JPH1123276A - 外力計測装置 - Google Patents

外力計測装置

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JPH1123276A
JPH1123276A JP9187399A JP18739997A JPH1123276A JP H1123276 A JPH1123276 A JP H1123276A JP 9187399 A JP9187399 A JP 9187399A JP 18739997 A JP18739997 A JP 18739997A JP H1123276 A JPH1123276 A JP H1123276A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から加わる角速度を角速度検出部で検出
し、この検出信号中のドリフト成分とランダムノイズ成
分を除去して正確な検出信号を得る。 【解決手段】 過去の零信号値V0 を読出し、角速度検
出部からの読込信号値Vinと零信号値V0 との減算値と
第1の閾値ΔV1 とを比較し、角速度が加わっていない
ときに、読込信号値Vinをドリフト成分を相殺する零信
号値V0 に更新設定する。さらに、この零信号値V0 と
読込信号値Vinとの減算値を再度第2の閾値ΔV2 とを
比較し、減算値の零調整を行う。これにより、検出信号
中のドリフト成分とランダムノイズ成分を除去して正確
な角速度を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば加速度セン
サ、角速度センサ等からなる外力検出手段から出力され
る読込信号値中に含まれるランダムノイズ、ドリフトノ
イズ等の成分を除去してから積分して出力する外力計測
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来技術による外力計測装置と
して回転角を検出する装置の場合には、被測定物となる
移動体の回転角を検出するために、角速度信号を積分し
て検出するようにしている。そして、外力検出手段には
角速度センサが用いられているから、該角速度センサか
ら出力される検出信号には、ランダムノイズやドリフト
ノイズのような低周波のノイズが重畳されている。そこ
で、このノイズを除去するために、信号成分のみを抽出
して積分する種々の方法がある。
【0003】従来技術としてその一例として、特開平4
−269622号では、音叉型振動ジャイロを用いて変
位角度を検知するとき、ドリフト検出器として音叉の入
っていない振動ジャイロと同一構成の素子を2つ用意
し、それらの素子の平均値によってセンサのドリフトを
除去するもので、ドリフト検出用の素子は音叉が入って
いないジャイロと同等であるため、温度変化等の要因で
検出素子側でドリフト成分が信号成分に重畳されて、同
様のドリフト成分もドリフト検出器からも出力される。
そこで、両者の差をとることでドリフト成分をキャンセ
ルできる。
【0004】また、近年角速度センサと他の角度検知素
子を組合せることにより、ランダムノイズやドリフトノ
イズをキャンセルする方法が、例えば特開平5−719
64号に提案されている。この公報では、角速度センサ
と地磁気センサを用いて正確な方位角の算出を行ってい
る。これは角速度センサの信号を積分して得られる角度
信号を、地磁気センサから得られる角度信号から減算す
ることにより、地磁気センサから出力される信号中に含
まれる外乱成分を除去し、正確な方位角を求めるもので
ある。
【0005】また、確率的に変動するドリフトをカルマ
ンフィルタのような非線形フィルタで予測することで、
高精度な角度算出を行う方法が、例えば特開平3−18
8317号公報に提案されている。この公報では、角速
度センサと地磁気センサからの出力を読込み、これらの
値と過去の推定角度から現在の角度を算出し、その際角
速度センサからの検出信号をオフセットのずれを含めた
形で信頼性の高い判定を行っており、その際にカルマン
フィルタ理論を用いている。このカルマンフィルタ理論
では、3軸角速度センサの出力をカルマンフィルタで演
算処理することにより、ノイズ成分を効果的に除去でき
る。
【0006】しかし、上述した従来技術のち、複数のセ
ンサを組合せることにより補正を行うものでは、複数個
のセンサを用いているから装置構成が複雑になり、コス
トが上昇するという欠点がある。
【0007】一方、カルマンフィルタで検出信号から真
の検出信号を推定する場合には、計算量が莫大になるた
め、リアルタイムでセンサからの検出信号を処理するた
め、DSPやRISC等の高性能なディジタル信号処理
装置を用いる必要があり、コストが上昇するという欠点
がある。
【0008】これらの欠点を解決するものとして、特開
平7−324941号公報(以下、従来技術という)に
示すようなオフセットドリフト補正装置が知られてい
る。
【0009】この従来技術によるオフセットドリフト補
正装置は、角速度を検出する角速度センサと、該角速度
センサから出力される検出信号によって、移動体が旋回
動作中か否かを判定する旋回判定手段と、該旋回判定手
段によって移動体が旋回動作中でないと判断したとき
に、補正角速度を平滑した平均角速度を用いて角速度セ
ンサのオフセットを推定して修正する適応フィルタとか
ら構成されている。
【0010】そして、この従来技術によるオフセットド
リフト補正装置は、角速度センサからの出力とその時刻
で推定された適応フィルタからの出力の差が推定値の誤
差量となり、この値を平均化して、前記旋回判定手段で
旋回中でないと判定したときだけ、適応フィルタを用い
て更新する。これにより、十分な時間経過後には角速度
センサのオフセットレベルが適応フィルタからの出力に
収束し、推定オフセットレベルを角速度センサから差し
引いた補正角速度を正確な角速度として処理することに
よって検出信号が温度ドリフトするのを防止し、ドリフ
ト成分をキャンセルすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
るオフセットドリフト補正装置では、適応フィルタから
の出力は常に角速度センサから出力される検出信号より
も低い値に設定して、検出信号中のドリフト成分を除去
することができる。
【0012】しかし、この従来技術では、旋回判定手段
によって移動体が旋回動作中でないと判断したときであ
っても、検出信号と適応フィルタ出力との差は零にオフ
セットすることができず、確実なオフセット調整を行う
ことができないという新たな問題がある。
【0013】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は簡単な処理によって、検出信号
中のドリフト成分、ランダムノイズ成分等の除去するこ
とのできる外力計測装置を提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明による外力計測装置は、被測定
物に加わる外力を検出信号として検出する外力検出手段
と、該外力検出手段から入力される検出信号を所定時間
毎に読込み、読込信号値として出力する信号値読込手段
と、該信号値読込手段による読込信号値から外力が加わ
っていない場合に定められる零信号値を減算した減算値
と予め設定された第1の閾値とを比較することにより、
該外力検出手段に外力が加わっているか否かを判定する
外力作用判定手段と、該外力作用判定手段によって前記
外力検出手段に外力が加わっていないと判定した場合に
は、前記読込信号値を新たな零信号値として更新設定す
る零信号値更新設定手段と、前記信号値読込手段による
読込信号値から該零信号値更新設定手段で更新設定した
零信号値または更新設定していない零信号値を減算した
減算値と予め設定された第2の閾値とを比較することに
より、該減算値が当該第2の閾値より小さいか否かを判
定する減算値判定手段と、該減算値判定手段で減算値が
前記第2の閾値より小さいと判定した場合には前記減算
値を零に設定する減算値零設定手段と、該減算値零設定
手段により減算値を零に設定した場合であっても否であ
っても、前記読込信号値から零信号値を減算した減算値
を積分する積分手段とから構成したことにある。
【0015】上記構成により、外力検出手段から出力さ
れる検出信号はアナログ信号として出力され、信号値読
込手段では、このアナログの検出信号を所定時間毎に読
込むことにより、断続的な読込信号値として読込む。一
方、外力作用判定手段では、信号値読込手段で読込まれ
た読込信号値から外力が加わっていない場合に定められ
る零信号値を減算した減算値と第1の閾値とを比較し、
零信号値更新設定手段では、第1の閾値よりも減算値が
小さいときには、前記読込信号値を新たな零信号値とし
て更新設定する。
【0016】また、減算値判定手段では、読込信号値か
ら更新設定されていない現状の零信号を減算した減算
値、または読込信号値から零信号値更新設定手段で更新
された新たな零信号を減算した減算値と、予め設定され
た第2の閾値とを比較し、減算値零設定手段では、該減
算値が第2の閾値よりも小さいときには該減算値を零に
設定する。
【0017】さらに、積分手段では、減算値零設定手段
で減算値を零に設定した場合でも、設定しなかったいず
れの場合でも、減算値に基づいて被測定物に作用した外
力を積分する。これにより、外力検出手段から出力され
る読込信号値中のドリフトによる拡散を防止できると共
に、外力検出手段に外力が加わっていないときには減算
値を零に設定でき、積分手段で演算される減算値は、零
を基準とした計測信号として出力することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態を
添付図面に従って詳細に説明するに、図1ないし図3は
本発明による実施例を示すに、外力計測装置として角速
度計測装置を例に挙げる。
【0019】図中、1は本実施例による外力検出手段と
しての角速度検出部を示し、該角速度検出部1は被測定
物となる移動体(図示せず)に設けられ、該角速度検出
部1は、コリオリ力を用いて角速度を検出するジャイロ
センサ等からなる角速度センサ2と、該角速度センサ2
の出力側に接続されたアナログ増幅回路3とから大略構
成されている。また、前記アナログ増幅回路3からは角
速度センサ2に加わる所定軸周りの角速度による変化に
対応した検出信号(アナログ信号)として後述の信号処
理部4に出力する。
【0020】4は例えばマイクロコンピュータ等から構
成された信号処理部を示し、該信号処理部4は、前記ア
ナログ増幅回路3から読込んだアナログ検出信号を所定
時間毎に読込むと共に、アナログ信号をディジタル信号
に変換するA/D変換回路5と、該A/D変換回路5の
次段に設けられ、後述する処理により補正後の角速度を
演算する演算回路6と、該演算回路6に接続されて該演
算回路6との間で情報の入出力を行うべく、後述する第
1の閾値ΔV1 、第2の閾値ΔV2 、初期時の零信号値
V0 、図2に示す処理プログラム等が記憶された記憶回
路7と、前記演算回路6の次段に設けられ、後続の回路
に計測信号を出力する信号出力回路8とから大略構成さ
れている。
【0021】なお、記憶回路7内の零信号値V0 は、本
装置が作動する前では予め角速度検出部1に外力が加わ
っていないときの零信号値V0 を記憶し、既に作動した
後では、前回の処理によって設定された零信号値V0 を
記憶している。
【0022】一方、前記信号出力回路8はディジタルイ
ンターフェースにより構成され、所定のフォーマット
(例えば、RS−232C)で外部の装置(図示せず)
等に接続されている。
【0023】ここで、図2の処理プログラムに基づいて
本実施例の処理動作について説明する。
【0024】まず、ステップ1では、初期時の零信号値
V0 を記憶回路7より読出す。なお、この零信号値V0
は、本プログラムを最初に実行する前における零信号値
V0はバックアップ値として予め設定された初期時の零
信号値V0 であり、既に角速度計測装置として使用済の
場合には、前回の信号処理によって設定された零信号値
V0 が初期時の零信号値V0 となる。
【0025】次に、ステップ2では、所定時間毎(例え
ば、20mS)に角速度検出部1から出力される検出信
号を信号値Vinをもった読込信号値(以下、読込信号値
Vinという)として読込み、ステップ3では、移動体に
角速度が加わっているか否かを判定すべく、読込んだ読
込信号値Vinから初期時の零信号値V0 を減算し、この
減算値(Vin−V0 )と予め設定された第1の閾値ΔV
1 とを比較する。
【0026】ステップ3で「YES」と判定した場合に
は、移動体に角速度が加わっていないとして零信号値V
0 を更新設定すべくステップ4に移り、「NO」と判定
した場合には、更新を行わずに現状の零信号値V0 のま
まステップ5に移る。
【0027】ここで、ステップ4では、この読込信号値
Vinを零信号値V0 に更新設定して記憶回路7に記憶す
る。この零信号値V0 は、読込信号値Vin中のドリフト
成分を相殺した値となる。
【0028】さらに、ステップ5では、再度移動体に加
わる角速度が実質的に零値とみなせる値か否か、即ち減
算値を零値に設定するか否かを判定すべく、読込んだ読
込信号値Vinから現状(初期時)の零信号値V0 また
は、ステップ4で更新された新たな零信号値V0 を減算
する。この上で、このステップ5では、減算値(Vin−
V0 )と予め設定された第2の閾値ΔV2 とを比較す
る。
【0029】ここで、ステップ5で「YES」と判定し
た場合には、ステップ6に移り、この減算値は実質的に
零値と認定される範囲内にあるから、減算値(Vin−V
0 )=0に設定し、次のステップ7に移る。
【0030】ステップ7では、減算値(Vin−V0 )が
第2の閾値ΔV2 より大きく、ステップ5で「NO」と
判定した場合、またはステップ6で(Vin−V0 )=0
に設定した場合のいずれにおいても、減算値(Vin−V
0 )を積分して変位角度θとなる計測信号を得る。
【0031】この場合、ステップ7の演算では、ステッ
プ6で、減算値(Vin−V0 )が第2の閾値ΔV2 より
小さいために、Vin−V0 =0と設定した場合でも、θ
=0となるように積分処理を行うものであるから、減算
値(Vin−V0 )は、読込信号値Vin中のドリフト成分
とノイズ成分を除去したものとなる。このため、ステッ
プ7の演算で得られる変位角度θはこれらの誤差分を補
正した計測信号値とすることができる。
【0032】なお、前記第1の閾値ΔV1 と第2の閾値
ΔV2 の設定方法に関しては、該第1の閾値ΔV1 は、
角速度検出部1から出力される検出信号に含まれるラン
ダムノイズの振幅より大きめに設定され、第2の閾値Δ
V2 は静止時の角速度検出部1から出力される検出信号
の変化率より大きめに設定されている。
【0033】次に、図3の波形図に基づき、本実施例に
よる角速度計測装置の具体的な作用について、図2の処
理との関係で説明する。
【0034】まず、図3中で上段の(イ)は角速度検出
部1から信号処理部4に入力される読込信号値Vinで、
中段の(ロ)は零信号値V0 、中段の(ハ)は積分され
る前のドリフト成分を除去した減算値(Vin−V0 )を
示し、さらに下段の(ニ)は計測信号値(変位角度θ)
を示している。
【0035】まず、読込信号値Vin中には、温度変化、
経時劣化等によってドリフト信号Dが重畳しているた
め、このドリフト信号Dを傾きとした波形となる(図3
中の(イ)参照)。
【0036】そこで、零信号値V0 は、前述したステッ
プ3,4の処理により、減算値(Vin−V0 )が第1の
閾値ΔV1 よりも小さい場合、即ち領域a,aのときに
は、ステップ4の演算によりその時点での最新のVinを
新たな零信号値V0 として更新設定し、減算値(Vin−
V0 )が第1の閾値ΔV1 よりも大きい場合には、零信
号値V0 の更新を禁止し、現状の零信号値V0 を維持す
る(図3中の(ロ)参照)。
【0037】さらに、変位角度θを検出するために積分
される減算値(Vin−V0 )は、前述したステップ5,
6の処理により、減算値(Vin−V0 )が第2の閾値Δ
V2よりも小さい場合には、角速度検出部1に角速度が
加わっていないと判断し、Vin−V0 =0とする(図3
中の(ハ)参照)。このように設定することで、信号に
含まれるランダムノイズ成分を除去できる。
【0038】これにより、読込信号値Vin中のドリフト
成分とランダムノイズ成分とを除去した信号(減算値)
にでき、この信号をステップ7のように、積分すること
により正確な変位角度θを検出することができる(図3
中の(二)参照)。
【0039】また、この処理では読込信号値Vinの低周
波変動に合わせて零信号値V0 を更新設定しているの
で、ドリフト成分のように低周波成分を含んだノイズに
対して効果的に除去することができる。
【0040】さらに、ステップ5の処理では、減算値
(Vin−V0 )が零とみなす範囲内にあるときに、この
ノイズ分を除去するオフセットを行うようにしたから、
(図3中の(ハ)のように、減算値(Vin−V0 )は、
零を基準とした波形とすることができる。
【0041】一方、ステップ7で積分される減算値(V
in−V0 )は、ステップ3,4の処理によってドリフト
成分を相殺した零信号値V0 に対してオフセット調整を
行っているから、読込信号値Vin中のノイズ成分を確実
に除去することができ、図3中の(ニ)のように、正確
な計測信号値(変位角度θ)を得ることができる。
【0042】かくして、本実施例による角速度計測装置
では、読込信号値Vinと零信号値V0 の減算値によっ
て、該角速度検出部1に角速度が加わっていないと判定
したときに新たな零信号値V0 に更新設定することによ
り、読込信号値Vin中のドリフト成分を相殺する零信号
値V0 を設定することができる。
【0043】また、再度、読込信号値Vinから現状の零
信号値V0 を減算した減算値、または読込信号値Vinか
ら更新設定された零信号値V0 を減算した減算値によっ
て、読込信号値Vin中のノイズをオフセット調整するよ
うにしたから、この減算値を零を基準とした信号として
出力することができ、読込信号値Vin中のドリフト成分
とランダムノイズ成分を共に除去でき、正確な角速度に
対応した減算値を積分することにより、移動体(被測定
物)の変位角度θを図3中の(ニ)に示すような計測信
号値として出力することができる。
【0044】さらに、本実施例は前述したように、読込
信号値Vin中のドリフト成分を除去すると共に、零信号
値設定を確実に行うことができるから、従来技術による
オフセットドリフト補正装置に比べて、角速度検出部1
に角速度が加わっていないときの読込信号値Vinを確実
に零にすることができ、正確な角速度検出を行うことが
できる。
【0045】なお、前記実施例では、図2中のステップ
2が信号値読込手段、ステップ3が外力作用判定手段、
ステップ4が零信号値更新設定手段の具体例であり、さ
らにステップ5が減算値判定手段、ステップ6が減算値
零設定手段、ステップ7が積分手段の具体例である。
【0046】また、前記実施例では、外力検出手段に角
速度を検出する角速度検出部1を用いたものについて説
明したが、本発明はこれに限らず、加速度を検出する加
速度センサを用いたものでもよく、この場合には変位角
度を検出するためには、積分を2度行えばよい。また、
外力検出手段に速度センサを用いて、この読込信号値を
1回積分して変位位置を検出することに用いることもで
き、種々の外力を検出して必要な量を検出するのみ用い
ることができる。
【0047】さらに、前記実施例では、ステップ2で検
出信号を所定時間(例えば、20mS)毎に読込むよう
にしたが、本発明はこれに限らず、読込みタイミング
を、例えば、10mS,20mS,30mS,…と変化
させてもよく、この場合には、検出信号の変化が急なと
きには読込みタイミングを短くし、緩やかなときには読
込みタイミングを長くすればよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、零信号値更新設定手段では、外力検出手段に外力
が加わっていないことを、外力作用判定手段で読込信号
から零信号値を減算した減算値と第1の閾値とを比較し
て判定することにより、読込信号値を読込信号値中のド
リフト成分を相殺した新たな零信号値として更新設定す
る。また、減算値判定手段では、読込信号値から零信号
値を減算した減算値と予め設定された第2の閾値とを比
較することにより、読込信号値が第2の閾値より小さい
ときには減算値零設定手段によって該減算値を零に設定
するように構成したから、減算値演算手段によって被測
定物に作用した外力を演算するとき、読込信号値中のド
リフトによる拡散を防止できると共に、外力検出手段に
外力が加わっていないときには減算値を零に設定でき、
減算値を零を基準とした出力とすることができ、読込信
号値中のランダムノイズ成分を補正した出力として、正
確な読込信号値を出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による角速度検出装置のブロッ
ク図である。
【図2】実施例による信号処理を示す流れ図である。
【図3】角速度検出部から出力される読込信号値、零信
号値、減算値、計測信号値を示す波形図である。
【符号の説明】
1 角速度検出部(外力検出手段) 2 角速度センサ 3 アナログ増幅回路 4 信号処理部 5 A/D変換回路 6 演算回路 7 記憶回路 8 信号出力回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に加わる外力を検出信号として
    検出する外力検出手段と、 該外力検出手段から入力される検出信号を所定時間毎に
    読込み、読込信号値として出力する信号値読込手段と、 該信号値読込手段による読込信号値から外力が加わって
    いない場合に定められる零信号値を減算した減算値と予
    め設定された第1の閾値とを比較することにより、該外
    力検出手段に外力が加わっているか否かを判定する外力
    作用判定手段と、 該外力作用判定手段によって前記外力検出手段に外力が
    加わっていないと判定した場合には、前記読込信号値を
    新たな零信号値として更新設定する零信号値更新設定手
    段と、 前記信号値読込手段による読込信号値から該零信号値更
    新設定手段で更新設定した零信号値または更新設定して
    いない零信号値を減算した減算値と予め設定された第2
    の閾値とを比較することにより、該減算値が当該第2の
    閾値より小さいか否かを判定する減算値判定手段と、 該減算値判定手段で減算値が前記第2の閾値より小さい
    と判定した場合には前記減算値を零に設定する減算値零
    設定手段と、 該減算値零設定手段により減算値を零に設定した場合で
    あっても否であっても、前記読込信号値から零信号値を
    減算した減算値を積分する積分手段とから構成してなる
    外力計測装置。
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