JPWO2016159018A1 - 共振装置 - Google Patents

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Abstract

共振周波数を安定させることを可能にする。下部電極と複数の上部電極と、下部電極と複数の上部電極との間に形成された圧電膜と、を有する共振子と、第1の面及び第2の面を有し、当該第1の面が共振子の上部電極に対向して共振子の第1の面を封止するように設けられた上蓋と、第1の面及び第2の面を有し、当該第1の面が共振子の下部電極に対向して共振子の第1の面を封止するように設けられた下蓋と、上部電極に電気的に接続された電源端子と、上蓋の前記第2の面に設けられた接地端子と、を備え、下部電極は、前記上蓋を介して前記接地端子と電気的に接続される。

Description

本発明は、共振装置に関する。
従来、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いた圧電共振装置が例えばタイミングデバイスとして用いられている。この圧電共振装置は、スマートフォンなどの電子機器内に組み込まれるプリント基板上に実装される。
このような圧電共振装置に用いられる共振子のうち、高調波の輪郭振動を行う共振子には、下部電極上に圧電膜が形成され、さらに圧電膜を覆うように複数の上部電極が形成される。特許文献1には、2つの上部電極をそれぞれ入力端子と出力端子とに接続し、下部電極をフローティングにする共振子の構成が開示されている。
米国特許出願公開第2012/0293520号明細書
特許文献1に記載された従来の技術では、下部電極付近に他の電位が存在した場合、その電位が、下部電極に影響を与えてしまう。その結果、共振子の共振周波数が変動してしまうという課題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、共振周波数を安定させることが可能な共振装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る共振装置は、下部電極と複数の上部電極と、下部電極と複数の上部電極との間に形成された圧電膜と、を有する共振子と、第1の面及び第2の面を有し、当該第1の面が共振子の上部電極に対向して共振子の第1の面を封止するように設けられた上蓋と、第1の面及び第2の面を有し、当該第1の面が共振子の下部電極に対向して共振子の第2の面を封止するように設けられた下蓋と、上部電極に電気的に接続された電源端子と、上蓋の第2の面に設けられた接地端子と、を備え、下部電極は、上蓋を介して接地端子と電気的に接続される。
かかる共振装置によると、下部電極が付近の他電位の影響を受けることを低減することができる。これによって、共振周波数を安定させることができる。
また、共振装置は、さらに、上蓋に形成された第1の貫通孔と、第1の貫通孔を介して電源端子と上部電極とを接続する配線と、上蓋と第1の貫通孔との間に設けられた絶縁層とを備え、上蓋は、縮退したシリコンにより形成され、接地端子および下部電極と電気的に接続されており、絶縁層を介して上蓋と電源端子との間に容量が形成されることが好ましい。
この好ましい態様では、上蓋と電源端子との間に電荷が形成される。これによって、形成された電荷を蓄積して、発振回路の容量とすることが可能になる。
また、上蓋は、縮退したシリコンにより形成されることが好ましい。
この好ましい態様によると、上蓋は導電性を有する。従って、上蓋に接地端子を設け、上蓋を接地させることにより、上蓋に形成された電源端子付近に発生する寄生容量を低減することができる。これによって、共振特性を向上させることができる。
また、共振装置は、さらに、上蓋と共振子とを接合する接合層を備え、下部電極は、接合層を介して接地端子と電気的に接続されることが好ましい。
この好ましい態様によると、接合層を利用して、下部電極を接地端子と電気的に接続させることができる。これによって、共振装置のサイズを小さくすることができる。
また、共振装置は、さらに、上蓋に形成された第2の貫通孔と、第2の貫通孔に設けられた配線とを備え、下部電極は、第2の貫通孔の配線を介して接地端子と電気的に接続されることが好ましい。
この好ましい態様によると、下部電極と接地端子とは、上蓋の貫通孔に設けられた配線を介して接続する。これによって、下部電極と接地端子との導通の信頼性を向上させることができる。
本発明によれば共振周波数を安定させることが可能となる。
第1実施形態に係る共振装置の外観を概略的に示す斜視図である。 第1実施形態に係る共振装置の構造を概略的に示す分解斜視図である。 第1の実施形態に係る共振装置の断面の構造の一例を概略的に示す図である。 第1の実施形態に係る共振子の構造の一例を概略的に示す平面図である。 第1の実施形態に係る共振子の断面の構造の一例を概略的に示す図である。 第1の実施形態に係る共振子の断面の構造の一例を概略的に示す図である。 第2の実施形態に係る共振装置の断面の構造の一例を概略的に示す図である。 第3の実施形態に係る共振装置の断面の構造の一例を概略的に示す図である。 第4の実施形態に係る共振装置の断面の構造の一例を概略的に示す図である。 第5の実施形態に係る共振装置の断面の構造の一例を概略的に示す図である。 第6の実施形態に係る共振子の第1層における平面構造の一例を概略的に示す図である。 第6の実施形態に係る共振子の第2層における平面構造の一例を概略的に示す図である。 第6の実施形態に係る共振子の下部電極層における平面構造の一例を概略的に示す図である。 第6の実施形態に係る共振子の断面構造の一例を概略的に示す図である。 第6の実施形態に係る共振子の断面構造の一例を概略的に示す図である。
[第1の実施形態]
以下、添付の図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る共振装置1の外観を概略的に示す斜視図である。また、図2は、本発明の第1実施形態に係る共振装置1の構造を概略的に示す分解斜視図である。また、図3は、図1のXX´断面図である。
この共振装置1は、共振子10と、共振子10を挟んで封止するとともに、共振子10が振動する振動空間を形成する上蓋13及び下蓋14と、を備えている。共振装置1は、下蓋14と、共振子10と、接合部127(接合層の一例である。)と、上蓋13とがこの順で積層され、接合されて構成されている。
共振子10は、MEMS技術を用いて製造されるMEMS振動子である。
共振子10と上蓋13とは、接合部127を介して接合され、これにより、共振子10の振動空間が形成され、また、共振子10が封止される。また、共振子10と下蓋14は、それぞれSi基板を用いて形成されており、Si基板同士が互いに接合されて、共振子10の振動空間が形成される。共振子10及び下蓋14は、SOI基板を用いて形成されてもよい。
以下、共振装置1の各構成について詳細に説明する。なお、以下の説明では、共振装置1のうち上蓋13が設けられている側を表、下蓋14が設けられている側を裏、として説明する。
(1.下蓋14)
図2は、本発明の第1実施形態に係る共振装置1の構造を概略的に示す分解斜視図である。下蓋14はXY平面に沿って平板状に広がっており、その表面(下蓋の第1の面の一例である。)に例えば平たい直方体形状の凹部17が形成されている。凹部17は共振子10の振動空間の一部を形成する。下蓋14は例えばシリコン(Si)から形成されている。
(2.共振子10)
図4は、本実施形態に係る、共振子10の構造を概略的に示す平面図である。図4を用いて本実施形態に係る共振子10の各構成について説明する。共振子10は、その表面(共振子の第1の面の一例である。)において、上蓋13に封止され、その裏面(共振子の第2の面の一例である。)において、下蓋14に封止される。共振子10は、振動部120と、保持部11と、保持腕111、112とを備えている。
(2−1.共振子10の構成)
(a)振動部120
振動部120は、図4の直交座標系におけるXY平面に沿って平板状に広がる略直方体の輪郭を有している。振動部120上には、長さ方向と幅方向とを有する矩形板状の5つの上部電極121〜125が設けられている。図4において、振動部120は、X軸方向に長辺、Y軸方向に短辺を有し、5つの上部電極121〜125は、いずれもY軸方向に長辺、X軸方向に短辺を有している。
上部電極121と上部電極123とはバスバーB121aによって接続される。バスバーB121aは、上部電極122における短辺(枠体11a側)に対向して、振動部120における枠体11a側の端部に設けられている。バスバーB121aは、上部電極121における上部電極122と対向する長辺の上端(枠体11a側の端部)と、上部電極123における上部電極122と対向する長辺の上端(枠体11a側の端部)とに接続される。
同様に、上部電極123と上部電極125とはバスバーB121bによって接続される。バスバーB121bは、上部電極124における短辺(枠体11a側)に対向して、振動部120における枠体11a側の端部に設けられている。バスバーB121bは、上部電極123における上部電極124と対向する長辺の上端(枠体11a側の端部)と、上部電極125における上部電極124と対向する長辺の上端(枠体11a側の端部)とに接続される。
また、上部電極122と上部電極124とはバスバーB122によって接続される。バスバーB122は、上部電極123における短辺(枠体11b側)に対向して、振動部120における枠体11b側の端部に設けられている。バスバーB122は、上部電極122における上部電極123と対向する長辺の下端(枠体11b側の端部)と、上部電極124における上部電極123と対向する長辺の下端(枠体11b側の端部)とに接続される。
振動部120と保持部11との間には、所定の間隔で空間が形成されている。図4の例では、振動部120は、1対の長辺において、それぞれ後述する保持腕111、112によって保持部11に接続され、保持されている。他方で、振動部120は、1対の短辺において、保持部11によって保持されていない。
図5(A)を用いて振動部120の積層構造について説明する。図5(A)は、図4のAA´断面図である。
図5(A)に示すように、振動部120は、縮退半導体からなるSi基板130上に、下部電極129が積層されている。Si基板130は、長さ140μm程度、幅400μm程度、厚さ10μm程度であることが望ましい。下部電極129は、例えば、モリブデン(Mo)やアルミニウム(Al)等の金属を用いて形成され、厚さ0.1μm程度である。なお、下部電極129を形成せずに、縮退した半導体であるSi基板130を下部電極として用いてもよい。
また、下部電極129の上には、下部電極129を覆うように圧電薄膜128(圧電膜の一例である。)が積層されており、さらに、圧電薄膜128上には、上部電極121〜125が積層されている。上部電極121〜125は、振動部120に形成された後、エッチング等の加工により5つに分割される。
圧電薄膜128は、印加された電圧を振動に変換する圧電体の薄膜であり、例えば、窒化アルミニウム等の窒化物や酸化物を主成分とすることができる。具体的には、圧電薄膜128は、窒化スカンジウムアルミニウム(ScAlN)により形成することができる。ScALNは、窒化アルミニウム(AlN)におけるアルミニウム(Al)の一部をスカンジウム(Sc)に置換したものである。また、圧電薄膜128は、例えば、0.8μmの厚さを有する。
また、上部電極121〜125は、下部電極129と同様、例えばモリブデンやアルミニウム等の金属を用いて形成され、厚さ0.1μm程度である。
なお、Si基板130の上面や下面、または、圧電薄膜128の上面や下面にSi酸化膜が形成されてもよい。これにより、共振子10の周波数温度特性を改善する効果がある。
次に、振動部120の機能について説明する。振動部120は、交番電界が印加されることによって、X軸方向に沿って輪郭振動する。
具体的には、圧電薄膜128はc軸方向に配向しており、そのため、上部電極121〜125に所定の電界を印加して、下部電極129と上部電極121〜125との間に所定の電位差を形成すると、この電位差に応じて圧電薄膜128がXY面内方向において伸縮することにより、振動部120が輪郭振動する。
図5(A)に示すとおり、振動部120は、上部電極121〜125に対応する振動領域A121〜A125に区画される。すなわち、振動領域A121〜A125には、それぞれ上部電極121〜125が形成されている。上部電極121〜125は、隣接する電極とは逆位相となるように、圧電薄膜128のc軸方向に交番電界が印加されると、隣接する振動領域A121〜125が機械的に結合する。それにより、各領域のX軸方向における中心付近が振動の節となり、5つの振動領域A121〜A125は、隣接する領域同士が逆位相で面内方向において振動する。これによって、振動部120は、全体として輪郭振動する。
なお、Si基板130、下部電極129及び圧電薄膜128は、振動領域A121〜A125で共有されている。
また、振動部120の振動モードは、面外屈曲振動、面内屈曲振動、及び輪郭振動などのいずれであってもよい。
図4に戻り、共振子10の他の構成について説明する。
(b)保持部11
保持部11は、XY平面に沿って矩形の枠状に形成される。なお、保持部11は、振動部120の周囲の少なくとも一部に設けられていればよく、枠状の形状に限定されない。
保持部11は、振動部120と、XY平面に沿って振動部120の外側を囲むように設けられる。保持部11は、より具体的には、X軸方向に平行に、振動部120の長辺に対向して延びる1対の長辺板状の枠体11a、11bと、振動部120の短辺に対向してY軸方向に平行に延び、その両端で枠体11a、11bの両端にそれぞれ接続される1対の短辺の枠体11c、11dと、を備えている。
枠体11a及び枠体11bには、電圧印加部110a、110bが形成されている。 電圧印加部110a、110bは、上部配線W111、W112を介して上部電極121〜125に交番電界を印加することができる。本実施形態では、電圧印加部110aは枠体11aの中央付近に、電圧印加部110bは枠体11bの中央付近にそれぞれ形成されている。
図5(A)に示すように、保持部11は、縮退半導体からなるSi基板130上に、下部電極129が形成され、さらに下部配線W129を覆うように、圧電薄膜128が積層されている。保持部11は、Si基板130上に下部配線W129、圧電薄膜128、上部配線W111、W112の順に、振動部120のSi基板130、下部電極129、圧電薄膜128、及び上部電極121と同一のプロセスで一体形成される。その後、エッチング等の加工により望ましい形状となるように上部電極121〜125が除去されて形成される。なお、保持部11に設けられた下部配線W129は、エッチング等により下部電極129を所定の形状に形成するときに除去されてもよい。
さらに、図3に示すように、保持部11は、枠体11b上に形成されている圧電薄膜128の一部が、エッチング等の加工によって下部配線W129が露出するように除去され、ビアが形成されている。当該ビア(すなわち、圧電薄膜128の除去された箇所)には、例えばモリブデンやアルミニウム等の導電材料が充填され、導電層Cが形成されている。なお、導電層Cは、後述する接地配線G129と下部電極129との接続点となる。
図4に戻り、振動部120の構成の続きを説明する。
(c)保持腕111、112
保持腕111は、保持部11の内側に設けられ、振動部120の長辺と枠体11aとを接続する。保持腕111の表面には、振動部120の上部電極121、123、125が連続して保持腕111へと形成された上部配線W111が設けられている。具体的には、上部配線W111が、振動部120と保持腕111との接続箇所から、保持腕111と枠体11aとの接続箇所まで連続して一体形成されている。
また、保持腕112は、保持部11の内側に設けられ、振動部120の長辺と枠体11bとを接続する。保持腕112の表面には、振動部120の上部電極122、123が連続して保持腕112へと形成された上部配線W112が設けられている。具体的には、上部配線W112が、振動部120と保持腕112との接続箇所から、保持腕111と枠体11bとの接続箇所まで連続して一体形成されている。
図5(B)は、図4のBB´断面図である。図5(B)を用いて、保持腕111、112の積層構造について説明する。なお、同図における点線は、保持腕111又は112と、振動部120又は枠体11a若しくは111bとの境界を示す。
図5(B)に示すように、保持腕111、112は、縮退半導体からなるSi基板130上に、振動部120の下部電極129と同一のプロセスで一体形成された下部配線W129が積層されている。下部電極129と下部配線W129とは、振動部120から保持腕111、112へと亘って連続して形成されている。下部配線W129の上には、下部配線W129を覆うように圧電薄膜128が積層されている。
保持腕111には、さらに、圧電薄膜128上に、振動部120の上部電極121〜125と同一のプロセスで一体形成された上部配線W111が設けられている。上部電極121、123、125と上部配線W111とは、振動部120から保持腕111へと亘って連続して形成されている。また、保持腕112には、さらに、圧電薄膜128上に、振動部120の上部電極121〜125と同一のプロセスで一体形成された上部配線W112が設けられている。上部電極122、124と上部配線W112とは、振動部120から保持腕112へと亘って連続して形成されている。
保持腕111、112におけるSi基板130、下部配線W129、圧電薄膜128並びに上部配線W111及びW112は、それぞれ、振動部120におけるSi基板130、下部電極129、圧電薄膜128、上部電極121と同時に形成される。これらの構成は、必要に応じて、エッチング等の加工により、適宜、望ましい形状となるように形成される。なお、保持腕111、112に設けられた下部配線W129は、エッチング等により下部電極129を所定の形状に形成するときに除去されてもよい。
図1に戻り、共振装置1の他の構成について説明する。
(3.接合部127)
接合部127は、XY平面に沿って矩形の枠状に形成される。接合部127は、共振子10と上蓋13との間に設けられ、共振子10と上蓋13とを共晶接合し、共振子10の振動空間を封止する。接合部127は、例えばアルミニウム(Al)やゲルマニウム(Ge)等の金属を用いて形成される。
(4.上蓋13)
(4−1.上蓋13の構成)
図1に示すように、上蓋13はXY平面に沿って平板状に広がっており、その裏面に例えば平たい直方体形状の凹部18が形成されている。凹部18は共振子10の振動空間の一部を形成する。この振動空間では真空状態が維持されている。
上蓋13には、端子T1、T2(電源端子の一例である。)、T1´、T2´と、接地端子Gと、配線W1、W2と、接地配線G129とが形成されている。
図3を用いて上蓋13の各構成について説明する。
(a)端子T1、T2、T1´、T2´
端子T1、T2は、上蓋13の表面(上蓋の第2の面の一例である。)に形成される。また、端子T1´、T2´は上蓋13の裏面(上蓋の第1の面の一例である。)において、端子T1、T2に対向する位置に設けられる。端子T1と端子T1´とは、配線W1で接続される。また端子T2とT2´とは、配線W2で接続される。端子T1´、T2´は、いずれも上蓋13と共振子10とが接合部127によって共晶結合されると、電圧印加部110a、110bと接続される。これによって、端子T1、T2から電圧印加部110a、110bへと、電圧を供給することができる。
(b)配線W1、W2
配線W1は、後述する貫通孔TSV(第1の貫通孔の一例である。)の内部に設けられ、端子T1と端子T1´とを接続する。配線W2は、後述する貫通孔TSVの内部に設けられ、端子T1と端子T2´とを接続する。
(c)接地端子G
接地端子Gは、接地配線G129を介して保持部11の下部配線W129と電気的に接続し、下部電極129を接地させる。
(d)接地配線G129
接地配線G129は、共振子10上に形成された導電層Cにおいて、電気的に下部配線W129と接続する。接地配線G129は、導電層Cと、上蓋13と共振子10とが接合部127によって共晶接合されるときに接続する。
(4−2.上蓋13の断面)
図3に示すように、上蓋13は、例えば縮退半導体からなるSi層151の表面に、酸化ケイ素(例えばSiO2)からなる絶縁膜150(絶縁層の一例である。)が形成されて構成されている。絶縁膜150は、例えば、Si層151の表面の酸化や、化学気相蒸着(CVD: Chemical Vapor Deposition)によって、Si層151の表面に形成される。
上蓋13には、端子T1及びT2が形成される位置に、それぞれ貫通孔TSVが形成されている。配線W1、W2は、貫通孔TSVの内部に形成されている。貫通孔TSVの内側を含み、Si層151の表面には絶縁膜150が形成されている。すなわち、配線W1、W2は、絶縁膜150によって、Si層151から電気的に絶縁されている。
上蓋13のうち接地端子Gが形成される箇所において、絶縁膜150はエッチング等の加工によって除去され、Si層151が露出される。そして、接地端子Gが、露出したSi層151上に形成される。これによって、Si層151と接地端子Gとが直接接続し、上蓋13のSi層151全体が、接地端子Gを介して接地される。接地端子Gは、例えば、金(Au)、アルミニウム(Al)等の金属をSi層151上に形成し、熱アニールすることによって、Si層151に対してオーミック接合される。
さらに、上蓋13のうち接地配線G129が形成される箇所において、絶縁膜150はエッチング等の加工によって除去され、接地配線G129が露出したSi層151上に形成される。接地配線G129は、例えば、金(Au)、アルミニウム(Al)等の金属をSi層151上に形成し、熱アニールすることによって、Si層151に対してオーミック接合される。これによって、接地端子Gと接地配線G129とは、上蓋13のSi層151を介して電気的に接続される。さらに、接地配線G129と導電層Cとが接合することによって、下部電極129は電気的に接地端子Gと接続することになる。
このように、本実施形態に係る共振装置1は、上蓋13を介して共振子10の下部電極129が接地端子Gと電気的に接続される。下部電極129が接地されることによって、下部電極129付近に存在する他の電位(例えば、配線、他部品、人などの影響による電位)の影響を低減することができる。その結果、共振周波数や安定させることができる。
また、上蓋13は縮退半導体で形成されているため、導電性を有している。このため、上蓋13に接地端子Gを設けて、上蓋13及び下部電極129を接地させることにより、端子T1、T2付近、又は接合部127付近に発生する寄生容量の影響を低減することができる。これによって、共振子10の最大位相や発振安定性等の共振特性を向上させることができる。
さらに、上蓋13が接地端子Gによって接地されることで、絶縁膜150を介して上蓋13と端子T1、T2との間に容量が形成される。ひいては、この容量を、例えば、共振装置1を用いて形成する発振回路の容量とすることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
図6は、本実施形態に係る、共振装置1の断面の構造の一例を概略的に示す図である。以下に、本実施形態に係る共振装置1の詳細構成のうち、第1の実施形態との差異点を中心に説明する。
(1.下蓋14)
下蓋14の構成は第1の実施形態と同様である。
(2.共振子10)
共振子10の構成は第1の実施形態と同様である。
(3.接合部127)
接合部127の構成は第1の実施形態と同様である。
(4.上蓋13)
本実施形態では、上蓋13は、2つの貫通孔TSVに加え、さらにビアV1(第2の貫通孔の一例である。)を有している。ビアV1は、上蓋13の表面の絶縁膜150と、Si層151と、裏面の絶縁膜150とを貫通して形成される。さらに、ビアV1の内部には、表面に絶縁膜150は形成されず、Si層151が露出している。接地配線G129は、上蓋13に設けられたビアV1の内部に設けられる。接地端子Gと導電層Cとは、接地配線G129によって接続される。これによって、下部電極129と接地端子Gとの導通信頼性を向上させることができる。その他の上蓋13の構成は第1の実施形態と同様である。
その他の共振装置1の構成、効果は第1の実施形態と同様である。
[第3の実施形態]
図7は、本実施形態に係る、共振子10の断面の構造の一例を概略的に示す図である。以下に、本実施形態に係る共振子10の各構成のうち、第1の実施形態との差異点について説明する。
(1.下蓋14)
下蓋14の構成は第1の実施形態と同様である。
(2.共振子10)
本実施形態では、保持部11と接合部127との接合箇所において形成されている、保持部11の圧電薄膜128の一部は、エッチング等の加工によって除去されている。圧電薄膜128の除去された箇所には例えばモリブデンやアルミニウム等の下部配線W129を形成する金属が充填されている。本実施形態では、この金属が充填された箇所が、第1の実施形態における導電層Cに対応する。
その他の共振子10の構成は第1の実施形態と同様である。
(3.接合部127)
接合部127の構成は第1の実施形態と同様である。
(4.上蓋13)
本実施形態では、上蓋13は、裏面の一部において、絶縁膜150が除去されて、Si層151が露出している。露出したSi層151の表面には、モリブデンやアルミニウム等の金属等の導電材料で形成される膜Zが形成されている。上蓋13は接合部127と膜Zによって接続する。
これによって、本実施形態では、接地端子Gと、膜Zとが、上蓋13のSi層151を介して電気的に接続する。また、膜Zと導電層Cとが、接合部127を介して電気的に接続する。従って、接地端子Gと、下部電極129とは、上蓋13と接合部127を介して電気的に接続することになる。
このように、本実施形態では、接合部127を利用して下部電極129を接地することができるため、上蓋13の内部に接地配線G129を設ける必要がなくなり、製品サイズを小さくすることができる。さらに、本実施形態では、接合部127が上蓋13を介して接地される。これによって、振動部120の周囲を接地された接合部127で囲むことになり、配線や静電気等の外乱の影響を低減することができる。
その他の上蓋の構成は第1の実施形態と同様である。
その他の共振装置1の構成、効果は第1の実施形態と同様である。
[第4の実施形態]
図8は、本実施形態に係る、共振子10の断面の構造の一例を概略的に示す図である。以下に、本実施形態に係る共振子10の各構成のうち、第1の実施形態との差異点について説明する。
(1.共振子10)
本実施形態では、保持部11と接合部127との接合箇所において形成されている、保持部11の圧電薄膜128の一部は、エッチング等の加工によって除去されている。圧電薄膜128の除去された箇所には例えばモリブデンやアルミニウム等の下部配線W129を形成する金属が充填されている。本実施形態では、この金属が充填された箇所が、第1の実施形態における導電層Cに対応する。
その他の共振子10の構成は第1の実施形態と同様である。
(2.上蓋13)
本実施形態では、接地配線G129は、接地端子Gから、接合部127と上蓋13との接合箇所までに亘って、上蓋13の表面に沿って形成される。具体的には、接地配線G129は、上蓋13の表面に形成された絶縁膜150上に設けられる。
これによって、接地端子Gと接合部127とは、接地配線G129によって接続される。また接地配線G129と、導電層Cとは接合部127を介して電気的に接続される。
このように、本実施形態では、接地配線G129は、上蓋13の表面に設けられ、接合部127を利用して下部電極129を接地することができる。したがって、上蓋13の内部に接地配線G129を設ける必要がなくなり、製品サイズを小さくすることができる。その他の上蓋の構成は第1の実施形態と同様である。
その他の共振装置1の構成、効果は第1の実施形態と同様である。
[第5の実施形態]
図9は、本実施形態に係る、共振子10の断面の構造の一例を概略的に示す図である。以下に、本実施形態に係る共振子10の各構成のうち、第1の実施形態との差異点について説明する。
(1.下蓋14)
本実施形態では、下蓋14は、端子T1、T2、配線W1、W2、及び2つの貫通孔TSVを有している。また、貫通孔TSVの内側を含み、下蓋14の裏面(下蓋の第2の面の一例である。)は、絶縁膜150が形成されている。従って、配線W1、W2と貫通孔TSVとは電気的に絶縁されている。その他の下蓋14の構成は第1の実施形態と同様である。
(2.共振子10)
本実施形態では、保持部11と接合部127との接合箇所において形成されている、保持部11の圧電薄膜128の一部は、エッチング等の加工によって除去されている。圧電薄膜128の除去された箇所には例えばモリブデンやアルミニウム等の下部配線W129を形成する金属が充填されている。本実施形態では、この金属が充填された箇所が、第1の実施形態における導電層Cに対応する。
また、保持部11は、貫通孔V2、V3を有している。
貫通孔V2、V3は、Si基板130、下部配線W129、及び圧電薄膜128を貫通するように形成される。貫通孔V2、V3の形成フローについて説明する。まず、Si基板130に貫通孔を形成した後、当該貫通孔の内側に絶縁膜150を形成する。次に、下部配線W129を保持部11上に積層した際に、Si基板130に形成された貫通孔は、下部配線W129を形成する金属によって充填される。充填された金属は、エッチング等の加工によって貫通孔から除去される。次に、圧電薄膜128を、保持部11上に積層した際に、金属が除去された貫通孔に圧電薄膜128が充填される。さらに、充填された圧電薄膜128が、内側の表面を覆う部分に残るように、エッチング等の加工によって除去されることによって、貫通孔V2、V3が形成される。
他方で、配線W1、W2は、上部配線W111、W112が保持部11上に積層される際に、貫通孔V2、V3の内部に上部配線W111、W112を形成する金属が充填されることによって形成される。
貫通孔V2、V3の内部の配線W1、W2は、下蓋14と共振子10とが接合する際に、下蓋14に形成される配線W1、W2と接続する。
その他の共振子10の構成は第1の実施形態と同様である。
(3.上蓋13)
本実施形態では上蓋13は、端子T1、T2、配線W1、W2、及び2つの貫通孔TSVを有しておらず、ビアV1を有している。ビアV1は、上蓋13と接合部127との接合箇所の上部に設けられる。ビアV1は、上蓋13の表面の絶縁膜150と、Si層151と、裏面の絶縁膜150とを貫通して形成される。さらに、ビアV1の内部には、表面に絶縁膜150は形成されず、Si層151が露出している。接地配線G129は、上蓋13に設けられたビアV1の内部に設けられる。これによって、接地端子Gと接合部127とは、接地配線G129によって接続される。また、接地配線G129と導電層Cとは接合部127を介して電気的に接続される。
このように、本実施形態では、接合部127を利用して下部電極129を接地することができるため、上蓋13の内部に接地配線G129を設ける必要がなくなり、製品サイズを小さくすることができる。その他の上蓋の構成は第1の実施形態と同様である。
その他の共振装置1の構成、効果は第1の実施形態と同様である。
[第6の実施形態]
図10〜図14は、本実施形態に係る、共振子10の構造の一例を概略的に示す図である。以下に、本実施形態に係る共振子10の各構成のうち、第1の実施形態との差異点について説明する。
本実施形態において、共振子10は、2層の圧電薄膜128、1281(図13参照)及び、2層の上部電極121〜125、1211〜1251(図13参照)を備えている。なお、圧電薄膜及び上部電極の層数は2層に限定されず、2層以上の多層構造でもよい。
以下の説明では、共振子10のZ軸方向において、圧電薄膜128、及び上部電極121〜125を含む層を第1層と呼び、圧電薄膜1281、及び上部電極1211〜1251を含む層を第2層と呼び、下部電極129を含む層を下部電極層と呼ぶ。
(1.第1層)
図10は、本実施形態における共振子10の第1層の平面図である。本実施形態に係る振動部120は、第1層において、第1の実施形態で図4を用いて説明した構成に加え、ビアV4及びV5を備えている。ビアV4は、上部電極123と上部配線W111との接続箇所付近において、上部電極123及び圧電薄膜128を貫通するように形成されている。また、ビアV5は、バスバーB122の中央付近において、バスバーB122及び圧電薄膜128を貫通するように形成されている。ビアV4、V5には、モリブデンやアルミニウム等の導電材料が充填されている。
その他の第1層の構成は、第1の実施形態における平面構造と同様である。
(2.第2層)
図11は、本実施形態における共振子10の、第2層の平面図の一例である。本実施形態に係る振動部120は、第2層において、上部電極1211〜1251と、バスバーB1211a、B1211b、B1221とを有している。
上部電極1211〜1251はそれぞれ第1層における上部電極121〜125に対応する位置に形成される。
上部電極1211と上部電極1231とは、その下端(枠体11b側)においてバスバーB1211aに接続される。また、上部電極1231と上部電極1251とは、その下端(枠体11b側)においてバスバーB1211bに接続される。さらに、上部電極1221と上部電極1241とは、その上端(枠体11a側)において、バスバーB1221に接続される。
さらに、第1層に形成されたビアV4は、第2層においては、バスバーB1221の中央付近に位置している。また、第1層に形成されたビアV5は、第2層においては上部電極1231の下端(枠体11b側)における中央付近に位置している。
また、第2層においても、枠体11bには導電層Cが形成されている。
このように、第2層における振動部120は、第1層における振動部120のY軸方向に沿った上下を反転させた構造を有している。
(3.下部電極層)
図12は、本実施形態における共振子10の、下部電極層の平面図の一例である。本実施形態に係る振動部120は、下部電極層において、その全面に下部電極129が形成されている。振動部120に形成された下部電極129は、下部配線W129によって保持腕111、112に引き出され、保持部11の全面に広がっている。
さらに、第1層及び第2層に形成された導電層Cは、下部電極層において、枠体11bの中央付近に位置している。
(4.断面構成)
図13は、図10のCC´断面図である。図13に示すように、本実施形態においては、下部電極129及び下部配線W129を覆うように、圧電薄膜1281が積層されている。さらに、圧電薄膜1281上には上部電極1211〜1251が積層されている。上部電極1211〜1251は、振動部120に形成された後、エッチング等の加工により5つに分割される。
上部電極1211〜1251上には、圧電薄膜128が積層され、さらに圧電薄膜128上には、上部電極121〜125が形成されている。
なお、圧電薄膜1281、及び上部電極1211〜1251の成分や膜厚は、それぞれ第1の実施形態において説明した、圧電薄膜1281、及び上部電極121〜125と同様である。また、本実施形態における圧電薄膜128、1281、及び上部電極121〜125、1211〜1251の製造方法は第1の実施形態における圧電薄膜128及び上部電極121〜125と同様である。
図14は、図10のDD´断面図である。図14に示すように、第2層におけるバスバーB1221は、ビアV4によって第1層に引き出され、上部配線W111を介して電圧印加部110aに接続される。上述のようにバスバーB1221は、上部電極1221、1241に接続される(図11参照)。従って、上部電極1221、1241もビアV4によって電圧印加部110aに接続される。
他方で、第2層における上部電極1231はビアV5によって第1層へ引き出され、上部配線W112を介して電圧印加部110bに接続される。上述のように上部電極1231は、バスバーB1211a、B1211bによって上部電極1211、1251に接続される(図11参照)。従って、上部電極1211,1251もビアV5によって電圧印加部110bに接続される。
図13、14に示すように、本実施形態における共振子10において、第1層と第2層とにおいて互いに対向する位置に形成された上部電極121〜125と上部電極1211〜1251とは、逆位相の交番電界が印加される。即ち、上部電極121、123、125、1221、1241には同位相の交番電界が印加される。また、上部電極122、124、1211、1231、1251には上部電極121、123、125、1221、1241とは逆位相の交番電界が印加される。
このように本実施形態に係る共振子10は、圧電薄膜及び上部電極が多層化されることによって、静電容量を大きくすることができ、また、浮遊容量の影響を抑制することができる。
以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。即ち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、各実施形態が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 共振装置
10 共振子
13 上蓋
14 下蓋
11 保持部
11a〜d 枠体
110a、b 電圧印加部
111 保持腕
120 振動部
121〜125 上部電極
128 圧電薄膜
129 下部電極
130 Si基板
127 接合部
150 絶縁膜
151 Si層
TSV 貫通孔
V1、2、3 ビア
G 接地端子
T1、T2 端子
G129 接地配線
W1、W2 配線
また、共振装置は、さらに、上蓋に形成された第1の貫通孔と、第1の貫通孔を介して電源端子と上部電極とを接続する配線と、上蓋と第1の貫通孔との間に設けられた絶縁層とを備え、上蓋は、シリコンにより形成され、接地端子および下部電極と電気的に接続されており、絶縁層を介して上蓋と電源端子との間に容量が形成されることが好ましい。
圧電薄膜128は、印加された電圧を振動に変換する圧電体の薄膜であり、例えば、窒化アルミニウム等の窒化物や酸化物を主成分とすることができる。具体的には、圧電薄膜128は、窒化スカンジウムアルミニウム(ScAlN)により形成することができる。ScANは、窒化アルミニウム(AlN)におけるアルミニウム(Al)の一部をスカンジウム(Sc)に置換したものである。また、圧電薄膜128は、例えば、0.8μmの厚さを有する。
次に、振動部120の機能について説明する。振動部120は、交番電界が印加されることによって、X軸方向に沿って輪郭振動する。
具体的には、圧電薄膜128はc軸方向(図5(A)におけるZ軸方向)に配向しており、そのため、上部電極121〜125に所定の電界を印加して、下部電極129と上部電極121〜125との間に所定の電位差を形成すると、この電位差に応じて圧電薄膜128がXY面内方向において伸縮することにより、振動部120が輪郭振動する。
図5(A)に示すとおり、振動部120は、上部電極121〜125に対応する振動領域A121〜A125に区画される。すなわち、振動領域A121〜A125には、それぞれ上部電極121〜125が形成されている。上部電極121〜125は、隣接する電極とは逆位相となるように、圧電薄膜128のc軸方向(図5(A)におけるZ軸方向)に交番電界が印加されると、隣接する振動領域A121〜125が機械的に結合する。それにより、各領域のX軸方向における中心付近が振動の節となり、5つの振動領域A121〜A125は、隣接する領域同士が逆位相で面内方向において振動する。これによって、振動部120は、全体として輪郭振動する。
なお、Si基板130、下部電極129及び圧電薄膜128は、振動領域A121〜A125で共有されている。
また、振動部120の振動モードは、面外屈曲振動、面内屈曲振動、及び輪郭振動などのいずれであってもよい。
図5(A)に示すように、保持部11は、縮退半導体からなるSi基板130上に、下部電極129が形成され、さらに下部配線W129を覆うように、圧電薄膜128が積層されている。保持部11は、Si基板130上に下部配線W129、圧電薄膜128、上部配線W111、W112の順に、振動部120のSi基板130、下部電極129、圧電薄膜128、及び上部電極121と同一のプロセスで一体形成される。その後、エッチング等の加工により望ましい形状となるように上部電極121〜125が除去されて形成される。なお、保持部11に設けられた下部配線W129は、エッチング等により下部電極129を所定の形状に形成するときに除去されてもよい。
また、保持腕112は、保持部11の内側に設けられ、振動部120の長辺と枠体11bとを接続する。保持腕112の表面には、振動部120の上部電極122、12が連続して保持腕112へと形成された上部配線W112が設けられている。具体的には、上部配線W112が、振動部120と保持腕112との接続箇所から、保持腕11と枠体11bとの接続箇所まで連続して一体形成されている。
図5(B)は、図4のBB´断面図である。図5(B)を用いて、保持腕111、112の積層構造について説明する。なお、同図における点線は、保持腕111又は112と、振動部120又は枠体11a若しくは11bとの境界を示す。
(b)配線W1、W2
配線W1は、後述する貫通孔TSV(第1の貫通孔の一例である。)の内部に設けられ、端子T1と端子T1´とを接続する。配線W2は、後述する貫通孔TSVの内部に設けられ、端子Tと端子T2´とを接続する。
(2.上蓋13)
本実施形態では、接地配線G129は、接地端子Gから、接合部127と上蓋13との接合箇所までに亘って、上蓋13の側面に形成される
これによって、接地端子Gと接合部127とは、接地配線G129によって接続される。また接地配線G129と、導電層Cとは接合部127を介して電気的に接続される。
このように、本実施形態では、接地配線G129は、上蓋13の表面に設けられ、接合部127を利用して下部電極129を接地することができる。したがって、上蓋13の内部に接地配線G129を設ける必要がなくなり、製品サイズを小さくすることができる。その他の上蓋の構成は第1の実施形態と同様である。
その他の共振装置1の構成、効果は第1の実施形態と同様である。
なお、圧電薄膜1281、及び上部電極1211〜1251の成分や膜厚は、それぞれ第1の実施形態において説明した、圧電薄膜128、及び上部電極121〜125と同様である。また、本実施形態における圧電薄膜128、1281、及び上部電極121〜125、1211〜1251の製造方法は第1の実施形態における圧電薄膜128及び上部電極121〜125と同様である。

Claims (5)

  1. 下部電極と複数の上部電極と、前記下部電極と前記複数の上部電極との間に形成された圧電膜と、を有する共振子と、
    第1の面及び第2の面を有し、当該第1の面が前記共振子の前記上部電極に対向して前記共振子の第1の面を封止するように設けられた上蓋と、
    第1の面及び第2の面を有し、当該第1の面が前記共振子の前記下部電極に対向して前記共振子の第2の面を封止するように設けられた下蓋と、
    前記上部電極に電気的に接続された電源端子と、
    前記上蓋の第2の面に設けられた接地端子と、
    を備え、
    前記下部電極は、前記上蓋を介して前記接地端子と電気的に接続された、共振装置。
  2. 前記共振装置は、さらに
    前記上蓋に形成された第1の貫通孔と、
    前記第1の貫通孔を介して前記電源端子と前記上部電極とを接続する配線と、
    前記上蓋と前記第1の貫通孔との間に設けられた絶縁層と
    を備え、
    前記上蓋は、縮退したシリコンにより形成され、前記接地端子および前記下部電極と電気的に接続されており、
    前記絶縁層を介して前記上蓋と前記電源端子との間に容量が形成された、
    請求項1に記載の共振装置。
  3. 前記上蓋は、縮退したシリコンにより形成された、請求項1または2に記載の共振装置。
  4. 前記共振装置は、さらに、
    前記上蓋と前記共振子とを接合する接合層を備え、
    前記下部電極は、前記接合層を介して前記接地端子と電気的に接続された、
    請求項1〜3いずれか一項に記載の共振装置。
  5. 前記共振装置は、さらに、
    前記上蓋に形成された第2の貫通孔と、当該第2の貫通孔に設けられた配線とを備え、 前記下部電極は、前記第2の貫通孔の配線を介して前記接地端子と電気的に接続される、請求項1〜3いずれか一項に記載の共振装置。
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