなくて
も,その数倍の端末装置が同時にデジタルデータの配信
サービスを受けることができるようになる。したがっ
て,デジタルデータ配信システムを低コストで構築でき
る。特に,着信情報を使って接続継続時間に制限を設け
るなど,きめ細かな運営管理が可能になる。
に,網から特定の呼に対してなされた切断を検出する手
段を設け,デジタルデータ受信端末装置に,網側の事情
による切断を許可する発信であることを網に通知する手
段と,網からの切断を検出する手段とを設けるととも
に,デジタル公衆網として,マルチ接続をセンタ装置収
容の末端交換機内で行う機能,端末装置から網に通知さ
れる網側の事情による切断許可を認識する機能および網
側の事情により特定の呼を切断する機能を持つものを用
いる。
ルチ接続サービス利用のために使用中であった回線経路
を切断して開放することをクライアント端末に事前に許
可してもらうことで,他の顧客が通常の通話サービスを
優先的に利用することができるようにする。こうするこ
とにより,網側で用意する回線リソースの有効利用が可
能になり,デジタルデータ配信のための通信料金を通常
よりも低額にすることができる。したがって,端末側が
安い通信料金の負担で利用可能なデジタルデータ配信シ
ステムを構築することができる。
置は,マルチ接続要求の着信を検出する手段と,着信時
に発側情報と着信情報とを取得する手段と,取得した発
側情報と着信情報とを管理情報として格納する手段と,
管理情報に基づいて特定の呼のマルチ接続を許可するか
どうかを決定する手段と,着信呼を一方向マルチ接続デ
ジタル回線にマルチ接続する手段と,呼のマルチ接続を
拒否する手段と,一方向マルチ接続デジタル回線にデジ
タルデータを送出する手段と,管理情報に基づいて接続
中の特定の呼を切断するかどうかを決定する手段と,接
続中の特定の呼を切断する手段と,特定の呼が端末側か
ら自発的に切断されたことを検出する手段とを持つ。
ンタへのマルチ接続を要求する手段と,発側情報をセン
タに通知する手段と,センタ側からのマルチ接続の許可
または拒否を検出する手段と,センタ側からのデジタル
データを一方向デジタル回線を通じて受信する手段と,
端末側から自発的に回線切断する手段と,センタ側から
の中途切断を検出する手段とを持つ。
記デジタルデータ受信端末装置と,マルチ接続をセンタ
装置収容の末端交換機内で行う機能およびマルチ接続時
に発側情報をセンタ装置に伝達する機能を持つデジタル
公衆網とによって,デジタルデータ配信システムを構成
する。
電話番号がセンタ装置に通知され,センタ側でその情報
に基づいてマルチ接続を許可するかどうかを決定でき
る。したがって,例えば予めセンタに登録した会員だけ
が利用可能なようなデジタルデータ配信システムを低コ
ストで構築することが可能になる。
に,網から特定の呼に対してなされた切断を検出する手
段を設け,デジタルデータ受信端末装置に,網側の事情
による切断を許可する発信であることを網に通知する手
段と,網からの切断を検出する手段とを設けるととも
に,デジタル公衆網として,マルチ接続をセンタ装置収
容の末端交換機内で行う機能,発側情報をセンタ装置に
伝達する機能,端末装置から網に通知される網側の事情
による切断許可を認識する機能および網側の事情により
特定の呼を切断する機能を持つものを用いる。
金の低額化,特定の会員を対象としたサービスの提供が
可能になる。他の本発明のデジタルデータ配信センタ装
置は,無接続状態から接続状態になるマルチ接続要求の
着信を検出する手段と,着信呼をデジタルデータ送出回
線に接続する手段と,一方向マルチ接続デジタル回線に
デジタルデータを送出する手段と,接続状態から無接続
状態になる最後の呼の切断を検出する手段と,全マルチ
接続を切断する手段とを持つ。
に対して指定センタへのマルチ接続を要求する手段と,
デジタルデータを一方向マルチ接続デジタル回線を通じ
て受信する手段と,端末側から自発的に回線切断する手
段と,センタ側からの切断を検出する手段とを持つ。
のデジタルデータ受信端末装置と,マルチ接続を網内の
各交換機で多段的に行う機能を持つデジタル公衆網とか
ら,デジタルデータ配信システムを構成する。
の呼が,各通信経路上の交換機において多段的にマルチ
接続される。発側情報や着信情報をセンタが取得するこ
とはできないが,多段構成の交換機によるマルチ接続が
許す限りの数の端末装置を1本の回線に接続することが
可能になる。したがって,デジタルデータ配信センタ装
置に1本の回線しか用意しなくても,非常に大規模な数
の端末装置が同時に利用できるデジタルデータ配信シス
テムを,極めて低コストで構築することができるように
なる。
らに網から最終の呼に対してなされた切断を検出する手
段を設け,デジタルデータ受信端末装置に,網側の事情
による切断を許可する発信であることを網に通知する手
段と,網からの切断を検出する手段とを設ける。また,
デジタル公衆網として,マルチ接続を網内の各交換機内
で多段的に行う機能,端末装置から網に通知される網側
に事情による切断許可を認識する機能および網側から特
定の呼を切断する機能を持つものを用いる。
を極めて低コストで構築するとともに,デジタルデータ
の配信について非優先呼の扱いによる通信料金の低額化
が可能になる。
実施の形態を説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は,本発明の第1の実施の形
態を説明する図である。
11と,管理情報格納部12と,接続許可決定部13
と,着信検出部14と,着信情報取得部15と,マルチ
接続処理部16と,マルチ接続拒否部17と,中途切断
決定部18と,特定呼切断実行部19と,特定呼切断検
出部110とを備える。
1と,マルチ接続要求部22と,回線切断実行部23
と,マルチ接続許可検出部24と,センタ側切断検出部
25とを備える。
収容する末端交換機31内でマルチ接続を行う機能を持
つ。デジタルデータの配信を受けようとする場合,端末
装置20のマルチ接続要求部22は,Dチャネルを通じ
てセンタ装置10にマルチ接続を要求する。マルチ接続
許可検出部24は,マルチ接続が許可されたことを検出
すると,デジタルデータ受信部21に,デジタルデータ
の受信を開始するよう指示する。デジタルデータ受信部
21は,受信開始の指示を受けるとBチャネルを通じて
デジタルデータの受信を開始する。そして,受信すべき
データを受信し終ると,受信を停止し,回線切断実行部
23にマルチ接続を端末側から自発的に切断するよう指
示する。また,センタ側から自発的にマルチ接続を切断
された場合には,センタ側切断検出部25がこれを検出
し,デジタルデータ受信部21に受信を停止するよう指
示する。
は,端末装置20からのマルチ接続要求を検出すると,
その旨を着信情報取得部15に通知する。着信情報取得
部15は,着信時刻を着信情報として取得し,管理情報
格納部12に記録する。
の例を示す。管理情報格納部12には,接続中の呼数の
情報が記録されるとともに,各呼番号と接続開始時刻の
組の情報が記録される。
2の情報から現在マルチ接続されている呼の数を把握
し,マルチ接続の上限値に達していない場合には,マル
チ接続を許可し,マルチ接続処理部16にマルチ接続処
理を行うよう指示を送る。一方,現在マルチ接続されて
いる呼の数がマルチ接続の上限値に達していた場合に
は,マルチ接続を拒否するようマルチ接続拒否部17に
指示を出す。
2の情報から,予め規定された時間より長時間接続し続
けている呼を検出し,その呼の切断を特定呼切断実行部
19に指示する。この指示に対し,特定呼切断実行部1
9は,接続中の指定された特定の呼を切断する。
の呼の中の特定の呼が端末側から自発的に切断されたと
きにこれを検出し,管理情報格納部12の管理情報を更
新する。
納部12の情報から,少なくとも1つの端末が接続され
ているかどうかを把握し,1つ以上の端末が接続されて
いる場合には,デジタルデータを繰り返し送出する。送
出されるデジタルデータは,例えば特定サイズのブロッ
クに分けられ,この各ブロックに対して全体の何番目の
ブロックであるかを示す通番が振られて送り出される。
ブロックから構成されるときに,各ブロックに(1/
3),(2/3),(3/3)のように通番が振られ
る。端末装置20のデジタルデータ受信部21は,この
通番によってすべてのデータを受信し終わったかどうか
を判定する。必ずしも1番目のブロックから受信し始め
る必要はなく,(2/3),(3/3),(1/3)の
ように途中から受信してもよい。デジタルデータ受信部
21は,全てのデータが揃った時点でデータ受信を終了
する。
を想定しており,端末装置20は一通りのデータを受信
したら,マルチ接続を自発的に切断すると説明したが,
ライブ中継などのストリームデータの配信をする場合に
はこの動作は不要なので,必須ではない。
の窓口しか用意しなくても,多数のクライアント端末に
データを配信することができる。この実施の形態では,
中途切断の判断の手段をセンタ側に設けているが,中途
切断させる条件内容によっては,端末側にも中途切断を
するかどうかの判断手段を設けてもよい。この場合にも
同様の効果が得られる。例えば,接続継続時間は,端末
側が管理して接続継続時間がある上限値を上回ったとき
に,端末側からマルチ接続を切断させることもできる。
2の実施の形態を説明する図である。図3において,図
1と同符号の部分は第1の実施の形態で説明したものと
同様な機能を持つ。第2の実施の形態では,さらに,セ
ンタ装置10に,網側事情特定呼切断検出部111を持
ち,端末装置20に,網側事情切断許可部26と網側事
情切断検出部27とを持つ。
末端交換機31内でマルチ接続を行う機能,端末装置2
0の網側事情切断許可部26から網に通知される網側の
事情による切断許可を認識する機能および網側の事情に
より特定の呼を切断する機能を持つ。このような機能を
持つデジタル公衆網は,例えば日本電信電話株式会社が
通信機械工業会を通して一般向けに公開した“INSネ
ットサービスのユーザ網・インタフェース(96年
版)”の技術調査資料等によって知られている。網側の
事情により特定の呼を切断する機能とは,ネットワーク
内において一般呼に比較して優先順位の低い呼(これを
非優先呼という)を,ネットワーク内を流れる呼量が多
くなったときに,一般呼を優先的に接続させるために切
断する機能である。
Dチャネルを通じてセンタ装置10にマルチ接続を要求
する。この際に,網側事情切断許可部26は,この呼が
網側の事情で強制的に切断されてもかまわない旨を網に
通知する。マルチ接続許可検出部24は,マルチ接続が
許可されたことを検出すると,デジタルデータ受信部2
1に,デジタルデータの受信を開始するよう指示する。
指示を受けるとBチャネルを通じてデジタルデータの受
信を開始する。そして,受信すべきデータを受信し終る
と,受信を停止し,回線切断実行部23にマルチ接続を
端末側から自発的に切断するよう指示する。センタ側か
ら自発的にマルチ接続を切断された場合には,センタ側
切断検出部25がこれを検出し,デジタルデータ受信部
21に受信を停止するよう指示する。
事情による強制切断を検出すると,デジタルデータ受信
部21に受信を停止するよう指示する。センタ装置10
における着信検出部14は,端末装置20からのマルチ
接続要求を検出すると,その旨を着信情報取得部15に
通知する。着信情報取得部15は,着信時刻を着信情報
として取得し,管理情報格納部12に記録する。
2の情報から現在マルチ接続されている呼の数を把握
し,マルチ接続の上限値に達していない場合には,マル
チ接続を許可し,マルチ接続処理部16にマルチ接続処
理を行うよう指示を送る。一方,現在マルチ接続されて
いる呼の数がマルチ接続の上限値に達していた場合に
は,マルチ接続を拒否するようマルチ接続拒否部17に
指示を出す。
2の情報から長時間接続し続けている呼を検出し,その
呼の切断を特定呼切断実行部19に指示する。この指示
に対し,特定呼切断実行部19は,接続中の指定された
特定の呼を切断する。特定呼切断検出部110は,マル
チ接続中の呼の中の特定の呼が端末側から自発的に切断
されたときに,これを検出し,管理情報格納部12の管
理情報を更新する。
は,マルチ接続中の呼の中の特定の呼が網側の事情で強
制切断されたときに,これを検出し,管理情報格納部1
2の管理情報を更新する。
納部12の情報から,少なくとも1つの端末が接続され
ているかどうかを把握し,1つ以上の端末が接続されて
いる場合には,デジタルデータを繰り返し送出する。
3の実施の形態を説明する図である。図4において,図
1と同符号の部分は第1の実施の形態で説明したものと
同様な機能を持つ。第3の実施の形態は,センタ装置1
0に,着信情報取得部15に代えて,発側情報着信情報
取得部112を持ち,端末装置20に発側情報通知部2
8を持つ点が,第1の実施の形態と異なる。デジタル公
衆網30は,センタ装置収容の末端交換機31内でマル
チ接続を行う機能およびマルチ接続時に発側情報をセン
タ装置10に伝達する機能を持つ。
ルチ接続数や各呼の接続継続時間など,着信側で知り得
る着信情報により,マルチ接続の許可や,中途切断を判
断しているが,端末装置20から発側の情報をセンタ側
に通知すると,さらに高度な判断が可能となり効果があ
る。例えば,発側アドレスをセンタ装置10に通知する
ようにし,センタ側では予め登録したアドレスだけにマ
ルチ接続許可を与えるようにすれば,会員制のデジタル
データ配信システムを構築できる。
置20のマルチ接続要求部22が,Dチャネルを通じて
センタ装置10にマルチ接続を要求する際に,発側情報
通知部28は,発側アドレスなどをセンタ装置10へ通
知する。
112は,着信検出部14によりマルチ接続要求を検出
すると,発側情報と着信時刻等の着信情報とを取得し,
管理情報格納部12に格納する。接続許可決定部13
は,管理情報格納部12の情報から,発側アドレスが予
め登録されているものかどうかを調べ,登録されている
ものでなければ,マルチ接続を拒否するようマルチ接続
拒否部17に指示を出す。発側アドレスが予め登録され
ているものである場合,現在マルチ接続されている呼の
数によって,マルチ接続を許可するか拒否するかを決定
することは,前述した第1の実施の形態と同様である。
レス,発側電話番号などがある。他に端末装置20で個
人のIDとパスワードを入力し,それらを発側情報とし
てセンタ装置10に通知する会員制のシステムの形態も
可能である。
4の実施の形態を説明する図である。第4の実施の形態
は,第2の実施の形態における非優先呼の処理のための
機能と,第3の実施の形態における端末装置20からセ
ンタ装置10に発側情報を通知し,発側情報に基づいて
センタ装置10がマルチ接続を許可するか拒否するかを
決定できるようにした機能とを組み合わせたものであ
る。
様であるので,詳しい説明は省略する。 〔第5の実施の形態〕図6は,本発明の第5の実施の形
態を説明する図である。
の収容されている末端交換機31内だけでマルチ接続を
行うデジタル公衆網30を利用する例を説明したが,図
6に示すように,端末装置20からセンタ装置10に至
る経路上の各交換機32〜38で多段マルチ接続するデ
ジタル公衆網30を利用すれば,非常に大規模なマルチ
接続が可能となり効果がある。
の交換機32〜38へのマルチ接続の追加または離脱
を,一般にセンタ装置10は検出できない。しかし,セ
ンタ装置10の収納されている末端交換機32に影響を
与える,無接続状態から接続状態になるマルチ接続要求
の着信と,接続状態から無接続状態になる最後の呼の切
断は検出可能である。この情報をもとに,全くマルチ接
続がされていない場合は,デジタルデータの送信を停止
することができる。このようにすると,無駄な稼動によ
る設備の消耗を抑えることができ,効果がある。
網に対して指定センタへのマルチ接続を要求する。デジ
タルデータ受信部21は,デジタルデータを一方向マル
チ接続デジタル回線を通じて受信する。回線切断実行部
23は,端末側から自発的に回線を切断する。また,セ
ンタ側切断検出部25は,センタ側からの切断を検出す
る。
は,無接続状態から接続状態になるマルチ接続要求の着
信を検出する。先頭呼接続処理部121は,着信呼をデ
ジタルデータ送出回線に接続する。デジタルデータ送出
部11は,一方向マルチ接続デジタル回線に配信するデ
ジタルデータを送出する。最終呼切断検出部122は,
接続状態から無接続状態になる最後の呼の切断を検出す
る。全マルチ接続切断実行部123は,全マルチ接続を
切断する。
2〜38でマルチ接続を多段的に行う機能を持つ。 〔第6の実施の形態〕図7は,本発明の第6の実施の形
態を説明する図である。
の実施の形態で説明したものと同様な機能を持つ。第6
の実施の形態では,さらに,センタ装置10に,網側事
情最終呼切断検出部124を持ち,端末装置20に,網
側事情切断許可部26と網側事情切断検出部27とを持
つ。
部124は,網から最終の呼に対してなされた切断を検
出する。端末装置20の網側事情切断許可部26は,網
側の事情による切断を許可する発信であることを網に通
知する。網側事情切断検出部27は,網からの切断を検
出する。
30は,網内の各交換機32〜38内でマルチ接続を多
段的に行う機能を持つとともに,端末装置20から網に
通知される網側に事情による切断許可を認識する機能お
よび網側から特定の呼を切断する機能を持つ。
実施の形態に,第2の実施の形態で説明した非優先呼の
扱いによる回線リソースの有効利用の機能を追加したも
ので,これにより,端末側が安い通信料金で利用可能な
デジタルデータ配信システムを,極めて低コストで構築
することが可能になる。
態における多段マルチ接続時の動作を説明する。例えば
図8(a)に示すように,端末装置20Aがセンタ装置
10にマルチ接続中に,端末装置20Bからマルチ接続
の要求があったとする。この要求に対し,端末装置20
Bを収容する交換機36に,端末装置20Bをマルチ接
続する。交換機36は,センタ装置10へのマルチ接続
パスを持たないので,センタ装置10へ連なる次の交換
機35にマルチ接続を要求する。これにより,交換機3
5に交換機36をマルチ接続する。交換機35は,交換
機32を介してセンタ装置10に連なるマルチ接続パス
を持つので,そこで接続処理は完了する。こうして,図
8(b)に示すように,端末装置20Bとセンタ装置1
0との間でマルチ接続パスが形成される。
施の形態における多段マルチ接続のときの切断時の動作
を説明する。例えば,前述した図8(b)のような接続
状態で端末装置20Aからマルチ接続の切断があったと
き,図9(a)に示すように,端末装置20Aを収容す
る交換機38は,センタ装置10にマルチ接続されてい
る他の端末装置からのマルチ接続が残っているかどうか
を調べる。交換機38には,他の端末装置からのマルチ
接続が残っていないので,センタ装置10に連なる次の
交換機35とのマルチ接続を切断する。交換機35で
は,交換機38とのマルチ接続の切断を検出すると,同
様にセンタ装置10に接続されている他の端末装置から
のマルチ接続が残っているかどうかを調べる。この場
合,交換機35に他の端末装置20Bからのマルチ接続
が残っているので,そこで切断処理は完了し,図9
(b)に示すような接続状態になる。
センタに少数の回線しか用意しなくても,多数の端末が
同時に利用できるデジタルデータ配信システムを低コス
トで構築することが可能になる。また,着信情報を使っ
て接続継続時間に制限を設けるなど,細かな運営管理を
することができる。
それによってマルチ接続を許可するか拒否するかを決定
することにより,予めセンタに登録した会員だけが利用
可能なデジタルデータ配信システムを低コストで構築す
ることが可能になる。
の呼に網のリソースを譲るために強制的に網側からマル
チ接続を切断することをクライアントに許してもらう代
わりに,網の利用料金を低く設定したサービスメニュー
を用意している場合がある。このような網を利用するこ
とにより,端末が安い通信料金で利用できるデジタルデ
ータ配信システムを構築することも可能になる。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
マルチ接続時の動作説明図である。
接続における切断時の動作説明図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 デジタルデータを配信するシステムにお
けるデジタルデータ配信センタ装置において,マルチ接
続要求の着信を検出する手段と,着信時に着信情報を取
得する手段と,取得した着信情報を管理情報として格納
する手段と,前記管理情報に基づいて着信呼のマルチ接
続を許可するかどうかを決定する手段と,着信呼を一方
向マルチ接続デジタル回線にマルチ接続する手段と,呼
のマルチ接続を拒否する手段と,一方向マルチ接続デジ
タル回線にデジタルデータを送出する手段と,前記管理
情報に基づいて接続中の特定の呼を切断するかどうかを
決定する手段と,接続中の特定の呼を切断する手段と,
特定の呼が端末側から自発的に切断されたことを検出す
る手段とを有することを特徴とするデジタルデータ配信
センタ装置。 - 【請求項2】 デジタルデータを配信するシステムにお
けるデジタルデータ受信端末装置において,センタへの
マルチ接続を要求する手段と,センタ側からのマルチ接
続の許可または拒否を検出する手段と,センタ側からの
デジタルデータを一方向デジタル回線を通じて受信する
手段と,端末側から自発的に回線切断する手段と,セン
タ側からの中途切断を検出する手段とを有することを特
徴とするデジタルデータ受信端末装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載のデジタルデータ配信セ
ンタ装置と,請求項2に記載のデジタルデータ受信端末
装置と,マルチ接続を,前記デジタルデータ配信センタ
装置を収容する末端交換機内で行う機能を持つデジタル
公衆網とからなることを特徴とするデジタルデータ配信
システム。 - 【請求項4】 網から特定の呼に対してなされた切断を
検出する手段を有することを特徴とする請求項1に記載
のデジタルデータ配信センタ装置。 - 【請求項5】 網側の事情による切断を許可する発信で
あることを網に通知する手段と,網からの切断を検出す
る手段とを有することを特徴とする請求項2に記載のデ
ジタルデータ受信端末装置。 - 【請求項6】 請求項4に記載のデジタルデータ配信セ
ンタ装置と,請求項5に記載のデジタルデータ受信端末
装置と,マルチ接続を,前記デジタルデータ配信センタ
装置を収容する末端交換機内で行う機能,前記デジタル
データ受信端末装置から網に通知される網側の事情によ
る切断許可を認識する機能および網側の事情により特定
の呼を切断する機能を持つデジタル公衆網とからなるこ
とを特徴とするデジタルデータ配信システム。 - 【請求項7】 デジタルデータを配信するシステムにお
けるデジタルデータ配信センタ装置において,マルチ接
続要求の着信を検出する手段と,着信時に発側情報と着
信情報とを取得する手段と,取得した発側情報と着信情
報とを管理情報として格納する手段と,前記管理情報に
基づいて特定の呼のマルチ接続を許可するかどうかを決
定する手段と,着信呼を一方向マルチ接続デジタル回線
にマルチ接続する手段と,呼のマルチ接続を拒否する手
段と,一方向マルチ接続デジタル回線にデジタルデータ
を送出する手段と,前記管理情報に基づいて接続中の特
定の呼を切断するかどうかを決定する手段と,接続中の
特定の呼を切断する手段と,特定の呼が端末側から自発
的に切断されたことを検出する手段とを有することを特
徴とするデジタルデータ配信センタ装置。 - 【請求項8】 デジタルデータを配信するシステムにお
けるデジタルデータ受信端末装置において,センタへの
マルチ接続を要求する手段と,発側情報をセンタに通知
する手段と,センタ側からのマルチ接続の許可または拒
否を検出する手段と,センタ側からのデジタルデータを
一方向デジタル回線を通じて受信する手段と,端末側か
ら自発的に回線切断する手段と,センタ側からの中途切
断を検出する手段とを有することを特徴とするデジタル
データ受信端末装置。 - 【請求項9】 請求項7に記載のデジタルデータ配信セ
ンタ装置と,請求項8に記載のデジタルデータ受信端末
装置と,マルチ接続を,前記デジタルデータ配信センタ
装置を収容する末端交換機内で行う機能およびマルチ接
続時に発側情報をセンタ装置に伝達する機能を持つデジ
タル公衆網とからなることを特徴とするデジタルデータ
配信システム。 - 【請求項10】 網から特定の呼に対してなされた切断
を検出する手段を有する請求項7に記載のデジタルデー
タ配信センタ装置。 - 【請求項11】 網側の事情による切断を許可する発信
であることを網に通知する手段と,網からの切断を検出
する手段とを有することを特徴とする請求項8に記載の
デジタルデータ受信端末装置。 - 【請求項12】 請求項10に記載のデジタルデータ配
信センタ装置と,請求項11に記載のデジタルデータ受
信端末装置と,マルチ接続を,前記デジタルデータ配信
センタ装置を収容する末端交換機内で行う機能,発側情
報を前記デジタルデータ配信センタ装置に伝達する機
能,前記デジタルデータ受信端末装置から網に通知され
る網側の事情による切断許可を認識する機能および網側
の事情により特定の呼を切断する機能を持つデジタル公
衆網とからなることを特徴とするデジタルデータ配信シ
ステム。 - 【請求項13】 デジタルデータを配信するシステムに
おけるデジタルデータ配信センタ装置において,無接続
状態から接続状態になるマルチ接続要求の着信を検出す
る手段と,着信呼をデジタルデータ送出回線に接続する
手段と,一方向マルチ接続デジタル回線にデジタルデー
タを送出する手段と,接続状態から無接続状態になる最
後の呼の切断を検出する手段と,全マルチ接続を切断す
る手段とを有することを特徴とするデジタルデータ配信
センタ装置。 - 【請求項14】 デジタルデータを配信するシステムに
おけるデジタルデータ受信端末装置において,網に対し
て指定センタへのマルチ接続を要求する手段と,デジタ
ルデータを一方向マルチ接続デジタル回線を通じて受信
する手段と,端末側から自発的に回線切断する手段と,
センタ側からの切断を検出する手段とを有することを特
徴とするデジタルデータ受信端末装置。 - 【請求項15】 請求項13に記載のデジタルデータ配
信センタ装置と,請求項14に記載のデジタルデータ受
信端末装置と,マルチ接続を,網内の各交換機で多段的
に行う機能を持つデジタル公衆網とからなることを特徴
とするデジタルデータ配信システム。 - 【請求項16】 網から最終の呼に対してなされた切断
を検出する手段を有することを特徴とする請求項13に
記載のデジタルデータ配信センタ装置。 - 【請求項17】 網側の事情による切断を許可する発信
であることを網に通知する手段と,網からの切断を検出
する手段とを有することを特徴とする請求項14に記載
のデジタルデータ受信端末装置。 - 【請求項18】 請求項16に記載のデジタルデータ配
信センタ装置と,請求項17に記載のデジタルデータ受
信端末装置と,マルチ接続を,網内の各交換機内で多段
的に行う機能,前記デジタルデータ受信端末装置から網
に通知される網側に事情による切断許可を認識する機能
および網側から特定の呼を切断する機能を持つデジタル
公衆網とからなることを特徴とするデジタルデータ配信
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3271398A JP3574561B2 (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | デジタルデータ配信センタ装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JPH11234327A true JPH11234327A (ja) | 1999-08-27 |
JP3574561B2 JP3574561B2 (ja) | 2004-10-06 |
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---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-02-16 JP JP3271398A patent/JP3574561B2/ja not_active Expired - Fee Related
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