JPH06164581A - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JPH06164581A
JPH06164581A JP4308951A JP30895192A JPH06164581A JP H06164581 A JPH06164581 A JP H06164581A JP 4308951 A JP4308951 A JP 4308951A JP 30895192 A JP30895192 A JP 30895192A JP H06164581 A JPH06164581 A JP H06164581A
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JP
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communication mode
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JP4308951A
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Hiroaki Watanabe
裕昭 渡辺
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ある通信モードで交換接続を行った後でも、
送信データのトラフィック量の増減に応じて、通信網に
交換接続する通信モードを、他の通信モードに動的に切
り換えられるようにする。 【構成】 通信量検出部33が検出する情報処理装置の
単位時間あたりのデータ送信量が、通信量判断部35に
おいて許容範囲の上限を越えると判断されると、通信量
判断部35は回線交換制御部34に対し、通信モードを
0 チャネル通信モードに変更する旨を通知する。この
通知を受けた回線交換制御部34は、INSネット15
00の回線交換接続の通信モードを、Bチャネル通信モ
ードからH 0 チャネル通信モードへ切り換えて回線交換
接続を行う。そして、この後、情報処理装置は、H0
ャネル通信モードでデータを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信制御装置に係わ
り、特にデータ伝送速度が異なる複数の通信モードが用
意されているデータ通信網との交換接続を制御する通信
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大量の情報が、多様化、高度化している
現代社会において、有効な情報を迅速かつ効率的に処
理、伝送、蓄積することは、ビジネス活動を有利に行う
上で必要不可欠な要素となっている。このような要望に
対し、各地に分散している各事業所のLAN(ローカル
エリアネットワーク)を専用線、ISDN(総合ディジ
タルサービス網;Integrated Servic
e Digital N−etwork)、パケット交
換網などのWAN(ワイドエリアネットワーク;Wid
e Area Network)により接続して、企業
内ネットワークを構築するケースが増加している。
【0003】図5にその一例を示す。図5は、同図上部
に示すような、地理的に離れた各事業所に敷設されたバ
ス型(イーサネット)LAN11やスター型LAN1
2,13を、同図下部に示すように、専用線、ISD
N、パケット網等のWANにより相互接続して、企業内
ネットワークを構築した例を示す図である。
【0004】このように、近年は、上記企業内ネットワ
ークなどのように、地理的に離れた場所にあるLANど
うしを、専用線、ISDN、パケット網などのWANを
リモートブリッジとして使用して広域LANを構築する
例が急増している。
【0005】従来は、上記ISDNとして、NTT(日
本電信電話会社)により、データ通信用のチャネルとし
て64kbpsのBチャネルを2本有するINSネット
64のみが提供されていたが、このINSネット64は
LAN内の利用環境に比べるとデータ伝送速度が遅すぎ
るために、INSネット64をWANとして用いて広域
LANを構築しても、データ伝送速度が速いというLA
Nの利用環境を生かせないという欠点があった。
【0006】このような背景のもとに、現在では、電
話、ファクシミリ、データ、ビデオテックス等の各種メ
ディア情報を、全てディジタル信号で伝送、交換するI
SDNとして、NTTにより、INSネット1500が
提供されている。INSネット1500は、1.5Mb
psの伝送速度をもつ1次群速度インタフェースを提供
している。このINSネット1500は、データ通信用
の64kbpsの23本のBチャネル(回線交換及びパ
ケット交換可能)と制御信号の送信とデータ通信共用の
1本のDチャネル(回線交換及びパケット交換制御用)
を持ち、回線交換においては、1本のBチャネルを用い
て64kbpsのデータ通信を行うディジタル通信モー
ドである基本通信モード(Bチャネル通信モード)の他
に、高速通信モードとして、6本のBチャネルを用いて
384kbpsのデータ通信を行うディジタル通信モー
ドであるHO チャネル通信モード、さらには23本のB
チャネルと1本のDチャネルを用いてデータ通信を行う
ディジタル通信モードである1536kbpsのH11
ャネル通信モードを用意している。
【0007】従来、上記INSネット1500を用いた
回線交換によるデータ通信では、これらの回線交換の通
信モード(Bチャネル、HO チャネル、H11チャネル)
を、送信するデータのトラフィック量や送信データの用
途に応じて選択し、相手側の端末(TE;Termin
al Equipment)と固定的に通信回線を接続
して、データ通信を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ通信
(情報通信)においては、単位時間あたりの送信量は動
的に変化するのが通常である。しかしながら、上述した
ように、従来のINSネット1500を用いた回線交換
によるデータ通信では、呼の設定時に各装置間に固定的
な通信路が設定されると、その設定と同時に上記通信モ
ードも固定的に設定されてしまうため、以後は、その通
信モードでのみしかデータ通信が行えなかった。
【0009】すなわち、INSネット1500をWAN
として用いて、回線交換によりデータ通信を行う場合、
呼の設定時に、例えば384kbpsのHO チャネル通
信モードまたは1.5MbpsのH11チャネル通信モー
ドの高速通信モードに設定してしまうと、データ通信途
中において、データのトラフィック量が減少した場合
や、伝送速度がそれほど問題にならないバックアップ支
線に切り換えてデータ通信を行う場合、それらの場合に
必要となるデータ伝送能力を越えた過大な本数のチャネ
ルを占有し続けることになるので、不要なコスト増を招
いたり、それらのチャネルを他の端末とのデータ通信に
使用できなくなるなど、データ通信の効率が悪くなると
いう問題が発生するという欠点があった。
【0010】また、これとは逆に、送信データのトラフ
ィック量が呼の設定時に設定した通信モードの伝送能力
を越えるようになった場合には、データの通信時間が長
くなって通信コストが増加したり、さらにはデータ損失
等の問題が発生してしまうという欠点があった。
【0011】これらの問題は、ISDNでは、データ通
信用として同時に使用できる通信用チャネルの本数が異
なる複数の通信モードが提供されているにもかかわら
ず、従来の通信制御装置では、通信相手先と回線交換接
続する際に通信モードを固定的に設定し、動的に変化す
る送信データ量に応じて通信モードを動的に変更するこ
とができないことに起因しているものと考えられる。
【0012】従って、単位時間当たりの送信データのト
ラフィック量の増減に応じて、データ通信相手先と交換
接続される通信モードを、そのトラフィック量に適した
通信モードに動的に切り換えるようにすれば、広域LA
N等の通信網において送信データのトラフィック量に応
じた、効率的なデータ通信を行えるようになることは明
らかである。
【0013】本発明の課題は、単位時間あたりの送信デ
ータのトラフィック量の増減に応じて、データ通信相手
先と交換接続される通信モードを、そのトラフィック量
に適した通信モード動的に切り換えるようにすることで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は以下の通
りである。本発明は、情報処理装置をデータ伝送速度が
異なる複数の通信モードが用意されているデータ通信網
に交換接続する通信制御装置を前提とする。送信データ
量検出手段は、前記情報処理装置が、現在、交換接続さ
れているデータ通信網に送信している単位時間あたりの
データ量(例えば、bps)を検出する。通信モード判
断手段は、送信データ量検出手段により検出された単位
時間あたりの送信データ量に基づいて、現在のデータ通
信相手に前記データ通信網を介して交換接続する通信モ
ードを切り換えるか否かを判断する。交換制御手段は、
通信モード判断手段からの指示を受けて、前記データ通
信網を介する前記データ通信相手との交換接続の通信モ
ードの設定を制御する。
【0015】
【作用】本発明の手段の作用は以下の通りである。送信
データ量検出手段は、情報処理装置が、データ伝送速度
が異なる複数の通信モードが提供されているデータ通信
網を介して、ある通信モードで任意のコンピュータや端
末等(以下、データ通信相手と表現する)とデータ通信
を行っている期間、上記情報処理装置が上記ある通信モ
ードで上記データ通信相手に送信している単位時間あた
りのデータ量を常時検出し、各検出毎にその検出結果を
通信モード判断手段に通知する。通信モード判断手段
は、例えば、現在交換接続されている通信モード及びそ
の通信モードにおける送信データ量の許容範囲を内部に
記憶しており、これらの情報を基に送信データ量検出手
段から上記単位時間あたりの送信データ量を受け取る
と、その送信データ量が現在使用している通信モードの
伝送能力を越えているか否か、すなわち上記許容範囲を
越えているか否かを判断する。通信モード判断手段は、
送信データ量検出手段から入力される情報処理装置の単
位時間あたりの送信データ量が、上記許容範囲の上限を
越えるようになった場合には、交換制御手段に対し、そ
の現在の送信データ量に最も適する通信モードへの変更
を指示する。交換制御手段は、この指示を受けて、上記
情報処理装置と上記現在のデータ通信相手とを、その指
示された通信モードで、上記データ通信網に交換接続す
る。その後、上記送信データ量が減少し、その送信デー
タ量が上記許容範囲の下限を下回るまでに減少すると、
通信モード判断手段は、送信データ量検出手段からその
送信データ量を受け取ると、直ちに交換制御手段に対
し、その現在の送信データ量に最適なより低い伝送能力
を有する通信モードへの変更を指示する。交換制御手段
は、この指示を受けて、上記情報処理装置と上記現在の
データ通信相手とを、その指示された通信モードで交換
接続させる。したがって、単位時間あたりの送信データ
のトラフィック量の増減に応じて、データ通信相手と回
線交換接続される通信モードを、そのトラフィック量に
適した通信モードに動的に適切に切り換えることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、一実施例を図1乃至図4を参照しなが
ら説明する。図1は、NTT(日本電信電話会社)が提
供するISDNの商用サービスであるINSネット15
00の回線交換網を利用してデータ通信を行うシステム
の要部を示す図である。
【0017】同図に示すように、コンピュータ等から成
る情報処理装置20は、特に図示していないチャネルを
介して通信制御装置30に接続されている。通信制御装
置30は、情報処理装置20の内部または外部に実装さ
れ、DSU(Digital Service Uni
t)40を介し、INSネット1500の回線交換網に
接続され、情報処理装置20との間で、情報処理装置2
0がINSネット1500を介して送受信するデータを
1文字(1バイト)単位で授受する。またINSネット
1500の通信回線を介して送受信されるデータを、D
SU40との間で授受する。
【0018】この通信制御装置30は、下記の各ブロッ
クから構成されている。送信バッファ31は、情報処理
装置20がチャネルを介して送信してくる1文字(1バ
イト)単位のデータを順次蓄積するFIFO(Firs
t In F−irst Out)方式のバッファであ
る。
【0019】送信制御部32は、上記送信バッファ31
に蓄積されるデータのブロック誤りや文字誤り等の検出
を行い、正しいデータのみをパラレルーシリアル変換
(P−S変換)して、1ビットずつ通信量検出部33に
出力する。
【0020】通信量検出部33は、上記送信制御部32
から入力されるデータを回線交換制御部34に出力する
と共に、その入力データの単位時間あたりの送信量、例
えばbps(1秒間に伝送するビット数)を検出し、そ
の検出結果を通信量判断部35に通知する。
【0021】回線交換制御部34は、DSU40を介し
て、所定のプロトコルで、INSネット1500と、基
本通信モード(Bチャネル通信モード)または高速通信
モード(HO チャネル通信モード,H11チャネル通信モ
ード)の各種通信モードで回線交換接続制御を行うと共
に、回線交換接続された相手側端末と、INSネット1
500を介し上記設定したモードでデータ通信を行う。
【0022】通信量判断部35は、通信量検出部33か
ら定期的に上記単位時間あたりのデータ送信量の検出結
果を受け取り、現在の通信モードが、上記現在のデータ
送信量に最適なモードであるか否かの判断を行う。そし
て、通信量判断部35は、現在の通信モードが現在の送
信データ量に適していないと判断した場合には、現在の
データ通信量に最適な他の通信モードを判断し、その通
信モードへの変更を回線交換制御部34に対し指示す
る。
【0023】受信制御部36は、通信相手から送信され
てくるデータを、回線交換制御部34から1ビットずつ
シリアルに入力しながらシリアルーパラレル変換(S−
P変換)をして文字の組み立てを行い、それらの文字を
逐次、受信バッファ37に蓄積する。
【0024】受信バッファ37は、受信データを1文字
単位で格納するFIFO方式のバッファであり、その蓄
積されるデータは、1文字単位で受信順に情報処理装置
20に送られる。
【0025】DSU40は、ディジタル回線用の回線終
端装置(DCE:Data Ci−rcuit Equ
ipment)であり、INSネット1500と網の同
期を取りながら、回線交換制御部34から受信する通信
制御装置30の送信データ信号を、現在設定されている
通信モードに合致するように、時分割多重化してINS
ネット1500のディジタル交換機に通信回線50を介
して送出する。また、INSネット1500のディジタ
ル交換機から、任意の端末から送信されてくるデータ信
号を、INSネット1500と網の同期を取りながら受
信して、受信制御部30に出力する。
【0026】次に、上記構成の通信制御装置30の動作
を、図2乃至図4を参照しながら説明する。まず、情報
処理装置20と通信相手先の端末との間の回線交換接続
は、以下のような手順により行われる。
【0027】この場合、まず、情報処理装置20は、通
信制御装置30に対し、所望する通信モードを指定して
発呼要求を行う。このことにより、通信制御装置30の
回線交換制御部34は、DSU40を介してINSネッ
ト1500の回線交換網に、通信モードとして上記情報
処理装置20から指定された通信モードを設定したSE
TUP(呼設定要求)メッセージを送出する。このSE
TUPメッセージは、呼の初期設定に必要な複数の情報
を設定するような構成となっており、この場合には、交
換モードとして回線交換を指定し、使用チャネル及び情
報伝送能力を指定することにより、通信モードとして、
Bチャネル,HO チャネル,またはH11チャネルのいず
れかを指定する。さらに、通信相手の呼番号の設定、及
びサービス種別としてデータ設定をする。
【0028】INSネット1500の回線交換網は、通
信回線50を介してDSU40から上記SETUPメッ
セージを受け取ると、そのSETUPメッセージに設定
されている呼番号を持つ相手側端末に対し、そのSET
UPメッセージを送信する。
【0029】次に、INSネット1500の回線交換網
は、通信制御装置30の回線交換制御部34にCALL
PROC(CALL PROCeeding:呼設定
のための呼出し中の旨通知)メッセージを送る。
【0030】続いて、INSネット1500の回線交換
網は、上記相手側端末の呼び出しを開始すると、通信制
御装置30の回線交換制御部34にALERT(ALE
RTing:被呼者の呼出し中の旨通知)メッセージを
送る。
【0031】そして、上記相手側端末が応答すると、I
NSネット1500の回線交換網は、CONN(CON
Nect:被呼者が応答した旨通知)メッセージを、通
信制御装置30の回線交換制御部34に送る。以上のよ
うな通信手順により、情報処理装置20と上記相手側端
末との呼の設定が終了し、情報処理装置20と上記相手
側端末とが上記SETUPメッセージにより設定された
通信モードで回線交換接続される。尚、以上の呼設定動
作は、INSネット1500のDチャネルを用いて行わ
れる。
【0032】情報処理装置20は、上述のようにして、
通信相手の端末とINSネット1500を介して回線交
換接続されると、データ送信を開始する。すなわち、情
報処理装置20は、通信制御装置30へ順次、1文字単
位で送信データを送出する。これらの送信データはいっ
たん送信バッファ31に蓄積された後、送信制御部32
により送信順に順次読み出され、文字誤りやブロック誤
り等の検出が行われた後、シリアル信号に変換され、通
信量検出部33を介し回線交換制御部34に送られる。
【0033】回線交換制御部34は、INSネット15
00の回線交換接続におけるデータ送信規格に準拠した
プロトコル並びにチャネル制御を行い、上記SETUP
メッセージにより設定された通信モードでDSU40並
びに、INSネット1500の回線交換網を介し、上記
通信相手の端末にデータを送信する。
【0034】続いて、図2〜図4を参照しながら、本実
施例における情報処理装置20と通信相手先の端末との
間のデータ通信の制御方法を詳細に説明する。まず、図
2に示すように、情報処理装置20は、INSネット1
500の回線交換網を介して上記端末と、基本通信モー
ド(Bチャネル1本による64kbpsの通信モード)
でデータ通信を開始するものとする。
【0035】このデータ通信の期間、通信制御装置30
の通信量検出部33は、情報処理装置20から送られて
くる送信データの単位時間あたりの送信量を常時、定期
的に検出し、その検出データ量を通信量判断部35に通
知する。
【0036】通信量判断部35は、その通知される単位
時間あたりのデータ送信量が、現在の通信モードである
基本通信モード(Bチャネル通信モード)に対して予め
設定された許容範囲内にあると判断した場合には、回線
交換制御部34に対し、何ら通知しない。したがって、
この場合、情報処理装置20と上記通信相手の端末との
間では、上記許容範囲内の量のデータが基本通信モード
で送信される。
【0037】その後、図3に示すように、情報処理装置
20の送信データ量が増加し、単位時間あたりのデータ
送信量(以後、トラフィック量と表現する)が、基本通
信モード(Bチャネル通信モード)に対して予め設定さ
れた許容範囲の上限を越えると、通信量判断部35は、
通信量検出部33から通知されるトラフィック量(送信
量許容範囲外通知)によりその旨を検知し、回線交換制
御部34に対して、上記データ通信相手の端末との回線
交換接続を、INSネット1500の高速通信モードの
1つであるH0 チャネル通信モード(Bチャネル6本を
データ通信に使用する、データ伝送能力が384kbp
sの通信モード)に切り換える旨を指示する通知を送る
(モード再設定通知)。
【0038】回線交換制御部34は、このモード再設定
通知を受け取ると、H0 チャネル通信モードへの切り換
えのために、通信相手先の端末との間の回線交換接続を
いったん切断する。
【0039】すなわち、回線交換制御部34は、DIS
C(DISConnect:呼解放の要求)メッセージ
を、DSU40並びにINS1500の回線交換網を介
し、データ送信相手先の端末に送信する。上記端末は、
このDISCメッセージを受け取ると、INSネット1
500の回線交換網を介し、通信制御装置30の回線交
換制御部34に、REL(RELease:チャネル切
断完了通知と呼番号解放要求)メッセージを返送する。
回線交換制御部34は、このRELメッセージを受け取
ると、REL COMP(RELease COMPl
ete:チャネル解放と呼番号解放完了通知)メッセー
ジを、DSU並びにINS1500の回線交換網を介し
て上記データ送信相手先の端末に送信し、このことによ
り呼の解放が完了する。
【0040】この後、回線交換制御部34は、SETU
Pメッセージの通信路の属性の設定において、通信モー
ドとしてH0 チャネル通信モードを指定し、前述した基
本通信モードの回線交換接続の設定と同様なプロトコル
により、情報処理装置20と上記データ送信先の端末と
を、今度は、H0 チャネル通信モードで回線交換接続す
る。そして、回線交換制御部34は、このH0 チャネル
通信モードへの回線交換接続が完了すると、通信量判断
部35に対し、H0 チャネル通信モードへの変更が完了
した旨の通知を返す(モード再設定応答)。
【0041】通信量判断部35は、このモード再設定応
答を受けると、現在の、情報処理装置20と上記通信相
手先の端末との間の通信モードが、H0 チャネル通信モ
ードに設定されている旨を内部に記憶する。回線交換制
御部34は、以後、H0 チャネル通信モードで、上記デ
ータ送信先の端末とのデータ通信制御を行う。
【0042】次に、上述のようにして、通信モードの変
更が行われ、H0 チャネル通信モードでデータ通信を行
っている期間中に、図4に示すように、情報処理装置2
0のデータ送信量が減少し、通信量検出部33から通信
量判断部35に通知されるトラフィック量が、H0 チャ
ネル通信モードに対して予め設定された許容範囲の下限
を下回るようになると(送信量許容範囲外通知)、通信
量判断部35は、その旨を検知し、回線交換制御部34
に対して、上記データ送信先の端末との回線交換接続
を、再び基本通信モード(Bチャネル通信モード)に切
り換える旨を指示する通知を送る(モード再設定通
知)。
【0043】回線交換制御部34は、このモード再設定
通知を受け取ると、SETUPメッセージの通信路の設
定において、通信モードとして基本通信モードを指定
し、再び前述と同様なプロトコルにより、情報処理装置
20と上記データ送信先の端末との間を、INSネット
1500の基本通信モード(Bチャネル通信モード)で
回線交換接続する。そして、回線交換制御部34は、こ
の基本通信モードへの回線交換接続が完了すると、通信
量判断部35に対し、基本通信モードへの回線交換接続
の変更が完了した旨の通知を返す(モード再設定応
答)。
【0044】通信量判断部35は、このモード再設定応
答を受け取ると、現在の通信モードが基本通信モードと
なっていることを内部に記憶する。このように、通信制
御装置30は、情報処理装置20の単位時間あたりのデ
ータ送信量(トラフィック量)を常時監視し、そのデー
タの送信量が、64kbpsのデータ伝送能力を有する
基本通信モード(1本のBチャネルによるデータ通信)
における許容範囲の上限を越えるようになった場合に
は、そのデータ送信量に応じて、自動的に、よりデータ
伝送能力の高いH0 チャネル通信モードに通信モードを
切り換える。また、その後、単位時間あたりのデータ送
信量がしだいに減少し、そのデータ送信量がH0 チャネ
ル通信モードにおける許容範囲の下限を下回るようにな
った場合には、自動的に、回線交換接続の通信モード
を、高速のH0 チャネル通信モードからより低速のBチ
ャネル通信モードに切り換える。
【0045】このように、データ通信相手先の端末と回
線交換接続されるINSネット1500の通信モード
を、その送信データのトラフィック量を常時監視しなが
ら、そのトラフィック量の増減に応じて、現在のトラフ
ィック量に最も適した通信モード(Bチャネル通信モー
ドまたはH0 チャネル通信モード)に自動的に切り換え
るので、常に、送信データのトラフィック量に適した効
率の良いデータ通信が行え、通信コストを削減できる。
【0046】また、上記最適な通信モードの設定は、す
べて通信制御装置30が行うので、情報処理装置20
は、通信モードの設定に関与する処理を行う必要がな
く、このために、情報処理装置20のデータ通信に係わ
る負荷が、従来よりも著しく軽減されると共に、従来は
必要であったデータ送信開始後の情報処理装置20と通
信制御装置30との間での通信モード変更処理のために
必要となる信号の授受が不要となるため、従来よりもオ
ーバーヘッドを軽減することができる。
【0047】尚、上記実施例では、INSネット150
0での回線交換接続の通信モードの切り換えを、Bチャ
ネル通信モードとH0 チャネル通信モードとの間で行う
例について説明しているが、本発明は、この例に限定さ
れるものではなく、通信モードをH0 チャネル通信モー
ドとH11チャネル通信モードとの間で切り換えるように
しても良い。また、情報処理装置20のデータ送信量が
バースト的に増加する場合には、Bチャネル通信送信モ
ードから直ちにH11チャネル通信モードに切り換えるよ
うにしても良い。
【0048】また、上記実施例は、ISDNとして、I
NSネット1500を用いているが、本発明はこれに限
定されることはなく、1本の物理回線上に、時分割多重
により複数のチャネルを設定可能な回線交換接続を行え
る全てのデータ通信網に適用可能なものである。
【0049】また、上記実施例は、回線交換接続を例と
して用いているが、本発明はこれに限定されることはな
く、データ伝送速度が異なる複数の通信モードが提供さ
れているデータ通信網との交換接続に適用可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、単位時間あたりの送信
データのトラフィック量の増減に応じて、データ通信相
手先と回線交換接続される通信モードを、そのトラフィ
ック量に適した通信モードに動的に切り換えることがで
きるようにしたので、送信データのトラフィック量に応
じて、広域LAN等の通信網において効率的なデータ通
信を行うことができる。この結果、送信データ量の大小
にかかわらず、データ通信時間をほぼ一定に保て、通信
コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、INSネット150
0を用いてデータ通信を行うシステムの腰部を示すブロ
ック図である。
【図2】情報処理装置のデータ送信量が、現在の通信モ
ードでの許容範囲内にあるときの通信制御装置の動作を
説明する図である。
【図3】情報処理装置のデータ送信量が、現在の通信モ
ードでの許容範囲の上限を越えたときの通信制御装置の
動作を説明する図である。
【図4】情報処理装置のデータ送信量が、現在の通信モ
ードでの許容範囲の下限を下回ったときの通信制御装置
の動作を説明する図である。
【図5】各種LANの構成と、それらをWANにより接
続し広域LANの構築例を示す図である。
【符号の説明】
20 情報処理装置 30 通信制御装置 31 送信バッファ 32 送信制御部 33 通信量検出部 34 回線交換制御部 35 通信量判断部 36 受信制御部 37 受信バッファ 40 DSU 50 通信回線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置をデータ伝送速度が異な
    る複数の通信モードが用意されているデータ通信網に交
    換接続する通信制御装置において、 前記情報処理装置が、現在、交換接続されているデータ
    通信網に送信している単位時間あたりのデータ量を検出
    する送信データ量検出手段と、 該送信データ量検出手段により検出された単位時間あた
    りの送信データ量に基づいて、現在のデータ通信相手に
    前記データ通信網を介して交換接続する通信モードを切
    り換えるか否かを判断する通信モード判断手段と、 該通信モード判断手段からの指示を受けて、前記データ
    通信網を介するデータ通信相手との交換接続の通信モー
    ドの設定を制御する交換制御手段と、 を有することを特徴とする通信制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6751234B1 (en) 1999-05-12 2004-06-15 Nec Corporation Packet data transfer apparatus
WO2010013340A1 (ja) * 2008-07-31 2010-02-04 富士通株式会社 データ転送装置、データ送信装置、データ受信装置およびデータ転送方法

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