JP5272869B2 - 振動子 - Google Patents

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Description

本発明は、振動子に関し、特に振動子に搭載される振動片の電極構造に関する。
従来より、水晶のATカット素板の厚みすべり振動を利用した圧電振動子は、高い周波
数安定性を有するものとして、通信機等の電子機器の分野において広く用いられている。
またこのような圧電振動子は、その周波数特性の温度変化による変動、リフロー工程(熱
ストレスを受ける)による変動が少なく、また経年劣化による変動が少ないことが求めら
れる。さらに周波数の可変範囲を大きくするため容量比が小さいことが求められる。
図8(a)(斜視図)、(b)(断面図)に第1の従来技術に係る圧電振動子を示す(
特許文献1参照)。特許文献1において、第1の従来技術に係る圧電振動子200は、一
方が平面で他方が凹部を有する凹面となっている逆メサ形状の圧電振動片202を用い、
平面側に部分電極204を、凹面側に全面電極206を配置し、凹面側の厚肉部1点をパ
ッケージ207に導通パッド209上に配置され外部リード208と電気的に接続する導
電性接着剤210にて固定し、この上部の部分電極204の引き出しリード部214にワ
イヤー線215を用いてパッケージ207側の導通パッド213及び外部リード212と
電気的に接続した構成として開示されている。
図9(a)(平面図)、(b)(断面図)に第2の従来技術に係る圧電振動子300を
示す(特許文献2参照)。特許文献2において、第2の従来技術に係る圧電振動子は、パ
ッケージ302内に設けられる水晶片301に穴部を設けて外周部よりも厚みの小さい振
動領域303を形成し、振動領域303の両主面に形成した一対の励振電極304a、3
04bから水晶片301の外周部にそれぞれ引き出し電極305a、305bを延出し、
励振電極304bの一方から引き出し電極305bの延出した水晶片301の外周部は内
部端子306a上に配置され外部端子307aに電気的に接続する共晶合金308によっ
て電気的・機械的に接続して固定端とし、励振電極304aから引き出し電極305aの
延出した水晶片301の外周部はワイヤーボンディング311によって電気的に接続した
圧電振動子300の保持構造において、励振電極304aから引き出し電極305aの延
出した水晶片301の外周部は固定端上として、固定端上となる水晶片301の外周部と
、外部端子307bと接続された内部端子306bとをワイヤー線により接続した構成と
して開示されている。
第1の従来技術においては、圧電振動片のパッケージ面側を導電性接着剤により1点で
接着し、反対面側をワイヤーボンディングでそれぞれパッケージと導通をとる構造とする
ことで、マウント応力の影響が大きく軽減される。また導電性接着剤についてもガスの発
生が少ないもの(ポリイミド系等)を用いることにより、ガスの発生による経年劣化の低
減も同時に実現できる。
第2の従来技術においては、パッケージと水晶振動子との固定を共晶合金で行っており
、ガスの発生が無い点で第1の従来技術に示すような導電性接着剤の場合より優れている
いずれの従来技術においても、圧電振動子の長手方向の一端を片持ち支持状態で共晶合
金等の固定手段で固定し、圧電振動子のパッケージに対向する面の反対側の面に形成され
た引き出し電極の、平面視して固定手段に重なる位置においてワイヤーボンディングによ
り電気的に接続する構成を有している。
特開平7−176971号公報 特開2006−33165号公報
ところでワイヤーボンディングにおいては、引き出し電極を撮影した画像を2値化処理
等により接続箇所を認識することにより行われるが、引き出し電極が幅広に形成されてい
る場合は、その接続箇所の認識にばらつきが生じる虞がある。さらに上述の従来技術の構
成において、ワイヤーボンディングされた領域に浮遊容量が発生して、等価並列容量が大
きくなり(容量比も大きくなり)、VCXOとして使用する際などに周波数可変量が少な
くなるとともに、上述のばらつきによりワイヤーボンディングの接続位置にばらつきが生
じることにより等価並列容量にもばらつきが発生し、これにより周波数特性にもばらつき
が生じたり、さらにはワイヤーボンディングの接合不良を招き発振不能に陥る問題が発生
する。
そこで本発明は上記問題点に着目し、ワイヤーボンディングの接続箇所のばらつきを抑
制するとともに、接続箇所に発生する浮遊容量を抑制する圧電振動子を提供することを目
的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の実施形態或いは適用例として実現することが可能である。
本発明のある実施形態に係る振動子は、固定部及び接続電極が設けられているベース基板と、第1の主面に設けられている第1接続部を含む第1引き出し電極、及び前記第1の主面に対して裏面側の第2の主面に設けられている第2接続部を含み、前記第1引き出し電極の幅よりも幅が細い第2引き出し電極、を含む振動片と、を備え、前記振動片は、前記第1の主面が前記ベース基板と対向し、前記第2接続部が、平面視で、前記固定部及び前記第1接続部と少なくとも一部が重なり、前記第1接続部が前記固定部に固定されることにより前記ベース基板に搭載され、前記第2接続部は前記接続電極とワイヤーにより接続されていることを特徴とする。
本発明の別のある実施形態に係る振動子は、前記第1の主面に第1励振電極が設けられ、前記第2の主面に第2励振電極が設けられ、前記第1引き出し電極は、平面視で前記固定部と対峙している前記第1励振電極の第1辺から延出して設けられている第1リード部を含み、前記第2引き出し電極は、平面視で前記固定部と対峙している前記第2励振電極の第2辺から延出して設けられている第2リード部を含み、前記第1リード部と前記第2リード部は、平面視で重ならないように配置され、前記第1リード部は、前記第1接続部と接続され、前記第2リード部は、前記第2接続部と接続されていることを特徴とする。
本発明の別のある実施形態に係る振動子は、前記第1接続部及び前記第2接続部の少なくとも一方は、前記固定部の幅よりも細いことを特徴とする。
本発明の別のある実施形態に係る振動子は、前記第1接続部及び前記第2接続部の少なくとも一方の先端部は、平面視で、前記固定部内にあることを特徴とする。
[適用例1]ベース基板と、前記ベース基板上に設けられた固定部に長手方向の一端が片持ち支持状態で保持される圧電振動片と、を有する圧電振動子であって、前記圧電振動片は、前記圧電振動片のベース基板側の第1面に形成され平面視して前記固定部と接続する位置に第1接続部を有する第1引き出し電極と、前記ベース基板側の反対側の第2面に形成され、平面視して前記固定部及び前記第1接続部と重なる位置に第2接続部を有する第2引き出し電極と、を有し、前記第2引き出し電極は、前記第1引き出し電極より細く形成されるとともに、前記第2接続部はワイヤー線に接続されることを特徴とする圧電振動子。
上記構成により、ワイヤー線の接続箇所と固定部とは平面視して重なるのでワイヤー線
の接続が容易となる。また第2引き出し電極が第1引き出し電極より細く形成されている
ため、ワイヤーボンディングの際の位置決めが容易となり、ワイヤー線の接続位置のばら
つきを抑制して圧電振動子の周波数特性のばらつきを抑制することができる。さらに第2
引き出し電極が第1引き出し電極より細く形成されているため、第2引き出し電極と第1
引き出し電極との間で発生する浮遊容量を低減することができる。
[適用例2]前記第1引き出し電極は、前記第1面に形成された第1励振電極の前記固
定部に対向する第1辺の第1端部から延出される第1リード部と、前記第1リード部の先
端に形成された前記第1接続部を有し、前記第2引き出し電極は、前記第1辺に対向する
前記第2励振電極の第2辺において、平面視して前記第1端部に対向する第2端部から延
出し、前記第1リード部と平面視して対向する第2リード部と、前記第2リード部の先端
に形成された前記第2接続部と、を有することを特徴とする適用例1に記載の圧電振動子

上記構成により、第1リード部及び第2リード部は平面視して重なることはないので第
1リード部と第2リード部に起因する浮遊容量を低減することができる。
[適用例3]前記第1接続部、又は前記第2接続部は、固定部より細く形成され、平面
視して前記固定部と重なることを特徴とする適用例2に記載の圧電振動子。
これにより、第2接続部の面積が小さくなるので、第1接続部及び第2リード部との間
の浮遊容量を小さくすることができる。
[適用例4]前記第1接続部、又は前記第2接続部の先端領域は、平面視して前記固定
部内にあることを特徴とする適用例2または3に記載の圧電振動子。
これにより、第2接続部の面積がさらに小さくなるので、第1接続部及び第1リード部
との間の浮遊容量をさらに小さくすることができる。
第1実施形態に係る圧電振動子の模式図である。 第2実施形態に係る圧電振動子の模式図である。 第3実施形態に係る圧電振動子の模式図である。 第4実施形態に係る圧電振動子の模式図である。 第5実施形態に係る圧電振動子の模式図である。 第6実施形態に係る圧電振動子の模式図である。 第7実施形態に係る圧電振動子の模式図である。 第1の従来技術に係る圧電振動子の模式図である。 第2の従来技術に係る圧電振動子の模式図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記
載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限
り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1に第1実施形態に係る圧電振動子の模式図を示す。図1(a)は正面図、図1(b
)は平面図である。第1実施形態に係る圧電振動子10は、パッケージ12を構成するベ
ース基板14と、前記ベース基板14上に設けられた固定部34に長手方向の一端が片持
ち支持状態で保持される圧電振動片20と、を有する圧電振動子10であって、圧電振動
片10のベース基板14側の第1面38に形成され平面視して固定部34と接続する位置
に第1接続部46を有する第1引き出し電極42と、ベース基板14側の反対側の第2面
48に形成され、平面視して固定部34及び第1接続部46と重なる位置に第2接続部5
6を有する第2引き出し電極52と、を有し、第2引き出し電極52は、第1引き出し電
極42より細く形成されるとともに、第2接続部56はワイヤー線38に接続される構成
である。なお図や以下の説明においては直交座標系(X軸、Y軸、Z軸)を用いる。
パッケージ12は、セラミック等で形成されたベース基板14、側板16、そして、セ
ラミックまたは金属等で形成されたリッド18を積層して内部空間を形成し、圧電振動片
20を真空封止するものである。ベース基板14の内部空間側には第1接続電極22、第
2接続電極28が形成され、第1接続電極22、第2接続電極28はそれぞれ第1貫通電
極24、第2貫通電極30を介してベース基板14の外側に形成された第1外部電極26
、第2外部電極32と電気的に接続される。第1接続電極22には固定部34がマウント
され、第2接続電極28にはAu線等のワイヤー線36の一端36aが接続される。
圧電振動片20は、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電材料のAT
カット素板に励振電極、引き出し電極を形成した厚みすべり振動子である。圧電振動片の
形状は平板構造、中央部が厚肉に形成され中央部の外周が薄肉に形成されたメサ構造、中
央部が薄肉に形成され中央部の外周が厚肉に形成された逆メサ構造のものがある。また圧
電振動片20は長手方向(±X方向)の固定部34に固定された一方(−X方向)を固定
端とし、その反対側(+X方向)を自由端として片持ち支持状態で固定されている。この
ように片持ち支持することによりパッケージ12側から圧電振動片20に対するマウント
応力を低減している。
圧電振動片20のベース基板側の面(第1面38)には第1励振電極40と第1引き出
し電極42が形成されている。L字型の第1引き出し電極42は、第1面38に形成され
た第1励振電極40の固定部34に対向する第1辺40aの第1端部40bから延出され
る第1リード部44と、第1リード部44の先端に形成され固定部34に接続される第1
接続部46を有する。すなわち、第1引き出し電極42は、第1端部40bから固定端側
(−X方向)に伸び、途中で圧電振動片20の短辺方向(+Y方向)に折れまがった第1
リード部44と、第1リード部44の先端領域であって平面視して固定部34に重なる位
置に形成された第1接続部46を有する。第1接続部46は圧電振動片20の短辺方向(
±Y方向)の中心付近に配設されている。
固定部34は導電性接着剤、共晶合金、はんだなど導電性を有するとともに機械的に圧
電振動片20を固定可能な材料が用いられるが、真空封止時及びリフロー時に材料からガ
スが発生しないものが望ましい。固定部34はその上面が第1接続部46に接続され、下
面が第1接続電極22に接続される。これにより第1励振電極40は第1接続電極22、
第1貫通電極24を介して第1外部電極26と電気的に接続される。
一方、圧電振動片20のベース基板側の面(第1面38)の反対側の面(第2面48)
には第2励振電極50と第2引き出し電極52が形成されている。L字型の第2引き出し
電極52は、第1励振電極40の第1辺40aに対向する第2励振電極50の第2辺50
aにおいて、平面視して第1端部40bに対向する第2端部50bから延出し、第1リー
ド部44と平面視して対向する第2リード部54と、第2リード部54の先端に形成され
ワイヤー線36に接続される第2接続部56と、を有する。すなわち、第2引き出し電極
52は、第2端部50bから固定端側(−X方向)に伸び、途中で圧電振動片20の短辺
方向(−Y方向)に折れまがった第2リード部54と、第2リード部54の先端領域であ
って平面視して固定部34に重なる位置に形成された第2接続部56を有する。第2接続
部56は圧電振動片20の固定端側(−X方向)の短辺方向(±Y方向)の中心付近に配
設されている。そして、固定部34、第1接続部46、第2接続部56は平面視して重な
り合っている。よって第1リード部44と第2リード部54とは平面視して重なり合って
いないので第1リード部44及び第2リード部54との間の浮遊容量を低減することがで
きる。
また第2接続部56はAu線等のワイヤー線36の他端36bが接続される。これによ
り第2励振電極50はワイヤー線36、第2接続電極28、第2貫通電極30を介して第
2外部電極32と電気的に接続される。したがって第1外部電極26及び第2外部電極3
2に圧電振動片20を発振させる発振回路(不図示)を接続し、発振回路(不図示)から
交流電圧を加えることにより、圧電振動片20の第1励振電極50及び第2励振電極52
に挟まれた領域に厚みすべり振動を発生させることにより圧電振動片20を所定の発振周
波数により発振させることができる。
圧電振動子10の組み立ては、側面16を接続したベース基板14に形成された第1接
続電極22上に固定部34を載置し固定部34の上端と圧電振動片20の第1接続部46
とを接触させる態様で圧電振動片20を固定部34により固定し、その後、第2接続電極
28と第2接続部56とをワイヤー線36を用いてワイヤーボンディングを行い、リッド
18を側板16の上面に載置し、シーム溶接等を施してリッド18とパッケージ12とを
封止することにより行われる。
ワイヤーボンディングにおいて、ボンディング装置(不図示)がその接続箇所を撮影し
て撮影した画像を2値化処理等を行って認識し、認識位置を接続箇所としてワイヤー線3
6を接続することになる。ここで、第2引き出し電極52は第1引き出し電極42より細
く形成されている。特に第2引き出し電極52中の第2接続部56は第1引き出し電極4
2中の第1接続部46より細く形成されている。このように第2接続部46を細く形成す
ることにより、認識位置と実際の接続箇所との偏差を小さくすることができ、ワイヤーボ
ンディングの精度を高めることができ、接続箇所のばらつきに起因する圧電振動子10の
周波数特性のばらつきを抑制することができる。
第2実施形態に係る圧電振動子の模式図を図2に示す。第2実施形態に係る圧電振動子
は、第1実施形態と基本的構成は共通するが、第2接続部62の幅が固定部34の±X方
向の幅より細く形成され、平面視して第2接続部62の±Y方向に延びる2つの辺62a
、62bから固定部34が±X方向にはみ出るように配置されている。これにより第1実
施形態の場合よりもワイヤー線の位置決めのばらつきを抑制するとともに、第1接続部及
び第2接続部に起因する浮遊容量を抑制することができる。
第3実施形態に係る圧電振動子の模式図を図3に示す。第3実施形態に係る圧電振動子
70は第2実施形態と基本的構成は共通するが、第1接続部72の±X方向の幅が固定部
34の±X方向の幅より細く形成され、平面視して第1接続部72の±Y方向に延びる2
つの辺72a、72bから固定部34が±X方向にはみ出るように配置されている。ただ
し第1接合部72の幅は第2接合部62の幅より広く形成されている。これにより第1接
合部72と第2接合部62に起因する浮遊容量を抑制するととともに、平面視して固定部
34を視認できるので、圧電振動片20をマウントする際に固定部34と第1接続部72
との接続位置を容易に特定してマウント位置のばらつきを抑制し、圧電振動子70の周波
数特性のばらつきを抑制することができる。
第4実施形態に係る圧電振動子の模式図を図4に示す、第4実施形態に係る圧電振動子
80は、第2実施形態等と基本的構成は共通するが、第2リード部84に接続する第2接
続部82の先端領域は、平面視して固定部34内に収まる構成である。これにより第2接
続部82は短くなるので第2接続部82と第1接続部46(第1接続部72)に起因する
浮遊容量を低減することができる。
第5実施形態に係る圧電振動子90を図5(a)、(b)に示す。第5実施形態に係る
圧電振動子90は、第4実施形態と基本的構成は共通するが、第2リード部92は、第2
端部50bから第2接続部94に向かって一直線に延びて形成されている。すなわち第2
リード部92は第2接続部94に向かって斜めに延びて形成されている。これにより第2
リード部92を短くすることにより第2リード部92の面積を小さくすることができるの
で、第2リード部92と第1リード部44及び第1接続部46、72に起因する浮遊容量
を低減することができる。
さらに図5(b)に示すように、第1リード部96も、第2リード部92と同様に、第
1端部40bから第1接続部98に向かって一直線に、すなわち第1接続部99に向かっ
て斜めに延びて形成することができる。このとき第2接続部98の先端領域も平面視して
固定部34内に収まるように形成することができる。これにより第1リード部96も第2
リード部98と同様に短くすることにより第1リード部96の面積を小さくすることがで
きるので、第1リード部96と第2リード部92及び第2接続部94に起因する浮遊容量
を低減することができる。なお、図5(b)においては第1リード部96及び第2リード
部92共に斜めに延びる形態を有しているが、第1リード部96のみを斜めに延びる形態
としても良い。
第6実施形態に係る圧電振動子の模式図を図6(a)、(b)に示す。第6実施形態に
係る圧電振動子100は、第1実施形態等と基本的構成は共通するが、第1リード部10
2と第1接続部104との間に第3リード部106が形成され、第3リード部106は第
1リード部102より細く形成されている。図6(a)に示すように、第6実施形態を第
1実施形態及び第2実施形態に適用する場合、第3リード部106は、圧電振動片20の
固定端側(−X方向)に寄せた状態で形成することが望ましい。第3リード部106は第
1リード部102より細い部材であるため同一箇所を第1リード部102により構成した
場合に比べて第1引き出し電極108の面積が小さくなるので、第1面38(図1参照)
にある第3リード部106と第2面48(図1参照)にある第2リード部92(54)及
び第2接続部94(56)に起因する浮遊容量を低減するとともに、第1リード部102
の幅は広くとれるので第1リード部102の良好な導通を維持することができる。
さらに図6(b)に示すように、第6実施形態においては、第2リード部110と第2
接続部112との間に第4リード部114が形成され、第4リード部114は第2リード
部110より細く形成している。第4リード部114は第2リード部110より細い部材
であるため同一箇所を第2リード部110により構成した場合に比べて第2引き出し電極
116の面積が小さくなるので、第2面48にある第4リード部114と第1面38にあ
る第1リード部102、第1接続部104、及び第3リード部106に起因する浮遊容量
を低減するとともに、第2リード部の幅は広くとれるので第2リード部110の良好な導
通を維持することができる。なお、図6(b)においては第3リード部106、第4リー
ド部114が共に形成されて記載されているが、第4リード部114のみを形成しても良
い。
第7実施形態に係る圧電振動子の模式図を図7に示す。第7実施形態に係る圧電振動子
120は、第2リード部122と第2接続部124との間に第5リード部126が形成さ
れ、第5リード部126は前記第2リード部122より太く形成されている。第5リード
部126は平面視して第1リード部102(44、96)、第2接続部112(56、6
2、82、94)、及び第6実施形態の第3リード部106と重なることはないので、第
2面48にある第5リード部126と、第1面38にある第1リード部44及び第2接続
部56に起因する浮遊容量の発生は低く抑えられるとともに、第5リード126は第2リ
ード124よりも太く形成されているため第2引き出し電極128全体の導通抵抗を小さ
くすることができる。
以上述べたように本実施形態に係る圧電振動子10(60、70、80、90、100
、120)は、第1実施形態で述べたように、ワイヤー線38の接続箇所(第2接続部5
6)と固定部34とは平面視して重なるのでワイヤー線34の接続が容易となる。また、
第2引き出し電極52(116、128)が第1引き出し電極42(108)より細く形
成されているため、ワイヤーボンディングの際の位置決めが容易となり、ワイヤー線38
の接続位置のばらつきを抑制して圧電振動子10の周波数特性のばらつきを抑制すること
ができる。さらに、第2引き出し電極52が第1引き出し電極44より細く形成されてい
るため、第2引き出し電極52と第1引き出し電極44との間で発生する浮遊容量を低減
することができる。
そして、第1リード部44(96、102)及び第2リード部54(92、110、1
22)は平面視して重なることはないので第1リード部44と第2リード部54に起因す
る浮遊容量を低減することができる。
第2実施形態で述べたように、第2接続部62は、固定部34より細く形成され、平面
視して固定部34と重なるため、第2接続部62の面積が小さくなるので、第1接続部4
6及び第2リード部44との間の浮遊容量を小さくすることができる。
第4実施形態で述べたように、第2接続部82の先端領域は、平面視して固定部34内
にあるため、第2接続部82の面積がさらに小さくなるので、第1接続部46及び第1リ
ード部44との間の浮遊容量をさらに小さくすることができる。
第5実施形態で述べたように、第2リード部92は、第2端部50bから第2接続部9
4に向かって一直線に延びて形成されたため、第2リード部92を短くすることにより第
2リード部92の面積が小さくなるので、第1リード部96(54)及び第1接続部94
(46)との間の浮遊容量を小さくすることができる。
第3実施形態で述べたように、第1接続部72は、固定部34より細く形成され、平面
視して固定部34と重なるため、第1接続部72の面積が小さくなるので、第2接続部4
6及び第2リード部44との間の浮遊容量を小さくすることができる。
第5実施形態で述べたように、第1接続部98の先端領域は、平面視して固定部34内
にあるため、第1接続部98の面積がさらに小さくなるので、第2接続部94(56、6
2、82)及び第2リード部92(54)との間の浮遊容量をさらに小さくすることがで
きる。さらに第1リード部96は、第1接続部98に向かって一直線に延びて形成された
ため、第1リード部96を短くすることにより第1リード部96の面積が小さくなるので
、第2リード部92及び第2接続部94との間の浮遊容量を小さくすることができる。
第6実施形態で述べたように、第1リード部102と第1接続部104との間に第3リ
ード部106が形成され、第3リード部106は第1リード部102より細く形成された
ため、第3リード部106と第2接続部112(56、62、82、94)及び第2リー
ド部110(54、92)との間の浮遊容量を小さくするとともに、第1リード部102
の導通性を確保することができる。さらに、第2リード部110と第2接続部112との
間に第4リード部114が形成され、第4リード部114は第2リード部110より細く
形成されたため、第4リード部110と第1接続部104(46、72、98)及び第1
リード部102(54、96)との間の浮遊容量を小さくするとともに、第2リード部1
10の導通性を確保することができる。
第7実施形態で述べたように、第2リード部122と第2接続部124との間に第5リ
ード部126が形成され、第5リード部126は第2リード部122より太く形成された
ため、第5リード部126は第1接続部46(72、98、104)と平面視して重なる
位置にはないので浮遊容量の増加の影響は殆どなく、また第5リード部126は第2リー
ド部122(54、92、110)より太く形成されているので、第2引き出し電極12
8全体の導通抵抗を小さくすることができる。
10………圧電振動子、12………パッケージ、14………ベース基板、16………側板
、18………リッド、20………圧電振動片、22………第1接続電極、24………第1
貫通電極、26………第1外部電極、28………第2接続電極、30………第2貫通電極
、32………第2外部電極、34………固定部、36………ワイヤー線、38………第1
面、40………第1励振電極、42………第1引き出し電極、44………第1リード部、
46………第1接続部、48………第2面、50………第2励振電極、52………第2引
き出し電極、54………第2リード部、56………第2接続部、60………圧電振動子、
62………第2接続部、70………圧電振動子、72………第1接続部、80………圧電
振動子、82………第2接続部、90………圧電振動子、92………第2リード部、94
………第2接続部、96………第1リード部、98………第1接続部、100………圧電
振動子、102………第1リード部、104………第1接続部、106………第3リード
部、108………第1引き出し電極、110………第2リード部、112………第2接続
部、114………第4リード部、116………第2引き出し電極、120………圧電振動
子、122………第2リード部、124………第2接続部、126………第5リード部、
128………第2引き出し電極、200………圧電振動子、202………圧電振動片、2
04………部分電極、206………全面電極、207………パッケージ、208………外
部パッド、209………通過パッド、210………導電性接着剤、212………外部リー
ド、213………導通パッド、214………引き出しリード部、215………ワイヤー線
、300………圧電振動子、301………水晶片、302………パッケージ、303……
…振動領域、304a………励振電極、304b………励振電極、305a………引き出
し電極、305b………引き出し電極、306a………内部端子、306b………内部端
子、307a………外部端子、307b………外部端子、308………共晶合金、311
………ワイヤー線。

Claims (3)

  1. 固定部及び接続電極が設けられているベース基板と、
    第1の主面と前記第1の主面の裏側に第2の主面を備えている素板、前記第1の主面に設けられ、第1接続部を含んでいる第1引き出し電極、及び前記第2の主面に設けられ、第2接続部を含み前記第1引き出し電極の幅よりも幅が細い第2引き出し電極、を有している振動片と、
    を備え、
    前記振動片は、
    平面視で、前記第2接続部と前記第1接続部と前記固定部とが重なり、かつ前記第1の主面が前記ベース基板と対向して配置され、
    前記第1接続部が前記固定部に取り付けられ、
    前記第2接続部は前記接続電極とワイヤーを介して接続され、
    前記第1接続部及び前記第2接続部の少なくとも一方は、前記固定部の幅よりも細いことを特徴とする振動子。
  2. 固定部及び接続電極が設けられているベース基板と、
    第1の主面と前記第1の主面の裏側に第2の主面を備えている素板、前記第1の主面に設けられ、第1接続部を含んでいる第1引き出し電極、及び前記第2の主面に設けられ、第2接続部を含み前記第1引き出し電極の幅よりも幅が細い第2引き出し電極、を有している振動片と、
    を備え、
    前記振動片は、
    平面視で、前記第2接続部と前記第1接続部と前記固定部とが重なり、かつ前記第1の主面が前記ベース基板と対向して配置され、
    前記第1接続部が前記固定部に取り付けられ、
    前記第2接続部は前記接続電極とワイヤーを介して接続され、
    前記第1接続部及び前記第2接続部の少なくとも一方の先端部は、平面視で、前記固定部内にあることを特徴とする振動子。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1の主面に第1励振電極が設けられ、
    前記第2の主面に第2励振電極が設けられ、
    前記第1引き出し電極は、前記第1励振電極から延出して設けられている第1リード部を含み、
    前記第2引き出し電極は、前記第2励振電極から延出して設けられている第2リード部を含み、
    前記第1リード部と前記第2リード部は、平面視で重ならないように配置され、
    前記第1リード部は、前記第1接続部と接続され、
    前記第2リード部は、前記第2接続部と接続されていることを特徴とする振動子。
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