JPH11233770A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH11233770A
JPH11233770A JP10352698A JP10352698A JPH11233770A JP H11233770 A JPH11233770 A JP H11233770A JP 10352698 A JP10352698 A JP 10352698A JP 10352698 A JP10352698 A JP 10352698A JP H11233770 A JPH11233770 A JP H11233770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
semiconductor
forming
etching
sio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10352698A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Gocho
哲雄 牛膓
Koichi Matsumoto
光市 松本
Naoki Nagashima
直樹 長島
Takeshi Takahashi
剛 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10352698A priority Critical patent/JPH11233770A/ja
Publication of JPH11233770A publication Critical patent/JPH11233770A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソース/ドレイン拡散層の表面とゲート電極
の上面とに半導体と金属との化合物膜を十分な厚さで形
成しても、特性及び歩留りの低下を防止する。 【解決手段】 多結晶Si膜48の上面をSi3 4
55で覆った状態で熱処理を行い、Si3 4 膜55を
除去してから金属膜を形成する。熱処理を行っても多結
晶Si膜48の上面にSiO2 膜が形成されにくく、S
3 4 膜55はSiO2 膜よりも短時間で除去でき
る。このため、多結晶Si膜48上のSi34 膜55
及びSiO2 膜を完全に除去しても、SiO2 膜42、
65の膜減りを抑制できて、n+ 拡散層68とPウェル
45との間のリーク電流やn+ 拡散層68と多結晶Si
膜48との短絡を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、半導体基体の
表面と配線の上面とに半導体と金属との化合物膜を同時
に自己整合的に形成する半導体装置の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、モバイルパソコン、携
帯情報端末、ハンディタイプデジタルカメラ、携帯小型
ゲーム機等の需要が高まっており、それに伴って、高
速、低消費電力の半導体装置の必要性が高まっている。
半導体装置を高速化、低消費電力化するためには拡散層
や配線の抵抗を低減させることが重要であり、そのため
に、ソース/ドレイン拡散層等の表面とゲート電極等の
上面とに半導体と金属との化合物膜を同時に自己整合的
に形成する技術が考えられている。
【0003】この技術はフルサリサイド技術と呼ばれて
おり、図12、13は、本願の発明の第1従来例であっ
て、フルサリサイド技術を用いたデュアルゲート構造の
CMOSトランジスタの製造方法を示している。この第
1従来例では、図12に示す様に、Si基板11の表面
にSiO2 膜12を選択的に形成して素子分離領域を決
定し、NMOS形成領域13及びPMOS形成領域14
に夫々Pウェル15及びNウェル16を形成する。
【0004】その後、SiO2 膜12に囲まれている素
子活性領域の表面にゲート酸化膜としてのSiO2 膜1
7を形成し、不純物を含有しない多結晶Si膜18をS
iO2 膜17、12上でゲート電極のパターンに加工す
る。そして、NMOS形成領域13及びPMOS形成領
域14のSi基板11及び多結晶Si膜18に夫々As
+ 及びBF2 + を低ドーズ量でイオン注入して、LDD
構造のソース/ドレイン拡散層を構成するn- 拡散層2
1及びp- 拡散層22を形成する。
【0005】その後、Si3 4 膜23を全面に堆積さ
せ、Si3 4 膜23の全面をエッチバックして、この
Si3 4 膜23から成る側壁スペーサを多結晶Si膜
18の側面に形成する。そして、NMOS形成領域13
のSi基板11及び多結晶Si膜18にAs+ を高ドー
ズ量でイオン注入して、LDD構造のソース/ドレイン
拡散層を構成するn+ 拡散層24を形成する。
【0006】その後、キャッピング用のSiO2 膜25
をCVD法で堆積させ、この状態で熱酸化を行って、図
示されてはいないが、多結晶Si膜18の角部を丸め
る。この結果、実効的なゲート長が短くなり、また、ゲ
ート電界の集中が緩和されてSiO2 膜17の絶縁耐圧
が向上する。
【0007】その後、SiO2 膜25を介してPMOS
形成領域14のSi基板11及び多結晶Si膜18にB
2 + を高ドーズ量でイオン注入して、LDD構造のソ
ース/ドレイン拡散層を構成するp+ 拡散層26を形成
する。この様にSiO2 膜25を介してBF2 + をイオ
ン注入しているので、Bの拡散係数が大きいにも拘ら
ず、接合の浅いp+ 拡散層26を形成することができ
る。そして、SiO2 膜25を除去し、Ti膜(図示せ
ず)等を全面に堆積させる。
【0008】その後、Si基板11及び多結晶Si膜1
8の露出部とTi膜とを熱処理でシリサイド化反応さ
せ、SiO2 膜12及びSi3 4 膜23上に残った未
反応のTi膜を除去して、図13(a)(b)に示す様
に、n+ 拡散層24及びp+ 拡散層26の表面並びに多
結晶Si膜18の上面に同時に自己整合的にTiSi2
膜27を形成する。そして、更に、従来公知の工程を実
行して、このCMOSトランジスタを完成させる。
【0009】一方、例えば多結晶Si膜18を微細なパ
ターンのゲート電極に加工するためには、エッチング時
のマスク層として、微細なパターンのフォトレジストを
多結晶Si膜18上に形成しておく必要がある。しか
し、パターンが微細になると、フォトリソグラフィ時の
ハレーションの影響が相対的に大きくなって、フォトレ
ジストのパターニングが困難になる。そこで、SiON
膜等である反射防止膜を多結晶Si膜18とフォトレジ
ストとの間に設けることが考えられている。
【0010】図14は、本願の発明の第2従来例であっ
て、フルサリサイド技術及び自己整合コンタクト技術を
用いたMOSトランジスタの製造方法を示している。こ
の第2従来例では、図14(a)に示す様に、Si基板
31の表面にSiO2 膜(図示せず)を選択的に形成し
て素子分離領域を決定する。そして、素子活性領域の表
面にゲート酸化膜としてのSiO2 膜32を形成し、不
純物を含む多結晶Si膜33とSiO2 膜34とを順次
に堆積させる。
【0011】次に、図14(b)に示す様に、SiO2
膜34及び多結晶Si膜33をゲート電極のパターンに
加工し、SiO2 膜34等をマスクにしてSi基板31
に不純物を低ドーズ量でイオン注入して、LDD構造の
ソース/ドレイン拡散層を構成する低濃度の拡散層35
を形成する。
【0012】次に、図14(c)に示す様に、Si3
4 膜36を全面に堆積させ、Si34 膜36の全面を
エッチバックして、このSi3 4 膜36から成る側壁
スペーサを多結晶Si膜33及びSiO2 膜34の側面
に形成する。そして、SiO2 膜34のみを露出させる
様にパターニングしたり流動性を利用して塗布したりし
たフォトレジスト(図示せず)をマスクにして、図14
(d)に示す様に、素子分離領域のSiO2 膜を除去す
ることなくSiO2 膜34のみを除去する。
【0013】その後、図示されてはいないが、LDD構
造のソース/ドレイン拡散層を構成する高濃度の拡散
層、拡散層の表面及び多結晶Si膜33の上面のTiS
2 膜、TiSi2 膜等を覆う層間絶縁膜、拡散層の表
面のTiSi2 膜に達する接続孔等を形成して、このM
OSトランジスタを完成させる。
【0014】なお、側壁スペーサがSi3 4 膜36で
形成されているので、層間絶縁膜がSiO2 系でも、接
続孔を開孔するための層間絶縁膜のエッチングに際して
側壁スペーサをストッパにすることができる。このた
め、接続孔の一部が側壁スペーサの一部と平面的に重畳
しても、接続孔の開孔に伴う側壁スペーサの厚さの減少
を抑制することができて、多結晶Si膜33に対して自
己整合的に接続孔を開孔することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図12、1
3に示した第1従来例では、As+ とBF2 + との両方
をイオン注入しているが、AsはBに比べて拡散係数が
小さく、しかも、イオン注入に際して多結晶Si膜18
中ではSi基板11中の様にチャネリングが生じない。
この結果、n- 拡散層21やn+ 拡散層24の形成と同
時にNMOS形成領域13の多結晶Si膜18にイオン
注入したAsはこの多結晶Si膜18の上面近傍に局在
しており、NMOS形成領域13の多結晶Si膜18の
上面近傍では不純物濃度が特に高い。
【0016】そして、SiO2 膜25を堆積させたり、
多結晶Si膜18の角部を丸めるための熱酸化を行った
り、その他の処理を行ったりするための熱処理によっ
て、NMOS形成領域13の多結晶Si膜18の上面近
傍が増速酸化されると考えられるために、図12に示し
た様に、この上面にSiO2 膜28が形成される。
【0017】TiSi2 膜27を形成するためのTi膜
の堆積に先立って、弗酸等によるウエットエッチングに
よってSiO2 膜28を完全に除去しておけば、多結晶
Si膜18とTi膜とを十分に反応させることができ、
図13(a)に示した様に十分な厚さのTiSi2 膜2
7を多結晶Si膜18の上面に形成することができて、
ゲート電極の抵抗を十分に低減させることができる。
【0018】しかし、SiO2 膜28が完全に除去され
るまでエッチングを行うと、図13(a)に示した様
に、素子分離領域におけるSiO2 膜12の厚さも減少
する。このため、SiO2 膜12が後退しn+ 拡散層2
4が形成されていない部分のPウェル15が露出してこ
の露出部にもTiSi2 膜27が形成されたり、たとえ
Pウェル15が露出しなくてもPウェル15の非常に近
くまでTiSi2 膜27が形成されたりする。
【0019】このため、n+ 拡散層24とPウェル15
とが逆バイアスされていても、n+拡散層24の表面に
形成したTiSi2 膜27を介したn+ 拡散層24とP
ウェル15との間のリーク電流が増加する。
【0020】逆に、SiO2 膜12の厚さの減少が抑制
されてn+ 拡散層24とPウェル15との間のリーク電
流が増加しない程度にまでしかSiO2 膜28を除去し
なければ、このSiO2 膜28を完全に除去することは
困難である。この結果、多結晶Si膜18とTi膜とを
十分には反応させることができず、図13(b)に示し
た様に十分な厚さのTiSi2 膜27を多結晶Si膜1
8の上面に形成することができなくて、ゲート電極の抵
抗を十分には低減させることができない。
【0021】つまり、図12、13に示した第1従来例
では、ゲート電極の抵抗の十分な低減と、n+ 拡散層2
4とPウェル15との間のリーク電流の防止とを、両立
させることが困難で、高速、低消費電力で且つ特性の優
れた半導体装置を製造することが困難であった。
【0022】一方、上述の様に、SiON膜等である反
射防止膜を多結晶Si膜18とフォトレジストとの間に
設けることが考えられているが、多結晶Si膜18とS
iON膜とではエッチング特性が互いに類似していてエ
ッチング選択比を大きくすることができない。このた
め、多結晶Si膜18をエッチングすることなく、Si
ON膜を完全に除去して多結晶Si膜18の上面を完全
に露出させることができない。
【0023】多結晶Si膜18がエッチングされると、
その幅も狭くなるので、この多結晶Si膜18上にTi
Si2 膜27を形成しても、ゲート電極の抵抗を十分に
低減させることができない。また、多結晶Si膜18の
上面を完全に露出させることができなければ、多結晶S
i膜18とTi膜とを十分に反応させることができず、
十分な厚さのTiSi2 膜27を多結晶Si膜18の上
面に形成することができなくて、やはりゲート電極の抵
抗を十分に低減させることができない。
【0024】つまり、SiON膜等である反射防止膜を
多結晶Si膜18とフォトレジストとの間に設けると、
微細な半導体装置を製造することが可能になるが、高
速、低消費電力の半導体装置を製造することが困難であ
った。
【0025】また、図14に示した第2従来例では、素
子分離領域のSiO2 膜を除去することなくSiO2
34のみを除去するために、SiO2 膜34のみを露出
させる様にパターニングしたり流動性を利用して塗布し
たりしたフォトレジスト(図示せず)をマスクにしてい
る。これは、上述の様に素子分離領域のSiO2 膜が後
退してリーク電流が増加したり、素子分離機能が低下し
たりすることを防止するためである。
【0026】しかし、SiO2 膜34の幅はゲート電極
の幅に等しいので、MOSトランジスタの微細化のため
にゲート電極の幅が狭められると、フォトレジストをパ
ターニングするためのリソグラフィにおいて合わせ余裕
や露光余裕を十分に確保することが困難で、SiO2
34のみを露出させる様にフォトレジストをパターニン
グすることが困難である。
【0027】更に、流動性を利用してフォトレジストを
塗布しても、粘性のためにフォトレジストは完全に平坦
には塗布されず、幅の広いゲート電極上と幅の狭いゲー
ト電極上とでフォトレジストの厚さが異なるのが一般的
である。仮に、ゲート電極上にはフォトレジストを残さ
ずゲート電極上以外の部分のフォトレジストは残す様に
フォトレジストの粘土や塗布条件等を最適化したとして
も、SiO2 膜34の除去中にフォトレジストが剥離し
たりして、SiO2 膜34を安定的に除去することが困
難であった。
【0028】つまり、図14に示した第2従来例では、
素子分離領域のSiO2 膜を除去することなくSiO2
膜34のみを安定的に除去することが困難で、高速、低
消費電力で且つ特性の優れた半導体装置を高い歩留りで
製造することが困難であった。
【0029】従って、本願の発明は、高速、低消費電力
で且つ特性の優れた半導体装置を高い歩留りで製造する
ことができる方法、及び微細であるにも拘らず高速、低
消費電力の半導体装置を高い歩留りで製造することがで
きる方法を提供することを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体装
置の製造方法では、ゲート電極である半導体膜の上面を
酸化防止膜が覆っている状態で熱処理を行うので、この
熱処理を行っても半導体膜の上面に酸化膜が形成されに
くく、しかも、酸化防止膜のエッチング速度が酸化膜の
エッチング速度よりも速い。
【0031】このため、ゲート電極である半導体膜の上
面に接する金属膜の形成に先立って、半導体膜上の酸化
防止膜及び酸化膜を完全に除去するまでエッチングを行
っても、素子分離用の第1の酸化膜及び半導体膜の側壁
スペーサとしての第2の酸化膜の厚さの減少を抑制する
ことができる。
【0032】請求項2に係る半導体装置の製造方法で
は、ゲート電極である半導体膜の表面を熱処理で酸化す
るが、この熱処理では半導体膜の特に角部が酸化され
て、半導体膜の角部が丸められる。
【0033】請求項3に係る半導体装置の製造方法で
は、熱処理で形成した第3の酸化膜を介した不純物のイ
オン注入でソース/ドレイン拡散層を形成するので、接
合の浅いソース/ドレイン拡散層を形成することができ
る。
【0034】請求項4に係る半導体装置の製造方法で
は、半導体膜とオフセット膜と反射防止膜とで積層膜を
形成し、配線のパターンのマスク層をフォトリソグラフ
ィで反射防止膜上に形成するので、フォトリソグラフィ
時のハレーションを反射防止膜で抑制することができ
る。このため、積層膜を配線のパターンに加工するため
のエッチングで用いるマスク層として微細なパターンの
マスク層を形成することができる。
【0035】しかも、側壁スペーサと層間絶縁膜とでエ
ッチング特性が互いに異なっているので、層間絶縁膜に
開孔する接続孔の一部が側壁スペーサの一部と重畳して
も、接続孔の開孔に伴う絶縁性の側壁スペーサの厚さの
減少を抑制することができる。
【0036】一方、反射防止膜とオフセット膜とでエッ
チング特性が互いに異なっており、オフセット膜と半導
体膜とでもエッチング特性が互いに異なっている。この
ため、オフセット膜をストッパにしたエッチングで反射
防止膜を容易に除去することができ、半導体膜をストッ
パにしたエッチングでオフセット膜を容易に除去するこ
とができて、配線のパターンの半導体膜の厚さを薄くす
ることなくその上面を完全に露出させることができる。
【0037】更に、半導体膜の側面のみならずオフセッ
ト膜の側面にも側壁スペーサを形成するので、側壁スペ
ーサの高さが高い。しかも、オフセット膜と側壁スペー
サとでエッチング特性が互いに異なっているので、配線
のパターンの半導体膜の上面が完全に露出するまでオフ
セット膜をエッチングしても、側壁スペーサの厚さの減
少を抑制することができる。従って、半導体基体の表面
と半導体膜の上面との間での側壁スペーサの表面に沿う
距離が長い。
【0038】請求項5に係る半導体装置の製造方法で
は、積層膜を配線のパターンに加工するためのエッチン
グまたは堆積させた絶縁膜から側壁スペーサを形成する
ためのエッチングによって反射防止膜を除去するが、積
層膜のうちの半導体膜と反射防止膜とはエッチング特性
が互いに異なっている必要がなく、側壁スペーサを形成
するための絶縁膜と反射防止膜ともエッチング特性が互
いに異なっている必要がない。
【0039】このため、積層膜を配線のパターンに加工
するためのエッチングまたは堆積させた絶縁膜から側壁
スペーサを形成するためのエッチングによって反射防止
膜も同時に除去することができて、反射防止膜を除去す
るための専用の工程が不要である。
【0040】請求項6に係る半導体装置の製造方法で
は、半導体膜上のオフセット膜のエッチング特性が半導
体膜、素子分離絶縁膜及び側壁スペーサの何れのエッチ
ング特性とも異なっている。このため、半導体膜上のオ
フセット膜のみを安定的に除去することができ、半導体
膜の上面が完全に露出するまでオフセット膜をエッチン
グしても、半導体膜、素子分離絶縁膜及び側壁スペーサ
の何れの厚さの減少をも抑制することができる。
【0041】請求項7に係る半導体装置の製造方法で
は、側壁スペーサとはエッチング特性の異なる第1の層
間絶縁膜とこの第1の層間絶縁膜とはエッチング特性の
異なる第2の層間絶縁膜とを順次に形成するので、側壁
スペーサと第2の層間絶縁膜とでエッチング特性が互い
に類似していても、接続孔を開孔するための第1の層間
絶縁膜のエッチングに際して側壁スペーサをストッパに
することができる。このため、接続孔の一部が側壁スペ
ーサの一部と平面的に重畳しても、接続孔の開孔に伴う
側壁スペーサの厚さの減少を抑制することができる。
【0042】請求項8に係る半導体装置の製造方法で
は、側壁スペーサとはエッチング特性の異なる層間絶縁
膜を形成するので、接続孔を開孔するための層間絶縁膜
のエッチングに際して側壁スペーサをストッパにするこ
とができる。このため、接続孔の一部が側壁スペーサの
一部と平面的に重畳しても、接続孔の開孔に伴う側壁ス
ペーサの厚さの減少を抑制することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本願の発明の第1〜第3実
施形態を、図1〜11を参照しながら説明する。図1〜
7が、デュアルゲート構造のCMOSトランジスタの製
造方法に適用した第1実施形態を示している。この第1
実施形態では、図1(a)に示す様に、Si基板41の
表面に熱酸化でSiO2 膜(図示せず)を形成し、更
に、下記の条件の減圧CVD法でSi3 4 膜(図示せ
ず)を堆積させる。
【0044】Si3 4 膜の減圧CVD条件 ガス:SiH2 Cl2 /NH3 /N2 =50/200/
200sccm 圧力:70Pa 基板温度:760℃
【0045】その後、Si3 4 膜上でフォトレジスト
(図示せず)を素子活性領域のパターンに加工し、この
フォトレジストをマスクにしてSi3 4 膜をドライエ
ッチングする。そして、フォトレジストを除去し、Si
3 4 膜を酸化防止膜にした熱酸化でSiO2 膜42を
選択的に形成して素子分離領域を決定した後、Si3
4 膜を除去する。
【0046】その後、パターニングしたフォトレジスト
(図示せず)をマスクにして、NMOS形成領域43及
びPMOS形成領域44に夫々B+ 及びPhos+ をイ
オン注入してPウェル45及びNウェル46を形成す
る。そして、SiO2 膜42に囲まれている素子活性領
域の表面にゲート酸化膜としてのSiO2 膜47を熱酸
化で形成し、下記の条件の減圧熱CVD法で、不純物を
含有しない多結晶Si膜48を堆積させる。
【0047】多結晶Si膜の減圧熱CVD条件 ガス:SiH4 /Ne/N2 =100/400/200
sccm 圧力:70Pa 基板温度:610℃
【0048】次に、図1(b)に示す様に、PMOS形
成領域44を覆うパターンにフォトレジスト51を加工
し、このフォトレジスト51をマスクにして、1〜10
×1015/cm2 のドーズ量及び10keVの加速エネ
ルギーで、多結晶Si膜48にPhos+ 52をイオン
注入する。なお、多結晶Si膜48に対してドナーとし
て作用するイオン種であれば、Phos+ 52以外のイ
オン種を用いてもよい。
【0049】次に、図2(a)に示す様に、フォトレジ
スト51を除去した後、NMOS形成領域43を覆うパ
ターンにフォトレジスト53を加工し、このフォトレジ
スト53をマスクにして、1〜10×1015/cm2
ドーズ量及び10keVの加速エネルギーで、多結晶S
i膜48にB+ 54をイオン注入する。なお、多結晶S
i膜48に対してアクセプタとして作用するイオン種で
あれば、B+ 54以外のイオン種を用いてもよい。
【0050】次に、図2(b)に示す様に、フォトレジ
スト53を除去した後、下記の条件の減圧CVD法でS
3 4 膜55を堆積させ、更に、ゲート電極のパター
ンにフォトレジスト56を加工する。
【0051】Si3 4 膜の減圧CVD条件 ガス:SiH2 Cl2 /NH3 /N2 =50/200/
200sccm 圧力:70Pa 基板温度:760℃
【0052】次に、図3(a)に示す様に、フォトレジ
スト56をマスクにして、平行平板エッチング装置を用
いて、下記の条件で、Si3 4 膜55をエッチングす
る。そして、フォトレジスト56を除去した後、Si3
4 膜55をマスクにして、ECRエッチング装置を用
いて、下記の条件で、多結晶Si膜48をエッチングす
る。
【0053】Si3 4 膜のエッチング条件 ガス:CHF3 /CF4 /Ar=40/400/600
sccm 圧力:20Pa 高周波電力:1200W(380kHz) 温度:0℃
【0054】多結晶Si膜のエッチング条件 ガス:C2 Cl3 3 /SF6 =60/10sccm 圧力:1.3Pa マイクロ波電力:850W 高周波電力:150W
【0055】次に、図3(b)に示す様に、PMOS形
成領域44を覆うパターンにフォトレジスト57を加工
し、このフォトレジスト57とSiO2 膜42等とをマ
スクにして、6×1013/cm2 のドーズ量、40ke
Vの加速エネルギー及び30°の注入角で、Si基板4
1にAs+ 58をイオン注入して、LDD構造のソース
/ドレイン拡散層を構成するn- 拡散層61を形成す
る。
【0056】次に、図4(a)に示す様に、フォトレジ
スト57を除去した後、NMOS形成領域43を覆うパ
ターンにフォトレジスト62を加工する。そして、この
フォトレジスト62とSiO2 膜42等とをマスクにし
て、2×1013/cm2 のドーズ量、20keVの加速
エネルギー及び7°程度の通常の注入角で、Si基板4
1にBF2 + 63をイオン注入して、LDD構造のソー
ス/ドレイン拡散層を構成するp- 拡散層64を形成す
る。
【0057】次に、図4(b)に示す様に、フォトレジ
スト62を除去した後、下記の条件の減圧CVD法でS
iO2 膜65を全面に堆積させ、平行平板エッチング装
置を用いて、下記の条件でSiO2 膜65の全面をエッ
チバックして、このSiO2膜65から成る側壁スペー
サを多結晶Si膜48及びSi3 4 膜55の側面に形
成する。
【0058】SiO2 膜の減圧CVD条件 ガス:TEOS/N2 =50/5sccm 圧力:80Pa 基板温度:720℃
【0059】SiO2 膜のエッチング条件 ガス:CHF3 /CF4 /Ar=40/400/600
sccm 圧力:20Pa 高周波電力:1200W(380kHz) 温度:0℃
【0060】次に、図5(a)に示す様に、PMOS形
成領域44を覆うパターンにフォトレジスト66を加工
し、このフォトレジスト66とSiO2 膜42、65等
とをマスクにして、3×1015/cm2 のドーズ量及び
60keVの加速エネルギーで、Si基板41にAs+
67をイオン注入して、LDD構造のソース/ドレイン
拡散層を構成するn+ 拡散層68を形成する。
【0061】次に、図5(b)に示す様に、フォトレジ
スト66を除去し、下記の条件の減圧CVD法でキャッ
ピング用のSiO2 膜71を堆積させる。そして、この
状態でO2 雰囲気中における850℃、20分の熱酸化
を行って、図示されてはいないが、多結晶Si膜48の
角部を丸める。
【0062】この結果、実効的なゲート長が短くなり、
また、ゲート電界の集中が緩和されてSiO2 膜47の
絶縁耐圧が向上する。なお、この熱酸化時にSi3 4
膜55が酸化防止膜になるので、NMOS形成領域43
の多結晶Si膜48の上面近傍においても増速酸化が抑
制されて、この上面近傍にSiO2 膜が形成されにく
い。
【0063】SiO2 膜の減圧CVD条件 ガス:TEOS/N2 =50/5sccm 圧力:80Pa 基板温度:720℃
【0064】その後、NMOS形成領域43を覆うパタ
ーンにフォトレジスト72を加工する。そして、このフ
ォトレジスト72とSiO2 膜42、65等とをマスク
にして、3×1015/cm2 のドーズ量及び40keV
の加速エネルギーで、Si基板41にBF2 + 73をイ
オン注入して、LDD構造のソース/ドレイン拡散層を
構成するp+ 拡散層74を形成する。
【0065】次に、図6(a)に示す様に、フォトレジ
スト72を除去した後、SiO2 膜71の厚さに対して
30%程度のオーバエッチング時間で、弗酸によるエッ
チングをSiO2 膜71に施す。そして、図6(b)に
示す様に、熱燐酸でSi3 4 膜55を除去する。
【0066】熱燐酸によるエッチング速度は、Si3
4 膜55では4nm/分程度であるのに対して、多結晶
Si膜48では0.1nm/分程度、SiO2 膜42、
65では0.04nm/分程度である。従って、多結晶
Si膜48及びSiO2 膜42、65に対するSi3
4 膜55のエッチング選択比が夫々40程度及び100
程度であり、熱燐酸でSi3 4 膜55を除去しても、
多結晶Si膜48及びSiO2 膜42、65の厚さの減
少は極めて少ない。
【0067】なお、Si3 4 膜55を除去すると、図
6(b)に示した様に多結晶Si膜48よりも高い突起
部がSiO2 膜65に生じるが、この突起部は、この第
1実施形態の様にそのまま残してもよく、下記の条件の
化学的機械的研磨で除去してもよい。その後、図7
(a)に示す様に、下記の条件のスパッタ法でTi膜7
5を堆積させる。
【0068】SiO2 膜の化学的機械的研磨条件 研磨プレート回転数:20rpm ウェハ保持試料台回転数:20rpm 研磨圧力:500gf/cm2 研磨液:シリカ粒子(14重量%)+KOH水溶液
【0069】Ti膜のスパッタ条件 ガス:Ar=100sccm 圧力:0.4Pa 直流電力:5kW 基板加熱温度:150℃
【0070】次に、図7(b)に示す様に、N2 雰囲気
中における675℃、30秒の第1段階の高速熱処理
で、Si基板41及び多結晶Si膜48の露出部とTi
膜75とをシリサイド化反応させ、SiO2 膜42、6
5上に残った未反応のTi膜75をアンモニア過水で除
去して、n+ 拡散層68及びp+ 拡散層74の表面並び
に多結晶Si膜48の上面に同時に自己整合的にTiS
2 膜76を形成する。
【0071】その後、N2 雰囲気中における800℃、
30秒の第2段階の高速熱処理で、TiSi2 膜76を
低抵抗の結晶状態へ相転移させる。そして、更に、従来
公知の工程を実行して、このCMOSトランジスタを完
成させる。
【0072】なお、以上の第1実施形態では酸化防止膜
としてのSi3 4 膜55を熱燐酸で除去しているが、
このSi3 4 膜55は化学的ドライエッチングでも多
結晶Si膜48及びSiO2 膜42、65に対して大き
なエッチング選択比で除去することができる。
【0073】また、上述の第1実施形態では酸化防止膜
としてSi3 4 膜55を用いているが、カーボン膜等
を酸化防止膜として用いることもできる。カーボン膜は
酸素プラズマによるアッシングで多結晶Si膜48及び
SiO2 膜42、65に対して大きな選択比で除去する
ことができる。
【0074】図8、9が、NMOSトランジスタの製造
方法に適用した第2実施形態を示している。この第2実
施形態では、図8(a)に示す様に、Si基板81の表
面に熱酸化で緩衝用のSiO2 膜(図示せず)を形成
し、このSiO2 膜上にSi34 膜(図示せず)を堆
積させる。
【0075】その後、フォトリソグラフィによってSi
3 4 膜上でフォトレジスト(図示せず)を素子活性領
域のパターンに加工し、このフォトレジストをマスクに
してSi3 4 膜をドライエッチングする。そして、フ
ォトレジストを除去し、Si3 4 膜をマスクにして、
チャネルストッパを形成するための不純物をSi基板8
1にイオン注入する。
【0076】その後、Si3 4 膜を酸化防止膜にした
熱酸化でSi基板81の表面にSiO2 膜(図示せず)
を選択的に形成して素子分離領域を決定した後、Si3
4膜を除去する。なお、以上の様なLOCOS法の他
に、トレンチ法等で素子分離領域を形成してもよい。そ
して、犠牲酸化膜としての厚さ10nm程度のSiO2
膜(図示せず)を素子活性領域の表面に熱酸化で形成す
る。
【0077】その後、フォトリソグラフィによってパタ
ーニングしたフォトレジスト(図示せず)をマスクにし
て、ウェルを形成するための不純物や閾値電圧を調整す
るための不純物等をSi基板81にイオン注入する。そ
して、犠牲酸化膜を除去した後、ゲート酸化膜としての
SiO2 膜82を素子活性領域の表面に熱酸化で形成す
る。
【0078】その後、厚さ200nmの多結晶Si膜8
3と厚さ160nmのPSG膜84とをCVD法で順次
に堆積させ、更に、厚さ30nmのSiON膜85をプ
ラズマCVD法で堆積させる。そして、フォトリソグラ
フィによってフォトレジスト86をゲート電極のパター
ンに加工する。このフォトリソグラフィ時に、SiON
膜85が反射防止膜になってハレーションが抑制され
る。
【0079】次に、図8(b)に示す様に、フォトレジ
スト86をマスクにして、SiON膜85とPSG膜8
4とにRIEを施した後、フォトレジスト86を除去す
る。その後、図8(c)に示す様に、SiON膜85及
びPSG膜84をマスクにして、多結晶Si膜83をエ
ッチングする。
【0080】なお、多結晶Si膜83とSiON膜85
とではエッチング特性が互いに類似しているので、多結
晶Si膜83のエッチング時にSiON膜85も同時に
除去される。しかも、SiON膜85とPSG膜84と
ではエッチング特性が互いに異なっていてエッチング選
択比を大きくすることができるので、PSG膜84のエ
ッチングを抑制しつつSiON膜85を容易に除去する
ことができる。
【0081】次に、図8(d)に示す様に、PSG膜8
4及び多結晶Si膜83と必要なフォトレジスト(図示
せず)等とをマスクにして、20keVの加速エネルギ
ー及び1×1014/cm2 のドーズ量でSi基板81に
As+ をイオン注入して、LDD構造のソース/ドレイ
ン拡散層を構成するn- 拡散層87を形成する。
【0082】そして、厚さ10nmのSiO2 膜88と
厚さ100nmのSi3 4 膜91とをCVD法で順次
に堆積させ、Si3 4 膜91の全面をエッチバックし
て、このSi3 4 膜91から成る側壁スペーサを多結
晶Si膜83及びPSG膜84の側面に形成する。
【0083】なお、Si3 4 膜91とSiON膜85
とでは材質が類似していてエッチング特性も互いに類似
しているので、多結晶Si膜83のエッチング時にSi
ON膜85の総てを除去することができなくても、Si
3 4 膜91で側壁スペーサを形成する際のエッチング
によってSiON膜85を除去することができる。ま
た、SiO2 膜88は、多結晶Si膜83及びSi基板
81とSi3 4 膜91との間の絶縁耐圧の向上等のた
めに形成する。
【0084】次に、図9(a)に示す様に、希弗酸等に
よるウエットエッチングでPSG膜84を除去する。P
SG膜84と多結晶Si膜83とではエッチング特性が
互いに異なっていてエッチング選択比を大きくすること
ができるので、多結晶Si膜83のエッチングを抑制し
つつPSG膜84を容易に除去することができる。な
お、希弗酸等で容易に除去することができるBPSG膜
等をPSG膜84の代わりに用いてよい。
【0085】その後、多結晶Si膜83とSi3 4
91と必要なフォトレジスト(図示せず)等とをマスク
にして、40keVの加速エネルギー及び1×1015
cm2 のドーズ量でSi基板81にAs+ をイオン注入
して、LDD構造のソース/ドレイン拡散層を構成する
+ 拡散層92を形成する。その後、図9(b)に示す
様に、スパッタ法等でTi膜93を堆積させる。
【0086】次に、図9(c)に示す様に、600℃、
1分の第1段階の熱処理で、Si基板81及び多結晶S
i膜83の露出部とTi膜93とをシリサイド化反応さ
せ、Si3 4 膜91や素子分離領域のSiO2 膜等の
上に残った未反応のTi膜93をウエットエッチングで
除去して、n+ 拡散層92の表面及び多結晶Si膜83
の上面に同時に自己整合的にTiSi2 膜94を形成す
る。そして、800℃、1分の第2段階の熱処理で、T
iSi2 膜94を低抵抗の結晶状態へ相転移させる。
【0087】次に、図9(d)に示す様に、層間絶縁膜
として厚さ1μmのSiO2 膜95を堆積させ、化学的
機械的研磨等でSiO2 膜95の表面を平坦化する。そ
して、フォトリソグラフィでパターニングしたフォトレ
ジスト(図示せず)をマスクにして、Si3 4 膜91
及びTiSi2 膜94に対するSiO2 膜95の選択比
が大きい異方性エッチングで、n+ 拡散層92の表面の
TiSi2 膜94に対する接続孔96をSiO2 膜95
に開孔する。
【0088】接続孔96の開孔に際しては上述の様にS
3 4 膜91に対するSiO2 膜95のエッチング選
択比を大きくしているので、図9(d)に示した様に、
接続孔96の一部がSi3 4 膜91の一部と重畳して
も、Si3 4 膜91の厚さの減少を抑制することがで
きて、多結晶Si膜83に対して自己整合的に接続孔9
6を開孔することができる。
【0089】その後、接続孔96を介してn+ 拡散層9
2の表面のTiSi2 膜94に接続する金属配線(図示
せず)の形成や、パッシベーション膜の形成等の従来公
知の工程を実行して、このNMOSトランジスタを完成
させる。
【0090】なお、以上の第2実施形態では、ソース/
ドレイン拡散層を構成するn+ 拡散層92の表面及びゲ
ート電極である多結晶Si膜83の上面にTiSi2
94を形成しているが、配線の取り出し領域としてSi
基板81に形成されている拡散層の表面やゲート電極以
外の配線の上面にもTiSi2 膜94を形成することが
できる。
【0091】図10、11が、MOSトランジスタの製
造方法に適用した第3実施形態を示している。この第3
実施形態では、図10(a)に示す様に、Si基板10
1のうちで素子分離領域にすべき部分にトレンチ102
を形成し、CVD法で堆積させたSiO2 膜103でト
レンチ102を埋めて、素子分離領域を決定する。そし
て、必要に応じてウェル(図示せず)を形成した後、ゲ
ート酸化膜としてのSiO2 膜104を素子活性領域の
表面に形成する。
【0092】その後、MOSトランジスタの閾値電圧を
所望の値にするためにイオン注入と熱処理とでチャネル
領域の不純物濃度を調整し、多結晶Si膜105とSi
3 4 膜106とをCVD法で順次に堆積させる。な
お、多結晶Si膜105の電気抵抗を低減させるため
に、PhosやAsやB等の不純物を、堆積後の多結晶
Si膜105にイオン注入するか、多結晶Si膜105
を堆積させるための原料ガスに添加しておく。
【0093】次に、図10(b)に示す様に、フォトリ
ソグラフィでゲート電極のパターンに加工したフォトレ
ジスト(図示せず)をマスクにして、Si3 4 膜10
6及び多結晶Si膜105をエッチングする。そして、
Si3 4 膜106及び多結晶Si膜105とSiO2
膜103と必要なフォトレジスト(図示せず)等とをマ
スクにして、Si基板101に不純物を低ドーズ量でイ
オン注入して、LDD構造のソース/ドレイン拡散層を
構成する低濃度の拡散層107を形成する。
【0094】次に、図10(c)に示す様に、厚さ10
0nm程度のSiO2 膜108をCVD法で堆積させ、
SiO2 膜108の全面をRIEでエッチバックして、
このSiO2 膜108から成る側壁スペーサを多結晶S
i膜105及びSi3 4 膜106の側面に形成する。
【0095】次に、図11(a)に示す様に、熱燐酸で
Si3 4 膜106を除去する。素子分離領域のトレン
チ102はSiO2 膜103で埋められており、多結晶
Si膜105等の側壁スペーサもSiO2 膜108で形
成されているので、これらのSiO2 膜103、108
等を殆どエッチングすることなく、多結晶Si膜105
上のSi3 4 膜106のみを安定的に除去することが
できる。
【0096】次に、図11(b)に示す様に、SiO2
膜103、108と必要なフォトレジスト(図示せず)
等とをマスクにして、Si基板101及び多結晶Si膜
105に不純物を高ドーズ量でイオン注入して、LDD
構造のソース/ドレイン拡散層を構成する高濃度の拡散
層111を形成する。そして、熱処理を行って、拡散層
107、111及び多結晶Si膜105中の不純物を活
性化させると共にイオン注入で損傷を受けたSi基板1
01の結晶性を回復させる。
【0097】その後、Ti膜(図示せず)を堆積させ、
第1段階の熱処理でSi基板101及び多結晶Si膜1
05の露出部とTi膜とをシリサイド化反応させ、Si
2膜103、108等の上に残った未反応のTi膜を
除去して、拡散層111の表面及び多結晶Si膜105
の上面に同時に自己整合的にTiSi2 膜112を形成
する。そして、第2段階の熱処理でTiSi2 膜112
を低抵抗の結晶状態へ相転移させる。
【0098】次に、図11(c)に示す様に、層間絶縁
膜としてのSiO2 膜113を堆積させ、必要に応じて
化学的機械的研磨でSiO2 膜113の表面を平坦化す
る。そして、拡散層111の表面のTiSi2 膜112
に対する接続孔114をSiO2 膜113に開孔する。
【0099】その後、Al膜115等の金属膜をスパッ
タ法で堆積させ、Al膜115を配線等のパターンに加
工する。そして、パッシベーション膜としてのSi3
4 膜116等を堆積させ、Si3 4 膜116にボンデ
ィング用の開口(図示せず)を形成して、このMOSト
ランジスタを完成させる。
【0100】なお、SiO2 膜113を堆積させる前に
厚さ10nm程度のSi3 4 膜(図示せず)を全面に
堆積させておけば、フォトリソグラフィ工程における合
わせずれのために接続孔114がSiO2 膜108と平
面的に重畳しても、接続孔114の開孔時にSi3 4
膜でSiO2 膜108のエッチングを防止することがで
きて、多結晶Si膜105に対して自己整合的に接続孔
114を開孔することができる。
【0101】また、素子分離領域のトレンチ102を埋
めているSiO2 膜103及び多結晶Si膜105等の
側壁スペーサになっているSiO2 膜108の代わりに
Si3 4 膜を用い、逆に、多結晶Si膜105上のS
3 4 膜106の代わりにSiO2 膜を用いても、弗
酸系の溶液によって、Si3 4 膜を殆どエッチングす
ることなく、多結晶Si膜105上のSiO2 膜のみを
安定的に除去することができる。
【0102】この場合の様に多結晶Si膜105等の側
壁スペーサをSi3 4 膜で形成しておけば、上述の様
にSiO2 膜113を堆積させる前に厚さ10nm程度
のSi3 4 膜(図示せず)を全面に堆積させておかな
くても、接続孔114の開孔時に側壁スペーサのエッチ
ングを防止することができるので、多結晶Si膜105
に対して自己整合的に接続孔114を開孔することがで
きる。
【0103】なお、以上の第3実施形態でも、ソース/
ドレイン拡散層を構成する高濃度の拡散層111の表面
及びゲート電極である多結晶Si膜105の上面にTi
Si2 膜112を形成しているが、配線の取り出し領域
としてSi基板101に形成されている拡散層の表面や
ゲート電極以外の配線の上面にもTiSi2 膜112を
形成することができる。
【0104】また、上述の第1〜第3実施形態では半導
体と金属との化合物膜としてTiSi2 膜76、94、
112を形成しているが、CoSi2 膜やNiSi2
やその他のシリサイド膜等をTiSi2 膜76、94、
112の代わりに形成してもよい。
【0105】また、上述の第1実施形態はデュアルゲー
ト構造のCMOSトランジスタの製造方法に本願の発明
を適用したものであり、第2実施形態はNMOSトラン
ジスタの製造方法に本願の発明を適用したものであり、
第3実施形態はMOSトランジスタの製造方法に本願の
発明を適用したものであるが、MOSトランジスタ以外
の半導体装置の製造方法にも本願の発明を適用すること
ができる。
【0106】
【発明の効果】請求項1に係る半導体装置の製造方法で
は、ゲート電極である半導体膜の上面に接する金属膜の
形成に先立って、半導体膜上の酸化防止膜及び酸化膜を
完全に除去するまでエッチングを行っても、素子分離用
の第1の酸化膜及び半導体膜の側壁スペーサとしての第
2の酸化膜の厚さの減少を抑制することができる。
【0107】このため、半導体膜と金属膜とを十分に反
応させることができ、十分な厚さの化合物膜をゲート電
極の上面に形成することができて、ゲート電極の抵抗を
十分に低減させることができる。
【0108】しかも、素子分離用の第1の酸化膜の厚さ
の減少を抑制することができるので、この第1の酸化膜
の後退による半導体基体の露出等を防止することができ
て、ソース/ドレイン拡散層の表面に形成した化合物膜
を介したソース/ドレイン拡散層と半導体基体との間の
リーク電流を防止することができる。
【0109】また、半導体膜の側壁スペーサとしての第
2の酸化膜の厚さの減少を抑制することができるので、
ソース/ドレイン拡散層の表面に形成した化合物膜とゲ
ート電極の上面に形成した化合物膜とが連なることによ
るソース/ドレイン拡散層とゲート電極との短絡を防止
することができる。
【0110】従って、高速、低消費電力で且つ特性の優
れた半導体装置を高い歩留りで製造することができる。
【0111】請求項2に係る半導体装置の製造方法で
は、ゲート電極である半導体膜の角部が熱処理による酸
化で丸められるので、実効的なゲート長が短くなり、ま
た、ゲート電界の集中が緩和されてゲート絶縁膜の絶縁
耐圧が向上する。従って、更に高速、低消費電力で且つ
特性の更に優れた半導体装置を高い歩留りで製造するこ
とができる。
【0112】請求項3に係る半導体装置の製造方法で
は、接合の浅いソース/ドレイン拡散層を形成すること
ができるので、ゲート長を短くしてもソース/ドレイン
拡散層間のパンチスルー耐圧の低下を防止することがで
きる。従って、微細であるにも拘らず高速、低消費電力
で且つ特性の優れた半導体装置を高い歩留りで製造する
ことができる。
【0113】請求項4に係る半導体装置の製造方法で
は、積層膜を配線のパターンに加工するためのエッチン
グで用いるマスク層として微細なパターンのマスク層を
形成することができるので、半導体膜で微細なパターン
の配線を形成することができる。しかも、層間絶縁膜に
開孔する接続孔の一部が側壁スペーサの一部と重畳して
も、接続孔の開孔に伴う絶縁性の側壁スペーサの厚さの
減少を抑制することができるので、配線に対して自己整
合的に接続孔を開孔することができる。
【0114】一方、配線のパターンの半導体膜の厚さを
薄くすることなくその上面を完全に露出させることがで
きるので、半導体膜と金属膜とを十分に反応させること
ができ、十分な厚さの化合物膜を半導体膜の上面に形成
することができて、配線の抵抗を十分に低減させること
ができる。
【0115】更に、半導体基体の表面と半導体膜の上面
との間での側壁スペーサの表面に沿う距離が長いので、
半導体基体の表面に形成した化合物膜と配線の上面に形
成した化合物膜とが連なることによる半導体基体と配線
との短絡を防止することができる。
【0116】従って、微細であるにも拘らず高速、低消
費電力の半導体装置を高い歩留りで製造することができ
る。
【0117】請求項5に係る半導体装置の製造方法で
は、反射防止膜を除去するための専用の工程が不要であ
るので、微細であるにも拘らず高速、低消費電力の半導
体装置を高い歩留り及び高いスループットで製造するこ
とができる。
【0118】請求項6に係る半導体装置の製造方法で
は、半導体膜の上面が完全に露出するまでオフセット膜
をエッチングしても、半導体膜、素子分離絶縁膜及び側
壁スペーサの何れの厚さの減少をも抑制することができ
る。
【0119】この様に、半導体膜の上面が完全に露出す
るまでオフセット膜をエッチングしても半導体膜の厚さ
の減少を抑制することができるので、半導体膜と金属膜
とを十分に反応させることができ、十分な厚さの化合物
膜を配線の上面に形成することができて、配線の抵抗を
十分に低減させることができる。
【0120】しかも、半導体膜の上面が完全に露出する
までオフセット膜をエッチングしても素子分離絶縁膜の
厚さの減少を抑制することができるので、この素子分離
絶縁膜の後退による半導体基体の露出等を防止すること
ができて、拡散層の表面に形成した化合物膜を介した拡
散層と半導体基体との間のリーク電流を防止することが
できる。また、素子分離機能の低下を防止することもで
きる。
【0121】また、半導体膜の上面が完全に露出するま
でオフセット膜をエッチングしても側壁スペーサの厚さ
の減少を抑制することができるので、半導体基体の表面
と配線の上面との間での側壁スペーサの表面に沿う距離
が長くて、半導体基体の表面に形成した化合物膜と配線
の上面に形成した化合物膜とが連なることによる半導体
基体と配線との短絡を防止することができる。
【0122】従って、高速、低消費電力で且つ特性の優
れた半導体装置を高い歩留りで製造することができる。
【0123】請求項7、8に係る半導体装置の製造方法
では、接続孔の開孔に伴う側壁スペーサの厚さの減少を
抑制することができるので、配線に対して自己整合的に
接続孔を開孔することができて、微細であるにも拘らず
高速、低消費電力で且つ特性の優れた半導体装置を高い
歩留りで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の第1実施形態の最初の工程を順次
に示す側断面図である。
【図2】図1の工程に続く工程を順次に示す側断面図で
ある。
【図3】図2の工程に続く工程を順次に示す側断面図で
ある。
【図4】図3の工程に続く工程を順次に示す側断面図で
ある。
【図5】図4の工程に続く工程を順次に示す側断面図で
ある。
【図6】図5の工程に続く工程を順次に示す側断面図で
ある。
【図7】図6の工程に続く工程を順次に示す側断面図で
ある。
【図8】本願の発明の第2実施形態の前半の工程を順次
に示す側断面図である。
【図9】第2実施形態の後半の工程を順次に示す側断面
図である。
【図10】本願の発明の第3実施形態の前半の工程を順
次に示す側断面図である。
【図11】第3実施形態の後半の工程を順次に示す側断
面図である。
【図12】本願の発明の第1従来例の前半の工程を示す
側断面図である。
【図13】第1従来例の後半の工程を示す側断面図であ
り、(a)は酸化膜を十分にエッチングした場合、
(b)はリーク電流が増加しない程度に酸化膜をエッチ
ングした場合を夫々示している。
【図14】本願の発明の第2従来例を順次に示す側断面
図である。
【符号の説明】
41…Si基板(半導体基体)、42…SiO2 膜(第
1の酸化膜)、48…多結晶Si膜(半導体膜)、55
…Si3 4 膜(酸化防止膜)、65…SiO2 膜(第
2の酸化膜)、68…n+ 拡散層(ソース/ドレイン拡
散層)、71…SiO2 膜(第3の酸化膜)、73…B
2 + (不純物)、74…p+ 拡散層(ソース/ドレイ
ン拡散層)、75…Ti膜(金属膜)、76…TiSi
2 膜(化合物膜)、81…Si基板(半導体基体)、8
3…多結晶Si膜(半導体膜)、84…PSG膜(オフ
セット膜)、85…SiON膜(反射防止膜)、86…
フォトレジスト(マスク層)、91…Si3 4 膜(絶
縁膜)、93…Ti膜(金属膜)、94…TiSi2
(化合物膜)、95…SiO2 膜(層間絶縁膜)、96
…接続孔、101…Si基板(半導体基体)、103…
SiO2 膜(素子分離絶縁膜)、105…多結晶Si膜
(半導体膜)、106…Si3 4 膜(オフセット
膜)、108…SiO2 膜(側壁スペーサ)、112…
TiSi2 膜(化合物膜)、113…SiO2 膜(第2
の層間絶縁膜)、114…接続孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 剛 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース/ドレイン拡散層の表面とゲート
    電極の上面とに半導体と金属との化合物膜を同時に自己
    整合的に形成する半導体装置の製造方法において、 半導体基体に素子分離用の第1の酸化膜を形成する工程
    と、 前記第1の酸化膜を形成した後に、酸化膜よりもエッチ
    ング速度の速い材料から成る酸化防止膜で上面を覆われ
    ている半導体膜で前記ゲート電極を形成する工程と、 第2の酸化膜から成る側壁スペーサを前記半導体膜の側
    面に形成する工程と、 前記半導体基体に前記ソース/ドレイン拡散層を形成す
    る工程と、 前記酸化防止膜が前記上面を覆っている状態で熱処理を
    行う工程と、 前記熱処理後に前記酸化防止膜を除去する工程と、 前記側壁スペーサが前記側面に形成されており前記除去
    によって前記上面が露出している状態で、前記表面及び
    前記上面に接する金属膜を形成する工程と、 前記表面及び前記上面と前記金属膜とを反応させて前記
    化合物膜を形成する工程とを具備することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記熱処理で前記半導体膜の表面を酸化
    することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記熱処理で前記半導体基体上に第3の
    酸化膜を形成し、この第3の酸化膜を介した不純物のイ
    オン注入で前記ソース/ドレイン拡散層を形成すること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基体の表面と配線の上面とに半導
    体と金属との化合物膜を同時に自己整合的に形成する半
    導体装置の製造方法において、 半導体膜とこの半導体膜上に積層されてこの半導体膜と
    はエッチング特性の異なるオフセット膜とこのオフセッ
    ト膜上に積層されてこのオフセット膜とはエッチング特
    性の異なる反射防止膜とから成る積層膜を前記半導体基
    体の上層に形成する工程と、 前記配線のパターンのマスク層をフォトリソグラフィで
    前記反射防止膜上に形成する工程と、 前記マスク層を用いたエッチングで前記積層膜を前記配
    線のパターンに加工する工程と、 前記半導体膜の側面及び前記オフセット膜の側面にこの
    オフセット膜とはエッチング特性の異なる絶縁性の側壁
    スペーサを形成する工程と、 前記半導体膜及び前記側壁スペーサをストッパにしたエ
    ッチングで前記オフセット膜を除去する工程と、 前記側壁スペーサが前記半導体膜の前記側面に形成され
    ており前記除去によって前記半導体膜の上面が露出して
    いる状態で、前記表面及び前記上面に接する金属膜を形
    成する工程と、 前記表面及び前記上面と前記金属膜とを反応させて前記
    化合物膜を形成する工程と、 前記化合物膜を形成した後に、前記側壁スペーサとはエ
    ッチング特性の異なる層間絶縁膜で前記化合物膜及び前
    記側壁スペーサを覆う工程と、 前記表面の前記化合物膜に対する接続孔を前記層間絶縁
    膜に開孔する工程とを具備することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 堆積させた絶縁膜をエッチングして前記
    側壁スペーサを形成し、 前記積層膜を前記配線のパターンに加工するための前記
    エッチングまたは前記側壁スペーサを形成するための前
    記エッチングによって前記反射防止膜を除去することを
    特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基体の表面と配線の上面とに半導
    体と金属との化合物膜を同時に自己整合的に形成する半
    導体装置の製造方法において、 前記半導体基体に素子分離絶縁膜を形成する工程と、 半導体膜とこの半導体膜上に積層されてこの半導体膜及
    び前記素子分離絶縁膜とはエッチング特性の異なるオフ
    セット膜とを前記配線のパターンに加工する工程と、 前記素子分離絶縁膜とエッチング特性の等しい絶縁性の
    側壁スペーサを前記配線のパターンの前記半導体膜の側
    面及び前記オフセット膜の側面に形成する工程と、 前記素子分離絶縁膜及び前記側壁スペーサを形成した後
    に前記オフセット膜をエッチングで除去する工程と、 前記側壁スペーサが前記半導体膜の前記側面に形成され
    ており前記除去によって前記半導体膜の上面が露出して
    いる状態で、前記表面及び前記上面に接する金属膜を形
    成する工程と、 前記表面及び前記上面と前記金属膜とを反応させて前記
    化合物膜を形成する工程とを具備することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記化合物膜を形成した後に、前記側壁
    スペーサとはエッチング特性の異なる第1の層間絶縁膜
    で前記化合物膜及び前記側壁スペーサを覆う工程と、 前記第1の層間絶縁膜とはエッチング特性の異なる第2
    の層間絶縁膜を前記第1の層間絶縁膜上に形成する工程
    と、 前記表面の前記化合物膜に対する接続孔を前記第2及び
    第1の層間絶縁膜に開孔する工程とを具備することを特
    徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記化合物膜を形成した後に、前記側壁
    スペーサとはエッチング特性の異なる層間絶縁膜で前記
    化合物膜及び前記側壁スペーサを覆う工程と、 前記表面の前記化合物膜に対する接続孔を前記層間絶縁
    膜に開孔する工程とを具備することを特徴とする請求項
    6記載の半導体装置の製造方法。
JP10352698A 1997-09-02 1998-03-31 半導体装置の製造方法 Pending JPH11233770A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10352698A JPH11233770A (ja) 1997-09-02 1998-03-31 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25271097 1997-09-02
JP9-362612 1997-12-12
JP36261297 1997-12-12
JP9-252710 1997-12-12
JP10352698A JPH11233770A (ja) 1997-09-02 1998-03-31 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11233770A true JPH11233770A (ja) 1999-08-27

Family

ID=27310015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10352698A Pending JPH11233770A (ja) 1997-09-02 1998-03-31 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11233770A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006295025A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Sharp Corp 半導体装置およびその製造方法
US7288817B2 (en) 2002-08-29 2007-10-30 Micron Technology, Inc. Reverse metal process for creating a metal silicide transistor gate structure

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7288817B2 (en) 2002-08-29 2007-10-30 Micron Technology, Inc. Reverse metal process for creating a metal silicide transistor gate structure
US7601598B2 (en) 2002-08-29 2009-10-13 Micron Technology, Inc. Reverse metal process for creating a metal silicide transistor gate structure
JP2006295025A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Sharp Corp 半導体装置およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1050986A (ja) 半導体装置のmosトランジスター及びその製造方法
JPH10178179A (ja) トランジスタ電極上にシリサイド層が形成されているic構造、mosトランジスタおよびその製造方法
JP3466874B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20060051927A1 (en) Manufacture of insulated gate type field effect transistor
US6444532B2 (en) Process for fabricating MOS semiconductor transistor
US8574980B2 (en) Method of forming fully silicided NMOS and PMOS semiconductor devices having independent polysilicon gate thicknesses, and related device
US6025241A (en) Method of fabricating semiconductor devices with self-aligned silicide
JP4411677B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6455433B1 (en) Method for forming square-shouldered sidewall spacers and devices fabricated
JPH11233770A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3543504B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US20020164866A1 (en) Semiconductor device and method for fabricating same
KR100446860B1 (ko) 반도체소자의 제조방법
JP3439652B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2003332579A (ja) 半導体装置
JP3435943B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2001057382A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH1117173A (ja) 半導体装置の製造方法
US6455404B1 (en) Semiconductor device and method for fabricating same
JPH11191594A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07226502A (ja) Mosトランジスタ及びその製造方法
JP2792468B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
KR100580795B1 (ko) 반도체 소자의 제조 방법
JPH10125915A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH10135456A (ja) 半導体装置の製造方法