JPH112334A - 組み合わせシール - Google Patents

組み合わせシール

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Publication number
JPH112334A
JPH112334A JP9154841A JP15484197A JPH112334A JP H112334 A JPH112334 A JP H112334A JP 9154841 A JP9154841 A JP 9154841A JP 15484197 A JP15484197 A JP 15484197A JP H112334 A JPH112334 A JP H112334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
outer seal
fitting portion
horizontal fitting
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP9154841A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Yamamoto
幸弘 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keeper Co Ltd
Original Assignee
Keeper Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Keeper Co Ltd filed Critical Keeper Co Ltd
Priority to JP9154841A priority Critical patent/JPH112334A/ja
Publication of JPH112334A publication Critical patent/JPH112334A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウターシールがハウジングに斜めに取り付
けられたり、インナーシールと軸とが強く押圧されたり
するのを防止する。 【解決手段】 アウターシール11の水平嵌合部11a
のインナーシール14挿入側の外周面を他の部分よりも
小径とした段部11bを設けることにより、インナーシ
ール14のアウターシール11への圧入時にアウターシ
ール11が半径方向外側に撓んでも、それを段部11b
が吸収し、また、ハウジング17圧入時にアウターシー
ル11の水平嵌合部11が半径方向内側に撓んでも、そ
れを段部11bが吸収できるので、取り付け不具合やシ
ール性低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウターシールと
インナーシールとを組み合わせた組み合わせシールに関
する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の組み合わせシールの一例を
示している。図3において、1はアウターシールであ
り、断面L字形の補強環2に、主リップ部3aとダスト
リップ部3bを有するゴム様弾性体3を一体成形したも
のである。4はインナーシールであり、断面L字形の補
強環5に、リップ部6aを有するゴム様弾性体6を一体
成形したものである。アウターシール1の軸方向に沿う
水平嵌合部1aの内周面には、インナーシール4の軸方
向に沿う水平嵌合部4aの外周面が圧入されて組み合わ
せシールが構成される。このような組み合わせシール
は、アウターシール1の水平嵌合部1aの外周面がハウ
ジング7の取り付け穴7aに圧入されるとともに、アウ
ターシール1およびインナーシール4のリップ部3a、
3b、6aが軸8に接触して、密封対象側Aにおける流
体の外気側Bへの流出を防止し、また外気側Bからの塵
埃等の侵入を防止する。このような組み合わせシール
は、シールが2重構造になっているため、密封性が高い
利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の組み合わせシールでは、インナーシール4をアウタ
ーシール1に圧入したときに、アウターシール1の水平
嵌合部1aが半径方向外側に変形して、圧入力が大きく
なり嵌合部にきず等の圧入不具合が発生したりハウジン
グ7に斜めに傾く等の取り付け不具合が発生することが
あった。また逆に、アウターシール1をハウジング7に
圧入したときに、アウターシール1の水平嵌合部1aが
半径方向内側に変形して、その内側のインナーシール4
の水平嵌合部4aを半径方向内側に撓ませて、リップ部
6aによるシール性を低下させる問題があった。このよ
うな問題に対処するために、両シールの外径寸法の精度
を高めたり、アウターシールの金属補強環の厚さを増す
ことも考えられるが、寸法管理を厳しくしなければなら
ず、また板厚を増すと重量が増すばかりでなく、コスト
高になるという問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、取り付け不具合やシール性低下のない組
み合わせシールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、アウターシールの水平嵌合部のインナー
シール挿入側の外周面の径を他の部分よりも小径とした
ものであり、これにより、インナーシールのアウターシ
ールへの圧入時にアウターシールが半径方向外側に撓ん
だり、ハウジング圧入時にアウターシールの水平嵌合部
が半径方向内側に撓んだりしても、取り付け不具合や圧
入不具合シール性低下のない組み合わせシールを実現す
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示し
ている。図1において、11はアウターシールであり、
断面L字形の補強環12に、主リップ部13aとダスト
リップ部13bを有するゴム様弾性体13を一体成形し
たものである。14はインナーシールであり、断面L字
形の補強環15に、リップ部16aを有するゴム様弾性
体16を一体成形したものである。アウターシール11
の軸方向に沿う水平嵌合部11aのインナーシール14
挿入側の外周面には、他の部分よりも小径の段部11b
が形成されている。一般的なオイルシールの場合アウタ
ーシール11の金属環の軸方向部の長さ40%以上を段
部11bに形成すると、圧入不具合や取り付け不具合を
解消するのに効果的である。
【0007】アウターシール11の水平嵌合部11aの
内周面に、インナーシール14の軸方向に沿う水平嵌合
部14aの外周面を圧入するとき、寸法精度がある程度
緩やかでアウターシール11の水平嵌合部11aが半径
方向外側に撓んでも、段部11bがあるため、ハウジン
グ17の取り付け穴17aとの間に隙間ができるので、
アウターシール11がハウジング17に対して斜めに取
り付けられること等はない。また、ハウジング17の取
り付け穴17aにアウターシール11の水平嵌合部11
aを圧入するとき、寸法精度がある程度緩やかでも、段
部11bがあるため、アウターシール11の水平嵌合部
11aが半径方向内側に強く押圧されても、インナーシ
ール14が半径方向内側に強く押圧されることがなく、
したがってインナーシール14のリップ部16aのシー
ル性が低下することがない。
【0008】洗濯機など、水などを密封対象とするシー
ルでは、上記実施の形態におけるようなインナーシール
14を密封対象側Aに配置し、アウターシール11を外
気側Bに配置すると、インナーシール14とアウターシ
ール11との嵌合面がゴム様弾性体16と金属補強環1
2とで構成されるため、その間に水などが侵入した場
合、金属補強環12が錆びやすくなり、早期に密封性が
損なわれる問題がある。そこで、図2に示すように、同
じ構造でもアウターシール11を密封対象側Aに配置
し、インナーシール14を外気側Bに配置することによ
り、上記のような問題を解決することができる。勿論、
上記のような問題のない場所で使用する場合は、図1に
示すような構成でよい。
【0009】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アウタ
ーシールの水平嵌合部のインナーシールが嵌合される部
分に対応する部分の外周面の径を他の部分よりも小径と
したものであり、これにより、インナーシールのアウタ
ーシールへの圧入時にアウターシールが半径方向外側に
撓んだり、ハウジング圧入時にアウターシールの水平嵌
合部が半径方向内側に撓んだりしても、取り付け不具合
や圧入不具合シール性低下のない組み合わせシールを実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における組み合わせシール
の部分断面図。
【図2】本発明の別の実施の形態における組み合わせシ
ールの部分断面図。
【図3】従来例における組み合わせシールの部分断面
図。
【符号の説明】
11 アウターシール 11a 水平嵌合部 11b 段部 12 補強環 13 ゴム様弾性体 13a、13b リップ部 14 インナーシール 14a 水平嵌合部 15 補強環 16 ゴム様弾性体 16a リップ部 17 ハウジング 17a 取り付け穴 18 軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面L字形の補強環にリップ部を有する
    ゴム様弾性体を一体成形したアウターシールとインナー
    シールとからなり、前記アウターシールの水平嵌合部の
    外周面がハウジングに圧入され、前記インナーシールの
    水平嵌合部の外周面が前記アウターシールの水平嵌合部
    の内周面に圧入される組み合わせシールにおいて、前記
    アウターシールの水平嵌合部の前記インナーシール挿入
    側の外周面の径を他の部分よりも小径としたことを特徴
    とする組み合わせシール。
JP9154841A 1997-06-12 1997-06-12 組み合わせシール Pending JPH112334A (ja)

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JP9154841A JPH112334A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 組み合わせシール

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JP9154841A JPH112334A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 組み合わせシール

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JPH112334A true JPH112334A (ja) 1999-01-06

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ID=15593069

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001099330A (ja) * 1999-09-27 2001-04-10 Koyo Sealing Techno Co Ltd 密封装置
JP2002372155A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Nok Corp 密封装置
JP2007225087A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Mitsubishi Cable Ind Ltd 回転軸シールとその製法

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