JP2002221418A - 振動ジャイロおよびその製造方法 - Google Patents
振動ジャイロおよびその製造方法Info
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- JP2002221418A JP2002221418A JP2001018331A JP2001018331A JP2002221418A JP 2002221418 A JP2002221418 A JP 2002221418A JP 2001018331 A JP2001018331 A JP 2001018331A JP 2001018331 A JP2001018331 A JP 2001018331A JP 2002221418 A JP2002221418 A JP 2002221418A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 支持部材による振動子の支持の対称性のよい
振動ジャイロを提供する。 【解決手段】 振動ジャイロ10は、正4角柱状の振動
子12を含む。振動子12は、支持部材22で支持され
る。支持部材22の両主面には、はんだめっき層24が
形成される。支持部材22の中央部22aは、はんだめ
っき層24で振動子12にはんだ付けされ電気的かつ機
械的に接続される。また、支持部材22の両方の端部2
2cは、はんだめっき層24で外囲器30の支持台32
に形成した電極34などにはんだ付けされ電気的かつ機
械的に接続される。
振動ジャイロを提供する。 【解決手段】 振動ジャイロ10は、正4角柱状の振動
子12を含む。振動子12は、支持部材22で支持され
る。支持部材22の両主面には、はんだめっき層24が
形成される。支持部材22の中央部22aは、はんだめ
っき層24で振動子12にはんだ付けされ電気的かつ機
械的に接続される。また、支持部材22の両方の端部2
2cは、はんだめっき層24で外囲器30の支持台32
に形成した電極34などにはんだ付けされ電気的かつ機
械的に接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は振動ジャイロおよ
びその製造方法に関し、特にたとえば回転角速度を検出
することによって、移動体の挙動検出を行うシステム、
移動体の位置を検出し適切な誘導を行うナビゲーション
システム、または、手振れなどの外的振動による回転角
速度を検出し適正な制振を行うカメラの手振れ防止装置
などの除振システムなどに応用される振動ジャイロおよ
びその製造方法に関する。
びその製造方法に関し、特にたとえば回転角速度を検出
することによって、移動体の挙動検出を行うシステム、
移動体の位置を検出し適切な誘導を行うナビゲーション
システム、または、手振れなどの外的振動による回転角
速度を検出し適正な制振を行うカメラの手振れ防止装置
などの除振システムなどに応用される振動ジャイロおよ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、振動ジャイロにおいて、振動子と
支持部材とは、振動子と支持部材とにクリームはんだな
どを塗布し溶融し冷却し硬化することによって、電気的
かつ機械的に接続される場合が多い。
支持部材とは、振動子と支持部材とにクリームはんだな
どを塗布し溶融し冷却し硬化することによって、電気的
かつ機械的に接続される場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術では、クリームはんだなどの塗布量および塗
布位置を安定させるためには、周辺の温度管理が必須で
あり、この管理がむずかしく、振動子に支持部材を取り
付けた後、はんだなどの形状のずれから支持部材による
振動子の支持の対称性を損なう危険性があった。また、
このようにはんだなどの形状がずれると、振動ジャイロ
において、温度ドリフト特性などの諸特性が悪くなった
りばらついたりして信頼性にかける。
従来の技術では、クリームはんだなどの塗布量および塗
布位置を安定させるためには、周辺の温度管理が必須で
あり、この管理がむずかしく、振動子に支持部材を取り
付けた後、はんだなどの形状のずれから支持部材による
振動子の支持の対称性を損なう危険性があった。また、
このようにはんだなどの形状がずれると、振動ジャイロ
において、温度ドリフト特性などの諸特性が悪くなった
りばらついたりして信頼性にかける。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、支
持部材による振動子の支持の対称性のよい振動ジャイロ
を提供することである。この発明の他の目的は、支持部
材による振動子の支持の対称性のよい振動ジャイロを製
造することができる振動ジャイロの製造方法を提供する
ことである。
持部材による振動子の支持の対称性のよい振動ジャイロ
を提供することである。この発明の他の目的は、支持部
材による振動子の支持の対称性のよい振動ジャイロを製
造することができる振動ジャイロの製造方法を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる振動ジ
ャイロは、振動子および振動子を支持するための支持部
材を含む振動ジャイロにおいて、支持部材の表面にはん
だめっき層が形成され、はんだめっき層で支持部材が振
動子に電気的かつ機械的に接続されたことを特徴とす
る、振動ジャイロである。この発明にかかる振動ジャイ
ロの製造方法は、振動子および振動子を支持するための
支持部材を含む振動ジャイロの製造方法において、支持
部材の表面にはんだめっき層を形成し、はんだめっき層
で支持部材を振動子に電気的かつ機械的に接続すること
を特徴とする、振動ジャイロの製造方法である。
ャイロは、振動子および振動子を支持するための支持部
材を含む振動ジャイロにおいて、支持部材の表面にはん
だめっき層が形成され、はんだめっき層で支持部材が振
動子に電気的かつ機械的に接続されたことを特徴とす
る、振動ジャイロである。この発明にかかる振動ジャイ
ロの製造方法は、振動子および振動子を支持するための
支持部材を含む振動ジャイロの製造方法において、支持
部材の表面にはんだめっき層を形成し、はんだめっき層
で支持部材を振動子に電気的かつ機械的に接続すること
を特徴とする、振動ジャイロの製造方法である。
【0006】この発明にかかる振動ジャイロでは、支持
部材の表面に形成されたはんだめっき層で支持部材が振
動子に電気的かつ機械的に接続される。この場合、はん
だめっき層は、たとえばμmのオーダーという薄い厚み
で管理することができる。そのため、振動ジャイロにお
いて、支持部材による振動子の支持の対称性がよくな
る。
部材の表面に形成されたはんだめっき層で支持部材が振
動子に電気的かつ機械的に接続される。この場合、はん
だめっき層は、たとえばμmのオーダーという薄い厚み
で管理することができる。そのため、振動ジャイロにお
いて、支持部材による振動子の支持の対称性がよくな
る。
【0007】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はこの発明にかかる振動ジャ
イロの一例を示す斜視図であり、図2はその振動ジャイ
ロの分解斜視図であり、図3はその振動ジャイロに用い
られる振動子を示す斜視図であり、図4はその振動ジャ
イロに用いられる支持部材を示す断面図である。図1に
示す振動ジャイロ10は、たとえば正4角柱状の振動子
12を含む。
イロの一例を示す斜視図であり、図2はその振動ジャイ
ロの分解斜視図であり、図3はその振動ジャイロに用い
られる振動子を示す斜視図であり、図4はその振動ジャ
イロに用いられる支持部材を示す断面図である。図1に
示す振動ジャイロ10は、たとえば正4角柱状の振動子
12を含む。
【0009】振動子12は、図3に示すように、たとえ
ば短冊状の第1の圧電体基板14aおよび第2の圧電体
基板14bを含む。第1の圧電体基板14aおよび第2
の圧電体基板14bは、積層され接着される。また、第
1の圧電体基板14aおよび第2の圧電体基板14b
は、互いに逆の厚み方向に分極される。
ば短冊状の第1の圧電体基板14aおよび第2の圧電体
基板14bを含む。第1の圧電体基板14aおよび第2
の圧電体基板14bは、積層され接着される。また、第
1の圧電体基板14aおよび第2の圧電体基板14b
は、互いに逆の厚み方向に分極される。
【0010】第1の圧電体基板14aの主面には、その
幅方向に間隔を隔てて2つの分割電極16,16が形成
される。また、第2の圧電体基板14bの主面には、共
通電極18が形成される。さらに、第1の圧電体基板1
4aおよび第2の圧電体基板14b間には、中間電極2
0が形成される。
幅方向に間隔を隔てて2つの分割電極16,16が形成
される。また、第2の圧電体基板14bの主面には、共
通電極18が形成される。さらに、第1の圧電体基板1
4aおよび第2の圧電体基板14b間には、中間電極2
0が形成される。
【0011】この振動子12では、第1の圧電体基板1
4aおよび第2の圧電体基板14bが互いに逆の厚み方
向に分極されているので、2つの分割電極16,16お
よび共通電極18間にたとえば正弦波信号などの駆動信
号を印加すれば、第1の圧電体基板14aおよび第2の
圧電体基板14bが互いに逆に振動する。この場合、第
1の圧電体基板14aがその主面に平行する方向に伸び
ているときには、第2の圧電体基板14bはその主面に
平行する方向に縮む。逆に、第1の圧電体基板14aが
その主面に平行する方向に縮んでいるときには、第2の
圧電体基板14bはその主面に平行する方向に伸びる。
そのため、第1の圧電体基板14aおよび第2の圧電体
基板14bは、その長手方向における両端部から少しだ
け内側の部分をノード部分として、その主面に直交する
方向に屈曲振動する。
4aおよび第2の圧電体基板14bが互いに逆の厚み方
向に分極されているので、2つの分割電極16,16お
よび共通電極18間にたとえば正弦波信号などの駆動信
号を印加すれば、第1の圧電体基板14aおよび第2の
圧電体基板14bが互いに逆に振動する。この場合、第
1の圧電体基板14aがその主面に平行する方向に伸び
ているときには、第2の圧電体基板14bはその主面に
平行する方向に縮む。逆に、第1の圧電体基板14aが
その主面に平行する方向に縮んでいるときには、第2の
圧電体基板14bはその主面に平行する方向に伸びる。
そのため、第1の圧電体基板14aおよび第2の圧電体
基板14bは、その長手方向における両端部から少しだ
け内側の部分をノード部分として、その主面に直交する
方向に屈曲振動する。
【0012】振動子12の上面および下面における節点
(ノード)に対応する4か所には、4つの支持部材22
の略矩形板状の中央部22aが取り付けられて、振動子
12が上下方向から挟持される。これらの支持部材22
は、中央部22aが略矩形板状のパッドとして形成さ
れ、中央部22aの両側には、それぞれ、振動子12の
振動の閉じ込め効果を得るための略Z字状の中間部22
bを介して矩形板状の端部22cが形成される。これら
の支持部材22は、板状のリン青銅の両主面にCuをフ
ラッシュめっきした材料で形成される。また、これらの
支持部材22には、その断面を図4に示すように、その
両主面に、たとえば、Sn:Pb=9:1のはんだから
なる8±4μmの厚みのはんだめっき層24が形成され
る。これらの支持部材22は、振動子12の分割電極お
よび共通電極に駆動信号を与え、また分割電極および共
通電極から検出信号を得るための導電線ともなる。その
ため、振動子12の上面の長手方向の一方の支持部材2
2の中央部22aは、一方の分割電極16にはんだめっ
き層24ではんだ付けされ電気的かつ機械的に接続され
る。また、振動子12の上面の長手方向の他方の支持部
材22の中央部22aは、他方の分割電極16にはんだ
めっき層24ではんだ付けされ電気的かつ機械的に接続
される。さらに、振動子12の下面の2つの支持部材2
2の中央部22aは、共通電極18にはんだめっき層2
4ではんだ付けされ電気的かつ機械的に接続される。
(ノード)に対応する4か所には、4つの支持部材22
の略矩形板状の中央部22aが取り付けられて、振動子
12が上下方向から挟持される。これらの支持部材22
は、中央部22aが略矩形板状のパッドとして形成さ
れ、中央部22aの両側には、それぞれ、振動子12の
振動の閉じ込め効果を得るための略Z字状の中間部22
bを介して矩形板状の端部22cが形成される。これら
の支持部材22は、板状のリン青銅の両主面にCuをフ
ラッシュめっきした材料で形成される。また、これらの
支持部材22には、その断面を図4に示すように、その
両主面に、たとえば、Sn:Pb=9:1のはんだから
なる8±4μmの厚みのはんだめっき層24が形成され
る。これらの支持部材22は、振動子12の分割電極お
よび共通電極に駆動信号を与え、また分割電極および共
通電極から検出信号を得るための導電線ともなる。その
ため、振動子12の上面の長手方向の一方の支持部材2
2の中央部22aは、一方の分割電極16にはんだめっ
き層24ではんだ付けされ電気的かつ機械的に接続され
る。また、振動子12の上面の長手方向の他方の支持部
材22の中央部22aは、他方の分割電極16にはんだ
めっき層24ではんだ付けされ電気的かつ機械的に接続
される。さらに、振動子12の下面の2つの支持部材2
2の中央部22aは、共通電極18にはんだめっき層2
4ではんだ付けされ電気的かつ機械的に接続される。
【0013】さらに、この振動ジャイロ10は、たとえ
ば合成樹脂からなる箱型の外囲器30を含む。外囲器3
0の幅方向における両側の内壁には、たとえばブロック
状の4つの支持台32が間隔を隔てて外囲器30と一体
的に形成される。さらに、これらの支持台32の上面に
は、支持部材22が取り付けられる電極34がそれぞれ
形成され、同様に、これらの支持台32の下面にも、支
持部材22が取り付けられる電極(図示せず)がそれぞ
れ形成される。
ば合成樹脂からなる箱型の外囲器30を含む。外囲器3
0の幅方向における両側の内壁には、たとえばブロック
状の4つの支持台32が間隔を隔てて外囲器30と一体
的に形成される。さらに、これらの支持台32の上面に
は、支持部材22が取り付けられる電極34がそれぞれ
形成され、同様に、これらの支持台32の下面にも、支
持部材22が取り付けられる電極(図示せず)がそれぞ
れ形成される。
【0014】そして、振動子12の下面に取り付けられ
る2つの支持部材22の4つの端部22cは、外囲器3
0の4つの支持台32の下面に形成した電極(図示せ
ず)に、はんだめっき層24ではんだ付けされ電気的か
つ機械的に接続される。同様に、振動子12の上面に取
り付けられる2つの支持部材22の4つの端部22c
は、外囲器30の4つの支持台32の上面に形成した電
極34に、はんだめっき層24ではんだ付けされ電気的
かつ機械的に接続される。
る2つの支持部材22の4つの端部22cは、外囲器3
0の4つの支持台32の下面に形成した電極(図示せ
ず)に、はんだめっき層24ではんだ付けされ電気的か
つ機械的に接続される。同様に、振動子12の上面に取
り付けられる2つの支持部材22の4つの端部22c
は、外囲器30の4つの支持台32の上面に形成した電
極34に、はんだめっき層24ではんだ付けされ電気的
かつ機械的に接続される。
【0015】この振動ジャイロ10を製造するために
は、まず、振動子12、支持部材22および外囲器30
が形成される。この場合、支持部材22の両主面には、
支持部材22の材料の両主面にはんだめっき処理を行う
ことによって、はんだめっき層24が形成される。ま
た、外囲器30には、4つの支持台32のほかに、支持
台32の上面に電極34が形成され、支持台32の下面
に電極(図示せず)が形成される。
は、まず、振動子12、支持部材22および外囲器30
が形成される。この場合、支持部材22の両主面には、
支持部材22の材料の両主面にはんだめっき処理を行う
ことによって、はんだめっき層24が形成される。ま
た、外囲器30には、4つの支持台32のほかに、支持
台32の上面に電極34が形成され、支持台32の下面
に電極(図示せず)が形成される。
【0016】そして、図2に示すように、2つの支持部
材22の4つの端部22cが、外囲器30の4つの支持
台32の下面に形成した電極(図示せず)に、はんだめ
っき層24ではんだ付けされ電気的かつ機械的に接続さ
れる。
材22の4つの端部22cが、外囲器30の4つの支持
台32の下面に形成した電極(図示せず)に、はんだめ
っき層24ではんだ付けされ電気的かつ機械的に接続さ
れる。
【0017】それから、2つの支持部材22の上には、
振動子12が配置される。さらに、振動子12および4
つの支持台32の上には、別の2つの支持部材22が配
置される。
振動子12が配置される。さらに、振動子12および4
つの支持台32の上には、別の2つの支持部材22が配
置される。
【0018】そして、振動子12の2つの分割電極16
および共通電極18には、4つの支持部材22の中央部
22aが、はんだめっき層24ではんだ付けされ電気的
かつ機械的に接続される。この場合、振動子12と支持
部材22との接続する部分には、はんだ付け性を上げる
ためにフラックスが適量塗布され、さらに、図5に示す
ように、ヒーターチップ100のヘッド102が上から
下げて当てられ、それによって、振動子12と支持部材
22とがはんだめっき層24ではんだ付けされる。な
お、ヒーターチップ100のヘッド102は、適当な加
工によりはんだが付きにくく形成されている。また、ヒ
ーターチップ100のヘッド102は、はんだが完全に
溶けてから上げられる。この場合、支持部材22による
スプリングバックで振動子12と支持部材22との間に
すき間が生じないようにするために、はんだ付け部分に
エアーを吹き付けてはんだを固めてから、ヒーターチッ
プ100のヘッド102が上げられる。
および共通電極18には、4つの支持部材22の中央部
22aが、はんだめっき層24ではんだ付けされ電気的
かつ機械的に接続される。この場合、振動子12と支持
部材22との接続する部分には、はんだ付け性を上げる
ためにフラックスが適量塗布され、さらに、図5に示す
ように、ヒーターチップ100のヘッド102が上から
下げて当てられ、それによって、振動子12と支持部材
22とがはんだめっき層24ではんだ付けされる。な
お、ヒーターチップ100のヘッド102は、適当な加
工によりはんだが付きにくく形成されている。また、ヒ
ーターチップ100のヘッド102は、はんだが完全に
溶けてから上げられる。この場合、支持部材22による
スプリングバックで振動子12と支持部材22との間に
すき間が生じないようにするために、はんだ付け部分に
エアーを吹き付けてはんだを固めてから、ヒーターチッ
プ100のヘッド102が上げられる。
【0019】さらに、振動子12の上面に取り付けられ
た2つの支持部材22の4つの端部22cは、4つの支
持台32の上面に形成した電極34に、はんだめっき層
24ではんだ付けされ電気的かつ機械的に接続される。
それによって、図1に示す振動ジャイロ10が製造され
る。
た2つの支持部材22の4つの端部22cは、4つの支
持台32の上面に形成した電極34に、はんだめっき層
24ではんだ付けされ電気的かつ機械的に接続される。
それによって、図1に示す振動ジャイロ10が製造され
る。
【0020】上述の振動ジャイロ10では、支持部材2
2の表面に形成されたはんだめっき層24で支持部材2
2が振動子12などにはんだ付けされ電気的かつ機械的
に接続される。この場合、はんだめっき層24は、たと
えばμmのオーダーという薄い厚みで管理することがで
きる。そのため、振動ジャイロ10において、支持部材
22による振動子12の支持の対称性がよくなる。した
がって、振動ジャイロ10において、温度ドリフト特性
などの諸特性が向上するとともにばらつきも低減して信
頼性が向上する。
2の表面に形成されたはんだめっき層24で支持部材2
2が振動子12などにはんだ付けされ電気的かつ機械的
に接続される。この場合、はんだめっき層24は、たと
えばμmのオーダーという薄い厚みで管理することがで
きる。そのため、振動ジャイロ10において、支持部材
22による振動子12の支持の対称性がよくなる。した
がって、振動ジャイロ10において、温度ドリフト特性
などの諸特性が向上するとともにばらつきも低減して信
頼性が向上する。
【0021】なお、上述の振動ジャイロ10では支持部
材22が板状のリン青銅の両主面にCuをフラッシュめ
っきした材料で形成されているが、この発明では支持部
材はたとえば42NiやFeなど電気的に導通をとるこ
とができかつ表面にはんだ層を形成することができるも
のなら何で形成されてもよい。
材22が板状のリン青銅の両主面にCuをフラッシュめ
っきした材料で形成されているが、この発明では支持部
材はたとえば42NiやFeなど電気的に導通をとるこ
とができかつ表面にはんだ層を形成することができるも
のなら何で形成されてもよい。
【0022】また、上述の振動ジャイロ10でははんだ
めっき層24がSn:Pb=9:1のはんだからなる
が、この発明でははんだめっき層はSn:Pb=6:4
のはんだや無鉛はんだなどからなってもよい。
めっき層24がSn:Pb=9:1のはんだからなる
が、この発明でははんだめっき層はSn:Pb=6:4
のはんだや無鉛はんだなどからなってもよい。
【0023】さらに、上述の振動ジャイロ10において
支持部材22をはんだめっき層24ではんだ付けするた
めにヒーターチップ100が用いられているが、この発
明では支持部材をはんためっき層ではんだ付けするため
にはヒーターチップを用いる以外にエアーブローやリフ
ローなどの工程が用いられてもよい。
支持部材22をはんだめっき層24ではんだ付けするた
めにヒーターチップ100が用いられているが、この発
明では支持部材をはんためっき層ではんだ付けするため
にはヒーターチップを用いる以外にエアーブローやリフ
ローなどの工程が用いられてもよい。
【0024】また、上述の振動ジャイロ10では正4角
柱状の振動子12、略Z字状の中間部22bを有する支
持部材22、箱型の外囲器30およびブロック状の支持
台32が用いられているが、この発明ではそれらは他の
形状に形成されてもよい。
柱状の振動子12、略Z字状の中間部22bを有する支
持部材22、箱型の外囲器30およびブロック状の支持
台32が用いられているが、この発明ではそれらは他の
形状に形成されてもよい。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、支持部材による振動
子の支持の対称性のよい振動ジャイロが得られる。した
がって、振動ジャイロにおいて、温度ドリフト特性など
の諸特性が向上するとともにばらつきも低減して信頼性
が向上する。
子の支持の対称性のよい振動ジャイロが得られる。した
がって、振動ジャイロにおいて、温度ドリフト特性など
の諸特性が向上するとともにばらつきも低減して信頼性
が向上する。
【図1】この発明にかかる振動ジャイロの一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1に示す振動ジャイロの分解斜視図である。
【図3】図1に示す振動ジャイロに用いられる振動子を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】図1に示す振動ジャイロに用いられる支持部材
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】図1に示す振動ジャイロを製造する工程を示す
斜視図である。
斜視図である。
10 振動ジャイロ 12 振動子 14a 第1の圧電体基板 14b 第2の圧電体基板 16 分割電極 18 共通電極 20 中間電極 22 支持部材 22a 中央部 22b 中間部 22c 端部 24 はんだめっき層 30 外囲器 32 支持台 34 電極
Claims (2)
- 【請求項1】 振動子および前記振動子を支持するため
の支持部材を含む振動ジャイロにおいて、 前記支持部材の表面にはんだめっき層が形成され、 前記はんだめっき層で前記支持部材が前記振動子に電気
的かつ機械的に接続されたことを特徴とする、振動ジャ
イロ。 - 【請求項2】 振動子および前記振動子を支持するため
の支持部材を含む振動ジャイロの製造方法において、 前記支持部材の表面にはんだめっき層を形成し、 前記はんだめっき層で前記支持部材を前記振動子に電気
的かつ機械的に接続することを特徴とする、振動ジャイ
ロの製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001018331A JP2002221418A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 振動ジャイロおよびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2002221418A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06331359A (ja) * | 1993-05-27 | 1994-12-02 | Kyocera Corp | 角速度検出器 |
JPH1123285A (ja) * | 1997-07-08 | 1999-01-29 | Alps Electric Co Ltd | 振動子の支持構造 |
JPH1194555A (ja) * | 1997-09-18 | 1999-04-09 | Murata Mfg Co Ltd | 振動ジャイロ |
-
2001
- 2001-01-26 JP JP2001018331A patent/JP2002221418A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06331359A (ja) * | 1993-05-27 | 1994-12-02 | Kyocera Corp | 角速度検出器 |
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