JP2008199075A - 輪郭振動片および輪郭振動デバイス - Google Patents

輪郭振動片および輪郭振動デバイス Download PDF

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Abstract

【課題】小型化された輪郭振動片および輪郭振動デバイスを提供する。
【解決手段】輪郭振動片10は、複数対の励振電極22を備えた振動部12と、振動部12が輪郭振動するときの節となる部分に設けた接続部18と、接続部18の端部に設けられ、裏面にマウント電極28を設けた支持部20と、振動部12の側面を通って振動部12を引き回し、同じ極性となる励振電極22同士を導通した接続電極24と、同じ極性となる励振電極22とマウント電極28とを導通した1対の引き回し電極とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、輪郭振動片および輪郭振動デバイスに関するものである。
輪郭振動片は、輪郭振動をする振動部と、この振動部を支える支持部とを有している。そして高次モードとなる輪郭振動片では、振動部の上面と下面のそれぞれに複数の励振電極を設けるとともに、上面に設けた励振電極と下面に設けた励振電極を対向して配置している。このとき上面に設けた励振電極と、これに対向して下面に設けられた励振電極とには、異なる極性が与えられる。また上面に設けた複数の励振電極において、隣り合っている励振電極には異なる極性が与えられる。なお下面に設けた複数の励振電極も、上面の場合と同様に、隣り合っている励振電極に異なる極性が与えられる。そして励振電極は、支持部に設けたマウント電極と、引き回し電極を介して導通している。
このような輪郭振動片について開示したものには特許文献1がある。特許文献1に開示された1×3次モードのラーメ水晶振動子は振動部を有している。このラーメ水晶振動子は、振動部の四隅に接続部を有しているとともに、振動部の長辺に隣接しつつ2つの接続部間に支持部を設けている。したがってラーメ水晶振動子は、2つの支持部を有している。そして振動部に設けた電極は、それぞれ接続部を通って、支持部に設けたマウント部に導通している。このとき2つ有る支持部のうちの一方に設けたマウント部と、他方に設けたマウント部とが互いに異極となっている。このため電極は、同じ極性となっているマウント部と導通している。また振動部の上面に設けた3つの電極のうち中央に配置されている電極は、上面の縁に沿って設けた接続電極を介してマウント電極と導通している。
特開2005−94727号公報(14−15頁、14図)
前述したように、輪郭振動片は、振動部を支えるために支持部を必要とする。
ところで振動部の外形を構成する縁部(辺)のうち2つに隣接して支持部を設けると、輪郭振動片が大型になってしまう。なお輪郭振動片は、振動部の輪郭の大きさによって発振周波数が決まるため、所望の発振周波数を得るには振動部を小さくすることができない。また高次モードの輪郭振動片、特に振動部の各面に励振電極を3つ以上設けた輪郭振動片では、接続電極の引き回しの関係上、振動部から引き出される接続電極の数が少なくとも3つ必要になる。このため従来の輪郭振動片では、振動部と支持部とが繋がっている部分(接続部)を少なくとも3つ必要としており、支持部を少なくとも2つ必要としている。したがって支持部は、振動部の外形を構成する4辺のうちの少なくとも2辺に隣接して配設されることになり、輪郭振動片を小型化することができなかった。
本発明は、小型化された輪郭振動片および輪郭振動デバイスを提供することを目的とする。
本発明に係る輪郭振動片は、複数対の励振電極を備えた振動部と、振動部が輪郭振動するときの節となる部分に設けた接続部と、接続部の端部に設けられ、裏面にマウント電極を設けた支持部と、振動部の側面を通って上面および下面を引き回し、同じ極性となる励振電極同士を導通した接続電極と、同じ極性となる励振電極とマウント電極とを導通した1組の引き回し電極と、を有することを特徴としている。この場合、振動部は矩形であり、1組の引き回し電極は、振動部における隣り合う角部の間から支持部に引き出すことができる。
振動部から引き出される引き回し電極は、一方の極性の励振電極に接続するものと、他方の励振電極に接続されるものとをそれぞれ1系統を有していればよい。このため引き回し電極が設けられる接続部は1本または2本有ればよい。したがって支持部を振動部の外形を構成する縁部のうち、いずれか1つの縁部に隣接して設けることができ、輪郭振動片の平面サイズを小型化することができる。
そして前述した支持部は、振動部の外形を構成する縁部のうち、いずれか1つの縁部に隣接して設けてあることを特徴としている。また本発明に係る輪郭振動片は、振動部の外形を構成する縁部は長辺と短辺とを備えており、支持部は、1つの長辺に隣接して、または1つの短辺に隣接して設けてあることを特徴としている。これにより輪郭振動片の平面サイズを小型化することができる。
また本発明に係る輪郭振動片は、振動部の側面に突起部を設け、突起部の表面に接続電極を設けたことを特徴としている。これにより振動部の側面に金属膜を形成し易くなるので、振動部の上面の励振電極と下面の励振電極を確実に導通することができる。このため設計の自由度も向上する。
そして前述した振動部は、ラーメモードの振動をしてなることを特徴としている。これによりラーメモードの輪郭振動片であっても、平面サイズを小型化することができる。
また本発明に係る輪郭振動デバイスは、前述した輪郭振動片をパッケージに収容したことを特徴としている。輪郭振動片の平面サイズが小さくなっているのに伴って、輪郭振動デバイスの平面サイズも小さくすることができる。
以下に、本発明に係る輪郭振動片および輪郭振動デバイスの実施形態について説明する。まず第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態に係る輪郭振動片の説明図である。ここで図1(A)は輪郭振動片の斜視図であり、図1(B)は同図(A)と同じ方向から見たときの裏面の透視図である。第1の実施形態に係る輪郭振動片10は、矩形の振動部12、接続部18および支持部20を有している。この振動部12には、4つある角部のうちの隣り合う角部に接続部18がそれぞれ設けてある。この接続部18は、振動の節となる部分に設けてある。なお図1に示す場合では、振動部12の各角部等が輪郭振動の節になっている。
また各接続部18の端部には、支持部20が設けてある。この支持部20は、振動部12の外形を構成する辺(縁部)のうちいずれか1つの辺に隣接して、すなわち振動部12における1つの側面13に隣接して設けてある。そして図1に示す場合、支持部20は、振動部12の外形を構成する1つの長辺14に沿うとともに、各接続部18の他端を互いに接続するように1つだけ設けてある。
また振動部12には、複数対の励振電極22を設けている。具体的には、振動部12は、その上面と下面のそれぞれに複数の励振電極22を有しているとともに、上面に設けた励振電極22と下面に設けた励振電極22を対向して配置している。そして振動部12の上面に設けた励振電極22と、これに対向して下面に設けられた励振電極22とは、異なる極性となっている。また振動部12の上面に設けた複数の励振電極22では、隣り合っている励振電極22が互いに異なる極性となっている。同様に、振動部12の下面に設けた複数の励振電極22では、隣り合っている励振電極22が互いに異なる極性となっている。
そして同じ極性となる励振電極22は、振動部12を引き回した接続電極24を介して導通している。すなわち接続電極24は、振動部12の上面に設けた励振電極22と、下面に設けた励振電極22と、上面に設けた他の励振電極22とを順に導通するように、振動部12の上面、側面13および下面に設けてある。例えば図1に示す場合には、上面右側の励振電極22aと下面中央の励振電極22eを接続電極24で導通するとともに、この下面中央の励振電極22eと上面左側の励振電極22cを接続電極24で導通している。また下面右側の励振電極22dと上面中央の励振電極22bを接続電極24で導通するとともに、この上面中央の励振電極22bと下面左側の励振電極22fを接続電極24で導通している。このような接続電極24は、励振電極22同士を最短で接続できるように、励振電極22の角部から斜めに引き出されて、螺旋状に形成することができる。そして各接続電極24は、励振電極22から引き出される方向を同じにすると、互いに干渉し合うことがない。すなわち振動部12の側面13には、一方の極性となる励振電極22同士を導通する接続電極24と、他方の極性となる励振電極22同士を導通する接続電極24が交互に配設してある。なお振動部12の側面13に設ける接続電極24は、振動の節となる部分に配置することもできる。
また振動部12の端部側に設けた励振電極22のうち、一方の極性となる励振電極22および他方の極性となる励振電極22の各1つには、振動部12の外部に引き出される引き回し電極26が接続している。すなわち振動部12から引き出される引き回し電極26は一組となる。この引き回し電極26は、接続部18にも設けられている。そして支持部20の下面にはマウント電極28を設けており、マウント電極28と引き回し電極26とが接続している。
なお図1に示す場合、マウント電極28は支持部20の両端にそれぞれ設けてある。そして振動部12の上面右側に設けた励振電極22aの角部からは、引き回し電極26が引き出されている。この引き回し電極26は、一方の接続部18aの上面にも設けられている。また支持部20の一方の端部(図面の右側)に設けたマウント電極28aは、支持部20の側面および上面にも電極が引き回されており、その上面において引き回し電極26と接続している。これにより振動部12の上面右側に設けた励振電極22aと、支持部20の右側に設けたマウント電極28aは、1対1に導通している。
また図1に示す場合、振動部12の下面左側に設けた励振電極22fの角部からは、引き回し電極26が引き出されている。この引き回し電極26は、他方の接続部18bの下面にも設けられている。また支持部20の他方の端部(図面の左側)に設けたマウント電極28bは、引き回し電極26と接続している。これにより振動部12の下面左側に設けた励振電極22fと、支持部20の左側に設けたマウント電極28bは、1対1に導通している。
なお各励振電極22に接続する引き回し電極26は接続電極24とともに、螺旋状になるように形成することができる。
このような輪郭振動片10は、圧電素板をエッチングすることにより、振動部12、接続部18および支持部20の形状を一体的に形成することができる。この輪郭振動片10の形状となった圧電素板上にマスクを配置して、その開口している部分に金属を成膜し、その後に前記マスクを除去すれば、励振電極22、接続電極24およびマウント電極28を形成できる。
以上説明したように輪郭振動片10は、一方の極性の励振電極22に接して振動部12から引き出される引き回し電極26と、他方の極性の励振電極22に接して振動部12から引き出される引き回し電極26とをそれぞれ1系統有していれば良い。すなわち輪郭振動片10は、引き回し電極26を1組有していれば良い。そして引き回し電極26が設けられる接続部18は1本または2本有ればよい。このため接続部18の端部に設けられる支持部20は、振動部12の外形を構成するいずれか一辺に隣接して設けることができる。よって輪郭振動片10は、平面サイズを小型化することができる。そして輪郭振動片10の一例としては、振動部12の幅(短辺16)寸法が約600μm、支持部20の幅寸法が約300μmのものがある。したがって本実施形態に係る輪郭振動片10は、従来の輪郭振動片(振動部と、振動部の各長辺に隣接して設けた支持部とを有する振動片)に比べて、平面サイズを少なくとも3/4に小さくすることができる。
またマウント電極28は、支持部20の長辺方向に沿って面積を大きくすることができる。このため輪郭振動片10を後述するパッケージに収容したときに、パッケージと輪郭振動片10が接合する面積が大きくなり、接合する強度を向上させることができる。
このマウント電極28は、振動部12の長辺14に沿って設けた支持部20の両端に設けてある。このためマウント電極28は、輪郭振動片10の長辺14に沿う方向における両端付近に設けられているので、振動部12を撓み難くすることができる。
また接続電極24は、一方の面に設けた励振電極22から斜めに引き出されて、側面13を通り、他方の面に設けた励振電極22に対して斜め方向から接続すれば、振動部12の各面に設けた同じ極性の励振電極22同士を最短で導通することができる。これにより接続電極24に浮遊容量等が乗ることを減少させることができる。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、第1の実施形態の変形例について説明する。このため第2の実施形態では、第1の実施形態に係る輪郭振動片と同様の構成についての説明を省略する。図2は第2の実施形態に係る輪郭振動片の説明図である。ここで図2(A)は輪郭振動片の斜視図であり、図2(B)は同図(A)と同じ方向から見たときの裏面の透視図である。
第2の実施形態に係る輪郭振動片30は、第1の実施形態に係る輪郭振動片10と同様の構成であるが、支持部20を配置する位置が異なっている。すなわち本実施形態の支持部20は、振動部12の外形を構成する1つの短辺16に隣接して設けてある。そして支持部20は、前記短辺16の両方の端部、すなわち振動部12の2つの角部のそれぞれに設けた接続部18によって振動部12と一体になっている。
またマウント電極28は、図2(B)に示すように、支持部20の下面に設けてある。そして、例えば図2に示す場合では、振動部12の上面右側に設けた励振電極22aの角部から引き回し電極26が引き出され、支持部20の左側に設けたマウント電極28bと導通している。また振動部12の下面右側に設けた励振電極22fの角部から引き回し電極26が引き出され、支持部20の右側に設けたマウント電極28aと導通している。
このような輪郭振動片30は、振動部12の外形を構成するいずれか一辺に隣接して支持部20を設けているので、全体の平面サイズを小さくすることができる。そして本実施形態に係る輪郭振動片30は、支持部20が振動部12の短辺16に沿って設けてあるので、幅を狭くすることができる。
なお第1,2の実施形態で説明した輪郭振動片10,30は1×3次モードであるが、本発明は他の高次モードの輪郭振動片であってもよい。すなわち本発明は、例えば図3に示すように、1×2次モードの輪郭振動片32であってもよい。なお図3は振動部の1つの長辺に隣接して支持部を設けた1×2次モードの輪郭振動片の説明図である。そして図3(A)は輪郭振動片の斜視図であり、図3(B)は同図(A)と同じ方向から見たときの裏面の透視図である。
また本発明は、例えば図4に示すように、2×3次モードの輪郭振動片34であってもよい。なお図4は振動部の1つの長辺に隣接して支持部を設けた2×3次モードの輪郭振動片の説明図である。そして図4(A)は輪郭振動片の平面図であり、図4(B)は同図(A)と同じ方向から見たときの裏面の透視図である。この2×3次モードの輪郭振動片34では、振動部12の上面および下面のそれぞれにおいて、同じ極性となる励振電極22が斜め方向に並んでいるので、励振電極22の角部から接続電極24を引き出して、同じ極性となる励振電極22を互いに導通させている。そして上面と下面に設けた同じ極性となる励振電極22を導通させるときは、前述した実施形態と同様に、接続電極24を振動部12の側面13、上面および下面に設けることにより互いに導通させればよい。
このように他の高次モードの輪郭振動片であっても、第1,2の実施形態に係る輪郭振動片10,30と同様の効果を得ることができる。
次に、第3の実施形態について説明する。図5は第3の実施形態に係る輪郭振動片の説明図である。ここで図5(A)は輪郭振動片の平面図であり、図5(B)は同図(A)と同じ方向から見たときの裏面の透視図である。第3の実施形態に係る輪郭振動片36は、振動部12の側面13のうちいずれか1つを用いて同じ極性の励振電極22を互いに導通した形態となっている。
例えば、図5(A)に示すように、振動部12の上面左側および上面右側に設けた励振電極22c,22aと、図5(B)に示すように、振動部12の下面中央に設けた励振電極22eとは同じ極性となるので、図5において振動部12の上側に位置する側面13aと、振動部12の上面および下面に設けた接続電極24を用いて前述した励振電極22a,22c,22eが導通している。また図5(A)に示すように、振動部12の上面中央に設けた励振電極22bと、図5(B)に示すように、振動部12の下面左側および下面右側に設けた励振電極22f,22dとは同じ極性となるので、図5において振動部12の下側に位置する側面13bと、振動部12の上面および下面に設けた接続電極24を用いて前述した励振電極22b,22d,22fが導通している。
このように異なる極性の接続電極24は、振動部12の異なる側面13(13a,13b)にそれぞれ設けてあるので互いに干渉することがなく、同じ極性の各励振電極22を導通することができる。なお接続電極24以外の他の構成は、前述した実施形態と同様になっている。このような輪郭振動片36であっても、前述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、第4の実施形態について説明する。図6は第4の実施形態に係る輪郭振動片の説明図である。ここで図6(A)は輪郭振動片の斜視図であり、図6(B)は同図(A)と同じ方向から見たときの裏面の透視図である。第4の実施形態に係る輪郭振動片40は、振動部12の側面13において、接続電極24を設ける箇所に突起部42を形成した構成である。すなわち輪郭振動片40の振動部12は、その側面13の一部に外方に向けて出っ張った突起部42を有している。この突起部42は、振動部12が輪郭振動をするときの節となる箇所に設けてある。なお突起部42の先端は、支持部20に接触していない。
そして突起部42の上面、側面および下面に接続電極24を設けて、振動部12の上面および下面に設けた接続電極24と導通する。これにより振動部12の上面に設けた励振電極22と下面に設けた励振電極22とは、突起部42に設けた接続電極24を介して導通する。なお接続電極24以外の他の構成は、前述した実施形態と同様になっている。
この振動部12に突起部42を備えている輪郭振動片40は、第1の実施形態で説明したのと同様にエッチングで形成することができる。また接続電極24等も、金属膜を成膜することにより形成することができる。なお成膜には、真空蒸着やスパッタ等の成膜法を用いればよいが、スパッタを利用すれば金属材料の回り込みが起こりやすいので、突起部42にも金属膜を形成することができる。
このように輪郭振動片40は、突起部42を設けておくことで金属膜を形成し易くなるので、振動部12の上面の励振電極22と下面の励振電極22を確実に導通することができる。このため設計の自由度も向上できる。
次に、第5の実施形態について説明する。図7は輪郭振動片をパッケージに収容した輪郭振動デバイスの説明図である。この図7に示す輪郭振動デバイスでは、一例として図2に示す形状の輪郭振動片30を用いており、また各種の電極のうちマウント電極28および振動部12の側面13に設けた接続電極24のみを記載している。
輪郭振動デバイス50は、パッケージ52を備えている。このパッケージ52は、パッケージベース54および蓋体64を有している。パッケージベース54は、上方に向けて開口した凹陥部56を備えており、この凹陥部56の底面に一対のパッケージ側マウント電極58を備えている。またパッケージベース54の裏面には外部端子60が設けてあり、パッケージ側マウント電極58と1対1に導通している。パッケージ側マウント電極58の上には導電性接着剤62を塗布しており、この導電性接着剤62の上に輪郭振動片30を配設している。このときパッケージ側マウント電極58と輪郭振動片30のマウント電極28とが、導電性接着剤62を介して1対1に接続している。そしてパッケージベース54の上面に蓋体64が接合して、凹陥部56を気密封止している。
このような輪郭振動デバイス50は、輪郭振動片30の平面サイズが小さくなっているので、この輪郭振動デバイス50の平面サイズも小さくすることができる。なお輪郭振動デバイス50は、前述したような輪郭振動子の形態ばかりでなく、輪郭振動片30とともに発振回路をパッケージ52内に収容した輪郭振動発振器の形態にすることもできる。
なお前述した実施形態では、ラーメモードの輪郭振動片を例にして説明したが、本発明はラーメモードの輪郭振動片に限定されることはない。そして接続部18は、輪郭振動片の節となる部分に設けてあれば良いので、振動部12の角部に設けることに限定されることはない。すなわち接続部18は、振動部12の角部のうち隣り合う角部の間(振動部12の外形を構成する縁部のうちいずれか1つの縁部)に設けることができ、1組の引き回し電極26も前記間を通って振動部12から支持部20へ引き出すことができる。なお前記間には、この角部を含んでいる。
また接続部18の数は2つに限定されることはなく、1つ以上であればよい。この場合、実施形態によっては、引き回し電極26が設けられない接続部18が存在することがある。
第1の実施形態に係る輪郭振動片の説明図である。 第2の実施形態に係る輪郭振動片の説明図である。 振動部の1つの長辺に隣接して支持部を設けた1×2次モードの輪郭振動片の説明図である。 振動部の1つの長辺に隣接して支持部を設けた2×3次モードの輪郭振動片の説明図である。 第3の実施形態に係る輪郭振動片の説明図である。 第4の実施形態に係る輪郭振動片の説明図である。 輪郭振動片をパッケージに収容した輪郭振動デバイスの説明図である。
符号の説明
10,30,32,34,36,40…輪郭振動片、12…振動部、13…側面、18…接続部、20…支持部、22…励振電極、24…接続電極、26…引き回し電極、28…マウント電極、50…輪郭振動デバイス、52…パッケージ。

Claims (6)

  1. 複数対の励振電極を備えた振動部と、
    前記振動部が輪郭振動するときの節となる部分に設けた接続部と、
    前記接続部の端部に設けられ、裏面にマウント電極を設けた支持部と、
    前記振動部の側面を通って上面および下面を引き回し、同じ極性となる前記励振電極同士を導通した接続電極と、
    同じ極性となる前記励振電極と前記マウント電極とを導通した1組の引き回し電極と、
    を有することを特徴とする輪郭振動片。
  2. 前記支持部は、前記振動部の外形を構成する縁部のうち、いずれか1つの縁部に隣接して設けてあることを特徴とする請求項1に記載の輪郭振動片。
  3. 前記振動部の外形を構成する縁部は長辺と短辺とを備えており、
    前記支持部は、1つの前記長辺に隣接して、または1つの前記短辺に隣接して設けてある、
    ことを特徴とする請求項1に記載の輪郭振動片。
  4. 前記振動部の側面に突起部を設け、前記突起部の表面に前記接続電極を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の輪郭振動片。
  5. 前記振動部は、ラーメモードの振動をしてなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の輪郭振動片。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の輪郭振動片をパッケージに収容したことを特徴とする輪郭振動デバイス。
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