JPH06181474A - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JPH06181474A
JPH06181474A JP33284592A JP33284592A JPH06181474A JP H06181474 A JPH06181474 A JP H06181474A JP 33284592 A JP33284592 A JP 33284592A JP 33284592 A JP33284592 A JP 33284592A JP H06181474 A JPH06181474 A JP H06181474A
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JP33284592A
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Hiroaki Watanabe
裕昭 渡辺
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信データ量の変化に応じて、パケット交換
網でデータ通信に使用する仮想回線の本数を自動的に変
化させ、効率の良いデータ伝送を実現する。 【構成】 通信量判断部25は、通信量検出部23によ
り検出された情報処理装置の単位時間あたりのデータ送
信量が、現在のデータ通信量の許容範囲の上限を越えた
と判断すると、パケット交換制御部24に対し、同一送
信相手への仮想回線をもう1本追加する旨の指示を通知
する。この通知を受けたパケット交換制御部24は、I
NS−Pに上記情報処理装置と上記送信相手との間に、
もう1本新たな仮想回線を設定する。これ以後は、情報
処理装置は、2本の仮想回線を用いて上記送信相手とパ
ケット通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信制御装置に係わ
り、特にパケット交換サービス回線を介するデータ通信
を制御する通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大量の情報が、多様化、高度化している
現代社会において、有効な情報を迅速かつ効率的に処
理、伝送、蓄積することは、ビジネス活動を有利に行う
上で必要不可欠な要素となっている。特に近年、各地に
分散した情報を統合的に利用するために、公衆網を用い
て大規模な情報ネットワークシステムを構築するケース
が増えている。これらの情報ネットワークシステムにお
けるデータの伝送方式には、伝送データ量や伝送速度な
どの各種要因に応じてさまざまな方式があるが、適切な
方式を選択することは、データの伝送効率の向上のみな
らず、コスト面からもますます重要になってきている。
【0003】近年、急速に普及している公衆網の1つと
してパケット交換網がある。パケット交換網は、回線交
換のように直接端末やコンピュータ間で、固定的に伝送
路を設定してデータの送受信を行うのではなく、いった
ん交換機にパケットを蓄積し、そのパケットに付与され
ている送り先情報(ヘッダ)を基に網内を転送し、相手
端末に送り届ける蓄積交換方式がとられている。尚、パ
ケットは、ヘッダ付の所定長のデータであり、パケット
交換におけるデータの一伝送単位である。
【0004】パケット交換網の料金は、データ量に見合
った料金体系となっているので、伝送距離による格差が
小さくなり、一度に送るデータ量が比較的少なく、通信
密度(通信時間全体に占める実質情報伝送時間)が低い
データ通信に適している。
【0005】パケット交換によるデータ通信には、既存
のパケット交換網(DDX−P等)を利用し、パケット
端末(またはパケット交換機を介した一般端末)同志が
データ通信を行う方式や、電話網から既存のパケット交
換網を利用する(この場合は、DDX−TP等)通信の
他に、例えば、NTT(日本電信電話会社)が提供する
INS(高度情報通信システム;Informatio
n Nnetwor−k Service)−Pのよう
な、ISDN(統合デジタル通信サービス;Integ
rated Service Digital Net
work)パケット交換サービスがある。
【0006】ISDNパケット交換サービスでは、IS
DN内部にパケット交換網があり、コンピュータや端末
(TE;Terminal Equipment)は、
ISDNに対して所定のプロトコルで、送信先のコンピ
ュータや端末に、BチャネルまたはDチャネルによるパ
ケット交換モードの呼の設定を行い、Bチャネルまたは
Dチャネルを用いて、所定のインタフェイスでデータ通
信を行う。Bチャネルによるパケット通信は、64kb
psの伝送速度で、かつ、パケットサイズも4096オ
クテットまでのロングパケット通信が可能なので、Dチ
ャネルに比べて送信データが多い場合に適している。
【0007】ISDNパケット交換サービスとしては、
現在、基本インターフェイス(2本のBチャネルと1本
のDチャネル)のINSネット64、及び1次群インタ
ーフェイス(23本のBチャネルと1本のDチャネル)
のINSネット1500が提供されている。ISDNに
よるパケット交換サービスでは、パケット交換網に複数
の論理的なチャネルである仮想回線(バーチャルサーキ
ット;VertualCircuit)を設定し、その
各仮想回線毎に通信相手側のコンピュータや端末とパケ
ット交換接続し、1本の加入者線で複数の相手とデータ
通信が行えるようになっている。
【0008】上述のような、INSネット64またはI
NSネット1500等の、NTTが提供するISDNを
用いたパケット交換サービスを受ける場合には、NTT
との回線契約時に、1仮想回線あたりの送信量(ウィン
ドウサイズ、パケット長、スループットクラス)の上限
値を決定するようになっている。
【0009】尚、ウィンドウサイズとは、コンピュータ
もしくは端末とパケット交換網との間で連続して転送で
きるパケット数である。また、スループットクラスと
は、単位時間あたりに正常に転送されるパケットのユー
ザ・データ・フィールドのビット数のクラスであり、パ
ケット交換によるデータ伝送は、いずれかのスループッ
トクラスで行われる。
【0010】ところで、パケットの組立・分解機能を持
たないコンピュータもしくは端末によるパケット通信に
おいては、パケットの組立・分解をISDN網内のパケ
ット組立・分解機能(PAD;Packet Asse
mbly/Disasse−mbly Facilit
y)で行うため、1仮想回線当たりのデータ送信量(ウ
ィンドウサイズ、パケット長、スループットクラス)
は、1本のBチャネルのデータ送信速度よりもかなり低
い値に制限されてしまう。例えば、1本のBチャネルは
64kbpsの伝送能力を持っているが、パケット交換
によりデータ通信を行うときには、200〜9600b
psの伝送速度しか保証されていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ通信
(情報通信)においては、単位時間当たりのデータ送信
量は動的に変化するのが通常である。しかしながら、上
述のISDNパケット交換サービスを用いたパケット交
換によるデータ通信では、呼の設定によりコンピュータ
と端末間に仮想回線がいったん設定されてしまうと、以
後は、その固定的に設定された仮想回線を介してのみし
かデータ通信ができなくなる。すなわち、コンピュータ
と端末間で、呼の設定時に1本の仮想回線をパケット交
換接続すると、その1本のみが固定的にデータ伝送用の
回線として設定されるため、以後その1本の仮想回線を
介してしかデータ通信を行えない。
【0012】このため、データ送信中に単位時間あたり
のデータ送信量が増大した場合には、満足なスループッ
トが得られず、データ送信量に適した通信が行えなくな
るという問題があった。
【0013】逆に、複数の仮想回線を介して同一端末と
パケット通信を行っている際中に単位時間あたりのデー
タ送信量が減少した場合には、減少したデータ送信量に
適した仮想回線数よりも過大な本数の仮想回線を占有し
続けてしまうという問題があった。この場合、パケット
交換接続された複数の仮想回線のうち、利用されていな
い空いている仮想回線が生じてしまうので非効率であ
る。
【0014】このような問題は、総合ディジタルサービ
ス網(ISDN)においては、1本のBチャネル上でパ
ケット多重により複数の仮想回線(論理チャネル)を用
いて、相手側の端末やコンピュータとデータ通信を行え
るにもかかわらず、通信相手先との間に確立される仮想
回線の数が、呼の設定時に固定的に定まってしまうこと
に起因しているものと考えられる。
【0015】したがって、コンピュータや端末等の通信
機器間で、呼の設定時に設定されるパケット通信に使用
する仮想回線の本数を、データ通信時における単位時間
当たりの送信データのトラフィック量の変化に応じて、
固定的ではなく動的に適切に増減できるようにすれば、
パケット通信において効率的なデータ通信を運用できる
ようになることは明らかである。
【0016】本発明の課題は、コンピュータや端末等の
通信機器間で、呼の設定時に設定されるパケット通信に
使用する仮想回線の本数を、データ通信時における単位
時間当たりの送信データのトラフィック量の変化に応じ
て、固定的ではなく動的に適切に増減できるようにする
ことである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は以下の通
りである。本発明は、情報処理装置を、多重チャネル構
造のパケット交換網にパケット交換接続する通信制御装
置を前提とする。送信データ量検出手段は、前記情報処
理装置が接続されている情報伝送チャネルに送信する単
位時間あたりのデータ量(例えば、bps)を検出す
る。仮想回線数判断手段は、上記送信データ量検出手段
により検出された単位時間あたりの送信データ量に基づ
いて、現在のデータ通信相手に接続する仮想回線本数を
増減するか否かを判断する。パケット交換制御手段は、
上記仮想回線数判断手段からの指示を受けて、信号伝送
用チャネルを介して、仮想回線のパケット交換接続制御
を行い、前記通信相手先にパケット交換接続される仮想
回線の本数を制御する。
【0018】
【作用】本発明の手段の作用は以下の通りである。情報
処理装置が、例えば、ISDN(総合ディジタルサービ
ス網)回線により、パケット交換モードで任意のコンピ
ュータや端末等とデータ通信を行っている期間、送信デ
ータ量検出手段は、上記情報処理装置が送信する単位時
間あたりのデータ量を常時検出し、検出毎にその検出結
果を仮想回線数判断手段に通知する。上記仮想回線数判
断手段は、現在の通信相手との間に接続されている仮想
回線数及びその仮想回線数に対する単位時間あたりの送
信データ量の許容範囲を記憶しており、上記送信データ
量検出手段から上記単位時間あたりの送信データ量を受
け取ると、その送信データ量が現在使用している仮想回
線の本数の伝送能力を越えているか否か、すなわち上記
許容範囲を越えているか否かを判断する。仮想回線数判
断手段は、送信データ量検出手段が検出する情報処理装
置の単位時間あたりの送信データ量が増大し上記許容範
囲の上限を越えた場合には、パケット交換制御手段に対
し、現在のデータ通信相手との間に、さらに仮想回線を
所定本数だけ接線する旨を指示する。この指示を受けた
上記パケット交換制御手段は、上記現在のデータ通信相
手との間に、指示された本数の新たな仮想回線をパケッ
ト交換接続する。一方、単位時間あたりの送信データ量
が減少し上記許容範囲の下限を下回った場合には、上記
送信データ量検出手段からその検出結果を受けた上記仮
想回線数判断手段は、上記パケット交換制御手段に対
し、現在、データ通信相手との間に確立されている複数
の仮想回線のうち所定本数だけ切断する旨を指示する。
この指示を受けた上記パケット交換制御手段は、上記現
在のデータ通信相手との間に確立されている仮想回線の
中から、指示された本数の仮想回線を切断する。このよ
うにして、呼の設定後に、情報処理装置がパケット交換
で送信する単位時間あたりのデータ量の増減に応じて、
データ通信相手にパケット交換接続される仮想回線の本
数を、固定的ではなく動的に適切に切り換える。
【0019】
【実施例】以下、一実施例を図1乃至図4を参照しなが
ら説明する。図1は、NTT(日本電信電話会社)が提
供するISDNの商用サービスであるINSネット64
のパケット交換通信網(INS−P)を利用してデータ
通信を行うシステムの、情報処理装置10側の機器の構
成を示す図である。INSネット64は、2本のBチャ
ネルと1本のDチャネルの基本インターフェイスを有す
るISDNである。
【0020】同図に示すように、コンピュータ等の情報
処理装置10は、特に図示していないチャネルを介して
通信制御装置20に接続されている。また、通信制御装
置20は、DSU(Digital Service
Unit)30を介し、不図示のINS−Pに接続され
ている。
【0021】通信制御装置20は、情報処理装置10の
内部または外部に実装され、情報処理装置10がINS
−Pを介して送受信するデータを、情報処理装置10の
チャネルとの間で1文字(1バイト)単位で授受し、ま
たINS−Pを介してパケットの形で送受信されるデー
タを、DSU30との間で授受する。
【0022】この通信制御装置20は、下記の各ブロッ
クから構成されている。送信バッファ21は、情報処理
装置10がチャネルを介して送信してくる1文字単位の
データを順次蓄積するFIFO(First In F
irstOut)方式のバッファである。
【0023】送信制御部22は、上記送信バッファ21
に蓄積されるデータのブロック誤りや文字誤り等の検出
を行う。そして、正しいデータのみをパラレルーシリア
ル変換(P−S変換)し、それらのデータを所定長単位
に分割してパケットに組み込むデータを作成する。そし
て、それら各データと、送信相手先情報(論理チャネル
番号,論理チャネルグループを含む)を通信量検出部2
3に出力する。
【0024】通信量検出部23は、上記送信制御部22
から入力される送信データ並びに送信相手先情報をパケ
ット交換制御部24に出力すると共に、それらの送信情
報(送信データ及び送信相手先情報)の単位時間あたり
の送信量(例えばbps:1秒間に伝送するビット数)
を検出し、その検出結果を通信量判断部25に通知す
る。
【0025】パケット交換制御部24は、所定のプロト
コルによりDSU30を介して呼の設定を行い、Bチャ
ネル上に通信相手先との仮想回線(論理チャネル)を確
立するパケット交換接続制御を行うと共に、パケット交
換接続された相手側端末(TE;Terminal E
quipment)とデータ通信を行う。
【0026】通信量判断部25は、通信量検出部23か
ら上記検出結果を受け取り、現在の情報処理装置10か
らの単位時間あたりのデータ送信量が、予め定められた
許容範囲を越えているか否かを判断する。そして、デー
タ送信量が上記許容範囲を越えている場合には、通信量
判断部25は、パケット交換制御部24に対し、現在の
相手側端末との間にさらにもう1本の仮想回線をパケッ
ト交換接続させる旨の指示を行う。
【0027】受信制御部26は、相手側端末から送信さ
れてくるデータを、パケット交換制御部24を介して受
け取り、送信元である相手側端末の認識及び文字の組み
立てを行い、その文字を逐次、受信バッファ27に蓄積
する。
【0028】受信バッファ27は、受信データを1文字
単位で格納するFIFO方式のバッファであり、その蓄
積されるデータは、1文字単位で受信順に情報処理装置
10のチャネルに送られる。
【0029】DSU30は、ディジタル回線用の回線終
端装置(DCE:Data Ci−rcuit Equ
ipment)であり、通信制御装置20のパケット交
換制御部24から受信する信号を、網との同期をとりな
がら時分割方式(例えば、ピンポン方式)によりINS
−Pの通信回線40に送出する。
【0030】次に、上記構成の通信制御装置20の動作
を説明する。情報処理装置10がチャネルを介して通信
制御装置20にBチャネルによるパケット交換の設定要
求を行うと、通信制御装置20のパケット交換制御部2
4は、まず、INS−Pのパケット交換網に対してSA
BMEフレーム(拡張非同期平衡モード設定)を送る。
これを受けたパケット交換網は、パケット交換制御部2
4にUA(非番号制確認フレーム)を返す。
【0031】次に、通信制御装置20は、INS−Pの
パケット交換網との間でパケット交換に用いるBチャネ
ルを設定する。すなわち、通信制御装置20のパケット
交換制御部24は、まず、DSU30を介してINS−
Pに、SETUP(呼設定要求)メッセージを送出す
る。
【0032】このSETUPメッセージを受けたINS
−Pのパケット交換網は、そのメッセージを受信したこ
とを示すCALL PROC(呼設定受付)メッセー
ジ、及びINS−Pが呼を受け付けたことをしめすCO
NN(応答)メッセージを、パケット交換制御部24に
対して返送する。
【0033】以上の処理により、通信制御装置20とI
NS−Pのパケット交換網との間にパケット通信に用い
られるBチャネルが確立される。尚、以上の呼設定動作
はDチャネルを用いて行われる。
【0034】通信制御装置20は、このようにして通信
制御装置20とINS−Pの間にパケット通信に用いら
れるBチャネルが確立されると、次に、このBチャネル
上でのLAPB(平衡型リンクアクセス手順)の設定を
行う。この設定は、パケット交換制御部24がINS−
PにSABMコマンドを送り、このSABMコマンドに
対してINS−Pがパケット交換制御部24にUAレス
ポンスを返送することによって行われ、Bチャネル上の
1仮想回線毎に行わる。
【0035】次に、パケット交換制御部24は、INS
−Pへ、CR(発呼要求)パケットを送信する。このC
Rパケットを受けたINS−Pは、そのCRパケット内
に設定されている呼番号を持つ通信相手先の端末との間
で、上述の手順によりDチャネルを用いてSETUPメ
ッセージ,CALL PROCメッセージ,CONNメ
ッセージを授受し、Bチャネルを設定する。そして、そ
のBチャネル上でのLAPBの設定を設定するために、
上述の手順によりSABMコマンド及びUAレスポンス
を授受する。さらに、INS−PはそのBチャネルを介
して、上記通信相手先の端末にCN(着呼)パケットを
送信する。このCNパケットを受けた相手側端末は、I
NS−Pに対しCA(着呼受付)パケット送信する。そ
して、そのCAパケットを受信したINS−Pは、パケ
ット交換制御部24にCC(接続完了)パケットを返送
する。
【0036】このようにして、情報処理装置10とデー
タ通信相手先の端末(相手側端末)との間が、INS−
PのBチャネル上の1本の仮想回線を介してパケット交
換接続され、両者間でその仮想回線を用いた双対向のデ
ータ通信が可能となる。
【0037】次に、上述のようにして設定されたBチャ
ネル上の1本の仮想回線を介する、情報処理装置10と
上記端末との間のデータ伝送の動作を説明する。情報処
理装置10がデータ送信を開始し、チャネルを介して通
信制御装置20へ順次、1文字単位で送信データを送出
すると、それらの送信データはいったん送信バッファ2
1に蓄積される。そして、送信制御部22が、それらデ
ータを送信バッファ21から送信順に順次読み出し、文
字誤りやブロック誤り等の検出を行う。さらに、送信制
御部22は、それらデータを所定長単位にデータ分割
し、送信相手先情報や制御情報などを付与して、通信量
検出部23を介してパケット交換制御部24に送る。
【0038】パケット交換制御部24は、DSU30を
介して、INS−Pにパケット交換接続されたBチャネ
ル上の1本の仮想回線を用いて、通信量検出部23を介
して送られてくるデータを上記相手側端末に送信する。
【0039】上述のようにして、情報処理装置10が、
INS−PのBチャネル上の1本の仮想回線を用いて上
記端末にデータを送信している期間、通信量検出部23
は、図2に示すように、常時、単位時間あたりのデータ
送信量を検出し、その検出結果を通信量判断部25に通
知する。
【0040】通信量判断部25は、その通知される単位
時間あたりのデータ送信量が、現在設定されている仮想
回線のスループットクラス及び仮想回線の本数、すなわ
ち、この場合、1本の仮想回線に対して、上述した呼の
設定時に決められたデータ送信量の許容範囲内にあると
判断した場合には、パケット交換制御部24に対し何ら
の通知も行わない。従って、情報処理装置10と上記相
手側端末は、INS−PのBチャネル上の1本の仮想回
線を介してデータ通信を行う。
【0041】そして、その後、図3に示すように、情報
処理装置10の送信データ量が増加し、通信量検出部2
3により検出される単位時間あたりのデータ送信量が、
現在設定されているデータ通信量の許容範囲の上限を越
えると、通信量判断部25は、そのことを、通信量検出
部23からの通知(送信量許容範囲外通知)により知
り、パケット交換制御部24に対し、INS−PのBチ
ャネル上に上記相手側端末との間に、さらにもう1本の
仮想回線をパケット交換接続する旨を指示する通知を送
る(仮想回線接続通知)。
【0042】パケット交換制御部24は、その仮想回線
接続通知を受け取ると、前述した呼設定と同様に、IN
S−Pに対して新たにCRパケットを送信し、上記相手
側端末との間に、さらにもう1本の仮想回線を設定す
る。このことにより、情報処理装置10と相手側端末と
の間は、Bチャネル上の2本の仮想回線でパケット交換
接続されるようになる。
【0043】この新たな仮想回線のパケット交換接続が
完了すると、パケット交換制御部24は、通信量判断部
25に対し、新たな仮想回線接続が完了した旨の通知を
返す(チャネル接続応答)。このチャネル接続応答を受
けた通信量判断部25は、現在、情報処理装置10と上
記相手側端末との間がINS−PのBチャネル上の2本
の仮想回線によりパケット交換接続状態にあることを記
憶する。
【0044】その後、Bチャネル上の2本の仮想回線に
よりINS−Pを介してデータ通信を行っている期間
に、図4に示すように、情報処理装置10のデータ送信
量が減少し、通信量判断部25に通知される通信量検出
部23により検出される単位時間あたりのデータ送信量
が、現在設定されているデータ送信量の許容範囲(すな
わち2本の仮想回線のスループットクラスに基づいて定
まるデータ送信量)の下限を下回ると判定されると(送
信量許容範囲外通知)、通信量判断部25は、パケット
交換制御部24に対し、上記相手側端末との間に現在接
線されているBチャネル上の2本の仮想回線のうち、1
本を切断する旨を指示する通知を送る(仮想回線切断通
知)。
【0045】通信制御装置20のパケット交換制御部2
4は、その仮想回線切断通知を受け取ると、切断する仮
想回線を介して、INS−Pに対して、CQ(復旧要
求)パケットを送信し、INS−Pは、このCQパケッ
トを受信すると、相手側端末にCI(切断指示)パケッ
トを送信する。このCIパケットを受けた上記相手側端
末は、INS−PにCF(復旧確認)パケットを送る。
これを受けて、INS−Pは、パケット交換制御部24
にCFパケットを送信する。このことにより1本の仮想
回線が切断される。
【0046】このようにして、通信制御装置20と相手
側端末との間のデータ通信が、再び、1本の仮想回線を
用いたパケット通信となる。パケット交換制御部24
は、この仮想回線の切断が完了すると、通信量判断部2
5に対し、1本の仮想回線の切断が完了した旨の通知を
返す(チャネル切断応答)。
【0047】通信量判断部25は、このチャネル切断応
答を受けて、現在INS−Pが1本の仮想回線によるパ
ケット交換接続状態にあること、及びその1本の仮想回
線のスループットクラスを記憶する。
【0048】このように、通信制御装置20が、情報処
理装置10の単位時間あたりのデータ送信量を常時監視
し、1本の仮想回線を用いてパケット通信をしている期
間に、単位時間あたりのデータの送信量が、その仮想回
線に接続されているスループットクラスに対応するデー
タ送信量の上限を越えた場合には、自動的に、データ通
信の相手側端末との間の仮想回線を、さらに、もう1本
接続させる。そして、その後、2本の仮想回線を用いて
パケット通信をしている期間に、単位時間あたりのデー
タ送信量が、上記2本の仮想回線に設定されたスループ
ットクラスに基づいて定められるデータ送信量の許容範
囲の下限を下回るようになった場合には、自動的に、1
本の仮想回線を切断し、1本の仮想回線を用いたデータ
伝送に切り換える。
【0049】尚、上記実施例では、パケット交換接続を
バーチャルコール(VertualCall)により行
っているが、本発明は、相手固定接続(Permane
ntVertual Call)によるパケット交換接
続にも適用可能である。相手固定接続の場合は、予め、
INS−Pに特定の端末との間の通信を記録し、一般に
は、その登録時に仮想回線毎のスループットクラスを登
録するので、交換制御部24は、呼設定・解除の手順を
行わずとも、予めINS−Pに登録してある論理番号を
用いて直ちにデータ伝送を開始出来る。また、通信量判
断部25も、パケット交換接続に用いる仮想回線の本数
のみに基づいて、データ送信量の許容範囲を容易に判断
できる。
【0050】また、さらに、上記実施例では、基本イン
ターフェイスを有するINS−Pについて説明したが、
本発明は、これに限定されることなく、1次群インター
フェイスであっても適用できる。さらに、本発明は、N
TTが提供するパケット交換サービスに限定されること
はなく、パケット交換サービスを有する多重論理チャネ
ル構造のパケット交換網を利用するすべてのデータ通信
に適用可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、コンピュータや端末等
の通信機器間で、呼の設定時に設定されるパケット通信
に使用する仮想回線の本数を、データ通信時における単
位時間当たりの送信データのトラフィック量の変化に応
じて、固定的ではなく動的に適切に増減できるようにし
たので、パケット通信において効率的なデータ通信を運
用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】INSネット64のINS−Pを用いてデータ
通信を行うシステムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】情報処理装置のデータ送信量が許容範囲内にあ
るときの通信制御装置の動作を説明する図である。
【図3】情報処理装置のデータ送信量が許容範囲の上限
を越えたときの通信制御装置の動作を説明する図であ
る。
【図4】情報処理装置のデータ送信量が許容範囲の下限
を下回ったときの通信制御装置の動作を説明する図であ
る。
【符号の説明】
23 送信量検出部 24 パケット交換制御部 25 通信量判断部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置を多重チャネル構造のパ
    ケット交換網にパケット交換接続する通信制御装置にお
    いて、 前記情報処理装置がパケット交換接続されている情報伝
    送用チャネルに送信する単位時間あたりのデータ量を検
    出する送信データ量検出手段と、 該送信データ量検出手段により検出された単位時間あた
    りの送信データ量に基づいて、現在のデータ通信相手に
    パケット交換接続する仮想回線の本数を増減するか否か
    を判断する仮想回線数判断手段と、 該仮想回線数判断手段からの指示を受けて、信号伝送用
    チャネルを介して、仮想回線のパケット交換接続制御を
    行い、前記通信相手先にパケット交換接続される仮想回
    線の本数を制御するパケット交換制御手段と、 を有することを特徴とする通信制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625178B1 (en) 1997-11-12 2003-09-23 Nec Corporation Virtual private line control system with improved transmission efficiency
JP2014036280A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Ntt Data Corp ファイル転送方法、そのシステムおよびプログラム

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US6625178B1 (en) 1997-11-12 2003-09-23 Nec Corporation Virtual private line control system with improved transmission efficiency
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