JPH1123285A - 振動子の支持構造 - Google Patents

振動子の支持構造

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JPH1123285A
JPH1123285A JP9182131A JP18213197A JPH1123285A JP H1123285 A JPH1123285 A JP H1123285A JP 9182131 A JP9182131 A JP 9182131A JP 18213197 A JP18213197 A JP 18213197A JP H1123285 A JPH1123285 A JP H1123285A
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JP
Japan
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vibrator
support member
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support
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JP9182131A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Onishi
一正 大西
Kimiya Nakamura
公哉 中村
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means
    • H05K3/308Adaptations of leads

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  • Gyroscopes (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平板型音叉構造の振動子の支持構造におい
て、過度の衝撃が加わった場合に、振動子の破壊や振動
子と支持部材との接着面の剥離を防止する。 【解決手段】 少なくとも2箇所の折り曲げ部を有する
弾性部を含む支持部材6により、振動子1を基板7にほ
ぼ平行に固定し、支持部材6は振動子1の長手方向に関
しほぼ左右対称に接着するとともに、振動子1を上にし
て基板7を見たとき支持部材6と基板7の固定部(支持
孔7a)は、振動腕1aの真下に位置するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は振動子に関し、特にカー
ナビゲーションシステムやビデオカメラの手振れ防止シ
ステムなどに用いられる振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の振動子の支持構造の一
例を示す斜視図および正面図である。例えば振動ジャイ
ロを構成する振動子1は、各振動腕1a、1b、1cが
基部1dの一端にそれぞれ平行に設けられた、三脚音叉
形状にて構成されている。振動子1は、例えばエリンバ
材などの恒弾性金属板の表裏に圧電材料が接合されたも
の、または全体が圧電材料により形成されたものであ
る。各振動腕1a、1b、1cにはX方向に振動させる
ための駆動電極、およびY方向の振動成分を検出する検
出電極が設けられている。そして振動子1は支持部材1
3により基板7上に支持されている。この支持部材13
は平板上の支持板13aと、支持板13aの一端に、支
持板に対し略垂直に立設された支持柱13bとから構成
されている。この支持板13aに振動子1の基部1dが
接着剤により固定され、さらに支持柱13bは基板7に
半田で取り付けられている。この基部1dは振動子1の
振動の節部である。
【0003】振動子1に設けられた振動腕1a、1b、
1cのうち、左右の振動腕1b、1cの駆動電極には、
同位相の交流駆動電圧が印加され、中央の振動腕1aの
駆動電極には振動腕1b、1cとは逆位相の交流駆動電
圧が印加される。その結果、左右の振動腕1bおよび1
cと、中央の振動腕1aは、X方向に互いに逆の位相で
振動される。前記X方向に振動が生じている振動子1
が、Z軸回りの回転系におかれると、振動腕1a、1
b、1cに対し、Z軸回りの回転角速度ωに比例した大
きさのコリオリ力がY方向へ作用し、各振動腕1a、1
b、1cがY方向への振動成分を持つようになる。この
Y方向の振動においても、外側の振動腕1b、1cと中
央の振動腕1aの位相が逆となる。各振動腕1a、1
b、1cのY方向の振動成分のうち少なくとも1つの振
動成分が、検出電極から取り出され、この検出出力から
Z軸回りの回転角速度ωが算出される。
【0004】上記に記載した振動腕1の質量をm、振動
腕1のX軸方向の振動速度をv(ベクトル値)、回転系
でのZ軸回りの角速度をω0 (ベクトル値)とすると、
コリオリ力F(ベクトル値)は、
【0005】
【数1】 F=2m(v×ω0 ) (×はベクトル積)
【0006】で表され、コリオリ力Fは角速度ω0 に比
例する。よって、振動腕1のY軸方向への変形振動が検
出電極により検出されることにより、角速度ω0 が求め
られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す振動子の
支持構造において、落下・衝突など過度の衝撃が加わっ
た場合、その衝撃は図示しないケース内に固定されてい
る基板7から支持部材13に伝達され、さらに振動子1
に伝わる。この衝撃力により、振動腕1a、1b、1c
と振動子の基部1dとの境界など機械的強度の弱い部分
での破壊や、振動子1の基部1dと支持部材13の接着
面での剥離が生じる。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、支持部材に弾性部を設けることにより、振動子が
支持されている基板に落下・衝突など過度の衝撃が加わ
った場合に、支持部材の弾性部でこの衝撃を緩和し、振
動子の破壊や振動子と支持部材との接着面での剥離を防
止することを目的としている
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動子の節部
に接着した支持部材は、少なくとも2箇所の折り曲げ部
を有する弾性部を備え、前記支持部材により前記振動子
を基板に固定することを特徴とするものである。
【0010】上記において、前記支持部材を前記振動子
の長手方向に対してほぼ左右対称な位置に接着した構造
を有することが好ましい。
【0011】さらに、振動子の基部の一端に少なくとも
2脚以上の振動腕を備えた平板型音叉構造であり、前記
平板型音叉構造の振動子を前記支持部材により基板にほ
ぼ平行に固定し、前記支持部材の弾性部に前記振動子の
基部より長く、前記振動子とほぼ平行な主弾性腕を設
け、前記支持部材と前記基板の接続箇所は、前記振動子
を上にして前記基板を見たとき、振動腕もしくは振動腕
の間のスリットの真下に位置することが好ましい。
【0012】本発明において、振動子が支持されている
基板に落下・衝突などの過度の衝撃が加わった場合に、
例えば基板から伝わってくる衝撃は、支持部材の弾性部
で緩和、吸収され、振動子または振動子と支持部材との
接着面に加わる衝撃が緩和される。
【0013】また、支持部材に設けられた弾性部に、少
なくとも2箇所の折り曲げ部が設けられていることによ
り、X、Y、Zの各方向に加わる衝撃に対する緩衝効果
が得られる。
【0014】音叉型振動子の基部においても、微弱な振
動が発生することがある。従って、比較的振動の少な
い、振動子の長手方向に対してほぼ左右対称な位置で、
支持部材と振動子を接着することにより、支持部材を通
して基板に振動が漏れることを防止でき、振動子の振動
特性が安定する。
【0015】緩衝効果を大きくするため主弾性腕は長い
方が好ましい。この主弾性腕を長くとるために、支持部
材と基板との固定点は、支持部材と基板の固定点を振動
子を上にして基板を見たときに、振動子の振動腕もしく
は振動腕の間のスリットのほぼ真下に位置することが好
ましい。このとき主弾性腕は少なくとも振動子の基部以
上の長さを持たなければ十分な緩衝効果が得られない。
一方、主弾性腕が長すぎる場合は、衝撃が加わった時に
支持部材の弾性変形により振動子が大きく動き、振動子
が固定された基板を収納するケースの内壁と振動子とが
接触する。このため、振動子の破壊や振動子と支持部材
との接着面の剥離を生じる。この衝撃による振動子の動
きは、支持部材と基板との固定点を中心に動く。従っ
て、振動子の変位量を小さくするためには、支持部材と
基板との固定点は、振動子を上にして基板を見たときに
振動子の振動腕もしくは振動腕の間のスリットのほぼ真
下に位置することが好ましいものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面を参
照して説明する。図1、図2は、本発明の一実施例を示
す振動ジャイロの支持構造の斜視図および正面図であ
る。図3、図4、図5、図6、図7は、それぞれ振動子
の基部と支持部材の接着部を示した斜視図である。図8
(A)は振動子を表面側を上にして示す斜視図である。
図8(B)は振動子を裏面側を上にして示す斜視図であ
る。図9は振動子の分極状態及び電極の形成状態を示す
図8のIV矢視端面図である。
【0017】振動子1は、全体を圧電材料で形成された
ものであり、基部1dの一端に3個の振動腕1a、1
b、1cが設けられている。各振動腕1a、1b、1c
での圧電材料の分極方向は、図9に示す通りであり、左
右両側の振動腕1bと振動腕1cとで分極方向が同じで
あり、中央の振動腕1aでは、左右の振動腕1b、1c
と分極方向が左右および上下において対称な分極方向で
ある。図8(B)に示すように、各振動腕1a、1b、
1cの下面にそれぞれ一対の駆動電極2が導電性材料に
より形成されており、この駆動電極2は、各振動腕1
a、1b、1cの先端部から振動子1の基端部1eまで
延在している。上記駆動電極2は後述する導電経路によ
り、交流駆動電源3に導通し、交流駆動電源3から各駆
動電極2に同電位の駆動電圧が与えられている。
【0018】一方、図8(A)に示すように振動子1の
上面では、左右の振動腕1b、1cに一対のアース電極
4が、中央の振動腕1aにアース電極4が形成されてい
る。前記駆動電極2とアース電極4とで、振動子1を構
成する圧電材料に対して駆動電圧が与えられる。図9に
示す分極構造に従って、左右の振動腕1b、1cは、X
方向に同位相で駆動され、中央の振動腕1aは、左右の
振動腕1b、1cと逆の位相により同じくX方向へ振動
駆動される。すなわち、ある時点において、左右の振動
腕1b、1cのX方向への振動と中央の振動腕1aのX
方向への振動とは互いに逆方向である。
【0019】中央の振動腕1aの上面には、アース電極
4を挟んで一対の検出電極5a、5bが形成されてい
る。振動子1がZ軸回り(振動腕の長手方向の軸回り)
の角速度ωを有する回転系に置かれると、数1に示した
コリオリ力により、各振動腕1a、1b、1cがY方向
の振動成分を持つ。左右の振動腕1b、1cと、中央の
振動腕1aとでは、駆動電圧による振動位相が逆(18
0度異相の異なるもの)であるため、コリオリ力による
振動位相も、振動腕1b、1cと、振動腕1aとで逆で
ある。すなわち、ある時点において、左右の振動腕1
b、1cのコリオリ力によるY軸での振動が同じ方向で
あり、中央の振幅腕1aのY軸での振動は振動腕1b、
1cと逆方向である。
【0020】検出電極5a、5bは、中央の振動腕1a
の同一面(上面)に形成されており、中央の振動腕1a
の圧電材料がコリオリ力の検出手段として機能する。こ
の検出電極5a、5bが形成されている部分の圧電材料
の分極方向が互いに逆であるため、コリオリ力によるY
方向の振動成分に関して、検出電極5aと検出電極5b
とで180度位相の相違する圧電作用による検出出力が
得られる。検出電極5aと検出電極5bからの検出出力
の差をとることにより、検出電極5aと検出電極5bか
らのそれぞれの検出出力の絶対値が加算される。この検
出出力からZ軸回りの角速度ω成分を算出することが可
能になる。
【0021】そして本発明においては図1に示すよう
に、振動子1の基部1dは線状の支持部材6の副弾性部
6dにより支持され、支持部材6の副弾性部6aは基板
7の支持孔7aに挿入、固定される。この基部1dは、
振動子1の振動の節部である。そしてこの支持部材6
は、リン青銅などの半田付け性の良いバネ材料を、折り
曲げ部6b、6cが2箇所形成され、折り曲げ部6b、
6c間に主弾性腕6eが設けられている。その結果、振
動子1は基板7の平面に対しにほぼ平行に取り付けられ
ている。なお支持部材6の材質は、表面にNiメッキや
半田メッキを施すことにより、半田付け性を向上させた
バネ材料でも良い。
【0022】支持部材6の副弾性腕6dは、振動子1の
基部1dへ紫外線硬化型接着剤9により、図3に示すよ
うに振動漏れの少ない接着位置である振動子の長手方向
に関し、ほぼ左右対称な位置に接着されている。接着剤
は、硬化時に加える熱による圧電材料の極性の変化を防
止するため、紫外線硬化型接着剤を用いているが、10
0℃前後の低温硬化型のエポキシ系接着剤でも良い。
【0023】支持部材6の基板7への取付は、基板7に
設けられた支持孔7aに副弾性腕6aが挿入され、半田
により固定されている。基板7は銅板などの半田付け性
が良い材質、Niメッキや半田メッキなどが表面に施さ
れた半田付け性が良い材質、または回路基板が用いられ
ている。基板7を回路基板とした場合、半田付けを行う
ため、支持孔7aと基板表面に接した箇所に導電パター
ンが形成されている必要がある。この場合、副弾性腕6
dと基部1dとの固定は導電性接着剤によりされれば、
振動子1に形成されたアース電極と回路基板を支持部材
6によりアース接続することが可能である。ここで、電
極と回路基板とを電気的に接続する場合、一般的にリー
ド線を引き回して接続するが、リード線の数が多いと、
引き回しのための工数が多くかかってしまい、量産性に
劣ってしまう。またリード線同士が接触しやすく、ショ
ートしやすい。しかしながら、振動子1に形成されたア
ース電極と回路基板を支持部材6によりアース接続する
ことにより、リード線引き回し構造を簡素化でき、その
工数を大きく削減することが出来る。また、リード線同
士の接触も防止することが出来る。
【0024】また、振動子1の基部1dと支持部材の固
定は、振動子の長手方向にほぼ左右対称(寸法A=
A’)な位置であれば良い。図4のように、支持部材1
0の副弾性部6dの先端に支持平板部6fが設けられ、
この支持平板部6fの平面と、振動子1の基部1d平面
もしくは基部1d端縁とを、紫外線硬化型接着剤9によ
り接着してもよい。振動子1の基部1dと支持平板部6
f又は、振動子の長手方向に関しほぼ左右対称(寸法B
=B’)な位置に固定されている。この場合、振動子1
と支持部材6との接着面を広くとれることより、振動子
1と支持部材10の接着強度が強くなる。また、振動子
への衝撃もより安定した状態で緩和することができる。
【0025】以上のような支持構造において、振動子1
は支持孔7aを支点として、変位可能な構造となり、衝
撃が加わった時に振動子1は、X、Y、Z方向の各方向
に自在に変位する。この変位は、主弾性腕6e、副弾性
腕6a、副弾性腕6d、折り曲げ部6bおよび折り曲げ
部6cの弾性変形により生じ、振動子1の基部1dと支
持部材6の接着面への衝撃の伝達を少なくすることがで
きる。また、振動子1への衝撃をも緩和することができ
る。
【0026】一方、衝撃による支持部材6の弾性変形に
より起こる振動子1の変位を小さくし、支持部材6の緩
衝効果を大きくするため、振動子1を上にして基板7を
見たとき、支持部材6と基板の固定点(支持孔7a)は
中央の振動腕1aの真下に位置し、かつ主弾性腕6eを
振動子1の基部1dの長さより長くしている。その結果
として、基板7を固定しているケース(図示せず)内壁
に振動子1が衝突するのを防ぎ、また基板7から振動子
1へ伝わる衝撃を緩和することにより、振動子1の破壊
や振動子1と支持部材6の接着の剥離を防ぐことができ
る。この固定点は、振動子の振動腕が奇数本の場合、中
央の振動腕1aの真下に位置し、偶数本の場合、振動子
の中心軸を挟む2つの振動腕間のスリットの真下に位置
することが好ましい。
【0027】図2は支持部材8の折り曲げ箇所を折り曲
げ部8b、8c、8gの3箇所にした実施例である。振
動子1の基部1dは支持部材8の副弾性部8fにより支
持され、支持部材8の副弾性部8aは基板7の支持孔7
aに挿入、固定される。その結果、振動子1は基板7の
平面に対しにほぼ平行に取り付けられている。この支持
部材6はリン青銅などの半田付け性の良いバネ材料を、
折り曲げ部8b、8c、8gが3箇所形成され、折り曲
げ部8b、8c間に主弾性腕8eを設けたことにより、
X、Y、Z方向のどの方向からの衝撃も緩和できる構造
としている。
【0028】支持部材6の副弾性腕8fは、振動子1の
基部1dへ紫外線硬化型接着剤9により接着固定されて
いる。振動子1の基部1dと支持部材8の副弾性部8f
との接着は、振動子1の長手方向に関し、ほぼ左右対称
な位置(寸法C=C’)に接着されている。図1の実施
例では、振動子1の基部1d端縁に支持部材6を接着す
る構成により、振動子1を支持部材6の副弾性部6fに
対し、ほぼ垂直に立てた状態で接着しなければならず、
接着の作業が行いにくい。これに対して図2に示す実施
例においては、振動子1を支持部材8の副弾性部8fに
対して平行に接着できるため、接着作業が行い易い。
【0029】また、振動子1の基部1dと支持部材8の
固定は、振動子1の長手方向にほぼ左右対称な位置であ
れば良い。図6のように、支持部材11の副弾性部8d
の先端に支持平板部8f’が設けられ、この支持平板部
8f’の平面と、振動子1の基部1d平面もしくは基部
1d端縁とを、紫外線硬化型接着剤9により接着しても
よい。振動子1の基部1dと支持平板部8f’は、振動
子1の長手方向に関しほぼ左右対称(寸法D=D’)な
位置に固定されている。この場合、振動子1と支持部材
11との接着面を広くとれることより、振動子1と支持
部材11の接着強度が強くなる。また、振動子への衝撃
もより安定した状態で緩和することができる。
【0030】また図6においては、支持部材11の副弾
性部8dおよび折り曲げ部8c、8gが振動子1の基部
1d端縁よりも外側に設けられているが、図7のように
支持部材12の副弾性部8dおよび折り曲げ部8c、8
gが振動子1の基部1d端縁よりも内側に設けられてい
てもよい。この場合、振動子1及び支持部材12全体の
大きさを小さくすることができ、支持構造全体をより小
型化することができる。
【0031】なお本発明の実施例において、三脚の平板
音叉型振動子について説明したが、これに限るものでは
なく、2脚もしくは4脚以上の平板音叉型振動子につい
ても適用できるものである。また、平板音叉型振動子だ
けでなく、三角柱、四角柱もしくは円柱の振動子の支持
構造についても本発明を適用できるのは言うまでもな
い。また、本発明の実施例において、支持部材は線状の
もので説明したが、これに限るものではなく、例えば平
板上の部材を折り曲げて、支持部材が構成されたもので
も良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる振
動子の支持構造によれば、落下などの過度の衝撃が加わ
った場合でも、支持部材に設けられた弾性部で衝撃を緩
和し、振動子の破壊や振動子と支持部材の接着部の剥離
を防止することができる。その結果、衝撃に強い振動子
の支持構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における振動子の斜視図(A)
および正面図(B)
【図2】本発明の実施例における振動子の斜視図(A)
および正面図(B)
【図3】本発明の実施例における振動子の基部と支持部
材の接着箇所を示す斜視図
【図4】本発明の実施例における振動子の基部と支持部
材の接着箇所を示す斜視図
【図5】本発明の実施例における振動子の基部と支持部
材の接着箇所を示す斜視図
【図6】本発明の実施例における振動子の基部と支持部
材の接着箇所を示す斜視図
【図7】本発明の実施例における振動子の基部と支持部
材の接着箇所を示す斜視図
【図8】振動子の表裏両面をそれぞれ示す斜視図(A)
(B)
【図9】振動子の分極方向を示す図6のIV矢視端面図
【図10】従来の振動子の斜視図(A)及び正面図
(B)
【符号の説明】
1 振動子 1a、1b、1c 振動腕 1d 基部 1e 基端部 2 駆動電極 3 交流駆動電源 4 アース電極 5a、5b 検出電極 6、10、11、12 支持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子の節部に接着した支持部材は、少
    なくとも2箇所の折り曲げ部を有する弾性部を備え、前
    記支持部材により前記振動子を基板に固定することを特
    徴とする振動子の支持構造。
  2. 【請求項2】 前記支持部材を前記振動子の長手方向に
    対してほぼ左右対称な位置に接着したことを特徴とする
    請求項1記載の振動子の支持構造。
  3. 【請求項3】振動子の基部の一端に少なくとも2脚以上
    の振動腕を備えた平板型音叉構造であり、前記平板型音
    叉構造の振動子を前記支持部材により基板にほぼ平行に
    固定したことを特徴とする請求項1ないし2記載の振動
    子の支持構造。
  4. 【請求項4】 前記支持部材の弾性部に、前記振動子の
    基部より長く、前記振動子とほぼ平行な主弾性腕を設
    け、前記支持部材と前記基板の接続箇所は、前記振動子
    を上にして前記基板を見たとき、振動腕もしくは振動腕
    の間のスリットの真下に位置することを特徴とする請求
    項3記載の振動子の支持構造。
JP9182131A 1997-07-08 1997-07-08 振動子の支持構造 Withdrawn JPH1123285A (ja)

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